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SIP 燃焼技術データベース運用ガイドライン ver.2 発行 2019 年 3 月 21 日 2014~2018 年度に実施されている戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 革新的燃焼技術 ( 以後, SIP 燃焼 ) にて創出した研究成果を有効に活用する仕組みとして, SIP 燃焼技術デ

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SIP 燃焼技術データベース運用ガイドライン ver.2

発行 2019年 3月 21日

2014~2018年度に実施されている戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」

(以後,「SIP 燃焼」)にて創出した研究成果を有効に活用する仕組みとして,『SIP 燃焼技術デー タベース』(以後,「SIP燃焼DB」)が構築された.

これに伴い,以下にSIP燃焼DBを運用するためのガイドラインを制定した.

本ガイドラインは,2019年4月1日以降に有効なものであり,以下に示す運用策定会議のメン バーを中心に策定後,リーダの承認を得て発行されたものである.SIP燃焼終了後,運用策定会議 は自動車用内燃機関技術研究組合 (AICE)の産学連携企画会議に,データベースサーバは産業技術 総合研究所に設置し,AICEが責任を持って管理を行う.

◆本ガイドラインの策定メンバーと連絡先 運用策定会議の構成

リーダ - 自動車用内燃機関技術研究組合(AICE) 山本博之 メンバー - 京都大学 石山拓二教授,川那辺洋教授

- 慶應義塾大学 横森剛准教授 - 東京大学 山﨑由大准教授 - 早稲田大学 草鹿仁教授

- AICE 土屋賢次委員,寺地淳委員,菊池隆司委員,長谷川学委員

- AICE/産業技術総合研究所 兼務 西尾匡弘(責任者) - 産業技術総合研究所 水嶋教文

本ガイドラインに関する連絡先

- 産業技術総合研究所 水嶋教文,大森美佐 - AICE (事務局)

データ運用管理窓口 - 産業技術総合研究所 水嶋教文,大森美佐 ユーザID管理窓口 - AICE (事務局)

その他の連絡先

- テクニカルサポート 運用委託先 NEC オートモーティブ本部 プロジェクトマネージャー 丹羽真二 - データに関する問い合わせ 各データ作成者に直接連絡ください

◆改定履歴

・ver.1 2018.10.24 PDに承認され発行.

・ver.1.1 '19.3.7 Appendixの添付資料を追加した.

・ver.2 '19.3.21 PD に承認され発行.SIP 燃焼終了に対応し,運用体制の見直し,用語等の改

定を行った.

(2)

2

◆ 目次

<本文>

1. 運用原則 ・・・P. 3

2. 用語定義 ・・・P. 3

3. SIP燃焼DBの概要 ・・・P. 6 4. SIP燃焼DBポリシー細則 ・・・P. 7 5. SIP燃焼DBの使用プロセス概要 ・・・P.14 6. 本ガイドラインの改訂手続きについて ・・・P.15

7. その他 ・・・P.15

<Appendix>

· 各種書類ひな形 「ユーザID登録/更新/解除申請書」 ・・・P.16

· 各種書類ひな形 「ワークスペースエリア作成/削除申請書」 ・・・P.17

· 各種書類ひな形 「論文・学会等での発表におけるデータの取り扱いに関する事前協議書」

・・・P.18

· SIP燃焼DB操作マニュアル ・・・P.19

· SIP燃焼DBで定義するデータの具体例 ・・・P.19

· 参考資料 SIP燃焼技術データベースの構築の背景と,2019年度以降の運用の姿について

・・・P.20

(3)

3

<本文>

1.運用原則

SIP燃焼DBは以下の原則に基づいて運用される.

· 原則1:大学等の研究機関で研究されたSIP燃焼に関する研究データを散逸することなく収集 すること

· 原則2:収集したデータは,SIP燃焼参画研究機関およびAICEをデータ利用者として,学の 研究活性化と産の技術力向上のために産学が無償で共有/研究活用される WinWin の関係に 基づいて,内燃機関技術の進化/革新とSIP燃焼DBの発展に貢献すること

· 原則3:データ提供者の権利を尊重すること

2.用語定義

(1) 燃焼技術に関する研究データ

· 燃焼技術を,大切な石油,ガスなどのエネルギー源を社会に使いやすく変換する幅広い技術とし,

この技術を対象として実施された研究におけるデータ等を指す.SIP燃焼DBにおいては,実験 /計測/計算等の研究開発行為の中で発生した準備資料(計画書,設備情報,打ち合わせ資料,議事 録等),得られたデータ(数値,画像等),創出された考え方(考察,物理式,計算コード,アルゴ リズム等),まとめられた資料(報告書,発表資料等)等がある.

(2) データ等

· SIP燃焼DB登録された情報の総称(数値,文字列,図表,画像,動画,プログラム,議事録,

文書,プレゼンテーション,スプレッドシートなど)

(3) SIP燃焼

· 2014~2018年度 に実施された戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 「革新的燃焼技術」

の略

(4) SIP燃焼DB

· SIP燃焼技術データベースの略 (5) 閲覧等

· 閲覧及び論文・学会等での発表の略 (6)複製

· 印刷,写真,複写,録音,録画その他の方法により有形的に再製することをいう (7) 公衆送信

· 公衆(「不特定の人」又は「特定多数の人」)によって直接受信されることを目的として無線通信 又は有線電気通信の送信を行うことをいう(イントラネットのように,同一構内にあるものによ る送信は含まれない)

(8) 頒布,譲渡,貸与

· 有償であるか又は無償であるかを問わず,複製物を公衆に譲渡し,又は貸与することをいう (9) 翻訳・翻案

· 翻訳とは,著作物を別の言語体系にて表現することをいう

· 翻案とは,元の著作物のストーリ性を変えることなく,具体的な表現を変えることをいう (10) 二次的利用

(4)

4

· 著作物を翻訳し,編曲し,若しくは変形し,又は脚色し,映画化し,その他翻案することにより 創作した著作物を二次的著作物といい,二次的著作物を作成する行為を指す

(11) データ登録・削除

· 指定された手順に基づき,SIP燃焼DBへデータ等を格納または削除する行為を指す (12) データ管理

· SIP燃焼DBの運用状態を管理する行為を指す (13) データ利用

· SIP燃焼DBの閲覧等を行う行為を指す (14) 運用策定会議

· SIP燃焼DBのポリシー,運用ガイドラインの制定,改定を決定する会議体を指す (15) 研究機関

· 研究を実施する大学等を指す (16) SIP燃焼参画研究機関

· SIP燃焼に関して国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)と委託研究契約を結んでいた研究 機関等を指す

(17) SIP燃焼の研究推進リーダ大学

· SIP燃焼の研究推進リーダとなっていた京都大学,慶應義塾大学,東京大学,早稲田大学を指す

(18) SIP燃焼研究チームリーダ

· SIP燃焼の研究推進リーダ大学のリーダを指す (19) SIP燃焼研究チーム

· SIP燃焼研究チームリーダがまとめたSIP燃焼参画研究機関で構成されたチームを指す

· ガソリン燃焼チーム,ディーゼル燃焼チーム,制御チーム,損失低減チームがある (20) AICE

· 自動車用内燃機関技術研究組合の略で,当該技組とその組合員全体を総称

(21) AICE燃焼研究委員会(分科会含む)

· JSTとの連携協定(2014~2018年度 間に締結)に従い SIP燃焼を支援する 2014~2018年度当 時のAICEの委員会と,その構成分科会を指す.

(22) 管理者

· 本運用ガイドラインに従ってSIP燃焼DBを管理・運営する機関や人を指す

· 管理者の長を責任者と呼ぶ

· 管理者内で,ユーザID登録/更新/解除申請,ワークスペースエリア作成/削除申請等を受け付 ける窓口をデータ運用管理窓口と呼ぶ

· 管理者内で,ユーザ名簿管理する部署の窓口をユーザ名簿管理窓口と呼ぶ (23) データ作成者

· SIP燃焼において,データ等を創出した研究者を指す

· SIP燃焼DBにデータ登録されたデータ等に対して,責任を負う (24) データ所有者

· データ等の所有権を有する者(帰属先)を指す

· 帰属先は,データ作成者がデータ等を創出した時点における所属機関の規程等による

(5)

5 (25) 著作権者

· 著作権を有している者を指す (26) ユーザ

· SIP燃焼DBのデータ登録・削除,データ利用する者の総称 (27) 利用ユーザ

· SIP燃焼DBにアクセスし,データ利用を行うユーザを指す (28) ユーザID

· ユーザが,SIP燃焼DBへのデータ登録・削除および限定公開エリアとワークスペースエリアの データ利用をするためのIDを指す

※ SIP 燃焼参画研究機関および AICE 燃焼研究委員会(分科会含む)を資格付与する対象機 関とする

(29) ID取得ユーザ

· ユーザIDを取得したユーザを指す (30) ユーザID承認者

· ユーザからのユーザID登録・更新・削除申請を承認し,管理者に連絡する人を指す (31) 権限委譲者

· ユーザID承認者から,ユーザID登録・更新・削除の申請に対する承認権限の委譲を受けた人 を指す

(32) フルオープンデータ

· ユーザIDを取得していないユーザを含む全てのユーザによるデータ利用が可能なデータを指す

(33) フルオープンエリア

· フルオープンデータをデータ登録する場所を指す (34) 限定公開データ

· ID取得ユーザによるデータ利用が可能なデータを指す (35) 限定公開エリア

· 限定公開データをデータ登録する場所を指す

(36) ワークスペースデータ

· SIP燃焼参画研究機関所属のID取得ユーザによるデータ利用が可能なデータを指す

(37) ワークスペースエリア

· ワークスペースデータをデータ登録する場所を指す

· SIP燃焼研究チーム内でデータ利用する場所と,データ作成者個人のみでデータ利用する場所が ある

· ワークスペースエリア内にSIP燃焼研究チームの下記4つのワークスペースが存在する ワークスペース(ガソリン燃焼チーム)・ワークスペース(ディーゼルチーム)

ワークスペース(制御チーム)・ワークスペース(損失低減チーム)

(38) ワークスペース責任者

· 管理者に対して各 SIP 燃焼研究チームのワークスペースの作成,廃止の申請および,SIP 燃焼 参画研究機関に所属するID取得ユーザに対して,ワークスペースのデータ登録・削除およびデ ータ利用の許可をする人を指す

(6)

6

· SIP燃焼DBにおけるワークスペース責任者は,SIP燃焼研究チームリーダが担う

3.SIP燃焼DBの概要

SIP燃焼DBの各エリア(データを公開する範囲)の種類と目的について,SIP燃焼の研究推進 リーダ大学とAICEで論議を行い,以下のような考え方を定義した.

· フルオープンエリア:

SIP燃焼参画研究機関,参画していない国内外の多くの研究機関,および国内外の企業を主た る対象として,制限なく研究データを公開するエリア.本エリアは,①研究機関同士でのデー タ共有による燃焼研究の活性化とプレゼンスの向上,②SIP燃焼参画研究機関と様々な企業・

研究機関との共同研究の接点作り,この①②を目的としている.※2019年7月から公開予定

· 限定公開エリア:

SIP燃焼参画研究機関とAICEを限定した対象として,研究データを共有するエリア.本エリ アは,SIP燃焼の成果をAICEとの研究継続によって更なる研究発展と深化および,共同研究 の計画から活用まで,産学でデータ利用することを目的としている (図1).

· ワークスペースエリア:

SIP燃焼参画研究機関を対象として,研究者がチーム研究推進をスムーズに行うために,研究 データの消失防止,研究者同士のタイムリーなデータ共有,検証前の個人データの一時登録な どにデータ利用するためのエリア.

図1 在りたい姿イメージ図 (FY18 4/13 PD報告会)

どう在りたいか?

世界の燃焼・

内燃機関 研究者

日本の産業競争力強化

・OEM個社の研究加速

・サプライヤ、ベンダーの 技術力強化

マネージメントツール ワークスペース

エリア 限定公開エリア フルオープンエリア

AICE

HINOCA他MBD ツール、サブモデル進化

学連合

進捗管理支援 データ提供 消失リスク低減 限られた有識者との 早期論議により研究加速

(学間相互活用)

世界が参照

維持費用負担

官が種を蒔き、産学で育て、産学で活用

リスペクト データ提供者への

研究委託

(7)

7 4.SIP燃焼DBポリシー細則

以下のSIP燃焼DBにおけるSIP燃焼データの取り扱いに関するポリシーは,JST,4リーダ大 学,AICEと協議を行った後,2019年3月の運用策定会議にて承認・発行されたものである.

本SIP燃焼DBは,上記「SIP燃焼技術データベースポリシー」に従って策定された本SIP燃焼 DBポリシー細則に基づき,ユーザによるデータの登録・削除,データ利用,およびワークスペー スエリアの使用が行われる.その際,ユーザは各所属組織の規程に基づき行動するものとする.

本SIP燃焼DBポリシー細則は,ユーザIDの発行・更新・削除に関するポリシー,データ登録・

削除に関するポリシー,データ管理に関するポリシー,データ利用に関するポリシーで構成される.

【 SIP燃焼技術データベースポリシー 】

1. 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」(以下,「SIP燃焼」)に おいて取得された研究データの知的財産権は,研究機関に帰属する(SIP燃焼の委託研 究契約に基づく).なお,データ等の作成者(以下,「データ作成者」)が創出時点から 所属移転した場合は,当該帰属については,データ作成者と移転元の機関が協議して 定める

2. データ等をSIP燃焼DBに登録するか否かは,データ作成者が決定する.SIP燃焼DB 登録する場合は,データ作成者がデータ等の公開範囲(フルオープンエリア/限定公 開エリア/ワークスペースエリア)を指定する. SIP燃焼DB登録によって,データ 等の帰属及び知的財産権が移転することはない.登録されたデータ等は,著作権法上 及び本ポリシーにて認められた範囲において利用することは可能だが,当該範囲を超 えて複製,公衆送信(インターネット等への公開),頒布,譲渡,貸与,翻訳・翻案,

二次的利用,直接的な商用利用等を行う際には,著作権者の承諾を得ること.

3. SIP燃焼の終了後, SIP燃焼DBシステム及び登録されたデータ等の維持管理はAICE に引き継がれる.まずはSIP燃焼の期間に登録した状態を引き継ぎ,SIP燃焼参画研 究機関の研究者とAICEをSIP燃焼DB利用者としてスタートする.その後,一部公 開範囲を変更する場合や, SIP燃焼DB利用者が変化した場合もデータ作成者が,デ ータ等の公開範囲を判断する.

4. SIP燃焼DB利用者は,閲覧及び論文・学会等での発表(以下,「閲覧等」)のために SIP燃焼DBデータ等を以下の条件に従い利用できる.

① 限定公開エリア及びワークスペースエリアに登録されたデータ等や,その解析結果を 論文・学会等で発表したい場合には,データ作成者にその旨連絡し,データ作成者か ら引用に対する事前承諾を書面にて得る. また,共著に関する事前協議も行う.フル オープンエリアはこれらの対応は原則不要とするが,データ作成者の指示がある場合 はこれに従う.

② 論文・学会等で発表する際には,引用を明記する.

③ 閲覧等に対する金銭の授受は発生しない.

(8)

8 4.1 ユーザIDの登録・更新・削除に関するポリシー細則

· SIP燃焼DBのユーザIDの発行・更新・削除は,表2のポリシー細則に従って行う.

表2 ユーザIDの登録・更新・削除のポリシー細則

項目 ポリシー細則

ユーザID承認者 および,権限委譲者

 運用策定会議で認められた後,責任者によって登録される.

なお,SIP燃焼DBは表3に従う.

ユーザIDの発行  表3に従い,資格条件を持つ対象機関のユーザが,ユーザID 承認者または権限委譲者にユーザ ID 登録/更新/解除申請

書(Appendix参照)申請し,承認を得た後に,責任者によっ

て行われる.

ユーザIDの更新  表3に従い,ID取得ユーザが,ユーザID承認者または権限 委譲者にユーザID登録/更新/解除申請書にて申請し,承認 を得た後に,責任者によって行われる.

· ID取得ユーザは,登録情報に変更が生じた場合,速やかに申 請を行うこと.

ユーザIDの削除  表3に従い,ID取得ユーザが,ユーザID承認者または権限 委譲者にユーザID登録/更新/解除申請書にて申請し,承認 を得た後に,責任者によって行われる.

· ID取得ユーザは,承認対象外になった場合,速やかに申請を 行うこと.

表3 ユーザIDの資格条件と承認権限について 資格条件をもつ対象機関 ユーザID承認者 権限委譲者 SIP燃焼参画研究機関

運用策定会議議長

- AICE燃焼研究委員会

(分科会含む) -

運用策定会議メンバー -

※ユーザIDの引継ぎ,資格見直し等が発生した場合は,運用策定会議で都度判断する.

ユーザIDの名簿は,ユーザ名簿管理窓口(AICE事務局)にて管理する.

(9)

9 4.2 データ登録・削除に関するポリシー細則

· SIP燃焼DBのデータの登録・削除は,表4のポリシー細則に従って行う.

表4 データ登録・削除のポリシー細則

項目 ポリシー細則

共通(全てのデータ)  4.3項および4.4項に示すポリシー細則にデータ作成者が 同意した後に,ID取得ユーザによって登録・削除される.

ルオープンデータ  ①ユーザ ID を取得していないユーザを含む全てのユーザに よるデータ利用が可能であること,②データ作成者の許諾無 しに論文等へのデータ利用が可能であること,①②に対して データ作成者によるデータ利用条件の同意がされた後に,ID 取得ユーザによって登録・削除される.

※ ただし,データ作成者は,共著の事前協議を要する,など のデータ利用条件を設定することができる.共著の事前協 議については7.2項参照のこと

限定公開データ  ①ID取得ユーザによるデータ利用が可能であること,②書面 によりデータ作成者が許諾した場合に論文等へのデータ利用 が可能であること,①②に対してデータ作成者によるデータ 利用条件の同意がされた後に,ID取得ユーザによって登録・

削除される.

ワークスペースデータ

(SIP 燃焼研究チーム内 でデータ利用)

 ①対象のワークスペース責任者が許可した ID 取得ユーザに よるデータ利用が可能であること,②書面によりデータ作成 者が許諾した場合に論文等へのデータ利用が可能であるこ と,①②に対してデータ作成者によるデータ利用条件の同意 がされた後に,ID取得ユーザによって登録・削除される.

ワークスペースデータ

(データ作成者個人のみ でデータ利用)

 対象のワークスペース責任者が許可した ID 取得ユーザによ って登録・削除される.

登録データの 所有者変更

 データ作成者が,所有権の移転前と移転後の研究機関同士に 本ポリシー細則について協議させた後に実施する.同意され なかった場合,データ作成者は削除等の対応を行うこと.

(10)

10 4.3 データ管理に関するポリシー細則

· SIP燃焼DBのデータの管理は,表5のポリシー細則に従って行う.

表5 データ管理のポリシー細則

項目 ポリシー細則

責任者の役割,権限および 免責事項

 責任者は,運用ガイドラインに沿って正しくデータの授受が 運用されていることを管理する.正しく運用されていない場 合の是正や,ガイドラインの不備があった場合の対応を行う.

 責任者は,ユーザIDが運用ガイドラインに対して正しく運用 されていないことが確認できた場合,そのユーザIDおよびデ ータを削除することができる.

 ID取得ユーザは,自己の責任においてユーザIDの管理およ び使用を行うものとし,ユーザ ID をもって認証された SIP 燃焼DBのデータ利用は,当該ID取得ユーザによるものとみ なす.その使用上の過誤または第三者による不正使用等につ いて,責任者は一切その責を負わないものとする.

 SIP燃焼DB のデータが第三者の著作権その他の知的財産権 またはその他の権利を侵害するものとして,責任者に対し当 該第三者から何らかの請求がなされ,または訴訟(以下「紛 争等」と総称)が提起された場合,データ所有者は,自らの 費用と責任において,当該紛争等の防御および解決にあたる ものとし,かつ,責任者を一切免責するものとする.

 SIP燃焼DBの設備の故障,SIP燃焼DB標準のセキュリテ ィ対策によっても防御し得ないウィルス,第三者による不正 アクセス,アタック,通信経路上での傍受およびこれらの試 みにより,データ所有者が被った損害について,責任者は賠 償する義務を負わないものとする.

 責任者は,運用策定会議にて協議し,3 ヵ月前までに書面に よりデータ所有者に通知することで,SIP燃焼DBの全部ま たは一部を廃止することができる.責任者は,前項の通知を 行うことにより,SIP燃焼DB の廃止によってデータ所有者 が被った損害について一切免責されるものとする.

責任者の交代  運用策定会議の承認を得て行われる.

ワークスペースデータの 管理

 ワークスペースエリアのデータは,ワークスペース責任者が 管理を行い,使用完了後はワークスペース責任者が削除する.

 ワークスペース責任者が不在となった場合,速やかに後任を 設定する.後任が設定できない場合は,責任者がワークスペ ースの削除を行うことができる.

(11)

11

 ワークスペース責任者は,ユーザIDが運用ガイドラインに対 して正しく運用されていないことが確認できた場合,該当ユ ーザのデータ登録・削除の許可を取り消し,更にデータを削 除することができる.

個人情報の管理  SIP燃焼DB によって収集された全ての個人情報は,法令に 従って管理され,下記対象情報以外,第三者に公開しない.

· 対象情報:データに付随するデータ作成者およびデータ所有 者の所属,氏名

※ 論文引用等での出典明記,およびデータ利用に関するデー タ作成者との協議に必要なため

(12)

12 4.4 データ利用に関するポリシー細則

· SIP燃焼DBのデータ利用は,表6のポリシー細則に従って行う.

表6 データ利用のポリシー細則 データの種類 ポリシー細則

共通(全てのデータ)  著作権法上及びSIP燃焼技術データベースポリシーにて認め られた範囲において,データ利用ができる.

※著作権法上及びSIP燃焼技術データベースポリシーにて認 められた範囲以外でデータの直接的な商用利用を行う場合,

データ利用者はデータ作成者に連絡し,データ作成者の所属 機関の規定等に従って対処すること.

※フルオープンデータ,限定公開データ,ワークスペースデ ータを利用するユーザは,本表のデータの種類ごとに決めら れたポリシー細則に従い制限される.

 ユーザは,データ利用に際してのデータの品質・内容・科学 的妥当性については,ユーザの責任と判断のもとで活用する こと.

フルオープンデータ  以下のユーザの責務を遵守する限り,ID取得ユーザ,または ユーザ ID を取得していないユーザを含めた全てのユーザに よる,データの閲覧等が可能であり,データ作成者の許諾無 しに論文等へのデータ利用が可能である.

※ 但し,データ作成者からの指示がある場合,これに従う.

「ユーザの責務」

· ユーザは,SIP燃焼DB を通じて提供されたデータを含む解 析結果を論文等で公表する際,対象データの元となる論文の 出典または登録データの URL をデータ作成者氏名と共に記 述**すること.

限定公開データ · 以下のユーザの責務を遵守する限り,ID取得ユーザによる閲 覧等が可能であり,書面によりデータ作成者の許諾が得られ た後に,論文等へのデータ利用もしくはデータ作成者を共著 に加えた論文発表が可能である.※共著の事前協議について は7.2項参照のこと

「ユーザの責務」

· ユーザは,SIP燃焼DB を通じて提供されたデータを含む解 析結果を論文等で公表する際,データ作成者と協議の上,そ の指示に従い引用方法をデータ作成者氏名と共に記述**する こと.

ワークスペースデータ · ワークスペース責任者が許可した ID 取得ユーザによってデ

(13)

13

(SIP 燃焼研究チーム内 でデータ利用)

ータ利用される.

· 以下のユーザの責務を遵守する限り,ID取得ユーザによる閲 覧等が可能であり,書面によりデータ作成者の許諾が得られ た後に,論文等へのデータ利用もしくはデータ作成者を共著 に加えた論文発表が可能である.

「ユーザの責務」

· ユーザは,SIP燃焼DB を通じて提供されたデータを含む解 析結果を論文等で公表する際,データ作成者と協議の上,そ の指示に従う引用方法をデータ作成者氏名と共に記述**する こと.

** 論文等での出典明記の義務.記載方法は投稿論文規定に基づくが,記載ない場合は下記の文例 を参考とする.

文例1:

「本研究に使用したデータ(の一部)は,YY大学 XXXXによって総合科学技術・イノベーション 会議のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「革新的燃焼技術」(管理法人:JST)におい て取得され,SIP燃焼技術データベースのウェブサイト(http://aaaaa/)を通じて提供されたもの です.」

文例2:

「SIP 燃焼技術データベース http://aaaaaa/, YY 大学 XXXX, SIP(戦略的イノベーション創 造プログラム)”革新的燃焼技術, JST”」

(14)

14 5.SIP燃焼DBの使用プロセス 概要

SIP燃焼DBの基本的なプロセスを示す.各手順の詳細マニュアルは,本ガイドラインに基づい て作成される.

5.1 ユーザIDの登録

· 表3 に示す資格条件を持つユーザは,ユーザID 登録/更新/解除申請書(Appendix参照)

を用いて,データ運用管理窓口を通じて申請を行い,ユーザIDの取得を行う.

なお,1ユーザ対するユーザID発行は1つとする.

※ フルオープンデータのみのデータ利用は,ユーザ情報入力(氏名,所属,メールアドレス) で可能.(ユーザIDは不要)

5.2 ユーザIDの更新・削除

· ID取得ユーザは,所属の変更・退職等の理由によりユーザIDに変更が生じた場合は,ただち にデータ運用管理窓口を通じてユーザID登録/更新/解除申請書をもって連絡しユーザID情 報の更新または削除申請を行う.

5.3 データの登録・更新・削除

· ID取得ユーザは,SIP燃焼DBのポータルからユーザIDを使ってログインした後にデータの 登録・更新・削除を行う.

· データ登録を行うID取得ユーザとデータ作成者が異なる場合,データ登録の際にデータ作成者 の承認を得ておくこと.

5.4 フルオープンデータのデータ利用・・・※2019年7月から運用予定

· ユーザは,SIP燃焼DBのポータルからデータ利用を行う.

· その際,ユーザ情報入力(氏名,所属,メールアドレス)を行う.

· なお,ユーザIDでログインをした場合もデータ利用可能.

5.5 限定公開データのデータ利用

· ID取得ユーザは,SIP燃焼DBのポータルからユーザIDを使ってログインした後に,限定公 開エリアのデータ利用を行う.

5.6 ワークスペースエリアの使用

(1) ワークスペースエリア作成とユーザの登録

· ワークスペース責任者は,ワークスペースエリア作成/更新/削除申請書を用いてデータ運用管理 窓口を通じてワークスペースの作成申請を行い,ワークスペースエリアの作成をする.

· ワークスペース責任者は,データ運用管理窓口を通じてワークスペースエリアを利用するユーザ IDの申請をする.

(2) データ登録

· データの登録・更新・削除は,5.3項に準じる.

(15)

15 (3) データ利用

· 利用ユーザは,ポータルにユーザIDを使ってログインし,ワークスペースエリアのデータ利用 を行う.

(4)ワークスペースエリア削除

· ワークスペース責任者は,ワークスペースエリアの使用完了時に,データ運用管理窓口を通じて ワークスペースエリア作成/削除申請書を用いて申請を行う.

6.本ガイドラインの改訂手続きについて

運用策定会議は,必要に応じて本ガイドラインの改定を実施する.

7.その他

7.1 不正確なデータ等の指摘について

『SIP 燃焼DB』における(実験・計算条件,測定・解析方法を含む)データの内容に関する問い 合わせは,ユーザからデータ作成者に直接行う.

7.2 共著に関する事前協議について

参考資料1),2)に定義されたSIP燃焼DB のデータ利用の際の共著の考え方を以下に示す.

論文等を執筆するためにデータ利用をするユーザは,この考え方に合致する場合はデータ作成者と 事前に共著に関する協議を行うこと.

参考資料

1) Consensus statement on surgery journal authorship-2006, J.Thorac.Cardiovasc.Surg. 131:1221-1222, 2006

1.データ作成者による研究のコンセプトやデザイン,データ収集もしくは,データの解析 とその解釈への協力

2.データ作成者による論文の草稿作成もしくは,その内容改定への関与 3.データ作成者による初稿および改定稿内容の投稿前の熟読と投稿の承認 2)国際医学雑誌編集者会議(ICMJE)の 投稿規定(2015 年改訂版)

1.研究の構想やデザイン,または研究データの入手,分析,解釈において,

実質的な貢献がある.

2.原稿の起案,または知的内容の検討において重要な貢献がある.

3.出版原稿を最終的に承認した.

4.研究の正確性,公正性についての疑問に対し説明責任を持つことに同意し,

適切に対処する.

URL: http://www.icmje.org/icmje-recommendations.pdf

以上

(16)

16

<Appendix>

・各種申請書類ひな形 「ユーザID登録/更新/解除申請書」

ユーザ ID 登録/更新/解除申請書

申請内容

データ運用管理窓口 殿

以下のユーザについて,ユーザIDの 登録 / 更新 / 解除を申請致します.

201 年 月 日

申請者代表者 所属機関 氏名 連絡先(Email) ユーザID

申請ユーザ情報を以下に示す.(更新の場合は,「旧情報」⇒「新情報」と記載下さい) 所属機関

役職 氏名

連絡先(Email)

ユーザID(解除の場合)

ユーザID承認者 回答欄

データ運用管理窓口記入欄

※ユーザID (登録の場合)

○○大学○○研究室 教授 燃焼 太郎

□承認する

□承認しない

□手続完了 月 日

□承認する

□承認しない

□手続完了 月 日

□承認する

□承認しない

□手続完了 月 日

回答内容 申請者代表者殿

申請について,上記データ運用管理窓口回答欄に記載致します.

201 年 月 日 SIP燃焼DB責任者

回覧ルート

申請者 ⇒ データ運用管理窓口:

⇒ ユーザID承認者:承認判断の実施

⇒ データ運用管理窓口:ユーザ名簿管理窓口に照合 責任者への確認

ユーザID手続(ID発行と上記回答欄記載,/更新/解除)

⇒ 申請者

(17)

17

・各種申請書類ひな形 「ワークスペースエリア作成/削除申請書」

ワークスペースエリア作成 / 更新 / 削除申請書

申請内容

データ運用管理窓口 殿

以下のワークスペースエリアの 作成 / 更新 / 削除を申請致します.

201 年 月 日

ワークスペースエリア名 ワークスペースエリア責任者 所属機関 氏名 連絡先(Email) ユーザID ワークスペースエリアを利用するユーザ情報

※削除の場合は,不要 所属機関

役職 氏名

連絡先(Email)

ユーザID(解除の場合)

データ運用管理窓口記入欄

○○大学○○研究室 燃焼 太郎 教授

□登録完了 月 日

□手続完了 月 日

□手続完了 月 日

回答内容

ワークスペースエリア責任者殿 上記のように対応いたしました.

201 年 月 日 SIP燃焼DB責任者

回覧ルート

申請者 ⇒ データ運用管理窓口:ユーザ名簿管理窓口に照合 責任者確認の実施

ワークスペースエリアの作成,更新,削除

⇒ 申請者

(18)

18

・各種申請書類ひな形 「論文・学会等での発表におけるデータ利用に関する事前協議書」

論文・学会等での発表におけるデータ利用に関する事前協議書

協議内容

SIP燃焼DB データ作成者 殿 以下について,事前協議をお願いいたします.

201 年 月 日

申請者代表 所属機関 氏名 連絡先(Email) 協議内容

対象データ

データ利用内容

データ利用ユーザ情報を以下に示す.

所属機関 役職 氏名

連絡先(Email)

ユーザID(解除の場合)

備考

○○大学○○研究室 燃焼 太郎 教授

協議結果

事前協議の結果を以下に示す.

・・・

201 年 月 日

データ作成者 申請者

回覧ルート

申請者 ⇒ データ作成者 ⇒ 協議の実施

⇒ データ作成者,申請者連名で協議結果の記入の上,両者で保管

⇒ 写し データ運用管理窓口

(19)

19

・SIP燃焼DB操作マニュアル 以下のURLから参照ください.

https://sip-combustion.db.aist.go.jp/procenter/m.do?i=14067

・SIP燃焼DBで定義するデータの具体例

表1 SIP燃焼DBで定義するデータの具体例

情報名 例 SIP燃焼DB対象

実験で得られた数値や,校正値に よって換算された数値など

筒内圧センサの出力値(Pa)

レーザー計測により得られたCO濃度(%) 摩擦測定結果(Nm)

計算で得られた物理数値 筒内圧計算結果 (Pa) ○ 実験,計算で得られた画像情報 単気筒エンジンの燃焼可視化映像(mp4)

燃焼室壁面の熱流束計算マップ(jpeg) ○ 実験,計算に使われた計画書,境

界条件など

試験装置や試験条件(文書) 計算ソフト名,計算ハード名 など

実験で得られた物理式や定数 y=ax+b など ○ 物理式を元にした計算コードや,計

算ソフト用サブモデル

C言語コード

GT用サブモデル など

○ (研究用限)

制御プログラムや,制御用アルゴリズム FF,FB用理論 など ○ (研究用限) 研究報告書,パネルなど SIPで作成した報告書

SIP成果発表に使用したパネル

著作者の許可の無い資料 各OEM エンジンCADデータなど ×

論文(原著含む) ×但し,各学会

規定に準ずる

発表講演資料 ○

輸出規制対象データ 軍事転用可能資料 など ×

※ 論文採用データは各学会など帰属先における論文・著作物規定に準ずる

(20)

20

・参考資料 SIP燃焼技術データベースの構築の背景と,2019年度以降の運用の姿について 2018年10月作成 1.はじめに

2014~2018年度に実施されている戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」

(以後,「SIP 燃焼」と略)は,自動車用の内燃機関を出口として目指した実証研究プログラムと して推進されている.

このSIP燃焼では,成果を自動車産業で活用するのみならず,産学連携の発展や,成果である燃 焼技術を自動車以外の製品開発にも応用する(図1)ため,研究成果を有効に活用する仕組みが必 要である.

図 1燃焼技術とは

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)公開ワークショップ より引用 http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/140205ws/sip_sugiyama0205_1.pdf

2017年度に,SIP研究のさらなる加速,さらにSIP後の持続的な発展を目的とし,図2に示す SIP燃焼プログラムディレクター(以後,「PD」と略)方針が示され,これを元に,ガソリン燃焼 チームへの『SIP燃焼技術データベース』(以後,「SIP燃焼DB」と略)設備導入が実施された.

この際,国立研究開発法人 科学技術振興機構(以後,「JST」と略)と連携協定を結ぶ自動車用内 燃機関技術研究組合(以後,「AICE」と略)に導入大学への協力依頼が行われた.

(21)

21 図 2 SIP燃焼DBに関する2017年度PD方針

2018 年度は,図3に示す計画に従い,SIP燃焼の全チームの研究成果を対象として,SIP燃焼 DBの拡張と,ポータル(インターネット上で使用するSIP燃焼DBサイト)の作成を実施してい る.

PDレター)研究責任者 各位、AICE支援者 各位

2

お陰様で、SIPに参画する全国の大学から、貴重かつ大量の研究データが創出されています。

SIP研究のさらなる加速、さらにSIP後の持続的な発展のためには、これらを散逸させることなく集積し、将来 に渡って産学で活用できる基盤とすることが、研究の進展とともにますます重要になってきました。

よって、研究データのDB構築を、2017年度のSIP燃焼運営のPD方針の一つとします。

本件は、2016年度末のGB評価WG(2017/01/12)でP3を用いて説明し、評価委員より、Society 5.0実現に向けた取り組みとしてさらに推進するようにとの方針を示されています。これを受けて、SIP後に活用 されるDBのあるべき姿と導入計画を検討頂くよう、PDからAICEに依頼しました。

1月以降、AICE主導で、学とも連携して検討を進めて下さっていることにお礼申し上げます。

さらに、本年度のGB評価WG(2017/6/8)では、P4を用いて2017年度のPD運営方針としてDB構築 計画を示し、賛同頂いています。まずは、飯田先生のご尽力により、多くの大学が出入りする本格的な拠点に まで成長させた、ガソリン燃焼チームでの導入が良いのではと考えております。

産学の実状に合致し活用されるDBとなるような導入方策の検討をお願いします。

研究データのDB構築は、SIP後の産学連携のプラットフォームを構成する重要な要素となります。

引き続きの検討と、8月7日のHINOCA報告会での導入方策の提案をお願い致します。

PD 杉山雅則

(22)

22 図 3 SIP革新的燃焼技術 内閣府資料

この「SIP燃焼データベース運用ガイドライン」は,「SIP燃焼データベースポリシー」を元に作 成されている.

また,「SIP 燃焼データベースポリシー」と「SIP 燃焼データベース運用ガイドライン」は,SIP 燃焼の推進リーダ大学(慶應義塾大学・京都大学・東京大学・早稲田大学)と AICE が協力して策 定し,PDが決定した後,JSTがSIP燃焼研究関係者に展開することとした.

また,本ガイドラインは,SIP燃焼の計画書に基づき,研究終了後のSIP燃焼DBの発展(AIや Bigdata 活用,研究者ネットワークの拡大など)と,維持管理を行うため,随時必要な修正を加え ていくものとしている.

※ 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」研究計画書 http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/keikaku/1_nenshou.pdf

2.SIP燃焼DBの在りたい姿

SIP燃焼DBの構築にあたり,SIP燃焼の推進リーダ大学とAICEで協力し,在りたい姿を策定 した(図4,図5).

(23)

23 図 4 在りたい姿 (FY18 7/24 PD報告会)

図 5 在りたい姿イメージ図 (FY18 4/13 PD報告会)

どう在りたいか?

SIP終了後(FY19~)に目指す姿

a) SIPデータに加え、SIP後の内燃機関研究のデータが継続的に蓄積されている。

b)蓄積されたデータが、産学の共同/個別研究の効率化、質向上 並びにHINOCA等の CAEソフト進化に有効に活用されている。

c)学術価値の高いデータが広く世界から参照され、内燃機関研究の進化・深化に貢献している。

具体的なイメージ 在りたい姿

・SIP期間中およびSIP終了後も内燃機関に係る計測データ等が継続的に蓄積され、

産学がこれを活用して研究力を強化することで、内燃機関技術の飛躍的な進化/

革新に貢献している。

・先達のデータ/論文に敬意を払い、これを正しく引用・利用する文化が醸成され、技 術立国の更なる発展に寄与している。

SIP期間中(SIP終了時点)

d) a)~c)を実現できるデータベース構造ができている。

e) SIP報告書・論文に用いられているデータ、HINOCA等のサブモデルの根拠となるデータが 広くd)に蓄積されている。

どう在りたいか?

世界の燃焼・

内燃機関 研究者

日本の産業競争力強化

・OEM個社の研究加速

・サプライヤ、ベンダーの 技術力強化

マネージメントツール ワークスペース

エリア 限定公開エリア フルオープンエリア

AICE

HINOCA他MBD ツール、サブモデル進化

学連合

進捗管理支援 データ提供 消失リスク低減 限られた有識者との 早期論議により研究加速

(学間相互活用)

世界が参照

維持費用負担

官が種を蒔き、産学で育て、産学で活用

リスペクト データ提供者への

研究委託

(24)

24 データベースの各エリア(データを公開する範囲)の種類と目的について,SIP燃焼の推進リー ダ大学とAICEで論議を行い,以下のような考え方を定義した.

· フルオープンエリア:

SIP燃焼参画研究機関,参画していない国内外の多くの研究機関,および国内外の企業を主た る対象として,制限なく研究データを公開するエリア.本エリアは,①研究機関同士でのデー タ共有による燃焼研究の活性化とプレゼンスの向上,②SIP燃焼参画研究機関と様々な企業と の共同研究の接点作り,この①②を目的としている.※2018年度は,2019年度以降の公開を 目指した準備期間とする.

· 限定公開エリア:

SIP燃焼参画研究機関とAICEに限定して,研究データを共有するエリア.本エリアは,SIP 燃焼の成果をAICEとの研究継続によって更なる研究発展と深化および,共同研究の計画から 活用まで,産学でデータ利用することを目的としている (図6).

· ワークスペースエリア:

SIP燃焼参画研究機関に所属する研究者がチーム研究推進をスムーズに行うために,研究デー タの消失防止,研究者同士のタイムリーなデータ共有,検証前の個人データの一次登録などに データ利用するためのエリア.

図 6 限定公開エリアの役割 (FY18 7/24 PD報告会)

限定公開エリアの役割

マネージメントツール ワークスペース

エリア 限定公開エリア フルオープンエリア

学にとって魅力あるDB・WSと することで、SIP後活用促進

・研究の深化

・学ネットワークの維持/発展 社会貢献と、学の研究成果の グローバルな発展/アピール

SIPの成果を、AICEとの研究継続によって更なる研究発展と深化を行う。

AICEは限定公開エリアに登録されたSIPデータを学からの研究継続の期待と考 え、AICEの研究計画へのマッチングを検討する。育てる対象と考え産学で論議 する。

上記

(25)

25 3.SIP燃焼DBの構成とデータ登録,2019年度以降の運用の考え方

SIP燃焼DBの構成は,成果活用をイメージし実験・解析データがリンクされた「Output DB」 と,研究機関が繋がりチーム研究の流れがわかる「Tree構造DB」で2つのタイプがある.2つの タイプに明確な優劣は無いため統一はせず,各チームで選択できる方針とした(図7).

また,これらのデータ登録は,4つのSIP燃焼の推進リーダ大学の元で推進される.

図 7 SIP燃焼DBコンテンツの構成について (FY18 4/13 PD報告会)

SIP燃焼DBの構成と,2019年度以降の発展イメージを図8に示す.

図 8 SIP燃焼DBの構成,2019年度以降の発展イメージ

DBコンテンツ

以下、2つのタイプから構成

実験・解析データがリンクされたSIP Output DB(論文/サブモデル/報告書など)

⇒良い論文にある図に対して実験・解析データ等を投入

実験データ、計測器諸元、GT-P(入力・出力データ)、CFD (格子データ・境界条件) 産業的有益・重要データ: AICEにて選定、リストを提出する(~5/10) 学術的有益・重要データ: SIPにて選定

“Teamー班ー研究”のTree構造DB: (Sandia Engine Combustion Networkコンセプト) 将来的に世界の産学研究者が利用できるようにSIP主導にて構築

AICEサポートOEM供試資料・データに関し、アクセス区分を予め提示

利用者は産学の研究者

実験・解析がリンクされたSIP Output DB

“Teamー班ー研究”のTree構造DB

マネージメントツール ワークスペース

エリア 限定公開エリア フルオープンエリア

学連合 AICE

維持費用負担 ②

保管データニーズ② 更なる活用策 ⑦

AICE 公開レベル・範囲⑤

設置場所、管理者 ① 保管データ範囲、権利 ③

学連合+AICE 戦略的公開⑥

活用単位 ④ 学連合

データの構成・名称とポリシー、ガイドラインの役割

ワークスペース エリア 限定公開エリア フルオープンエリア

サーバ内のデータ

SIP燃焼DB

仮称 燃焼技術データベース (全てPROCENTER内に構築)

ガソリン燃焼 チーム・区分Aデータ

・区分外データ

・個人データ

ディーゼル 燃焼チーム

制御・CAE

チーム 損失低減

チーム

AICE燃焼DB

・区分Bデータ

・作成者により選定

・区分Bデータ 作成者確認し、一部コピー

★アクセス権付与対象

2018年度 赤字 (付与判断・・・SIP研究リーダ)

2019年度 青字 (付与判断・・・運用策定会議に選出された者)

・作成者/所有者により選定

・AICE研究データ

○○チーム

・共有データ

・個人データ

○○チーム

・共有データ

・個人データ

○○チーム

・共有データ

・個人データ

○○チーム

・共有データ

・個人データ 一部コピー

★SIP燃焼研究者、AICE燃焼研究委員

★各研究チーム研究者

★制限無し ★制限無し ★制限無し

★AICE産学コンソーシアムに参加する 学・研究機関、組合員、共同研究企業

★AICE産学コンソーシアムに参加する 学・研究機関

★TBD

★TBD

SIP燃焼DBポリシー/運用ガイドライン

注)破線は、2019年度以降 AICE燃焼DBポリシー/運用ガイドライン

FY18に構築 FY19から新規構築

(26)

26 2018年度中に,SIP燃焼DBは,仮称 燃焼技術データベース(PROCENTER)の中に登録さ れ,「SIP燃焼データベースポリシー」と,これを元に作成された「SIP燃焼データベース運用ガ イドライン」に従って運用される.SIP燃焼DBは,SIP燃焼成果の散逸防止を優先し,ワークス ペースエリアへの登録を進めつつ,区分B(SIP燃焼における規程により,SIP燃焼の研究者と産 の連携協定先であるAICE燃焼研究委員会が共有可能なデータ区分のこと)のデータは,成果活用 および産学による研究継続の検討を進めるため,限定公開エリアに登録を行うこととした.なお,

一部データは2019年度以降のフルオープンエリアでの公開を見据えた準備を進めることとした.

2019年度以降も,SIP燃焼DBは「SIP燃焼データベースポリシー」と「SIP燃焼データベース 運用ガイドライン」に従って継続的に運用される.

一方,2019年度以降,AICE産学コンソーシアムとして研究が継続される予定のため,仮称 燃 焼技術データベースの中にAICE燃焼データベース(以後,「AICE燃焼DB」と略)が作成され,

「AICE燃焼データベースポリシー」と,これを元に作成された「AICE燃焼データベース運用ガ イドライン」に従って運用される予定である.SIP燃焼DBの一部は,AICE産学コンソーシアム における研究に繋がっていくため,対象データのデータ作成者によってその一部はコピーされて AICE燃焼DB内で発展していくイメージを策定している.

(27)

27 4.SIP燃焼DBのシステム運用体制について

SIP燃焼DBのSIP燃焼の研究期間中における運用体制を図9に示す.SIP燃焼DBは,慶應義 塾大学の設備として導入され,システムの管理がされる.一方,内部のデータは,各SIP燃焼のリ ーダ大学の元でチーム毎に登録が行われる.

図 9 2018年度 SIP燃焼DBの運用体制

2019年度以降,SIP燃焼DBの維持管理はAICEに引き継がれる.一方,SIP燃焼DBの設備 は内閣府,JST,慶應義塾大学および産総研の間で,慶應義塾大学から産総研に譲渡することで合 意している.これは,産総研を事務局として2017年に「内燃機関産学官連携コンソーシアム」が 発足したことを受け,SIP燃焼の成果をSIP後も持続的に発展させ最大化するためには,本コンソ ーシアム事務局に設置することが最も有効であると考えられること,さらには,これによって,SIP 燃焼が当初から掲げてきた目標である「持続的な産学連携」の実現に貢献することができるという 考えに基づき,PDが決定したものである.なおPDは,この譲渡について平成29年度末の内閣府 評価WGで説明し課題評価を受けている.これらを前提に,以下の移行方針をSIP燃焼の推進リ ーダ大学とAICEおよび産総研で検討した.

(その1) 維持管理の責任は,AICEが持つこと

· 運用費の支出をする

· AICE産学コンソーシアムによる効果的な運用管理を行う

· 運用策定会議の議長をAICEから選出する

· 管理者は,AICEの組合員かつ設備設置場所となる産総研が担う

(その2) 産総研はSIP燃焼の決定事項に従い,実務としての責務を果たすこと

· 設備保守点検,経理,契約などの機能を担う

· SIP燃焼DBの運用含めたAICE産学コンソーシアム活動の枠組みを作る (その3) データ運用管理の安定継続すること

責任者

設備保守管理 経理

データ運用管理 広報・営業業務

設備 データサーバ

SIP燃焼技術

データベース 利用ユーザB AICE研究参加企業 運用策定会議

・燃焼DB PD報告会(JST)

燃焼DB構築 諸活動 4リーダ大、若手先生、AICE

データ管理ソフト ポータル

*但し、ポータルが完成するまで PROCENTERと直接データの

授受を行う。 利用ユーザA SIP研究実施機関

申請

発行

SIP研究者への働きかけ

委託

委託 契約

2018年度 SIP燃焼技術データベースシステム運用体制図

慶應義塾大学

慶應義塾大学

慶應義塾大学 4リーダ大学、AICE

NEC NEC 燃焼DBポリシー 運用ガイドライン

登録ユーザA SIP研究実施機関

管理者 SIP参加大学への展開

JST

ユーザIDの承認 4リーダ大学

ユーザ

※データに対する責任は、SIP燃焼の推進リーダ大学が持つ

PROCENTER

゙ータ授

(28)

28

· NECに継続委託する

上記方針のもと,2019年度からのシステム管理体制の検討を行い(図10),また,システム管理 体制の移行工程を策定した(表1).これらに従ってスムーズな移行を目指す.

図 10 2019年度 SIP燃焼DB運用体制 案

表1 運用体制の各役割と実行組織の移行について 案

組織/ 役割 2018年度

SIP燃焼技術データベース

移行工程 2019年度

SIP燃焼技術データベース 運用策定会議 ・データベースの運用ガイドラインの策定/

・運用資金の獲得

SIP 杉山PD

・燃焼DB PD報告会(JST)

← SIP燃焼リーダ大学とAICEで 協力策定し提案

①運用策定会議を '19/1に開催

・①でPD承認

AICE内に設置 議長 山本研究推進委員長

・AICE代表(西尾、寺地、菊池、土屋)

・学代表(石山、横森、山崎、草鹿) 責任者 ・運用ガイドラインに従った燃焼DBの管

理・運営

★慶應義塾大学 飯田先生 ・①でPD承認 ★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

ユーザIDの承 認者

・ユーザIDの承認 権限移譲可能

★SIP燃焼リーダ大学 ⇒ガイドライン化

・①でPD承認 ★産総研 西尾氏、副 水嶋氏 ガイドラインに従って実施(TBD委託) 広報・営業業

・運用策定会議の決定に従ったユーザ 拡大の働きかけ

★慶應義塾大学 飯田先生

SIP燃焼リーダ大学+AICE

'19年度運用策定会 議メンバーで対応

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

AICE委員代表

・AICE産学コンソーシアム代表 資産管理 ・サーバ資産管理 ★慶應義塾大学 飯田先生 ・慶應義塾大学、AICE、

産総研、NECにて必要 な契約と、引継ぎ事項 きを協議する。

・①でPD承認

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・産総研 つくば中央第一事業所 研究業務推進室

経理 ・委託費の支払い

・固定資産税(大学、AISTは不要)

・光熱費の支払い

★慶應義塾大学 飯田先生 (横森先生)

光熱費(TBD産総研)

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・産総研 総務本部経理部 契約 ・サーバ、ソフトウェアの契約

・委託業務の契約

・運用費に関する契約

★慶應義塾大学 飯田先生 (横森先生)

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・産総研 エネルギー・環境領域 研究戦略部 新センター

知財管理 ・知財の管理 ・各大学 AICE、各大学、産総研イノベーション推進本部

ネットワーク管理 ・ネットワークの管理

・ネットワークの保守点検

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・産総研 情報・人間工学領域 研究戦略部 研究企画室

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・産総研 情報・人間工学領域 研究戦略部 研究企画室 データ運用管理 ・ユーザIDの管理

・ポータル/ソフトウェアの管理

・保管データの管理

★慶應義塾大学 飯田先生 (横森先生)

→委託 NEC

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

・NEC(産総研より委託) 設備

保守管理

・サーバの設置

・サーバの保守点検

★慶應義塾大学 飯田先生 (横森先生)

委託 NEC(TBD産総研)

★産総研 西尾氏、副 水嶋氏

NEC(産総研より委託)

・産総研 エネルギー・環境領域 研究戦略部 新センター ユーザ ・データの授受 SIP研究者、AICE AICE産学コンソーシアム メンバー

★産学一般ユーザ

・燃焼DB運用費の負担 利用料不要 ★AICEが運用費を負担

SIP燃焼技術データベースシステム運用体制の移行について 案

図   9 2018 年度  SIP 燃焼 DB の運用体制

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