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教材「白いぼうし」研究(二〇一二年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 教材「白いぼうし」研究(二〇一二年度卒業論文要旨集). Author(s). 林, 真美. Citation. 札幌国語研究, 18: 78-78. Issue Date. 2013. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/7598. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 教材「白いぼうし」研究. 教材「やまなし」研究. 色彩などの表現や登場人物との関連から、作品の主題や物語世. いぼうし〉と〈夏みかん〉の役割について考察した。両者とも. 指導の際の関連についても考察した。最後に、本作品中の〈白. 様々な表現について、 児童の読みにおける効果について分析し、. という新たな主題を提案した。次に、本作品の特色とも言える. 題点などを考察し、それらの考察を踏まえ、 「出会いの喜び」. る本作品の主題は大きく三つ確認できた。それぞれの主題の問. が分かれている主題について検討した。先行研究の中に見られ. きるという教材価値を見出だした。次に、先行研究の中で見解. 児童の読みの力を養ったり、豊かな心情や情操を培うことがで. まず、本作品の特質と教材価値を考察した。本作品には様々 な表現の特色が見られ、 それに着目しながら物語を読むことで、. 理・考察し、「白いぼうし」 の諸説研究を行うことを目的とした。. 小学校国語科教科書における教材 「白いぼうし」 本研究では、 の 見 解 が 分 か れ て い る 主 題 や 教 材 解 釈 に つ い て、 問 題 点 を 整. ついて、児童がより深く作品について考えることが出来るので. 一人ひとりに考えさせる活動につなげていく。これらの活動を. のような物語であるのかをとらえ、 「やまなし」の主題を児童. そして、それぞれの場面についてイメージを広げ、本教材がど. については「一 五月」と「二 十二月」の二つの場面を対比 させ、相違点や共通点を見つけさせていくという活動を行う。. を根拠にしながら考えさせるという活動を行う。二つ目の対比. の造語である「クラムボン」とは何かということを本文の叙述. 本教材を授業で扱う場合、表現と対比についての二つを中心 に扱うことが有効であると考えられる。表現については、作者. 一つであると言われている。. そのため、どのような物語であるかがわかりにくく、難教材の. 用語や造語の使用をはじめとして、 様々な要素が含まれている。. を提案することを目的とした。. 本研究は、光村図書の小学校六年生の教科書に掲載されてい る宮沢賢治の童話「やまなし」を調査・分析し、その指導方法. 国語科教育学研究室 九四八三 前田 恭兵. 界をイメージ付ける重要な役割を持つことが明らかとなった。. はないかと考える。. 国語科教育学研究室 九四七五 林 真美. 「白いぼうし」は色彩語などの表現効果から作品 以上より、 の温かさが作り上げられているという特質を持つと言える。し. 行うことで、難しい作品であるといわれている「やまなし」に. 「やまなし」は、小さな谷川に住む二匹のかにの兄弟を中心 に、自然の中で起こる出来事を描いた物語である。豊かな色彩. たがって、本作品の読みを深めるためには、表現の特徴や効果 に着目した指導が有効であると考えられる。. - 78 -.

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