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(1)

導入 主結果

アルゴリズム学習理論に基づく動的証明モデルと不連続関

数の階層

木原 貴行

東北大学大学院理学研究科数学専攻

2011513

(2)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

不連続関数の計算可能性

計算可能解析学の基本定理

任意の位相空間上の計算可能関数は連続である.

ステップ関数や床関数はユークリッド位相では計算不可能である.

不連続関数の計算可能性 八杉満利子

上の例のような簡単な関数が計算不可能なのは奇妙である.

アプローチ 位相を変えて,ステップ関数や床関数を計算 する.

アプローチ ステップ関数や床関数は学習可能である.

(3)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

不連続関数の計算可能性

計算可能解析学の基本定理

任意の位相空間上の計算可能関数は連続である.

ステップ関数や床関数はユークリッド位相では計算不可能である.

不連続関数の計算可能性(八杉満利子etc.)

上の例のような簡単な関数が計算不可能なのは奇妙である.

アプローチ 位相を変えて,ステップ関数や床関数を計算 する.

アプローチ ステップ関数や床関数は学習可能である.

(4)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

不連続関数の計算可能性

計算可能解析学の基本定理

任意の位相空間上の計算可能関数は連続である.

ステップ関数や床関数はユークリッド位相では計算不可能である.

不連続関数の計算可能性(八杉満利子etc.)

上の例のような簡単な関数が計算不可能なのは奇妙である. (アプローチ1)位相を変えて,ステップ関数や床関数を計算 する.

アプローチ ステップ関数や床関数は学習可能である.

(5)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

不連続関数の計算可能性

計算可能解析学の基本定理

任意の位相空間上の計算可能関数は連続である.

ステップ関数や床関数はユークリッド位相では計算不可能である.

不連続関数の計算可能性(八杉満利子etc.)

上の例のような簡単な関数が計算不可能なのは奇妙である. (アプローチ1)位相を変えて,ステップ関数や床関数を計算 する.

(6)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ!

学習者「」

(7)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ! 2, . . .

(8)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ! 2, . . . 学習者「偶数と予想」

(9)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ! 2, 3, . . .

(10)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ! 2, 3, . . . 学習者「素数と予想」

(11)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ!

2, 3, 5, . . .

(12)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ!

2, 3, 5, 8, . . . 学習者「… … 」

(13)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ!

2, 3, 5, 8, . . .

(14)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

アルゴリズム学習の例:Goldの極限同定(1965)

学習者の目的は,与えられた無限列の規則を説明する法則を 見つけることである.

ただし,学習者(人,動物,機械etc.)は有限的なので,無 限列のうちの有限部分しか参照することができない. 学習者とは関数:有限列7→法則.

法則は何らかの言葉で記述されるとし,自然数でコードする.

次の数列の規則を見つけよ!

2, 3, 5, 8, 13, . . . 学習者「フィボナッチ数列と予想」

(15)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

学習可能とは何か?

Goldの極限同定(1965)

学習者とは,部分計算可能関数Ψ : N<N→ Nである. Φe を法則eが表す部分関数Φe : N → Nとする. 学習者Ψが無限列f ∈ N

N

を同定するとは,Φlim

tΨ(f↾t) =f

を満たすことである.

実際の極限同定では,N上の部分関数の同定を扱うことが多いが, ここでは簡略化のため,全域関数f ∈ N

N

しか扱わない.

(16)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

ベール空間 N

N

上の学習可能関数

X,Y ⊆ NNとする.f :XYが学習可能とは, (∃Ψ)(∀xX)f(x) = ΦlimtΨ(x↾t)(x).

このようなΨfの学習者と呼ぶ.

1 f : X Yの学習者Ψが心変わり有界とは,

(∃b)(∀xX) #{t ∈ N: Ψ(xt +1) , Ψ(xt)} < b.

2 f : X Yの学習者Ψが誤り有界とは,

(∃b)(∀xX) #{Ψ(xt) :t ∈ N} <b.

計算可能 心変わり有界学習可能

      誤り有界学習可能 学習可能

ステップ関数 床関数 心変わり有界学習可能 計算可能

(17)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

ベール空間 N

N

上の学習可能関数

X,Y ⊆ NNとする.f :XYが学習可能とは, (∃Ψ)(∀xX)f(x) = ΦlimtΨ(x↾t)(x).

このようなΨfの学習者と呼ぶ.

1 f : X Yの学習者Ψが心変わり有界とは,

(∃b)(∀xX) #{t ∈ N: Ψ(xt +1) , Ψ(xt)} < b.

2 f : X Yの学習者Ψが誤り有界とは,

(∃b)(∀xX) #{Ψ(xt) :t ∈ N} <b.

計算可能 心変わり有界学習可能

      誤り有界学習可能 学習可能

ステップ関数 床関数 心変わり有界学習可能 計算可能

(18)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

ベール空間 N

N

上の学習可能関数

X,Y ⊆ NNとする.f :XYが学習可能とは, (∃Ψ)(∀xX)f(x) = ΦlimtΨ(x↾t)(x).

このようなΨfの学習者と呼ぶ.

1 f : X Yの学習者Ψが心変わり有界とは,

(∃b)(∀xX) #{t ∈ N: Ψ(xt +1) , Ψ(xt)} < b.

2 f : X Yの学習者Ψが誤り有界とは,

(∃b)(∀xX) #{Ψ(xt) :t ∈ N} <b.

計算可能 心変わり有界学習可能

      誤り有界学習可能 学習可能

ステップ関数,床関数 心変わり有界学習可能 計算可能

(19)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

Medvedev

の意味論

直観主義命題計算の意味論

Kolmogorov (1932)は命題を問題と解釈することにより,直

観主義命題計算の意味論を与えるようと試みた.

Medvedev (1955)Kolmogorovのアイデアに基づき,次の 命題計算を考案した.

の意味論

各命題 は集合 と解釈される.

が証明可能とは, が計算可能な要素を持つことである.

(20)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

Medvedev

の意味論

直観主義命題計算の意味論

Kolmogorov (1932)は命題を問題と解釈することにより,直

観主義命題計算の意味論を与えるようと試みた.

Medvedev (1955)Kolmogorovのアイデアに基づき,次の 命題計算を考案した.

Medvedevの意味論(1955) 各命題Pは集合P ⊆ N

N

と解釈される.

Pが証明可能とは,P が計算可能な要素を持つことである.

(21)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

Medvedevの意味論(1955)

証明者が命題P を証明するとき:

無限の長さのテープが与えられている.

(22)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

Medvedevの意味論(1955)

証明者は,各時刻で証明を1文字書き加える. 証明とは,証明者によって記述される無限列α ∈ N

N

である.

(23)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

Medvedevの意味論(1955) 命題とは,集合P ⊆ N

N

である.

命題P を証明するとは,P の要素を記述する手続き(法則・

(24)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

… … このような動的な意味論は,直観主義よりもむしろ学習理論 に基づく論理体系と相性が良さそう?

(25)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

極限計算可能数学

極限計算可能数学(林晋etc. 2001-)

1 (2001?) 学習理論に基づく半構成的数学の体系

極限計算可能数学(Limit Computable Mathematics)を導入

2 (赤間-Berardi--Kohlenbach 2004)直観主義算術上の弱い 排中律の算術的階層の研究.

3 (Berardi-山形2008)極限計算可能数学に対応するシーケント

計算を導入.

今回のお話

『 の意味論』と『林の極限計算可能数学』を混ぜ合わ せてみると… … ある種の位相空間上の不連続関数の学習可能性に 関するちょっと面白い現象が起こるかも?

(26)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

極限計算可能数学

極限計算可能数学(林晋etc. 2001-)

1 (2001?) 学習理論に基づく半構成的数学の体系

極限計算可能数学(Limit Computable Mathematics)を導入

2 (赤間-Berardi--Kohlenbach 2004)直観主義算術上の弱い 排中律の算術的階層の研究.

3 (Berardi-山形2008)極限計算可能数学に対応するシーケント

計算を導入.

今回のお話

Medvedevの意味論』と『林の極限計算可能数学』を混ぜ合わ せてみると… … ある種の位相空間上の不連続関数の学習可能性に 関するちょっと面白い現象が起こるかも?

(27)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

今回は論理和()に注目しよう!

論理和の動的な証明モデル の意味論 を考えると 何が嬉しい?

直和や和集合を越えて,『複雑に絡み合った和』の概念を導入 できる!

この複雑に絡み合った和を,どのような不連続関数でなら

『解きほぐす』ことが出来るだろうか?

(28)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

今回は論理和()に注目しよう!

論理和の動的な証明モデル(Medvedevの意味論)を考えると 何が嬉しい?

直和や和集合を越えて,『複雑に絡み合った和』の概念を導入 できる!

この複雑に絡み合った和を,どのような不連続関数でなら

『解きほぐす』ことが出来るだろうか?

(29)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

今回は論理和()に注目しよう!

論理和の動的な証明モデル(Medvedevの意味論)を考えると 何が嬉しい?

直和や和集合を越えて,『複雑に絡み合った和』の概念を導入 できる!

この複雑に絡み合った和を,どのような不連続関数でなら

『解きほぐす』ことが出来るだろうか?

(30)

導入

主結果

位相空間と学習理論

動的証明モデル

今回は論理和()に注目しよう!

論理和の動的な証明モデル(Medvedevの意味論)を考えると 何が嬉しい?

直和や和集合を越えて,『複雑に絡み合った和』の概念を導入 できる!

この複雑に絡み合った和を,どのような不連続関数でなら

『解きほぐす』ことが出来るだろうか?

(31)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI

証明者ΨP Qを証明するとき:

(32)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI

各時刻で,ΨはどちらかのX ∈ {P,Q}について『X は真だ』 と宣言し,文字X を紙に書き込む.

各時刻で, はテープ に一文字 を書き加える.

(33)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI

各時刻で,ΨはどちらかのX ∈ {P,Q}について『X は真だ』

(34)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI

最終的に,ある文字Xに書かれている. 最終的に,ある無限語fΛに書かれている. PQの証明成功! ⇐⇒ fX.

(35)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI (直観主義)

Ψ X ∈ {P,Q}

(36)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI (極限計算可能数学)

LCM証明者Ψは有限回だけ宣言を変えることができる.

(37)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルI (古典)

古典証明者Ψはそもそもどちらが真か宣言をしない.

(38)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

1 直観主義1-論理和P0P11

Int:

{fg ∈ NN : (∃i <2)((∀n)f(n) =i &gPi)}.

2 LCM 1-論理和P0P11

LCM:

{fg ∈ NN: (∃i < 2)((∀n)f(n) =i &gPi)}.

3 古典1-論理和P

0P11CL:

{fg ∈ NN: (∃i <2)gPi}.

注意

⟦· ∨ ·⟧1

Intは直和と大体同じ.

⟦· ∨ ·⟧1

Clsは和集合

と大体同じ.

(39)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルII

証明者ΨP Qを証明するとき:

(40)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルII

最終的にfP,fQがそれぞれΛP,ΛQに書かれている. PQに証明成功 ⇐⇒ fP ∈ ΛPまたはfQ ΛQ.

(41)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルII (直観主義)

Ψ X ∈ {P,Q} ΛX

(42)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルII (極限計算可能数学)

LCM証明者Ψは書き込むテープを有限回だけ変えることができ る.つまり,最終的に一方のテープΛXには有限語が書かれ,他 方のテープΛYには無限語が書かれる.

(43)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

動的証明モデルII (古典)

Ψ ΛX n ∈ N

(44)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

For f ∈(2× N)N, and i <2, zi

n =the n-th least element of{m: (f(m))0 =i. pri(f)(n) = (f(zni))1if zni ↓.

mc(f) = #{n : (f(n))0 , (f(n+1))0}.

は,時刻 で 番目のテープに を書き加える は最終的に 番目のテープに書かれる語.

は書き込みテープを変更する回数.

のとき, かつ

(45)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

For f ∈(2× N)N, and i <2, zi

n =the n-th least element of{m: (f(m))0 =i. pri(f)(n) = (f(zni))1if zni ↓.

mc(f) = #{n : (f(n))0 , (f(n+1))0}.

f(s) = ⟨i,kは,時刻si番目のテープにkを書き加える pri(f)は最終的にi番目のテープに書かれる語.

mc(f)は書き込みテープを変更する回数.

のとき, かつ

(46)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

For f ∈(2× N)N, and i <2, zi

n =the n-th least element of{m: (f(m))0 =i. pri(f)(n) = (f(zni))1if zni ↓.

mc(f) = #{n : (f(n))0 , (f(n+1))0}.

f(s) = ⟨i,kは,時刻si番目のテープにkを書き加える pri(f)は最終的にi番目のテープに書かれる語.

mc(f)は書き込みテープを変更する回数.

f = ⟨0,1⟩, ⟨0,9⟩, ⟨1,1⟩, ⟨0,4⟩, ⟨1,3⟩, ⟨0,5⟩, ⟨1,7⟩, ⟨1,0⟩, . . . のとき,pr0(f) =1,9,4,5, . . . かつpr1(f) =1,3,7,0, . . ..

(47)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

1 直観主義2-論理和P

0P12Int:

{f ∈ NN : ((∃i)pri(f) ∈Pi) &mc(f) = 0}.

2 LCM 2-論理和P

0P12LCM:

{f ∈ NN : ((∃i)pri(f) ∈Pi) & mc(f) < ∞}.

3 古典2-論理和P0 P12

CL:

{f ∈ NN : (∃i) pri(f) ∈Pi}.

命題

で,ある計算可能関数 が存在することを意味す る.任意の 集合 について,次が成立する.

(48)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

1 直観主義2-論理和P

0P12Int:

{f ∈ NN : ((∃i)pri(f) ∈Pi) &mc(f) = 0}.

2 LCM 2-論理和P

0P12LCM:

{f ∈ NN : ((∃i)pri(f) ∈Pi) & mc(f) < ∞}.

3 古典2-論理和P0 P12

CL:

{f ∈ NN : (∃i) pri(f) ∈Pi}.

命題

XY で,ある計算可能関数f :XYが存在することを意味す る.任意のΠ0

1集合P,Q 2 N

について,次が成立する. PQ↔⟦PQ1

Int↔⟦P Q 2

Int→⟦P Q 1

LCM→⟦P Q 1 CL

PQ↔⟦PQ1

CL→⟦P Q 2

LCM→⟦P Q 2 CL.

(49)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

PQ:⟦PQ1

IntP Q 2

Intのこと

PQ:PQ1

CLのこと

PQ:PQ2

LCMの心変わり1バージョン

PlimQ:⟦PQ2

LCMのこと

P gQ:PQ2

CLのこと

命題

P,Q2NΠ0

1集合とする.

PQPQPQPQP gQ

(50)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

古典2-論理和の動的証明過程α ∈P gQを知っているとき,αPQの少なくとも一方の証明の情報を含んでいるはず!

ΦX:X が真』だと最初に宣言して,αからXの証明情報を 抜き出そうと試みる部分計算可能関数

このとき,P gQの分割A,Bが存在して,

ΦP :APQかつΦQ :BPQが満たされる.

定義

とする.

が並行計算可能 の有限分割 が存 在して,各 について が計算可能.

が弱計算可能 の無限分割 が存在 して,各 について が計算可能.

(51)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

古典2-論理和の動的証明過程α ∈P gQを知っているとき,αPQの少なくとも一方の証明の情報を含んでいるはず!

ΦX:X が真』だと最初に宣言して,αからXの証明情報を 抜き出そうと試みる部分計算可能関数

このとき,P gQの分割A,Bが存在して,

ΦP :APQかつΦQ :BPQが満たされる.

定義

X,Y ⊆ NNとする.

f : XYが並行計算可能 ⇐⇒ Xの有限分割{Xi}i<b が存 在して,各i <b についてf Xiが計算可能.

f : XYが弱計算可能 ⇐⇒ Xの無限分割{Xi}i∈Nが存在

(52)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

観測

P,Q ⊆ NNとする.

1 心変わり有界学習可能関数f :P Q P Qは存在する.

2 心変わり有界学習可能関数f :PQ P Qは存在する.

3 誤り有界学習可能関数f : P

limQ PQは存在する.

4 並行計算可能関数f :P gQ PlimQは存在する.

主定理

次を満たす 集合 が存在する.

計算可能関数 は存在しない.

計算可能関数 は存在しない.

心変り有界学習可能関数 は存在しない 誤り有界学習可能関数 は存在しない.

(53)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

観測

P,Q ⊆ NNとする.

1 心変わり有界学習可能関数f :P Q P Qは存在する.

2 心変わり有界学習可能関数f :PQ P Qは存在する.

3 誤り有界学習可能関数f : P

limQ PQは存在する.

4 並行計算可能関数f :P gQ PlimQは存在する.

主定理

次を満たすΠ0

1集合P,Q 2 N

が存在する.

1 計算可能関数f : PQ PQは存在しない. 2 計算可能関数f : PQ P Qは存在しない.

:

(54)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

PQ

PQ

PQ

PlimQ

P gQ

id∈FM

,,

YY Y YY Y Y

ΓbM∈FbM

llYYY YY

YY

ΓM∈FM

vv

id∈FM

,,

Y YY YY Y Y

Γbl∈Fbl

llYYY YY

YY

ΓM∈FM

vv

id∈FM

,,

YY Y YY YY

Γbel∈Fbel

llYYYYYY Y

Γbl∈Fbl

vv

id∈FM

,,

YY Y YY YY

Γb∈Fb

llYYYYYY Y

Γbel∈Fbel

vv

Figure:互いに独立なΠ0

1集合たちP,Q 2 N

2-論理和モデル

(55)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

記号

1nP =PP▽ . . . ▽P

| {z }

n

.

P =n

1nP.

g

1nP =P gPg . . . gP

| {z }

n

.

H

1nP =

Pg

Pg . . . g

P

| {z }

n

.

g

P =n

g

1nP (注:n

H

1nPでも大体同じ).

(56)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

定理

X,Y ⊆ NNとする.

1 心変わり有界学習可能関数f :X Y が存在する

⇐⇒ (∃n)計算可能関数g :X

1nY が存在する.

2 学習可能関数f : X Yが存在する

⇐⇒ 計算可能関数g :X

Y が存在する.

3 並行計算可能関数f :X Y が存在する

⇐⇒ (∃n)計算可能関数g :X

g

1nY が存在する.

4 チーム学習可能関数f :X Y が存在する

⇐⇒ (∃n)計算可能関数g :X

H

1nY が存在する.

5 弱計算可能関数f :X Yが存在する

⇐⇒ 計算可能関数X

g

Y が存在する.

(57)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

主定理

P,Q2Nを空でないΠ0

1集合とする.

1 ある計算可能関数f :PP Pが存在するならば,

Pは計算可能な要素を持つ.

2 ある並行計算可能関数f :

Q Pが存在するならば,

Pは計算可能な要素を持つ.

3 ある学習可能関数f :

Qg

Q Pが存在するならば,

Pは計算可能な要素を持つ.

4 あるチーム学習可能関数f :

g

Q Pが存在するならば, Pは計算可能な要素を持つ.

(58)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

P

1

2P

P

H

1

2P

g

P

id∈FM

,,

YY Y YY YY Y YY

Γbl∈Fbl

llYYYY YY

YY YY

ΓM∈FM

vv

id∈FM

,,

YY YY YY Y YY

Γl∈Fl

llYYYY YYY

YY

Γb∈Fb

vv

id∈FM

,,

YY YY Y YY YY

Γtl∈Ftl

llYYYYY YYYY

Γl∈Fl

vv

id∈FM

,,

Y YY Y YY YY Y

Γw∈Fw

llYYYY YYY

YY

Γtl∈Ftl

vv

Figure:計算可能な要素を持たない非空Π0

1集合P 2 N

の動的証明モ デル

(59)

導入 主結果

論理和による並行計算の階層

動的証明による弱計算の階層

Thank you!

参照

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