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歴史の流れをとらえよう

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Academic year: 2021

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第1学年○○組 社会科学習指導案 指導者 1 単元名 歴史の流れをとらえよう 2 単元について (1)単元観 本単元は,学習指導要領の内容(1)「歴史のとらえ方」の中の に基づくものである。 この内容は中学校の歴史学習の導入として位置づけられており,小学校における人物を重視した歴史学習 を踏まえた位置づけとなっている。小学校と中学校の歴史学習は,小学校が人物と文化遺産を中心とするの に対して中学校は通史学習を基本としている。 時代のとらえ方について,小学校第6学年の学習指導要領の内容の取扱い(1)には「イ 歴史学習全体 を通して,我が国は長い歴史をもち伝統や文化をはぐくんできたこと,我が国の歴史は政治の中心地や世の 中の様子などによって幾つかの時期に分けられることに気付くようにすること。」とある。小学校では,「天 皇中心の政治の確立」「武士の世の中」などの時代の特徴を具体的に学ぶことを通して,時代を区分できる ことに気付かせ,歴史の流れを大まかにとらえさせることが求められる。一方,中学校では内容の大項目(1) に「ア 我が国の歴史上の人物や出来事などについて調べたり考えたりするなどの活動を通して,時代の区 分やその移り変わりに気付かせ,歴史を学ぶ意欲を高めるとともに,年代の表し方や時代区分についての基 本的な内容を理解させる。」とあり,「ウ 学習した内容を活用してその時代を大観し表現する活動を通して, 各時代の特色をとらえさせる。」とある。中学校では,単に時代区分に気付くだけでなく,時代区分の意味 や,それぞれの時代の特色までとらえさせることが求められる。さらには,内容の取扱い(2)のウに「各 時代の学習の初めにその特色の究明に向けた課題意識を育成した上で,他の時代との共通点や相違点に着目 しながら,大観や表現の仕方を工夫して,各時代の特色をとらえさせるようにすること」とある。こうした ことから,小学校と中学校の歴史のとらえ方の違いを意識した上での,導入段階での学習は大変重要である。 歴史の学習については,「中学校の学習は小学校の学習と同じ内容の繰り返し,すり直し」と捉えれがち ではなかろうか。一方では,中学校の学習では,ある程度歴史事象を網羅的に扱うことになる。暗記事項の 増加につながり,授業方法・試験内容によっては,子どもの歴史嫌いを社会科教師自身が生産してしまって いるのではなかろうか。この耳の痛い反省点を生かしていくためには,小学校の歴史のとらえ方との違いを はっきりとさせる必要があると考える。授業実践者は,小学校と高等学校で教鞭をとった経験があるが,歴 史学習に対する子どもたちの第一印象は,小学校においては楽しく歴史の学習に取り組めていたが,高等学 校の歴史の学習は分厚い教科書をひたすら暗記しなければならない,嫌われる教科の代名詞に置かれている。 本単元は,今後の歴史学習を実のあるものにできるかどうか,歴史が好きになるかどうかが問われる,ター ニングポイントになると思われる。 ア 我が国の歴史上の人物や出来事などについて調べたり考えたりするなどの活動を通して,時代の区分 やその移り変わりに気付かせ,歴史を学ぶ意欲を高めるとともに,年代の表し方や時代区分についての 基本的な内容を理解させる。

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(2)生徒の実態 (3)指導観 小学校の社会科授業で盛んに話し合いをしていた子どもたちが,中学校の社会科授業になった途端におと なしくなってしまう傾向がある。中学校になると学習内容が増加するということも考えられるが,原因はそ れだけではない。中学校においても,調べ学習や話し合い活動など,小学校のように参加型学習をより積極 的に授業に導入していかなければならない。そこでキーワードとなるのが,小学校と中学校の歴史学習の「接 続」である。これはもちろん,歴史学習,社会科に限った話ではないが,前述のように,子どもが中学校に おいて社会科が嫌いになる要因としては,①小学校に比べ中学校は学習内容が難しく,進度が早い。②教科 書が厚く,漢字が多い。③教科担任制で毎時間教師が変わるといった3点が考えられる。中学校の教師にと って当り前のことであっても,この変化は子どもにとっては,大きなストレスにもなる。その点を考慮に入 れて,社会科の授業内容においても,小学校との「接続」を意識的に行っていきたい。 教科書においては,小学校との「接続」を意識して,巻頭の「歴史の流れ」のイラスト,章の冒頭の「扉」 「導入ページ」が取り入れられている。小学校で学ぶ人物や文化財を中心に描かれているので,生徒にとっ ては,安心感をもって取り組むことができるようになっている。中学校の歴史学習の基本となる通史学習へ スムーズに進めるよう,年代の表し方や時代区分など教科書を使って丁寧に取り組ませていきたい。授業に おいては,班活動・作業活動を取り入れ,小学校での学習との「接続」を図りたい。平成20年版の学習指 導要領においては,歴史的分野は中学校3年間を通して学ぶことになっている。長く,意欲的に学習を続け ていくためにも,生徒に歴史学習の楽しさを実感させていきたい。 3 単元の目標 ・身近な歴史や歴史上の人物,出来事などについて調べたり考えたりする活動を通して,日本の歴史の大き な流れや時代の特色に対する関心を高め,意欲的に学習しようとする。 (社会的事象への関心・意欲・態度) ・歴史上の人物,出来事などについて考える活動を通して,日本の歴史の大きな流れや時代の特色を考察し, その過程や結果を適切に表現することができる。 (社会的な思考・判断・表現) ・日本の歴史の大きな流れや各時代の特色に関するさまざまな資料を収集し,適切に選択してその過程や結 果をまとめることができる。 (資料活用の技能) ・時代の大きな移り変わりに気付くとともに,年代の表し方や時代区分について理解できる。 (社会的事象についての知識・理解) 4 指導計画(2時間扱い) 学習 過程 時配 目標 学習活動 評価規準 見 出 す 1/2 ・日本の歴史の移り変わ りに気付き,年代の表 し方や時代区分につい ての基本的な事項を理 ・自分の生まれた年をいろ いろな言い方で説明す る。 ・年代の表し方や時代区分につ いての基本的な事項を理解 し,大きな時代の移り変わり に気付いている。 調

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5 本時の指導 (1)目標 ・日本の歴史上の人物や出来事について関心を高め,意欲的に学ぼうとする。(関心・意欲・態度) ・歴史上の人物や出来事について調べたり,考えたりして,その過程や結果を適切に表現できる。 (思考・判断・表現) ・日本の歴史の大きな流れや各時代の特色に関する資料を適切に選択して,結果をまとめることができる。 (技能) べ る 解することができる。 (知識・理解) 深 め る 2/2 (本時) ・歴史上の人物や出来事 について,調べたり考 えたりする活動を通し て歴史を学ぶ意欲を高 める。 ・「歴史の流れ」のイラスト で,時代の区切りを考え よう。 ・教科書を利用して,人物 や文化財について時代別 の表を作ろう。 ・日本の歴史上の人物や出来事 について関心を高め,意欲的 に学ぼうとしている。 (関心・意欲・態度) ・歴史上の人物や出来事につい て調べたり考えたりして,そ の過程や結果を適切に表現 している。 (思考・判断・表現) ・日本の歴史の大きな流れや各 時代の特色に関する資料を 適切に選択して,結果をまと めることができる。 (技能) ま と め あ げ る

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(2)本時の展開 時配 学習活動と学習内容 指導・支援 ○評価 資料 5 10 3 12 15 5 1 小学生で学習した人物・文化遺産につい て,教科書p5・6の「歴史の流れ」を見 て,知っている人物・文化遺産を発表する。 2 「歴史の流れ」のイラストで,古代,中世 などの時代の区切りを考える。 3 奈良,平安など,さらに細かく時代区分を 考える。 4 本時の学習課題を確認する。 5 班ごとに話し合いながら,人物や文化財を 時代区分で分けていく。 6 グループごとに前に出て,発表する。 ・班ごとに時代ごとの人物・文化財をまと めるチームで分け,発表する。 7 本時でわかったことをまとめる。 ・日本の歴史を中心に小学校での学習を思 い出させる。 ○知っている歴史上の人物・文化財につい て積極的に発表しようとしているか。 (関心・意欲・態度) ・目次を参照させて考えさせる。 目次だけではわからない場合は,各章の 導入ページを使って考えさせる。 ・安土桃山時代など,生徒にとって中世, 近世のどちらに入るかが難しい時代も あるが,深入りは避ける。 ・子ども自身から課題が出てくるよう,促 す。(「時代」を意識させる。) 「この人物はいつの時代に活躍したのだ ろう」 「この文化財はいつの時代のものだろう か」 ・作業が進まないグループには,教科書に 出ているページを示唆しながら,表を埋 めさせていく。 ・黒板に貼る時代ごとのシートは教科書の 時代ごとの色に分けられるよう配慮す る。 ○自分の知っている歴史上の人物・文化財 について,時代の区切りを意識しなが ら,表に適切に表現しているか。 (思考・判断・表現) 教科書 ワ ー ク シート 人物・文 化 財 カ ード ・発表用 時 代 区 分 シ ー ト 小学校で学習した人物や文化財を,時代ごとに表にまとめよう。 歴史上の人物,出来事などは時代区分ごとに区切ってまとめると,歴史の流れがわ かりやすい。

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・できるだけ生徒の言葉でまとめる。 ・自分の言葉でまとめられない生徒には個 別に声をかける。 ・本時でわかったこと・気が付いたことを まとめさせる。 <板書計画> 古代 ○○時代→○○時代 中世 ○○時代→○○時代 近世 ○○時代→○○時代 近代 ○○時代→○○時代 人物カード 人物カード 人物カード 人物カード 文化財カード 文化財カード 文化財カード 文化財カード 小学校で学習した人物や文化材を,時代ごとに表にまとめよう。 歴史上の人物,出来事などは時代区分ごとに区切ってまとめると,歴史の流れがわかりやすい。

参照

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