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本校『学園だより』の変遷と実状

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長野工業高等専門学校紀要第 3 4 号 ( 2 0 0 0 ) 1 3 5

本校 『学園だより』の変遷 と実状

第 2 報   保 護 者 の 受 け 止 め 方 と 今 後 の 在 り 方

倉澤英夫 山田達朗 小澤志朗 曾田友紀子 長坂明彦 芳賀武 大矢健一 松岡保正

大西浩次 川口修一 三尾敦

A Brief History of Nagano Kosen Public Relations Newsletter, 

"Gakuen Dayori", and Its Image Today

2nd Report: Parents'Thoug hts on t he Newsletter, and Future Direction Hideo KURASAWA Tatsuro YAMADA Shiro OZAWA Yukiko SODA

Akihiko NAGASAKA Takeshi HAGA Ken'ichi OHYA Yasumasa MATSUOKA Kouji OHNISHI Shuichi KAWAGUCHI Atsushi MIO

キーワー ド:学園だより,広報誌,保護者,アンケー ト,展望,学園だより編集委員会

1 .まえがき

『学園だより』が作 り上 げているコ ミュニティ の最も基本的な構成員は,学生 ,教職員,保護者 である.そ して 『学園だよ り』の企画 ,編集には 常にそれ らを意識 し,直接 ,間接学校運営,教育 に員献することを目指 して行ってきている.

ところで,この保護者への配布は,昨年度まで クラス担任から学生にそれぞれ 2 部ずつ渡 し,そ の 1 部 を学生か ら手渡す方法で行って きた.これ に閑 し最近一部委員の中か ら , 「 教室,あるいは 学寮内で多 くの 『学園だよ り』 が所有者不明で 置かれていることなどから,かな りの割合で保護 者に渡っていないことが懸念される」 といった意 見が聞かれた.

*

1

機械 工学 科教授

*2 電気工学科教授

*3 ‑般科教授

*4 ‑般科助 教授

*占 機械 工学科助 教授

★6 電子制御 工学 科教授

*7 電子情報 工学科講師

*8 環境都市 工学科教授

*9 学生課長

*10

技術室第‑技術 班

原稿受付 2 00 0 年 1 0 月 27 日

このことを踏 まえ今年度 4 月か ら,よ り確実に 保護者の手元に 『学園だよ り』が届 くように,直 接保護者宛てに配送す ることに した.併せてこれ を機 に今年度 2 回 目の配送の際 ,『学園だ よ り』

について保護者が どの ように受け止めているかの アンケー ト調査を行った.この第 2 報ではその結 果を中心に報告 し,さらに,それ らの意見を参考 にして ,『学園だ よ り』の問題点,あるいは,今 後 どうあるべ きかについての考察 も行 った.

2. アンケー ト調査の結果 と分析 保護者 を対象に,平成 1 2 年 7 月,『学園だよ り』に関 して ,16 項 目にわたるアンケー トを実 施 した.その結果 をと りまとめ,若干の分析を行

った.

1.学年 ( 学生), 2. 性別 ( 学生), 3 .地域 ( 保護者) ,4. 住居 ( 学生)をお書 き ください.

回答者はクラスごとに学生名辞の偶数番号の上 位 15 名を選出 した.各学年は 5 クラスで 75 名, 全学年では 375 名 にア ンケー トを依 頼 し ,260 名か ら回答があ り,回収率は 69. 3% となった.

学年ごとの回収率を図 1 に示す.

回答者のうち 自宅 と自宅外 ( 崇 ・アパー ト)

学生の保護者が占める比率は,それぞれ 56% と

(2)

1 3 6 倉揮・山田・小津 ・曾田・長坂 ・芳賀 ・大矢 ・松岡・大西 ・川口・三尾 44% であった. 全学生における両者の比率は 61%

と 39% なので,今回の アンケー トは 自宅外か ら の回答率がやや高めになってい る.なお , 1.2 学年の 自宅外学生は全 員寮生である.また ,女子 学生の保護者が回答者 に占める割合は 1 6. 2% で , 全学生 中の女子比率 15. 9% に一致 した.以上 よ

り,ア ンケー トの回答か ら,本校の全保護者が 『学 園だよ り』 に対 して受 けとめている一般的な傾 向 を,推定することは可能である.

E 3自宅 山東 ロアパート 5 学年

4 学年

3 学年 2 学

1 学年

O X 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

図 1 アンケー ト回収率

5 .この 『学 園だ よ り』は昨年度 まで年 4 回発 行 され ,学生か ら保護 者の方に渡すようになって いましたが,その ときの様子をおたずね します .

① ほぼ毎回受け取 る ②大体受 け取 る ③ あま り 受け取 らない ④受け取 らない

受取 り状況は,学生が学校か らの刊行物 を保護 者に渡そうとす る意志の強弱をあ らわ している.

また,『学 園だ よ り』 を どの程度重視 してい るか のバロメータ ともみなせ る.

図 2 をみ ると,全般的な傾向 と して約 85%が 保護者に渡 してお り,予想外の高率であった.

E 3 ① t d② E )③ E ] ④ 5 学年

4 学年 3 学年

2

学年

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % I O O X 図 2 『学園だより』の受取状況 注)凡例の①,②,③.④はそれぞれ回答番 号に対応 している.以後の図面も同様である.

概 して低学年は どよ く渡 している.図 3 も参照 して,学年 ごとの特長 を挙 げる.

2学年寮生をみ ると , 「あ ま り受け取 らない」,

「受け取 らない」 を含めると,ほとん ど渡 してい ない者が 4 人に 1 人い る. 2 学年にな り帰省 しな い寮生が増加 したためであろう. 3 学年は 5 学年 に次いで 「ほぼ毎回受けとっている」が少ない . 4 学年は進路関連の記事 に関心を持 ってい るため か,確実 に渡 している学生が,自宅 ・自宅外 とも 多い . 5 学年になると積極的に渡 している学生が 少な くな り,自宅外学生では 3 分の 1 が 「ほ と ん ど渡 していない 」. 進路 も決 り,帰省 しない学 生が多いためであろう.

つ ぎに,女子学生をみると,図 4 に示すように, 男子に比べ積極的に渡 してお り,特 に ,2,3 学 年の保護者の 8 割は 「ほぼ毎回受け取 っている」

と回答 してい る.

E n① L l② E )③ E l ④

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

図 3 『学園だより』受取状況 (a) 自宅 E 3① E② □③ E l ④

5 学年

4 学

3

学年

2 学年

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % 図

3

『学園だより』受取状況

(b)

自宅外

E 3① L i② E )③ E 3④

O X 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

Pl 4 F学園だより』受取状況 .性別

(3)

本校 r 学園だよりJの変遷 と実状 第

2

6. 『学園だよ り』 を保護者の方にお送 りするこ とについて,どう思い ますか.く 理 由な どがあれ

①非常によい ② よい ③それほど必要とは恩は ない ④不要

全学年の平均 をとると , 「非常によい 」3 8% ,

「よい」48% , 「それほ ど必要 とは思わない」1 1 %,

「 不要」3%で,配送 を評価 している回答が 8 6%

を超え,高い支持を得てい る.図 5 をみると,低 学年ほど賛成が多かったが,一方,従来の手渡 し に慣れている高学年では疑問視 ,不要の声 も目立 って くる.

1‑3 学年では回答者のうち 3 割 ,4・5 学年 で 4 割程度が文章で賛否の理 由を記入 していた.

これ らの記述回答をあわせて,さらに検討する.

E 3① P ) ② E )③ E 3 ④

5 学年

4

学年 3 学年 2学年 1 学年

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % 図 5 『学園 だよ り』配送の評価

1 学年の保護者は,全学年のなかで突出 して配 送を望む声が多い.アンケー トを実施 した 7 月の 時点ではまだ学校のことが よ く分か らず,『学園 だより』を貴重な情報源 とみな してい るのであろ う. 2 学年か ら , 「 それほ ど必要 とは思わない」

との意見が出始め,4 ・5学年になると,記述回 答者の 4人に 1 人 ( 25%程度)が , 「それほど必 要 とは思わない」,あるいは 「不要」 と答 えてい る.これは,確実に渡 していた学生が多かったた めであろう.

全学年を通 して配送 を評価す る主な理 由は ,

「 早 く確実に受け取れ,読めるか ら」 , 「 学校の様 子を知 ることができるか ら」 という 2 つに集約 さ れる.

不要であるとする主な理 由は 「 経費節約」にあ る机 「学生への教育的視点か らも,配送するこ とに再考が必要.親子の対話にも利用 している」

という意見 も規つかあった.また,配送を 「よい」

とする保護者の中にも , 「 学生が持 って帰れば,

1 3 7 余分なお金をかけな くてすむのに」 との回答 も数 通あった.

住居別に賛否を示 した図 6 (a) ,(b)を比べ ると,やは り全体では自宅外学生の保護者ほど, 配送を評価する回答が多かった.また,図 7 よ り, 女子学生に比べ ると,男子学生の保護者の方に評 価する声が多い.前項で示 したように,保護者に 渡 していた割合は,女子の方が男子よ り多いこと が背後にある.

「配送の賛否」 と 「今 まで手渡されていたか ど うか」との問には強い相関関係がある.一方,『学 園だよ り』に対する 「関心の深さ」 と 「 配送を評 価する」ことの間には,必ず しも相関関係は存在 しない ようであ る.「 持 ち帰 り,家庭で話題 にす る教育的価値」 を指摘 した声か らは,『学園だよ り』が届 くのを待 って,読んでいる保護者の姿が 浮かんで くる.

t a( 》 F l② E )( 塾 E ) ㊨

5 学年 4 学年 3学年 2学年 1 学年

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % 図 6 『学園だ よ り』配送 の評価 ( a)自宅

E 3① ℡② E ]③ E )㊨

5 学年 4 学年 3学年 2学年 1 学年

0 % 2 0 %

40% 6 0 % 80%

1

00%

6

『学園だ よ り』配送 の評価

(b)自宅外

I E a① ロ② t = ③l

0 % 2 0 % 40 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

B)7 『学園だ よ り』配送 の評価 ・性別

(4)

1 3 8 倉揮・山田・小津・曾田・長坂・芳賀・大矢・松岡・大西 ・川口・三尾 配送に対する回答を上記のように分析 したが,

全体を僻轍すると,回答者の 9 割近 くが配送に賛 成 している状況を確認できた.なお,保護者か ら 寄せ られた意見の中に , 「 通学生以外の保護者, あるいは希望者だけに発送」 , 「 有料になってもよ い」 , 「 兄弟 ( 姉妹)の 2 人がお世話になっている ので , 1 部配送でよい」 , 「もっと安い方法で送れ ないか」な どの提言もあった.

・ 7 .前臥 今回 とお送 りした 『学園だよ り』を読

① よく読んだ ②大体読 んだ ( 診ほとんど読 まない

④全 く読 まない

全学年 を平均すると , 「よく読んだ」が 46% ,

「 大体読んだ」が 53% で,図 8 に示すように, ほぼ全員が読んでいる.『学園だよ り』 に強い関 心を持 っていることが分かった.また,自宅外学 生の保護者の方が若干 よく読む傾向がある. 特に, 1学年では,自宅で話 し合う機会が少ない寮生保 護者をと りあげると , 「よ く読 んでい る」 との回 答が 6 割 にも及んだ.

E 3① q② E )③ E 3④ 5 学年

4 学年

3

学年

2 学年 1 学年

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 % E) 8 『学 園 だ よ り

」 を読 ん だ か

8. で きばえについておたずね します.(よい点, 悪い点など具体的なところがあれば,お書 きくだ

① よ くで きてい る ② まあ まあよ くで きてい る

③それほどよくない ④できばえが悪い

学生の住居別,性別 に関係な く,図 9 に示 した ように,全学年をとお して 6 割以上が 「よ くで き ている」 と答え , 「 それほどよ くない」 , 「わるい 」′

を選んだ回答はなかった.特に ,5 学年の保護者 の 8 割近 くが 「よ くで きている」と評価 してお り.

入学以来 1 8通の 『学園だよ り』を受取ったうえ での感想 として,重みがある.

具体的によい点,悪い点を記述 した回答は 1 学 年か ら 5 学年 までで 3 9 件あったが,改善点を指 摘 した 1 件 を除 くと,全てよい点を挙げていた.

企画 ・内容の評価 としては,

・校内によ く目が行 き届いてお り,学校の様子が よく分かる.

・高専について尋ね られたときも紹介の参考にな ります.

・スポーツの記録,資格取得な どの活躍もよく分 かる.

に要約され る意見が数多 く寄せ られた.

つ ぎに多かったのが,進路に関 してで,

・学生や保護者が一番必要 とする就職,編入学な どに閑 し, 実体験にまつわる話題が参考になる.

に代表され る.また,その他に,

・進路 ,学生活動などについて,子供が話 して く れないことがよ く分かる.子供に対 して 目線を 同一に して ,一層深みのある会話や,親 として の指示 ・指導ができ,大変参考にな ります.

などの回答 もあった.

レイアウ トに関 しては , 「 表紙 も含めてカラー 写真が素晴 らしく,豊富に使われている」 との評 価が多かった.

上記の回答には,保護者の好意的な見方が出て いるとも考えられるが,広報誌 として高い評価 を 受けていることは,『学園だよ り』の編集方針 と 内容が強 く支持されていることの証である.学校 の日頃の教育 ・研究にかける熱意が誌面を通 して 保護者に伝わ り,高専のイメージアップにつなが る 『学園だ よ り』 とな るよう , 「 読んでみた くな る企画」 , 「 読みやすい レイアウ ト」に腐心 して き た歴代か ら現在に至る編集委員会の蓄積が大きい.

両 t l ②1

5 学年 4 学年

3

学年

2 学年 1 学年

O X 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

図 9 『学 園 だ よ り』 の で きば え

(5)

本校 r 学園だより』の変遷と実状 第

2

報 しか し , 「レイアウ トが単調です.見せ る,読

ませるためには誌面にメリハ リを !フォン ト,段 級,写真の大小など,バ リエー ションがもっとあ ればと感 じます」 との専門家的な指摘 もあった.

『学園だよ り』は宣伝 を旨とす る業界紙 とは異な るが,貴重な提言として今後の参考 としたい.

9. この号 ( 第 104 号)で特 に興味があ り,よ

①表紙 ②進路 について ( 特集) ③オ リエンテ ーション (1 ・3 学年) ④長野マラソン,ホー ムステイ ⑤大会結果 ,部 同好会,学生会な どの 役員名簿 ⑥インター ンシップ ( 9リサイクル関 連 ⑧研究成果報告 ⑨お知 らせ,校内短信

図 1 0 に示 したように,いずれの学年でも 「 進 路」に対す る関心が突出 して高い.アンケー トの 回答者 2 5 9 名のなかで 2 1 9 名が選択 してお り , 8 5%

にも達 している.しか しなぜか ,3 学年が落ち込 んでいるが,明確な原因は不明である.なお,こ の質問は 2 項 目選択 となってい るが ,3 学年では,

1 項 目しか回答 しなかった場合が 目立ち,延べ人 数は少ない .つ ぎに,進路 と大 きく関わ りをもつ

「インター ンシップ」に対 して も関心が深 く ,5 4 名が選択 してい る.

「オ リエ ンテーション」 に関 しては,該当学年 の保護者が注目してお り ,5 学年ではゼロであっ た.保護者が自分の子供を中心に,関連のある記 事に注 目す るという事実を示 している.

以上の 3 項 目が,特に興味をもって読 まれてお り,それ以外は万遍な く読んでいるようである.

0 0 0 4 3 2

Y

で 剖

1 3 9

10. 過去の 『学園だ よ り』の記事で,印象に残 1 学年 6件,2学年 1 0 件 , 3学年 13 件 ,4 学 年 7 件 ,5 学年 6 件の計 42 の記述回答があった.

在学生の保護者に,今迄配布 した 『学園だよ り』

は,それぞれの学年で 2 通 〜1 8 通 とな り,第 87 号以後が回答の対象となる. 回答を数の多い順 に,

4 つに分類する.

(1) 進路関係

最多の 1 6 名が挙げてお り,具体的な進路状況, 進路が決まった 5 年生の声 ,先輩のア ドバイスな

どの関連記事である.第 104 号の特集 「高専生 の進路」 を 3 名が指定 した.「毎年 4 月に発行 さ れる 『学園だよ り』を見て,進路について子 ども と話 し合いがで きてよかった」 との回答に尽 きて いる.

(2) 『祝学園だよ り第 100 号』

この号を 10 名が選んだ .「 "長野高専の歩み"

の一連の記事 ( 長野高専への思い,グラビアで見 る長野高専,最近の学生の動向)は盛 りた くさん で面 白く,見応 えがあった」が,代表的な意見で ある.第 1 00 号記念の 『学園だ よ り』は,第 1 報にも記述 したように,文部省か ら広幸 艮誌の レイ

アウ ト部門で表彰を受けてお り,保護者にも印象 が鮮明で好評であった.編集委員会 としても全委 員が分担 し,総力を投入 した号で ,3 2 頁の稔 カ ラーである.

(3)2‑3 名が指摘 した記事

内容は多岐 に渡 ってい る.国際交流 (第 102 号の留学生のお国自慢),校長挨拶 ( 入学式,袷 E 31 学年 ロ2 学年 E 33 学年 口4 学年 T5 学年

21 9 名

48名

5 4名

一 ヽ ′ ヽ ノ ウ 30名 二 三 ; ≡ ≡ ウ史女

9q女

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧

図 1 0 『学園だより』第 1 04 号で興味のあった記事

(6)

1 4 0 倉揮・山田・小津 ・曾田・長坂・芳賀・大矢・松岡・大西・川口・三尾 業式),課外活動 ( 部活軌 プロコン), 担任紹

介,エ嶺祭,ボランテ ィア,リサイクルな どを挙 げている.

(4)その他の記事 ( 各 1名)

自分の子 どもが登場 ,あるいは関連 した記事 を 挙げる声が 目立 った.「今回のインター ンシ ップ にいった経験談のように,若い学生諸君の会社 に 対する新鮮な見方,考え方,あるいは感動が伝わ って くるような記事は大変良い と思います」 , 「 入 学 して最初 に手 に した 『学園だ よ り』.すみか ら すみまで読みま した」 , 「印象に残ったのは,やは り息子の記事 ( 写真のア ップ)が載っていたとき のものです.これは保護者達の本音です.学園だ よ りが届いて,まず目を通 した ときに,自分の子 供が基準になると思うので,特 に,写真な ど 1 人 でも多 くの学生を載せて頂けると嬉 しく思います.

寮にいると,どんな顔で過 ごしているのか・ ‑ と」

l l.以下のような区分で,どんな記事に特 に関心

①学校の運営方針 ②学習 ・行事関係 ③課外活動

④寮生活 関係 ⑤進路状 況 ⑥教職員の活動 ・教 育 ・ 研究 ⑦先輩 ・ 後援会 ・同窓会 ⑧関係機関 ・ 周囲の紹介

図 1 1に, 寄せ らた回答を学年ごとに示 したが,

「 進路状況」と答えた保革者が断然突出 してお り, 2 5 9 名中 2 1 2 名が選択 した.先に 『学園だよ り』

第 1 0 4 号で興味があった記事 として 「 進路」を選 んだ答 えと,ほぼの同率の 8 2% である.すで に 進路が内定 している 5 学年以外は,どの学年も大 体同数である.保護者にとって,子 どもの高専卒

業後の進路が,最大の関心事である.高専に子 ど もを入学 させた動機を,明確に示 している.

つぎに 「学習 ・行事関係」をどの学年も 2 番 目 に挙げてお り,低学年ほど関心が高い.特に ,1 学年は 6 3% が選んでい る.子供が学校生活 に順 応 し,学習の成果 をあげるよう願 っている保護者 の意識がうかがわれる.

3 番 目には 「 学校の運営方針」を選んでお り, 教育方針,教育環境に注 目している.やは り 1 学 年が多いが,他の学年はほぼ同数である.

4 番 目に選択 したのが 「課外括動」である.

部活動 をしている学生の保護者が興味をもってお り,豊かで楽 しい学生生活をお くること望む気持 が現れている . 4 学年が低いのはやや意外である.

以上の 4 項 目が学年 に関係な く,広報誌 と し ての 『学園だよ り』に保護者が最 も関心を持っ分 野で,いずれ も自分の子供が直接関わっている.

あとの分野はほぼ同数である.一見すると 「 寮 生活閑適」が意外 に低かったが,通学生が選択 し なかったため,見かけ上低 くなっているに過 ぎな い.記述式回答に寄せ られた多 くの意見か ら,特 に低学年では,関心が深いことがうかがえる.

上記以外にも,特に高学年の保護者が関心を持 っている分野があった.それは,専門的な知識や 技術を,広 く人間社会のために活かすことので き る人材を育成する,高専本来の役割に関連 した記 事,あるいは,学内の情報を共有することを目指 した記事である.これ らは高専を十分知 るうえで, 欠かせない分野であ り,学生,保護者を読者層 と

して考慮 したとき,特 に学生をリー ドする観点か ら,『学園だよ り』 にとって重要な分野である.

J B l学年 E 12 学年 E )3 学年 E )4 学年 J I5 学年

q

1 Fn . C 1 1L 1

q?史 1 0 8 名

I 27生 38名 48名r l ■ 50名 ■ 一 一

( 9 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧

斑 1 1 『学園だ よ り』で関心のあ る分 野

(7)

本校 r 学園だ よりJの変遷 と実状 第 2 報

1 2. 『学園だよ り』で具体的に取 り上げて欲 しい

1 学年 1 2件 ,2 学年 7 件 ,3学年 1 0件,4 学年 6 件 ,5 学年 1 2件,計 47件の回答があっ た.代表的な意見を記述す る.

(1)勉学,資格 (9 件)

・各学科で どんな ことを学んでい るのか ,それ ぞれの学科の特長 (2 学年)

・各学科 ,各学年で取得可能 な資格紹介 と取得 のためのスケジュール (3 学年)

・留年が多い.しない,させないため,本人 ・親 の日頃の心構え特集 .(3 学年)

(2)クラス,および教師紹介 (7 件)

・各クラスの紹介など,あった方が良い.担任の 先生 とも年 1 回会 うだけでは,人 とな りが分 からない.( 5 学年)各学年 とも同意見多数

・教師の詳 しい紹介 と教育理念 (5 学年) (3)課外活動,部活 (5 件)

・各部 の活動報告, 日頃の様子など.(1学年)同 意見多数

(4)寮関連 (6 件)

・寮の行事,普段の寮生活の様子 ( 1 学年)同様 な意見多数

・子ともがなにも言わないので,客観的な情報 と して取上げて欲 しい.写真も大歓迎 .(3 学年) (5)進路 ・先輩の活躍 (1 6 件)

・進路状況の最新の情報 (3 学年)

・最近 ,卒業後の進路 と して大学編入が増 えて います .編入後の学生 の動 向について も,今 後進路決定の参考資料 として是 非取 り上げて 下さい. ( 5 学年)

・親 としての一番の関心は卒業後のことです.進 学,就職 どち らも気にな ります . 第 1 0 4 号の ように, 卒業生か らの メッセー ジの ような記 事を,是非お願い します.(3 学年)

(6)その他

・専門用語 (ミニ知識的な もの) をシ リーズで 連載 してほ しい.(2 学年)

・現実の社会問題に対 し,高専生はどの程度興味 を持っているのか,あるいはどのように考えて いるのかを紹介する企画.(1学年)

・若いこれか ら日本を背負って立つ高専生が,勉 学,学校 ,会社,日本,世界 について どう考え, 悩み,解決 しようとしているのか. (2 学年)

1 4 1

今後,企画を立案するとき,読者のニーズを知 ることは極めて大切であ り,保護者の生の声には 貴重な多 くの示唆が含 まれてい る.

1 3. 学校の様子 を知 るうえで,『学園だよ り』は

①大いに役立つ ②役立つ ③ あ ま り役立 たない

④全 く役立たぬ

全体でみると , 「大いに役立つ」 , 「 役立つ」 を 含めると 98%に達 し , 「あま り役に立たない」が

2% あった.図 1 2 をもとに,学年別 にみる.

1 学年では 「大いに役立つ」よ り , 「 役立つ」

の方が多 く,また , 「あま り役に立たない」が 5%

あるのが,他学年 と比べ際立っている.ア ンケー ト実施時期が入学 5 ケ月後であ り,学校の様子が 分か らない状態で,まだ 2 回 しか届いていない『学 園だよ り』を読んでも,全体像がつかめない様子 がうかがわれる. 通学生 ,寮生に差 はない こと も,当然であろう.

2 学年になると飛躍的に 「 大いに役立つ」が増 加す る. 1 年間の体験の裏付 けがあ り,『学園だ より』 で学校の様子を再確認で きるためであろう.

4,5 学年は高専生活を理解 し,『学園だよ り』

に頼 らな くても,学校の様子,子供が置かれてい る状況 を把握 しているので , 「 大いに役立つ」が 少な くなるのは妥当であろう.

1 学年以外の学年では,通学生よ り自宅外の方 に役立っていると評価する声がやや多かった.

l E Z① せ② t )③ l

5 学年 4 学年

3 学年 2 学年 1 学年

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 X l o o s

図 1 2 『学園だ よ り』 は役立 って い るか

14. 学園だよ りの存続につ き,お聞 き します.

①是非続けてほ しい ②続けてほ しい ③ どち ら でもよい ④必要ない

図 1 3 をみると,全回答の 6 割近 くが 「是非続

けてほ しい」を選び , 「 続 けてほ しい」も含む と,

(8)

1 4 2 倉揮・山田・小汚 ・曾田・長坂 ・芳賀・大矢・松岡・大西・川口・三尾 95% が存続 を希望 してお り,圧倒的な支持 があ

ることを確認で きた.一方 ,5 学年で 1 割近 く が , 「どち らで もよい」 と答 えてい る.高専 をほ ぼ知 り尽 くしてお り,また卒業 を半年後に控えて いることな どが影響 しているのかもしれない.し か し,『学園だ よ り』に対するコメ ン トとして,

5 学年の保護者か ら

・本人の在学記念のために ,5 年間全部をファイ ルに している.

・他の学生さんたちや,先輩方の括躍をみると, 本人もそれに刺激を受けているのがわか ります.

・『学園だよ り』 もあと少 しとな り,ち ょっ とさ み しい気がする.( 子供が)ほ とん ど帰 って こ ないので,これを読むたびに学校全体の様子が 分かって,助か りました. 5 年間あ りがとうご ざいました.

な どの声が多数寄せ られてい る.なお , 「必要な い」 との回答は,全学 をとお してゼロであった.

住居別に分類すると,低学年ほど自宅外の保護 者が強 く継続 を希望 している.『学園だ よ り』は 本校 と保護者を結ぶ大 きな柱の 1 つである,と考

えられ る. r i ① E L ② E 3 @ J

年 年 年 年 年 学 学 学 学 学 5

4

3 2 1

0% 20% 40% 6 0 % 8 0 % 1

0 0

%

13

r 学園だより』の存続

15. 発行回数,時期 について,ご意見があれば

全学年を平均す ると , 「 現状 でよい 」22 . 4%,

「 増加 」2. 1% , 「 減少 」 1 . 2% ,無回答 68. 0% と なった.無回答 は現状 の年 4 回発行 を是認 して いるとみな しても差 し支えがないであろう.そこ で , 「 現状で よい」 と明記 した回答 を含 めると, どの学年で も実に 95% 前後 に達 した.また発行 時期に関 しても , 「 今迄 どお り長期休暇前が好都 合」 との回答が多かった.休暇に合わせ,年 4 回 発行 している編集委員会の方針が支持 されている

ことを確認できた.

なお,増刊 を希望す る回答 も,全体で 8 件 あ った.「予算の都合がつ けば」 , 「大 きな事件があ った時など,表裏 1 枚でいいか ら発行 を希望 しま す」が代表的な意見である.また,減少は 3 件で あったが , 「編集委員の ご苦労 を思 うと,最低 2 回はお願い します」などの意見も寄せ られている.

16. 『学園だ よ り』に関 してのご意見,ご希望 1 学年 8 件 ,2 学年 12 件 ,3 学年 12 件 ,4 学年 5件,5学年 9件の計 46件の回答があった.

『学園だよ り』への期待,提言,編集委員への 激励 ・ 感謝に分け,代表的な声を以下 に記述する.

なお,配送に関する意見も 7 件あったが,賛否半 ば していた.質問 6 にまとめて記述 してい る.

期待

・子供が 1 年生であるため,親 として学校の様子 は 『学園だより』で知 ることが とても大切だと 思っています.近場な らば,ち ょっとそこまで 感覚でグラウン ドの見学を した り,散歩感覚で キャンバス周辺を散策 した りと,行動範囲を広 げられ ます.しか し,遠 くにいればそうもいか ず,表紙の風景から始 ま り子供たちの様子,先 生の様子,学校の方針,すべて居ながらにして 手に取 るように読 ませていただ き,嬉 しく思い ます.(1学年)

・地区の支部総会や,『学園だよ り』でしか,早 校の情報を得 ることができないので,重要な情 報源となっています.(2 学年)

・大学生の子供 もいるのだが,何 もか も自分でや らない と何 もない,と言っている.もちろん『学 園だよ り』 も,卒業生のメ ッセージもない.聞 くだけの講義にほとほと困 り果てている.『学 園だよ り』を読む と,色々な行事計画があ り, 飽 きないように教えて くだきっているのがよく 分かる.これか らもよろしくお願い します.(3 学年)

提言,問題提起

・選んで入学 したとはいえ,途中でやめてい く学

生がいることや,忙 しい生活 ( 授業の進み方が

早い,休み時間が少ないな ど),また寮生 と自

宅通学生は生活の違いのため友人関係が希薄に

なった り,関心を払いあわず,孤立することは

ないか,精神的な面で満足 しているのかなど,

気になっています.そんな点,学生達はどのよ

(9)

本校 r 学園だ よ り』 の変遷 と実状 第 2 報

うにしているのか,知 ることはできるで しょう か.(1学年)

・学園内で対処 に苦慮 してい る点 も,知 らせ て ほ しい.(2 学年)

・優れた成果の発表は大変よいが,優れた成果 を 出 し得ない者の顔が見えない不満がある.一年 間の問にどんな形でもよいか ら,ほとん どの学 生の意見や .顔が見える工夫が欲 しい.(3 学 年)

・学生 ・親へのアンケー トの実施 と,その結果の 公開など.(3 学年)

・学生の感想や,先生方,先輩のコメン トなどの 欄は,もう少 し "くだけた本音' 'も聞きたい と いつも思います.少 し違 う角度で,真面 目な部 分 とは別の記事があってもよいのでは .(5 学 年)

激励,感謝

・毎回楽 しみに しています.これだけ内容の充実 したものを編集,発行することはご苦労が多い ことと思います.是非続 けて ください.(2学 年)

・ご苦労の割に,読み捨て られやすい分野だと思 います.しっか り読みますので,これか らも頑 張って ください.(3 学年)

・下伊那 に住 んでお り,学校 の様子が よ くわか らず,『学園だ よ り』が楽 しみで した.卒業 ま であ とわずかにな りま した .本 当にあ りが と うございま した.(5 学年)

広報誌としての 『学園だより』には,第 1 報の 編集方針で記述 したように,教育 ・研究にかける 本校の熱意を誌面に表現す ることで,学生のや る 気を喚起 し,保護者の学校 に対する信頼感 を助長 する役割が,さらに,外部 に対 しては,本校の紹 介 とイメージア ップにつながる効果が期待 されて いる.その観点から,掲載する内容 も,学校のプ ラス面 を積極的に評価する姿勢 とな り, 活躍 した, あるいは目的を達成 した学生が中心とな りがちと なる.この点 を了解 し,『学園だよ り』 に期待す る声が,保護者からの回答には 目立った.

それに対 して,保護者 と学校の連帯感を一層高 めるためには,普段着の高専を とりあげ,目立た ない学生の地道な努力も評価す るよう,さらに, 学校のマイナス面も知 らせて欲 しい,との提言も あった.

また,前述のように,『学園だよ り』を読んだ

1 4 3 感想 として,大学 と比較 して,本校の教育に対す

る意欲 を評価す る声 も寄せ られ た.『学 園だ よ り』の役割,さらには,教育機 関としての高専の 存続意義を明確 に示唆 している.長期的な展望に 立って,本校の現状を考えるとき,保護者の立場 か らの員重な提言である.

3. 今後のあ り方 3‑1 内容について

5 年 という幅広い年齢層か らなる学生, 保護者, 教職員,さらに,中学生な どの外部にも受け入れ

られ る内容を作 ることは,極めて難 しいところで もある.このような状況下で本校の 『学園だよ り』

は徐々に洗練され,内容的にも密度の濃い ものに なってきた.広報誌としてお互いのコ ミュニケー ションを図る基盤 を提供 し,かつ,本校で期待 さ れている記録性に関 してもその役割に十分応えて

きている.

すなわち,学生の意見,活躍 ,学校 の方針,敬 職員の話,さらに,卒業生 をは じめとする外部の 意見など様 々な角度か ら,時代時代の話題 ,情報 を提供 してきた.現段階では内容的に十分充実 し てお り,紙面な どの制約を考えるとよ く作 られて いると理解できる. ここではあえて一考を要す る, さらに,再度強調 したいところを以下 に掲 げた.

(1)広報誌である以上不特定多数に渡るため, どうしても内容的に学校に対す るマイナスイメ一 一 ジと受け止められ る部分は取 り上げに くい .場合 によっては少 し先を見据えた視点から,赤裸々な マイナスイメージ,現在の問題点ももう少 し取 り 上げる必要もある.

(2 )上記に関連 して,ご く平凡な標準的な学生 を取 り上げ,学生の視点か ら見た日常生活,考え 方,悩み事 を積極的に掲載 してい く.

(3 )今 までは,保護者の意見 , ・学校 に対する希 望な どを取 り上げたことは皆無に等 しい.保護者 の記事がもう少 しあってもよい .

( 4) たとえば,各学科平等に記事を扱 うといっ た制約か らどうしても細切れ的で,皮相な内容に な りがちである.この際あま り平等を意識せずに 内容を重視 ししてい くようにす る.

(5)できるだけマンネ リにな らない ように意識

し,かつ同様の記事を扱 う場合 にも切 り口を変え

るな ど常に新鮮さを持 たせ る工夫が必要である.

(10)

1 4 4 倉津・山田・小揮・曾田・長坂 ・芳賀・大矢 ・松岡・大西 ・川口・三尾 なお,保護者が具体的にどんな内容を期待 して

いるかは,前述のアンケー ト結果か らほぼ把握す ることがで きた.また個別の意見,感想に関 して も大いに参考にな り,たとえば,第 1 報の編集 方針で示 したように学生の名前ができるだけ多 く 出るように配慮することは,まさに保護者も望ん でいることである.

3‑2 編集について

前報 に示 したとお り 『学園だよ り』は年 4 回発 行 し , 1 回の発行には担当者会議の前か らの準備 を含めると約 3 ケ月近 くを要する. 1 回の発行に は写真担当を除いて教官の 4 人が当た り,年 2 回 担当で実質 6 ケ月近 く関わることにな る.

編集の手順はマニュアル化されてきている.割 り付け用紙 もきちんとしたものがあ り,また編集 に当たっての名前の敬称,職名のつけ方,原稿段 階,校正段階でのチェックポイン トな どが申 し合 わせ事項 としてまとめ られている.このことは, 編集委員が年度 ごとに変わ り,初めて この編集に 携わる要員でも,ある程度統一的に進 めることを 可能 とするためである.それに しても担当者は企 画からは じま り割 り付け,原稿依頼,原稿集めな ど非常 に多 くの労力と時間を費や して ,各号が発 行されてい ることを強調 したい.以下 に編集 に当 たっての改善点などを述べる.

(1)前報で述べたとお り,要員の人数は減少傾 向にある.一方,各担 当者は年 2 回担 当 し,上述 のように企画,割 り付 け,原稿依頼,原稿集め, 記事内容の確認,場合 によってはワー プロによる データ整理 ,原稿打ちなど仕事量が多い.‑人当 た りの仕事量を軽減す るためには要員の人数の増 加が必要である.

(2)前項 に関連 して,大学な どでは,事務系職 員が中心 となって広報誌を発行 してい る場合 もあ ると聞 く.『学園だ よ り』の編集は写真 を除いて 教官のみで行ってきている.幸い次年度か ら 「校 内短信欄」に関 しては,事務の方にも協力を得 る ことになった. しか し,各種大会の結果な ど記録 性の強い部分は,もう少 し事務系職員の協力を得

たい.

(3)外部への依頼記事は本校教職員に仲介の労 をお願いす ることが多 くある.この場合企画の趣 旨を理解 し積極的に協力頂けるかどうかで,編集 作業が上手 くい くか どうか に大 きく影響す る.

『学園だよ り』作 りへの積極的な参加 ,協力をお

願い したい.

(4)見出 しの入れ方,字体,地紋,カラーの使 い方,全体の レイアウ トにより見やすさ,受ける 印象が大幅に違 って くる.この点に関 しては経験 による熟練も影響 し,他の仕事 を軽減 し 『学園だ よ り』 を専属にできるスタ ッフがいるとよい.

(5) 現在の原稿 はフロッピィ入力 してあっても, ほとん ど印刷業者で同 じ原稿 を再入力する.この ため,この段階での入力 ミスが起 こ り,校正で二 度手間となっている.今後 ,フロッピィ渡 しで, そのまま入力され ることが望まれ る.( 将来 は対 応できることが予測される)

(6) 本校では多 くの部署で,学校行事,催 しに 対 して写真を撮 っているが,これが一本化 されて 整理されていない.今後 ,写真の保管体制 を作 る 必要がある.

アンケー トにおいては保護者からの多 くの発言 があった.その中で編集が大変であ り,その労を ね ぎらう言葉 も頂いている.現実には企画 ・編集 をはじめ広報誌作 りも奥が深 く,質の高い 『学園 だより』を作 ることを目指 しているが,様 々な時 間的制約の中で仕上げざるを得ない.

3‑3 配布について

学生,保護者,教職員は言うまでもな く,関係 各方面に配送 してお り,現在の主な配送先は県内 の中学校,工業高校,市町村教育委員会な らびに 他高専である.

ただ,実際には,たとえば中学校で,どの桂度, あるいはどのように活用されているかが問題であ ろう.さらに配布先の拡大 を考えるならば,本校 の卒業生が就職する県内の主な企業などが挙げら れる.

また,配布方法に関連 して,保護者の中には 「 学 生から渡 して くれればよい」 といった意見も一部 にある.これは学生が過去にもきちんと保護者に 渡 していたとの証 とみなせ る.さらに,金銭的な 節約面か らくる発言もある.しか し,これ らの声 がまだ少数意見であることか ら,当面配送を継続

したい.

記録性を重視 することと開通 して,幸い一部バ

ックナ ンバーをそろえ図書館に保管されているが,

学生などの 目に触れることはない.今後は,この

他に 3 部程度製本 し学生に閲覧できる状態が望ま

れ る.

(11)

本校 r 学園だより」の変遷 と実状 第 2報

3‑4 その他

本校では,今年度から学校全体の広報 を考えて い くための広報委員会が設置された.『学園だよ

り』はもちろん広報誌 と位置づけてい るので,当 然,その一巽を担うものである.しか し,対象 と している読者層の中心はやは り学生,保護者,敬 職員にある.この観点か らすると現在の 『学園だ よ り』は十分その使命を果た している.今後,広 報がますます学校にとって重要にな り,また地域 への開かれ た学校 と して機能 してい く上で も, 様々な情報の開示が望まれ ることであろう.

一方,現在では情報伝達にも,ホームページを 始め各種メディアが現れてきている.したがって, 広報全体に対 しても見直 しを行い,学校全体か ら みて,現在の 『学園だよ り』のあ り方が望ましい かどうかの検討 も必要であろう.

4. あとがき

今回行ったアンケー ト結果から,具体 的かつ 定量的に,保護者が どのように 『学園だよ り』 を

1 4 5 受け止めているかをみ ることができた.全般的に は,期待 どお りの結果が出ていることを確認でき た.配送に関しては,ほとん どの保護者が望んで お り,『学園だ よ り』の 内容 ・で きばえにもほぼ 満足である,との回答が大勢を占めた.また,記 述式回答の内容か ら,『学園だ よ り』 に対す る保 護者の期待の大 きさが伝わって きた.『学園だよ り』が学校 と保護者の間の大 きな橋渡 しになって いることが分かった.また,貴重な提言もあ り, 今後に生か していきたい.

一方 ,『学園だよ り』のあ り方 については,保 護者のアンケー ト結果が参考になるとはいえ,ち

う少 し広い角度か らみ る必要がある.ここでは過 去の経験を踏まえ,現在企画 ・編集 している立場 か ら分析を行い,問題点な どを拾い紹介 した.

最後 に,『学園だ よ り』の配送をは じめ様 々な

点でご協力頂いている学生課の皆様に感謝 申し上

げます.とりわけ今回のアンケー ト調査にお骨折

り頂いた学生係長神林敏氏 ,また回答 をお寄せ頂

いた保護者の方々に心よ りお礼 申し上げます .

参照

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