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17d0966 1 【名古屋銀行】据置・見通し変更:A /安定的→ネガティブ,A(劣後)

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https://www.jcr.co.jp/

17-D-0966 2018 年 2 月 16 日

株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社名古屋銀行 (証券コード:8522)

【見通し変更】

長期発行体格付 A+

格付の見通し 安定的 → ネガティブ

【据置】

債券格付(優先債) A+

債券格付(損失吸収条項付 Tier2) A

発行登録債予備格付 A+

■格付事由

(1) 名古屋市に本店を置く資金量 3.5兆円の第二地方銀行。中国の南通市に支店を有し、第二地銀として唯一、 自己資本比率の算出に国際統一基準を採用している。県内に本店を置く地域銀行の中で最も規模が大きく、 法人の顧客基盤の厚みなどが強みである。格付には、ビジネスチャンスが豊富な地域で構築された一定の 事業基盤、与信費用の抑制を支える小口分散の効いた貸出金などを反映している。貸出残高の高い伸びが 続いており、資産の健全性も保たれている。しかし、JCRが中核的と評価する資本の水準は低下している。 基礎的な収益力も超低金利環境と厳しい競合などを背景に長期的に大きく低下しており、その傾向は足元 でも続いている。このため、格付の見通しを「ネガティブ」へ変更した。

(2) 愛知県は全国有数の金融激戦地区であり、当行の貸出金利回りは、比較的厚い利ざやを確保しやすい中小 企業向け貸出のウェイトが高い割には低い。総資金利ざやは 18/3 期上半期で 0.02%のマイナスであり、 ROA(コア業務純益ベース、年換算)は 0.1%台半ばと低い。中小企業向け貸出と住宅ローンの残高が、 高い伸びを続けているが、残高増に伴う収益へのプラスの効果は、利回りの低下で打ち消されている。外 債投資に伴う資金調達コストも収益を圧迫している。一方で、当行は積立投信や法人保険の販売、私募債

の引受や M&A の相談、ビジネスマッチング業務などに力を入れている。資金利益と比べた役務の収益貢

献は小さいが、役務収益は堅調に伸びており、今後もその拡大が期待できる点は評価できる。業務の効率 化などと併せて、営業力の強化に継続的に取り組んでおり、JCRは、充実した営業施策の効果で収益力の 改善を図れるかに注目していく。

(3) ローンポートフォリオは、中小企業向けが残高全体の約5割、住宅ローンが約3割と小口分散が効いてい る。金融再生法開示債権比率は 17年12 月末で2.5%。中小企業向け貸出が多い割には問題のない水準に あり保全も厚い。特定の先への与信集中は抑えられており、業況が懸念される大口融資先も少ない。積極 的なリスクテイクを背景に、要注意先債権が増加傾向にある点には留意する必要があるものの、保守的な 引当などにより、与信費用が今後も多額となるリスクは小さい。

(4) 有価証券運用においては、外貨建の債券を多く保有している点が特徴であるが、外貨の金利リスクに関し てはbpvでの管理などを通じて抑制された水準にコントロールされている。投資信託の保有残高は少なく、 リスク特性が異なる商品へと分散投資されている。保有株式の評価益が潤沢にあることなども考慮すると、 市場部門全体のリスクは管理可能なレベルにあるとJCRはみている。

(5) 連結Tier1比率は17年12月末で11.0%。経過措置に基づく資本算入はほとんどなく、規制上の最低所要

水準に対して現状かなりの余裕がある。しかし、JCRが中核的と評価するベースでは、貸出増などを背景 とするリスク・アセットの拡大などで、格付 A レンジの地域銀行の中でやや低い水準まで低下している。

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https://www.jcr.co.jp/ ■格付対象

発行体:株式会社名古屋銀行

【見通し変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A+ ネガティブ

【据置】

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

2020 年満期米ドル建取得条項付転

換社債型新株予約権付社債 1 億米ドル 2015 年 3 月 26 日 2020 年 3 月 26 日

利息を

付さない A+ 第 1 回期限前償還条項付無担保社債

(実質破綻時免除特約及び劣後特約 付)

100 億円 2017 年 3 月 24 日 2027 年 3 月 24 日 (注 1) A

第 2 回期限前償還条項付無担保社債 (実質破綻時免除特約及び劣後特約 付)

100 億円 2017 年 10 月 18 日 2027 年 10 月 18 日 (注 2) A

(注1) 2022年3月24日まで0.59%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに0.48%を加えた率。

(注2) 2022年10月18日まで0.48%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに0.37%を加えた率。

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

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https://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2018年2月13日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三

主任格付アナリスト:加藤 厚

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)、「金融機関等が発行する資 本商品・TLAC商品の格付方法」(2017年4月27日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 株式会社名古屋銀行

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。 なお、本件劣後債につき、約定により許容される元利金支払義務の免除が生じた場合、当該免除は「債務不履

行」に当たらないが、JCR では債務不履行の場合と同じ「D」記号を付与することとしている。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・格付関係者が提供した監査済財務諸表

・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、 的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、 金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因 のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として 発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には

当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NRSRO 登録状況

JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

情報サービス部 TEL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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