HIRAKATA CITY PRESS RELEASE
★昭和 13 年生まれの大分県出身。子 どもの頃から絵を描くことが好き で、実家のふすまは落書きだらけ。
授業中は教科書の挿絵の模写ばか りしていたと話す。父を戦争で亡 くしたことで絵描きの道を断念し、
15 歳で大工に。脚立から落下して 左手を痛め、70 歳で現役を引退す るも「絵が好きで大工の経験もあ る。自分にしかできないことをや ろう」と五重塔を描き始めた。
★作成に使うのは 0.25 ㎝~0.5 ㎝の太さの異なる4種類のペン。図書館や資料館などから 資料をかき集め、実際に現地に足を運んだり、模型を作ったりすることもある。こだわっ たポイントは正面にある唐破風。曲線を正確に再現するため実際に模型を作成した。吉岡 さんは「パソコンより正確な図面だと思う」と胸を張る。
<問い合わせ>
市長公室 広報課 ℡072-841-1258、FAX072-846-5341
令和元年(2019 年)11 月 15 日
パソコンより細密な手描き
市民が東大寺大仏殿の巨大図面を奉納
茄子作在住の吉岡正見さん(81 歳)が、手描きで作成した東大寺大仏殿の細密な構造 図面を 10 月 25 日に同寺へ奉納した。世界最大級の木造建築とあって資料収集や現地調 査、唐破風のミリ単位の曲線を表現するため実際に模型を作るなど入念に調査をして臨 み、1年がかりで完成させた。
吉岡さんは約 10 年前に宮大工を引退後、「日本の優れた社寺建築技術を後世へ伝えた い」とこれまでに国宝や重要文化財に指定されている各地の五重塔 23 基の構造図面を手 描きで作成してきた。それらを収録した全集を自費出版し、平成 29 年 10 月 20 日には全 国新聞社出版協議会ふるさと自費出版大賞で特別賞を受賞した。
▲写真は一回り小さいレプリカ。実際のサイズは横1.65m、縦1.22m。