将来都市像の実現に向けて、「安全で安心なまち」「にぎわいのあるまち」「活力のあるまち」「人 が輝くまち」「美しいまち」の…5…つの分野ごとに施策の方針を定めます。
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安全で安心なまち
災害などから市民の生命と財産を守り、すべての市民が自立して生活できる福祉社会の実現 に努め、生涯にわたり、健康で安心して暮らせるやすらぎと潤いのあるまちを目指します。
(1)安全な生活の確保
すべての市民が安全に生活できるまちづくりを進めます。
防災対策として、治山治水事業の推進、防災関連施設の整備促進、公共施設の耐震化の推進、 市民の防災意識の高揚を図ります。また、自主防災組織などとの連携を図り、災害発生時対策、 高齢者や障がい者、乳幼児などの介助支援を必要とする災害時要援護者対策を推進するととも に、地域防災力の充実に努めます。さらに、防火、救急・救助体制をはじめとした消防力の充 実と広域的な連携協力を推進します。
防犯対策として、地域の防犯体制の充実や市民の防犯意識の高揚を図り、また、交通安全対 策として、交通安全意識の啓発を強化するとともに、道路や交通安全施設などの環境整備に努 めます。
市民の消費生活の安定向上と多様化・複雑化する諸問題に対応するため、消費生活センター の機能の強化を図り、商品などの安全性の確保や相談事業の充実、安全な食生活の確保に努め ます。
第 8 章 分野ごとの施策の方針
第 8 章 分野ごとの施策の方針(2)生涯健康と保健医療の充実
すべての市民が生涯にわたって健康で安心して暮らせるよう、自ら心身の健康づくりに取り 組む意識の醸成を図るとともに、市民一人ひとりの健康づくりを社会全体で支援する環境整備 に努めます。また、感染症や生活習慣病をはじめとする疾病の予防対策として、各種予防接種 や各種検診、健康情報の提供、相談・指導の充実を図ります。さらに、市民がいつでも安心し て適切に受診できるよう救急医療の確保をはじめ地域医療体制の整備充実、各医療費助成制度 の効果的な運営に努めます。
(3)地域福祉と障がい者福祉の充実
すべての市民が支え合い、安心して生活できるよう総合的な福祉を推進する体制の充実に努 めます。ひとり親家庭や生活困窮者に対しては、相談や情報提供、セーフティネット機能の強 化など各種支援策の充実に努めます。障がい者福祉においては、障がいの早期発見と療育の充 実、ボランティア講習会開催支援など関係団体の育成に努め、自立や社会参加を支援する環境 づくりを推進します。
(4)子育て支援の充実
少子社会へ積極的に対応するため、安心して子ど もを産み育てることができ、また、すべての子ども が心身ともに健やかに成長できる社会の形成に努め ます。保育・教育・雇用・保健・医療・福祉などさ まざまな分野における子育て環境を整備し、子育て と仕事の両立や家庭や地域における子育ての支援を 図ります。
また、生活スタイルの多様化に対応するため、家 庭、保育・教育施設、地域が連携し、一体となった 健全育成活動を支援するとともに、関連施設の整備 に努めます。
(5)高齢者施策の充実
超高齢社会へ積極的に対応するため、高齢者が生きがいを持ち、安心して暮らせるまちづく りを進めます。高齢者保健福祉サービスの充実や介護保険制度などの円滑な運営、高齢者に配 慮した環境や施設の整備に努めます。
高齢者が積極的に社会参加できる環境づくりや就労機会の確保に努めるとともに、生涯学習、 生涯スポーツを推進するなど、多様な社会活動参加を促進します。
第 8 章 分野ごとの施策の方針
1.安全で安心なまち
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にぎわいのあるまち
都市機能の向上、総合的な交通体系の確立、情報化の推進などにより、住みやすく、開かれ たにぎわいのあるまちを目指します。
(1)良好な居住環境の形成
快適で、人にやさしい持続可能な地域社会の 構築を目指し、良好な居住環境の形成を図りま す。
そのため、住まいの品質の確保や高齢者への 配慮など、良質な住まいづくりとともに、多様 な居住ニーズに対応するため、既存の住宅の活 用を促進します。
また、それぞれの地域の特性を生かした住ま いづくりと、だれもが安心して居住し、健康で 文化的な生活を送ることができるような住まい づくりを促進します。
(2)中心市街地の活性化
都市機能の郊外拡散を抑え、中心市街地の活 性化を推進し、コンパクトで効率的なまちづく りとにぎわいの回復を図ります。
そのため、中心市街地においては、教育・文化・ 医療・福祉・情報・商業・交通・行政・居住など、 さまざまな都市機能について、民間と行政が連 携を図りながら整備・誘導に努めます。
また、信夫山や阿武隈川などの身近な自然環境 や歴史・文化資源などを生かし、奥行きと広がり があり回遊性の高い、県都にふさわしい風格と にぎわいのある中心市街地の創出に努めます。
第 8 章 分野ごとの施策の方針
2.にぎわいのあるまち
良好な居住環境を供給「借上市営住宅(早稲町)」
中心市街地のにぎわい拠点
(3)総合交通網の整備
市民生活、産業活動や地域間の交流、災害や 救急医療等非常時の緊急輸送・搬送など、多様 な都市活動を支える総合交通体系の形成を図り ます。
そのため、快適性・利便性・安全性を備えた 幹線道路・生活道路の整備を推進するとともに、 人にやさしい歩道および自転車道の整備に努め ます。
また、鉄道・バスなどの公共交通機関につい ては、今後、高齢化の進展に伴い重要度が増す
ことから、その利用促進を図り、路線の維持や利便性の向上に努めます。さらに、東北中央自 動車道やインターチェンジなどの整備促進を図り、高速交通網の充実に努めます。
(4)情報通信技術の活用
市民生活をより豊かにし、本市の魅力を発信する手段として、企業・団体等と連携を図りな がら情報化を総合的に推進します。
市民ニーズに応え便利さを実感できる行政サービスを提供するため、市民の視点に立った電 子自治体としての取り組みを推進します。また、協働のまちづくりや安全で安心なまちづくり、 都市のにぎわいと活力に寄与する地域の情報化を推進します。さらに、情報通信技術の活用に よる行政運営の高度化・効率化に努めます。
第 8 章 分野ごとの施策の方針
2.にぎわいのあるまち
回遊性を高める「まちなか周遊ももりんバス」
インターネット
市役所
学校等 公共施設
各家庭 各企業
県庁
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活力のあるまち
産業構造の変化や多様化する消費者ニーズ、地域間・ 国際競争などに対応できるたくましい産業をはぐくみ ます。そのため、担い手の確保・育成、地域の特性や 資源の活用、産業間の連携、地域内の経済循環の促進、 国内外の都市との多様な交流により、豊かで活力ある 産業の振興を図ります。
(1)農 林 業 の 振 興
農業については、生産性の向上や農産物の安全確保、商業・観光との連携などの取り組みに より、本市の基幹産業として、地域経済をけん引する農業の振興を図ります。
そのため、意欲のある担い手の育成・確保を図るとともに、優良農地の確保と有効活用に努 めます。また、生産基盤などの整備を推進するとともに、施設の近代化を促進します。
さらに、生産対策の強化や農産加工品の研究開発を促進するとともに、環境に配慮した安全 で安心な農産物の生産振興に努め、地元産の農産物のより一層の消費拡大を図ります。
また、経営の安定化と地域農業の持続的な発展に向け、集落営農や農業生産法人等の育成・ 支援を進め、新たな雇用機会の創出に努めます。
林業については、森林は、環境保全や災害防止、保健休養機能などの公益的機能を有するこ とから、計画的な造林・保育事業の推進や森林資源の保全・育成を図ります。
(2)工 業 の 振 興
地域間の企業誘致競争が激化する中、自然災害が少ないなど本市の特性を生かし、企業誘致 を積極的に推進するとともに、地場産業の振興を図ります。また、技術革新と新たな産業展開 の促進を図ります。
そのため、工業基盤の整備に努め、企業立地による工場配置の適正化を図るとともに、先端 技術型企業、医療・健康福祉関連産業などを中心とする企業の積極的な誘致と、優遇制度の充 実に努めます。また、地場企業からの情報収集を行い、産学連携の手法などを用いた新製品の 開発や技術力の向上、人材の育成などを促進することにより競争力の強化に努めます。
これとともに、急激な社会経済環境の変化にも対応できるよう、経営の革新や経営環境改善 の取り組みなどを支援し、地場企業の体力向上に努めます。さらに、産学官の連携や農商工連
第 8 章 分野ごとの施策の方針
3.活力のあるまち
(3)商 業 の 振 興
商業環境の変化や消費者ニーズの多様化に対応するとともに、各地域の特性に合った商業機 能の充実や魅力ある中心商店街の形成などを促進します。
そのため、地域の特性を生かした生活に密着した商業機能の充実を図るほか、交通弱者を意 識した交通アクセスの検討、休憩施設の整備等の多様な機能の充実を図り、日常の買い物など の利便性の確保に努めます。中心市街地は市民の暮らしや経済社会活動の中心として、また、 本市の顔として魅力ある中心商店街を維持・発展させるため、商業・サービス機能の充実を図り、 商業施設の積極的な誘導と魅力向上に努めます。また、本市の健全な商業環境を維持・発展さ せるため、適正な商業施設の配置等、合理的な土地利用の促進に努めます。
流通については、物流の量的拡大と輸送需要の多様化に対応し、効率的な流通機構の整備に 努めるとともに、消費者が求める安全・安心な生鮮食料品などの安定供給を図ります。
(4)観 光 の 振 興
本市で大きな成長が見込まれる産業として、観光の振興を図ります。
そのため、本市らしい資源(花・くだもの・温泉)を生かし、市民が楽しみながら地域の魅 力を育て、時代のニーズに対応した新たな「福島市流の観光スタイル」の提供に努めます。 また、東北の玄関口としての立地を生かし、南東北観光の基点・拠点となる観光まちづくり の展開に努めます。そして、多様な産業と連携し、経済波及効果の高い観光振興を実現する総 合的な観光産業の振興に努めます。
市民一人ひとりが、ふるさとに「自信」と「誇り」を持ち、住んでいる人が自慢できるまち づくりを推進し、本市の魅力をたくさんの人に知ってもらうことにより、「また来たくなる観 光都市福島」の実現に向け、市民・民間事業者・行政が連携を図りながら、地域や組織の垣根 を越えた「オール福島市」の体制で観光振興に取り組みます。
第 8 章 分野ごとの施策の方針
3.活力のあるまち
(5)都市間交流、定住・二地域居住の促進
国内外の都市との多様な交流により、人・物・情報・技術・文化などの出合いを生み出し、 産業の振興や新たな文化の創造など、都市の活力と魅力の創出を図ります。
そのため、民間と行政が一体となり、国内外の多様な地域と具体的なテーマを持った交流を 進め、交流人口を拡大するとともに定住・二地域居住を促進します。
(6)雇用機会の創出と勤労者福祉の向上
農林業・工業・商業・観光の振興やコミュニティビジネス※7の育成、成長が見込まれる環境
関連産業などにより、新たな雇用機会の創出に努めます。
また、キャリア教育※8の推進、職業能力開発の促進、就業条件充実の啓発などに努め、若者、
女性、高齢者、障がい者などを含めたあらゆる人々の雇用の促進と安定を図るとともに、勤労 者福祉制度の充実を推進します。
※7 コミュニティビジネス:地域の課題を住民が主体的にビジネスの手法を用いて解決する取り組み。
※8 キャリア教育:望ましい職業観・勤労観および職業に関する知識や技能を身に付けさせるとともに、自己の 個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育。
都市間交流 銀座のイベントで福島をPR
第 8 章 分野ごとの施策の方針