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いけだ・かんきょうレポート2011

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Academic year: 2018

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  〜 いけだ・かんきょうレポート2011 目次 〜

TOPICS( トピックス ) --- 1 Ⅰ.新環境基本計画の概要 --- 2 Ⅱ.環境目標の達成度 --- 3 Ⅲ.各分野の現状と主な取り組み --- 5

  1.ともに学びあい、行動しよう --- 5   2.未来の子どもたちのために地球温暖化を防ごう --- 9

  3.環境にやさしい循環型都市をめざそう ---13

  4.豊かな自然を守り、育てよう ---17

  5.人にやさしいまちづくりを進めよう ---19

Ⅳ.かんきょうレポートによせて ---21

いけだ・かんきょうレポートとは

 この「かんきょうレポート」では、池田市内 の環境の取り組みを報告しています。ここで報 告するのは、行政の取り組みだけでなく、市民 や市内の企業によるものも含まれます。  この報告を通じて、より多くの方に市内の取 り組みを知っていただくこと、もっとたくさん の方に環境の取り組みを広めること、新環境基 本計画の取り組みが進んでいるかどうかを見直 して、よりよい取り組みにつなげることなどを 目的に発行しているものです。(この報告書の作 成は、新環境基本計画で定められています。)

1

T OPI CS

 ●

カーシェアリング

が始まりました( 11p )

 

 ●

充電スタンド

設置しました( 11p )

 ●

太陽光市民共同発電所

ができました!( 10p )  

 ●

非住宅用

太陽光発電システムの

設置補助

制度開始!( 9p )

 ●

環境部

が出来ました !

自治体の環境施策と国の進める環境施策をうまくリンクさせて、 環境教育という面でもトップランナーをめざすなど、さまざまな 環境施策に対する取り組みを強化するため新たに「環境部」を設 けました。

※行政や市民、事業者の取り組みについては 2011 年度を中心に記載していますが、エネル ギー計算などの統計値については、把握可能 な最新年度の数値を使用してい

ます。

環境指標

(計画) 方針、目標の設定

行動計画の策定 (見直し)

不適応部分の見直し 目標、計画の修正

評価 環境保全審議会 (市民・事業 ・ ) 環境 さ い 動推進

(点検) 実施状況 成果の点検

(実施) 行動計画の実施

継続的な改善

20 年後(2030 年度) 環境目標像の実現 20 年後(2030 年度)

環境目標像の実現 10 年後(2020 年度)

新計画の目標

Plan

Action Do

Check いけだ・かんきょうレポート

( )

5年後(2015 年度) 中間見直し

(3)

 

2

循環型都市をめざそう

 ●知って考え伝えよう

   ごみの行方と池田の行方

 ●水を大切にし、

  水のめぐみに育まれるまち

やさしさの

あふれるまち・池田にしよう

   ゆたかな自然を楽しもう

●さまざまな生き物たちが身近に息づくまちに

●豊かな自然を楽しむ 五月山

●季節の移ろいを五感で感じる みどりのまち

●取り戻そう 親しめる 水辺空間

自然

環境学習

●ユニバーサルデザインを

 とり入れたまち

●川と緑が育む文化と歴史のまち

●にぎわいが笑顔をつくるまち

●健康で安心して子どもを生み

 育てられるまち

循環

 境

  目

   標

    像

 境

  目

   標

    像

温暖化を防ごう

●自然エネルギーを取り入れて

 化石エネルギー使用量を  半減するまちをめざそう

地球温暖化防止

ともに学びあおう

 ●みずから学び考え人の輪を広げよう

 ●次代を担う人材を育てよう

 ●環境学習からもうかる商いをつくろう

やさしいまち

4 広域連携による環境保全活動の推進 2 学校園における取り組みの推進 1 省エネ社会の実現による

  温室効果ガスの削減

基礎となる分野

1「ともに学びあい、

行動しよう」

省エネ・新エネに関する分野

 2「未来の子どもたちのために

   地球温暖化を防ごう」

水環境やごみに関する分野

3「環境にやさしい

 循環型都市をめざそう」

自然に関する分野

4「豊かな自然を守り、

 育てよう」

文化や福祉、健康に暮らせる環境に関する分野

5「人にやさしいまちづくりを進めよう」

1 市民・事業者の取り組みの推進

3 パートナーシップによる行動推進

2 水循環の保全 2 五月山のみどりの保全と活用3 水辺の保全と活用 4 生物多様性の保全

1 池田らしい文化・   景観の保全と創出

3 健康で安心して暮らせる   まちづくり

2 新エネルギーの普及促進   による温暖化の防止

1 ごみゼロ社会の推進 1 身近なみどりの保全と創造

2 だれもがいきいきと   暮らせるまちづくり

: 取り組みの柱

3 エネルギー効率の良い   まちづくり

 環境目標像の実現に向け、 取り組みの柱および重点的な 取り組みを設定しています。

(4)

 ④市内の事業系ごみ排出量

 前年度から 119 トン(1.2% ) 減って 9,656 トンの 排出となりましたが、2020 年度の目標達成には 予断を許さない状況です。指定袋制度の改正に合 わせてクリーンセンターへの持込ごみ処理手数料 も改定され、2012 年度から新料金となりました。 これによって事業者がごみ収集業者に支払う料金 も増加するため、コスト削減意識の向上によって 排出の抑制が期待されます。

達成 状況

②市内の太陽光発電出力

 2009 年度から同程度の伸び率で増加していま すが、このままの伸び率では 2020 年度目標値の 半分程度の達成にとどまることが予測されます。  2012 年より、国の固定価格買い取り制度が始 まりました。市でも非住宅用太陽光発電にも補助 を拡充するなど施策の充実を図ることによって、 さらなる普及をめざします。

達成 状況

 ③市内のごみ排出量

 前年度から 147 トン(0.4%)増加し、33,490 トン の排出となっています。2010 年度、2011 年度と も 2008 年度比の約4%の削減にとどまっており、 このまま推移すれば、2020 年度の目標達成は困 難な見込みです。

 2012 年度からは指定袋制度を改正し、全量有 料化が始まっています。新制度による更なる減量 化が期待できます。

達成 状況

①市内の温室効果ガス排出量

 池田市内の 2010 年度 CO2排出量は、454,583 トンで基準年 (1999 年度 ) に比べると約 23.7%の 削減となりました。前年度との比較では概ね家庭 部門で 9,000 トン、業務部門で 4,800 トン、産業部門 で 800 トン増加し、全体で 13,500 トン (3.0% ) 増加 しました。

 排出量が増加している家庭部門、業務部門で省 エネや太陽光発電設置などを進めていく必要があ ります。

達成 状況

Ⅱ.環境目標の達成度

12,000 kWをめざす! 目標は、ー 30%!

ー 20%をめざす! ー 20%をめざす!

2011 年度

1,949kW

2010 年度ー23.

2011 年度

-4.0%

2011 年度

-9.2%

新環境基本計画で設定した8つの目標に対する 2011 年度の目標達成状況は次のとおりです。

ごみ排出量の推移

39,286 38,966 38,719 39,488 39,629 39,421 41,853 36,198 35,993 34,937 33,989 33,343 33,490 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度) ごみ量(トン)

清掃活動によるごみなど 事業系ごみ量

家庭系ごみ量(集団回収含む) (ごみ削減目標)

市内の太陽光発電出力

1,032 1,415

1,949

0 20 40 60 80 100%

09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 2020 (年度)

事業系ごみ排出量の推移

0 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度) 事業系ごみ量

(トン)

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 事業者1件1日 あたり排出量 (kg)

事業系ごみ量 (事業系ごみ削減目標)

事業者1件1日あたり事業系ごみ ※うるう年考慮

市内CO2の排出量の推移

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 (年度) (t-CO2)

ごみ 運輸・交通 民生業務

民生家庭 産業

削減目標

2010年度 市内の部門別CO2排出量

22%

24% 16% 32%

(5)

 

 ⑤市内のリサイクル率

 前年度から 10 トン減って 3,867 トンの資源回収と なっています。過去 10 年にわたり 10 ~ 15%の 間で推移しており、このままでは 2020 年度の目 標達成は厳しい状況です。

 指定袋制度の改正に合わせて、カップ麺や詰め 替え用ボトルのリサイクルが始まっており、これ により 2012 年度から回収量の増加が期待されま すが、目標達成には更なる分別・リサイクル品目 の増加や分別徹底を進める必要があります。

達成 状況

⑥市内のまちの緑被率

市街地の実質的な緑の総量を測ることを目的に、 空中写真の解析へと手法を変え、2010 年度に池 田市独自で調査し 20.1%であることを把握しまし た。減少傾向にある「まちの緑被率(市街化区域 の緑被率)」20%の維持が目標です。

 一定規模以上の開発にあたっては緑化協定を、 風致地区では基準の遵守により緑被率 20%以上を 保つよう努めるとともに、みどりの風促進事業や 花いっぱい運動なども推進し、緑豊かなまちづく りをすすめていきます。

達成 状況

⑧市内の生物多様性を示す指標

 この目標値については、まず、池田市の「生物 多様性地域戦略を策定し、設定する」こととして います。そのために、生物多様性に関する情報収 集や啓発、調査研究などを市民団体と協働で行っ ています。

 五月山や猪名川に代表される池田の固有の自然 資源や風土をまもり、はぐくみ、生き物にとって すみ心地の良いまちにな

るよう、多様な角度から 調査研究を進めることが 必要です。

達成 状況

 ⑦市内のまちかどの緑視率調査地点数

 2010 年度に全市的調査を行った「200 地点」 を 5 年間で網羅することが目標です。

 2011 年度は細河小学校区、呉服小学校区内の 全ての調査地点(39 地点)を撮影し、1 ヵ年分の 目標である 40 地点をほぼ達成しました。

 緑視率の分析は、両校へ出前講座を行って児童 自らが緑視率を算出しました。呉服小学校では平 均緑視率が 13.1% (2010 年度 13.6% ) でした。

達成 状況

1年に 40 地点実施する! 地域戦略をつくって取り組む!

20%以上をキープする!

→緑が増えた 緑が減った←

1 年分 2 年分 3 年分 4 年分 5 年分 準備→ 策定 運用→

リサイクル率は 20%!

2011 年度11.5% 2010 年度

20.1%

2011 年度

39 地点

リサイクル率の推移

0 5 10 15 20

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (%)

(年度) 目標値

対象区域面積

( 万㎡ ) 緑被面積( 万㎡ ) 緑被率(% ) 市全体 2,209 1,188.8 53.8 市街化区域 1,088 219.2 20.1 市街化調整区域 1,121 969.6 86.5

(6)

 1.ともに学びあい、行動しよう

Ⅲ.各分野の現状と主な取り組み

重点的な取り組み「パートナーシップによる行動推進」

 池田市では、市民・市民団体、事業者、行政のパートナーシップ体制のもと、環境への取り組みを 進めています。2011 年度は、ふくまるカーシェアリング事業(P11 参照)が始動し、また関西大学 政策創造学部、NPO いけだエコスタッフとの協働で出前授業を実施するなど、新たなパートナーシッ プが構築されました。また、太陽光市民共同発電所第1号「ふくまるの家」(P10 参照)が池田駅前に 完成し、市民、事業者の取り組みの成果が形となりました。

この分野での指標や取り組み

子ども環境基本計画・出前授業

( 緑丘小、関西大学、NPO いけだエコスタッフ、池田市 )

 緑丘小学校 4 年生を対象として、NPO いけだ エコスタッフの協力のもと、関西大学政策創造学 部・橋口先生とゼミの学生が講師となって、全 6 回の出前授業を実施しました。

 グループごとに「節水」「ごみ減量」「廃油回収」 「給食残飯の減量」「節電」の5テーマに合わせ、 それぞれ推進方法などを模索しながら学校内で取 り組みました。その成果は模造紙にまとめ、校内 発表会やエコミュージアムで開催したエコ活動報 告会で発表しました。

環境出前講座

( 秦野小、神田小、万寿荘、池田市 )

 小学校等の希望に応じて環境出前講座を実施し ています。

 秦野小学校5年生を対象とした環境授業や軽費 老人ホーム万寿荘での環境講演会の他、星の専門 家を招いてスターウォッチングも実施しました。

(7)

 

 1.ともに学びあい、行動しよう

緑視調査出前授業

( 細河小、呉服小、池田市 )

 みどりの役割を知り、身近なみどりに関心を持 つことによって、自然を大切にする心を育むこと を目的とし、細河小学校 4 年生、呉服小学校 5 年 生を対象に実施しました。校区の約 20 地点約 60 枚の写真から、緑の量を計測し、緑視率を調べま した。

2011 NEW

池田市環境 環境 さ い

(8)

小学生のボランティア活動

(池田小、エコミュージアム)

  池 田 小 学 校 6 年 生・24 名 が 2011 年 6 月 ~ 2012 年 2 月までエコミュージアムでボランティ ア活動を行いました。サカエマチ商店街の清掃 やリユースショップの整理整頓、ペットボトル・ キャップの仕分けや来館者への接客などの活動を 通じ、まちと物を大切にすることや人とのコミュ ニケーションについて学びました。最後には自ら 企画をたててリユース品や手作りリサイクル品の 販売を行ったり、美化ポスターを作成したりしま した。

エコミュージアム講座への参加者

 エコミュージアムでは、余り生地や不用品をリ サイクルした季節の小物作りや、ハーブや植物の 活用法など、様々な環境にやさしい講座を開催し ています。2011 年度も多くの参加者があり、環 境にやさしい知恵を学びました。

事業者による環境講座

( 大阪ガス、関西電力、各小学校、池田市 )

 事業者の社会貢献活動の一環として、環境出前 授業や施設見学を実施していただきました。  エネルギーの効率的な使い方や、手回し発電器 での発電体験など、エネルギーや地球温暖化につ いて学びました。

 ●地球に優しいラーメン作りセミナー        (大阪ガス)   実施校:池田小学校、細河小学校、       秦野小学校、北豊島小学校  ●出前教室・発電所見学(関西電力)   実施校:池田小学校、細河小学校、       秦野小学校、北豊島小学校、       呉服小学校、石橋小学校、       五月丘小学校、石橋南小学校、       緑丘小学校、伏尾台小学校

  参加者数 開催回数

2009 年度 77 人 11 回

2010 年度 203 人 23 回

(9)

 

次のステップに向けて

 池田市では、多くの事業を市民、事業者、行政のパートナーシップのもと進めてきており、今 後も、事業者間や学校園などの新たなネットワークづくりに取り組み、様々な事業をパートナー シップで進めていきます。

 また、環境学習を計画的に進めていくため、関係各者とそのあり方を検討しながら、環境学 習方針づくりを進めます。

とよす ( 株 )

◆米菓製造販売の会社 ◆従業員数 230 名

○毎月の会議で現場からの提案を吸い上げ、 エネルギー・ごみ減量に活かしている。 昨年は焼き釜の隙間を埋める提案による ガス消費量を低減した。

○高温の生産現場ではスポットクーラーを 利用。出入りの際の扉の開閉時間管理で 冷房効率を高め、空調温度を随時確認し て適正温度を保っている。

○生産計画と販売計画の整合を図り、返品 商品の削減に努めている。

○エネルギー使用量の前年比較や空調設定 適正化ポスターを掲示して啓発。

○灯油ボイラーをガスボイラーに変更し効 率を高めている。

○ごみ減量目標を設定して、削減に努めて いる。紙ごみは機密書類のリサイクル、 分別の徹底でリサイクル率 100%。

いけだ環境トップランナー顕彰事業

(池田市、池田市環境保全審議会、エコミュージアム)

 事業者の環境活動を支援することを目的に、優 れた環境の取り組みを行っている市内事業者を表 彰しています。

 2 回目を迎えた 2011 年度はメールマガジン「い けだ環境トップランナー通信(※)」に登録してい る 67 社にアンケートを実施し、その調査結果を もとに環境保全審議会が選考しました。

 今回は環境マネジメントの実施などの取り組み が高く評価された「大阪航空燃料輸送 ( 株 )」と 「とよす ( 株 )」の 2 社が「環境トップランナー賞」

として選定され、市長から表彰されました。

〜受賞企業の主な取り組み〜

大阪航空燃料輸送 ( 株 ) 大阪営業所 ◆航空燃料のローリー輸送会社 ◆従業員数 9 名

○環境マネジメントシステム「グリーン経 営認証」の取得で取り組みが進展。 ○この計画にもとづき、ごみ量・エネルギー

量の把握と経年比較、目標設定、各種会 議の設置やグループミーティング、社員 教育などを実施し改善に努めている。 ○燃費目標を設定しデジタルタコグラフを

活用した燃費削減、ドライバーの燃費グ ラフ等の掲示と改善教育を行っている。 ○廃油、廃タイヤのリサイクル処理を行っ

ている。

( ※ )2011 年 12 月 27 日に創刊したメールマガジン。 市で収集した助成やセミナー情報をエコミュージア ムから配信しており、2012 年 6 月現在約 45 通を 数えます。

(10)

 2.未来の子どもたちのために地球温暖化を防ごう

重点的な取り組み「エネルギー効率の良いまちづくり」

 2012 年 7 月に改定された「池田市都市計画マスタープラン」では「“生活圏”を中心としたコンパク トな都市構造」、「池田の良好な資源をいかした景観・環境まちづくり」が都市づくりの力点として盛り 込まれました。低炭素社会の推進に向けた各種指標・データの収集・検討と、中長期的な都市づくりの あり方について研究することとしています。

この分野での指標や取り組み

気温と猛暑日

 2011 年 度 は、 最 高 気 温 36.4 ℃、 平 均 気 温 16.2 ℃、 最 低 気 温 -5.5 ℃、 猛 暑 日 ( 最 高 気 温 が 35℃を超える日 ) の日数は 13 日でした。 池田 市の市街地にもっとも近い気象庁の観測所(大阪 空港測候所)の観測開始からの約 35 年分の観測 データをみると、気温はゆるやかに上昇する傾向 が見られます。また、猛暑日がこの 16 年間毎年 発生しています。

池田市内の太陽光発電設置数

 市の設置費補助制度のほか、国の補助金制度や 余剰電力買取制度などにより、2010 年度に比べ 2011 年度は 139 軒増加しました。市内の設置軒 数は 576 軒となっています。

住宅用太陽光発電システムの設置費補助件数

 2008 年度から住宅用太陽光発電システムの設 置に対して補助金を交付しています。補助金額は 出力 1kW あたり 25,000 円(上限 10 万円※)です。  2011 年度は 130 件、合計 528.95kWh の太陽 光発電システムに補助金を交付しており、年々増 加しています。(※ 2012 年度より上限 12.5 万円に変更)

住宅用太陽光発電システム設置費補助金の上

限額引上げと非住宅用太陽光発電システム設

置費補助制度の創設

 2012 年度より、住宅用太陽光発電システムの 設置規模の増大に対応するため、補助金上限額 を 100,000 円から 125,000 円に引き上げまし た。また、新たに非住宅用(事業所や工場等)の 太陽光発電システム設置に対しても補助金(出力 1kW あたり 25,000 円(上限 25 万円))を交付し、 更なる普及に努めています。

気温と猛暑日

1 13

0 040 79

12

3 1 0 0

15 5 0 1 21 16 8

0 14 161716 6 15 8 151619 6 30 13 -10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

77 80 85 90 95 00 05 2011 気温(℃)

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 猛暑日数(日) 猛暑日の日数

日平均

最高気温 最低気温

豊中市蛍池西町 大阪空港測候所観測データ ( 年度 )

池田市内の太陽光発電設置軒数

1 2 7 10 22 32 68 104131 164195 224255 321 437 576

1 1 5 3 12 10 36 36 27 33 31 29 31 66 116139 0 100 200 300 400 500 600

96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011(年度) (軒)

綬計設置軒数 設置軒数

住宅用太陽光発電システム補助件数

2.82 3.02 3.56 4.07

0 20 40 60 80 100 120 140

2008 2009 2010 2011

(件)

(年度)0 100 200 300 400 500 600 (kW)

新築住宅 築住宅 1件あたり平均出力 住宅合計出力

(11)

 

 2.未来の子どもたちのために地球温暖化を防ごう

太陽光市民共同発電所・第1号「ふくまるの家」

(池田新エネ推進協議会、エコミュージアム、池田市 )

 

2012 年1月、池田市初の太陽光市民共同発電所が 池田駅前てるてる広場に設置されました。この取り組 みは、2008 年に策定した「池田市地域新エネルギービ ジョン」に基づき、市民・事業者・行政が協働で進め てきたものです。設置費用の大半は、エコミュージア ムのリユースショップやいけだ環境お買い物券「iKeco (いけこ)」で売り上げた資金が充てられています。

 また、この 1 号機の完成に合わせて記念式典と普及 啓発イベントを開催しました。「iKeco」加盟店による 飲食やマッサージなどの出店、ふくまるくん&ふくま るちゃんとの記念撮影会、ステージイベントなどが行 われ、リユース食器を使用したごみ削減の取り組みも あり約 400 名が参加しました。

 今後も、新たな太陽光市民共同発電所の設置を進め、 温室効果ガスの排出削減を図ります。

池田・府市合同庁舎のエネルギー使用量と節電

 2011 年度の市役所での電気使用量は、前年度と 比較し 108,474kWh 削減し 1,520,288kWh、ガ ス使用料も 14,370m3削減し 99,703m3となりま

した。

 2011 年度は全国的に節電の取り組みが求めら れ、池田市でも照明の間引きや消灯の徹底、エレ ベーターの稼働台数削減などに取り組みました。

2011 NEW

■ iKeco って何?■

  池田市のお店(加盟店)で使えるお買い物券(クーポン券) です。この売上金は、太陽光市民共同発電所の設置に役立て られます。

■どこで手に入るの?■

 池田のお店(加盟店)で 1,000 円で購入できます。

 1,000 円で購入した iKeco は、1,100 円分に相当し、100 円 おトク!現在 49 件が加盟しています。

池田市役所のエネルギー使用量

1,852

1,599 1,6871,6021,5871,6291,520 1,861

1,639

1,545

143 152

122 127

103 107 93 96 114100

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000

02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 電気使用量

(MWh)

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

(年度) ガス使用量

(千m3)

電気使用量 ガス使用量

使うだけで環境貢献につながる! いけだ環境お買い物券「i

い け こ

Keco」

 詳しくは→ http://ikeda-ecomuseum.org/ikeco.html

(12)

2011 NEW

エコ機能を備えた池田市上下水道部の新庁舎

がオープン

( 池田市 )

 上水道部門と下水道部門の集約・合理化と利 用者の利便性、防災機能の向上を目的として、 2011 年 10 月に池田市上下水道庁舎を建設しま した。建設に伴い、屋上緑化のほか太陽光パネル で電力をまかなうと共に、雨水を貯めてトイレの 洗浄水や植栽への散水に活用するなど、環境配慮 型の庁舎としました。

電気自動車用充電スタンド設置

( 池田市 )

 電気自動車の普及や多様なエネルギー源による 車両の確保を目的として、池田・府市合同庁舎駐 車場へ電気自動車用充電スタンドを設置しまし た。充電スタンドは無料でご利用いただけますが、 事前の予約が必要となります。(2012 年 7 月現 在)

2011 NEW

 

 〈エコ機能一覧〉

  太陽光パネル (8kW)、 雨水貯留タンク (20m3)、   屋上緑化 (80m2)、断熱エコガラス、個別空調、   人感センサー付照明 ( トイレ・階段 )、

  LED 照明 ( 通路 )、調光型照明 ( 執務室 )

ふくまるカーシェアリング事業

(池田市、タイムズ 24 ( 株 )、ダイハツ工業 ( 株 ))

 池田市はダイハツ工業 ( 株 ) から提供を受けた 車両を活用し、タイムズ 24 ( 株 ) と協働で温暖化 防止を目的にカーシェアリング事業を実施してい ます。市が駐車場の確保や、会員募集の PR を行 い、タイムズ 24 ( 株 ) が運営を担当しています。  市民はカード発行料が無料となり、12 ヶ所の ステーションに配置した超低燃費車ミライースな ど 15 台のほか、全国のタイムズステーションが 利用できます。

 自治体が運営委託料を支出しないしくみで運営 していること、自治体が UR 都市機構の駐車場を 利用することなどで全国初の取り組みとなってい ます。2012 年 8 月末時点の会員数は個人 461 人、 法人 86 人、8 月の利用回数はそれぞれ 310 回、 23 回となっています。

2012 年

 1 月 17 日 車両 10 台、ステーション 9 ヶ所運用開始  4 月 10 日 車両 5 台、ステーション 3 ヶ所拡大

 4 月~ 6 月 法人キャンペーン実施

 5 月 市役所職員の公用利用開始

2011 NEW

会員数の推移

44

219 255 315

355

408 441

484 520 547

0 100 200 300 400 500 600

2 11年

11月 12月 2012年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 ※月末付近集計 (人)

(13)

 

次のステップに向けて

 都市計画マスタープラン及び新環境基本計画に基づき、まちづくり課等と連携して他都市での先 進事例収集や池田市の都市気候などの基礎調査などを進め、池田市の地域特性を活かしたエネル ギー効率の良いまちづくり、スマートシティについての研究を進めます。

2012 NEW 2012

NEW

街路灯の LED 化

(池田市)

 池田市内の街路灯は約 6,200 基ありますが、昭 和の時代に設置された消費電力が大きい器具も多 いため LED 灯への交換を進めています。20 Wの 蛍光灯は約 2,300 基あり、2012 年度はリース方 式により、この約半数 1,200 基を LED 灯に交換 します。これによって 1 年間に見込まれる削減量 は電力で 55,680kWh、CO2排出量で 17.3 トン(ガ

ソリン 7,464 リットル分)、電気料金で約 260 万円と なります。

都市計画マスタープランの改定

(池田市)

 都市計画マスタープランは、都市計画法の規定 に基づき定める「市町村の都市計画に関する基本 的な方針」であり、市の総合計画に対して“空間” 面から具体化を図る計画で、2012 年 7 月に改定 しました。

 都市づくりの 4 つの力点のうち、環境施策に深 く関係する内容として「“生活圏”を中心とした コンパクトな都市構造の形成」、「池田の良好な資 源をいかした景観・環境まちづくり」を盛り込み、 低炭素社会の推進に向けた各種指標・データの収 集・検討と、中長期的な都市づくりのあり方につ いての研究を行うこととしています。

住宅マスタープランの改定

(池田市)

 2012 年 3 月に「池田市住宅マスタープラン」 が改定されました。施策の展開方針として「環境 と健康にやさしい住まいと暮らし方の普及」が盛 り込まれ、住宅における再生可能エネルギーの活 用や省エネルギー性能の向上の推進、環境と健康 に配慮した住宅・住宅地の誘導を行うこととして います。

 また、成果指標として省エネ設備の設置件数を 設定し、2022 年度の件数増加をめざしています。

2011 NEW

(14)

 3.環境にやさしい循環型都市をめざそう

重点的な取り組み「ごみゼロ社会の推進」

 更なるごみ減量をめざして「家庭ごみ指定袋制度」を改正し、2012 年 4 月から実施しています。合 わせて「容器包装プラスチック(シャンプーなどの詰め替え用ボトルやカップ麺の容器など)」をトレ イ類に追加し、更なる分別を進めています。また、事業者のごみ減量に向けて「持込ごみ処理手数料」 も改定しました。

この分野での指標や取り組み

集団回収量

 再生可能な有価物を集団回収している団体に対 して、ごみの減量化の推進とともに、団体の育成 や市民のリサイクルに対する意識啓発を図ってい ます。

 2011 年度は、106 団体で約 1,911 トンの資源物 が回収されました。

生ごみ処理機の購入助成

 ごみの減量化と資源化を推進するため電気式生 ごみ処理機の購入にかかる費用の一部を助成して います。2011 年度は 10 件に合計 26 万 5 千円 を交付しました。

生ごみ処理機助成件数(綬積)

0 100 200 300 400 500 600 700 800

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度) (件)

118 179

236 267 286 318 455

561 610

652 675 687 697

天ぷら油回収量

1,540 3,211 3,420 3,879

3,571 3,070

3,264

0 2,000 4,000 6,000 8,000

2008 2009 2010 2011 (年度) ( )

(エコプラザ) エコミュージアム以 エコミュージアム

集団回収量と活動団体数

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度) 回収量(トン)

0 20 40 60 80 100 120 団体数(件)

紙パック アルミ

布 ダンボール

新 団体数

天ぷら油の回収

(15)

 

 3.環境にやさしい循環型都市をめざそう

衣類等の寄付

 エコミュージアムや市内小学校で寄付される 衣類等の点数は順調に伸びており、2011 年度は 75,582 点が寄付されました。

 寄付品は、エコミュージアムで販売し、その収 益を太陽光市民共同発電所の設置に活用していま す。

エコミュージアムで受けた寄付点数

24,355 57,799 75,582 0 20,000 40,000 60,000 80,000

2009 2010 2011 (年度) (点)

その他

小物 食器 衣類

※2009年度は7月以降の寄付点数

リユース食器のレンタル

 エコミュージアムでは、イベントやお祭りなど で使用できるリユース食器を貸し出しています。 2011 年度の貸出団体数は 12 団体、貸出回数は 19 回、貸出点数は 5,842 点となっています。イ ベントのごみ 0(ゼロ)をめざして、みなさんも ご利用ください。

  食 器 の レ ン タ ル は エ コ ミ ュ ー ジ ア ム (072-752-7711) へお問い合わせ下さい。  http://ikeda-ecomuseum.org/rental.html

リユース食器の貸出状況

0 5 10 15 20 25 30 35

2009 2010 2011 (年度) (団体、回)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 (点)

貸出団体数 貸出回数 貸出点数

エコミュージアムでのリサイクル品回収状況

0 100 200 300 400 500 600 700 800

2009 2010 2011 (年度 ) (kg)

ペットボトルのキャップ 空き プルトップ

※2009年度は7月以降の回収量

リサイクル品の各種回収

  (エコミュージアム、池田市友愛クラブ連合会、    池田市理容組合、東山作業所)

 エコミュージアムでは諸団体と連携してリサイ クル品の回収を行っています。

○割ばし:回収したものは池田市友愛クラブ連合 会が仕分けした後に王子製紙へ送られリサイク ルされています。

○プルトップ:回収したものは池田の理容組合が まとめてリサイクル業者へ引き渡しリサイクル されています。その引取り費用で車いすを購入 し寄贈する活動をされています。

○ペットボトル・キャップ:回収したものは東山 作業所にて仕分け・洗浄した後にリサイクル業 者へ引き渡し花材などにリサイクルされていま す。その引取り費用が東山作業所の活動資金に 活用されています。

(16)

2012 NEW

指定袋制度の改正

(池田市)

 更なるごみ減量を目的として「家庭ごみ指定袋 制度」を改正しました。無料配布をなくし、指定 袋の容量 10 リットルあたりの値段を 1 枚 20 円から 8 円に下げました。合わせて、燃えるごみとして 回収していた「容器包装プラスチック(シャンプー などの詰め替え用ボトルやカップ麺の容器など)」 をトレイ類に追加しました。

 また、事業者のごみ減量や他市からのごみ流入 対策として「持込ごみ処理手数料」も指定袋の料 金と近隣自治体における料金の整合性を図って 10kg あたり 40 円を 60 円に変更しました。

燃えるごみ用指定袋 変更前 変更後 10 リットル袋(10 枚巻) 200 円 80 円 20 リットル袋(5枚巻) 200 円 80 円 30 リットル袋(5枚巻) 300 円 120 円 40 リットル袋(5枚巻) 400 円 160 円 1リットルあたり  2円 0.8 円

緑丘小学校 4 年生のごみ減量の取り組み

(緑丘小、関西大学、NPO いけだエコスタッフ、池田市)

 緑丘小学校 4 年生が、学校のごみ量を種類ごと に調べて、どうすれば減らせるかを考えました。 そして「紙ごみ」と「給食の食べ残し」に着目して、 減量のための工夫を実践し、成果を上げました。

<紙ごみを減らす工夫>

・各学年に紙専用のリサイクル・ボックスを置いた ・紙を大事に使う方法をポスターで呼びかけた ・協力してくれたクラスにはオリジナルメモ帳にリ

サイクルしてプレゼント! <給食の食べ残しを減らす工夫>

・ポスターで食べ残しをなくすように呼びかけ ・きらいな物を残したらあまっている物をおかわり

するオリジナル・ルール

・食べ残しが半分くらいに減り、「給― 1」グランプ リで 1 位に!

クリーンセンターガイドブックの作成

       (池田市、JFE エンジニアリング ( 株 ))

 池田市で排出されるごみの行方や家庭での分別 の仕方、クリーンセンターの役割などが楽しく学 べ、3R の必要性を啓発する子ども向け環境学習 冊子を作成しました。

<ごみ減量化により見込まれる効果>

・池田市クリーンセンターの焼却炉の   延命化

・埋立地の延命化と環境負荷低減 ・温暖化ガス排出量の削減 ・ごみ処理関係費用の削減

・手数料収入による環境施策の推進 ・減量努力と費用負担の公平化

(17)

 

次のステップに向けて

 改正した指定袋制度の効果を検証しながら、更なる分別の推進や事業系ごみの排出削減などを 検討します。

雨水貯留タンクの設置助成

 2009 年度から雨水貯留タンクを設置される方 に購入価格の 2 分の 1(上限 30,000 円)を助成 しています。2011 年度は 15 件、合計容量 3,030 リットルが設置されました。

下水処理水を使って涼しく「池田 打ち水大作

戦 2011」

( 池田市、大阪府池田土木事務所 )

 昔からある暮らしの知恵「打ち水」の効果を体 験してもらうため、きれいになった下水処理水を 使って打ち水を行うイベントを実施しました。  当日は約 250 人の参加者に 10 分間打ち水をし てもらった結果、会場となった池田市役所正面玄 関前の温度は 36.4℃から 33.0℃に低下し、打ち 水の効果が実感できました。

雨水貯留タンク設置助成(綬積)

9 26 41

2,020

4,855

7,885

0 10 20 30 40 50

2009 2010 2011 (件)

(年度) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000( )

件数

容量

ごみ散乱防止ケージ助成

(池田市)

 鳥獣等による家庭用ごみの散乱を防止するた め、2012 年 5 月より、ごみステーションを適正 に管理することを目的として、ごみ散乱防止ケー ジを設置する個人や団体に対して、購入額の 3 分 の 2(上限 30,000 円)を助成しています。 *購入前申請で審査があり、先着順で予算がなくなった時点

で終了します。

2012 NEW

(18)

 4.豊かな自然を守り、育てよう

重点的な取り組み「身近な緑の保全と創造」

  緊急雇用対策の里山保全整備事業にて、五月山を整備して新たな生物を呼び、自然豊かな里山にする ことをめざしています。市街地については、花いっぱい運動や大阪府の『みどりの風促進区域』を利用 して、緑化に努めています。

この分野での指標や取り組み

山麓・山間緑地保全区域内の土地の購入

 2011 年度は、山麓・山間部の土地の購入また は寄付はありませんでした。ひきつづき、五月山 の緑地の保全に努めていきます。

緑化協定、緑化計画

 開発面積は前年度よりも大きくなりましたが、 例年通り 20%以上の緑化率を維持しています。 今後も開発事業者などと協力して、一定以上の緑 化面積を確保します。

花いっぱい運動

(池田市、市内 26 市民団体)

 公園などに草花を植え、緑や草花によるうるお いのある地域づくりに取り組む市民団体に、苗や 資材等を配布しています。

 2011 年度は市内 26 団体へ配布しました。花 いっぱい運動を通して、市民の方との協働による 環境の美化と緑豊かなまちづくりを進めていきます。

ナラ枯れ勉強会

(五月山グリーンエコー)

 北摂の山々を襲うカシノナガキクイムシ。この 全長5ミリ程の小さな昆虫が大きなカシ類の木に 入ってしまうと、その木は枯れてしまいます。全 国、特に東北地方では、枯れた木が電線を切った り、線路を塞いだりする被害が後を絶ちません。 箕面市まで迫ってきたこのナラ枯れは、みるみる うちに、池田の五月山に来るかもしれません。  五月山グリーンエコーでは5月にナラ枯れ被害 を食い止めようと活動されている箕面市のNPO 法人の方を招いて「ナラ枯れ勉強会」を実施し、 多くの団体の参加がありました。

市が購入した、または寄付を受けた面積(綬積)

17,515

69,593

86,734 90,881

148,687

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度) (m2

2012 NEW

◎ ナラ類集団枯損 ( ナラ枯れ ) とは?

・6月~8月頃に体長5㎜ほどのカシノナガキク イムシが、健全なナラ類の幹に穴を開けて内 部に入り産卵します。

・このとき、カシノナガキクイムシの体に付着し たナラ菌が内部に持ち込まれます。

・ナラ菌は木全体に広がり、通水が阻害された木 は衰弱し、やがて枯死してしまいます。 ・翌年6月頃、次世代の成虫が羽化・脱出し、近

くの健全な木に集中 ( 1本当たり2~3万匹 ) して穴を開けて入り込みます。

緑化協定・緑化計画にもとづく緑化(1,000m2以上)

15,406 10,171 187,247

6,279 5,855 2,043 5,672 25.6 26.2

49.7

29.7

21.9 20.2 20.3

0 10 20 30 40 50

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 (年度) (万m2)

0 10 20 30 40 50 (%)

開発面積(m2)

緑化面積(m2)

(19)

 

 4.豊かな自然を守り、育てよう

次のステップに向けて

 身近な自然にもっと親しみをもち、市民団体の活動やアドプトフォレスト制度(市民や 事業者等と連携して森づくりを進める制度)に関心をもってもらえるよう、今一度、緑化 行政を見直していきます。

みどりの風促進区域での活動

(荘園口東緑化推進委員会、大阪府)

 国道 176 号沿い(荘園口東交差点周辺)で、 季節を感じる樹木を植えて、地域と環境と景観づ くりが行われています。

 サザンカ・サルスベリ・ベニヤマザクラ・モミ ジ等の樹木を植え、新たに設立された荘園口東緑 化推進委員会の手で管理されています。

不要な園芸土の回収

(NPO 法人フラワーネットワーク・八重さくらの会、 豊島野公園活動グループ)

 池田市緑化推進委員会では 2009 年4月より、 高齢化社会に備え、お年寄り家族のお庭の不要 花木の引取り・不要用土の引取り、再生の事業に 取り組んでおり、2011 年からはその取り組みを NPO 法人が引き継ぎ、ほぼ毎月回収しています。 ( 主に毎月第 3 日曜日 )

 回収された用土は殺菌殺虫処理し、緩効性肥料 などを加えて花壇の土として再生利用しています。

都市計画マスタープランの改定

( 池田市 )

 五月山・猪名川に代表される自然豊かなイメー ジを伸長すべく、市街地における緑の保全・創出 や河川の保全・活用に取り組むこととし、五月山 景観保全条例の運用効果の検証、五月山の山林の 維持・管理を協働で進めるしくみづくりの検討(市 民緑地制度の活用など)、緑の基本計画の策定な どを進めることとしています。

<みどりの風促進区域>

*大阪府では、海と山をつなぐ「みどりの風の軸」をつくることとし、府域に 12 区域の「みどりの風促進区域」を指定、 区域内の緑化等の取り組みを重点的に進めており、池田市を横断する国道 176 号でも道路境界から 25 mの範囲では、 地域ぐるみの緑化プランづくり支援、プランに基づく植栽経費の補助が行われます。また民間企業から樹木の提供や各 種割引が受けられます。そのほか、緑視率 25%以上の建物に対して建ぺい率・容積率の緩和措置が受けられます。

2011 NEW

2012 NEW

音羽茶屋池田総本店 ふぐ好池田本店

(20)

 5.人にやさしいまちづくりを進めよう

重点的な取り組み「だれもがいきいきと暮らせるまちづくり」

 池田市では「自分たちのまちは自分たちでつくろう」を合言葉に 2007 年度より地域分権制度を実施 しています。2011 年度も地域からの提案をもとに街路灯増設やレクリエーションイベント、地域住民 が主体となったパトロール活動など、多くの事業が実施されました。

この分野での指標や取り組み

河川の水質

 猪名川・余野川など 6 つの河川で水質調査を実 施しています。2011 年度の猪名川の調査では、 水の汚れ具合の指標である BOD(生物化学的酸 素要求量)は 1.6mg/l で、環境基準値(2 mg/l 以下)を満たしていました。

桜の植樹

(NPO 細河みどりの郷)

 国道 423 号の整備に合わせ、久安寺川堤防に 桜 10 本を植樹し、細河散策道路の機能確保およ び地域の新名所作りに取り組みました。

竹炭焼き

(NPO 細河みどりの郷 ) 

 宝くじの販売促進 PR 助成金で炭焼釜一式を設 置しました。竹や木材を焼くことを通じて里山の 管理について学び、作成した炭は細河のお土産品 として細河みどりの郷などで販売されています。

都市計画マスタープランの改定

( 池田市 )

 池田市都市計画マスタープランが改定され、交 通ネットワークの維持や生活支援機能維持の観点 から、池田市交通バリアフリー基本構想の改定や 重点整備地区におけるバリアフリー化、生活拠点 近傍における歩道等の改修およびバリアフリー化 の促進が盛り込まれました。また、池田の個性を 活かした景観まちづくりのため、景観計画の策定 と景観条例の制定に向けた取り組みを進めること としています。

0 0.5 1 1.5 2 2.5 (mg/L)

02 03 04 05 06 07 08 09 10 2011 (年度)

BOD 環境基準

猪名川の水質

2012 NEW 2011

NEW

(21)

 

 5.人にやさしいまちづくりを進めよう

次のステップに向けて

 池田市には五月山や猪名川を中心として 豊かな自然・文化が育まれています。地域コ ミュニティ、環境団体、事業者など様々な 人々と共に、環境にやさしい取り組みが生活 文化として定着することをめざして、環境資 源を活かしたまちづくりを進めていきます。

環境基準達成率

 大気、水質、騒音などの環境測定を実施してい ます。2011 年度は環境基準が設定されている項 目のうち、47 ヶ所中 34 ヶ所で環境基準を達成し ています。

分類 測定項目 地点数測定 (ヶ所)

達成 地点数 (ヶ所)

未達成 地点数 (ヶ所)

環境基準 達成率 (%)

大気

二酸化窒素

(NO2) 3 3 0 100

浮遊粒子状

物質(SPM) 3 2 1 67

一酸化炭素

(CO) 2 2 0 100

光化学

オキシダント 1 0 1 0

水質 河川水 5 5 0 100

地下水 7 4 3 57

騒音 ・ 振動

一般環境

騒音 7 5 2 71

自動車騒音 6 2 4 33

航空機騒音 6 4 2 67

道路交通

振動 4 4 0 100

ダイオ キシン類

大気 1 1 0 100

河川水 1 1 0 100

底質 1 1 0 100

合計 47 34 13 72

凡例 大気 水質

騒音(一般環境騒音) 騒音(自動車騒音) 騒音(航空機騒音) 振動(自動車振動) ダイオキシン類

※地下水の調査地点(7 ヶ所)は個人所有の井戸水を使用 して調査を行っているため、図に記載していません。

公害規制事務の実施

( 池田市 )

 2011 年 10 月より大阪府から権限が移譲され、 池田市・箕面市・能勢町・豊能町 (2 市 2 町 ) で 共同処理センターを設け事務を行っています。池 田市は公害分野の幹事市としてボイラーや吹付塗 装施設などの設置審査や工場への立入指導など大 気汚染防止法、水質汚濁防止法等にかかる規制事 務を処理しています。

2011 NEW

1 環境学習・パートナーシップ まちづくり

(22)

Ⅳ.かんきょうレポートによせて

 大阪航空燃料輸送株式会社

        大阪営業所長 大矢 哲雄

 私は運送会社の管理者として 13 年になりますが、その短い期 間の中でも、環境に対する規制 や考え方は激変し、会社組織と しても、大きな意識改革が必要 でした。昨今では、安全と環境 については、企業活動を継続するうえで最重要課 題となっている事は言うまでもありません。  温室効果ガスによる地球温暖化による影響で、 南極の氷、氷河の融解による海面上昇や、生態系 の変化等、様々な環境破壊についての報道が頻繁 に伝えられています。今あらためて地球上や、又、 身近で発生する過去に例のない異常気象、それに 伴う災害を考えると、まさに一刻の猶予もないの が現状ではないかと思われます。

 さて、「いけだ・かんきょうレポート 2011」 では池田市の行政や地域が中心となり、様々な取 り組みが展開された結果、環境を思う気持ちとそ の絆が、地域全体に少しずつ浸透してきたのが感 じられます。以前、エコミュージアムで、小学生 の皆さんが、自分たちで考えた環境課題に取り組 む姿を見てすごく感動したのを思い出しました。 レポートからは、子供たちが地域や学校と一体に なり、環境活動を通じて楽しみながら知識を高め ていく様子を見て、ほっとする気持ちになりまし た。地域の環境は、そこで生活する方々の思いと、 創意工夫で高まっていくのだなと改めて実感した 思いです。

 レポートが「環境にやさしいまち池田」の情報 発信源としてその一翼を担うとともに、環境目標 像の実現を目指して、更に充実したものとなるよ う期待しています。

とよす株式会社 

  製造部 品質保全課長 眞田昌彦

 私は平成 12 年度に、池田市の米 菓の製造販売を行っている、とよす ㈱に入社いたしました。とよす㈱は、 池田市で昭和 21 年より米菓の製造 を行っており、今年で創業 110 周 年にあたります。

 そんな私が、池田市さんと深く関 係することになったのが、平成 13 年に「池田市民環 境大学」へ参加させていただき「池田市市民環境サポー ター」となったことがきっかけでした。当時、池田市 の環境にやさしい課や環境基本計画づくりを行ってい た公募市民「エコスタッフ」の方々と、我々が環境に 対して取り組めることはなんだろうか、今後の目標を どうしようかなど意見交換させていただいていたこと を非常に懐かしく感じております。また、そのような 機会を与えていただき、我々企業としても環境改善に 対する大きな荷を背負っていることと、私の個人的な 環境改善に対する認識の甘さについても再認識させて いただきました。

 常々、池田市の環境にやさしい課のご担当の方よ り「いけだ環境トップランナー通信」を頂き、我々が 取り組めることなどの参考とさせていただいておりま す。また、毎年発刊される「いけだ・かんきょうレポー ト」をはじめとする市の取り組み報告や、我々の環境 報告などの機会に継続して意見交換させていただいて おります。今年、平成 24 年には「池田市環境トップ ランナー賞」という賞も頂くことができました。ただ、 これまでの環境改善への取り組みは、未だ一部で永久 的に継続することですので、次なる取り組みへ無理な く、何が出来るか池田市さんはじめとする情報源を生 かしながら具体化していきたいと思います。

 今後の環境改善に向けて、我々の向かうべき方向は、 世間や地域の方々とは同じ方向であると思いますが、 まだまだ並走している距離に開きもあると思いますの で、そういった距離を池田市さんのサポートでもっと 近づけながら、お互いの更なる躍進に協力していけれ ばよいと考えております。

(23)

 

 みなさん、今年も「いけだ・かんきょうレポート」ができました。

 東日本大震災以降、自然エネルギーへの関心や普及の重要性がこれまで以上に高まっています。レポートを見ると、 本市が力を入れている太陽光発電の設置は伸びてはいるものの、まだまだ普及させていく必要があることが分かりま す。一方、駅前に太陽光市民共同発電所の第1号機「ふくまるの家」が設置できたことは大きな一歩と言えます。こ れを弾みに、太陽光発電の設置が戸建住宅や集合住宅、事業所など市内一円に広がるよう期待しています。

 また、池田市環境保全審議会から、今後は環境学習を重点的に進めていくべきとの考え方が示されました。そこで 教育関係者をはじめNPO や地域コミュニティ、事業者、行政など多方面からの参加を得て、池田版環境学習プログ ラムの確立をめざしていきます。

 自然エネルギーの普及や環境学習の充実には、これまで以上にたくさんの知恵を結集する必要があります。そのた めには、まず、みなさんに現況を知っていただくことが重要です。行政としては、かんきょうレポートはもとより、 更なる情報の収集と分かりやすい形での発信・公表に努めます。

 さあ、みなさん、共に知恵を出し合い、力を合わせて魅力的なまち、環境にやさしいまち池田を創りましょう。

池田市長 小南 修身

編集後記

  今回のレポート作成を通じて、これまで同様に見やすいレポートが必要であること、また、この冊子が持つ最も 重要な役割は新環境基本計画の「進行管理」であることを改めて認識しました。

 我々の取り組みがどこまで進んでいて、次に何が必要なのか、年に一度レポートを作成する中で、環境部一同がしっ かりと考え、施策に反映できるよう努めたいと思います。

環境部 環境にやさしい課

をしていれば自然の問題は事足りるような錯覚を覚えま す。池田市は水に恵まれ、裸地にはすぐ草が生え、鳥が 木の実を運び、どんどん大地は緑で覆われていきます。 そうしますと “自然”とは近くて遠い問題になりやすい のではないでしょうか。

 池田市の新環境基本計画では、特に緑の部門で、緑被 率、緑視率、市内の生物多様性を示す指標という項目が 設定されました。これらは数値の設定ができる点で、達 成度を示すにはわかりやすい項目ですが、その実、我々 にとりまして数字の向こう側の生きた環境というもの は、簡単には見えて来ないものでしょう。

 池田市の市街地の緑は緑化協定の緑被率 20%付近で一 進一退し、今後とも数値的な増加は見込めない状況です。 無論、緑は良いものだと感じていましても物理的、経済 的、精神的に何らかの納得できる要素が無ければ“植え よう、増やそう”と言われて、そう簡単に取り組める問 題でもありません。まして落ち葉や害虫といった、人を 困らせる問題も存在します。

問題にきちんと答えていかなければなりません。それは つまり、時に生活に潤いをもたらし、景観に寄与し、エ ネルギーの節約、生活環境の緩和に利するような緑のあ り方を提言できるかどうかに尽きるのかもしれません。  私はこの問題について考える度に思います。池田市に 必要な緑とは、ガラス越しに見える遠い緑ではなく、た だ溢れている緑でもなく、子供の手を取り歩くお母さん が、昼休みに憩う人々が、夏休みを闊歩する児童たちが、 ふと厳しい日差しを避けて身を寄せられる木陰と心を休 める花々があるような環境であり、それは今、この街に 生きている植物たちを今よりほんの少し誰もが愛するよ うになれば、そういう緑豊かな街へ 近づけるのではないか、そのような 事を考えながらいつも審議会の会議 場へ向かって歩を進めています。

(24)

いけだ・かんきょうレポート 2011 / 平成 24 年 (2012 年 ) 9月 監 修 / 池田市環境保全審議会

〒 563-8666 大阪府池田市城南 1-1-1 発 行 / 池田市 環境部 環境にやさしい課

072-752-1111(内線 378) [email protected] 編集協力 /(株)オリエンタルコンサルタンツ

箕面市方面 豊能町方面

川西市方面

伊丹市方面

豊中市方面 能勢町方面

中国自動車道

阪急石橋駅 国道171号

阪急箕面線 箕面川

五月山 (標高315m)

国道423号

大阪 国際

空港 阪急池田駅

エコミュージアム

国道176号 阪急宝塚線

余野川 (久安寺川

国 道

1 7

3

猪 名

猪 名

阪 神

高 速

道 路

号 池

田 線

11

南北 10.28km

東西 3.82km

○市内の事業系ごみ排出量

 9,656

トン

(2011

年度

      −9.2%

○市内のリサイクル率

  11.5% (2011

年度

        

○市内のごみ排出量

 33,490

トン

(2011

年度

      −4.0%

○市内のまちの緑被率

 20.1

(2010

年度

○市内のまちかどの

 緑視率調査地点数

  39地点(2011年度)

○市内の生物多様性を

 示す指標

   (調査研究中)

市内の温室効果ガス排出量

  454,583トン(2010

年度

  −23.7

%

市内の太陽光発電出力

 1,949kW

(2011

年度

面積/22.09km2

環境指標の現状はp.3∼4に詳しく掲載しています。

参照

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