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Calcium-sensing receptorの活性化がヒト歯髄細胞 の象牙芽細胞様分化に及ぼす影響

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Academic year: 2022

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(1)九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository. Calcium-sensing receptorの活性化がヒト歯髄細胞 の象牙芽細胞様分化に及ぼす影響 水町, 博之. http://hdl.handle.net/2324/1806938 出版情報:Kyushu University, 2016, 博士(歯学), 課程博士 バージョン: 権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (3).

(2) (様式3). 氏. 名. :. 水町. 論 文 名. :. Calcium-sensing receptor の活性 化がヒ ト歯 髄細胞 の象 牙芽 細胞 様分化 に及 ぼす 影響. 区. :甲. 分. 博之. 論. 文. 内. 容. の. 要. 旨. Gタンパク質共役受容体の1つであるカルシウム感知受容体 (Calcium-sensing receptor; CaSR) の活性化は、骨の成長やターンオーバーにおいて重要な役割を果たしている。近年、我々は活性化 したCaSRがヒト歯根膜幹細胞の骨芽細胞様分化に及ぼす影響について報告した。しかしながら、 ヒト歯髄細胞 (HDPCs) の象牙芽細胞分化の過程においてCaSRの活性化がどのような影響を及ぼ しているかは未だ明らかとなっていない。そこで、本研究では、細胞外カルシウム並びにストロン チウム刺激がHDPCsの象牙芽細胞分化に及ぼす影響、並びにその過程におけるCaSRとL型電位依 存性Ca2+ チャネル(L-VDCC) の関与、そしてシグナル経路について検討した。 ラットの歯髄組織において免疫組織化学的染色を行った結果、CaSRは象牙芽細胞層において強 い陽性反応を示した。象牙芽細胞層近傍の歯髄組織においても陽性反応を示したが、中央の歯髄組 織では陽性反応が減弱した。培養したHDPCsではわずかにCaSRが発現していたが、カルシウム並 びにストロンチウム刺激によりその発現が上昇し、さらに、象牙芽細胞様分化が促進した。これら の反応は、CaSRの拮抗剤によって抑制されたが、L-VDCCの阻害剤は、CaSR遺伝子の発現ならび に象牙芽細胞様分化には影響を及ぼさなかった。また、siRNAによりCaSR遺伝子の発現をノック ダウンした結果、カルシウム並びにストロンチウムで刺激したHDPCsの象牙芽細胞様分化が阻害さ れた。HDPCsをカルシウム並びにストロンチウムにて刺激した際、ERK1/2のリン酸化がみられた が、CaSRの拮抗剤またはCaSR遺伝子のノックダウンによってそのリン酸化は抑制された。さらに、 ERK1/2の阻害剤は、カルシウム並びにストロンチウム刺激したHDPCsの象牙芽細胞様分化を抑制 した。.

(3) これらの結果から、細胞外カルシウム及びストロンチウム濃度の上昇は、ヒト歯髄細胞のCaSR の活性化とERK1/2のリン酸化によって、象牙芽細胞への分化を促進することが示唆された。本研 究結果は、CaSR活性を応用した象牙芽細胞分化誘導効果を有した覆髄剤の開発につながるものと 考えている。.

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