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「学び」の質の向上をめざして

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Academic year: 2021

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「学び」の質の向上をめざして

本年、当研究所は「福井県教育研究所機能強化策の提言(平成 26 年2月)」を受け、組織を4 課1室から3部1室へと改編しました。 研究体制は、所員の個人研究を主体としたものから、研究所としてのテーマに基づいたチーム での研究を主体としたものに変更しました。3年間の中期目標を立て、アドバイザーの先生方の 御指導を受けながら、現在、研究を進めており、今後、その研究成果を研修等に反映させていき たいと考えています。 共通する研究テーマは、「『何を教えるか』という知識の内容や量の改善に加え、『どのように学 ぶか』という学びの質の向上や環境を重視した教育活動のあり方」で、いろいろな角度から研究 を進めています。 研修部では、講義型の研修体制の見直しを図り、通信型研修・実践型集合研修・訪問研修を有 機的に関連付けた研修体制を確立しました。その中で、新しく始めた通信型研修や訪問研修を運 営していく上での研究テーマに沿った留意点や工夫点、今後の課題について考察しました。 調査研究部では、3つのユニット(数学・英語・学力調査分析)で研究を進めています。数学 ユニットでは、生徒が自ら学ぼうとする新しい学習スタイル「予習的課題を前提とした授業」や、 「知識構成型ジグソー法」などを取り入れたグループ活動、興味関心を高めるための ICT 教材を 活用した授業など、主体的な学びを育成する授業のあり方を研究しています。英語ユニットでは 「福井型 18 年教育」を踏まえ、小学校から高等学校までの「福井県英語学習 CAN―DO リスト」を 作成し、その目標につながる指導法の研究を行っています。学力調査分析ユニットでは、全国学 力・学習状況調査と本県独自の学力調査(SASA)とを多角的に分析し、課題やその解決のための 教科指導や学級経営の方法などを提示しています。また、SASA2014 では、これから求められる学 力観に沿った出題を行い、今後は、授業のあり方も提案していきたいと考えています。 教育相談部では、学級集団と学力の関係に着目した研究を進めるとともに、望ましい学級集団 を築くための指導法を提案しています。 この紀要には、各部における研究チームの研究の過程、成果と課題、今後の研究の方向性など が記載されており、皆様からのご意見を頂ければ幸いです。

福井県教育研究所 所長 小和田 和義

参照

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