第2回浦安市水際線整備構想検討委員会議事要旨
1 開催日時 平成 21 年 12 月 2 日(水) 午後 1 時 35 分∼午後 3 時 45 分 2 開催場所 浦安市議会棟1階 第 2 会議室
3 出 席 者
委 員:阪本委員長、近藤副委員長、小川委員、今井委員、本間委員、椎名委員、伊藤 委員、菊地委員、大野委員、醍醐委員
事務局:森本次長、小檜山課長、醍醐補佐、野崎係長、山田主事 傍聴者:1 名
4 議 題
(1)前回議事要旨(案)の確認
(2)昭和 63 年度水際線活用構想の評価と今後の展開
(3)水際線整備・活用の方向性の検討
(4)その他 5 議事の概要
(1)前回議事要旨(案)の確認
第 1 回浦安市水際線整備構想検討委員会の議事要旨を案のとおり承認した。
(2)昭和 63 年度水際線活用構想の評価と今後の展開
「昭和 63 年度水際線活用構想の評価と今後の展開」については、基本理念の文言 について、今回の議論を踏まえ、さらに検討を加えるものと決定した。また、基本 理念の文言の修正を踏まえて、基本方針に展開していく。
(3)水際線整備・活用の方向性の検討
「水際線整備・活用の方向性の検討」については、上記の基本理念をもとに、構 築していくものとする。
(4)その他
次回会議の開催は 1 月 13 日(水)13:30 から 3 時間程度行うことと決定した。
6 会議経過
○ 委員長挨拶
委員長 :本日は、お忙しいところありがとうございます。前回は船の上から水際線を見 ることが出来て大変良かった。会議の回数が会議が限られているので、今回の 検討も充実したものにしたい。
○ 配布資料の確認
事務局 :本日の資料を確認。
・資料 −1 第2回水際線検討委員会資料(事前配布)
・参考資料−1 第1回浦安市水際線整備構想検討委員会議事要旨(事前配布)
・資料 −2 浦安市の各種計画における水際線の位置づけ(当日配布)
・PPT(パワーポイント)資料縮小版(当日配布)
○ 前回議事要旨の確認
委員長 :第 1 回検討委員会では、今後の会議の進め方の確認と船に乗って実際に水際線 を見た。また、副委員長から昭和63年の構想について、またその他のことに ついてもいろいろとお話いただいた。内容については異論がないと思うが、詳 細については、議事要旨の中味を確認していただきたい。
今回の議題は二つある。「昭和 63 年度水際線活用構想の評価と今後の展開」に ついて、ならびに「水際線整備・活用の方向性の検討」である。また、資料に もあるように市にもたくさんの計画があるのでこれもみていきたい。
○ 議事
事務局 :今後の検討委員会の進め方としては、検討成果を中間報告として来年の1月1 5日から市の HP に掲載し、ご意見をうかがうものとしている。
・資料−2の説明(上位計画、各種計画の説明)
第2期基本計画について、都市構成の基本方針を説明。また、計画策定段階 で 206 名の市民会議で検討し、その提案内容が施策展開の視点としてまとめ られたものであることを説明。その他景観計画や各種計画の説明。
・資料−1の説明
昭和 63 年度の活用構想の概要や評価、また評価を踏まえた平成 21 年度にお ける基本構想の考え方について、案を説明。(資料1の9ページの説明) 委員長 :浦安市は、幸いなことに63年に非常に大きな計画を持っていた。それ以外に
も市のいろいろな計画の中に水際に関する方針が盛り込まれている。 これらの成果を今回の検討に活かすことが出来る。
前回船に乗ってみて、堤防がヨーロッパの城壁のようにイメージされ、海(= 敵)から市を守っているように改めて感じた。堤防の重要性を認識するととも に、市民を水に近づける工夫が必要である。一方、ずいぶん浦安市は海を痛め つけてきたとも言える。これからどうしていくのかを考えなければならない。 委員 :何年か前に「浦安の水辺」というパンフレットを団体で作成した。おっしゃる
とおり護岸で守られているが、守られていることを市民が知らない。海を市民 が知らない。
そこにあるものを市民が知るためにはどうしたらよいか。何かを造っても人が そこに行かなければ意味がない。釣り人は必要があって行くが、知らない人、 行ったことがない人がどうすれば海に行くことができるのか。海らしさをどう
知ってもらうかが重要と思う。
委員 :総合公園に行ったときに感じたことは、芝生があってだだっ広くてそれだけだ った。工夫が必要と感じる。「いなげの浜」では森林や花の美術館などがあり、 複合的な観光要素がある。そのようなことを考えると、「観光の目玉」と「市民 の癒しの場」となるような海岸線をつくっていくべきと思う。100 円や 200 円 程度で楽しめるような施設があったほうがよい。
副委員長:行政側で努力しないといけないところがあると思う。
海岸法が改正され、国土保全が前面に出ていたことが、市民の利用や環境保全 などを重点におかれるようになってきている。ここでは、知事が重点地区など を設定しなければいけない。この改正海岸法を勉強して欲しい。
もうひとつ改正河川法というものがあり、これも市民に開放されてきた。例え ば広島では今まで利用されていなかった河川の護岸上にオープンカフェをつく るなどしている。そのような市民に川を開放していくことが必要である。 このように法律改正の波のなかで旧江戸川や境川はどのように活用していくの か。県が難しくても国の支援が得られれば、それはすごく大きな力となる。行 政としてはそこを打開していくようにすべきである。
東京都がつくった東京湾沿岸海岸保全基本計画も勉強して欲しい。これは一都 二県でつくったもので、環境と利用を含めてとりまとめたものである。 改正海岸法で市民の利用が担保されているため、海岸の利用には市民の利用が 優先されることを県に訴えていくことができる。
委員長 :副委員には実際に利用するための具体的なアドバイスをいただいた。事務局に は宿題としてがんばっていただきたい。浦安市にとっては、海岸法の改正は大 きな出来事だ。市の体制などの仕組みづくりをしっかりつくらなければいけな い。
委員 :船から見て感じた点としては、安全を守る最低限のインフラ整備として護岸整 備をみたということだ。以前、水際線ウォークというイベントをやって 300 人 くらい集まった。舞浜から境川・市役所まで行ってまた戻るというものだ。資 料のなかにも「歩行空間ネットワーク」の記述があり美しい言葉が書かれてい るが、そのイベントで歩いて何が困ったかというと、ネットワークになってい ないということだ。旧江戸川で歩道がなかったり、統一感がない。そしてトイ レがないため、歩くルートを変えてトイレがあるところを利用した。このよう なことがこれからの課題であり、まさに市民の望みである。土日など、実に多 くの方々がこの水際線を歩いている。すごいニーズである。言葉でネットワー クと説明されたことは問題ないが、例えば堀江ドックのところでは車が交錯し 危険であるし、統一性のある整備、ルート標識、ベンチ、照明、トイレなど都 市を守るだけではなく「都市を利用するインフラ」を整備して欲しい。
また、境川沿いにテラスはあるが使っている人はほとんどいない。整備したも のを如何に活用したらよいかが課題だ。
委員長 :市民と海や川を隔てているのは岸壁だけではなく、ネットワークがないことも あげられる。
委員 :子どもたちのことを考えると、道路の安全性が問題である。新町はまだよいが、 元町は危険である。境川の河川敷を活用して一日歩けるようなルート、途中で とぎれないルートを考えて欲しい。境川はネットワークという意味ではいちば ん有効であると思う。
委員 :埋立以前の浦安では、遠浅の海で遊ぶことができた。当時は堤防もあったがそ の下にアサリやハマグリがいて豊かであった。そのような状況を回復すること ができないか。
また、もっと海の活用ができないだろうか。今はマリンレジャーも衰退してき ている。香港の海上レストランのような積極的な利用ができないものかと思う。 桟橋や海上交通などをもあるとよい。いろいろな機能を考えていく中で整理し ていけないか。
委員長 :今話の出た昔の海の回復というのは、否定するものでもない。将来の構想とし て残しておいてもよいと思う。
委員 :上空のヘリコプターから浦安を見たことがあるが、東京湾を埋め立てた場所の なかで唯一人が住んでいるまちであると感じた。だから、安全安心の水際線整 備ということがあたり前のように感じた。ただ、住民は海にふれたい、川に親 しみたいと当然考えるだろう。海岸法と河川法の改正という大きなヒントを頂 いたので、可能性のある部分を計画の中に組み込んで、県、国に働きかけてい きたい。
委員 :これまでの活用構想でも「いこいの場」や「ネットワーク」を打ち出してきた が、これまでは、どちらかと言うと守るということが重視されてきた。これま で市は海岸管理者や護岸管理者と協議しながら整備を進めてもらってきたが、 どこまで求めるのかが難しい。あまり理想的な計画よりも具体性のあるものに していきたい。管理者と市の役割、市民の利用という役割をしっかりと構築し ていかなければならない。中でも利用というのは安全性ということから、実現 のハードルが高い。絵に描いた餅にならないようにしたい。
委員長 :歩行者ネットワークの整備は、都市整備部が担当ですか。
委員 :そうです。例えば境川の護岸の管理用通路としては2mしかないので、区画整 理によって4mにするなど工夫をすることが考えられる。そのようにできると ころからやっていくべきだと思う。
委員長 :中期的に行う計画、長期的に行う計画といろいろあるので、徐々に考えていく べきだと思う。
委員 :従来はつくることが目的で、「使っていく」という視点が足りなかった。今回の 水際線整備構想は 63 年度に策定したものを発展させるものということであるが、 整備する側が市だけではなく、縦割りの象徴となっている。
これから保全・活用をどのようにしていくのかが、検討していく課題と感じた。 併せて今後の市の組織体制や三番瀬の環境学習施設などもどうしたらよいかよ く考えなければならない。また計画はできるところから実現していかなければ いけないということを痛感した。
委員長 :基本理念については、もっと具体的な議論していきたい。
副委員長:①で「海らしさの保全」という言葉があるが、ここでは「海らしさの創造」と いう言葉の方がふさわしいと思う。先ほど言った海岸法の改訂で人工ビーチが 海岸構造物と位置づけられた。浦安の市民が訴えていけば、人工ビーチをつく ることができると思う。舞浜の三角形のところに砂が溜まりつつあるのであそ こならできるのではないか。鉄鋼団地のところも内海なので、市民利用ができ るはずだ。浦安のマリーナは旧江戸川の放置艇を集めたものだ。
委員長 :海らしさのところは、大事にするというよりは、もう少し積極的な意味で「保 全」ではなく「創出」ということだろうか。
副委員長:「アクセスの創造」などでもよいと思う。
委員長 :海らしさを感じられながら生活できるということが重要だとするともう少し積 極的な言葉にしたらどうか。次の基本理念②についてはどうか。
副委員長:「確保」という言葉が引っかかる。簡単な言葉で言えば「保全」なのだろう。今 すぐでなくてもよいのでご検討いただきたい。
委員長 :文章の中に「利用」と「活用」が重複しているので整理したい。
基本理念③についてはどうか。浦安の歴史から考えれば、市民は漁村として水 辺に接してきた。
副委員長:水辺の「魅力」というのはなかなか難しい。アメリカでは水際の多くが民有地 であることもあり、「沿岸管理法」というのがあって、保全や活用を規定するこ とになっている。そのなかで、「海の審美性の場を確保しなさい」とうたわれて いる。これはある意味で「アメニティ」であり「魅力」でもある。ここでは何 ができるのかをしっかりと示さないと「魅力」という意味が解らない。
委員 :昔の構想だと、浅海域を求めていたが、そこから脱却し、それだけではないと いうことをここに示したほうがよいのではないか。砂浜だけが海らしさではな く、違う「浦安の海らしさ」を見つけたほうが良い。
委員長 :「回復」と表現すると 63 年構想に戻ってしまうのもわかる。良い言葉はないか。 委員 :言葉を議論するのは難しいが、「里海」という言葉がある。このように直感的な
解りやすい表現であってもよいのではないか。
委員長 :事務局に非常に難しい要求をしているかもしれない。場合によっては市民に言
葉を問いかけてみるというのもあるかも知れない。
委員 :舞浜の三角形のところを活用したらという意見もあったが、あの場所はゴミが 溜まる場所でもある。護岸のエプロンが長くなっている。あそこは風が少ない からホームレスもいた。あそこに新しい浦安の里海をつくっていくという可能 性もあるのではないか。海鳥、魚、貝などもたくさんいる。海と護岸が一体と なったものを考えていくべきだ。
副委員長:浦安の夜景は非常にきれいだ。東京湾の夜景のきれいなところの代表的なとこ ろで横浜や東京から船で来る人にとっては大きな魅力となっている。
委員 :同じような話だが、屋形船で TDR の花火だけでなく、三番瀬のほうまで来るこ とはできないだろうか。
総合公園は陸地のところでは海が見えないが、少し上がると一気に海が広がる。 野外のコンサートなどもやっているが、まだまだ活用できる。ソフト面での検 討も必要である。
副委員長:確かに触れるだけではなく、海が見られることも重要だ。心を癒してくれる。 委員 :今あるものを使うという視点も重要である。
委員長 :今出てきた話は次の④とも関係する。「広域」は何となく理解できるが、「複合」 という言葉は難しい。
副委員長:「レジャー」、「レクリエーション」、「リゾート」の言葉の使い方の整理が必要で ある。「レジャー」は時間の概念、「レクリエーション」は気晴らしの概念、「リ ゾート」は空間の概念である。ここで相応しい言葉は「海洋リゾート」ではな いか。また、季節ごとの浦安のよさを検討することも重要である。
委員長 :観光振興計画にも書いてあるが、観光は市民だけではないということだろう。 市民も楽しめることが「広域」という言葉になっている。リゾートという言葉 が良いのではないか。
委員 :④の表現は歯が浮いたような表現になってしまっている。実際にはコンクリー トの護岸で固められている。すごいものをつくるのは現実的ではない。
副委員長:TDR は昔のように電車で来るのではなく、車で来ることが多い。総合公園には あるが、他のところには大きな駐車場がない。そしてTDR観光のあとに浦安 で何を楽しめるのか、というのがない。メニューが必要だ。
委員長 :最近は、ホテルに泊まって、TDR を利用する。泊ったあとに海沿いを散歩する ということでもよい。
委員 :浦安の海岸線は、夕日、朝日、富士山、船が見えるのがとても気持ちよい。レ ジャーというのは横浜の氷川丸、お台場の白瀬など、大げさだが何かあっても 良い。
委員 :「里海」の話もあったが、理念としては、場の創造のようなことが強くなってい るので、ソフト面も入れたい。
委員 :基本理念の言葉が暖かくないので、暖かいことばにしてほしい。 委員 :確かに、市民の目線での言葉にするべきである。
委員長 :特に①∼④の項目には問題はなかった。理念のなかに市民がつくるということ を入れて欲しい。
委員 :④で言えば、TDR で来た人を元町に連れてこられるかどうか。一泊・二泊した 人はお台場に行ってしまったりする。そのような人は元町に来て欲しい。 委員長 :その次に基本方針があるが、④現状の海岸線の形状変更なしを、あえて書く必
要があるのだろうか。今日出た意見をもとにもう一度事務局で考えて欲しい。 事務局 :本日は基本理念からゾーニングまで示しているが、ゾーニングなど具体なもの
については、今後議論していきたい。 委員長 :ゾーニングまでが構想の終着点である。
副委員長:防災ネットワークのことを以前提案したが、防災桟橋を県につくってもらいた いということだ。そのような方向性を決めていければと思う。
委員長 :ゾーンや拠点を定める議論があって、地域を定めない議論もあって、それを入 れて行きたい。また、今後の検討委員会は 2 時間という時間では短いので、少 し時間を長くして欲しい。
○ 事務連絡
事務局 :次回は 1 月 13 日(水)13:30 から 3 時間程度、文化会館で開催する。
以上