名君佐竹義和の藩政改革で知られている
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(2) したことを明らかにして、 「仁政」国家を創造したと指摘し、天保期との断絶論の克服に努めるなど、 これまでの中期藩政改革論に見直しを迫る意欲的な研究である。審査委員会は本論文を高く評価する ものであるが、1、2意見を述べたい。 本論文は、寛政改革を実証的に分析しているが、それに連続する天保期とのあいだの研究が手薄で 連続性が十分議論されていない。天保飢饉・一揆の対策、藩主の領内巡行などを実行した政策主体が、 改革派官僚であったことは理解できるが、それだけでは説得的ではない。寛政改革後の藩政の実態を 具体的に提示する必要がある。 もう一つは、寛政改革は秋田藩における「仁政」国家の創造をめざしていたという指摘についてで ある。これは仁政イデオロギー論の捉え直しだけで論じられているように思われる。 「仁政」国家につ いて具体的な説明が望まれる。 「仁政」国家と天保期の飢饉・一揆とはいかなる関係になるのか気にな る。 本論文は、東北における中期藩政改革の研究に新たな視点から評価を下し、通説の見直しを迫った 意欲的な研究であると評価できる。よって審査委員会は、博士(文学)の学位を授与するに値すると 判断した。. 公開審査会開催日. 2013 年 1 月 26 日. 審査委員資格. 所属機関名称・資格. 博士学位名称. 氏 名. 主任審査委員. 早稲田大学文学学術院・教授. 文学博士(早稲田大学). 紙屋 敦之. 審査委員. 早稲田大学文学学術院・准教授. 博士(文学)早稲田大学. 谷口 眞子. 審査委員. 早稲田大学・名誉教授. 文学博士(早稲田大学). 深谷 克己.
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