• 検索結果がありません。

光学リモートセンシングによる東北大学川渡地区の六角牧場における草地面積の時系列変化

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "光学リモートセンシングによる東北大学川渡地区の六角牧場における草地面積の時系列変化"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

光学リモートセンシングによる東北大学川渡地区の

六角牧場における草地面積の時系列変化

著者

慕 希叶

雑誌名

農業経済研究報告

51

ページ

106-106

発行年

2020-02-29

URL

http://hdl.handle.net/10097/00127897

(2)

光学リモートセンシングによる

東北大学川渡地区の六角牧場における草地面積の時系列変化

慕希叶(資源環境経済学講座・フィールド社会技術学分野) 【目的】東日本の多くの地域が 2011 年 3 月 11 日の東日本大震災に伴う福島第一原子力発 電所事故による放射性物質の拡散の影響を受けた。岩手県、宮城県、福島県、栃木県及び 群馬県の一部地域では放牧地の利用を自粛することになった。放牧自粛した牧草地が、時 系列でどのように影響を受けたのかを空間的に明らかにすることは、草地生態系保全に有 益である。植生の時系列的および空間的な変化を把握するにはリモートセンシング技術が 有効である。本研究では、多時期の光学衛星画像を用いて、2011 年から放牧を自粛して いる東北大学川渡フィールドセンター内の六角牧場を対象地域にして、その時系列におけ る面積変化を分析した。 【材料と方法】高分解能衛星データとして、空間分解能が 2.4 m である QuickBird によっ て 2012/7/19 に、分解能が 1.8 m である Worldview-2 によって 2017/5/20/、2018/5/26 に、 分解能が 8 m である SPOT 6/7 によって 2014/9/26、2015/10/1、2018/9/26 に観測された画 像を解析した。その結果を検証するために、空間分解能が 30 m である Landsat7/8 によっ て観測された複数の中分解能画像を解析した。前処理としてオルソ幾何補正を行った後、 対象地域を切り出した。最尤法による教師付き分類法を行い、「草地」、「針葉樹」、「広葉 樹」の 3 つのクラスに分類した。分類精度評価を行って、土地被覆分類図から草地を抽出 し、面積を計算した。六角牧場の南部に位置し、震災後も実験を目的として放牧を継続し ている大尺草地の時系列変化についても調べ、六角牧場における結果と比較した。 【結果と考察】2011 年から放牧を自粛した六角牧場の高分解能衛星画像の解析結果によ る面積は、2012/7/19 の 66.0 ㏊から 2018/9/26 の 50.0 ㏊へ減少し、中分解能衛星画像の解 析結果による面積は、2011/5/31 の 69.6 ㏊から 2018/5/26 の 44.6 ㏊に減少した。震災前で あり、放牧が行なわれていた 2007/7/24 の六角牧場の航空機リモートセンシング画像の解 析から求めた面積は 66.1 ㏊と記録されている。一方、放牧を継続した大尺草地の高分解 能衛星画像の解析結果による面積は、2012/7/19 に 2.9 ㏊、2018/9/26 に 3.1 ㏊であり、中 分解能衛星画像の解析結果による面積は、2011/5/31 に 2.5 ㏊、2018/5/26 に 2.7 ㏊であっ た。震災前の 2007/7/24 の大尺草地の面積は 2.9 ㏊である。解析した複数の高分解能衛星 画像には観測時期の違いがあるため、植生の季節変化の影響を考慮する必要がある。中分 解能衛星画像は空間分解能が低いため、ミクセル(Mixed pixel の略)問題により分類精度 が落ちるものの、震災後の 2012 年から 2018 年にかけて、六角牧場の草地面積が大幅に 減少し、大尺草地には大きい変化はなかったことを示した。震災 1 年後である 2012/7/19 と震災前であり放牧が行われていた 2007/7/24 の草地面積を比較したところ、顕著な変化 は見られなかった。 【結論】複数の光学衛星画像の時系列解析により、牧草地の面積が 2011 年以降放牧を自 粛してから大きく減少したことが明らかになった。川渡地区の今後の草地モニタリングに もリモートセンシング技術が活用できることが期待される。 -106-

参照

関連したドキュメント

東北大学大学院医学系研究科の運動学分野門間陽樹講師、早稲田大学の川上

凡例及び面積 全体敷地 2,800㎡面積 土地の形質の変更をしよ うとする場所 1,050㎡面積 うち掘削を行う場所

15 校地面積、校舎面積の「専用」の欄には、当該大学が専用で使用する面積を記入してください。「共用」の欄には、当該大学が

東京都北区地域防災計画においては、首都直下地震のうち北区で最大の被害が想定され

 昭和大学病院(東京都品川区籏の台一丁目)の入院棟17

向井 康夫 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 牧野 渡 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 占部 城太郎 :

○東十条・神谷地区及び桐ケ丘地区の2地区に専任のコミュニティソーシャルワ

樹木被覆地 草地 河川敷草地 屋上緑化