201711_201711_1 サムライ知恵袋 ― こうべ企業の窓口
お酒の免許と輸出入販売について
許認可手続きの仕事をしていますが、ここ数年、個⼈、法⼈を問わず、お気に⼊りの原産 国のワインを輸⼊販売したい、または、日本のお酒を海外へ輸出したいというお話をよくい ただくようになりました。
特に中国においては、日本産のお酒は、価値が高いものとして扱われ、事実、日本のオー クションサイト等0も、1構な高値0落札されている現状があるよう0す。
このような背景から、お酒の免許の取得や、お酒の輸出⼊における留意点をかいつまん0 取り上げてみます。
・お酒の販売免許についての基礎知識
そもそも、飲⾷店、レストラン等0お酒を提供するだけ0あれば、酒類販売免許は不要0 す。(飲⾷店営業許可等を取得する必要はあります。)要は、開栓し他の容器等0提供する場 合は不要0すが、瓶や缶のまま販売するには酒類販売業免許が必要となるわけ0す。
お酒の販売免許の種類については、大きく分けて「卸業免許」と「小売業免許」がありま す。
卸売業免許は、小売業の免許をもった酒屋等に販売(卸売り)するための免許0す。その ため個⼈の方や飲⾷店等、一般消費者に販売することは0きません。
これに対し、小売業免許は、一般消費者に販売するための免許0、主に一般酒類小売業免 許と通信販売小売業免許があります。
一般酒類小売業免許は町の酒屋さんやコンビニなど店舗を構え、直接購⼊に来た消費者 へ販売するための免許。
通信販売小売業免許は、2都道府県以上の広域な消費者を対象とし、インターネットやカ タログ送付等により、様々な通信手段により注文を受け販売するための免許。
・お酒の免許取得について
お酒の販売免許を取得するためには、店舗(販売所、事務所)を管轄する税務署へ申請す ることになります。
ただし、申請すれば必ず免許がもらえるもの0もなく、以下の4つの要件を満たす必要が あります。
1.⼈的要件
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いないこと。 2.場所的要件
販売場が、お酒の製造場や酒場、料理店等と同一の場所0ないこと 販売場における営業が、他の営業主体と明確に区分されていること
3.経営基礎要件
直近の確定した決算書において、債務超過になっていないこと
直近3年すべての事業年度0、資本等の20%超の欠損が生じていないこと 酒類の販売業を継続して行うに足る資金や設備を所有していること
など
4.需給調整要件
酒税の保全上、需給の均衡を維持する必要からの規制として、1.特定の構成員 のみの販売0ないこと2.飲⾷店等酒類を取り扱う業者0ないこと
上記4つの要件を、申請書に加え、事業計画書や財務諸表及び各種証明書を添付して販売 場を管轄する税務署へ提出します。審査の上、特に問題がなければおよそ2ヶ月0免許が付 与されます。
・お酒の輸出⼊(税関等)の手続について
お酒を輸⼊する場合は、保税地域から引き取る時ま0に、輸⼊する酒類の容器の見やすい 箇所に、氏名又は名称及び住所、免許を受けている酒類販売場の所在地、容器の容量、 酒類の品目に応じ法令0定められている事項を、その保税地域を管轄する税関に届出る義 務があります。(届出時に、酒類販売免許の写しも同時に提出します。)
お酒の輸出についても、輸出する国ごとに規制等があり、例えば中国へお酒を輸出するに 場合、主に「⾷品安全法」、「中華⼈⺠共和国貨物輸出⼊管理条例」、「中華⼈⺠共和国輸出⼊ ⾷品ラベル管理弁法」などがあります。
業容拡大のため、お酒の輸出⼊を検討されるケースにおいては、マーケットのリサーチと ともに、当該規制を考慮の上、綿密に計画していく必要があると思われます。
(この内容は、2僦僧7 年 僧僧 月時点の情報0す)
吉村行政書士事務所
行政書士 吉村貴志
神戸市中央区栄町通6丁目1番地18-702
TEL 078-381-9185