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IRUCAA@TDC : ファイバーポストの維持力に及ぼす保存期間とサーマルサイクルの影響

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

ファイバーポストの維持力に及ぼす保存期間とサーマル

サイクルの影響

Author(s)

副島, 寛貴; 武本, 真治; 服部, 雅之; 吉成, 正雄; 河

田, 英司; 小田, 豊

Journal

歯科学報, 112(4): 539-539

URL

http://hdl.handle.net/10130/2876

Right

(2)

目的:本研究は根管処置した牛歯歯根にファイバー ポストと支台築造用レジンで作製したポストを異な る接着システムを用いて植立し,そのポストの維持 力に及ぼす保存期間とサーマルサイクル負荷の影響 を明らかにすることを目的とした。 方法:歯髄腔の直径が3mm 以下の牛歯歯根を用 い,通法に従って根管処置した。ポストスペースは 直径3mm,深さ4mm とし,18%EDTA で洗浄し た。このポストスペースにファイバーポストと支台 築造用レジンを用い,直接間接法でポストを作製し セメントで合着した。合着には従来型接着性レジン セメントとしてスーパーボンド C & B(SB)とパ ナビア F2.0(PA)を,セルフアドヒーシブレジン セメントとして SA ルーティング(SA)と G-ルー ティング(GL)を用いた。各セメントの合着操作 はメーカー指示に従った。合着後,37℃の水中に1 日または14日間の静置保存(1D,14D),もしくは 10,000回のサーマルサイクルを負荷(TC)し,試 料とした。それぞれの試料は万能材料試験機を用い ポストの引抜き試験を行い,その最大荷重をポスト の維持力とした。引抜き試験後の破壊形態をデジタ ルマイクロスコープで観察した。 成績および考察:ポストの維持力は SA では 1D よ り 14D の方が有意に大きくなったが,その他のセ メントでは 1D,14D および TC に有意差は認めら れなかった。また,SB および PA の 1D でのポス トの維持力は SA および GL に比較し有意に大き かったが,14D および TC ではセメントの種類によ る差異は認められなかった。引抜き試験後の破壊形 態は SA および GL において 1D では支台築造用レ ジンと象牙質の間で破壊が多く認められたが,14D と TC ではファイバーポストと支台築造用レジンの 間および支台築造用レジンと象牙質の間での混合破 壊が多かった。 セルフアドヒーシブレジンセメントは接着初期で は従来型接着性レジンセメントと比較し維持力の低 い傾向が認められたものの,14日の保存後では同程 度の維持力が得られた。また,サーマルサイクル負 荷によるポストの維持力の低下は認められなかった ことから,今回使用した接着性レジンセメントは 10,000回のサーマルサイクル負荷ではいずれのセメ ントであっても同程度の耐久性があるものと考え る。

目的:Dentin Matrix Protein1(DMP1)は硬組織

の石灰化に関与する細胞外基質タンパク質である。 DMP1は強酸性を示し,高度なリン酸化による負 の荷電のため,Ca2+と高い結合能を有する。生物進 化において重要な分子の機能は保存される。従っ て,DMP1 の分子進化を明らかにすることは,DMP 1 分子の特徴や関連疾患である常染色体性劣性低リ ン血漿性くる病を理解する上で役立つと考えられ る。本研究では,両生類の Xenopus laevis(アフリ カツメガエル)における DMP1 のクローニングと 遺伝子の構造解析および発現解析を行った。

方法:Xenopus laevis の顎骨よりトータル RNA を

抽出し,cDNA を合成後,既知の DMP1 塩基配列 をもとに作製したプライマーを用いて,PCR を行 い,その 産 物 を シ ー ク エ ン ス し,Xenopus laevis DMP1 の cDNA 塩 基 配 列 を 得 た。ま た,別 に ク ローニングしたゲノム塩基配列と cDNA 塩基配列 を比較することにより,その遺伝子構造を明らかに し た。次 に 心 臓,肺,胃,肝 臓,腎 臓,小 腸,卵 巣,卵管,顎骨,腓骨,骨端骨,筋肉の各組織より トータル RNA を抽出し,DMP1 の臓器別発現をリ アルタイム PCR(RT-PCR)により検討した。さら に,脛骨,顎骨,および卵巣については in situ hy-bridization を行って,DMP1 mRNA の発現を観察 した。 成績および考察:得られた塩基配列より推定された アミノ酸配列は哺乳類や爬虫類と比較して相同性は 低いものの,一部比較的保存されている領域も認め られた。また,推定されるタンパク質等電点やアミ ノ酸 構 成 比 率 は 既 知 の DMP1 と 酷 似 し て い た。 従って,本遺伝子は Xenopus laevis の DMP1 遺伝 子であると考えられた。なお,RT-PCR では顎骨, 腓骨,卵巣において DMP1 が特異的に強く発現し て い た。in situ hybridizaton で は,mRNA 発 現 が 骨芽細胞には認められず,骨細胞のみに認められ た。歯においては形成初期の歯胚において発現が認 められた。これらの結果は,両生類においても DMP 1 が骨や歯の形成に関与し,発現様式も保存されて いることを示している。以上の結果は DMP1 分子 にとって,アミノ酸配列よりも生化学的性質の方が 保存されるべき要素であることを示しているのかも しれない。

№5:ファイバーポストの維持力に及ぼす保存期間とサーマルサイクルの影響

副島寛貴,武本真治,服部雅之,吉成正雄,河田英司,小田 豊(東歯大・理工)

№6:Xenopus laevis の硬組織石灰化に関与する DMP1 の発現解析

米倉智子1),本間宏実1),桜井敦朗1),森口美津子2),見明康雄2),豊澤 悟3),新谷誠康1) (東歯大・小児歯)1)(東歯大・超微)2)(阪大歯・病理)3) 歯科学報 Vol.112,No.4(2012) 539 ― 83 ―

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