グループ・インタビュー結果
1.グループ・インタビューの目的
市民アンケート調査では把握しにくい年齢層の市民や団体から、震災時・震災後の様子、震災の 教訓、復興計画への提案等を直接聞き取り、復興計画への市民のニーズを把握する。
2.対象
No. 対象 人数 実施日時・場所等
1 小学生(平成23 年度ジュニアリーダー) 18 名
平成 23 年 11 月 12 日(土) 14:30~15:30
堀江公民館
2
中学生
(平成 23 年度リーダー養成講座)
3 名
平成 23 年 12 月 18 日(日) 11:00~12:00
青少年館
3 子育て世代(未就学児の保護者) 11 名
平成 23 年 11 月 29 日(火) 10:00~11:30
高洲公民館
4 介護保険事業者 7名
平成 23 年 12 月 15 日(木) 10:00~12:00
文化会館
5 在住外国人 5 名
平成 23 年 8 月に浦安市国際交流協会 が実施
6 鐵鋼団地協働組合 9 社
平成 23 年 12 月 13 日(火) 10:00~11:30
鐵鋼会館
7 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会 6 社
平成 23 年 12 月 8 日(木) 11:00~12:00
東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート
8 商工会議所 10 社程度 平成 24 年1月実施予定
3.質問項目
(1)震災時・震災後の様子 ①3.11 当日の様子
②ライフラインが普及する 4/25 まで
③現在
(2)震災の教訓 「もし、また大震災が起きたら」という想像した時、今回のご経験を踏 まえ、どのような対策が必要だと思いますか。
① 個人、家庭、事業所で取り組むこと
② 隣近所や地域、組織で取り組むこと
③ 行政の支援のあり方 (3) 今 後 の 浦 安 の ま ち づく
りや復興への提案
これからの浦安の震災復興や、まちづくりでどのようなことを重視すべ きだと思いますか。自由にお考えをお聞かせください。
資 料 2-3-3 平成23年12月27日 第2回
復興計画検討委員会
4.グループ・インタビュー結果のまとめ(小中学生・子育て世代・介護保険事業者・在住外国人)
(1)震災時・震災後の様子
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●困ったこと
・お風呂とトイレが困った。
・計画停電があり不安だった。
・砂埃がひどかったこと。
・ テ レ ビ が ニ ュ ー ス ば か り で つ ま ら な か った。
・ 春 休 み は 公 園 で 遊 べ ず つ ま ら な か っ た。
・ 給 水 車 に 水 を も ら う の に 時 間 が か か っ たこと。
・ 電 柱 が 倒 れ 、 電 線 が 切 れ て い る の を み て気持ちが悪くなった。
・ 学 校 の ト イ レ が 使 え な い 場 所 が 多 く 不 便だった。
・2 階のトイレが使えなかったこと。
・ 中 央 図 書 館 、 公 民 館 が 閉 館 し て い た こ と。
・ 管 理 が 悪 い 和 式 の 仮 設 ト イ レ は 使 え な かった。
●困ったこと
・水道停止が最も困った。
・ 子 供 と 一 緒 だ と ホ テ ル の お 風 呂 や 銭 湯 に行けなかったこと。
・幼児の衛生を保つのが大変だった。
・ 子 供 が お た ふ く か ぜ に か か り 、 病 院 を 探すのが大変だった。
・ 給 水 車 か ら 給 水 を 受 け る の に 長 時 間 か かったこと。
・ マ ン シ ョ ン 管 理 者 か ら の 連 絡 が な く 、 幼児とふたりきりで過ごしたこと。
・ 子 供 が 簡 易 ト イ レ に 不 慣 れ で 自 宅 で 生 活を続けられなかったこと。
・ 義 兄 の 自 宅 が 舞 浜 に あ り 液 状 化 で 傾 き 、 家 族 全 員 が 心 身 と も に 大 き な ダ メ ージを受けた。
・ 自 宅 が 傾 き 、 泥 の か き だ し が 大 変 だ っ た 。 下 水 管 を 修 復 し た が 傾 き を な お し た 際 に 再 度 破 損 し 、 2 回 工 事 を す る こ とになった。
・ 保 育 園 の 閉 園 。 NPO 仲 間 に 子 供 を 預 け て乗り切った。
●要介護世帯において困ったこと
・ 障 が い を 持 っ た 高 齢 夫 婦 世 帯 に つ い て 、 要 望 に よ り 震 災 後 も 在 宅 介 護 を 続 け た が 、 今 ま で ど お り の ケ ア プ ラ ン で 支 援 に いけず、苦労をかけたこと。
・ 高 齢 単 身 世 帯 で 、 震 災 を 期 に 在 宅 か ら 施 設に移られたが、直後に亡くなられた。
・担当している40世帯のうち約3 割の方が 自 宅 が 傾 く 被 害 を う け た 。 認 知 症 の 方 は 、 シ ョ ー ト ス テ ィ も 利 用 で き ず 市 外 の 特養に移られた。
・ 水 を 運 ぼ う と し て 腰 を 圧 迫 骨 折 し た 高 齢 者もいる。
・ 震 災 を 契 機 に 、 精 神 的 に 混 乱 さ れ た 高 齢 者も多い。
・ 液 状 化 で 家 を 修 理 す る 間 、 シ ョ ー ト ス テ ィ に 入 り 、 高 額 の 費 用 が 発 生 し た 人 も い る。
●介護事業所として困ったこと
・ 介 護 事 業 所 に 対 し 、 非 常 時 に 通 常 時 の サ ー ビ ス ( 入 浴 サ ー ビ ス な ど ) を 要 求 さ れ たこと。
・ 計 画 停 電 に よ る エ レ ベ ー タ の 停 止 で 人 員 配置をたてるのが大変だった。
・ ガ ソ リ ン の 確 保 。 福 祉 車 両 優 先 券 の 配 布 が遅かった。
・ 自 転 車 が 液 状 化 で 埋 ま っ て し ま い 、 移 動 する手段がなかったこと。
・ 上 下 水 道 が 使 え な い の で 入 浴 サ ー ビ ス が 実施できない、又制限されたこと。
・ 仮 設 ト イ レ は 障 が い の あ る 人 に は 使 え な いので紙おむつを配った。
・ 計 画 停 電 で 、 電 動 ベ ッ ト や 暖 房 器 具 の 設 定 が で き な い 高 齢 者 の 支 援 が 大 変 だ っ た。
● 怖 か っ た こ と 、 困 っ た こ と、嫌だったこと
・地震の恐怖。
・ 上 下 水 道 が 使 え な く て 困 っ た。
・放射能の恐怖。
・水、食料がなかった。
・子供が心配。
・ 日 本 が ど う な っ て し ま う の か心配。
・ 防 災 無 線 が 理 解 で き な か っ た。
・津波の恐怖。
・怖くて眠れなかった。
・ テ レ ビ を 見 る が 、 全 部 理 解 で き な い の で 余 計 不 安 に な った。
・ 家 族 を 安 心 さ せ る た め に 帰 国 し た が 、 そ れ で 仕 事 を 失 った。
・道路が凸凹で危険。
・ペットが心配。
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●良かったこと
・震災から2~5日後には市から食料支援 があり助かった。
・ 父 親 が ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 に 参 加 し て い る 様 子 を 見 て 、 皆 で 一 緒 に 取 り 組 む 大 切さを知った。
・ お 母 さ ん た ち が 互 い に 助 け 合 っ て い た。
・ 地 震 前 は 水 や 電 気 の 使 用 量 は 気 に し な い で 使 っ て い た が 今 で は 節 約 し て い る。
・震災に備え家族で対策を考えたこと。
・ 友 人 と 自 転 車 で 街 の 様 子 を み て ま わ り、写真をとって記録したこと。
・ 節 電 の 影 響 で 街 が 暗 く な り 、 星 が み え たこと。
●良かったこと
・ マ ン シ ョ ン で 知 り 合 い と 情 報 交 換 で き たこと。
・ 近 所 で 助 け 合 い が 行 わ れ て い る 様 子 を 知って心強い。
・ マ ン シ ョ ン で 生 活 用 水 を 配 っ て く れ た こと。
・ 実 家 や 遠 方 の 友 人 が 飲 料 水 を 送 っ て く れたこと。
・ マ ン シ ョ ン 内 の 高 齢 者 が ア ド バ イ ス や 情 報 を く れ 、 水 の 運 搬 の 手 伝 い を 小 学 生もしてくれたこと。
・ 幼 稚 園 の 緊 急 時 の 連 絡 方 法 が 改 善 さ れ たこと。
・震災を契機にご近所で助け合えた。
・「すこやか広場」の開設のおかげで、子 育て世代で語り合えたこと。
・ 必 要 な 情 報 を メ ー ル 、 ツ イ ッ タ ー 、 S NSなどネット経由で入手できた。
・ 保 育 士 さ ん の 職 業 倫 理 の 高 さ に 感 服 し た。
・防災無線が頼りになった。
●良かったこと
・ 高 齢 単 身 世 帯 に 対 し て 、 近 所 の 方 が 水 を 運 ん だ り 、 泥 の か き 出 し を 近 所 の か た や 市役所の方がやってくれたこと。
・ そ れ ま で 近 所 の 方 と 関 係 が 薄 い 高 齢 者 が 、 近 所 の 人 と 一 緒 に 避 難 し て い る 姿 を みて安心した。
● 助 か っ た こ と 、 良 か っ た こ と、嬉しかったこと
・ 隣 人 が 声 を か け て く れ 、 助 けてくれた。
・ 友 人 、 ボ ラ ン テ ィ ア か ら の 情報。
・市からの給水。
・会社の対応が早かった。
・ 市 民 が 協 力 し て 災 害 を 乗 り 越える姿。
・ 日 本 人 が 辛 抱 強 く 助 け て く れた。
・ 家 族 全 員 が 無 事 だ っ た こ と。
・ 小 学 校 で の 食 物 、 飲 物 の 配 布。
・ 帰 宅 途 中 、 商 店 で の 食 物 の 無料配布。
●現在でも困っていること
・ 自 宅 の エ ン ト ラ ン ス と 道 路 の 段 差 が あ り不便。
・放射能がとても心配だ。
・ 道 路 の 凸 凹 や 公 園 が 使 え な い こ と に 困 っている。
・外で遊ぶ場所がなく不便である。
・津波が怖い。
・ 大 き な 地 震 が く る の で は な い か と 不 安 である。
・被害を受けた家を早く直してほしい。
●現在でも困っていること
・ 道 路 が 凸 凹 で 歩 き 始 め た ば か り の 子 供 がよく転ぶようになった。
・ 放 射 能 の 影 響 。 ど こ ま で 気 を 付 け な け れ ば い け な い の か 、 よ く わ か ら な い の で困っている。
・ 保 育 園 の 垣 根 が 壊 れ た ま ま で あ る こ と。
・ 入 船 南 幼 稚 園 で は 玄 関 か ら 園 庭 に 出 る ところが崩れたままである。
・ 前 面 道 路 が 修 復 さ れ ず 、 高 さ が 決 ま ら ないため外溝が直せないこと。
●現在でも困っていること
・ メ イ ン の 道 路 の 工 事 は 行 わ れ て い る が 、 個 々 の 家 の 全 面 道 路 は 復 旧 工 事 の 見 通 し が 示 さ れ な い の で 、 自 宅 の 敷 地 側 を 直 す 予 定 が 立 た ず 困 っ て い る 。 リ フ ト を 利 用 し て い る 人 は 、 段 差 が 数 セ ン チ で も 大 が か り な 工 事 が 必 要 と な る の で 、 何 度 も 工 事 を す る こ と が で き ず 、 い つ ま で も 直 せ ないで困っている。
・ 液 状 化 で で き た 商 店 と 道 路 の 段 差 は 、 ス ロ ー プ 状 に 整 備 さ れ て い る が 、 半 身 ま ひ の 人 に と っ て は 、 ス テ ッ プ よ り ス ロ ー プ の方が危険。
・ 歩 道 が で こ ぼ こ な の で 、 転 ぶ の が 怖 く て 外 に 出 な く な り 、 引 き こ も る 人 も 出 て き ている。
●今一番気になること
・原発事故と放射能災害。
・大地震の再来。
・子供の健康。
・ ラ イ フ ラ イ ン ( 電 気 、 水 、 トイレ、ガス)。
(2)震災の教訓
①個人、家庭で取り組むこと
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●家具の転倒防止対策
・家具の固定。
・家の中の家具を突っ張り棒などで転倒防止対策を する。
・家具につっぱり棒をした。
・ガラスが割れないように対策をした。
●災害に強い家づくり
・地震に強い家をつくる。
●食料・水の備蓄
・各自が水や食料を用意しておく。
・保存食を買っておく。
・水分が大事。ジュースでもよいからあるとよい。
・各自が水や食料を用意しておく。
●ラジオの準備
・ラジオと電池を買っておく。
・ラジオを各部屋に置いた。
●トイレ対策
・簡易トイレを用意する。
・トイレットペーパーやティッシュをストックして おく。
●連絡をとりあう体制、集合場所を決める
・携帯電話がほしい。
・ 家 族 で 地 震 が き た と き に 集 ま る 場 所 を 決 め て お く。
・塾も避難先や保護者への連絡方法を決めた。
●防災意識を高める
・地震が起きた時に、例えばどこに行ったらよいか 分かる「徒歩帰宅マップ」をつくりたい。スーパ ーなど、身近なところで、キットが売っていると よい。
・ い つ も こ こ で 地 震 に あ っ た ら ど う や っ て 逃 げ る か、ということを細かくチェックすることが大事 である。
・子供一人で外出しない。
・チェーンメールに惑わされないよう注意する。
●家具の転倒防止対策
・名古屋に住んでいたので、防災意 識が高く、家具固定していたので 大事に至らずにすんだ。
●食料・水の備蓄
・震災後、水の備蓄量を増やした。
・ 水 の 宅 配 を 我 が 家 も 利 用 し て い る。
●近所づきあい
・普段の交流、つながりをもっと持 つべきと思った。いざというとき 情報を共有できる。
・地震の直後は小中学校よりも、自 宅などで知り合いと一緒に過ごす ことが多いだろう。普段の付き合 いが大切だ。
●トイレ対策
・市から非常用のトイレが配られた が、使いこなすのは大変。普段か ら 使 い 方 の 訓 練 を し て お く と 良 い。
・出前講座で、老人クラブにゴミ袋 と凝固剤の使い方を伝えて、配る ようにしている。自助防衛も必要 だと思う。
●家具の転倒防止
・ 地 震 後 、 家 具 の 転 倒 防 止 を し た。
・ 机 と 冷 蔵 庫 の 側 に 寝 る よ う に する。
●食料・水の備蓄
・ 震 災 後 の 対 策 と し て は 水 を た くさん買った。
・ 食 料 の 備 蓄 を す る よ う に な っ た。
・懐中電灯を用意した。
・ 防 災 袋 、 貴 重 品 袋 を 用 意 し た。
●その他
・ 日 本 語 ( 特 に 漢 字 ) を も っ と 勉強する。
・テレビを買った。
②隣近所や地域や組織で取り組むこと
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●防災訓練
・ 津 波 を 想 定 し た 避 難 訓 練 は 行 っ て い な いのでやるべきだ。
・学校の屋上でSOS練習をしておく。
・ 子 供 に も わ か る よ う な 実 践 的 な 防 災 訓 練をしてほしい。(エレベーターに閉じ 込 め ら れ た 場 合 、 ベ ラ ン ダ か ら の 避 難 の仕方)
●子育て世代の助け合い
・ 親 が い な い と き の た め に 、 子 供 を 持 つ 親 同 士 あ ら か じ め 、 預 か り 合 う こ と を 決めておく。
●子育て世代の助け合い、支援
・ 自 治 会 は 高 齢 者 対 策 に は 力 を 入 れ て い る が 、 子 育 て 家 庭 は 軽 視 さ れ て い る よ う だ 。 力 を い れ て も ら え る よ う 市 か ら 言ってもらいたい。
・ 地 域 の 中 で 、 子 育 て 中 の 人 も 大 変 だ と い う 認 識 が も っ と 広 ま る と よ い 。 ま た 、 子 育 て 中 の 人 が 集 ま っ て 「 大 変 だ よ ね ~ 」 と い う 感 想 を 共 有 す る こ と だ けでも安心する。
・ 保 育 園 で は マ マ 友 や 近 隣 住 民 で 協 力 し 、 引 き 取 り に い け な い 子 ど も を 預 か りあっている。
・ 学 校 等 に い る 子 ど も を 、 あ ら か じ め 届 け 出 て お け ば 近 所 の 人 等 が 引 き 取 れ る 仕組みがあればよい。
●地域での交流の促進
・ 住 民 同 士 の つ な が り を 増 や す よ う 努 力 する。
・ 5 年 ほ ど 前 か ら 近 隣 で ハ ロ ウ ィ ン の イ ベ ン ト を 実 施 し て お り 、 顔 見 知 り に な るきっかけ作りをしている。
●緊急時の連絡体制
・ う ち の マ ン シ ョ ン で は 、 震 災 を き っ か け に 居 住 者 に よ る メ ー リ ン グ リ ス ト が できた。
・ マ ン シ ョ ン の 掲 示 板 に 給 水 車 の 情 報 な どが掲載され助かった。
・ 自 治 会 で 班 ご と に メ ー ル で 情 報 を 回 し た。
●津波避難協定づくり
・ 津 波 に 備 え 小 学 校 と 近 く の 中 高 層 マ ン シ ョ ン と で 避 難 協 定 を 結 ん で は ど う か 。 し か し 、 小 学 生 が す ぐ 避 難 で き る かといった課題はある。
●市施設、介護事業所、病院の連携体制
・ 浦 安 駅 前 の デ イ サ ー ビ ス 、 猫 実 の デ イ サ ー ビ ス は 被 害 が な く お 風 呂 も 使 え た の だ が 、 市 か ら 許 可 が で な い と 使 え な い と い う こ と で 、 ど う に か な ら な い か と 思 っ た 。 使 え る よ う に な る ま で 2 週 間 か か っ た 。 ま た 手 続 き も 大 変 だ っ た。
・ 会 社 を 超 え て 、 ス タ ッ フ を 必 要 な と こ ろ に 送 り 込 め れ ば よ か っ た の で は な い か。
・ 震 災 後 、 病 院 か ら 自 宅 に 返 さ れ た 人 も いる。病院とも連携する必要がある。
●実態把握
・ 市 で 障 が い 者 と 高 齢 者 の 要 援 護 者 名 簿 を 作 成 し て い る と こ ろ だ と 聞 い て い る 。 個 人 情 報 の 観 点 か ら 、 申 請 し な い と い う 人 が 多 い と 聞 い て い る が 、 名 簿 が あ る と 支 援 す る 側 も 重 複 な く 行 え 、 無 駄 が な く て よ い の で 早 く 作 っ て ほ し い。・石巻の方の話を聞いて、津波で市 役 所 や 事 業 所 が 流 さ れ た 時 、 そ う し た 情報は大丈夫か心配になった。
●防災訓練
・ 地 震 を 想 定 し た 防 災 訓 練 を 実 施する。
③行政の支援のあり方
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●水・食料の支援
・ 市 か ら の 食 糧 支 援 、 炊 き 出 し を し て も ら い た い。
・食料を保存しておく場所があるとよい。
・ 非 常 時 の 食 料 を ス ー パ ー に 貯 蔵 し て 、 無 料 で 配ってほしい。
●避難所
・ 高 齢 者 や 小 さ い 子 な ど 、 み ん な が 安 全 に 避 難 生 活 を で き る 場 所 を 埋 立 地 を 利 用 し て つ く る とよい。
・ 発 災 直 後 、 電 話 が 使 用 で き ず 連 絡 が 取 れ な か っ た 。 メ ー ル は 使 え た の で 、 学 校 で メ ー ル を 使えるようにしてほしい。
●ライフラインの復旧
・水道などの復旧をもっと早くしてほしい。
・被災地は計画停電エリアから外してほしい。
●停電対策
・ 電 池 が な く て も 発 電 で き る 機 械 を 配 っ て ほ し い。
・ L E D の 懐 中 電 灯 、 電 池 を 各 家 庭 に 配 っ て ほ しい。
・ 自 動 ド ア が 固 く て 動 か な い の で ハ ン マ ー を 近 くにおいてほしい。
・ お 年 寄 り が 大 変 な の で 、 停 電 時 も 動 く エ レ ベ ーターを設置してほしい。
●学校施設
・ 学 校 の 家 具 で 突 っ 張 り 棒 が さ れ て な い も の が あるので、転倒防止をしっかりしてほしい。
●水・食料の支援
・ 幼 児 が い る 家 庭 の 水 の 確 保 に つ い て 優 先 し て ほ し い 。 1 歳 未 満 の 子 供 が い る 家 庭 は 優 先 さ れ た が 、 そ れ 以 上 で も ま だ 授 乳 は 必 要。
・ 知 り 合 い が 市 に 水 の 支 給 を 受 け に 行 っ た ら、数日の違いで満 1 歳を超えたため支給 対 象 外 と な っ た 。 避 難 も で き ず 、 本 当 に 困 っ た 人 に は 支 援 す べ き だ っ た の で は な い か。
●入浴支援
・ 幼 児 連 れ も 行 け る よ う に 、 大 浴 場 を 割 り 振 ってほしかった。
●避難所
・ 子 供 が 多 い の で 自 治 会 の 避 難 所 に は 行 き ず らかった。
・ そ う い う 意 味 で 震 災 直 後 の 「 す こ や か 広 場」の開設は大変助かった。(再掲)
●保育園
・ 一 時 保 育 の 際 に 災 害 が 起 き た 時 が 心 配 で あ る 。 保 護 者 と 園 が メ ー ル 等 で 連 絡 を 取 り 合 える仕組みを作ってほしい。
・ フ ァ ミ リ ー サ ポ ー ト に 電 話 し た が 、 通 じ な か っ た 。 都 内 に 働 き に 行 く 子 育 て 家 庭 の た めのサポートを充実してほしい。
・ 被 害 の な い 保 育 園 は 絶 対 に 閉 園 し な い で ほ し い 。 生 活 を 直 撃 す る 。 保 育 園 は 、 水 や 電 気と同じ「ライフライン」と思う。
●避難所
・ 指 定 避 難 場 所 は あ る が 、 寒 さ 対 策 も 食 料 も な く 、 高 齢 者 が 避 難 で き る 状 況 で な か っ た と の 話 を 聞いた。
●緊急通報システム
・ 緊 急 通 報 シ ス テ ム は 使 え な か っ た と 聞 い て い る 。 き ち ん と し た 検証が必要である。
●水の支援
・水がすぐにほしかった。
・給水車から自宅までの水 の 運 搬 支 援 が あ る と よ い。
●防災袋の確実な配布
・浦安では全世帯に防災袋 が配布されているという ことだが、私の場合それ はなかった。
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●震災時の情報提供
・ 計 画 停 電 の 時 間 な ど に つ い て パ ソ コ ン と 新 聞 で情報が違う。情報は統一化してほしい。
・ 複 数 の 防 災 無 線 が 同 時 に 聞 こ え 、 内 容 が わ か らなかった。
・ 何 が 起 こ っ て い る の か 情 報 が な い 。 広 報 車 が もっと回ってほしい。
●震災時の情報提供
・ テ レ ビ な ど で は 広 域 的 な 情 報 提 供 。 住 ま い の 周 り の 情 報 提 供 を タ イ ム リ ー に 行 な っ て ほしい。「自宅にいて大丈夫だよ」という情 報を得るだけで安心できる。
・市のホームページが役立った。
・防災無線は聞き取りづらかった。
・ ネ ッ ト が 使 え な い お 年 寄 り 、 プ ラ イ バ シ ー を 気 に し て ネ ッ ト を 使 い た く な い 人 等 に ど う情報を伝えるかが課題である。
・ 従 来 の 電 話 連 絡 網 で は な く 、 イ ン タ ー ネ ッ ト を 使 っ た 情 報 発 信 を 充 実 さ せ た い 。 Facebook などのSNS、ツイッターなどを 活 用 す べ き 。 ガ セ ネ タ も 多 い が 、 見 極 め て 役立てた。
・ 正 し い 情 報 を 確 実 に 届 け て く れ る ネ ッ ト の 仕組みが必要である。
●震災時の情報提供
・ 耳 の 遠 い 高 齢 者 に は 防 災 無 線 は 聞 こ え な い 。 災 害 メ ー ル も 使 え ない人が多い。
・ タ イ ム リ ー に 正 確 な 情 報 が 伝 わ る よ う 、 複 数 の 種 類 で の 情 報 提 供を工夫する必要がある。
●震災時の情報提供
・防災無線が理解できなか った。
・防災無線は全く聞き取る ことができなかった。
・防災無線の多言語化が必 要。
・ライフラインインフォメ ーションが必要。
●その他
・ 住 民 同 士 の 助 け 合 い が 基 本 だ が 、 住 み 始 め た ば か り の 人 等 、 そ れ が で き な い 人 も い る。そういう人に行政が支援してほしい。
・ 震 災 当 日 、 民 間 の ス イ ミ ン グ ス ク ー ル で 親 を 取 り 違 え て 子 ど も を 引 き 渡 し た 例 が あ っ た ら し い 。 民 間 施 設 で も 、 責 任 あ る 対 応 を するよう、市から指導できないか。
・ 震 災 の 当 初 、 東 北 の 被 害 に 対 し て 浦 安 の 被 害 は あ ま り 注 目 さ れ な か っ た よ う だ 。 県 と 市 の 意 識 の 差 を 感 じ た 。 浦 安 の 災 害 に も っ と注目をしてもらいたい。
●その他
・国際センター、パソコン センター、図書館の災害 時 開 設 。( 普 段 は 図 書 館 や国際センターで英字新 聞を見たり、マーレのパ ソコンセンターでインタ ーネットを利用してニュ ースを見ている。全て閉 鎖されとても困った。)
・被災地(浦安)でも普通 の生活もあるのだという 報道。国の家族が安心す る。
(3)今後の浦安のまちづくりや復興への提案
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●液状化対策
・ 液 状 化 が 危 な い と 言 わ れ て い て 、 そ の と お り に な っ た の だ か ら 、 急 い で 液 状 化 対 策 を す べ きである。
●戸建住宅の再建支援
・ 液 状 化 の 被 害 に あ わ れ た お 宅 は 、 高 齢 の 方 の み の お 宅 も 多 く 、 自 力 で は 直 せ な い の で、市が援助してあげてほしい。
●相談体制
・ 復 興 に 関 す る 様 々 な 疑 問 に す ぐ 答 え て く れ る窓口やウェブページを設けてほしい。
●被災した家屋の世帯へ対応
・この 12 月からお正月、周りの家が直 ってく中で、傾いた家屋を直すことが できない高齢者のお宅について心配。 私たちが話を聞くだけではどうしよう もない。
●介護している家族への精神的ケア
・支援している家族に、精神的、体力的 に 影 響 が あ っ た 。 余 震 や 放 射 能 の た め、外出できず、地震から数か月たっ ても不安という方がいた。日常が変わ ると全てにおいて肉体的にも負担がか かる。ライフラインが止まり、トイレ が使えないないこと、介護している高 齢者に毎回説明しなくてはならないこ となどで、相当疲れたようだ。
・1 ヶ月ぐらいたった頃、介護する家族 が疲れてきて、道でころんだりしてケ ガをする人が多かった。
・要介護の高齢者の話は私たちが聞くこ とができるが、介護している家族へのケ アが欠けている。今後の課題だと思う。
●相談体制
・若い人たちは、仕事もあり大変である し、うちで悶々としている人もいる。 休日に気軽に相談できる窓口や、電話 相談があるとよい。
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●津波対策
・ 津 波 対 策 と し て 、 市 内 は 平 坦 な 地 形 な の で 避 難場所になる様な高台をつくる。
・まちを高台にしてほしい。
・ 新 町 で は 、 地 震 ( 津 波 ) に 強 い 堤 防 を つ く る。
・ 高 い 堤 防 を つ く っ て ほ し い 。 川 沿 い も 高 く し て ほ し い 。 水 門 を し っ か り 閉 じ る こ と が で き るようにしてほしい。
・津波対策をしてほしい。
・ 津 波 の 心 配 は な い と い う が 、 海 に 近 づ く な と 言 わ れ る 。 津 波 が 来 た 時 に 東 北 で は 消 防 団 の 人 達 が 活 発 に 活 動 し て い た が 、 浦 安 で も 同 じ ように守ってもらえるのか。
・ 消 防 団 、 警 察 が す ぐ に 動 い て い る 様 子 が な く 不 安 だ っ た 。 も っ と 大 き な 震 災 が き た と き に 大丈夫なのか。
●津波対策
・ 津 波 対 策 を き ち ん と や っ て ほ し い 。 川 沿 い に津波が上がってこないか心配である。
・ 津 波 の 時 の 避 難 先 が 心 配 。 新 町 に は 高 い マ ン シ ョ ン が あ る が 、 オ ー ト ロ ッ ク で 入 る こ とができない。
・ 液 状 化 は 修 復 す れ ば 何 と か な る が 、 津 波 対 策が何もない。
●公共施設の復旧
・ 液 状 化 の 影 響 で 現 在 も 一 箇 所 の 野 球 場 が 使 え な い 状 態 が 続 い て い る 。 早 く 復 旧 し て ほ し い。
・でこぼこになった道路を早く直してほしい。
・ 日 の 出 北 公 園 を 早 く 直 し て 、 遊 べ る よ う に し てほしい。
・元のキレイなまちに戻ってほしい。
・道を早く直してほしい。
・ 震 災 の 名 残 が あ る と こ ろ が 多 い の で 、 早 く 元 に戻してほしい。
・ 歩 道 が で こ ぼ こ で 自 転 車 で 走 る と 危 な い 個 所 が 多 く あ る 。 特 に 暗 い 道 が 危 な く 、 自 転 車 に 乗 っ て い て 段 差 が で き た と こ ろ で 転 ん で け が をした。早く直してほしい。
●公共施設の復旧
・ シ ン ボ ル ロ ー ド な ど の 復 旧 は 早 か っ た 。 選 挙 を 実 施 し な い な ど 、 浦 安 市 の 復 旧 に 係 る 方策は正しかったと思う。
・ 道 路 や 公 園 の 舗 装 が ま だ 凸 凹 し て お り 、 ベ ビ ー カ ー が 押 し ず ら い 。 早 く 直 し て ほ し い。
・ 道 路 の 修 復 ス ケ ジ ュ ー ル を 早 急 に 示 し て ほ しい。
●公共施設等の復旧
・ メ イ ン の 道 路 の 工 事 は 行 わ れ て い る が、個々の家の全面道路は復旧工事の 見通しが示されないので、自宅の敷地 側を直す予定が立たず困っている。リ フトを利用している人は、段差が数セ ンチでも大がかりな工事が必要となる の で 、 何 度 も 工 事 を す る こ と が で き ず 、 い つ ま で も 直 せ な い で 困 っ て い る。(再掲)
・液状化でできた商店と道路の段差は、 スロープ状に整備されているが、半身 まひの人にとっては、ステップよりス ロープの方が危険。応急措置の場合で も、幅が広い場合はスロープとステッ プと両方あった方が良い。(再掲)
・歩道がでこぼこなので、転ぶのが怖く て外に出なくなり、引きこもる人も出 てきている。(再掲)
●公共施設等の復旧
・道路が凸凹で危険
小学生、中学生 子育て世代 介護保険事業者 在住外国人
●ライフラインの強化
・ 計 画 停 電 が あ っ て 不 便 だ っ た 。 市 独 自 で 電 気 を自家発電したり水道をやればいい。
・ 道 路 が ま っ く ら に な っ た の で 、 停 電 時 も 付 く 太 陽 光 を 利 用 し た 街 灯 を も っ と 増 や し て ほ し い。(3本に1 本くらい)
●防災拠点の強化
・ ヘ リ ポ ー ト を 備 え 、 空 か ら の 救 援 手 段 を 準 備 する。
・ 震 災 時 を 考 え て 公 園 に ト イ レ ・ 水 飲 み 場 を 増 やしてほしい。
・固定電話を学校に増やしてほしい。
●複合災害等を利用した避難対策
・ 公 園 は 避 難 場 所 な の に 、 液 状 化 で 使 え な く な っ た 。 こ う い っ た こ と を 想 定 し て 避 難 場 所 を 指定すべき。
●避難場所への誘導
・ 各 地 域 の 避 難 場 所 が 子 供 に も わ か る よ う に 、 ひらがなで大きく表示してほしい。(気が動転 しており漢字だとわからない)
●イベントの実施
・ 皆 が 元 気 に な る よ う に 祭 り な ど は 中 止 し な い でたくさんやってほしい。
●ボランティア情報の周知
・(小学生・中学生のボランティア志望者がいた こ と を 聞 い て ) 地 震 の 時 に 、 ど こ に 行 っ た ら 、 何 が で き る 等 の 情 報 を 事 前 に 知 っ て お け るとよい。
●救急医療体制の充実
・災害時の救急医療を充実してほしい。
●子供の見守り体制強化
・ 子 ど も が 遊 ん で い る と こ ろ な ど を 見 守 れ る よう、街中に Web カメラを設置し、ネット 上 で 見 ら れ る よ う に す る と よ い の で は な い か 。 ネ ッ ト で 保 育 室 の 様 子 が 見 ら れ る 保 育 園もある。
●スマートシティ構想
・ ス マ ー ト シ テ ィ 構 想 の 報 道 を 見 た 。 安 心 と 思 う 反 面 、 本 当 な の か と の 声 も 聴 く 。 分 か り や す く 説 明 し て ほ し い 。 自 分 た ち で 資 産 価値を高められるよう努力したい。
●放射能対策
・放射能が心配。食べ物に気をつている。
・11 月に浦安でホットスポットがみつかった と い う 報 道 が あ り 、 外 遊 び を 控 え る よ う に なった。
・目で確認できないのが不安。12 月から測定 器を貸し出すようになりよかった。
●放射能対策
・ 放 射 能 に 関 す る 正 確 な 情 報 と 対 策 が 必要。
(4)どのようなまちになったらよいか(小中学生を対象とした質問)
小学生、中学生
●みんなが協力しあえるまち
・皆が協力し合えるまちになってほしい。
・全ての人が参加できるような仕組みが必要である。
・いじめを無くす。
●環境への配慮
・無駄な照明をせず、星が見えるような街、又は場所がほしい。
●災害に強いまち
・安全なまちになってほしい。
・無敵なまちになってほしい。
・津波に強いまちになってほしい。
・液状化や地震に強いまちになってほしい。
●防犯上安全なまち
・幹線道路から一本入ると道路が暗いため、時間が遅い時は遠回りをして帰宅することもあるので、街灯を増やしてほしい。
・近所で空き家が増えていて、まちが暗く、怖い。
●災害に強い家
・コンクリートの巨大で丈夫な家ができるとよい。
・津波が来たら浮いて助かるカプセルをテレビでみた。家が浮くようになるとよい。
●楽しめるまち
・水族館がほしい。(楽しめるところがほしい)
・公民館は、小学校4年生以上はいろいろなイベントがあるが、小学校 1~3年生向けのイベントが少ない。
・中町や新町には公園が多くあるが、住宅に近くて野球やサッカーができない。ボール遊びができる公園がほしい。
・元町は公園が少ない。ある程度広い公園を増やしてほしい。
5.結果のまとめ(産業団体)
(1) 震災時・震災後の様子
浦安鐵鋼団地協同組合 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会
●困ったこと
・ 下 水 を 流 して は い け ない た め 、 ト イレ が 使 え なか っ た こ と 。特 に 女 性 従業 員 が困っていた。
・事務所部分は、傾斜の影響から新浦安に移した。
・ 工 場 ・ 倉 庫と も に 甚 大な 被 害 に あ った こ と か ら、 加 工 業 務 はほ と ん ど 別の 工 場に移した。
・塩分を含んだ母材が浸かり錆びる被害があった。
・ 計 画 停 電 の際 、 コ ン ピュ ー タ の サ ーバ ー の 電 源を 落 と さ な いと い け な いの だ が1 時間前の通告では対応が難しい。
・計画停電により交通機関がとまり社員が帰宅できない恐れがあったこと。
・計画停電で機械の操業を停止するなど対応が大変だった。
・ガソリンの入手が困難になったこと。
・県企業庁による液状化の土砂撤去の対応が遅かったこと。
・社員がメンタル面で震災の影響を受け、辞めてしまったこと。
●良かったこと
・テレビで浦安の状況が報道されると、全国の顧客から支援があった。
・事前の学習によりガスボンベで動く発電機を事前に購入していた。
●現在も困っていること
・ 借 り て い る倉 庫 の 液 状化 被 害 が 大 きく 、 連 休 にア ス フ ァ ル トを 敷 い た が、 現 在も地盤沈下が進む。
・ライン下の応急措置は行なったが、本格復旧は今後行わなければならない。
・空洞化対策として応急措置をしたが、いずれは建て替えないといけない。
・ 当 社 が 自 動車 関 係 と いう こ と も あ り、 震 災 の 影響 を 受 け て いる こ と は 明ら か である。
●困ったこと、苦労したこと
・ 敷 地 内 の 液状 化 は な かっ た が 、 隣 地の 駐 車 場 から の 砂 が 敷 地内 に 入 り 込み 処 理が大変だった。
・ ア ト リ ウ ムが あ る 関 係で 、 ね じ れ るよ う な 歪 みに よ り 、 客 室階 の 化 粧 板の 被 害が大きかった。
・ホテルの安全性についての情報発信。
・自家発電を持っているが、燃料は重油のため、調達が大きな課題だった。
●良かったこと
・非常時のゲスト対応について訓練していたのでスムーズにできた。
・メディアに取り上げてもらい、ホテルの安全性を情報発信できたこと。
・ 市 民 に 勇 気を 与 え 、 リゾ ー ト 地 域 に安 心 感 を もっ て も た る ため 、 休 業 や営 業 時間の短縮をせず、フルサービスを行なったこと。
●市民等への支援
・ 当 日 は 宿 泊ゲ ス ト だ けで な く 、 T DL の ゲ ス トへ 毛 布 の 提 供や 宴 会 場 の開 放 を 行 っ た 。 ま た 、 市 民の方 で 自 宅 に い る の が 不安な の で 、 宿 泊 を 希 望 して い た市民への対応も行った。
・ 市 の 要 請 によ り 、 市 民へ の お 風 呂 や軽 食 の 提 供を 行 っ た 。 お風 呂 は 大 浴場 を 開放した。
・ 震 災 後 1 か月 く ら い は、 ホ テ ル 内 のコ ン ビ ニ に買 い 物 に く る被 災 者 が たく さ んいたため、供給しても物資が全く足らなかった。
●外国人への支援
・ 中 国 や 台 湾な ど か ら のツ ア ー 客 が 、2 ~ 3 団 体、 緊 急 的 に 泊ま り に き た。 言 葉が通じないことを不安に感じ、当ホテルにやってきた。
(2) 震災の教訓
①事業所として取り組むこと
浦安鐵鋼団地協同組合 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会
●水、食料、燃料等の備蓄
・当社では、3日分の備蓄を震災後に確保した。
・当社では、備蓄をどうするかはこれからの課題である。備蓄のためのものは5年しか 持たないし、値段も高い。当社の社員は、世帯を持ったばかりの若い社員が多く、帰 宅しようとすると思うので、水は確保するが、食料のあり方はこれから検討したい。
・電気、水、燃料、この3点が1つでも欠けると事業活動が困難となると改めて認識し た。特に、車流通に影響が大きいガソリンの確保は苦労した。
●連絡体制
・携帯メールが届いたので、震災後社内で携帯メール連絡網をつくったが、普段使って いないので、どのように更新していくかが問題である。その他、フェイスブックのよ うなもので社員全員に一斉連絡できる方法を検討していこうと思う。
●防災訓練
・ISOで必須のため防災訓練は行っているが、従業員に防災センターに年1回行って 学んでもらうことを考えている。
・鉄鋼団地は災害時は橋が崩落すると島の孤島となるので、橋が崩落することを想定し た社員帰宅時の迂回ルートなど、非常時に備えている。
●事業継続計画
・商工会議所と研究したが、ソニーや成田空港などの大企業の対策をみると、我々は遅 れている。あらゆることがマニュアル化されていたり、衛星電話等、最新の機器を活 用した、想像をはるかに超える対策が行われている。
・BCP(事業継続計画)は今後の課題。中小企業等などから指針が出されているが、 そのまま使えそうにない。鉄鋼団地で研究していくところである。
・ 防 災 ・ 危 機 管 理 の 観 点 か ら B C P を 見 直 し 、 国 際 基 準 に 準 拠 し た も の に す る よ う 検 討。
●災害時の医療体制
・ 1 名の ゲストがショックにより寝 込んでしまった。消防・警 察・ホッ トラ インのいずれ にも連絡が取 れないので、 ホテルから車 で病院へ運 ぶこ ととした。道 路が液状化し ているので車 が進まなかっ た。今回は 1 名 だったが、次 の震災で病人 、けが人が多 数でたときに 、どう対応 していくかが今後の課題だと感じる。
●室内の安全対策
・ホテル 内でも安全な場所とそうで ないところがある。たとえ ば、シャ ンデ リアや、バス ルームの大理 石が浮き上が ったりするの で注意が必 要である。
●ライフライン
・当ホテ ルは、自家発電を持ってい るが、燃料は重油のため、 調達が大 きな課題だった。
●連絡体制
・震災時 は、電話や携帯がつながら ないので企業内の通信手段 の確保は 今後の大きな課題である。
●津波時の避難対策
・東京湾直下型地震がきて仮に 10m 以上の津波がきたら、どう対応して いく のか、どこに 避難するのか が大きな課題 である。4 階 以上に避難 する と決めている がそれで大丈 夫なのか今回 を踏まえて検 討していく 必要がある。
●今回の経験を踏まえた防災訓練の実施
・3月 11 日の震災に基づいた訓練マニュアルを作成しており、これから 従業員に訓練をしていきたいと考えている。
②地域・産業団体として取り組むこと
浦安鐵鋼団地協同組合 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会
●今回の取り組み
・組合で復興支援チームを立ち上げ、震災から半年間精力的に活動を行った。また、そ の間は会費免除、講演会の開催、補助金申請などについて情報を提供するなど行って きた。
・補助金の申請など、行政との調整は組合を通して行ったこともあり、スムーズな調整 ができた。船橋にも工場があるが、船橋市では事業所ごとに土砂搬出の手続きを行う 必要があり、非常に非効率だった。
●今回の取り組み
・4月 28 日(ディズニーシー再開日)以前の交通機関(バスやモノレー ル ) の 運 行 に つ い て 、 関 連 会 社 の コ ン セ ン サ ス を 取 る の が 、 苦 労 し た。
●今後の課題
・6ホテ ルが足並みを合わせた取り 組みについては、これから 協議して いきたい。今後の課題だと思っている。
・組合としてトイレの調達を独自に行い、その割合は市が用意した数とほぼ同数であっ た。市はテント型、組合はボックス型で用途に応じて利用できるようになった。
・浦安鉄鋼団地内は組合による働きが大きく、各理事がリーダーシップを発揮してチー ム編成し、復興活動を行ったのは良い結果に繋がったと思う。
・11 月に「U-ing」で従業員とその家族を慰労するバーベキューパーティー「ランチd e元気」を開き、約1,000 人が参加した。
・数回計画停電があったが、鉄鋼団地の組合が事前にパトロール周回して連絡してくれ たことで混乱は避けられた。
・原発事故を受け、乳児のいる家庭に 2 週に一度、2 リットルのミネラルウォーターを 10回ほど配布した。組合として措置をしたことで安心感につながったと思う。
●今後の課題
・ 鉄 鋼 団 地 と し て 備 蓄 等 、 何 が で き る か を 考 え て い く 必 要 が あ る 。 直 下 型 地 震 を 想 定 し、従業者を帰宅させるのではなく、待機させる前提での準備(備蓄の共同購入等) や広報を考えようとしているところである。
・舞浜ホ テル群は、全国への波及が 大きいので情報の連携を総 合的に行 っていきたい。
・情報発 信が企業間で統一感がなか ったので、リゾート協議会 が一緒に 情報発信の対応がとれればよかった。
③行政の支援のあり方
浦安鐵鋼団地協同組合 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会
●情報提供
・防災無線が数か所団地内にあるが、同時に放送されたためか、聞こえなかった。
・電車が止まり、携帯が使えない状況で、市の持っている防災無線等で情報を出しても らいたい。
・市に期待したいのは、地域の情報提供であり、良い提供方法を考えてもらいたい。
・震災後、重要なお知らせメールサービスに登録したが、これは良かった。
・私も市のメールサービスに登録した。私の住んでいる市にはこのようなメール配信は な い の で 良 か っ た 。 だ が 、 情 報 が 細 か す ぎ る 。 登 録 の 対 象 者 を 小 分 け に で き る と よ い。
・緊急時の避難ルートの周知など、災害に備えた情報をもっと出してもらいたい。そう すれば安心して働ける仕事環境が整うと思う。
●備蓄について
・どの程度の備蓄が良いのか分からないので、浦安市が指導してくれると有難い。
●今回の市の対応
・住んでいる市民への対応が先で企業は後回しだと思っていたが、市は一部噴砂を片づ けてくれる等、対応をしてくれてありがたかった。日頃の交流の成果かもしれない。
●市の情報発信
・ホテル のHPでも市民への入浴支 援について情報発信してい たが、市 民に は届きづらい 状況だった。 今回、市がH Pやツイッタ ーで情報発 信しており、市民に情報が届きやすくなったと感じている。
(3) 今後の浦安のまちづくりや復興への提案
浦安鐵鋼団地協同組合 東京ベイ舞浜リゾート地域協議会
●津波対策
・今回はなかったが、津波が心配である。
・東京湾の突き当りに位置するので、津波への恐怖心はある。団地内の建物は 10mを超える高い 建物があるが、大半は地上から直接昇れない状況である。例えば、昇降可能となる施設には補助 金が出るなどの避難ルートの対策を促進するなど、何らかの対策を検討してもらいたい。
●公道の復旧、整備
・公道の復旧、整備をしっかりやってもらいたい。鉄鋼団地内の道路の沈下の復旧は、管理の関係 で無理だと思うが、インターまでの道は、まだ段差が多く荷崩れを起こしかねない。段差の事情 を知っている鉄鋼団地の業者は段差の大きな個所を外して運転するが、その車線だけが混んでい る状況がある。
・ 鉄 鋼団 地 周り の 道路 状態 が 良く な い。 車 両が バン ピ ング す ると 荷 崩れ を起 こ し兼 ね ず危 険 であ る。
●地盤沈下対策
・ 被 災前 か ら境 川 沿線 の遊 歩 道が 満 潮時 に 水没 して い る。 地 盤沈 下 対策 がそ も そも お かし い と思 う。
・鉄鋼団地の分譲時には、全国のどこかで既に液状化の問題があったと思う。液状化という問題が 心配される場所で、このような水準の整備は拙かったのだと思う。
・被災前から、大潮で水を被っても水が引けるのが異様に早く、下部の空洞化が進んでいたのでは ないかと思っていた。埋め立ての水準が低すぎると考えられる。浦安市に移管された後はいろい ろお願いしたい。
●液状化対策
・共同溝だと被害及び復旧は容易になるので、整備を検討すべき。
●護岸の再整備
・護岸も被害を受けた。各事業者で復旧するのは、とても大変なことで、容易にはできない。
・港湾の工事は、事業者が勝手にはできない制度になっているはずであり、管理者は、そのような 実態をどう考えているのか疑問である。
●税制面での支援
・税制面の支援がほしい。被害を受けた機械などを損金処理できるようになるとよい。
●放射能対策
・小さな子供のいる従業員も多いので、放射能の問題はきちんと対処してほしい。
●水上からのアクセス
・橋が落ちた時に備え、海からのアクセスを確保すべき。浦安市は湾岸の周辺市に比べ、人口比に 対する岸壁長さが最も短いと聞いた。
・見明川河口のうち港 ・千鳥周辺は遠浅であり一部は砂浜のようになっていて船が接岸できない。 鉄鋼通り地区の企業岸壁が利用できるため、ここを緊急時に利用できるよう行政計画に入れるべ き。
●津波対策等
・現在の護岸の状態で、5m、10mの津波に耐えられるのか、堤 防の性能について情報提供してほしい。
・ 路 面 性 能 に 基 づ き 、 路 面 が 損 傷 し や す い 場 所 を 教 え て も ら え れ ば 、 ゲ ス ト に ホ テ ル か ら の 帰 宅 推 奨 ル ー ト を 提 案 で き る。
・ 津 波 対 応 は 、 市 で 作 成 し て い る 方 針 に 基 づ い て 考 え て い く の で 、 例 え ば 小 学 校 で 想 定 し て い る 避 難 等 へ の 対 応 を 教 え てほしい。情報を共有したい。
●電力供給
・ 東 京 都 で 検 討 し て い る よ う に 、 複 数 の 電 力 供 給 の 仕 組 み が あるとよい。
●水上交通
・ 災 害 時 に 避 難 す る ル ー ト は 現 在 は 陸 路 し か な い 。 以 前 も 横 浜 と つ な ぐ な ど 海 上 交 通 の 検 討 が あ っ た と 思 う が 、 災 害 時 に は 海 か ら 避 難 で き る よ う ぜ ひ 検 討 し て い た だ き た い 。 ま ちの発展にもつながると思う。