第4学年
総合的な学習の時間
学習指導案
1 単元 守ろう!みんなの障子ヶ岳 2 指導観 ○ 本学級 の子ども達は、総合的 な学習の時間を楽しみにしている。その理由として、様々な体験ができる ことや、地域の人からいろいろなことを教えてもらえることをあげている 。しかし、地域の「人・もの・ こと」について知っている子どもは少数である。 そこで 、地域への関心が高まり、活動範囲が広がるこの時期に本単元を取り上げる。そして、地域にあ る障子ヶ岳に関心をもち、障子ヶ岳や障子ヶ岳を大切にしてきた人たちに繰り返し触れ合う体験をしてつ くった考えを交流する活動を通して、障子ヶ岳への見方や考え方を高めていき、障子ヶ岳に親しみをもっ て、継続的に働きかけていこうとする 態度を育てる。このことは、自己の生き方を考え続けていく子ども を育てる上で意義あると考える。 ○ 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会生活 ・総合的な学習の時間専門部会(平成18年7月) において 「総合的な学習の時間の実施状況を見ると、大きな成果を上げている学校がある一方、当初の趣、 旨・理念が必ずしも十分に達成されていない状況も見られる 」という課題が出された。そして、その課題。 解決のために 「日常生活における課題を発見し解決するなど、実社会や実生活とのかかわりを重視するこ、 ととしてはどうか 」という改善の方向性が例示され、様々な角度から検討が進められている。。 地域には、20年前から、たくさんの地域の人が参加して様々な活動を行いきれいにしてきた、文化財で あり、地域の人の憩いの場である障子ヶ岳がある 。本単元ではこれらの上に立って、障子ヶ岳や障子ヶ岳 にかかわる人に繰り返し働きかけてつくった考えを交流することを通して、障子ヶ岳の価値をとらえ、障 子ヶ岳に親しみをもち継続して働きかけていくという自分のかかわり方を明らかにすることをねらいとし ている。そのために、問題解決の各段階に、子どもが対象に繰り返し働きかける体験を行ってつくった自 分の考えと他者の考えを交流する場を仕組んでいく。このように、地域という 実社会や実生活において問 題解決を行いながら価値ある対象と自分とのかかわり方を明らかにしていき、地域に主体的にかかわる子 どもを育てることは、自己の生き方を考え続ける子どもを育てることにつながると考える。 ○ 本単元 の指導にあたっては、障子ヶ岳に関心をもち追究活動を行うことで障子ヶ岳の価値をとらえてい 、 。 、 き 地域に生活する一人として障子ヶ岳のためにできることを考えて実行できるようにする そのために 繰り返し障子ヶ岳や障子ヶ岳に携わってきた人たちに働きかける体験をしてつくった考えを交流する活動 を設定する。まず、課題把握の段階では、実際に障子ヶ岳を観察をしてとらえた現状と20年前の障子ヶ岳 の荒れている様子や今とあまり変わらない10年前の様子とを比較させる。そこでの気付きや疑問を交流す ることを通して、時間の経過という新たな視点からの見方や考え方に気付かせ、切実感のある課題を設定 させる。次に、課題追究の段階では、課題別に整備活動と維持活動に分かれ、それぞれの活動内容や活動 してきた人の思いや願いを中心にGTへのインタビュー活動を行っていく。互いに調べてきた内容の共通点 や相違点 を交流し、多面的な見方や考え方で障子ヶ岳の価値をとらえさせる。また、活動への参加者 が減 っている資料を提示したり 、GTの思いや願いを聞かせたりして、自分も障子ヶ岳のためにできることをし 。 、 、 、 たいという意欲につなげていく そして 課題解決の段階では 障子ヶ岳を大切にするための活動を考え GTと一緒に活動を行う。その後、活動内容とかかわっていく 上で大切なことを交流し、障子ヶ岳に親しみ をもち、継続して働きかけていくことが大切なことに気付かせる。さらに、異なる活動をした少人数 グル ープにGTを交えて 「障子ヶ岳にずっと携わっているGTの姿に自分は近づけたか」というテーマで交流した、 り、GTに話してもらったりすることでかかわり方の考えを強化し、障子ヶ岳の価値と自分とのかかわりと いう見方や考え方から、これからの自分のかかわり方の応えを明らかにさせる。 3 目標 ○ 障子ヶ岳の今と昔の様子の違いから課題設定し、整備・維持活動をした人に取材し、分かったことを交 、 、 。( ) 流して課題追究を行い 障子ヶ岳を大切にするための活動を計画 実行することができる 問題解決能力 ○ 整備・維持活動について収集した情報を交流し、多くの人が20年間様々な活動をして障子ヶ岳をきれい にしてきたことをとらえ、障子ヶ岳のためにできることを考えることができる (学び方やものの考え方)。 ○ 障子ヶ岳に関心をもち、課題解決のための取材活動を意欲的に行い、整備・維持活動の内容や活動した 人の思いや願いが分かり、障子ヶ岳に進んで働きかけることができる。 (主体的、創造的な態度) ○ 地域の人が障子ヶ岳を守りたいという思いや願いをもって活動してきたように、自分も主体的にかかわ 、 、 っていくことが大切であることをとらえ 地域に生活する一人としてこれからの自分のかかわり方を考え 行動することができる。 (自己の生き方)4 計画(総時数 25時間) (1) 実際に観察してとらえた 障子ヶ岳の現状と20年前、10年前の様子を比較しての気付きや疑問を友達と交 流し、障子ヶ岳への関心を高め、切実感のある課題意識をもたせる (6時間)。 (2) 自分の課題についての取材や調査をもとにした自分や友達の考えを交流し、障子ヶ岳の価値をとらえさ せる (7時間)。 (3) 障子ヶ岳を大切にするための活動を計画・実践し、考えたことを友達やGTと交流し、これからの自己の 生き方を考えさせるとともに、これまでの学習をまとめさせる (12時間)。 5 単元指導計画 (総時数25時間) 学習活動 主な支援 評価規準 気 1 障子ヶ岳に触れる活動を通して、障子ヶ岳が整 付 備・維持されていることに関心をもち、単元のめあ く てを設定する。 ⑥ (1) 障子ヶ岳について知っていることを話し合い、 障子ヶ岳の美しさについて考える。 障子ヶ岳について知っていることを話し合おう。 ○障子ヶ岳についてのイメージマップを作る。 ○障子ヶ 岳に目を向ける (態)障子ヶ岳に実 ために、社 会 科の町探 際に登って調査し 検やまちづくりの学習 たり、話し合った ○障子ヶ岳のことについて話し合う。 のことを想起させる。 りすることを 通し ○障子ヶ 岳の知っている て、障子ヶ岳に興 ことを整理させるため 味や関心をもつこ に、イメージマップを とができる。 (2) 登山道 や頂上の様子を知るために 障子ヶ岳に登 作らせる。 山し、観察・調査する。 障子ヶ岳の様子を知るために観察・調査をしよう。 ○見学の視点を確認する。 ○見学の 視点に沿って記 ・登山道の様子 ・頂上の様子 録さ せ る た め に、自然 ○障子ヶ岳に登り、登山道や頂上の様子を観察・調査 の美しさや整 備された し、記録する。 美しさに目を 向けさせ る。 (問)障子ヶ岳の観 (3) 登山して気付いたことを 交流し、20年前、10年 察をしてもった自 前の荒れた様子と比較して単元のめあてを 設定す 分の考えと昔の様 る。(交流活動①) 子 と の ズ レ を 感 観察・調査して分かった障子ヶ岳の様子を交流し、 じ、障子ヶ岳がき 単元のめあてを考えよう。 れいになったわけ ○見学して分かった障子ヶ岳の美しさを発表し合う。 ○障子ヶ 岳の美しさをと を調べていくとい らえさせるために、板 う課題をもち 、追 書に整備さ れ た美しさ 究の見通しをもつ と自然の美し さ に 整理 ことができる 。 する。 (考)障子ヶ岳の観 ○20年前、10年前と今の様子を比べ、自分の障子ヶ岳 ○新たな 視点での見方や 察や交流活動を通 のイメージとのズレから生じた疑問を交流する。 考え方に気付 かせるた して「障子ヶ岳が めに、頂上が 荒れてい きれいになってい る20年 前の写真や今と るわけを調べ、自 あまり変わらない1 0年 分たちも障子ヶ岳 前の写真を提 示し、観 を大切にしていこ 単元のめあて 察し て と ら え た現状と う」という課題を 障子ヶ岳が今のようにきれいになっているわけを 調 比較させる 。 設定することがで べ、自分たちも障子ヶ岳を大切にしていこう 。 きる。 ・桜がきれいだ ・頂上からの景色がよい 障子ヶ岳には、花や木がきれいな自然の美しさと、歩 きやすい登山道や桜やあじさいが植えられている整備 された美しさがあるんだ。 ・登山道はきれいで登りやすい。 ・きれいな花がさいていた。 ・障子ヶ岳のイメ ージは、「美しさ」 という部分だ。 ・どのような美しさがあるのか、登って見てみたい。 ・同じ山なのに頂上の様子がちがう。 ・なぜ、きれいになったんだろう。 ・10年前は、今とあまり変わらないのは、誰 かがずっときれいにしてるのかな。
と 2 障子ヶ岳の整備・維持活動についての課題に沿っ ら て、計画を立てて、追究する。 え (1) 障子ヶ岳がどのようにして 今のような状態にな る ったのか、調べる計画を立てる。 ⑦ 障子ヶ岳が今のようにきれいになっているわけにつ いて調べる計画を立てよう 。 ○自分の課題の調査計画を立てる。 ○調べ活 動の見通しをも たせるために 、何につ 整備活動 維持活動 いて、ど う い う方法で ・なぜ、整備しようと思 ・どんな活動をしている 調べるのか具 体 的 に計 疑 ったのか。 のか。 画を立てさせる。 問 ・誰がしたのか。 ・これから、どうしてい ・どんなことをしたのか。 くのか。 ○障子ヶ 岳の整備・維持 ・なぜ、頂上を整備した ・これまでの維持活動を 活動を し て き た人の思 のかを調べ、自分にで 調べ、自分にできるこ いや願いを子 どもにと きることを実行しよう。 とを考え実行しよう。 らえさせるために、G T 課 ・どのようにして登山道 ・なぜ、登山道 に花や木 に話し て も ら う内容を 題 をきれいにしたのか調 を植えたのかを調べ、 事前に打ち合 わせてお べ、自分にできること これからの登山道 につ く。 を実行しよう。 いて考え維持活動 をし よう。 ・整備活動をした人への取材 方 ・維持活動に参加している人への取材 法 ・役場への取材 ・図書資料 (2) 自分の課題を調査し、障子ヶ岳や整備・維持活 動の内容や地域の人の思いや願いを調べる。 障子ヶ岳が今のようにきれいになっているわけを 調 べよう。 ○自分たちの 選んだ方法で、追究していく。 ○自分の 課題に対するこ (問)自分の課題に いつ どこで だれが 何をした たえを見出させるため 応じた人にインタ 【調べる視点 「】 」「 」「 」「 」 「活動した人の思いや願い」 に、活動した 人の思い ビ ュ ー 活 動 を 行 GTへのインタビュー、図書資料 や願い、活動 した内容 い、必要な情報を 【方法】 など、インタビューの 収集することがで (3) 取材、調査して分かったことをまとめる 。 視点を提示する。 きる。 取材・調査して分かったことを整理し、自分の課題 のこたえを見つけよう。 ○整備・維持活動ごとに 調べた結果をまとめる。 ○障子ヶ 岳を守っていき (態)障子ヶ岳がき たいという活 動した人 れいになっている 整備活動 維持活動 の思いや願い に気付か わけを調べるため ・20年前に障子ヶ岳の城 ・文化財を守るために、 せるために、 調べた観 に、意欲的にイン 跡が、草や木に覆われ 年に2回、保存会 が頂 点をもとにまとめさせ タビュー活動をし 調 て、そのまま形がなく 上の草刈りをしている。 る。 たり、交流活動を べ なりそうだったので頂 ・障子ヶ岳に登る人を楽 行ったりすること た 上の木を切った。 しませるために、登山 ができる。 結 ・600人のボランティアの 道に桜やあじさいを植 、 。 果 人が集まって登りやす え 手入れをしている いように登山道 を整備 した。 (4) 調べて分かったことを交流し、障子ヶ岳の価値
(交流活動②) をとらえる。 障子ヶ岳をきれいにした活動やわけについて交流し よう。 ○自分の課題のこたえを発表する。 ○整備・ 維持活動の内容 視点 整備活動 維持活動 と思いや願い の共通点 や相違点を見 出せるよ いつ 20年前 20年間 20年前から 20年前から うに、活 動 内 容をキー だれが ○○さん ボランティアの人 □□さん 保存会 ワード化して 分類した どこで 頂上 登山道 登山道 頂上 り、時系列で 表したり 登山道 して板書に整理する。 何を 木の伐採 登山道の整備 植樹・手入れ 草刈り 思 い 城 跡 を き 城 跡 まで 登 た く さ ん の 文 化 財 を (考)整備・維持活 や 願 れ い に し り や す い よ 人に 登 っ て き れ い に 動に取り組んでき い たい うに もらうため するため ○発表したことをもとに 共通点や相違点を話し合い、 ○障子ヶ 岳がきれいにな た人たちの思いや 障子ヶ岳の価値について考える。 ったわけを多 面 的 な見 願いや活動した内 方や考え方でとらえさ 容の共通点や相違 せるために、 視点ごと 点から多面的 な見 に比較させる。 方や考え方で20年 間、たくさんの人 ○将来の障子ヶ岳のことを考え、障子ヶ岳を大切にす ○活動へ の意欲を高める が様々な活動を行 るためにできることをしたいという意欲をもつ。 ために、GT の方に障子 ってきたから 今の ヶ岳の将来に 対する願 きれいな障子ヶ岳 いや子どもたちの活動 があることことを への方向付けになる話 とらえることがで をしてもらう。 きる。 働 3 障子ヶ岳のために自分たちができることを話し合 き い、計画を立て、実行する。 か (1) 障子ヶ岳のために自分たちができることを話し け 合い、計画を立てる。 る 障子ヶ岳を大切にするために自分たちにできること ⑫ を考えよう。 ○障子ヶ岳のために自分にできることを考える。 ○障子ヶ 岳を大切にする ○各自で考えたことをもとに、全体で話し合う。 ための活動を 考えさせ るために、障 子ヶ岳の ためになるか 、実現可 能か、無理の な い 計画 になっているかという 視点で実 践 活 動の内容 を考えさせる。 (2) 自分たちの考えた計画をよりよいものにするた めに、維持活動をしている人に聞いてもらう。 自分たちの計画を見直し、よりよい計画にしよう。 ○計画を提案し、友達やGTと意見交流する。 ○活動をよりよいものに ・植樹 ・案内板を作る ・ゴミをきれいにする するために、 現実性、 実現可能な計画になっているか。 効果性、継 続 性の視点 【現実性】 実行して、どのような効果があるのか。 から活動をしている方 【効果性】 一度だけで終わる計画になっていないか。 にアドバイス をしても 【継続性】 らう。 障子ヶ岳を大切に思って20年間たくさんの人が協力 してきれいにする活動をしてきたから、今も障子ヶ 岳はきれいなんだ。自分も障子ヶ岳のためにできる ことをしてみたいな。 みんなからのアドバイスをもとに、計画 を見直したらうまくいきそうだ。 ・整備した後も、維持活動が長い間続けられてき ているから、今も障子ヶ岳はきれいなんだ。 ・整備に参加した人も、維持活動を続けている人 も、障子ヶ岳を守ろういう気持ちは同じだな。 本当にできるかどうか、維持活動している人 に、アドバイスをしてもらおう。 ・維持活動している人たちみたいに、花を植えたい。 ・分かりにくいところがあったから、案内板を作った らいいと思う。
(3) 計画を見直し、活動の準備をする 。 アドバイスしてもらったことをもとに 、自分たちの 計画を見直そう。 ○計画の目的、内容、方法を見直し、グループで実施 ○計画を 見直すために、 (問)整備・維持活 計画を作り、準備をする。 前時にアドバイスして 動に取り組んでき もらったことを想起さ た人たちの障子ヶ 植樹グループ 登山道グループ ごみグループ せる。 岳を守りたいとい 目 登 山 道 を き れ 登 山 者 が 登る 障子ヶ岳をず う思いや願いをも 的 い に し 、 喜ん で と き に 分 か り や っときれいにす とに、自分にでき もらうために すいように るために ることを計画、実 内 ・ 登 山 者 に見 て ・ 登 山 口 や 枝分 ・ごみの 持ち帰 行することができ 容 も ら え る 場 所 か れ道 を 表示 りの看板作り る。 に植える する 方 ・ 登 山 道 に、 木 ・案内板を作り、・清掃活動 (態)障子ヶ岳は地 法 や花を植える 設置する ・看板作り 域の人たちが 大切 (4) 計画を 維持活動している人とともに実行する、 。 に守ってきた宝物 障子ヶ岳を大切にするための活動を協力して実行し だから、自分も地 よう。 域に生活する一人 ○維持活動している人とともに、計画を実行する。 ○自分も 地域に生活する として、親しみを 一人であるという意識 もち、継続して働 を高め る た め に、維持 きかけていこうと 活動を し て い る人に一 す る こ と が で き 緒に活動してもらう。 る。 (5) 維持活動をして考えたことを話し合い、これか (交流活動③) らのかかわり 方を考える。 障子ヶ岳を大切にするとは、どういうことか考えよ う。 ○自分の活動した内容と考えたことを発表し合う。 ○実践し た活動内容や考 (考)自分たちの計 えたことが相 手に分か 画を地域の人とと るように、活 動の写真 もに実行し、障子 を提示し な が ら発表さ ヶ岳を大切に思い せる。 活動している地域 ○異なる活動をした友達やGTと交流し、これからの障 ○自分た ち が 活動したわ の人たちと同じよ 子ヶ岳へのかかわり方について考える。 けと活動してきた人た うに、障子ヶ岳に ちの思いや願 いが同じ 親しみをもち、継 ことに気付かせるため 続して働きかけて に、異なる活 動をした いくという自分の 少人数グ ル ー プで、ず かかわり方を明ら っと活動してきたG Tに かにすることがで 近づけたかどうかを考 きる。 えさせる。 (生)たくさんの地 (6) 単元の振り返りをし、学習のまとめをする。 域の人が20年間様 これまでの学習を振り返り 学習のまとめをしよう、 。 々な活動をして守 ○これまでの学習を振り返り、地域の価値ある「人・ ○これからも地域に積極 ってきた障子ヶ岳 もの・こと」にかかわろうという 意欲をもつ。 的にかかわれるように をこれからも 大切 するために、 これまで にするために 、自 の学習を振り 返り、地 分も地域に生活す 域のよさを実感させる。 る一人として 参画 していこうとする ことができる 。 ・きれいにするために木や花を植えたので、 これから先も木や花を育てていきたい。 ・ごみの持ち帰りを呼びかける看板を立てた ので、もっと看板を増やしていきたい。 障子ヶ岳をきれいにしたい、大切にしたいとい う思いは活動をしてきた人たちと同じだ。 これからもきれいな山にしたいので、障子ヶ岳に登 ってゴミを拾ったり、木や花を大切に育てたい。 障子ヶ岳をきれいにするのと同じように、地域のために 自分にできることを考え、実行していきたい。 障子ヶ岳に親しみをもって、これからも継続し て障子ヶ岳に働きかけることが大切なんだよ。 活動は大変だったけど、維持活動している人に協力し てもらいながら活動したから、やり遂げられた。障子 ヶ岳をこれからも大切にしたい。
交流活動①(第6/25時) 主眼 障子ヶ岳に登山し、観察してとらえた 美しさと荒れた20年前の様子や今とあまり変わらない10年前の様子 を比較し、自分の考えとのズレから生じた気付きや疑問の交流を通して、時間の経過という新たな視点から の見方や考え方に気付き、切実感のある 課題を設定することができる 。 準備 学習の流れ図、学習プリント、10年前・20年前の障子ヶ岳の写真、整備されずに荒れた山の写真 展開 学習活動 教師の支援 段階 1 前時の学習を想起し、本時のめあてをつかむ。 つ ○登山して観察したことを想起する。 ○本時のめあてをつかませるために、前 か ・きれいに整備されていた。 時に障子ヶ岳に登って、観察したこと む ・頂上からの 景色がきれいだった。 を想起させる。 ○学習のめあてをつかむ 。 観察・調査して分かった障子ヶ岳の様子を交流し、単元 のめあてを考えよう。 2 障子ヶ岳に対する自分の考えとのズレから生じた気付 追 きや疑問を交流し、切実感のある 課題を設定する。 究 ○障子ヶ岳に登り観察してとらえた 美しさを発表する。 ○障子ヶ岳の美しさをとらえさせるため す 【整備された 美しさ】 に、板書に整備された 美しさと自然の る ・登りやすく、登山道が整備されている。 美しさに整理する。 ・登山道に桜やあじさいが植えられている 。 【自然の美しさ】 ・きれいな花がさいてある。 ・あけびがなっている。 ○20年前の障子ヶ岳の様子と今の様子とを比較し、ズレか ○新たな視点での見方や考え方に気付か ら生じた気付きや疑問を交流する。 せるために 、頂上が荒れている 20年前 や今とあまり変わらない10年前の障子 ヶ岳の写真を提示し、観察してとらえ た様子と比較させズレを起こさせる。 ○将来の障子ヶ岳の様子を想像し、切実感 のある課題を設 ○整備せずにそのままにしていたら荒れ 定する。 てしまうという切実感 のある課題を設 定させるために、将来の障子ヶ岳のこ 単元のめあて 障子ヶ岳が今のようにきれいになっているわけを調べ、 とをイメージさせたり 、整備されずに 。 自分たちも障子ヶ岳を大切にしていこう。 荒れている山の様子を提示したりする 生 3 本時の学習を振り返り、次時の学習の見通しをもつ。 ○次時からの課題追究への意欲を高める か ために、課題追究の見通しを数人に発 す 表させる。 ・同じ山なのに、今と全くちがう。 ・どうして、きれいになったのだろう。 ・誰がしたんだろうか。 ・20年前は頂上に木がたくさんあるけど、10 年前も今のようにきれいなのは、誰かがきれい にしているのだろうか。
交流活動②(第13/25時) 主眼 障子ヶ岳を守るための整備・維持活動の内容や活動したわけの共通点や相違点を交流することを通して、 、 、 障子ヶ岳を守りたいという思いをもって20年間 たくさんの人たちが協力して様々な活動を続けてきた結果 今のきれいな障子ヶ岳があるということをとらえることができる 。 準備 学習の流れ図、学習プリント、障子ヶ岳の写真、活動への参加者数のグラフ 展開 学習活動 教師の支援 段階 1 前時を想起し、本時のめあてをつかむ。 、 つ ○前時は取材・調査した情報をまとめたことを想起する。 ○学習のめあてを設定させるために か ○学習のめあてをつかむ 。 学習の流れ図や学習プリント で前 む 障子ヶ岳をきれいにした活動やわけについて交流しよう。 時までの学習を振り返らせる。 2 障子ヶ岳の整備・維持活動の内容やわけについて交流し、 追 障子ヶ岳のことを考える。 究 ○障子ヶ岳をきれいにした活動やわけについて発表する。 ○活動したわけの 共通点や整備・維 す 活動内容 わけ 持活動の内容の相違点を見いださ る 整 ・20年前、600人を超すボランティアの ・山城跡 をきれい せるために 、発表内容を視点ごと 備 人が参加して、頂上の木を切った。 にしたい。 にキーワード化したり、時系列で 活 ・地域の人たちが、荒れていた登山道 ・ずっと 残してい 表したりするなど、構造的に板書 動 や頂上を整備した。 きたい 。 に整理する。 維 ・○○さんは、登山道 に桜やあじさい ・登山者 に楽しん 持 を植えて手入れをしている。 でもらいたい 。 活 ・保存会の人たちが、年2回、頂上の ・山城跡 を守って 動 草刈りをしている 。 いきたい。 ○障子ヶ岳の整備・維持活動 の内容や活動したわけの共通点や ○障子ヶ岳がきれいになったわけを 相違点について交流する。 多面的な見方や考え方でとらえさ 相違点 せるために 「いつ 「だれが 「ど、 」 」 ・たくさんの人たちが参加している。 こで 「何を 「思いや願い」など」 」 ・頂上や登山道など、様々な場所をきれいにしている 。 の視点の内容を比較させる 。 ・最初に頂上をきれいにした 整備活動と、木や花を植えたり、 手入れしたりする 維持活動。 共通点 ・活動に参加した人たちの、障子ヶ岳を守りたい、きれいにし たいという思いは同じだ。 3 将来の障子ヶ岳のことを 考え、障子ヶ岳を大切にするため 生 にできることをしたいという 意欲をもつ。 か ○維持活動の現状を知り、将来の障子ヶ岳のことを考える。 ○また荒れてしまうかもしれないと す ・このまま活動する人がいなくなったら 荒れてしまうから 、自 いう危機感 をもたせるために 、維 分にできることはないだろうか。 持活動の参加者が減少しているグ ラフを提示する。 ○活動をしてきた人からの話を聞き、実践意欲を高める。 ○障子ヶ岳のための活動をする 意欲 活動してきた人の話 を高めるために、GTの方に障子ヶ ・障子ヶ岳は自分にとって宝物である 。 岳の将来に対する願いや子ども達 ・みんなが障子ヶ岳に関心をもってくれて、障子ヶ岳を大切 の活動の方向付けになる話をして にしていってくれたら、とてもうれしい。 もらう。 ○本時の学習のまとめをし、次時の学習の見通しをもつ。 ○障子ヶ岳のための実践への意欲を 高め、活動の見通しをもたせるた めに、どんな活動ができそうか数 人に発表させる 。 障子ヶ岳を大切に思う人が、20年間、協力して様々な活動を続 けてきたから、障子ヶ岳は今のようにきれいなんだ。 自分たちも障子ヶ岳を大切にしていくた めに、何かできることをしたい。
交流活動③(第24/25時) 主眼 障子ヶ岳を大切にするための実践活動をして自分が考えたことと友達の考えや障子ヶ岳をきれいにする活 動をしてきた人たちの思いや願いの共通点や相違点の交流を通して、障子ヶ岳へのこれからの自分のかかわ り方を明らかにし、地域への参画意識を高めることができる。 準備 学習の流れ図、学習プリント、実践活動の写真 展開 学習活動 教師の支援 段階 1 実践活動を想起し、本時のめあてをつかむ。 ○本時のめあてをつかませるために、実践 つ ・登りやすいように案内板を立てた。 活動をしている写真を提示し、前時の活 か ・きれいな登山道になるように もみじや水仙を植えた、 。 動を想起させる。 む ・ゴミを拾ったり、ゴミ持ち帰りを呼びかける看板を立 てたりした。 、 。 障子ヶ岳を大切にするとは どういうことか考えよう 、 2 自分たちが活動した内容と考えたことを発表し合い 追 これからの障子ヶ岳へのかかわり 方を明らかにする。 究 ○互いの実践活動を知るために 、自分が活動した内容と ○発表の内容が相手に伝わるようにするた す 活動して考えたことを出し合う。 めに、自分が実践した活動内容や活動し る ・きれいな登山道にするために 木や花を植えたので、こ て考えたことなど 観点をもって発表させ れから先も障子ヶ岳に登って水やりをしたい。 る。 ・ゴミのないきれいに障子ヶ岳にするために、ゴミを拾 いながら登り、呼びかける 看板を立てたので、もっと きれいにしていきたいと思います 。 3 異なる活動をした 友達やGTと交流し、これからの障 生 子ヶ岳へのかかわり方を明らかにする。 か ○異なる活動をした友達と「ずっと 活動している ○○さ ○自分たちが活動したわけと活動してきた す んに近づけたか」について 話し合ったり 、GTからの話 人たちの思いや願いが同じことに気付か を聞いたりする。 せるために、異なる活動をした少人数 グ ・障子ヶ岳を大切にしたいという思いは同じだから、近 ループ で、ずっと 活動してきた○○さん づけたと思う。 に近づけたかどうかを考えさせる。 ・まだ1回しか活動していないから 、近づけていないと ○これからのかかわり 方についての考えを 思う。 強化するために 、GTから評価、称賛して (GTの話) もらう。 ・障子ヶ岳のことを考えて活動した、みんなの力はす ごい。 ・障子ヶ岳に親しみをもって 、これからも 障子ヶ岳に 継続的 に働きかけていくことが 大切。 ○これからの障子ヶ岳へのかかわり 方について考え、参 ○参画意識 を高め、自分も地域に愛着をも 画意識を高める。 って生活する一人であることを意識でき るように、遠くからも登山者が訪れてい ることを提示したり、実践活動を振り返 らせたりする。 ○本時の学習を振り返り、次時の学習の見通しをもつ。 ○次時への意欲を継続できるように、次時 ・これまで学習してきたことを、新聞にまとめよう。 の内容を伝え、本時を振り返らせる。 登山道にもみじや水仙を植えたので、これから も花や木を育てていき、きれいに登山道にして いきたい。
板書計画(交流活動①) 自然がたくさんあり、きれいに整 備されている障子ヶ岳 単元のめあて 障子ヶ岳が今のようにきれいになっているわけを 調べ、自分たちも障子ヶ岳を大切にしていこう。 板書計画(交流活動②) いつ 20年前 10年前 現在 → 20年間 だれが ○○さん ボランティアの人 □□さん 保存会 久松さん → たくさんの人 どこで 頂上 登山道 登山道 頂上・登山道 頂上 → 様々な場所 何を 木を切った 登山道の整備 植樹、手入れ 草かり 草かり、手入れ → 様々な活動 活動し 城跡をきれいにしたい たくさんの人 文化財をいつ 登山者 がまた来 大切にしたい たわけ 文化財を大切にしたい に登ってほし までも守りた たくなるところ → という共通の 思いや願い い い にしたい 板書計画(交流活動③) 活 ・案内板を立てた ・登山道にもみじ ・ゴミを拾った 動 ・木をのけた を植えた ・ゴミを持ち帰っ 内 ・急坂のロープを ・水仙とカンナの てもらう看板を 容 結び直した 球根を植えた 立てた ・登りやすいように ・登山道をきれいに ・障子ヶ岳の頂上や するため するため 登山道をきれいに ・道に迷わないよ ・たくさんの人に登 するため うにするため ってもらうため ・もっと登山者に喜 ・きれいな木や花を ・障子ヶ岳をもっと んでもらえることを たくさんの人に見 きれいにしていき したい てもらいたい たい ・遠くから来た人にきれいな 山だと思ってもらえるよう に、できることを考えたい。 ・これからも障子ヶ岳を大切 にするために、登るときはゴ ミを拾っていきたい。 ・大人になったら草刈りをし て、きれいにして、たくさん の人に登ってもらいたい。 障子ヶ岳を大切にするってどういうことか考えよう 活 動 したわけ 障子ヶ岳登山者の分布図 将 来 の 障子ヶ岳 考 えたこと 障子ヶ岳は宝物なので、自分も地域に生活する 一人として、できることをしていきたい。 ・頂上が、今と同じ形をしている。 ・10年前も今のようにきれいなの は、誰かがずっときれいにしている のかな。 自然の美しさ ・花 がさいている ・山 頂に登 ると、 気持ちいい 整備 さ れ た 美 し さ ・登りやすく、整備 されている 桜 や あ じ さ い が ・ 植えてある 障子ヶ岳がきれいになったのは、障子ヶ岳を大切に思う人が地域に たくさんいて、20年間、きれいにする活動を続けてきたからだ。 将 来 の 障子ヶ岳 。 障子ヶ岳をきれいにした活動やわけについて交流しよう 、 。 観察・調査して分かった障子ヶ岳の様子を交流し 単元のめあてを設定しよう ・頂上が、今と形が全然ちがう。 ・頂上に木がたくさん生えている。 ・どうして、きれいになったのだろう。 ・誰がしたんだろうか。 自分たちも障子ヶ 岳を大切にするた めにできることを してみたい