環 管 大 発 第050617001号 平 成 1 7 年 6 月 1 7 日 都 道 府 県 知 事 ・ 指 定 市 市 長 ・ 中 核 市 市 長 殿
環 境 省 環 境 管 理 局 長
大 気 汚 染 防 止 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 に つ い て ( 通 知 )
昨 年 の 第 159回 国 会 に お い て 大 気 汚 染 防 止 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 ( 平 成16年5月26日 法 律 第 号 。 以 下 「 改 正 法 」 と い う ) が 可 決 、 成 立 し 、 平 成 年 6 月 1 日 か ら 施 行 さ れ た ( た だ し 、
56 。 17
同 日 か ら 施 行 さ れ る の は 定 義 等 に 係 る 一 部 の 規 定 の み で あ り 、 揮 発 性 有 機 化 合 物 ( 以 下 「 V O C 」 と い う。) の 排 出 の 規 制 ( 届 出 、 排 出 基 準 の 遵 守 及 び 測 定 の 義 務 付 け ) に 係 る 規 定 の 施 行 期 日 は 平
18 17
成 年 4 月 1 日 で あ る 。 大 気 汚 染 防 止 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 期 日 を 定 め る 政 令 ( 平 成 年 5 月27日 政 令 第188号))。
こ れ に 伴 い 、 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 す る 政 令 ( 平 成17年 5 月27日 政 令 第189号 及 び 平 成 17年 6 月 10日 政 令 第 207号)、 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 す る 省 令 ( 平 成 17年 6 月 10 日 環 境 省 令 第 14号 ) 及 び 揮 発 性 有 機 化 合 物 濃 度 の 測 定 法 ( 平 成 17 年 6 月 10日 環 境 省 告 示 第61号 ) が 制 定 、 公 布 さ れ た と こ ろ で あ る 。
改 正 法 は 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト に よ る 大 気 汚 染 を 防 止 す る た め 、 そ の 原 因 物 質 の 一 つ で あ る V O C の 排 出 及 び 飛 散 の 抑 制 を 図 る こ と を 目 的 に 制 定 さ れ た も の で あ り 、 こ れ に 基 づ き 、 平 成 18 年 4 月 1 日 か ら V O C の 排 出 の 規 制 が 開 始 さ れ る 。 貴 職 に お か れ て は 、 改 正 法 の 厳 正 か つ 実 効 性 の あ る 施 行 に つ い て 、 下 記 の 事 項 に 十 分 御 留 意 の 上 、 格 段 の 御 協 力 を お 願 い す る 。
記 第 1 改 正 の 趣 旨
1 改 正 の 背 景
浮 遊 粒 子 状 物 質 や 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト に 係 る 大 気 汚 染 の 状 況 は い ま だ 深 刻 で あ り 、 現 在 に お い て も 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 に よ る 人 の 健 康 へ の 影 響 が 懸 念 さ れ 、 ま た 、 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト に よ る 健 康 被 害 が 数 多 く 届 出 さ れ て お り 、 こ れ に 緊 急 に 対 処 す る こ と が 必 要 と な っ て い る 。
浮 遊 粒 子 状 物 質 の 対 策 と し て は 、 自 動 車 排 出 ガ ス 単 体 規 制 の 強 化 や 低 公 害 車 の 普 及 促 進 措 置 に 加 え 、 平 成13年 の 改 正 に よ り 粒 子 状 物 質 対 策 が 位 置 づ け ら れ た 自 動 車 N O x ・P M 法 に 基 づ く 車 種 規 制 等 を 実 施 し て き た と こ ろ で あ る が 、 大 都 市 地 域 を 中 心 と し て 環 境 基 準 の 達 成 率 が 低 く 、 依 然 と し て 厳 し い 状 況 に あ る 。
光 化 学 オ キ シ ダ ン ト の 対 策 と し て は 、 工 場 ・ 事 業 場 及 び 自 動 車 に 対 し て 、 そ の 原 因 物 質 の 一 つ で あ る 窒 素 酸 化 物 の 排 出 規 制 を 実 施 し て き た と こ ろ で あ る が 、 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト 注 意 報 等 が し ば し ば 発 令 さ れ て お り 、 こ れ を 改 善 す る こ と が 当 面 の 課 題 と な っ て い る 。
こ れ ま で の 研 究 に よ り 、 V O C は 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 や 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト の 生 成 の 原 因 と な る 物 質 ( 前 駆 物 質 ) の 一 つ で あ る こ と が 明 ら か に な っ て い る 。 V O C は 工 場 ・ 事 業 場 及 び 自 動 車 か ら 排 出 さ れ る が 、 自 動 車 排 出 ガ ス に つ い て は 、 炭 化 水 素 ( V O C の 一 種 ) の 排 出 規 制 を 数 次 に わ た っ て 強 化 し て き た た め 、 現 在 の 我 が 国 全 体 の V O C 排 出 量 の 9 割 が 工 場 等 の 固 定 発 生 源 か ら の も の と な っ て い る 。
に は 、 平 成22年 度 ま で に 、 工 場 等 の 固 定 発 生 源 か ら の V O C 排 出 総 量 を 平 成12年 度 比 で 3 割 程 度 抑 制 す る こ と が 必 要 と 見 込 ん で い る 。 ま た 、 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト に つ い て も 、 工 場 等 の 固 定 発 生 源 か ら の V O C 排 出 総 量 を 3 割 程 度 抑 制 す れ ば 、 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト 注 意 報 発 令 レ ベ ル を 超 え な い 測 定 局 数 の 割 合 は 約 9 割 ま で 向 上 す る と 見 込 ま れ る 。
こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト 対 策 の 一 環 と し て 、 V O C の 工 場 ・ 事 業 場 か ら の 排 出 を 規 制 す る こ と と し た も の で あ る 。
2 改 正 の 基 本 的 考 え 方
V O C に つ い て は 、 物 質 数 が 非 常 に 多 く 、 発 生 源 の 業 種 、 業 態 も 多 様 で あ る こ と 、 ま た 、 V O C に よ る 浮 遊 粒 子 状 物 質 や 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト の 生 成 に 不 確 実 性 が 避 け ら れ な い こ と 等 を 考 慮 し て 、 事 業 の 実 態 を 踏 ま え た 事 業 者 の 創 意 工 夫 と 自 発 性 が 最 大 限 発 揮 さ れ る 自 主 的 取 組 に よ り 効 果 的 な 排 出 抑 制 を 図 る こ と が 重 要 で あ る 。 一 方 で 、 一 施 設 当 た り の V O C の 排 出 量 ( 排 出 ガ ス 処 理 装 置 を 設 置 し て い な い 場 合 等 に お け る 潜 在 的 な 排 出 量 ) が 多 い 施 設 に つ い て は 、 大 気 環 境 へ の 影 響 が 大 き く 、 社 会 的 責 任 も 重 い こ と か ら 、 法 規 制 に よ り 確 実 に 排 出 抑 制 を 進 め る こ と が 適 当 で あ る 。
し た が っ て 、 V O C の 排 出 抑 制 に 当 た っ て は 、 自 主 的 取 組 を 評 価 し 、 促 進 す る こ と を 基 本 と し 、 法 規 制 は 限 定 的 に 適 用 す る と い う 、 従 来 の 公 害 対 策 に な い 新 し い 考 え 方 に 基 づ い て 、 双 方 を 適 切 に 組 み 合 わ せ て 相 乗 的 な 効 果 を 発 揮 さ せ る ( 政 策 の ベ ス ト ・ ミ ッ ク ス ) こ と と し た 。 3 改 正 の 主 な 内 容
法 規 制 に つ い て は 、 V O C の 排 出 量 が 多 い 施 設 を 揮 発 性 有 機 化 合 物 排 出 施 設 ( 以 下 「 V O C 排 出 施 設 」 と い う。) と し た 上 で 、 工 場 ・ 事 業 場 の 排 出 口 に お け る 排 出 濃 度 を 規 制 す る こ と と し た 。 具 体 的 に は 、 V O C 排 出 施 設 の 設 置 等 の 届 出 、 届 出 に 係 る 計 画 変 更 命 令 等 、 排 出 基 準 の 遵 守 義 務 、 改 善 命 令 等 及 び V O C 濃 度 の 測 定 等 の 規 定 を 設 け た と こ ろ で あ る 。
こ の よ う な 規 制 を 導 入 す る こ と に よ っ て 、 V O C の 排 出 量 を 削 減 し 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 に 係 る 環 境 基 準 の 達 成 及 び 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト 注 意 報 発 令 日 数 の 低 減 等 に 資 す る も の と 見 込 ん で い る 。
第 2 定 義 1 V O C
(1) V O C
規 制 の 対 象 と な る V O C に つ い て は 、 改 正 後 の 大 気 汚 染 防 止 法 ( 以 下 「 法 」 と い う。) に お い て、「 大 気 中 に 排 出 さ れ 、 又 は 飛 散 し た 時 に 気 体 で あ る 有 機 化 合 物 ( 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び オ キ シ ダ ン ト の 生 成 の 原 因 と な ら な い 物 質 と し て 政 令 で 定 め る 物 質 を 除 く。)」 と 定 義 し て い る ( 法 第 2 条 第 4 項)。
気 体 の 状 態 で 大 気 中 に 排 出 さ れ 、 又 は 飛 散 す る 有 機 化 合 物 は 、 一 部 の 物 質 を 除 き 、 大 気 中 に お け る 光 化 学 反 応 の 結 果 、 オ キ シ ダ ン ト ( オ ゾ ン 等 ) を 生 成 す る 。 ま た 、 光 化 学 反 応 の 結 果 、 V O C が 低 揮 発 性 の 有 機 化 合 物 を 生 成 し 、 そ れ が 凝 縮 等 に よ り 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 を 生 成 す る 。 し た が っ て 、 特 に 規 制 対 象 物 質 の 名 称 を 限 定 列 挙 せ ず 、 多 種 多 様 な 物 質 を V O C と し て 包 括 的 に 規 制 す る こ と と し た 。 我 が 国 の 工 場 等 に お い て は 、 現 在 、 約 200種 類 の V O C に 該 当 す る 物 質 が 広 く 使 用 さ れ て い る と 推 計 し て い る が 、 関 係 者 の 理 解 を 容 易 に す る た め 、 V O C に 該 当 す る 主 な 物 質 の 名 称 を 別 紙 1 に 掲 げ た 。
(2) V O C か ら 除 く 物 質
V O C 規 制 の 目 的 が 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び オ キ シ ダ ン ト に よ る 大 気 汚 染 の 防 止 で あ る こ と か ら 、 法 第 2 条 第 4 項 に お い て 、 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び オ キ シ ダ ン ト の 生 成 の 原 因 と な ら な い 物 質 と し て 政 令 で 定 め る 物 質 ( 以 下 「 除 外 物 質 」 と い う。) に つ い て は 、 規 制 対 象 と は し な い こ と と し た 。 具 体 的 に は 、 改 正 後 の 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 令 ( 以 下 「 令 」 と い う。) 第 2 条 の 2 に お い て 、 メ タ ン 等 8 種 類 の 物 質 を 定 め て い る 。
第 二 に 、 従 来 か ら 行 わ れ て い る 大 気 中 の 炭 化 水 素 濃 度 の 抑 制 対 策 に お い て 、 光 化 学 オ キ シ ダ ン ト の 生 成 能 が 低 い 物 質 と し て メ タ ン を 対 象 物 質 か ら 除 い て い る こ と を 踏 ま え ( 昭 和 51 年 8 月13日 中 央 公 害 対 策 審 議 会 答 申)、 メ タ ン と 同 等 以 下 の 光 化 学 反 応 性 を 有 す る も の と さ れ た 物
。 、
質 を 除 外 物 質 の 対 象 と し て い る メ タ ン と の 比 較 に 用 い る 指 標 に つ い て は 特 に 定 め て い な い が 今 回 の 検 討 の 際 に は 、MIR Maximum Incremental Reactivity( ) と い う 指 標 等 を 用 い て オ ゾ ン 生 成 能 の 評 価 を 行 っ て い る 。
除 外 物 質 の 追 加 に つ い て は 、 メ タ ン と 同 等 以 下 の 光 化 学 反 応 性 を 有 す る 物 質 が 新 た に 開 発 さ れ た 場 合 若 し く は 生 産 量 が 増 加 し た 場 合 又 は 既 に 大 量 に 生 産 さ れ 使 用 さ れ て い る 物 質 に つ い て 、 当 該 物 質 が メ タ ン と 同 等 以 下 の 光 化 学 反 応 性 を 有 す る と い う 科 学 的 知 見 が 得 ら れ た 場 合 に は 、 当 該 物 質 を 生 産 す る 事 業 者 等 か ら 当 該 物 質 の 光 化 学 反 応 性 や 測 定 方 法 に 係 る 情 報 提 供 を 受 け 、 適 宜 、 検 討 す る こ と と し て い る 。
2 V O C 排 出 施 設
工 場 又 は 事 業 場 に 設 置 さ れ る 施 設 で V O C を 排 出 す る も の の う ち 、 そ の 施 設 か ら 排 出 さ れ る V O C が 大 気 の 汚 染 の 原 因 と な る も の で あ っ て 、 V O C の 排 出 量 が 多 い た め に そ の 規 制 を 行 う
、 ( )。
こ と が 特 に 必 要 な も の に つ い て 規 制 の 対 象 と な る V O C 排 出 施 設 と し た 法 第 2 条 第 5 項 具 体 的 に は 、 令 第 2 条 の 3 及 び 令 別 表 第 1 の 2 に お い て 定 め て い る 。
そ の 他 V O C 排 出 施 設 の 定 義 等 に つ い て 留 意 す べ き 点 を 別 紙 2 に 掲 げ た 。 第 3 施 策 等 の 実 施 の 指 針
、 、
第 1 の 2 に 記 述 し た 基 本 的 考 え 方 に 基 づ き V O C の 排 出 及 び 飛 散 の 抑 制 に 関 す る 施 策 等 は 法 規 制 と 事 業 者 の 自 主 的 取 組 と を 適 切 に 組 み 合 わ せ て 、 効 果 的 な V O C の 排 出 及 び 飛 散 の 抑 制 を 図 る こ と を 旨 と し て 、 実 施 さ れ な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の 2)。
第 4 排 出 基 準 1 排 出 基 準
V O C の 規 制 基 準 と し て は 、 施 設 の 種 類 ご と に 、 排 出 口 に お け る V O C 濃 度 の 許 容 限 度 ( 以 下 「 排 出 基 準 」 と い う。) と し て 定 め る こ と と し た ( 法 第 17 条 の 3)。 こ こ で い う 「 V O C 濃 度 」 と は 、 環 境 大 臣 が 定 め る 測 定 法 (「揮 発 性 有 機 化 合 物 濃 度 の 測 定 法 」 と し て 告 示 さ れ て い る 。 以 下 「 告 示 」 と い う。) に よ り 測 定 さ れ た V O C 濃 度 の こ と を い う 。 具 体 的 に は 、 改 正 後 の 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 規 則 ( 以 下 「 規 則 」 と い う。) 第15条 の 2 及 び 規 則 別 表 第 5 の 2 に お い て 定 め て い る 。
2 排 出 口
V O C の 多 く は 施 設 の 排 出 口 か ら 排 出 さ れ る た め 、 V O C の 排 出 規 制 は 、 排 出 口 に お け る V O C 濃 度 を 対 象 と し た 。 こ こ で い う 「 排 出 口 」 と は 、 V O C を 大 気 中 に 排 出 す る た め に 設 け ら れ た 煙 突 そ の 他 の 施 設 の 開 口 部 を い う ( 法 第 2 条 第 7 項)。 V O C を 大 気 中 に 排 出 す る こ と を 主 た る 目 的 と し て い な い 窓 や 扉 等 の 開 口 部 及 び 施 設 の 安 全 弁 等 の 非 常 時 に お い て の み V O C を 放 出 す る た め の も の は 含 ま れ な い 。
3 排 出 基 準 の 適 用 の 猶 予
規 制 の 施 行 の 日 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ) に お い て 現 に 設 置 さ れ て い る ( 設 置 の 工 事 が 着 手 さ れ て い る も の を 含 む 。 以 下 「 既 設 の 」 と い う。) V O C 排 出 施 設 に つ い て は 、 排 出 ガ ス 処 理 装 置 の 導 入 や 対 策 工 事 の 実 施 等 を 早 期 に 行 う こ と が 困 難 で あ る こ と 等 か ら 、 V O C の 排 出 抑 制 の 目 標 が 平 成 22年 度 と さ れ て い る こ と に 留 意 し つ つ 最 大 限 の 猶 予 、 す な わ ち 、 平 成 21年 度 末 ( 平 成22年 3 月31日 ) ま で は 排 出 基 準 の 適 用 を 猶 予 す る こ と と し た ( 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 す る 省 令 ( 以 下 「 改 正 規 則 」 と い う。) 附 則 第 2 項)。 こ の 4 年 間 の 適 用 猶 予 期 間 中 に 計 画 的 に 所 要 の 措 置 を 講 ず る よ う 、 V O C 排 出 者 に 助 言 又 は 指 導 を さ れ た い 。
た だ し 、 既 設 の V O C 排 出 施 設 で あ っ て も 、 法 第17条 の 5 及 び 第17条 の 6 等 に 規 定 す る V O C 排 出 施 設 の 届 出 義 務 並 び に 法 第17条 の11に 規 定 す る V O C 濃 度 の 測 定 義 務 等 に つ い て ま で 、 適 用 が 猶 予 さ れ て い る も の で は な い こ と に 留 意 さ れ た い 。
に 対 し て 法 第17条 の10に 規 定 す る 改 善 命 令 等 は 行 う 必 要 が な い こ と に 留 意 さ れ た い 。 4 排 出 基 準 の 適 用 の 特 例
(1) 自 動 車 の 製 造 に 係 る 塗 装 施 設 関 係
自 動 車 の 製 造 に 係 る 塗 装 施 設 の 排 出 基 準 は 、 平 成 18 年 4 月 1 日 以 降 に 設 置 の 工 事 に 着 手 し た 塗 装 施 設 の 場 合 に は 、 水 性 化 等 の 対 策 技 術 の 導 入 が 可 能 で あ る こ と か ら 、400ppmC( 炭 素 数 が 1 の 揮 発 性 有 機 化 合 物 の 容 量 に 換 算 し た 容 量 比 百 万 分 率 の こ と を い う 。 以 下 同 じ。) と し て い る ( 規 則 別 表 第 5 の 2 の 2 の 項)。 た だ し 、 既 設 の 塗 装 施 設 の 場 合 に は 、 水 性 化 等 の 対 策 技 術 の 導 入 が 困 難 で あ る こ と か ら 、 他 の 種 類 の 塗 装 施 設 と 同 様 に 、700ppmC と し た ( 改 正 規 則 附 則 第 3 項)。
(2) 貯 蔵 タ ン ク 関 係
貯 蔵 タ ン ク の 規 制 対 象 と な る 規 模 は 、 容 量 が 1,000 キ ロ リ ッ ト ル 以 上 の も の で あ る ( 令 別 表 第 1 の 2 の 9 の 項)。 た だ し 、 既 設 の 貯 蔵 タ ン ク に つ い て は 、 排 出 基 準 の 適 用 に 当 た っ て は 、 容 量 が2,000キ ロ リ ッ ト ル 以 上 の も の を 対 象 と す る こ と と し た ( 改 正 規 則 附 則 第 4 項)。
た だ し 、 既 設 の 貯 蔵 タ ン ク で あ っ て 容 量 が 2,000 キ ロ リ ッ ト ル 未 満 の も の で あ っ て も 、 容 量 が 1,000 キ ロ リ ッ ト ル 以 上 の も の に つ い て は 、 法 第 17条 の 5 及 び 第 17条 の 6 等 に 規 定 す る V O C 排 出 施 設 の 届 出 義 務 並 び に 法 第17条 の11に 規 定 す る V O C 濃 度 の 測 定 義 務 等 に つ い て ま で 、 適 用 が 猶 予 さ れ て い る も の で は な い こ と に 留 意 さ れ た い 。
、 、
し か し な が ら 既 設 の 貯 蔵 タ ン ク で あ っ て 容 量 が2,000キ ロ リ ッ ト ル 未 満 の も の に つ い て は
、 、
法 第17条 の 9 に 基 づ き 遵 守 す べ き 排 出 基 準 が 存 在 し て い な い こ と に な る た め 当 該 期 間 中 に 当 該 タ ン ク に 対 し て 法 第17条 の10に 規 定 す る 改 善 命 令 等 は 行 う 必 要 が な い こ と に 留 意 さ れ た い 。
第 5 V O C 排 出 施 設 の 設 置 等 の 届 出 1 V O C 排 出 施 設 の 設 置 又 は 変 更 の 届 出
V O C を 大 気 中 に 排 出 す る 者 は 、 V O C 排 出 施 設 を 設 置 し よ う と す る と き は 、 都 道 府 県 知 事 に 届 け 出 る こ と を 義 務 付 け た ( 法 第17条 の 4 第 1 項)。
V O C 排 出 施 設 の 構 造 等 に 変 更 が あ っ た 場 合 に も 、 届 け 出 る こ と を 義 務 付 け た ( 法 第 17 条 の 6 第 1 項)。
2 V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 届 出
既 設 の V O C 排 出 施 設 を 設 置 し て い る 者 で あ っ て V O C を 大 気 中 に 排 出 す る も の に つ い て
18 30 17
は、規 制 の 施 行 の 日(平 成 年 4 月 1 日)か ら 日 以 内 に 届 け 出 る こ と を 義 務 付 け た(法 第 条 の 5 第 1 項)。
な お 、 V O C 排 出 施 設 を 設 置 し て い て も 、 そ の 使 用 を 廃 止 し て い る 場 合 に は 当 該 届 出 は 必 要 な い が 、 使 用 を 休 止 し て い る 場 合 に は 当 該 届 出 は 必 要 で あ る の で 、 留 意 さ れ た い 。
3 届 出 書 の 添 付 書 類
届 出 書 に は 規 則 で 定 め る 書 類 を 添 付 す る こ と と し た ( 法 第 17 条 の 4 第 2 項 等 、 規 則 第 9 条 の 2 第 2 項)。 規 則 で 定 め る 書 類 は 、 ば い 煙 発 生 施 設 の 届 出 に 係 る 添 付 書 類 と 同 様 の 趣 旨 の も の で あ る 。
4 氏 名 の 変 更 等 の 届 出
氏 名 の 変 更 等 及 び 地 位 の 承 継 の 際 に も 届 け 出 る こ と を 義 務 付 け た ( 法 第17条 の12第 2 項 に お い て 準 用 す る 法 第11条 及 び 第12条)。
5 届 出 書 の 提 出 部 数
種 類 ( 令 別 表 第 1 の 2 の 項 ご と の 区 分 を い う。) が 同 じ V O C 排 出 施 設 が 、 同 一 の 工 場 又 は 事 業 場 に 複 数 設 置 さ れ て い る 場 合 に は 、 届 出 書 は 一 つ で 足 り る こ と と し た ( 規 則 第 13条 第 2 項)。 こ の 場 合 に 、 各 施 設 の 構 造 及 び 主 要 寸 法 も 同 じ で あ れ ば 、 届 出 書 に 添 付 す る 概 要 図 に つ い て は 、 一 つ の 施 設 の も の を 添 付 す れ ば よ い 。
6 そ の 他 届 出 書 の 記 載 事 項 に つ い て 留 意 す べ き 点 を 別 紙 3 に 掲 げ た 。 第 6 計 画 変 更 命 令 等
合 に お い て 、 そ の 届 出 に 係 る 施 設 に 係 る V O C 濃 度 が 排 出 基 準 に 適 合 し な い と 認 め る と き は 、 そ の 届 出 を し た 者 に 対 し 、 以 下 の 事 項 に つ い て 命 ず る こ と が で き る こ と と し た ( 法 第 17 条 の 7)。
・ V O C 排 出 施 設 の 構 造 又 は 使 用 の 方 法 に 関 す る 計 画 の 変 更 ・ V O C の 処 理 の 方 法 に 関 す る 計 画 の 変 更
・ V O C 排 出 施 設 の 設 置 に 関 す る 計 画 の 廃 止
本 規 定 は 、 排 出 基 準 に 適 合 し な い 濃 度 の V O C が 排 出 さ れ る こ と に よ る 大 気 汚 染 を 未 然 に 防 止 す る た め の も の で あ る 。
第 7 実 施 の 制 限
ば い 煙 発 生 施 設 と 同 様 、 V O C 排 出 施 設 の 設 置 等 に つ い て 届 出 を し た 者 は 、 届 出 が 受 理 さ れ た 日 か ら 60 日 を 経 過 し た 後 で な け れ ば 、 V O C 排 出 施 設 の 設 置 等 を し て は な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の 8)。
届 出 が 受 理 さ れ た 日 を 確 定 す る た め 、 都 道 府 県 知 事 は 、 受 理 書 を 届 出 者 に 交 付 し な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 規 則 第 9 条 の 3)。
都 道 府 県 知 事 は 、 届 出 に 係 る 事 項 の 内 容 が 相 当 で あ る と 認 め る と き は 、 実 施 の 制 限 期 間 を 短 縮 す る こ と が で き る こ と と し た ( 法 第17条 の12第 1 項 に お い て 準 用 す る 法 第10条 第 2 項)。 規 制 の 施 行 の 日 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ) 前 に 届 出 を 行 う こ と が で き な い た め 、60 日 間 の 実 施 の 制 限 を 原 則 ど お り 適 用 す る と 、 平 成18年 4 月 1 日 か ら 60日 間 は 、 い っ さ い の 工 事 に 着 手 で き な い こ と と な る 。 し た が っ て 、 届 出 者 が 、 事 前 に 都 道 府 県 と 十 分 に 調 整 を 行 っ て い た 場 合 に は 、 実 施 制 限 の 期 間 を 短 縮 し 、 平 成18年 4 月 1 日 か ら60日 間 の 期 間 中 も 工 事 の 着 手 が 可 能 と な る よ う 配 慮 さ れ た い 。
第 8 排 出 基 準 の 遵 守 義 務
V O C 排 出 施 設 か ら V O C を 大 気 中 に 排 出 す る 者 ( V O C 排 出 者 ) は 、 そ の V O C 排 出 施 設 に 係 る 排 出 基 準 を 遵 守 し な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の 9)。 排 出 基 準 の 適 否 は 、 告 示 に 基 づ き 測 定 さ れ た V O C 濃 度 に よ っ て 判 断 す る 。
排 出 基 準 違 反 に 対 す る 罰 則 ( 直 罰 ) は 、 特 定 粉 じ ん 発 生 施 設 の 場 合 と 同 様 に 設 け て お ら ず 、 排 出 基 準 違 反 の 防 止 又 は 是 正 は 、 第17条 の10の 改 善 命 令 等 に よ っ て 担 保 し て い る 。
第 9 改 善 命 令 等
ば い 煙 発 生 施 設 と 同 様 、 都 道 府 県 知 事 は 、 V O C 排 出 者 が 排 出 す る V O C の 排 出 口 に お け る
、 、 、
V O C 濃 度 が 排 出 基 準 に 適 合 し な い と 認 め る と き は 当 該 V O C 排 出 者 に 対 し 期 限 を 定 め て 以 下 の 事 項 に つ い て 命 ず る こ と が で き る こ と と し た ( 法 第17条 の10)。
・ V O C 排 出 施 設 の 構 造 又 は 使 用 の 方 法 の 改 善 ・ V O C の 処 理 の 方 法 の 改 善
・ V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 一 時 停 止
改 善 命 令 等 の 発 動 に 当 た っ て は 、 ば い 煙 の 排 出 の 規 制 の 場 合 と 異 な り 、 排 出 基 準 違 反 が 継 続 す る こ と ( 継 続 性 の 要 件 ) 及 び 人 の 健 康 又 は 生 活 環 境 に 係 る 被 害 を 生 ず る お そ れ が あ る こ と ( 被 害 要 件 ) を 必 要 と せ ず 、 都 道 府 県 知 事 が 排 出 基 準 に 適 合 し な い と 認 め れ ば 改 善 命 令 等 を 発 動 す る こ と が 可 能 で あ る 。
ま た 、 改 善 命 令 と V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 一 時 停 止 命 令 と は 、 選 択 的 に 又 は 同 時 並 行 的 に 適 用 す る こ と が 可 能 で あ る 。
第10 V O C 濃 度 の 測 定 1 測 定 法
V O C 排 出 者 は 、 当 該 V O C 排 出 施 設 に 係 る V O C 濃 度 を 測 定 し 、 そ の 結 果 を 記 録 し て お か な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の11)。
と し て は、「 触 媒 酸 化 − 非 分 散 形 赤 外 線 分 析 計 ( N D I R)」 又 は 「 水 素 炎 イ オ ン 化 形 分 析 計 ( F I D)」 を 使 用 す る こ と と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 第 1 の 2)。
2 測 定 の 回 数
測 定 の 回 数 は 、 年 2 回 以 上 と し た 。 た だ し 、 1 年 間 に つ き 継 続 し て 休 止 す る 期 間 ( 前 年 か ら 引 き 続 き 休 止 し 、 か つ 、 そ の 期 間 の う ち 前 年 に 属 す る 期 間 が 6 ヶ 月 未 満 で あ る 場 合 は 、 当 該 前 年 に 属 す る 期 間 を 含 む。) が 6 ヶ 月 以 上 の V O C 排 出 施 設 に 係 る 測 定 に つ い て は 、 年 1 回 以 上 と し た ( 規 則 第15条 の 3)。
本 規 定 は 、 規 制 の 施 行 の 日 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ) か ら 施 行 さ れ る も の で あ る が 、 同 日 時 点 で 継 続 し て 休 止 し て い る V O C 排 出 施 設 に つ い て は 、 同 日 以 前 の 継 続 休 止 期 間 を 合 算 し て 、 平 成18年 の 測 定 回 数 を 定 め て 差 し 支 え な い 。
本 規 定 は 、 継 続 休 止 期 間 が 6 ヶ 月 以 上 で あ れ ば 、 残 余 の 稼 働 期 間 の 長 短 に か か わ ら ず 、 少 な く と も 年 1 回 は V O C 濃 度 の 測 定 を 義 務 づ け る も の で あ る が 、 1 年 を 通 し て 休 止 し 、 V O C を 大 気 中 に 排 出 し て い な い V O C 排 出 施 設 に つ い て は 、 V O C 濃 度 の 測 定 は 必 要 な い 。
3 測 定 の 結 果 の 記 録
測 定 の 結 果 は 、 所 定 の 事 項 を 記 録 し 、 こ れ を 3 年 間 保 存 す る 必 要 が あ る こ と と し た 。 記 録 す る 様 式 は 特 に 定 め な い こ と と し た ( 規 則 第15条 の 3)。 な お 、 測 定 の 結 果 に つ い て 都 道 府 県 知 事 へ の 報 告 義 務 は な い が 、 法 第 26 条 の 規 定 に 基 づ き 、 都 道 府 県 知 事 は 報 告 を 求 め る こ と が で き る 。
4 測 定 を 行 う 時 間 及 び 時 期 (1) 測 定 を 行 う 時 間
V O C が 排 出 さ れ る 工 程 で は 、 バ ッ チ 式 の 操 業 が 行 わ れ る 等 、 常 に 平 均 的 な 濃 度 で V O C が 排 出 さ れ る と は 限 ら な い 状 況 が 多 い た め 、 捕 集 バ ッ グ に よ る 試 料 採 取 は 、20 分 間 行 う こ と と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 第 4 の 1 (3))。
(2) 測 定 を 行 う 時 期
試 料 の 採 取 は 、 一 工 程 で V O C の 排 出 が 安 定 し た 時 期 と す る こ と と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 備 考 1)。 こ こ で い う 「 一 工 程 」 と し て は 、 使 用 す る V O C や 施 設 の 操 業 状 況 等 を 勘 案 し て 排 出 濃 度 が 最 も 高 く な る と 考 え ら れ る 工 程 を 選 定 す る こ と と す る 。
た だ し 、 排 出 ガ ス 処 理 装 置 の 運 転 の 開 始 時 又 は 切 り 替 え 時 等 に お け る 、 ご く 短 時 間 に 限 り 特 異 的 に 高 濃 度 の 排 出 が 生 じ る 場 合 の V O C 濃 度 に つ い て は、測 定 値 か ら 除 外 す る こ と と し た(告 示 別 表 第 1 の 備 考 2)。
5 一 施 設 で 複 数 の 排 出 口 を 有 す る 場 合 の 測 定
一 施 設 で 複 数 の 排 出 口 を 有 す る 場 合 、 全 て の 排 出 口 に お い て 測 定 す る 方 法 の 他 、 以 下 の い ず れ か の 方 法 を と る こ と も 可 能 と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 備 考 3)。
① 施 設 の 構 造 等 か ら 最 高 濃 度 の V O C を 排 出 し て い る 排 出 口 が 特 定 で き る 場 合 は 、 当 該 排 出 口 に お い て 測 定 す る 。
② 各 排 出 口 か ら の V O C 濃 度 を 測 定 し 、 そ の 値 を 以 下 の 式 の よ う に 排 出 ガ ス 量 で 加 重 平 均 す る 。 こ の 場 合 、 排 出 ガ ス 量 の 測 定 は 、JIS Z 8808( 排 ガ ス 中 の ダ ス ト 濃 度 の 測 定 方 法 ) に 定 め る 方 法 に よ る 。 な お 、 施 設 の 構 造 等 か ら 、 V O C 濃 度 を 一 部 の 排 出 口 で 代 表 さ せ る こ と が で き る 場 合 に は 、 当 該 排 出 口 に お け る V O C 濃 度 を 測 定 す れ ば よ い 。
1 1 2 2 n n
C × V + C × V + … + C × V V O C 濃 度 の 加 重 平 均 値 =
1 2 n
V + V + … + V
C 各 排 出 口 の V O C 濃 度 V 各 排 出 口 の 排 出 ガ ス 量 n 排 出 口 の 数 6 フ レ ア ス タ ッ ク 処 理 に 係 る 特 例
フ レ ア ス タ ッ ク ( グ ラ ン ド フ レ ア を 含 む。) に よ り 排 出 ガ ス を 燃 焼 処 理 し て い る 場 合 に は 、 測 定 が 不 可 能 で あ る た め 、 V O C 濃 度 を 測 定 す る 必 要 は な く 、 排 出 基 準 に 適 合 し て い る も の と み な す こ と と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 備 考 4)。 排 出 ガ ス を ボ イ ラ ー 等 で 燃 焼 処 理 し て い る 等 、 測 定 が 可 能 な も の に つ い て は 、 測 定 が 必 要 と な る の で 留 意 さ れ た い 。
7 貯 蔵 タ ン ク に 係 る 特 例
定 に 代 え る こ と が で き る こ と と し た ( 告 示 別 表 第 1 の 備 考 5)。 8 複 数 の V O C 排 出 施 設 に 係 る 測 定
(1) 複 数 の V O C 排 出 施 設 か ら 集 合 煙 突 を 通 じ て 排 出 さ れ る V O C 濃 度 は 、 集 合 煙 突 単 位 で は な く 、 個 々 の 施 設 ご と に 測 定 す る こ と が 原 則 で あ る が 、 測定対象施設以外の施設を停止させ て集合煙突におけるVOC濃度を測定してもよい。
(2) 複 数 の V O C 排 出 施 設 の V O C を 集 合 し て 排出ガス処理装置で処理している場合のVOC 濃度は、各施設の出口におけるVOC濃度を測定し(測定が著しく困難な場合には計算により
算定することも可。)、それに以下の係数を乗じたものとする。
係 数 = 1 − 処 理 効 率 = 処 理 装 置 出 口 の V O C 濃 度 / 処 理 装 置 入 口 の V O C 濃 度 9 自 主 測 定 に 係 る 取 扱 い
上 記 の 義 務 的 な 測 定 以 外 に 、 V O C 排 出 者 が 自 主 的 に 検 査 を す る 場 合 や 、 都 道 府 県 が V O C 排 出 施 設 の 概 況 を 把 握 す る た め に 検 査 を す る 場 合 に は 、 告 示 に 定 め る 測 定 法 以 外 の 簡 便 な 測 定 法 を 用 い る こ と を 妨 げ る も の で は な い 。
第11 事 業 者 の 責 務
規 制 の 対 象 と な る V O C 排 出 施 設 の 排 出 口 か ら の 排 出 の 抑 制 の み な ら ず 、 V O C の 排 出 又 は
( )。
飛 散 の 抑 制 の た め に 必 要 な 措 置 を 幅 広 く 講 じ る こ と を 事 業 者 の 責 務 と し た 法 第17条 の13 V O C は 、 屋 外 塗 装 な ど の 屋 外 作 業 に 伴 っ て 飛 散 す る も の 、 排 出 口 以 外 の 窓 等 の 開 口 部 か ら 排 出 さ れ る も の 及 び V O C 排 出 施 設 以 外 の 施 設 か ら 排 出 さ れ る も の も 多 く あ る 。 こ れ ら に つ い て は 、 本 条 及 び 法 第 17条 の 2 に 規 定 す る 施 策 等 の 実 施 の 指 針 を 受 け て 、 事 業 者 の 自 主 的 取 組 で 対 応 す る こ と と し て い る 。
地 方 公 共 団 体 に お か れ て も 、 事 業 者 の 自 主 的 取 組 を 促 進 す る た め 、 適 切 な 支 援 等 の 措 置 を 講 ず る よ う 努 め ら れ た い 。
第12 国 民 の 努 力
V O C の 多 く は 、 塗 料 ・ イ ン キ 等 の 溶 剤 と し て 使 用 さ れ て い る が 、 近 年 、 V O C を 含 有 し な い 、 又 は V O C の 含 有 量 が 少 な い 塗 料 ・ イ ン キ 等 ( 以 下 「 低 V O C 塗 料 等 」 と い う。) が 開 発 さ れ て い る 。 こ の こ と に か ん が み 、 国 民 が 塗 料 等 を 使 用 す る に 当 た っ て は 、 低 V O C 塗 料 等 を 選 択 す る こ と に よ り 、 日 常 生 活 に 伴 う V O C の 大 気 中 へ の 排 出 又 は 飛 散 を 抑 制 す る こ と に 努 め な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の14前 段)。
ま た 、 製 品 製 造 時 に お け る 低 V O C 塗 料 等 へ の 転 換 は 、 こ れ を 用 い て 製 造 さ れ る 製 品 の 外 観 等 に 影 響 を 及 ぼ す た め 、 国 民 か ら の 厳 し い 要 求 に 耐 え ら れ な い こ と が あ る 。 ま た 、 排 出 ガ ス 処 理 装 置 の 導 入 は 、 事 業 者 に と っ て 多 額 の 環 境 投 資 を 必 要 と し 、 製 品 の 価 格 を 上 昇 さ せ る 可 能 性 が あ る 。 こ の こ と に か ん が み 、 国 民 が 製 品 を 購 入 す る に 当 た っ て は 、 こ れ ら の V O C 排 出 抑 制 対 策 に 取 り 組 ん で い る 事 業 者 が 提 供 す る 製 品 ( 以 下 「 低 V O C 製 品 」 と い う。) を 選 択 す る こ と 等 に よ り 、 V O C の 大 気 中 へ の 排 出 又 は 飛 散 の 抑 制 を 促 進 す る こ と に 努 め な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第17条 の14後 段)。
地 方 公 共 団 体 に お か れ て も 、 国 民 の 理 解 を 深 め 、 低 V O C 製 品 を 優 先 的 に 購 入 ・ 調 達 す る 動 き が 拡 大 す る よ う 、 適 切 な 措 置 を 講 ず る よ う 努 め ら れ た い 。
第13 緊 急 時 の 措 置 1 協 力 要 請
都 道 府 県 知 事 は 、 大 気 の 汚 染 が 著 し く な り 、 人 の 健 康 等 に 係 る 被 害 が 生 ず る お そ れ が あ る と 認 め る 場 合 と し て 政 令 で 定 め る 場 合 に 該 当 す る 事 態 が 発 生 し た と き は 、 V O C を 排 出 し 、 又 は 飛 散 さ せ る 者 で あ っ て 、 当 該 大 気 の 汚 染 を さ ら に 著 し く す る お そ れ が あ る と 認 め ら れ る も の に 対 し 、 V O C の 排 出 量 又 は 飛 散 量 の 減 少 に つ い て 協 力 を 求 め な け れ ば な ら な い こ と と し た ( 法 第23条 第 1 項)。
と し た 。 2 命 令
都 道 府 県 知 事 は 、 気 象 状 況 の 影 響 に よ り 大 気 の 汚 染 が 急 激 に 著 し く な り 、 人 の 健 康 等 に 重 大 な 被 害 が 生 ず る 場 合 と し て 政 令 で 定 め る 場 合 に 該 当 す る 事 態 が 発 生 し た と き は 、 当 該 事 態 が V O C に 起 因 す る 場 合 に あ っ て は 、 V O C 排 出 者 に 対 し 、 V O C 濃 度 の 減 少 、 V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 制 限 そ の 他 必 要 な 措 置 を と る べ き こ と を 命 じ る こ と と し た ( 法 第23条 第 2 項)。
こ れ は 、 人 の 健 康 等 に 重 大 な 被 害 が 生 ず る 場 合 に 施 設 の 使 用 制 限 等 を 命 ず る 趣 旨 で あ り 、 従 来 よ り 、 ば い 煙 規 制 に 関 し て 、 規 制 対 象 者 に 対 し て の み 適 用 さ せ て い た こ と か ら 、 V O C 規 制
、 、 、
に 関 し て も 規 制 対 象 と な る V O C 排 出 者 の み に 対 し 規 制 対 象 物 質 で あ る V O C 濃 度 の 減 少 V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 制 限 等 に 限 っ て 適 用 す る こ と と し た 。
第14 報 告 及 び 検 査 1 報 告 徴 収
V O C 排 出 規 制 の 実 効 性 を 確 保 す る た め 、 環 境 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 は 、 V O C 排 出 施 設 を 設 置 し て い る 者 に 対 し 、 V O C 排 出 施 設 の 状 況 そ の 他 必 要 な 事 項 の 報 告 を 求 め 、 又 は そ の 職 員 に 、 V O C 排 出 施 設 を 設 置 し て い る 者 の 工 場 若 し く は 事 業 場 に 立 ち 入 り 、 V O C 排 出 施 設 そ の 他 の 物 件 を 検 査 さ せ る こ と が で き る こ と と し た ( 法 第26条)。
報 告 徴 収 の 対 象 で あ る 「 V O C 排 出 施 設 の 状 況 そ の 他 必 要 な 事 項 」 の 具 体 的 事 項 と し て は 、 以 下 の と お り で あ る ( 令 第12条 第 4 項)。
・ V O C 排 出 施 設 の 構 造 ・ V O C 排 出 施 設 の 使 用 の 方 法 ・ V O C の 処 理 の 方 法
・ V O C 濃 度
・ 法17条 の 4 第 2 項 の 環 境 省 令 で 定 め る 事 項 ( V O C の 排 出 の 方 法 等 ) 2 立 入 検 査
12 立 入 検 査 の 対 象 は 、 V O C 排 出 施 設 及 び そ の 関 連 施 設 並 び に 関 係 帳 簿 書 類 で あ る ( 令 第 条 第 4 項)。「 そ の 関 連 施 設 」 と は 、 V O C 排 出 施 設 を 含 む 製 造 又 は 加 工 工 程 に お い て 用 い ら れ る V O C 排 出 施 設 以 外 の 機 械 若 し く は 装 置 又 は V O C を 処 理 し 若 し く は そ の 飛 散 を 防 止 す る た め の 施 設 等 を い う 。
第15 適 用 除 外
( ) 、
従 来 か ら 電 気 事 業 法 昭 和39年 法 律 第170号 第 2 条 第 1 項 第16号 に 規 定 す る 電 気 工 作 物 ガ ス 事 業 法(昭 和29年 法 律 第51号)第 2 条 第13項 に 規 定 す る ガ ス 工 作 物 及 び 鉱 山 保 安 法(昭 和 24 年 法 律 第 70 号 ) 第 13 条 第 1 項 の 施 設 に つ い て は 、 ば い 煙 発 生 施 設 、 特 定 粉 じ ん 発 生 施 設 等 に 関 す る 以 下 の 規 定 が 適 用 除 外 と さ れ 、 こ れ ら の 法 律 の 相 当 規 定 の 定 め る と こ ろ に よ る と 27 さ れ て き た こ と か ら、V O C 排 出 施 設 に つ い て も 同 様 の 適 用 除 外 を 設 け る こ と と し た(法 第 条)。
・ V O C 排 出 施 設 の 設 置 、 変 更 又 は 使 用 の 届 出
・ V O C 排 出 施 設 の 設 置 又 は 変 更 に 係 る 計 画 変 更 命 令 等 ・ 届 出 後60日 間 に お け る 実 施 の 制 限
・ 氏 名 の 変 更 及 び 承 継 の 届 出
改 善 命 令 等 ( 法 第 17 条 の 10) 及 び 緊 急 時 の 措 置 ( 法 第 23 条 ) に つ い て は 、 適 用 除 外 と は さ れ て い な い の で 留 意 さ れ た い 。
第16 資 料 の 送 付 等 の 協 力 要 請 等
第17 環 境 大 臣 の 指 示
ば い 煙 発 生 施 設 等 に 係 る 計 画 変 更 命 令 等 及 び 改 善 命 令 等 と 同 様 、 環 境 大 臣 は 、 大 気 の 汚 染 に よ り 人 の 健 康 に 係 る 被 害 が 生 ず る こ と を 防 止 す る た め 緊 急 の 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 都 道 府 県 知 事 又 は 法 第 31 条 第 1 項 の 政 令 で 定 め る 市 の 長 に 対 し 、 V O C 排 出 施 設 に 係 る 計 画 変 更 命 令 等 及 び 改 善 命 令 等 に 関 し 必 要 な 指 示 を す る こ と が で き る こ と と し た ( 法 第28条 の 2)。 第18 政 令 で 定 め る 市 の 長 に よ る 事 務 の 処 理
V O C に 係 る 規 制 事 務 を 行 う 市 に つ い て は 、 ば い 煙 及 び 粉 じ ん に 係 る 規 制 事 務 と は 異 な り 、 地 方 自 治 法 第252条 の 19第 1 項 の 指 定 都 市 及 び 同 法 第252条 の22第 1 項 の 中 核 市 の み と し た ( 法 第 31 条 第 1 項 、 令 第 13 条 第 2 項)。 こ れ は 、 実 態 と し て 、 V O C の 規 制 対 象 施 設 は 、 一 部 の 油 槽 所 を 除 き 、 工 場 し か 想 定 さ れ な い か ら で あ る 。
た だ し 、 V O C の 常 時 監 視 及 び そ の 結 果 の 環 境 省 へ の 報 告 ( 法 第 22 条 ) 並 び に V O C に よ る 大 気 汚 染 状 況 の 公 表 ( 法 第24条 ) に つ い て は 、 他 の 大 気 汚 染 物 質 と 同 様 に 、 令 第 13条 第 1 項 で 定 め る 市 も 行 う こ と と し た 。
第19 条 例 と の 関 係
法 は 、 V O C に 係 る 以 下 の 事 項 に 関 し て 、 地 方 公 共 団 体 が 条 例 で 規 制 を 設 け る こ と を 妨 げ る も の で は な い こ と と し た ( 法 第32条)。
・ V O C 排 出 施 設 に つ い て 、 そ の V O C 排 出 施 設 に 係 る V O C 以 外 の 物 質 の 大 気 中 へ の 排 出 ・ V O C 排 出 施 設 以 外 の V O C を 排 出 す る 施 設 に つ い て 、 そ の 施 設 に 係 る V O C の 大 気 中 へ
の 排 出
こ れ は 、 従 来 か ら の ば い 煙 及 び 粉 じ ん に 係 る 規 制 の 場 合 と 同 様 に 、 条 例 に よ る い わ ゆ る 「 横 出 し 規 制 」 を 妨 げ る も の で は な い と 入 念 的 に 規 定 し た も の で あ る 。
た だ し 、 条 例 を 制 定 す る 場 合 に あ っ て も 、 法 第 17 条 の 2 に 規 定 す る 施 策 等 の 実 施 の 指 針 を 勘 案 し 、 規 制 と 事 業 者 の 自 主 的 取 組 と を 適 切 に 組 み 合 わ せ て 、 効 果 的 な V O C の 排 出 及 び 飛 散 の 抑 制 を 図 る こ と を 旨 と さ れ た い 。
第20 罰 則
V O C 排 出 施 設 に 係 る 各 種 の 違 反 に つ い て は 、 特 定 粉 じ ん 発 生 施 設 に 係 る 違 反 と 同 じ 水 準 の 罰 則 を 科 す る こ と と し た ( 法 第33条 等)。
ば い 煙 規 制 と は 異 な り 、 排 出 基 準 違 反 を 直 ち に 罰 す る ( 直 罰 ) の で は な く 、 改 善 命 令 等 違 反 を し た 場 合 に 罰 す る ( 間 接 罰 ) こ と と し て い る 。 こ れ は 、 V O C 規 制 が 、 V O C の 人 の 健 康 へ の 直 接 の 有 害 性 に 着 目 し た も の で は な く 、 大 気 中 に お い て 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び オ キ シ ダ ン ト を 生 成 す る 反 応 を 経 て 人 の 健 康 等 に 影 響 す る こ と を 防 止 す る 趣 旨 で あ り 、 人 の 健 康 へ の 直 接 の 有 害 性 に 着 目 し た ば い 煙 規 制 と は 趣 旨 が 異 な る た め で あ る 。
第21 施 行 期 日 等 1 定 義 関 係
法 第 2 条 に 規 定 す る 定 義 に 係 る 規 定 等 に つ い て は 、 平 成 17 年 6 月 1 日 か ら 施 行 す る ( 大 気 汚 染 防 止 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 期 日 を 定 め る 政 令)。
17 こ れ を 受 け、法 第 2 条 に 基 づ き 定 め た 大 気 汚 染 防 止 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 す る 政 令(平 成 年 5 月27日 政 令 第189号 ) に つ い て も 同 日 か ら 施 行 す る 。
定 義 に 係 る 規 定 を い ち 早 く 施 行 し た の は 、 平 成 17 年 度 よ り V O C 排 出 抑 制 設 備 に 対 す る 税 制 優 遇 措 置 が 開 始 さ れ る と こ ろ 、 当 該 V O C 排 出 抑 制 設 備 は 、 法 第 2 条 第 5 項 に 規 定 す る V O C 排 出 施 設 か ら 排 出 さ れ る 法 第 2 条 第 4 項 に 規 定 す る V O C の 排 出 を 抑 制 す る 設 備 に 限 定 さ れ て お り 、 こ れ ら の 範 囲 を 早 期 に 有 効 に す る 必 要 が あ っ た か ら で あ る 。
2 規 制 関 係
V O C の 排 出 の 規 制 に 係 る 規 定 に つ い て は 、 平 成 18 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る ( 大 気 汚 染 防 止 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 期 日 を 定 め る 政 令)。
す る 政 令 ( 平 成 17 年 6 月 10日 政 令 第 207 号)、 改 正 規 則 及 び 告 示 に つ い て も 同 日 か ら 施 行 す る 。
3 既 設 の V O C 排 出 施 設 関 係
規 制 の 施 行 の 日 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ) 時 点 で 既 設 の V O C 排 出 施 設 に つ い て は 、 排 出 基 準 は 、 平 成22年 4 月 1 日 か ら 適 用 す る ( 改 正 規 則 附 則 第 2 項)。
た だ し 、 既 設 の V O C 排 出 施 設 で あ っ て も 、 V O C 排 出 施 設 の 届 出 及 び V O C 濃 度 の 測 定 等 の 規 定 に つ い て は 、 平 成18年 4 月 1 日 か ら 適 用 す る の で 留 意 さ れ た い 。
第22 関 係 機 関 と の 連 絡 1 警 察 等 と の 連 絡
法 第 17 条 の 7 の 規 定 に 基 づ く 計 画 変 更 命 令 等 、 法 第 17 条 の 10の 規 定 に 基 づ く 改 善 命 令 等 及 び 法 第23条 第 2 項 に 基 づ く 命 令 ( 以 下 「 命 令 」 と い う。) を 発 す る に 当 た っ て は 、 関 係 都 道 府 県 警 察 そ の 他 の 関 係 機 関 に 事 前 に 連 絡 さ れ た い 。
2 労 働 局 と の 連 絡
労 働 安 全 衛 生 法 に 基 づ く 有 機 溶 剤 中 毒 予 防 規 則 等 に 基 づ く 局 所 排 気 装 置 、 発 散 源 を 密 閉 す る 設 備 、 プ ッ シ ュ プ ル 型 換 気 装 置 又 は 全 体 換 気 装 置 ( 以 下 「 局 所 排 気 装 置 等 」 と い う。) は 、 労 働 者 の 健 康 確 保 の 観 点 か ら 性 能 等 が 定 め ら れ て い る こ と か ら 、 局 所 排 気 装 置 等 に 関 し 命 令 を 発 す る に 当 た っ て は 、 当 該 局 所 排 気 装 置 等 に 係 る 措 置 を 除 い て は 排 出 基 準 に 適 合 さ せ る こ と 等 が 困 難 と 判 断 さ れ る 場 合 に 行 う よ う 配 慮 さ れ た い 。 ま た 、 命 令 を 発 す る と き は 、 対 象 と な る 局 所 排 気 装 置 等 を 設 置 し て い る 工 場 又 は 事 業 場 を 所 管 す る 都 道 府 県 労 働 局 に 事 前 に 連 絡 さ れ た い 。 第23 指 定 物 質 と の 関 係
V O C に 該 当 す る 物 質 の 中 に は 、 法 第 2 条 第 13 項 に 規 定 す る 有 害 大 気 汚 染 物 質 に 該 当 す る も の も 含 ま れ る 。 例 え ば 、 法 附 則 第 9 項 に 規 定 す る 指 定 物 質 と し て 、 現 在 、 ベ ン ゼ ン 、 ト リ ク ロ ロ エ チ レ ン 及 び テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン が 指 定 さ れ て い る が 、 こ れ ら は V O C に も 該 当 す る 。 し か し な が ら 、 V O C と 有 害 大 気 汚 染 物 質 は 、 そ れ ぞ れ 対 策 を 講 じ る 目 的 が 異 な る の で 、 両 制 度 を 併 存 さ せ る こ と と し た 。
第24 制 度 の 見 直 し
規 制 の 施 行 の 日 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ) 後 5 年 を 経 過 し た 場 合 に お い て 、 法 の 施 行 状 況 を 勘 案 し 、 必 要 に 応 じ て 制 度 の 再 検 討 及 び 見 直 し を 行 う こ と と し た ( 改 正 法 附 則 第 2 条)。
仮 に 、 第 1 の 1 に 記 述 し た 排 出 抑 制 の 目 標 に 照 ら し て V O C の 排 出 抑 制 が 十 分 で な い 事 態 が 生 じ た 場 合 等 に は 、 取 組 状 況 を 評 価 し 、 法 規 制 と 自 主 的 取 組 の 組 合 せ の 仕 方 を 見 直 す こ と で 対 応 す る こ と と し て い る 。 ま た 、 規 制 以 上 の 取 組 が 継 続 的 に 行 わ れ て い る 事 業 者 が 存 在 す る こ と が 明 ら か に な っ た 場 合 に は 、 測 定 頻 度 の 軽 減 等 の 事 業 者 の 負 担 軽 減 に つ い て 検 討 す る こ と と し て い る 。
第25 V O C 排 出 施 設 に 係 る 届 出 状 況 の 報 告
平 成 18 年 5 月 1 日 に お け る V O C 排 出 施 設 の 届 出 状 況 を 別 添 の 様 式 に よ り 、 同 年 5 月 末 日 ま で に 環 境 省 に 報 告 を お 願 い し た い 。
な お 、 毎 年 定 期 的 に 報 告 を お 願 い す る 事 項 に つ い て は 、 別 途 通 知 す る 。
別紙1
揮発性有機化合物(
V
O
C
)
に該当する
主な物質
物 質 名 物 質 名
1 トルエン 51 イソホロン
2 キシレン 52 シクロヘキサノン
3 1, 3, 5- トリメチルベンゼン 53 エタノール
4 酢酸エチル 54 メチルシクロペンタン
5 デカン 55 酢酸ビニル
6 メタノール 56 3- メチルヘキサン
7 ジクロロメタン 57 2, 3- ジメチルブタン
8 メチルエチルケトン 58 2, 2- ジメチルブタン
9 n- ブタン 59 メチルシクロヘキサン
10 イソブタン 60 イソプロピルセロソルブ
11 トリクロロエチレン 61 1, 2- ジクロロエタン
12 イソプロピルアルコール 62 塩化ビニル
13 酢酸ブチル 63 テトラフルオロエチレン
14 アセトン 64 エチルベンゼン
15 メチルイソブチルケトン 65 クメン
16 ブチルセロソルブ 66 クロロエタン
17 n- ヘキサン 67 トリクロロエタン
18 n- ブタノール 68 アクリロニトリル
19 n- ペンタン 69 テトラヒドロフラン
20 cis- 2- ブテン 70 エチレングリコールモノメチルエーテル
21 イソブタノール 71 n- プロピルブロマイド
22 プロピレングリコールモノメチルエーテル 72 メタクリル酸メチル
23 テトラクロロエチレン 73 1, 3- ブタジエン
24 シクロヘキサン 74 1, 1- ジクロロエチレン
25 酢酸プロピル 75 2, 4- ジメチルペンタン
26 trans- 2- ブテン 76 酸化プロピレン
27 エチルセロソルブ 77 クロロホルム
28 ウンデカン 78 臭化メチル
29 ノナン 79 ジペンテン
30 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 80 1- ヘプテン
31 2- メチルペンタン 81 1, 4- ジオキサン
32 エチレングリコール 82 アセトニトリル
33 2- メチル- 2- ブテン 83 塩化アリル
34 エチルシクロヘキサン 84 アクリル酸
35 テトラリン 85 イソプレン
36 メチルアミルケトン 86 アセトアルデヒド
37 メチルn- ブチルケトン 87 1, 2- ジクロロプロパン
38 クロロメタン 88 メチルセロソルブアセテート
39 ベンジルアルコール 89 エチレンオキシド
40 シクロペンタノン 90 o- ジクロロベンゼン
41 2- メチル- 1- ブテン 91 クロロベンゼン
42 n- ヘプタン 92 ギ酸メチル
43 ビシクロヘキシル 93 トリエチルアミン
44 N, N- ジメチルホルムアミド 94 3- メチルヘプタン
45 trans- 2- ペンテン 95 フェノール
46 cis- 2- ペンテン 96 ナフタレン
47 スチレン 97 アクリル酸メチル
48 N- メチル- 2- ピロリドン 98 シクロヘキシルアミン
49 エチルセロソルブアセテート 99 ホルムアルデヒド
50 ベンゼン 100 エピクロロヒドリン
注1:本表は平成12年度における排出量推計結果に基づき排出量の多い順に配列した。
別 紙 2
V O C 排 出 施 設 の 定 義 に つ い て 第 1 総 則
工 場 又 は 事 業 場 に 設 置 さ れ る 施 設 で V O C を 排 出 す る も の の う ち 、 そ の 施 設 か ら 排 出 さ れ る V O C が 大 気 の 汚 染 の 原 因 と な る も の で あ っ て 、 V O C の 排 出 量 ( 排 出 ガ ス 処 理 装 置 を 設 置 し て い な い 場 合 等 に お け る 潜 在 的 な 排 出 量 ) が 多 い た め に そ の 規 制 を 行 う こ と が 特 に 必 要 な も の に つ い て 、 規 制 の 対 象 と な る V O C 排 出 施 設 と し た 。
し た が っ て 、 V O C を 排 出 し な い こ と が 外 形 上 明 ら か な 施 設 は 、 V O C 排 出 施 設 に は 該 当 し な い。「 V O C を 排 出 し な い 施 設 」 と は 、 V O C が 潜 在 的 に 排 出 し 得 な い 施 設 の こ と を い い 、 排 出 ガ ス 処 理 装 置 の 設 置 に よ り 排 出 を 抑 制 し て い る 施 設 は 含 ま れ な い 。 V O C 又 は V O C を 溶 剤 と し て 含 有 す る 製 品 を 使 用 し な い 施 設 に つ い て は、「 V O C を 排 出 し な い 施 設 」 と 解 し て 差 し 支 え な い。「 V O C を 溶 剤 と し て 含 有 す る 製 品 」 と は 、 当 該 製 品 使 用 時 ( 希 釈 剤 を 使 用 す る 場 合 に は そ の 混 入 後 ) に お い て 、 V O C の 含 有 率 が 1 % を 超 え る も の を 目 安 に 判 断 さ れ た い 。 第 2 V O C 排 出 施 設 の 種 類
1 V O C を 溶 剤 と し て 使 用 す る 化 学 製 品 の 製 造 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( V O C を 蒸 発 さ せ る た め の も の に 限 る 。 以 下 同 じ。)( 令 別 表 第 1 の 2 の 1 の 項 )
(1) 「 化 学 製 品 」 と は 、 有 機 化 学 工 業 製 品 、 化 学 繊 維 、 塗 料 等 、 日 本 標 準 産 業 分 類 上 の 「 化 学 工 業 」 に お い て 化 学 反 応 に よ り 製 造 さ れ る 製 品 を い う 。 化 学 反 応 を 用 い ず 加 圧 ・ 加 熱 等 の み に よ り 製 造 さ れ る 製 品 は 含 ま れ な い 。
(2) 排 出 量 の 多 い 施 設 を 規 制 対 象 と す る た め 、 V O C を 溶 剤 ( 化 学 反 応 を 進 め る た め 、 原 材 料 等 を 溶 か す の に 用 い る 液 体 の こ と を い う。) と し て 使 用 す る 施 設 の み を 規 制 対 象 と し た 。 V O C を 原 材 料 と し て 使 用 す る の み の 施 設 は 規 制 対 象 外 と な る 。 こ れ は 、 溶 剤 と し て の V O C の 排 出 量 と 比 べ て 、 未 反 応 原 料 及 び 副 生 成 物 と し て の V O C の 排 出 量 は 少 な い か ら で あ る 。
。 、
(3) V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 の み を 規 制 対 象 と し た 化 学 反 応 に 伴 う 各 種 工 程 か ら V O C が 漏 出 し 得 る が 、 V O C を 積 極 的 ・ 意 図 的 に 排 出 す る の は 、 最 終 的 に V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 工 程 の み で あ る か ら で あ る 。 水 分 そ の 他 の V O C 以 外 の 物 質 の み を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 は 規 制 対 象 と な ら な い 。 令 別 表 第 1 の 2 に 規 定 す る 他 の 乾 燥 施 設 に つ い て も 同 様 で あ る 。
2 塗 装 施 設 ( 吹 付 塗 装 を 行 う も の に 限 る。)( 令 別 表 第 1 の 2 の 2 の 項 )
(1) 「 塗 装 」 と は 、 物 体 の 表 面 に 塗 料 を 用 い て 保 護 的 、 装 飾 的 又 は 特 殊 性 能 を 持 っ た 塗 膜 を 作 る 作 業 の こ と を い う 。 し た が っ て 、 顔 料 を 含 有 し 装 飾 的 機 能 を 有 す る 一 般 通 念 上 の 塗 料 に 限 ら ず 、 以 下 の よ う な 特 殊 性 能 を 有 す る 塗 料 の 塗 布 も 「 塗 装 」 に 該 当 す る ( 次 項 に つ い て も 同 じ。)。
さ び 止 め 塗 料 、 防 汚 塗 料 、 発 光 塗 料 、 電 気 絶 縁 塗 料 ( 絶 縁 ワ ニ ス と も い う 。 エ ナ メ ル 線 用 ワ ニ ス 、 基 板 の 防 湿 用 ワ ニ ス 等)、 半 導 体 用 塗 料 、 導 電 塗 料 、 フ ォ ト レ ジ ス ト 用 塗 料 、 磁
( )、 、 、 、
気 塗 料 磁 気 テ ー プ の 製 造 の た め に 塗 布 す る 磁 性 体 耐 熱 塗 料 防 火 塗 料 非 粘 着 塗 料 防 音 塗 料
(2) V O C で あ る 溶 剤 ( 希 釈 剤 を 含 む。) を 含 有 し な い 塗 料 ( 使 用 時 に V O C 含 有 率 1 % 以 下 の も の ) の み を 塗 布 す る こ と が 明 ら か な 塗 装 施 設 は 、 規 制 対 象 と は な ら な い 。 粉 体 塗 料 、 紫 外 線 硬 化 型 塗 料 及 び 電 子 線 硬 化 型 塗 料 は 、 こ れ に 該 当 す る こ と が 多 い 。 な お 、 一 般 に 、 水 性 塗 料 や ハ イ ソ リ ッ ド 塗 料 は 、 V O C を 含 有 し て い る の で 留 意 さ れ た い ( 次 項 に つ い て も 同 じ。)。
(4) 自 動 車 の 製 造 に 係 る 塗 装 施 設 の 排 出 基 準 は 、 新 設 の 塗 装 施 設 の 場 合 に は 、 水 性 化 等 の 対 策 技 術 の 導 入 が 可 能 で あ る こ と か ら 、400ppmC と し て い る ( 規 則 別 表 第 5 の 2 の 2 の 項)。 た だ し 、 既 設 の 塗 装 施 設 の 場 合 に は 、 水 性 化 等 の 対 策 技 術 の 導 入 が 困 難 で あ る こ と か ら 、 他 の 種 類 の 塗 装 施 設 と 同 様 に 、700ppmCと し た ( 改 正 規 則 附 則 第 3 項)。
原 動 機 付 自 転 車 は 、 こ こ で い う 「 自 動 車 」 に 当 た ら な い た め 、 原 動 機 付 自 転 車 の 製 造 に 係
、 、 、
る 塗 装 施 設 は 規 則 別 表 第 5 の 2 の 2 の 項 の 適 用 は 受 け な い が 同 表 の 3 の 項 の 適 用 は 受 け 他 の 塗 装 施 設 と 同 様 の 取 扱 い と な る 。
自 動 車 部 品 の み の 製 造 は、「 自 動 車 の 製 造 」 に 当 た ら な い た め 、 自 動 車 部 品 の み の 製 造 に 係 る 塗 装 施 設 は 、 別 表 第 5 の 2 の 2 の 項 の 適 用 は 受 け な い が 、 同 表 の 3 の 項 の 適 用 は 受 け 、 他 の 塗 装 施 設 と 同 様 の 取 扱 い と な る 。
3 塗 装 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( 吹 付 塗 装 及 び 電 着 塗 装 に 係 る も の を 除 く。)( 令 別 表 第 1 の 2 の 3 の 項 関 係 )
(1) 塗 装 し た 後 の 、 塗 料 に 溶 剤 と し て 含 ま れ る V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 は 、 塗 装 施 設 と は V O C の 排 出 形 態 が 異 な る の で 、 両 者 を 区 分 し て 規 制 す る 。
(2) 乾 燥 施 設 に は 、 焼 付 施 設 も 含 ま れ る ( 以 下 同 じ。)。
(3) 吹 付 塗 装 に 係 る 乾 燥 施 設 に つ い て は 、 前 段 の 塗 装 施 設 で 大 部 分 の V O C が 揮 発 し て い る の で 、 乾 燥 施 設 か ら の 排 出 量 は 少 な い こ と か ら 、 規 制 対 象 外 と し た 。 し た が っ て 、 コ ー タ ー 塗 装 及 び 浸 せ き 塗 装 等 に 係 る 乾 燥 施 設 が 規 制 対 象 と な る 。
(4) 「 電 着 塗 装 」 と は 、 導 電 性 の あ る 物 体 を 水 に 分 散 し た 塗 料 の 中 に 入 れ 、 物 体 と 他 の 金 属 体 と が 両 極 に な る よ う に し て 電 流 を 通 し て 塗 着 さ せ る 塗 り 方 で あ る 。 浸 せ き 塗 装 で あ っ て も 電 着 塗 装 に 係 る 乾 燥 施 設 は 、 V O C 排 出 量 が 極 め て 少 な く 、 か つ 専 用 の 塗 装 装 置 を 用 い る た め 外 形 的 な 確 認 が 可 能 で あ る こ と か ら 、 規 制 対 象 施 設 か ら 除 外 し た 。
(5) 塗 装 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 の 排 出 基 準 値 は 600ppmC と し た が 、 木 材 又 は 木 製 品 ( 家 具 を 含 む。) の 塗 装 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 に つ い て は 、 排 出 ガ ス 中 に 木 材 由 来 の 天 然 V O C が 無 視 で き な い 量 含 ま れ て い る こ と か ら 、 他 の 乾 燥 施 設 よ り も 木 材 由 来 の 天 然 V O C 分 だ け 高 い
、 ( )。
排 出 基 準 値 を 採 用 す る こ と と し 1,000ppmCと し た 規 則 別 表 第 5 の 2 の 4 の 項 及 び 5 の 項 4 印 刷 回 路 用 銅 張 積 層 板 の 製 造 に 係 る 接 着 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( 令 別 表 第 1 の 2 の 4 の 項 )
「 」 、 「 」
(1) 印 刷 回 路 用 銅 張 積 層 板 と は 日 本 標 準 産 業 分 類 に 規 定 す る 工 業 用 プ ラ ス チ ッ ク 製 品 の 一 種 で あ る 、 片 面 又 は 両 面 を 銅 は く で 覆 っ た プ リ ン ト 配 線 板 用 の 積 層 板 で あ る 。 積 層 板 と は 、 ガ ラ ス 布 ( ガ ラ ス ク ロ ス)、 紙 な ど に 樹 脂 を 含 浸 し た も の を 、 積 層 、 接 着 し て 得 ら れ る 絶 縁 基 板 で あ る 。 絶 縁 基 板 と は 、 表 面 に 導 体 パ タ ー ン を 形 成 で き る 絶 縁 材 料 の こ と を い う 。 こ れ を 用 い て 印 刷 回 路 板 ( プ リ ン ト 配 線 板 ) が 作 ら れ 、 電 気 製 品 に 使 用 さ れ る 。
(2) 印 刷 回 路 用 銅 張 積 層 板 の 製 造 工 程 は 、 ワ ニ ス の 塗 布 工 程 と 銅 箔 の 接 着 工 程 と に 区 分 で き る が 、 こ の う ち 、 ワ ニ ス を 塗 布 し た 後 の 、 当 該 ワ ニ ス に 溶 剤 と し て 含 ま れ る V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 が 規 制 対 象 と な る 。
5 粘 着 テ ー プ 若 し く は 粘 着 シ ー ト 又 は は く 離 紙 の 製 造 に 係 る 接 着 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( 令 別 表 第 1 の 2 の 4 の 項 )
(1) 「 粘 着 テ ー プ ・ 粘 着 シ ー ト 」 と は 、 紙 、 布 等 の 片 面 又 は 両 面 に 粘 着 剤 を 塗 工 し 、 ロ ー ル 状 に 巻 い た 比 較 的 幅 の 狭 い も の ( テ ー プ ) 又 は 比 較 的 幅 の 広 い も の 若 し く は 板 状 の も の ( シ ー ト ) の 総 称 で あ る ( 粘 着 剤 と は 、 接 着 剤 の 一 種 で 、 常 温 で 短 時 間 、 わ ず か な 圧 力 を 加 え る だ け で 接 着 す る 性 質 を も つ 材 料 の こ と を い う。)。
(2) 「 は く 離 紙 」 と は 、 紙 又 は プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム の 片 面 又 は 両 面 に は く 離 処 理 し た 材 料 で あ る 。 粘 着 テ ー プ 又 は 粘 着 シ ー ト の 粘 着 面 に 貼 り 付 け て 、 使 用 時 に は が し て 用 い る 。 (3) 紙 、 布 、 プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム 等 に 粘 着 剤 又 は は く 離 剤 を 塗 布 し た 後 の 、 当 該 粘 着 剤 又 は
別 表 第 1 の 2 の 4 の 項 )
(1) 本 項 の 対 象 は 、 基 材 ( 合 成 樹 脂 、 金 属 箔 、 紙 、 布 等 ) に 合 成 樹 脂 を 一 体 化 接 着 す る こ と に よ っ て 作 ら れ る 包 装 材 料 で あ る 。 基 材 と 合 成 樹 脂 の 間 に 接 着 剤 又 は 接 着 助 剤 ( ア ン カ ー 剤 ) が 介 在 し 、 両 者 を 貼 り 付 け る の で 、 接 着 に 該 当 す る 。
(2) プ ラ ス チ ッ ク フ ィ ル ム に 印 刷 し た も の を 基 材 と し 、 ポ リ エ チ レ ン 等 の 樹 脂 フ ィ ル ム 等 を 積 層 す る 「 ポ リ エ チ レ ン ラ ミ ネ ー ト 製 品 」 と 呼 ば れ る も の が 一 般 的 で あ る。「 ポ リ エ チ レ ン ラ ミ ネ ー ト 製 品 」 は 、 さ ら に 「 ド ラ イ ラ ミ ネ ー ト 製 品 」 と 「 押 出 ラ ミ ネ ー ト 製 品 」 と に 分 類 さ れ る が 、 い ず れ に 係 る も の も 規 制 対 象 と な る 。 ス ナ ッ ク 菓 子 、 レ ト ル ト 食 品 、 詰 め 替 え 用 洗 剤 等 の 包 装 に 使 用 さ れ て い る 。
(3) 接 着 剤 等 を 塗 布 し た 後 の 、 当 該 接 着 剤 等 に 溶 剤 と し て 含 ま れ る V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 が 規 制 対 象 と な る 。
7 接 着 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( 前 項 に 掲 げ る も の 及 び 木 材 又 は 木 製 品 ( 家 具 を 含 む。) の 製 造 の 用 に 供 す る も の を 除 く。)( 令 別 表 第 1 の 2 の 5 の 項 )
(1) 「 接 着 」 と は 、 同 種 又 は 異 種 の 固 体 の 面 と 面 と を 貼 り 合 わ せ て 一 体 化 し た 状 態 に す る こ と を い う 。
(2) 「 接 着 」 に は 、 接 着 剤 に よ り 行 う も の の 他 、 以 下 の 業 務 に つ い て も 含 む 。 ① 染 色 整 理 業 に お け る 以 下 の 業 務 ( コ ン バ ー テ ィ ン グ )
・ ラ ミ ネ ー ト ( 布 地 と フ ィ ル ム と を 接 着 剤 で 貼 り 合 わ せ る こ と ) ・ コ ー テ ィ ン グ ( 布 地 の 表 面 に 樹 脂 を 塗 布 す る こ と )
・ ボ ン デ ィ ン グ ( 樹 脂 材 料 の 両 面 に 布 地 を 貼 り 付 け る こ と ) ・ デ ィ ッ プ ( 含 浸 。 布 地 に 樹 脂 を 染 み 込 ま せ る こ と ) ② ゴ ム 引 き ( ゴ ム 糊 を 布 等 に 被 覆 又 は 含 浸 す る こ と )
(3) 接 着 剤 等 を 塗 布 し た 後 の 、 当 該 接 着 剤 等 に 溶 剤 と し て 含 ま れ る V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 が 規 制 対 象 と な る 。
(4) V O C で あ る 溶 剤 ( 希 釈 剤 を 含 む。) を 含 有 し な い 接 着 剤 ( 使 用 時 に V O C 含 有 率 1 % 以 下 の も の ) の み を 使 用 す る こ と が 明 ら か な 接 着 施 設 は 、 規 制 対 象 と は な ら な い 。 ホ ッ ト メ ル ト 型 接 着 剤 及 び 紫 外 線 硬 化 型 接 着 剤 は 、 こ れ に 該 当 す る こ と が 多 い 。
(5) 「 木 材 又 は 木 製 品 ( 家 具 を 含 む。)」 の 製 造 の 用 に 供 す る も の に つ い て は 、 規 制 対 象 か ら 除 く こ と と し た 。 こ れ は 、 シ ッ ク ハ ウ ス 対 策 の た め 、 接 着 剤 の 水 性 化 ( 溶 剤 と し て V O C を 使 用 し な い。) が 著 し く 進 展 し て お り 、 そ の 面 か ら の V O C の 排 出 量 が 少 な い 一 方 で 、 木 材 に 起 因 す る 自 然 由 来 の V O C ( テ ル ペ ン 類 ) の 排 出 が あ り 、 こ れ の 削 減 を 求 め る こ と が 困 難 で あ る た め で あ る 。
(6) 「 木 材 又 は 木 製 品 ( 家 具 を 含 む。)」 と は 、 単 板 、 合 板 、 集 成 材 、 パ ー テ ィ ク ル ボ ー ド 、 繊 維 板 等 の 木 製 基 礎 資 材 及 び こ れ ら の 木 製 基 礎 資 材 等 を 主 要 材 料 と し て 作 ら れ る 製 品 ( 木 製 の 家 具 そ の 他 の 装 備 品 を 含 む。) の こ と を い う 。
8 印 刷 の 用 に 供 す る 乾 燥 施 設 ( オ フ セ ッ ト 輪 転 印 刷 に 係 る も の に 限 る。)( 令 別 表 第 1 の 2 の 6 の 項 )
(1) 「 印 刷 」 と は 、 原 稿 を も と に 印 刷 版 を 作 り 、 印 刷 機 を 用 い て 、 イ ン キ を 被 印 刷 物 に 転 移 さ せ る 行 為 で あ る 。 こ の う ち 、 印 刷 後 の 、 イ ン キ に 溶 剤 と し て 含 ま れ る V O C を 蒸 発 さ せ る た め の 乾 燥 施 設 が 規 制 対 象 と な る ( 次 項 に つ い て も 同 じ。)。
(2) V O C で あ る 溶 剤 ( 希 釈 剤 を 含 む。) を 含 有 し な い イ ン キ ( 使 用 時 に V O C 含 有 率 1 % 以 下 の も の ) の み を 使 用 す る こ と が 明 ら か な 施 設 は 、 規 制 対 象 と は な ら な い 。 紫 外 線 硬 化 型 イ
、 。 、 、 、
ン キ 及 び 電 子 線 硬 化 型 イ ン キ は こ れ に 該 当 す る こ と が 多 い な お 一 般 に 水 性 イ ン キ は V O C を 含 有 し て い る の で 留 意 さ れ た い ( 次 項 に つ い て も 同 じ。)。
「 」 、 ( )