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小学校段階における障がい理解を促進するプログラムに関する研究

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Academic year: 2021

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(1)小学校段階における障がい理解を促進するプログラムに関する研究. 教育実践高度化専攻 小学校教員養成特別コース.       P08050G       井上 卓也 1 研究報告書の構成. んであることを指摘している2)。. 第1章 問題の所在と研究の目的.  すなわち、障がい理解教育を教育実践レベル. 第2章 研究の方法. ヘ具現化するためには、実践を通した改善の繰. 第3章 障がい理解教育の意義. り返しだけでなく、長期的な視野に立った授業. 第4章 障がい理解を促進するにあたってのプロ. 化の視点の一般化が不可欠だということである。.     グラムの必要性. さらに、教育実践が意図的なものとして、教育. 第5章 障がい理解を促進するプログラム試案. 現場で教師に共有された形で実施されるために. 第6章 総括と今後の課題. は、カリキュラムとして準備されることが求め られる。. 2、研究の概要.  しかしながら、カリキュラム作成においては、. (1)問題の所在と研究の日的. 授業時数の配当や各教科の指導計画の作成等、.  平成16年6月に障害者基本法が改正された。. 多岐にわたる。したがって、障がい理解教育と. その内容は、障がいのある児童と障がいのない. いう内容を限定し、だれが、いつ、どの段階で、. 児童との交流及び共同学習を積極的に進めるこ. 障がい理解教育のどのような内容を実践化して. とによって、その相互理解を促進しなけれぱな. いくのかということを段階的に配置していく、. らないというものである。これを受けて、平成. カリキュラム作成に至る前段階的なプログラム. 20年度版学習指導要領総則においては、「障害. が重要となるのである。. のある児童との交流及び共同学習は、児童が障.  そこで、本研究にあたっては、小学校段階に. 害のある児童とその教育に対する正しい理解と. おける障がい理解を促進するカリキュラム作成. 認識を深めるための絶好の機会であり、同じ社. を実現するためのプログラムの内実を明らかに. 会に生きる人間としてお互いを正しく理解し、. することを目的とする。学校レベルのカリキュ. 共に助け合い、支え合って生きていくことの大. ラムと教室レベルめ実践との乖離を防ぎ、各教. 切さを学ぶ場でもある」と明記されている一1)。. 員にプログラムを可視化することによって、カ.  このように、今後の教育の方向性として、障. リキュラム作成への手がかりとなるようにした. がいのある児童と障がいのない児童との交流お. い。. よび共同学習の中で、障がいに関することや障. (2)研究の方法. がい児の理解に関する教育を行うことが今後重.  本研究は、次の手続きにより行うものとする。. 要視されるのである。. まず、障がいのある児童とない児童との相互理.  障がい理解教育について、徳田(2005)は、障. 解が促進される教育の在り方を研究している文. がい理解教育の実践や研究に関して、期間が短. 部科学省(以下、文科省という。)の指定研究校. く、主観的であり、分析等の研究の視点がずさ. の長期的な実践の考察を行い、障がい理解教育. 一106一.

(2) に求められる授業化の視点を一般化した形で抽. 4.総括と今後の課題. 出する。次に、連携協力校における授業実践お.  障がい理解を促進するプログラム試案を作成. よびインタビューの考察を通して、障がい理解. したことにより、カリキュラムを作成する点で、. 教育を公立小学校で具現化する際の問題点を明. 各段階をスモールステップとして実現させてい. らかにする。この点を手がかりとして、公立小. くことが、公立小学校において障がい理解教育. 学校においても持続的に実施可能なカリキュラ. を実践化に導く一つの手がかりとなるものであ. ムの在り方につながるプログラム試案を作成す. る。. るものとする。.  なお、文科省指定研究校各校の実践を分析す る枠組みとしては、徳田(2005)の障がい理解の レベルの考え方を用いるものとする(図1)。        愛{書酌看テ動d〉ミ毅鐸書. 艦駿級威駿継. ヌテ沽. 翔一酸隻{ヒ・{鷲箏養養勾一葦翼鱗…めミ毅拳繁. 熟つ葦慧(り藁愛鰯. 鰯1  匿奪カ{し、歪嚢…録撃グ)…一ノーべ災。 (多書繍、 2搬衛5). 3.研究の成果  小学校段階における障がい理解を促進するプ ログラムについて、文科省指定研究校の先進的 な教育実践研究を考察した結果、カリキュラム.  一方、この試案に基づいて、実践と教育効果. の枠組みとして十点の視点が明らかになった。. の検証を重ね、有用なプログラムとなるようっ. また、公立小学校における障がい理解を促進す. なげていくことが重要である。この点について. るためのカリキュラム構築の問題点について考. は、筆者の今後の課題としたい。. 察した結果、プログロム化するための課題とし て五点が明らかになった。. 5.註及ぴ参考文献.  以上の結果を手がかりとして、小学校段階に. 1)文部科学省『小学校学習指導要領解説・総. おける障がい理解を促進するプログラム試案の.  則編』東京書籍、2008年、p.72.. 作成を行った。その結果、障がい理解を促進す. 2)徳田克己『障害理解 心のバリアフリーの. るためのカリキュラム作成にあたっては、前段.  理論と実践』誠信書房、2005年、p.274。. 階として図2に示す11項目を段階的に経る必要 性が明らかとなった。. 修学指導教員 勝見 健史. 一ユ07一.

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