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平成 22 年度第1回市民参加推進会議 議事概要
■ 日 時:平成 22 年 7 月 2 日( 金) 18 時 30 分∼20 時 00 分
■ 場 所:第 3 庁舎 第 2 会議室
■ 出席者:奥村会長、三浦委員、芦田委員、横山委員、六本木委員、城戸委員
■ 事務局:中山公室長、金子次長、永井課長、高柳係長、斎藤副主査
■ 議事次第:
(1)開会
(2)市長公室長あいさつ
(3)会長あいさつ
(4)討議
・平成 21 年度市民参加、協働事業実績報告
・協働事業提案制度について
(5)閉会
■ 議事概要:
(1)開会
(2)市長公室長あいさつ( 要旨)
・これからのまちづくりは、市民、地域との協働が重要である。平成 21 年度に策定した「協働 のガイドラインに則り、これまでの市民参加施策に加えて、協働施策を推進していく。その総 合調整を図るために、今年度、市長公室に協働推進課を新設した。
・今後の市民参加、協働施策については、本日の議題である「協働事業提案制度」を創設し、次 年度事業実施を目指す。また、協働の担い手を育成する「市民大学」と「市民活動センター」 とも連携を図っていきたい。
(3)会長あいさつ
(4)討議
【平成 21 年度市民参加・協働事業実績報告について】
■ 事務局説明
・協働のガイドライン策定に伴い、市民参加方法や協働の事業形態を見直し、実績報告書の様 式も改めた。
・市民参加事業 142 事業、協働事業 289 事業。合計 431 事業であった。だが、1 つの事業で複数 の事業方法を行ったものはダブルカウントしているので、総事業件数は、412 事業。
・事業内容については、資料のとおり。
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■ 主な意見
委員:実績報告から「公園里親制度」が無くなっているが、なぜか。 事務局:事業協力の中に含めた。項目 316 番に掲載している。
委員:以前、公園里親制度が広報うらやすで紹介されていたが、団体は、市と協働していると いう意識が薄い。
委員:公園里親制度は、立派な協働事業だと思う。これまで、協働という意識が双方でなかっ ただけで、今後、『協働』を PR していけば良いのでは。
委員:報告は各課から挙がってきたものだとは思うが、事業概要の中で、言葉や数字で統一さ れていない事業がいくつかあった。統一した方が良いのでは。
事務局:公表するまでに修正しておく。
委員:協働補助の件数が多い気がするが、総額でどのくらいか。
事務局:資料がないので、今は答えられない(21 年度協働補助額:2, 368, 299 千円)。 委員:市の総事業に対する、市民参加・協働事業の占める割合はどの程度なのか。
事務局:市の事業は、約 900 事業あるが、「事業」の捉え方が異なるので割合は出しづらい。
【協働事業提案制度について】
■ 事務局説明
・制度については、まだ ( 案)のレベル。
・案作成までに、内部及び外部とヒアリングを実施した。外部については、3 名の有識者と市 内のまちづくり活動団体の代表者 5 名と制度設計にあたり、個別に意見を伺った。また、内 部では、市民活動補助金制度との関係から、市民活動推進課と調整。素案を市民参加推進検 討委員会で議論した。
・行政提案のテーマについては、平成 21 年度に実施した市民意識調査の結果、施策の重要度 が最上位であり、現状評価となる満足度は低かった。優先して取り組んで行かなければなら ない行政課題と考え、テーマとして設定した。
・その他、要項案に沿って説明。
・スケジュールは、8 月 1 日に広報うらやす及び市ホームページで制度の事前周知。8 月 23 日 に協働講演会を予定している。そこでも周知はする。
9 月 1 日から 1 ヶ月間募集、9 月 4 日に市民説明会を予定している。
■ 欠席委員の意見を事務局より報告
・行政提案のテーマは、どのように決まったのか。
・協働事業提案制度は、市役所だけのペースで進んでいるように思う。委員に内容が知らされ ておらず、急な審議で難しい。
・協働の推進を担う市民大学では、協働に応じたカリキュラムが組まれていない。現在、カリ キュラム研究委員会が出来て、協働の研究検討を始めたばかり。この 9 月に協働事業提案制
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度を始めてしまうのは、一方的ではないか。講座、講師、アドバイザーを協働推進課で検討 し、学生が制度設計に参加出来るような形をとってからでも遅くはないのではないか。
■ 主な意見
事務局:要項案の策定及び行政からのテーマ設定については、先ほど説明したとおり。 会長:平成 21 年度の第 5 回、第 6 回の市民参加推進会議で、協働事業提案制度の仕組みや方
向性などについて議論した。固まった案を見るのは今回が初めてとなる。 制度全般について、委員の皆さんから、意見をいただきたい。
○ 市民大学との連携について
委員:市民大学は、制度設計をする場ではなく、協働の担い手を育てるところである。協働の 制度設計は市民大学の役割ではない。それをきちんと市は、伝えるべきである。 委員:協働事業選考委員会に、市民大学枠を設けてはどうか。
委員:市民大学の位置づけが見えてこない。協働の担い手を育成しているという事は、市民活 動の担い手を育成しているという事ではないか。
委員:市民大学では、担い手づくりの他にコーディネーターづくりも必要ではないか。 委員:コーディネーターづくりと制度設計は別だと思う。
委員:市民大学は、協働に特化していくべきではない。
委員:協働の担い手を育成するのに、早いも遅いも無いと思う。提案制度は提案制度で進めて いくべきではないか。
委員:市民大学は、制度設計から入る必要はないと思う。また、提案制度が出来てからでも、 市民大学との連携は遅くはないのでないか。
会長:制度創設後も改善して行くことは、可能と思われる。その際に検討することも出来るの では。
○ 市が負担する経費について
委員:市が負担する経費について、まちづくり活動団体提案部門と行政提案部門で金額に差異 があるが、市民にきちんと説明できるようにしておくべき。
委員:予算総額は、どの程度か。 事務局:未定である。
委員:行政提案で、既存事業を出すことで事業コストが削減されると思うが、既存事業を出す 予定はあるのか。
事務局:今後、検討していく。
委員:議会での予算成立で、確定と記載されているが、否決されることはあるのか。
会長:地方自治は、ニ元代表制による間接民主主義であるが、市民参加協働は直接民主主義に 近い。そこに軋轢が生じることはあるかもしれない。
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事務局:補助金交付の是非については、最近議会でも取り上げられている。
○ スケジュールについて
委員:9 月 1 日からの募集で、4 日の説明会では遅い。募集前に実施するか、募集を説明会の 後にするかできないか。
事務局:4 日の説明会は、現案どおり実施したい。事前周知や要項の配布時期は検討したい。
○ 事業の評価・選考について
委員:事業実施後の中間報告は、どうしていくのか。何らかの形で、ケアして行った方が良い のでは。
事務局:中間報告は行った方が良いと考えているが、具体的にはまだイメージが出来ていない。 委員:選考の審査は厳しくなりがちだが、団体育成という側面も意識して欲しい。
事務局:より良い提案を多く採択していきたいと考えている。そして、協働推進課は行政側の 意識を変えていく、市民大学は協働の担い手を育成する。市民活動推進課は団体を育 成していく。
会長:他に意見が無ければ、閉会にしたい。ありがとうございました。
市長公室長:最後になるが、第 3 期市民参加推進会議の任期は、この 9 月で満了となり、恐ら く本日が最後の会議となる。メンバーの中には、協働のガイドライン策定の際に、 ワーキング会議の委員としてもご尽力いただき、大変感謝している。
今後も、本市の市民参加協働の推進に向け、ご協力をお願いしたい。
以上