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シリア経済の自由化とその帰結―社会会計表からの示唆
国際協力機構 山下雅弘
※現代文化研究所 沖山充
筑波大学 徳永澄憲
1. はじめに
2011 年 3 月に始まったシリア国民の民主化要求は、当初の平和的なデモから武力衝突、治安当局による弾
圧が加速し内戦状態に陥っている。
シリア経済の自由化を進めるための経済改革は、第 10 次 5 か年計画(2006 年~2010 年)において年率 5.5%
~7%の経済成長目標を掲げ、
一定の成果が得られたとしている。
2011 年 3 月は、
”Inclusive development”
をキーワードとして年率 4.5%成長を想定した第 11 次 5 か年計画公表準備に向けた最終段階にあった。
本稿の目的は、2010 年にシリア中央統計局が試作した 2007 年供給使用表(以下、SUT)に基づいて作成さ
れた社会会計表(以下、SAM)を用いて、当時のシリア経済の構造的な特徴を描写し、乗数分析の結果からシ
リア経済が隘路に陥っていたことを明らかにする。
2. マクロ経済バランス
表1は、2007 年 SUT、政府財政収支、国際収支表に基づいて作成された 2007 年のマクロ SAM である。慣例
に従って行勘定は「受取」
、列勘定は「支払」を示し、7 つの勘定-活動部門、商品、生産要素、制度部門、
税(税-補助金)海外部門、資本蓄積―から構成されている。
2007 年のシリア経済の GDP(市場価格表示)は、
活動部門勘定と商品勘定から 2 兆 615 億シリア・ポンド(SP)
となっている。これを元に GDP 比でみると、消費支出 74.8%、投資支出 26.9%、輸出 37.8%、輸入 39.5%で
あり、比較的高い投資比率と貿易への依存が指摘できる。貯蓄率は 28%であり、貯蓄の超過分は海外から
の低い資金流入を可能としている。
表 1 から読み取れる特徴的な点は、①マクロ経済バランスは一見良好に見える、②高い貿易依存度に比し
て海外からの資本・移転等の資金の流れが小さい、③生産物に対する税は GDP 比マイナス 15.4%と巨額の
補助金の存在、の 3 点であろう。②はシリア政府による“自由化政策”にもかかわらず、直接投資を中心
とした海外からの投資資金の流入がみられないことを表している。
③は石油資源の枯渇が懸念される中で、
IMF 等が以前から指摘してきた税制の改革、付加価値税の導入、補助金の削減等、の政策課題を示してい
る。
3. SAM による乗数分析
180 商品x21 活動部門からなる 2007 年 SUT から 14 部門の IO 表を作成し、2007 年家計調査と労働力調査
から制度部門と生産要素を分割した SAM を作成し、乗数分析を試みた。制度部門は政府、企業および都市
家計と農村家計をそれぞれ 10 分位に分割し、生産要素は 2007 年労働力調査から都市と農村の労働をそれ
ぞれ農業労働者、管理職、熟練、非熟練労働に分割した。資本は都市と農村について、それぞれ自営・小
規模経営と企業体に分割した。
Breisinger, et.al(IFPRI,2010)にしたがって、統合された 14 商品について外生的ショック(輸出増また
2
は投資増)の経済全体に及ぼす乗数効果を計測した。
(1) 制約なしの乗数効果
表2は、表1の各勘定の内、(4)制度部門勘定の政府勘定、(5)税、(6)海外勘定、(7)資本蓄積勘定を外生
とし、14 商品に対する輸出増または投資増などそれぞれの商品に対する外生的刺激を与えたときの乗数効
果を対応する列で示している。
第 1 列が農業による乗数、第 2 列は工業(主として原油生産)
、第 3 列~第 8 列は製造業部門、第 9 列~第
14 列がサービス部門による乗数効果である。第 13 列のその他サービスには観光産業と密接に関連するホ
テル・レストラン、その他商業が含まれている。
第 1 行目は総供給への効果、第 2 行目は国内財に対する需要効果、第 3 行目は付加価値でみた GDP に対す
る効果を示し、労働と資本に対する構成比が示されている。第 4 行目は家計及び企業に対する所得効果を
示し、第 5 行目に総供給から国内財供給を差し引いた「漏れ」としての輸入への効果を示した。
サービス産業の乗数効果は高く、次いで農業部門の波及効果が高い。原油生産増による乗数効果はほとん
ど見られない。製造業では、国内原材料に使用する食品加工と繊維製品のみ高い乗数効果が表れ、それ以
外の製造業は原材料を輸入に依存しているため、輸入への「漏れ」が大きく大きな乗数効果は期待できな
い。
シリア経済の成長を目指すなら、波及効果の高い農産品や食品加工品、繊維製品の輸出振興が効果の高い
ことが分かる。また、海外とのつながりでは、その他サービスに含まれる観光の振興が重要と考えられる。
食品加工、繊維製品以外の製造業は未発達で他の産業に対する波及効果は小さく、GDP 及び所得に対する
効果は極めて限定的である。
「パネル-1」は、農業生産と食品加工への乗数効果を所得に対する都市と農村の 10 分位でみた折れ線グラ
フ(1-下位 10%、10-上位 10%)
、付加価値部分の都市と農村の労働区分(1-農業労働者、2-管理職、3-熟練
労働、4-未熟練労働)でみた棒グラフで表した。両産業とも全体としての所得格差は開くものの、農村低
所得層や未熟練労働に対する裨益効果が期待できる。
「パネル-2」は繊維産業とその他サービス業に対する同様の効果を見たものである。
両産業とも都市と農村の格差は拡大するものの、繊維産業は熟練労働に最も大きな効果をもたらし、その
他サービス産業では各労働区分全般に効果が分散する。
以上から 2007 年のシリア経済に対する会計的乗数効果から次のことが指摘できる。
① 農業、食品加工、繊維、観光を含むその他サービス産業の振興は、GDP 成長及び所得拡大に寄与する。
② 農業、食品加工は農村低所得層の底上げにも一定の効果が期待できる。
(2) 制約を付けた場合の乗数効果
農業は GDP の 20%弱を占めるシリア経済の基盤となる産業である。しかし、農業生産の拡大には水資源の
制約が極めて大きい。さらに、過去 50 年間で半分以上の期間で干ばつに見舞われ、経済全体から見て長期
的に衰退が進んできた。また 1980 年代後半に新たに発見された油田は埋蔵量の限界に直面し、原油及び石
油関連製品は 2007 年央に国際収支上、赤字に転落している。
3
表3は農業生産が非弾力な場合、原油生産が非弾力な場合、電力・水供給が非弾力な場合、原油生産及び
電力・水供給が非弾力な場合、のそれぞれについて乗数効果を計測した結果である。
2010 年時点で、農業部門は 2006 年から続く干ばつの影響で農業生産は落ち込んでいる。新たな油田の発
見は期待できないので、今後の経済開発政策においては原油生産が非弾力的と想定して政策立案を行うべ
きであろう。その場合でも、農業生産の隘路を大きく改善し、電力・水供給の迅速な改善が伴う必要があ
る。原油生産に加えて、電力・水供給および農業生産の拡大が望めない場合は、所得面での拡大が望めな
いばかりか GDP 成長も覚束ないと考えられる。また、いずれの場合でも、都市と農村の格差は拡大し、家
計間の格差も拡大していく。
4. 結語
2000 年 7 月のバッシャール・アサド大統領の就任以降、金融制度の改革、海外からの直接投資を呼び込む
ための法改正、関税率の引き下げ等、部分的な改革が進められてきた。しかし、2006 年以降は干ばつの影
響もあって農業生産が停滞し、農村は疲弊していったと考えられる。また、その間、原油生産は 1/3 減少
し、電力供給の拡大と効率化にも大きな進展は見られていない。水資源管理にも実効的な政策は打ち出さ
れていないし、製造業分野に対する海外からの直接投資は低調であった。国税庁の創設、関税システムの
効率化などが進んだものの、付加価値税の導入、補助金削減と社会的安全網の設置に進展がみられず、行
財政改革も進んでいない。
現在進行しているシリアの内戦状態の背景には、このような経済状況と乗数分析から明らかにされた構造
的な問題が背景にある。
2011 年 9 月に打ち出された EU によるシリア産原油の輸入禁止措置は、その油質から仕向け先が欧州の数
か所に限定されていたこともあり、同年 11 月以降、実効性を発揮した。観光客の激減は波及効果が大きく
都市部の家計をも直撃している。
価格体系の大きな変動が表面化しなかった 2012 年 3 月頃までの経済制裁
の効果と騒乱に伴う物資と観光客の流出入の変化の影響は、概ね上記の乗数効果によって把握できると考
える。
表1 Outline of SAM for Syria 2007
Unit: billion Syrian
Pond
Activities
(1)
Commoditie
(2)s
Factors
(3)
Institutions
(4)
Taxes
(5)
Rest of the world
(6)
Capital
accumulation
(7)
Total
Gross
Production
4,307.1
4,307.1
Intermediate
consumption
Final
consumption
expenditure
Exports
Fixed capital
formation
1,928.4
1,542.4
780.1
554.0
4,804.9
GDP at factor
cost
Net transfer from
ROW
2,345.7
▲ 34.5
2,311.3
Labor income
and operating
surplus
Transfer of
income and
benefits
direct tax
and net
indirect tax
Current transfer
from ROW
Property income
and current transfer
2,311.3
213.9
▲ 214.4
52.0
51.4
2,414.2
Net
production
tax
Net tax on
products
direct tax
33.0
▲ 317.2
69.8
▲ 214.4
Imports
Current
transfer to
ROW
815.0
11.0
826.0
Savings
Net capital
transfer from
ROW
Change in stocks
577.1
28.3
33.9
639.2
4,307.1
4,804.9
2,311.3
2,414.2
▲ 214.4
826.0
605.4
Capital
accumulation
accounts
(7)
Total
Activities
(1)
Commodities
(2)
Factor accounts
(3)
Institutions' current
accounts
(4)
Tax accounts
(5)
Rest of the world
accounts
表2 Total multiplier effects by type of multiplier 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Output 2.053 1.199 2.852 2.675 1.854 1.395 2.313 1.000 2.815 2.728 3.531 2.601 3.325 3.368 Demand 2.246 1.223 3.122 3.021 2.468 2.022 2.011 1.748 2.862 3.072 3.735 2.706 3.566 3.595 GDP 1.206 1.083 1.225 1.276 0.846 0.540 1.430 0.473 1.417 1.353 1.825 1.458 1.866 1.928 Labor 6.8% 3.0% 11.0% 17.9% 15.5% 11.6% 2.9% 18.1% 16.9% 19.3% 13.6% 12.4% 12.0% 33.8% Capital 93.2% 97.0% 89.0% 82.1% 84.5% 88.4% 97.1% 81.9% 83.1% 80.7% 86.4% 87.6% 88.0% 66.2% Income 1.066 0.641 1.034 1.015 0.671 0.383 0.803 0.360 1.000 1.081 1.493 1.103 1.540 1.616 Urban 16.2% 9.1% 26.9% 41.0% 46.7% 26.8% 8.3% 41.8% 26.5% 35.0% 45.8% 33.1% 46.6% 40.3% Rural 17.1% 5.7% 16.9% 15.2% 15.5% 13.6% 5.8% 13.8% 15.8% 23.3% 17.1% 17.3% 18.1% 24.4% Enter 66.7% 85.2% 56.3% 43.8% 37.8% 59.6% 85.9% 44.4% 57.6% 41.7% 37.1% 49.6% 35.4% 35.3% Import 0.323 0.052 0.467 0.532 0.723 0.698 0.983 0.751 0.735 0.472 0.555 0.505 0.537 0.511 Leakage 15.7% 4.3% 16.4% 19.9% 39.0% 50.0% 42.5% 75.1% 26.1% 17.3% 15.7% 19.4% 16.2% 15.2%
1-Agriculture, 2- Mining, 3-Food/Tabacco, 4-Textile, 5-Paper/Wood , 6-Chemical, 7-Petroleum products, 8-Other manufacturing 9-Electricity/Water, 10-Construction, 11-Wholesale/Retail trade, 12-Transport/Communication, 13-Other services, 14-Government services
表3 供給制約がある場合の乗数効果 農業生産が非弾力の場合の乗数効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Output 1.624 1.149 1.599 2.133 1.635 1.311 2.253 0.900 2.589 2.393 2.976 2.311 2.804 2.807 Demand 0.986 1.193 2.362 2.692 2.334 1.971 1.975 1.686 2.725 2.868 3.398 2.530 3.250 3.255 GDP 0.954 1.054 0.489 0.957 0.717 0.491 1.395 0.414 1.284 1.156 1.499 1.287 1.560 1.599 Labor 6.8% 2.9% 17.2% 21.6% 17.0% 12.1% 2.8% 19.7% 17.9% 21.5% 15.1% 13.1% 13.0% 39.3% Capital 93.2% 97.1% 82.8% 78.4% 83.0% 87.9% 97.2% 80.3% 82.1% 78.5% 84.9% 86.9% 87.0% 60.7% Income 0.843 0.616 0.384 0.734 0.557 0.339 0.772 0.308 0.883 0.907 1.205 0.953 1.270 1.325 Urban 16.2% 8.8% 44.9% 50.5% 52.9% 28.2% 8.0% 46.2% 27.9% 38.6% 52.9% 35.7% 53.0% 45.5% Rural 17.1% 5.2% 16.5% 14.5% 15.1% 13.2% 5.3% 13.2% 15.7% 24.5% 17.1% 17.3% 18.3% 26.0% Enter 66.7% 85.9% 38.6% 35.0% 31.9% 58.6% 86.7% 40.6% 56.4% 36.9% 30.0% 47.0% 28.7% 28.4% Import 0.255 0.044 0.270 0.447 0.688 0.684 0.974 0.735 0.699 0.419 0.468 0.459 0.455 0.423 Leakage 15.7% 3.9% 16.9% 21.0% 42.1% 52.2% 43.2% 81.7% 27.0% 17.5% 15.7% 19.9% 16.2% 15.1% 原油生産が非弾力の場合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Output 1.957 1.177 2.734 2.513 1.756 1.200 1.429 0.860 2.331 2.333 3.268 2.312 3.086 3.151 Demand 2.228 0.219 3.100 2.990 2.449 1.986 1.846 1.722 2.772 2.998 3.686 2.652 3.521 3.555 GDP 1.120 1.063 1.118 1.129 0.757 0.364 0.632 0.346 0.980 0.997 1.587 1.197 1.650 1.732 Labor 7.1% 3.0% 11.7% 19.8% 16.9% 15.8% 2.7% 23.6% 23.0% 25.2% 15.2% 14.4% 13.2% 37.3% Capital 92.9% 97.0% 88.3% 80.2% 83.1% 84.2% 97.3% 76.4% 77.0% 74.8% 84.8% 85.6% 86.8% 62.7% Income 1.014 0.630 0.970 0.928 0.619 0.279 0.330 0.285 0.741 0.870 1.353 0.949 1.412 1.500 Urban 16.6% 9.1% 28.0% 44.0% 49.9% 33.4% 7.2% 50.4% 32.6% 41.2% 49.6% 37.0% 50.0% 42.7% Rural 17.7% 5.7% 17.6% 16.1% 16.3% 16.6% 5.9% 15.9% 19.4% 27.6% 18.3% 19.2% 19.2% 25.9% Enter 65.7% 85.2% 54.4% 39.9% 33.8% 50.0% 86.9% 33.6% 48.0% 31.1% 32.1% 43.8% 30.9% 31.5% Import 0.319 0.051 0.462 0.525 0.718 0.689 0.945 0.745 0.714 0.455 0.544 0.492 0.527 0.501 Leakage 16.3% 4.3% 16.9% 20.9% 40.9% 57.4% 66.1% 86.6% 30.6% 19.5% 16.6% 21.3% 17.1% 15.9% 電力・水供給が非弾力の場合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Output 1.982 1.187 2.766 2.482 1.777 1.359 2.299 0.969 2.763 2.649 3.332 2.532 3.146 3.214 Demand 2.199 1.215 3.065 2.893 2.416 1.998 2.002 1.727 1.828 3.019 3.603 2.660 3.447 3.493 GDP 1.171 1.077 1.181 1.179 0.807 0.522 1.423 0.457 1.391 1.313 1.724 1.423 1.776 1.851 Labor 6.5% 2.9% 10.7% 18.0% 15.4% 11.4% 2.8% 18.1% 16.9% 19.4% 13.5% 12.3% 11.8% 34.5% Capital 93.5% 97.1% 89.3% 82.0% 84.6% 88.6% 97.2% 81.9% 83.1% 80.6% 86.5% 87.7% 88.2% 65.5% Income 1.041 0.637 1.003 0.946 0.644 0.370 0.798 0.349 0.982 1.053 1.423 1.079 1.476 1.562 Urban 16.0% 9.0% 26.9% 42.1% 47.6% 26.8% 8.2% 42.3% 26.5% 35.2% 46.8% 33.2% 47.4% 40.7% Rural 17.1% 5.6% 16.9% 15.2% 15.5% 13.6% 5.7% 13.7% 15.8% 23.5% 17.1% 17.3% 18.2% 24.7% Enter 66.9% 85.4% 56.2% 42.8% 37.0% 59.6% 86.1% 44.0% 57.6% 41.3% 36.1% 49.5% 34.4% 34.5% Import 0.304 0.049 0.444 0.482 0.702 0.688 0.980 0.743 0.721 0.451 0.503 0.487 0.490 0.471 Leakage 15.4% 4.1% 16.1% 19.4% 39.5% 50.6% 42.6% 76.7% 26.1% 17.0% 15.1% 19.2% 15.6% 14.6% 原油生産、電力・水供給が非弾力の場合、 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Output 1.899 1.167 2.663 2.354 1.693 1.172 1.424 0.835 2.292 2.271 3.105 2.258 2.940 3.025 Demand 2.184 0.212 3.046 2.870 2.401 1.964 1.843 1.702 1.743 2.951 3.562 2.611 3.410 3.459 GDP 1.095 1.059 1.088 1.063 0.731 0.352 0.630 0.336 0.964 0.970 1.518 1.174 1.589 1.679 Labor 6.8% 2.9% 11.4% 19.6% 16.7% 15.5% 2.6% 23.6% 23.0% 25.2% 14.9% 14.3% 12.8% 37.7% Capital 93.2% 97.1% 88.6% 80.4% 83.3% 84.5% 97.4% 76.4% 77.0% 74.8% 85.1% 85.7% 87.2% 62.3% Income 0.996 0.627 0.948 0.878 0.599 0.270 0.329 0.277 0.729 0.850 1.301 0.931 1.366 1.460 Urban 16.3% 9.0% 27.9% 44.6% 50.5% 33.4% 7.1% 51.0% 32.6% 41.4% 50.3% 37.0% 50.6% 42.9% Rural 17.6% 5.6% 17.6% 15.9% 16.2% 16.5% 5.8% 15.8% 19.4% 27.8% 18.2% 19.2% 19.2% 26.1% Enter 66.1% 85.4% 54.5% 39.4% 33.3% 50.0% 87.1% 33.2% 48.0% 30.8% 31.5% 43.8% 30.3% 31.0% Import 0.301 0.048 0.440 0.476 0.699 0.680 0.944 0.737 0.702 0.435 0.494 0.475 0.482 0.463 Leakage 15.8% 4.1% 16.5% 20.2% 41.3% 58.1% 66.2% 88.3% 30.6% 19.2% 15.9% 21.1% 16.4% 15.3%