• 検索結果がありません。

協同組合の構造とその組織上の指導原理

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "協同組合の構造とその組織上の指導原理"

Copied!
23
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

協同組合の構造−、﹂その組織上の指導原理

 ここに組合の構造として論述しようとするのは、組合員及びその機關についてである。組合は阯團法人であるから、す でに述べたように、複数人の結合体をその存立の基礎としている。この結合体の構成員を組合員という。しかして組合は か∼る複数人の結合團体であるから、自然入とおなじ意味においては、意思能力をもたない。またしたがって自ら行動す ることもできないこというまでもない。かるが故に組合はいすれもその内部において、特定人の意思をもつて自己の意思 とし、その者の行爲を自己の行手となすところの構造をもたなければならぬのであって、か、る組合の機構において組合 の行爲をなす者と定められた人を、その組合の機具という。組合員は組合存在の基礎であり、機開は組合活動のそれであ る。組合員なく、叉その機關も、もたない組合はあり得ない。  一 組  合  員  H 総設 組合員は組合存在の基礎である。株式魯杜の設立に際しては磯起人が七人以上あるを要し︵商法第甘六十五轍︶、しかし てその焚起入は各々書面に依って株式の引受を義務すけられているから︵無法箪百六十九條︶、獲起人は將來必す肚員となるべく運命 すけられている。從って株式魯肚の成立には最底七人の疵員さへあれば足る︵商法第百六十五飾︶。しかるに協同組合の設立において    協同組合の構造とその組織上の指導原理       八五

(2)

   協同組合の溝造とその組織上の指藻原理      八六        ら は、軍職入は法的に組合員となるべく張制せられるか否かは組合によってことなる︵言論些事鞭勲甦照︶。たとえば水産業協 同組合法においては漁民でさえあれば磯廻人たり得るのであって、その特定個人が果して當該組合の組合員たる資格があ るか否かは問わない。故に、この場合、焚起人は、必ず組合員となることを張制しない。しかし各組合法において鎚起人 の所要員数を夫々法定しており︵中協法内二十四條b農協法第五十五條、滑協法第五十七僚、水協法第玉十九條、同第八十六僚第三項、H同篤九十二跨下四項、m同調五十六條第四無恥H同誌百僚鋸四項︶、ことに中小企業等協同組合法第二十 四條は、 ﹁事業協同組合、信用協同組合叉は企業組合を設立するには、その組合員になろうとする四人以上の者が、協同 組合連合倉を設立するには、その愈員になろうとする二以上の組合が、磯起人となって設立行爲を開始して、設立準備會 を開き、組合員たる費格を有する者が出席して、その出席者の過牛激の同意により會議の議薯を決する。しかるに信用協 同組合の場合には三百名以上の組合員がなければ設立することができない︵巾海法第二十四項目ことから推論すれば、逆に他の協同組 合の設立には特に法律上組合成立に必要な組合員の最底数を要求していない︵麟卸品別向上瞬確崩賜澗覇業離島掛銀轍魍姶礁醗焔脳甑購び魏胸雲高償圃 うが︶。しかるに焚起人が將來組合員になろうとする者であって、必要員激を法定している場合、たとえば中小企業協同組 合法上の各組合は最底四人叉は二以上の組合があれば成立せしめ得るわけである。これと同様に、消費生活協同組合もそ の組合員になろうとする者が二十名以上が、連合禽を設立するには二以上の組合が焚起人となり、設立趣意書、定款案、 事業計書書及び護起人名簿をつくり、賛成者を募集することになっておる︵㈲協法第五十四蟻︶。しかるに賛成者をかりに募集しても 果してあるか否かは全く不明で、賛成者がなければ設立手纏に入り得ないわけではなく、ないそのま、の心身で設立手績 を開始して何等違法ではなく、さらに法が護起人を比較的多激の二十名とし︵箪獅組合︶ているのは、か、る場合を予想し て、獲起人だけでも設立可能ならしめ、その九めには二十名巧いあれば組合経説上告當なりとの趣旨と思考せられるか ら、消費生活協同組合においては組合成立の要員は二十名,またはコ以上の組合であるといい得る︵賢対照は二十名位いの組合が脛砦上成り立#ないであろう︶。 しかるに、農業協同温言は農民、水産業協同組合は漁民であれば屈起人たり得る資格を有し、これ辱の者か法定激集れば

(3)

 震起人組合の結成が可能であり、しかしてこれ等の並並人が点綴必すしも組A[員になるとは限らないことを予め老観して        む む  いるものの如くである。たとえば水産晦㎜経濟課の詮明によれば、 ﹁焚混入は漁民でなければならないQたゴここにいう漁  民たるためには日敬についても、住所についても、別段の制限はない︵ホ協法第十條︶が水崖芙協同組合法第十八條叉は定款に規定  する維A[員資格を有しないものは組合が戒差しても同注第十八條の規定により資格がないから加入できない﹂となす。し  かし農業協同組合が焚起人十罪人︵蓮合結は二以上の組合︶、或は水産業協同組合中の漁業協同組合は二十人︵蓮合會は二以上  の組合︶ を要求して、これら磯起人は、組合の事業及び地織並びに組合員たる資格に課する詳論見書をつくり、 一定の期 ,問前︵二遍閲を下るか得ない︶までにこれを設立準備會の日時及び場所とともに公告しなければならない。この公告は所謂組合設立の賛成  者の募集をもかねるものであって、この公告によって集った賛成者をもつて設立準備會を結成することになる。しかして  賛成者を募集しても、 一人もないこともあろうし、かりに賛成して集っても、果して組合加入を同意するとも限らない  ︵組合眞になるためには新に創立纏向風催よでに設立の同慧を申出で☆ろ者に限られる︶し、法も、また、 これを予定している。しかるに、か、る場合に組合を不成立に絡らしめん  とする規定もなく、むしろ、協同組合のような比較的小規模の事業圭体に比較的多数の十五名乃至二十名の獲起人を求め  るのは、賛成者或は設立同意者が他にないときには、爽起人のロ貝数だけでも組合を設立せしめんとする立渉趣旨であり、  組合の特殊性にかんがみ十五名乃至二十名あれば組合の事業愚行は一語可能にして音調するものといえる。故に、若干の  例外はあるが、法の虚偽人法定藪は組合成立に必要な組合員数というべきである。因みに嚢起人となったものは少くとも  設立同意者であり、杜會通念的にも組合成立後には組合員になることをすでに承諾しているものといわなければならな  い︵組合が其の加人を認めるか否かは圃である︶。   これを要するに、組合成立に必要な組含員敏に關する法の直接規定はないけれど、以上の逐語からすると、法定の獲起        ①③  人数は組合成立に必要且安當な数でもある。       ,     協伺組合の縫⋮造とその組織上の指導原理       八七

(4)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       八八 註① 中小企業等協同組合語聾二十四條、農業協同縄合法第五十五條、満費生活協鞘組合法第五十四條、水産業協同組合法第五十九條、    同第八十六條第三項、同第九十二條第四項、同第九十六條第四項、同第百條第四項蓼照。       む       む む  ②かりに護起人のうち二人だけが筋合員としてのこり、他は組合員とならなかった場合は、一種の合同行鴬に断ずる義務違反であ    る。換言すれば叢起人となることは、すでに組合結成に奏しての協力義務を寺今するものであるから、か、る場合は義鵜逡反とな    る。さらにたとえ、二人だけで組合を成立せしめても、組合の本質的機能を護揮することは不可能に近く、組合が純然たる民法上    の組合ではなく、かなり高度の團体的性格を量質約に丙芭していることは、夫々の法燈体から瞬断される。したがって、團体たる    にふさわしい程度の人数の結合体でなければならない。これ等を考慮して陣起人の非理の法定となったのであろう。  なおここに一言すべきことは、何人が獲起入であるかの問題である。これについては法律では別段その形式的要件を規 定してないけれども、實際においては、設立準備會及び創立総脅の公告︵淋議墾紳麟.欝魏軽愚講瀬轟雄攣譲︶叉は設立 の認可中講書などに署名若しくは記名捺印した者を焚起人とみなすべきであろう。もっとも設立手振の途中で死亡などや むを得ない理由で焚起人の法定数に歓員を生じた場合には、取扱上歓憂しないものとすることもできるが、實際上は塾員 を予想して法定数以上に余裕をもたすべきであろう。さらに組合の設立に鑑詳していてももはたしてその者が正當な獲起 人として認められるか否かは夫々の組合法によってことなる。即ち中小企業等協同組合法︵中協法第二十四條︶、消費生活協同組合法 (遡 Q酷 │) ネどにおいては、年数入費格は、將來組合成立の曉には組合員となることを前提としているから、組合員として の無資格者は不可であるのに反して、農業協同組合法︵農協法理五十五條︶、水産業協同組合法︵琳骸王院︶においては所謂農民叉は漁民で さえあれば、組合員たり得る資格の有無はとにかくとして、畿起人としての資格を有する︵趾㈱︶。  組合の存績には、中小企業等協同組合は一人︵中書怯第六十九條︶、︵躍。畑︶、−農業協同組合は十五人未満︵下槍糟︶︵嬢橘酷鶴︶、消費生活協 同組合は二十人未満︵置合會は一人︶︵禰橘酷綿︶、水産業協同組合法による各種組合は二十人未満︵購吟焔︶︵属望灘臨面嫌帆融劉二十炉欝鍬蕪糀鵬面目臨鋤 配) フときは組合は解散するから,それ以上あるを要する。このように中小企業等協同組合法をのぞいて、他の組合法に

(5)

おいては、組合存績に必要な組合員数と、磯起人組合成立に必要な員数とが一致していることは、賛成がなくても、螢起 人だけで組合を成立せしめようとする法意がくみとられ符る。組合員たり得べき者の資格については夫々の強行規定が あり、即ち中小企業等協同組合法上の各種の組合員たり得るものは、 ﹁中小規模の商業、工業、重壁、半途業、サービス 業その他の事業を行う者、勤勢者その他の者﹂︵中豊法第一條、同法第七燦第一項︶、農業協同組合は﹁ω農民目みすから農業を重み、叉は農業 に從事する個人であって、農業の中には耕作、養畜叉は養麓の業務とこれに附随する業務及び薪炭.生産の業務︵肚樋蜘縢嚇駈鞭 嚇鄭齢︶などはすべて農民として取扱われる一1、②農民の外に組合地蜂内に住所を有する者で常該組合の施設を利用するこ とを相野とするもの︵疑嘱鰍口薬が襯︶、水塵業協同組合法上の各組合は﹁漁民及び水産加工業者﹂︵淋雌器墾苦言︶、消費生活協 同組合は﹁ω地域組合は一定の地域内に佳所を有する者、②職域組合は一定の職域内に勤務する者﹂︵驚敵撒鰍賜拗鮪鹸縮刷駝        ①③ 闘耀頒艘規︶たることを要する。 註① 叩合曾の曾員資格については、農協法第十四條第四項、農協法第十二條第二項、中腰法第七條第二項、水協法第八十四條、同第九    十八條の規定がある。  ② 水産業協同組合法中の個別協同組合の組合員資格についでは、同法第十八條、同法第七十九條、同第九十四條の規定がある。  これを要するに以上のように夫々組合員としての資格が法上限定せられているから、各組合はその範團内において自主 的かつ具体的に定款で定め得るわけであるG       ‘  箪取組合の組合員は自然人のみに限られて、法人は認められない︵中協法第七候D同第一傑、農協法第一條、同学十二候、慣協法第一燦、同第十四條、次協心甥一條、同第十八條、肩第七十九條、同第九十四條︶に反して 連合會の倉員は法人に限られる︵嚇醐怯臨磁針心高↓爾巨躯獣畷惚瀟賜娠無職塾麟第︶。したがって輩位組合は同系統の連合倉の倉員たり得る とともに、異種の連合倉の論難員たり得ることもある︵騨賜識獲纈脇門難輪帯撫攣霧蕩旗協黒戸鋤が日貸尊意魔撒愚心︶。ここに問、題になるの は箪位組合の組合員が同系統の同種の他の組合の組合員たり得るかである。中小企業等協同組合法の企業組合の組合員    協同組合の縫⋮造とその組織上の指導.原理       八九

(6)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理      九〇 は、受註の承認を得なければ、自己叉は第三者のために包含の事業の部類に鵬する取引をなし得ない︵中協法第七十九忌引三項︶、若しこ れに違反して取引をしたときは、組合の介入が認められている︵巾協法第七+九候第四蟹︶。かくの如く組合と利害衝突を來すような取引 を組含員に嚴寒していることの反面、自己所書の組合の事業と同種の事業を富む組合の組Aド員となることを認めること は、この種強行規定の脆法行爲を認めることになり、叉組合と組合員との關係は人的要素を重要な基調とするものである のに、この封人關係の根底をくつがえすことになって組合事業の爽展は望めない。故にこの場合これは許されないものと いわなければならない。同法上の他の輩倖組合の組合員についてはこれと同旨の規定が存在しない。この点については農 業… ヲ同組合法、水墨業協同組合法上の各組合、消費生活協同組合に關11ても同様である。し江がつて他の同種系統の同一 業務をいとなむ組合の組合員たり得るかの如くである。しかし組合と組合員との黒甜の中、組合の組合員に封ずる塁審に おいては、有機的密接な運開を月跨必要とし、これなくして組合の本質的使命の助成目的は達し得られないが、さらにこ の目的達成の効渠を有効ならしめるには、組合員も組合に製して有機的密接不可分の關係を保持しなければならない。彼 此相寄って企即する目的が實現し得るのである。このように協同組合の根本目的が助成にあるかぎり、即ち組合の本質の 一がここに存在する以上、上蓮の他の組合の組合員となることは許さるべきではない。組合員が組合の施設を專呈すべく 義務すけることは法律の特別の措置がない限り“例えば農業協同組含法第十九條第一項n違法である︵清幽法第十二條第一項︶。しかし專 用義務がないということは個人として経濟活動をして可でめるというにとどまり、他の組A︻の組合口貝となることを意味し ない。

 口 組合員 灌

 ① 組合員は組合員たる資格において組合に封して種々の構利を有し義務を負う。例えば剰余金の割戻請求樺、残余財 産書聖講評灌、組合の業務執行に亙る灌利、議決樺などを有し、叉出資組合においては出資義務を負うが如きである。こ

(7)

のような魯種の櫃利義務胃壁の基礎である組合と組合員との聞の法律闊係、桑親的に組合員の組合に封ずる法律上の地倖 を組合員灌という。組合員灌と呼思するけれども、各種の樺利義務を内包しているから、軍一の逃腰戸主をもつて律する ことには多分の問題かあって、かえってこれ等の耳利義務焚生の基礎としての法律關係を組合員灌と即するにふさわしい といわなのればなら奪い。組合員がその資格において組合に和して有する樺利義檀越、神体とその構成員との間の上下の 關係に基く所謂團体法上の曝書義務であり、組合員が機体の統制に服する限.度においては、團体の統制力により組合員の 意思に反して︵鯛黒黒鴉︶、これを奪取攣更することができる。この点個人相互の書契關係における通常の寛仁義務、例 えば組合員がその賓格と關難なく萱買、貸借等にもとすいて組合に与して有する年利義務とはその性質を異にする点注目 しなければならない。  ② 組合員が組合員たる資格において組合に⋮質して有する樺利を二種に大別出干る。 一は剰余金の割戻し請求灌、淺余 財産下戻請求標のように財産的内容のものと、他は組合の業務執行に與る樺利、組合員総倉における議決灌のように組合 の維螢えの参書を内容とするものとである。前者は所讃自釜灌或は財界的擢利ともいわれるべきもので、後者は梅畑灌或 は行政的灌利とも些し得るものである。財産的灌利は直接組合員の利己心を満足さすための嶽利であるが、共釜灌は各組 合員の協力關係において認められる耳利であって、結局において組合員の組合施設利用目的蓬威︵騨塘朋慧欝卿雛櫨帥同封剛鋤臓馴髄 劫机︶のために役立つとしても、直接的には共同目的途行即ち組合の脛螢のために認められているものであり、したがって その行使もこの目的による拘束に服し、組合自体の経螢換言すれば組合の主たる目的即ち助成目的を實現するためになさ れるべきことをその特色とする。さればといって組合事業においては事業の興野と所有は不可分離いやむしろ同一人に麟 劃しているところに特色があるのであって、黒帯樺が上述の目的の拘束をうけるからというて、自慢目的と全く切りはな された關係においてとの意にすぎない。即ち爾翠雲の行使の重心が多少他の一方におかれているというのであって、その    協伺組合の構造とその組織上の指導原理       九一

(8)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       九ご 重心の一部は他にも亦か、つていることに注意しなければならない。故に組合においては事業の所有と経螢との分離とい う考え万は考慮する余地は全くない。この仁者が有機的な立師をもつところに組合事業の妙味ともいうべきものが存する のであって、これがなくなれば組合制度の意義は根本からなくなる。7  国 組合員資格の蛸船移韓、組合員たる資格は、原始的には組含の設立に際し叉は設立後の組合加入によって取得せら       ① れ、概論的には相績、遺贈︵感発ザ謡鵠難鶉編︶などの包括承櫃によってのみならす、當事者間の法律行爲︵鋼倣麟︶によっ ても取得せられる。組合は人的理体でかつ地域︵職域︶書体でめるから、組合員の地位の移轄も翁忌的に制限をうける。 したがってその移轄は螢利墨磨ことに物的會肚における耐員の地位の移輻ほどに自由性を有しないけれども、さればとて その地位が身分法的のもので財産法的要素が皆無というのではない。  四 組合員の雫等 組合は複数人が協力して軍日の目的を追及する主体であるから、組合員の聞には共通の關係が種々 存在し、これにもとすいて協同組合法では所謂組合員雫等の原則が認められている。これは組合員は組合により組合員た る資格において平等に待遇せられるとの原則であって、これ即ち法律の基礎をなす正義衡平の理念が團体法上に顯現した ものである。しかして組合法上の毒舌は所謂資本室義的な手等ではなく、頭割亭等である。か、る点にも、組合が資本主 義の勃興と前後して生起したため、資本奥義的な若干の要素を加味せざるを得なかった反面、その本來の意義が資本柔義 経濟の弊害の結果山來したものであるから、資本主義的原理を可及的に排除せんとする傾向を多分にもち、これが頭割率 等原則として表れたものである。しかし全く資本宅義的原理を顧慮しなければ組合員の利己心を満足せしめ得ないから、 或る程度加味せざるを得ないのみならす、臨本意義の潮流の中では成る程度これに順慮せざるを得ない。故に協同組合の経 濟原理は純粋資本論義的なものでもなく、純血資本主義的なものでもないという極めて復羅性と多義性を有するものであ る。協同組合制度はか、る原理の上に立脚しているものである。爾者のかねあい的基礎の上に立脚するところに協同組合

(9)

      ② の特色があ.る。從って資本主義的原理のみでは解明出來ないQ 註①持分の相績については法上特別の規定はない。さりとて持分の事績を禁止する規定もない。組合員が死亡した場合組合員は脱退す    るから︵農協法認ご十二謹聴一項第二号、申合法第十九條第一項第ご号、消書法第ご+條第一項第二号、水協法第二十七條第一項    第二号、同第八十六薫習︸項、同歯九十六條第二項︶、 これから由來する持分梯戻し講話櫻は當然相纏人が取益する。この場合相    績人が持分の梯戻しをうけないで、その被相尋人の持分を取得して組合員として加入出立ないか。この場合管利會肚ことに株式會    冠の株主搬と同檬には蜥具し得ないか、若し相績人にしで組合員たる費格を定款の規定上有するとすれば、たとえその持分の取得    が譲渡によろうと相盛によるとによって、その販扱いを異にする理由はない。ことに持分の譲受によって加入せんとするときの規    定も直接的にはないが、逃しい加入手績に關する規定がある。これは加入申込という持分販得の一形式である。この種の加入が認    められるならば相績による加入も亦認められるものといわなければならない。  ②頭割李等であるから一人一票の議決罐が絶封不可鮫である。質的にも議決糎は一であるが量的にも一であって、出資口敏の多少に    は全く關係がないところが特色である〇  二 組合の機關及び組合員との開蓮性  組合の立句の観念は組合の行爲能力と醐座する。組合が行爲能力を有するかどうかについては、法人の本質を如何に解 するかによって見解が分れ、法人擬制論をとる者はこれを否定し、これに反して法人實在読をとるものは肯定する。勿論 組合は糊入であるから自然人的な意味において自ら行動し得ないことはいうまでもないが、法律上はその機蘭たる者の行 動が、機關としての行動の範園に謝いては、直ちに組合自身の行動と認められるのであって、この意味から組合の行爲能 力は肯定し得る。換言すれば組合の行爲能力は機關概念の上においてのみ肯定し得る。蟻壁は目すでに述べたように、組 合内部の機構において、組合の意思を構成し組合の行動をなす者として定められた者で、代理人のように本人の外部に存 し、これと面立關係にある別個の人格者ではない︵機關だる他人の人﹁絡は内隠へ吸牧さ軸て外郎へは碍立のそれ蜜して衰れない︶。したがって法人とその内部の機動との代表關 係は、親念的には、少くとも本人と逸弾人との聞の代理關係から匠別されねばならない。ただ海際的にはこれを別個の規    協同組合の構造とその組織上の指導原理       九三

(10)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       九四 定によって律する必要はないから、法もまた代表に酷して別段の規定を設けていないで、法に特別の規定がないかぎり、 民法商法の規定が機關の代表行爲に封しても準用せらるべきものである。しかして代表機關の代表樺は組合の権利能力の 範園内のすべての行爲に及ぶものである。  機關の槻念を認める立場においては、その行爲能力を肯定すると同日の理山と意味において,組合の不法行爲能力を肯 定し得る。したがって法が民法第四十四熔融一項の規定を準用して、組合はその代表者即ち機工構成者がその職務を行う について他人に加えた損害を賠償する責に任するべき旨を定めているのは︵属国怯臨鄭手彫雛鵬ト煙欝璽巖脇融臨潮汁㌦徽劉蹴臨牲㍊細計忙艦樹駄鶉囎        註 綱鵡 X條 j、 c然のことを規定したにすぎない。 註 民法第四十四條六項においては、 ﹁法人ノ理事其ノ飽ノ代理商﹂と規定しでいるが、機關以外の代理に關しては民法第七百+五條の   所謂不法行爲の規定によるべきものと信ずるQ  なお組合の論纂者能力も、行爲能力についてと同じ理由で肯定し得る︵ドイヅ法に於いては笹に當亭者能力に擁して規虚していろ0此れは同同法P協同組合の法人楮に付ての直接規定を苛拠ないと=うから¢立法措置てあろ︶。 さらにこれと同様な理論でその犯罪能力をも認めるべきであるが、現行法の解繹としては法人の犯罪能力を否定するのが      註       ・ 通論である。 註 しかし過去の統制纒濟時代においては、その統制違反行合に質して法人に罰金刑を課していたのは事實上その犯罪行爲能力の是認を   前提とするものである。  註組合員は組合の構成要素であり,組合存在の基礎であるが、組合の機關はこの組合の活動の基礎であって、組合員た        回 る資格と機關たる資格とは颪嫁するを要する。しかし原則として機至心悪者の蚕部或はそのうちの法定員.数のものは組合 員たる者とを法は要求しているから、倉皇資格は丸焼資絡に随喜するものとして爾盗格は原則として法律上翼然同︼人に 灘膓せしめている。

(11)

註ω 申小企業等協同組合法は、組合員又は組合員たる法人の業務を執行する役員のうちから潤墾する︵同法第三十五條第三項︶。  働 農業協同細合法は、理事の定籔の少くとも四分の三は組合員たることを要求している︵同法第三十婦徳五項︶。  ㈹ 水協法第三十四條第七頃によれば、理事の定敏の少くとも四分の三は組合員でなければならぬ。なむ同学八十六條第二項、同第九    十ご條第三項、同第九十六條第三項b同第百第笙三飯も右と同様の趣旨の規定である。  これは所謂個人恩義的馬体の場合であって、協同組合は個人事業的色彩が極めて濃厚であるから、事業の所有と経螢と が一致しているというのは、法律的には實はこの点を指証するのである。しかるに團体室義的証耽である株式魯瀧或は有 限會杜では枇員資格と機關資格とは法律上分離され、實玉上この爾資格が同一人に蹄驕する場合においても、偶々肚員が 倉瀧との特別の契約により同時にその五言の機動構成者たる資格をかねるにすぎない。即ち蔽では、既述の如く、企業の        註 所有と経螢とが全く分離されている︵大隅敦授會祉、法論第四+頁︶。 註 淘費生活協同烏合においては、特別の理由のあるときは、理事の定籔の五分の一以内を限り組合員叉は命員たる法人の役員以外の者   から選任し得る︵同法第二十八條第二項︶、或は農業協同組合においては理事の窟数の四分の一は組合員でなくてもよく、農協法第   三十・條第六項文、る小協一法面=︸十四諸芸・七項、同雁弟八十六條.第二項、向筑⋮・九十二補導三項、同第九十六権第三項、同第百悔牌弟三増ハも夫   々四分の一は組合員でない者から選任し得ることを規定している。この点にも純埣的な個人事鰭でなく、團体同義的事業宅体を表し   ているといえる。 一  上述のような構造をもつ協同組合は如何なる原理によって指導せられるべきであるか。これはいうまでもなく、組合が 一の経濟團体であることから画然に経史的蓮右上の指導原理と椙侯つことによって、はじめて法律上のそれも亦有意義と いわなければならない。したがって脛濟的な一般原理を探索しながら、それが現行の法が協同組合法の上で如何に具現し ており、かつ諸外事のそれとの關連において究明することは、組合をしてその機能を完からしめる所以でもある。    協伺組合の構造とその組織上の指導原理      九五    一

(12)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       九六  協同組合の指導原理はこれを大別して、組織に關するもの及びその蓮螢に關するものとになるが本稿では前者に限定す る︵後者について別論ずる︶。  協同組合は、いうまでもなく所謂中小産者︵潰費者又は生塵者︶の組織であって、資本的な組織ではなく、人的なそれで あるから、その基盤はあくまで封入關係である。中小産者のうち所定の有資格者の可及的多数が組合へ加入することがの ぞましく、かつ形成せられた當該團体内部において頭割心墨のもとに、組合員がその蓮螢に直接号外することなどが必要で ある。これらのことから組合自体の組織について、或はその組綴から招來せられる種々の原理を認めなければならない。 しかしてこの原理は窮局において組合指導の原理でもある。

 ω組合の開放性

 協同組合には、中小産者のうち特定の有資格者はすべて加入可能であって噛かつ當該組合はその加入を拒否してはなら ない。この点について.たとえば、ドイツの牧釜と遣直に正する協同組合法は、﹁組合員数を限定しない斌團︵O$。誹。︸寧 津⑦昌.一。戸主μ。け騎の㏄。罫︸。。訟φコφ.呂搾咳凶。露ω騰N9[、一︶︵尤も此慮に限定しない‘は覧ての頃小産者が無條件に加入し得ろピの窓ではない︶、或はスイス債務酒盛八百二十八條第一項も.二︶ざ O窪。器。塁島隅津一。。陣¢一濤鱒二の客α壱窺9罠津自浄触5甜一〇二¢<¢告凶[二塁富狗㊦ぎ。﹁巳。霧狗霧。田︵︺器露戸。ロ夢三く。昌鴨⑦屋︵旨窪。︵︷葭踏牌慶ε一胆筑¢器質ζρ07 ・・ エβ⋮−、.と規定して組合の開放性を明かにしており、このほか英米法系及びフランス法系の諸國の立法もまたこれと軟 を一にしている。か、る立法例を實讃として、け、○℃曾冨窪げ霧三℃読導ぎ一士轟Q。。§風。。畳§①。h。冨師団。畢fP謎3q㊦欝﹃牌ξ ﹃8039昆器ユ些直書謎誓¢霧訟ロ80馬86冨琵二〇員夢9。けロ。自。・,。︸5三急ぎ賃。三号⊆中9昌二塁ぽ昼賎$ζというマーガレット・デイグ バイの見解書直し得るのである︵言言養﹃。二︶ズξ二︶濁。。。仲。物8−暑。ミぞ。図箋・。け剛剛9昌Φ言匙﹀謬魯3ぎぎユ=ゐ。叶ζ二。86冨肇凶ぎ一層毛緊符︶。勿論この馨の公開性に關する規 定の仕方には、ドイツ、スイス、ハンガリーなどのように,組合員数を限定しない瀧團と明確かつ直接的なものと、或は 然らずして資本の可攣的奄奄として規定されているものと、その表現上に若干の差違はあるとしても、組合は特定の有資

(13)

格者の加入に封しては公開すべきとの原理は普偏愛當のものといわなければならない。  右に介して、我が現行法即ち中小企業等協同組合法第十四條は﹁組合員たる資格を有する者が組合に加入しようとする ときは、組合は、正當の理由がないのに、その加入叉はその加入につき現在の組合員が加入の際に附されたよりも困難な 條件を附してはならない﹂︵同旨、農協筏篇二十僚歌協法策二十五僚︶、滑費生活協同組合法第十五條第二項は、 ﹁組合はその組合員の敏を制限する ことができない﹂などと定めて、組合の公開性を注文上、聞接的に或は直接的に宣明している。この加入の公開性は、勿 論特定の組合が組合員たり得る資格要件を定め,たとき、それに該呈する者に封ずる原則的措罎である。したがってたとえ 特定の個人が有資格者であるとしても、その者に、加入前に當該組合の活動運螢に封し著しい妨害行爲などのあった場合 にはその加入を拒否しても、何等本原則に樹する違反ではない。蓋しか、る原則の張行は平常の状態を前脳とするもので あるのに、この種の事態は異常の駿態で、その前提要件を異にするから原則の張行はなすべきではないからだ。このよう に李常状態を前提として組合の公開性は強行されなければならないから、上蓮のような特定個人の加入を拒否したとして も、我が現行協同組合法11水産業協同組合法第一.一十五條、清費生活協同組合法面十五條第二項、農業協同組合法第二十條、 中小企業等協同組合予算十四條“の張行規定に違反しない。しかるに特定の有資格者がたまたま宗教的或は政治的乃至人 種的その妙趣濟的事情以外の事由で、 これが加入を拒否されるが如きば違法であり、したがってこの稲の事由を加入資       ︵註︶      。。 。。 格要件とする組合定款は無効といわなければならない。この点についてインド協同組合法は、地域的、種族 階級或は職        ● 業などを加入要件とすることを是認しているが、インドの特殊な肚倉的事情に縁由する例外である︵世襲撚離㈱樋四書雛搬駅瀞聴 醜頒U心胆鄭盲射緋擁︶。とはいえ、協同組合が人的組織を基体としている關係上、相五によく知ることが協調可能の前提とな る意味において、これに十四するための適當な制限はやむを得ない。故に同一宗教或は同一政治的志向を加入要件として 限定することは、むしろこの根本的趣旨に即するかのようである。しかし協同組合は脛濟的導体であって、政治的乃至宗    協同組合の構造とその組織上の指導原理      九七

(14)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       九八 教的團休でないのに徴すれば、その加入の要件もまた直接聞接維手早事項に關蓮のある事由をもつてすべきである。  我が協同組合法上、宗教的、種族的事由を加入要牲とするについての可否に照しての直接規定が存しないばかりか、事 業協同組合の組合員たる資格を有する者は、組合の地算内において商業、工業、鑛業、継母業、サービス業その他の事業 を行うところの中小企業等協同組合法第六條第︼項叉は第二項に揚げる小規模の事業者で定款で定めるもの︵中協法第七條第一項︶、信 用協同組合の組合員たる資格を有する者は、組合の地響内において商業、工業、鑛業、蓮途業、サービス業その他の喜業 を行う第六條第一項若しくは第二項に拐げる小規模の專業者、組合地匿内に住所若しくは居所を有する者︵組合をふくむ︶、 叉は組合の地学内において勤勢に学事する者で定款で定めるもの︵中三法鳩七曜第二項、同第三項参︶、また或は農業協同組合員たりうる有費格 者は農業協同組合下思十二條の要件を具備するもので定款所定の者、さらに消費生活協同組合員としての右資格者は、消 費生活協同組合細図十四條所定の要件具備者のうちで定款で定めるもの︵照湾協捷第十四條第一項第二項第三唖篤四項︶、漁業協同組合員としての資格要 件は水産業協同組合門前十八條所定の要件を共え、かつ定款で定められた要件に該賊するもの︵胴島隠粗面四脚ガ㈱錫脳+︶であ’るか ら、各組合ではその定款規定によって、その資格要件を如何ようにでも定め得る。即ち必ずしも経濟的に直接間接關係の ない事項、たとえば政治、宗教などを要件となし得るかの如くであるQしかし組合員たる基本的寳格要件として経塔活動 を主目的とする者、即ち農民︵黙脇鰍聾鶴條︶、商業・工業・鑛業・サービス業など︵中質犠第七瓢箪一項︶、或は漁業者叉はその馬事者 (小 C、同第九十四條謬照︶と明示し、その後段において定款で定める者と規定しているのであるから、定款規定に委せられた要 件は、か、る要件を前提とするものである。故に、この大前撹要件の範心内であることを要するのは當然といわなければ ならない。したがってたとえ定款の規定をもつてしても宗教或は政治的事項を要件とすることは法の予期しないところで あるから、若しこれに反するときは違法の心置といわなければならない。このことはさらに寛仁の組合は、宗教、政治な どからの申立の原則を堅持することとの關連においても容易に推論し得るところである。すでに一言したように協同組合

(15)

は人的團体の腰高上、構成員が相互によく知ることがもとより職封必要である。この知ることの必要は、柔として劉人的 信用の前提基礎として要求せられるものであるから、この要求を充足する要件としては、政治的志向乃至宗教的信念より 地縁的乃至職縁的要素がより一食妥當である。蓋し勿論宗教的信念なり政治的志向なりが同一であることは相五に知るこ とを便ならしめようけれども、地域的に或は職域的に近接しておれば充分に知り得るのみならす、宗教的、政治的要件をも つておればその封象退位が極限せられて、本公開性と矛盾するからだ、さらに組合が経演新体である以上、その構成員の 室教的信念が何であり、その政治的志向が奈邊に存するかは問うところではなく、ただ特定の個人が一の経紀團体所驕員と して追尊であるか否か、その個人に封してどの程度の信用を與えるべきかが測定し得れば、組合としては充分である。し かしてこのことが組合の存績とその纂業の爽展とに如何に重大な意義をもつものであるかは、組合制度の爽展過程に︵欄隔 鯛欄X罰講麗翻烈り裟則︶徴しても明白に實誰され、法もまた地縁、ときとして職縁を要件として認めるところである︵蘭羅盤繰 献蝋二綱甥辮編襲ハ仲蕃茄計憾誹銅鵬︶。これによってこれを観ると、定款で定める要件とは、宗教的政治的なものではなく、地匝 的乃至職域的或は業種的なそれであるといわねばならぬ。換言すれば、経濟要件としての経濟的要件を前提とする具体的 な資格要件を指稽するのであって、政治的窒教的なそれを意味しない。加之法が彊行規定として組合員の資格要件として 規定するのも、維讃談に直接間接關連ある事項である︵中協法第﹁候、同第七條、間第十五條,農協法第九淡、同第十二條,滑協法鋸十四修即同第十六練、承協法華卜候覧同属七十九倹、同筑μ九十四條なひ参照︶。  上述の所謂組合員としての有資格者︵特定範園の︶には、原則としてその加入を拒否してはならないということは、いわ ば組合の積極的な公開である。これに封して一旦加入した者を自由に組合から脱退させることは消極的な公開である。換 言すればこの積極的、浩極的な公開相侯つことによって完全に公開されているといえる。故に諸外國の立法例において も、所謂組合員の脱退の自由の原則として確認するところである。勿論加入が團休法上のものであると同様脱離もそうで ある。故に脱退が個人契約のほかに立体法上の拘束をうけることまた疑をいれない。我が現行法も組合員の脱退の自由を    協同組合の構造とその組織上の指導原理      九九

(16)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       一〇〇 法上命定することによって、この消極的な組合の公開法原理を確立している。勿論ここにいう脱退とは、自己の自由意思 によるのを前拐とするものであって、所謂法定脱退を意味しない︵これは晩退事由が法定されていて、その脆退についての個人 の意思は問わない︶︵中論法第十九條、震協法第二+二條、清協法第二+條、水協法界二十七條.同第八十六條第一項、団四第九十六條第一項、胤⋮第九十二條榊弟二項、銅像第召候第二項︶。即ち組合員は、九十日前或は六十日前までに予告 し、事業年度の絡において脱退することができる︵中協法第十入條舅一六條篤一項2ハ十E︶順雍鞄パ餓賜融矩計か翼々顧磯馴稲が駄醐麟墾厨︶ところの自由脱退で ある。  かくの如く組合員の脱退の自由を法上強行法規として定めることは、 一面からいえば組合の人的母体としての性格から 由來することではあるが、またこれによって組合の門戸開放換言すれば組合の公開性の原理を明示するものといわなけれ ばならない。  組合の公開性の原理は亦組合員の加入脱退の自由の原則ともいわれる。 ω天藁制一李等奪擁︵霞コ。雰員。5鵠ぎ⑦訟二同陶剛三①㌦︶旨㊦ぎ嘗”。gq。仲ρ邑書巴く。凶8ぎ窪①孚。慾幽門。・。=7。㎝。9①蔓︶  協同組合は物的句体でなべ、中小産者の人的團休であるから、経濟的に、組合員相互に若干の差はあるとしても左程 大ではない。したがって原則として組合員は鼠落に組合の支配蓮螢にあたることになる。しかして組合の支配蓮螢は、 繰延的には、多数の組合員が直接その衝にあたることは不滴當かつ不可能であるから、これに代位するものとして構成員 が各々議決樺を有し、これを行使することによって、直接干興と同一の効果をあげるのが委當かつ可能である。しかして その干與が平等であるべきことは人的團体たる組合の性質から常然のことであり、その議決灌たるや出資額、持分或は加 入時期などに關係しないで、原則として各々一票を有することにより確保されている。換言すれば組合員が組合の事業 の心々管理などに雫等の震言樺をもつことは人的病体の本質から理の當然である。この原則は最も重要なものである

︵聾霧馨。ジ蒙緊.藝︹ひ。5が、か・る原則が重要硯・れ・質は、個人叉は少警などが馨を專藁葺配し

(17)

て、組合の蓮馨が反民事主義的になることを防止せんとするにある。しかし、外居において、これについて若干の例外が ないではない。しかしその差専を認めるとしてもそれは、組合の民キギ義的性格と、組合事業に封ずるより忠實な協力者 たる細る組合員を優遇することによって、他の組合員の同調を助長し、もって組合の爽展を期することとの調和点が限界 である。かるが故に出資額による議決擢数の差等は許容さるべくもない。換言すればか、る例外的措置をとることによっ て、組合の本質と矛盾しないのみならすひいては組合の焚展をより可能ならしめるべき点にその調和を見出すことが妥當 である。この意味において組合員の組合事業の利用量に比例せしめることが望ましい。もっともその事業利用量の起算時 点と議決樺行使の時期とに若干のギャップを生するきらいはあるが、 一事業年度末の利用量を墓準として次事業年度中の 議決灌の分量を定めることは理想的とはいえないまでも、さレたる不都合はなかろう。勿論か、る場合にも、無制限的に       ︵註︶ 是認されないで、最高限度を制限するものの如くである。 註 Oo﹁門島。帥︸5門。・二巴一び①萱門①ξ影笛犀〇二。昌㊦図8喜ぎ謬巴胴9く貯筑8﹁言ぎ牌穿一一8岩角 く08。自︵昌費く費=同。お仲︻属ロゑく①︶8び①8ほ融員巴◎   β。。=巴ξぼ℃3℃o二〇5け。け落7繋ぎ窪コ。島。瓢。び鴇誹剛げ尾葺び露乏三μチ。ψoo6¢︵寓麟主顔。♂O茸ξ⋮b鐸。馨亀︵δ〇七ω蚕瓢く。ピ㌍芝   彗︸︷o葺。牌巨偶︾ぴ3触乙︶o  我が現行協同組合法においては、組合員は各々一個の議決灌と役員叉は総代の選畢灌を有する︵鱒脇無無骨炉醸ポ鰻脇融騨駄畿楡畷 醸か キ慣 Z鰍談醐鴇融雛壁画瀟、︶から上述の一人一票の原則は確立されている︵尤5準組合艮は有しない協法第十六修硲π一項後殿︶︵農︶。とはいえ他面、議決権の代理 人による行使を認めているが、これは一人一票制に封ず例外的措置ではない︵議決塵の量的差等を附するピの一味での︶︵眼二丁璽一腰醸臨庇獅蛤七竃卸玉戸鷺勉綴臨 難臨 二。譲顯転パ綱蟹駐ハ生心臨乱調蠣飾辻い︶。蓋しこの議決権代理循使の立法趣旨は、組合の管理をもつとも民屯的に行うために は、組合員総會には、つねに組合員自ら出席して、議決したり、或は自ら役員盲爆の投票を行うことが必要である。しか るに、特に組合員の心柱活動の實態から考えると、それは實情に即しないから、組合員が自らつねに参集することは事實    協同組合の構造とその組織上の指導原理       一〇︸

(18)

   協同組合の縫⋮造とその組織上の指導原理       一〇二 上不可能であり、さりとて自已の意思を何等かの方法で纏會に反映せしめること︵動鍛灘吻搬朔鑛鵬誘倉入鰹籔ゆ野卑胴、覇蹴偉距 鷲灘肌↓卿㍑餌昂讃ゼ膜繋珊饗︶は、組合の民主的管理の上からも必要であるから、この聞の調和を得るために認められたもの であり、さらにこのことは︵乱落推の分量的差等を譲ける躍旨でないこご︶、書面による議決権の行使を認めることの裏面解鐸からも論画し得るところで ある。換言すれば本代理制度は議決樺行使の方法H便法のためであって議決権の分量的差等附けではない。もとよりか、 る議決権の代理行使の制度を規定するといなとは、全く各組合の自由である。        ,  これを要するに、 一人一票制に封ずる例外的措置として、議決灌の若干の量的差等の可否は、人的團体の民主的運螢 と、組合員の組合利用度を高めて、組合の焚展を期することの調和さえ得られるならば、許容することは立法政策的に望 ましいことであり、しかしその許容議決数の最高限を定めるならば、派生するであろうところの弊害の危瞼もないのでは なかろうか。  ㊧ 組合事業の利用量による剰余金の割戻し︵〇三号三塁茎﹁。ζ。・。︶  本題協同組合の脛螢は、原則として實費主義である。即ち協同組合は原債で、経濟的便釜︵物資又は用釜︶を出講するこ とによって、組合員の経濟活動︵贋義︶を助成するのであるが、その霊威の正確な算定の困難と、實際上の事務の簡便化 などの必要から、原債以上の債格即ち市場昼餉或はこれに近い告辞で組合員に提供するのが實情であるが、この場合に所 謂剰余金が派生する︵繊蘇諭しに醸禦斜鋪舗粘蝶鰯嗣畷船諸腰醒餌娠価綴騰鵬ド謬説濾認識饅繍ビ距瓢肋韻描濠脚韻継麟順賜悶畝胸脚脇糊縄逸士蹴搾徽瞼嫡瞼︶。すでに 一言したように、協同組合の能筆は失認主義︵實費主義︶が原則であるから、從って本來ならばそこに剰余金焚生の余地は 全くないのである。換言すれば組合と組合員との聞の取引︵此の瞬は必ずしも安嘗でないが、此れに代る工匠な語を見出し鮎ないから暫く此れを便用する︶に際しては一銭一厘の端激銭も 清算の上手渡されるはすであるから、組合側に剰余金の派生はあり得ない。ただ實際の便宜と必要から原型主義によらな いときにその磯生をみる。故に特定の叫組合員との取引に際して喪生した所謂剰余金は、その取引において組合員に清算

(19)

の上手渡されるべきものであって、これが一時組合に贈与されたものであるから、経心的には勿論法律的にも、少くとも この種の剰余金は當該組合員の所厩であるといわなければならない︵呪櫛臓謁纏礫踵蹴帥鮮甥礪観心翌日畷灘和製蒼蝿漸禰励雄醐船眺鰍燥蕩声高砺か眺 捌鐸︶。  我が現行法においては、剰余金の配當︵或は割戻しの語をも使用する︶は定款の定めるところにより、組合員の組合事業の 利用分量叉は彿込み出資額に慮じてすることを要し、しかして後者の方法によるときは、法定利率をこえてはならない (申 ヲ法第五十九條第二項第三項、農協法第五十二條第三項後澱,滑協法第五ナニ條第二項.欲協法喜五十六條第二項参照︶。したがって各組長沙においては、剰余金の配當乃至割涙の方法について、事業の 利用分量又は出資佛込金額によるか、或はその何れを算定基準として優先させるかなどの差違はある志しても、組合の事 業利用分量を算定基礎とする割戻しについては、無制限に認容している。しかして剰余金の本選的な意義を顧慮すると き、この方法が本然の姿である。これに反して一部の組合法︵膿脇田︶では、剰余金の二言は、定款の定めるところにより、 年五分置超えない範園内において、彿込んだ出資額の割合に慮じてこれをなし、なお剰余があるときは、組合員の事業利 用分量の割合に慮じてこれをしなければならない︵農協陵第五十二條第二項占小協法第誠十六條第二項︶とし、佛込み濟み出資額を第一次的基準としている が、か、る立法措置は、剰余金の繧此上、法律上の眞義に封ずる認識の獣如から恭謹せられた誤りではなかろうか、し たがって立法論としては農業協同組合法話五十二條第二項及び水産業協同組合法第五十六條第二項は、事業利用分量を第 一次的算定基準とするよう改正すべきである。もちろんよって生する弊害例えば出資者にして事業を利用しない場合の組 合員の出資に詳して後述の利子を支梯う必要から、事業利用分量に封ずる梯書し率を或る程度制限すれば足りる。なお諸 外國の一部においては事業利用分量に封しては無制限に認めるものもある。 ・ かくの如く事業の利用分量に比例して、剰余金の割戻しを無制限に認容するとしても、これはむしろ勧奨すべきことで こそあれ、マーガレット・デイグバイの懸念するような協同組合の資本単義的團体への韓落の危陰を包藏するものではな    協同組合の構造とその組織上の指導原埋      一〇三

(20)

   協同組合の樗造とその組織上の指導原理       唱〇占 い。何となれば、組合事業の利用は、組合員個々の資力如何に左右されるものではなく、最も低い出資者といえども、最 高出資者︵出賓阻度は法窟且っ、定欺に異体的に定めるを常Sすろ︶と同等若しくはそれ以上に利用し得る︵好悪蠣囎躰繍瑠︶。換言すれば、資力如何によって利用 限度に差等を設け得ないのが原則︵碁勢εして信櫓組合の餐合は慰齢︶であるばかりでなく、むしろ組合事業への聞接的協力を招來して、事業活 動即ち組合の機展を來させる所以でもある。これに反して出資佛込金額によって、無制限に割戻すときは、組合員の資力 如何がその割戻し額の多少を左右することになり、これは望ましいことではない。この意味においてこそ、マーガレット の,い言。﹃脅﹁8腎。<①昇曽。守。嘉﹃穿くω・・。。鐸kび。§一身筑騨同二言津蔑︵旨智﹁け︸δ﹃①奉乙亀9葺籍曽二8塁。^旨雪二巻ぎ津仲切ぎく窪8ヨ 高島霞け7︹一昌9。ロ言こ。四二冒①昇。肪。・o﹁鼠09坤器巴昌昌$頭句片秀凄;。=曳一該“島。毛昌昌7暮仲︸ちぎ9﹁①のけ05色罠冨g嘗件鑑孕。目ユ守①⊇=霞二楓q9一。。oo旨 ユ工匠ぎ・・ぎ三ユ旨図9.、と指摘しているような立法措置が必要である。なおこの場合彼マーガレットは一般論として主張 しているが、これはあくまで出資支署金額の割合に慮じて割戻される危険防止として必要不可獣の措置であって事業利用 分量によるときは二の限りではない。  我が現行法においても、出資⋮彿込金額に比例しての割戻しについては年五分置農協法第五十二峰第二項、水協法鍔玉十占ハ修即、清三世第五十二條蟹叩四二︶、或は年六分︵獅瑚惟 凱麟 諱jを張無しているのは、 この聞の事情を顧慮してのことであろう︵順繰咽棘勲嵩置買継四阿卿繍激離撒畷肺幡礪や勘幡ザ顧榊鵬鷹期博獣風入“耽拗撚聴物 鱒が備罐煽饗捌饗︶。さらに諸外國の立法例においては、市中銀行並みの利率と合致させている。   ・  四 資本に濁する利子の制限  協同組合の組織なり経螢は、すべて人的多野を基調とする必要から、いきおい物的要素、ことに資本金などは從鴎的地 位におかれる。すでに;翻したように協同組合は、組合員に主として種々の経身上︵生産並に漕費︶の便釜を提供することによっ て、組合員の経濟活動︵慶義︶を助成することが本玉固有の目的であって、経濟的油魚の獲得を直接の目的とするもので はないから、利釜の追及はあり得ない。法もまた、組合は組合員及び會員︵連合會の場合︶に最大の奉仕︵瞬靴せ鮪影回雛龍勲 2

(21)

鴛祝言︶をすることを直接の目的とし、隠勢を目的として事業を行ってはならない︵滑協法篤九燦、農協法第六僚、次翠陰簗四條︶としてこの点を宣明して いる。もっとも中小企業協同組合法第四條第二項は、一組合の直接奉仕性を明示しながら、特定の組合員の利釜のみを目 的としてその事業を行ってはならないと規定するから、この反面解繹として、しからば全組合員の利器を目的とするなら ば、押韻追及手段としての事業の言行必すしも違法ではないかのようであるが、ここにいう二言とは脛蔵造的な純粋性の それではなく、便釜と同義語に使用されており、したがってその法意も特定の組合員の便釜をはかることを目的として事 業を行ってはならない、換言すれば全体への奉仕を更に念のための注意的規定であるからその主旨はあくまで奉仕にある といわなければならない。ただ螢利會肚の利釜に類似的なものとして剰余金があるだけだ。この剰余金は、組合がその事 業︵組合員との聞において︶執行に際して清算しきれなかった端長瀞の累計である。したがってこれはすでに二配したよう に組合の利釜ではなく組合員の所有にぞくする。かるが故に剰余金の佛戻しに關するかぎり、組合事業の利用分量に比例 して割戻すことがより實際的且つ合理的である。即ち組合は、定款の定めるところにより、組合員の組合事業の利用分量 叉は掻込濟出資額に慮じてしなければならない︵申協法第五+九傑第二項蒲協法第五十一激徒二項︶として立法形式上優先せしめているのはこの趣旨に合す るものである。しかるに、剰余金の毒茸は、定款の定めるところにより、年五分を超えない範園内において、溶込んだ出 資額の割合に窓じてこれをなし、なお剰余あるときは、組合員の事業の利用分量の割合に慮じてしなければならない︵激賜 楓購鯖襟舗鶴顯ゴ殿協︶として、田資曲管富田に封ずる彿戻しを優先せしめているが、出資に封ずる利子の七二いを優先せしめる 法意でないかぎり不合理である故に立法政策としては上述の中小企業協同組合法第五十九條第二項などと同一形式たらし むべきである。  さて出資佛込濟金額に慮じて支梯われる剰余金が、事業利用分量に恋じて挑戻される剰余金と経濟的にも、はたまた法 律的にも同一の意義と性質をもつものであろうか。    協同組合の構造とその組織上の指導原理       一〇五

(22)

   協同組合の構造とその組織上の指導原理       一〇六  入曽導体である協同組合は経距活動︵廣義︶を主要目的とするもの、換言すれば種々の経濟上の便盆を組合員に提供し て、その経濟活動を助成するために或る程度の資金を必要とする。 この資金は組合員が相互に提供︵出資︶し、組合員は 最底一ロの出資法務を負担している︵最高に婿ては法定するもの︵中協法覆十條第二項、滑桑田第十六候第三項﹀ピ然らざうものこあろ︵ホ協法鵠十九鋒第二項、農協法弊十三僕第二項11出戸組合︶︶。出資口数の最高限を法定しないと きは、主徴の口敷を︼組合員が有することが出組るが、これは協同組合の性質からいって、平等の原則を害するので好ま しくないから定款で制限すべきだ︵水蟻噂円月課、ホ産業協同組合法の解畿︼O二頁︶と三六し、模範定款例においても最高口数に封ずる規定を要求してい る。しかしてここにいう出資ロ敷の余り多いことは、窄等の原則に反するからというのが根本的な理由だとすれば、それ には反封である。蓋し如何に﹁組合員が澤山の出資をしても、その有する橋殿において一口の出資者と同等の国利しか有 しないとすれば李等であって不李等の行われる余地はなく、叉資本の猫静劇は横暴の危瞼はない。或は高額出資者は剰余 金の割隠しに際して、患資を基準とすれば高額を取得するからとの反封があるとしても、それは剰余金の本質と出資金に 渕して支佛われる剰余金を理解しないことから招來される危ぐであるからだ。  却論、出資⋮彿込濟金額に態じて軸重われる剰余金は、裏書利用分量に慮じて軸重われるそれと意義を同じくするもので はない。後者は、すでに一言したように自己の組合側に累積保留された金額の梯卑しであって所謂剰余であるに反して、 前者は自己の掛資に封ずる利子である。故に組合において出資に慮じて支梯われるものは利子であって所謂組合の利回で はない。倉皇、組合は本質的に螢並倉体ではないから配託すべき利盆はないからであり、したがって、若し例えば溝費組 合などにおいて、剰余金を資本に封ずる鳶色として・配當するようなことになればそれは協同組合ではないとのジ1ドの思 想も支持され・2るわけである。しからば何故に重篤に細して利子を支、意わなければならないか。組合員が組合の事業を利 用すると自己出資資本は勿論、他人のそれをも、組合資本の名のもとに利用し恩恵をうけているのであり、また相互利 用︵出資金の︶も重要な組合結成の一であるから相互に利用しているわけである。故にそれに封して、本來ならば利子と

(23)

して各組合員から別途取立︵組合︶て支梯うべきを事務的憾宜のために剰余金をふりあてるにすぎない。この故に剰余金 の彿戻しを出資金のみによらしめるときは、資本に封ずる利子と、割戻しとしての剰余金とが包含されており、このとき にこそ反民主、主義的五畜等の行われる軸重があるから、二元的に佛戻しと支近いに心血すべきである。ただ利盆のないの に利子を支佛うことに酷似するものとして螢利賃料における建設利息がある。 ︵昭二七.三.二〇︶ 協同組合の構造とその組織上の指導原理 一〇七

参照

関連したドキュメント

図 21 のように 3 種類の立体異性体が存在する。まずジアステレオマー(幾何異 性体)である cis 体と trans 体があるが、上下の cis

としても極少数である︒そしてこのような区分は困難で相対的かつ不明確な区分となりがちである︒したがってその

3  治療を継続することの正当性 されないことが重要な出発点である︒

このような環境要素は一っの土地の構成要素になるが︑同時に他の上地をも流動し︑又は他の上地にあるそれらと

右の実方説では︑相互拘束と共同認識がカルテルの実態上の問題として区別されているのであるが︑相互拘束によ

に至ったことである︒

以上の基準を仮に想定し得るが︑おそらくこの基準によっても︑小売市場事件は合憲と考えることができよう︒

社会的に排除されがちな人であっても共に働くことのできる事業体である WISE