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【酒井鈴木工業㈱・酒田FRC LLP】斎藤茂氏

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Academic year: 2018

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旧I i I l i 旧11111日l l i l l 1111剛i I l l 剛1回I I l I I I I I I 剛11岬凹型吐出

FRC砕石 で地域活性化を狙う

物を資減こ変えお!

空軍状∴最 R j 東学主著急熱

国 圏 開 聞

i卓上圭萎薫葱薄奮発

i

鴇野手や あぶ老婆蚤逢

〈庄内の老舗建設業〉

酒井鈴木工業㈱///代表取締役社長

酒田FRC有限責任事業組合/職務執行者

∵言 う)為永

顕 彰 状

落葉秦慧賛成

斎藤茂氏

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16

(2)

書出聞出■ uI i i i I l i l i i l l 旧1旧I i i I i i i l i i l 剛1回I i i I i l I i Ⅲ日用l l i

石 炭 灰 を 資 源 に 再 生

リ サ イ ク ル も

地 産 地 消 を 貫 く

資源の乏しい日本では、エネル

ギー問題は永遠の課題といっても過

言ではない難問である。ましてあの

3・Hの悲劇以降、問題は複雑化し、

袋小路に入ってしまった感さえある。

こうして国家レベルでのグランドデ

ザインが描けない現状の中、地方に

日を向ければ、まだまだ微力とはい

え、いくつかの果敢な試みが見られ

る。今回注目したのは、石炭灰の再

利用だ。

﹁火力発電所では、石炭灰を排出し

ます。そのうち9割がフライアッシュ

と呼ばれる粉の灰で、1割が石炭屑

のクリンカです。私どもの地元に酒 田共同火力発電株式会社の発電所が

ありますが、地場で石炭灰の処理と

有効利用を安定的に進めるべく、事

業及び地元事業者の模索をしている

状況でした。そこで弊社の技術を生

かし、下水道の埋め戻し材としてク

リンカを使うところから始めました﹂

蔚藤社長はこう語る。しかし問題

は9割を占めるフライアッシュをど

うするかだ。当然、酒田共同火力発

電からも協力を求められ、本格的な

研究開発体制に入る。

﹁全国規模で見ると、石炭灰の処理

に関して、それなりに先行している

プラントが存在しています。そこで、

北海道から四国まで、主なプラント

を見て回りました。そこでわかった

のが、ほとんどのプラントでは、再

生処理の結果として砂を作っている

ということでした。しかし庄内地域

には最上川から来た砂丘砂が豊富に

あって、盛土材としてはすでに十分

な供給量です。ですから、庄内で砂

を販売するのは難しいだろうと考え

ました。そこでまったく新しい製品

をめざして、平成20年に再生砕石の

勉強会を始めたんです﹂

平成20年といえば2008年。3・

Hの3年前だ。この勉強会を母体と

してその3年後、つまり、まさにあ の震災が起きた2011年の

酒田FRC有限責任事業組合

された。同年7月に着工した

ト建設は12月に完成。翌20

の年頭から試験操業をし、3

本格生産が始まった。FRC

ライアッシュ・リサイクル・コン

ト﹂ の略で、これはそのまま

でもある。製品にはFRC砕

RCドリームストーンの2種

り、砕石は道路の路盤材料や

の基礎材などに使用さ

れる。いっほうドリー

ムストーンの適用範囲

は軽量裏込材や軽量盛

土材で、小名浜港の岸

壁復旧工事などに活用

されているという。

﹁この取り組みを始

めるにあたってはかな

りの出費が必要です

から、弊社1社では

とても無理です。そこ

で、販売が得意な会社、

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夢二三三 ̄ 道路の舗装工事

少 ま 悔 た 広 復 い く 組 で

勘 騨 擢

荷 も り と い て の て 早 り

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品質管理面で信頼できる会社などベ

ストメンバーを集め、5社共同で有

限責任事業組合の形でスタートしま

した。全部組合員の中で自己完結で

き、地元の資源を地元に生かし、地

元にお金を落とす地産地滴の仕組み はしていますが、

もっと大規模に使ってもらえたかも

しれません﹂

3・Hは、多くの企業や個人に

対して、エネルギー問題や環境問題

を喉元に突きつける契機となったが、

もっと前からFRCの事業に取り組

l i l i i I i i I l i ⅢI i l I i i l i l l l i i I i i i l i i Ⅲi Ⅲi i I 出川l 出目l i l i i i l i i i l i i I I i i I l i i I l l 用i l 川Ⅲi Ⅲi i i i Ⅲi i l i 出目川I l i i I i 出目i l i i l i I i i I 1

17 2014九ne   圃駈脚

(3)

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んでいた蔚藤社長の先見の明は賞賛

に値する。それでもなお、﹁もっと早

く着手していれば﹂と悔しさをにじ

ませるその姿には、あるべき一つの

企業倫理を見る思いがする。

戦 後 を 生 き 抜 い て き た

企 業 の 玲 特 と 曲 が り 角

酒井鈴木工業の創業は1947年。

設立時の会社名は酒田堀江工業株式

会社だった。会社の歴史はほぼその

ままこの国の戦後史と重なる。復興

の明るさと苦しさ、高度成長のにぎ

わいと躍進、バブル期の乱高下、リー

マンショック、そして震災と、その

すべてを見てきた。社名を見ればわ

かるように、合併劇もあった。

﹁2001年に鈴木工業と酒井組

が合併し、現在の商号になりました。

建設業界も徐々に市場が縮小され、

受注困難になっていく中で、生き残

りをかけての合併です。鈴木工業は

どちらかというと港湾土木の会社で、

酒井組は道路舗装がメイン。同じ業

種ではあるものの、互いに無いもの

を補い合える関係ということで一緒

になりました﹂

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(上)FRCの被災地向け出荷の様子

(下)FRCの施工状況

同社の事業の中核は、昔も今も建

設業である。柱は土木、舗装、建築

施工の3本。斎藤社長自身、技師と

して技術畑を歩き、社長に就任して

からは7年日に入っている。

﹁私がこの業界に入った頃は、ちょ

うど田中角栄氏の日本列島改造論が

話題になっている頃でした。建設業

はまさにイケイケでしたね。しかし

平成7年あたりをピークに、その後、

とにかく公共事業に予算がつかな

くなってきました。そもそも公共事

業は受注の波があるので、新規事業

を模索する必要性は感じていたんで す。しかし、いくら新規とはいっても、

あまりにも本業から遠く離れるのは

本末転倒と考え、それで自分たちが

培ってきた技術を生かして環境や地

域に貢献できること、しかも将来的

に収益性を期待できることを考えた

末、FRCに行き着いたわけです﹂

新規事業とはいえ、FRC関連の

動きは速い。生産開始後は、速やか

に国土交通省の新技術活用システム・

NETISに登録され、いわば国か

ら正式に技術のお墨付きをもらう体

制を整える。その9カ月後には山形

県県産技術登録を済ませ、エコ商品

﹁ 私 に で き る こ と は す べ て や る 。 た だ そ れ だ け で す ﹂ ︵ 霜 藤 社 長 ︶

マーク認定商品になる。翌年、山形

県から、建設産業新分野進出優良顕

彰。同年、3R推進協議会の会長賞 を受賞。そして今年2月の特許取得、

3月の財団法人きらやか銀行産業振

興基金ベンチャービジネス奨励賞受

賞と続く。

﹁石炭灰に関して、日本フライアッ

シュ協会という団体がありますが、

ウチの工場を見に来て、﹃こんなにす

ぼらしいものができているのか﹄ と

驚いていたことは、何よりも励みに

なりました。彼らはこの分野ではプ

ロ中のプロですから。しかし、安定

した収益を確保できるだけの受注量

を得るのは、まだまだ先になりそう

です﹂

活 路 を 海 に も 求 め て

新 た な 地 域 貢 献 の

ス テ ー ジ に

国交省のNETISに登録され、

3R推進協議会の会長賞も取得、し

かも日本フライアッシュ協会も驚嘆

するほどの高い完成度を持ちながら、

FRCはまだまだとても十分な販路

を確保できているとは言いがたい状

況だ。画期的な製品が世に出よう

という時、既得権をはじめ様々な障

i i 用I l l I Ⅲl i Ⅲi I i i i l i i i I i i i l i l i I l i I i I i i Ⅲi Ⅲi l i i i l l I i l l I i 用i Ⅲi I I i i l I i i l l i i l l i i i i i i i i I I I i i Ⅲi l i i l l i i Ⅲi l l i l i i i l l I I Ⅲi i I Ⅲ111

18

(4)

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害にぶつかるのはこの国の常である。

折しもこの取材の翌日、県に陳情に

出向く予定になっているのだという。

﹁もう少し、県のリサイクル認定商

品に見合う利用促進について、お願

いに行ってきたいと思います﹂

むろん、企業としての自助努力も

欠かさない。同社は次なる活路を海

に見出そうとしているのだ。

﹁FRC砕石は、もともとブロッ

ク形状のものをわざわざ砕いて製品

にしています。しかし海に使うとな

れば、ブロックのままで使用し、藻

場の育成に役立てることができます。

藻場が育てば、魚が産卵をすること

ができて、小さな魚がいれば大きな

魚も寄ってくる。また、海藻にアワ どや牡蟻も着くようになります。そ

うなれば、高齢の方でも近場で漁

ができるようになるんです。しかも、

フライアッシュを使ってブロックがで

きれば、コストは従来の3分の1か

ら4分の1で済みます。私はこうし

て海の環境を改善し、漁業の人たち

の役に立ちながら、同時に収益性も

高めていきたいと思っています﹂

自然環境を守り、地域を守り、そ

して疲弊する東北の地域経済の中で、

従業員と会社を守る。それが経営者

の使命だと斎藤社長は強調する。

﹁私には特別な理念などありませ

ん。ただ、縁あって集まった従業員

が自らの仕事に誇りを持って、今後

も家族と共に幸せに暮らしていけれ

ばそれでいいと思っ

港湾工事の様子

ています。そのため

に今、私にできるこ

とはすべてやる。た

だそれだけです﹂

土木、舗装、建築

に次いでFRCが4

番目の柱になること。

それは酒井鈴木工業

だけの問題ではなく、

庄内地域の願いでも

ある。     菓

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● プロフィール

さいとう・しける氏… 1949年、山形県酒田市生まれ。酒田工業高校(現在は酒 田光陵高校)土木科を卒業後、建設業へ。最初の建設会社に16年間勤務の 後、鈴木工業に入社。2001年の合併を経て、2007年に酒井鈴木工業の代 表取締役社長に就任、現在に至る。

酒井鈴木工業様式会社

〒998−0064山形県酒田市大浜1−4−62

TELO234−35−1030  ht t p://www.s akai s uz ukLCO.j p/

酒田FRC有限責任事業組合

〒998−0005山形県酒田市富海字高浜1−25 TELO234−28−8860

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