中国語動詞価理論に関する一考察 1
中国語 動詞価理論に関す る 」 考察
徐
由 筆中国語 の動詞価理論 につい て、 これ まで価(valence)の 性 質、原則 と判 断基準 な どにおいて、 さまざ まな議論 がな され てい る。本論文 は、中国語 の 動詞 の価 は統語 形式の特徴 だけで判断すべ きではない とい う考 え方に基づ い て、動詞が統制す る各意味成分 と統語 レベ ルでの さまざまな役割 との間の対 応関係 を考察す るこ とによ り、動詞 の価の分類 を動詞 の意味機能 としての動 詞価の分類 を試みた ものである。
意味成分の性 質に よって、ニ ュー トラルな コ ンテ クス トにおいて削除で き ない介詞 に導入 された状語成分 は動作 の仕手、受 け手、対象者で、動作 関係 の参与者 であ り、手段 成分 は 自由説明語 にす ぎず、動詞 関係 を決定す る配価 成分 とみなすべ きで はない。
語 の価 を確 定す る時 に、削 除や指示 な どの形 式("VP的"〉 で転用指 示 を 表す な どの統語形式 で検証す る必要が ある。 しか し、 この ような検証 だけで 十分 とは言 えない。動詞 は変化の過程で、常 に機能上の変化 を引 き起 こす の で、価成分 の確定 は動 詞の中心 的な機能だ けに基づ くべ きもので はない。 し か も、形 式上 の検証が有効的に処理 で きない時 には、意味 レベ ルでの検 証が 更 に必要 である。論理意味的含意(entailment)に よる検証 は動詞の価 の確 定 を明 らかにす ることがで きる。