第
10
章 貿易、国際収支と為替
レート
戦後の世界貿易
貿易は、ほぼ一貫して増加を続けた .
世界における各国・地域の貿易シェアは一定ではな い。時期により、シェアを急速に増加させた国・ 地域が次々と交代してきた
日本貿易の特徴
かつて 天然資源に恵まれず近隣に有力な工業 国が存在しなかったため、海外との国際分業が、 加工貿易を中心とする垂直分業の形をとっていた 。
国際分業とは、二つに分けられる
垂直的国際分業 先進国と開発途上国の間で、工 業
製品と一次産品
米・小麦・綿花・石油など第一次産業の生産物。
水平的国際産業 先進国間における工業製品
日本の長期的な輸出構造の変化
自由貿易協定
自由貿易協定 ( FTA ) 二国間あるいは地域間 における相互物品の関税やサービス貿易の障壁を 実質的に撤廃する国際協定
北米自由貿易協定 ( NAFTA ) カナダ、アメ リカ、メキシコの間おいて関税の実質的な撤廃と その他の自由化措置を盛り込んだ協定
日本政府
WTOとGATT
GATT 「関税及び貿易に関する一般協定」の略称 1947年 ジュネーブで調印
1948 年 発行
1955 年 日本 加盟
WTO ( 世界貿易機構 )
1995 年設立
拡大する国際貿易環境に対応すべく、GATTはその 前
身である。
関税や輸出入規制など貿易上の障害を排除し、自由かつ
国際収支とは
国際収支ある国が外国と行うあらゆる経済的取引を一定期 間について体系的に分類して記憶したもの
経常収支・資本収支など
経常収支には
貿易収支 ( 財の取引、輸出と輸入の流れ ) サービス収支 ( 運賃、旅行などのサービス
収支 )
所得収支 ( 投資収益の受け渡しなど ) 経常移転収支 ( 無償資金協力、国際機関の
分担金 )
資本収支
投資収支とその他の資本収支からなる。
投資収支
直接投資、証券投資 ( 株式や債券 ) 、その他投 資 ( 貿易信用など )
その他の資本収支
経常収支=貿易収支 + 貿易外収支 + 経常移転収支
経常収支+資本収支=誤差脱漏 ( ごさだつろう )+ 外貨 準備の増減
貿易収支=輸出-輸入
貿易外収支=サービス収支+所得収支(利子・配当所 得)
GDPとGNP
国内総生産(GDP)
国内(領土内)で 1 年間( 1 単位期間)に新たに生産され た財・サービスの付加価値の合計のこと。
日本の国内総生産(GDP)の約 60 %は、個人消費 (個々の家計の消費)が占めています
GDP= 消費+投資+輸出-輸入
=付加価値の合計
各企業の生産活動によって、商品(製品)に新たに付け加 えられた価値という意味で、製品の販売額から原材料費
を差し引いた儲(もう)けの部分のことを表します。 付加価値は、利潤(営業余剰)と賃金(雇用者報酬)を
国民総生産 ( GNP )
一定期間内(通常は一年間)に生産した物を市場価 格で評価した値から、中間生産物を差し引いて求 まる値。
原則として、国内または海外を問わず、日本国民に より生産された生産額の総計
GNP=GDP + 所得収支
中間生産物とは