平
成
2
8
年
度
和
光
市
水
道
事
業
会
計
決
算
審
査
意
見
書
○
写
和 監 第 1 8 号
平 成 2 9 年 8 月 7 日
和 光 市 長 松 本 武 洋 様
和 光 市 監 査 委 員 柴 崎 光 子
同 菅 原 満
平 成 2 8 年 度 和 光 市 水 道 事 業 決 算 の 審 査 意 見 に つ い て
目 次
1 審 査 の 概 要 … … … 1
審 査 の 期 間 … … … 1
審 査 の 場 所 … … … 1
審 査 の 手 続 … … … 1
2 審 査 の 結 果 … … … 1
決 算 諸 表 … … … 1
予 算 の 執 行 状 況 … … … 1
ア 業 務 の 予 定 量 に 対 す る 決 算 … … … 1
イ 収 益 的 収 入 及 び 支 出 … … … 1
ウ 資 本 的 収 入 及 び 支 出 … … … 2
エ 経 営 成 績 … … … 3
( ア ) 事 業 収 益 及 び 費 用 の 状 況 … … … 3
( イ ) 費 用 の 性 質 別 比 較 … … … 5
( ウ ) 業 務 の 概 要 … … … 5
( エ ) 労 働 生 産 性 … … … 6
( オ ) 供 給 単 価 と 給 水 原 価 の 状 況 … … … 6
財 政 状 況 … … … 6
ア 資 産 、 負 債 及 び 資 本 … … … 6
( ア ) 資 産 … … … 6
イ 財 務 分 析 … … … 7
( ア ) 固 定 資 産 構 成 比 率 … … … 7
( イ ) 自 己 資 本 構 成 比 率 … … … 7
( ウ ) 固 定 資 産 対 長 期 資 本 比 率 … … … 7
( エ ) 流 動 比 率 … … … 7
( オ ) 当 座 比 率 … … … 8
( カ ) 営 業 利 益 対 営 業 収 益 比 率 … … … 8
3 む す び … … … 9
別 表
比 較 損 益 計 算 書 … … … 1 2
比 較 貸 借 対 照 表 … … … 1 4
注 記
比 率 ( % ) は 、 小 数 点 以 下 第 2 位 又 は 第 3 位 を 四 捨 五 入 し た 。 別 表 の 構 成 比 率 は 、 合 計 が 1 0 0 と な る よ う 一 部 調 整 し た 。 「 0 . 0 」 は 、 該 当 数 値 は あ る が 表 示 単 位 未 満 の も の で あ る 。
1 審査の概要
審査の期間
平成29年6月7日から平成29年6月26日まで
審査の場所
監査室
審査の手続
1 2 3 4 5
収 入
支
出
平成28年度 和光市水道事業会計決算審査意見書
決算審査に当たっては、審査に付された決算書類が、地方公営企業法及び関係法令 に準拠して作成されているかを確認するとともに、水道事業の経営成績及び財政状況 を適正に表示しているかどうかを検証するため、会計諸帳簿、証拠書類との照合等の ほか、関係職員に説明の聴取と必要書類の提出を求め、審査を実施した。
また、本事業の経営内容を把握するため、帳簿書類に記載の数値、指標等に関する 分析を行い、経済性の発揮及び公共性の確保を主眼として考察した。
2 審査の結果
決算諸表
審査に付された決算諸表は、いずれも法令に基づいて作成され、その会計処理及び 手続は、法令、会計規程及び企業会計原則等に準拠して執行されており、決算計数は、 会計諸帳簿及び証拠書類と照合した結果、適正に算定されていた。よって、決算諸表 は、事業の経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認められた。
予算の執行状況
ア 業務の予定量に対する決算
水道事業の活動基本目標である業務の予定量に対する決算の状況は、次のとおり である。
区 分 予定量 決 算 比較増減
給水戸数(戸) 40,138 39,598 △ 540
年間総給水量(㎥) 9,291,000 8,972,670 △ 318,330
1日平均給水量(㎥) 25,455 24,583 △ 872
年間総有収水量(㎥) 8,982,000 8,826,528 △ 155,472
1日平均有収水量(㎥) 24,608 24,182 △ 426
主要な建設改良費(千円)
(第8次拡張事業南浄水場第3配水池建設事業)
イ 収益的収入及び支出
収益的収支の予算に対する決算の状況は、次のとおりである。 (単位:円、%)
区 分 予算額 決算額 比較増減 収入率
事業収益 1,520,394,000 1,458,280,044 △ 62,113,956 95.9
営業収益 1,313,596,000 1,246,910,404 △ 66,685,596 94.9
営業外収益 206,698,000 211,346,871 4,648,871 102.2
特別収益 100,000 22,769 △ 77,231 22.8
区 分 予算額 決算額 不用額 執行率
事業費 1,263,075,000 1,214,645,264 48,429,736 96.2
営業費用 1,245,644,000 1,202,786,993 42,857,007 96.6
営業外費用 11,831,000 11,829,957 1,043 100.0
特別損失 600,000 28,314 571,686 4.7
予備費 5,000,000 0 5,000,000 ―
6 678,499 668,995 △ 9,504
-(単位:円、%)
収 入
事業収益は、予算額15億2,039万4,000円に対し、決算額14億5,828万44円で、収入 率は95.9%である。
事業費は、予算額12億6,307万5,000円に対し決算額12億1,464万5,264円で、執行 率は96.2%である。
ウ 資本的収入及び支出
資本的収支の予算に対する決算の状況は、次のとおりである。
区 分 予算額 決算額 比較増減 収入率
資本的収入 21,805,000 22,176,685 371,685 101.7
負担金 21,805,000 22,176,685 371,685 101.7
区 分 予算額 決算額 不用額 執行率
資本的支出 1,037,483,200 992,761,159 44,722,041 95.7
建設改良費 307,760,000 280,531,112 27,228,888 91.2
拡張事業費 690,803,200 678,310,560 12,492,640 98.2
企業債償還金 33,920,000 33,919,487 513 100.0
予備費 5,000,000 0 5,000,000 ―
資本的収入は、予算額2,180万5,000円に対し決算額2,217万6,685円、収入率は 101.7%となっている。
収入の内訳は、配水管布設替え工事等に伴う消火栓設置費及び監督立会費535万 5,685円、配水管新設工事費及び監督立会費1,682万1,000円である。
資本的支出は、予算額10億3,748万3,200円に対し決算額9億9,276万1,159円、執行 率は95.7%となっている。
支出の主なものは、建設改良費の給配水管布設費2億1,452万3,640円、拡張事業費 の浄水場施設費6億6,899万5,200円である。
資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額9億7,058万4,474円については、 当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額6,892万1,124円、減債積立金 3,391万9,487円並びに過年度分損益勘定留保資金8億6,774万3,863円で補てんしてい る。
給配水管整備事業については、市道363号線と他7件の配水管布設替え工事を実施 し、中央第二谷中土地区画整理事業地区内において、区5-13.5-14.6-41号線の配水 管新設工事を実施した。
平成27年度から2箇年の継続事業で施行してきた第8次拡張事業南浄水場第3配水池 建設事業については、平成29年3月に完成し、平成29年4月1日から運用を開始した。
支 出
-(収益) (単位:円、%)
(単位:円、%)
(単位:円、%) エ 経営成績
(ア)事業収益及び費用の状況
事業収益の状況は、次のとおりである。
年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度
項目 決算額 前年度比較増減 前年度比 決算額 決算額
営業収益 1,154,762,445 16,365,538 101.4 1,138,396,907 1,089,519,289
給水収益 999,632,363 4,729,311 100.5 994,903,052 982,088,685
受託工事収益 717,930 194,940 137.3 522,990 2,091,852
その他営業収益 154,412,152 11,441,287 108.0 142,970,865 105,338,752
営業外収益 180,347,133 △ 15,115,410 92.3 195,462,543 195,193,396
受取利息及び配当金
2,462,084 △ 1,648,404 59.9 4,110,488 2,996,196
雑収益 1,773,925 84,057 105.0 1,689,868 1,978,399
長期前受金戻入 176,111,124 △ 13,551,063 92.9 189,662,187 190,218,801
特別利益 21,084 16,041 418.1 5,043 114,377
過年度損益修正益 21,084 16,041 418.1 5,043 114,377
事業収益 1,335,130,662 1,266,169 100.1 1,333,864,493 1,284,827,062
事業収益の決算額は、13億3,513万662円で前年度と比較すると126万6,169円 (0.1%)の増加となっている。
増加の主な要因は、加入金が257万1,427円減収になったものの、給水収益が 472万9,311円増収となったことなどが挙げられる。
水道料金の収納状況は、次のとおりである。
現年度分 調定済額 収納済額 未収額 収納率
28年度 1,079,601,979 1,059,490,526 20,111,453 98.1
27年度 1,074,494,328 1,054,739,577 19,754,751 98.2
26年度 1,053,030,381 1,030,854,415 22,175,966 97.9
過年度分 調定済額 収納済額 未収額 収納率 不納欠損額
28年度 23,556,275 18,550,892 5,005,383 78.8 1,102,962
27年度 25,834,825 20,924,794 4,910,031 81.0 1,066,057
26年度 22,459,318 17,410,997 5,048,321 77.5 1,542,343
収納済額は、10億7,804万1,418円(現年度分10億5,949万526円、過年度分 1,855万892円)で、前年度と比較して、現年度分475万949円の増加、過年度分 237万3,902円の減少となっている。
未収額は、2,511万6,836円(現年度分2,011万1,453円、過年度分500万5,383円) で、前年度と比較して、現年度分が35万6,702円、過年度分が9万5,352円の増加と なっている。
収納率は、現年度分が0.1ポイント、過年度分が2.2ポイントの減少となってい る。
不納欠損額は、540件・110万2,962円で、前年度と比較して14件・3万6,905円の 増加となっている。
水道料金の徴収対策としては、未納者に対する粘り強い督促に加え、繰り返し の督促に応じない滞納者に対しては、適切な時期に給水を停止している。
給水停止を実施した当日及び翌日には、営業時間を夜間に3時間延長して、未納料
-(費用) (単位:円、%)
(収益-費用)
金回収に努めている。
また、利用者の支払窓口の拡大として、市役所の閉庁日や金融機関の休業日で ある土曜日に、委託先の窓口を午前9時から12時まで開設した結果、28年度の徴収 実績は、夜間9件、土曜日613件であった。
コンビニ収納の利用実績は、60,696件・1億5,304万1,457円であり、収納総件数 のうち25.5%を占め、前年度と比較して、0.3ポイントの増加となった。
事業費の状況は、次のとおりである。
年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度
項目 決算額 前年度比較増減 前年度比 決算額 決算額
営業費用 1,149,064,713 △ 35,856,519 97.0 1,184,921,232 1,148,947,078
原水及び浄水費 547,985,217 △ 32,744,195 94.4 580,729,412 572,776,839 配水及び給水費 91,622,617 7,058,688 108.3 84,563,929 68,565,594
受託工事費 630,000 170,000 137.0 460,000 1,838,600
業務費 102,489,585 2,170,159 102.2 100,319,426 99,566,708
総係費 34,891,728 △ 4,772,383 88.0 39,664,111 32,889,726
減価償却費 371,229,178 △ 7,822,893 97.9 379,052,071 373,203,959
資産減耗費 216,388 84,105 163.6 132,283 105,652
営業外費用 12,089,059 △ 1,120,567 91.5 13,209,626 14,330,603
支払利息企業債諸費 11,336,831 △ 1,309,434 89.6 12,646,265 13,904,498
雑支出 752,228 188,867 133.5 563,361 426,105
特別損失 26,218 △ 279,345 8.6 305,563 9,887,148
過年度損益修正損
26,218 △ 279,345 8.6 305,563 2,298,692
その他特別損失 0 0 ― 0 7,588,456
事業費 1,161,179,990 △ 37,256,431 96.9 1,198,436,421 1,173,164,829
純利益 173,950,672 38,522,600 128.4 135,428,072 111,662,233
事業費は、前年度と比較すると3,725万6,431円(3.1%)の減少となっている。 減少の主な要因は、原水及び浄水費において、委託料が844万4,584円、受水費が 1,339万9,865円減少したことなどが挙げられる。
事業収支については、事業収益13億3,513万662円に対し、事業費は11億6,117万 9,990円となり、1億7,395万672円の純利益が生じ、前年度と比較して純利益額が 3,852万2,600円(28.4%)増加している。
-(単位:円、%) (イ)費用の性質別比較
性質別費用の3箇年度の状況は、次のとおりである。
年度 平成28年度 平成27年度 平成26年度
項目 決算額 前年度比較増減 前年度比 決算額 決算額
人件費 72,526,288 57,816 100.1 72,468,472 86,842,267
企業債利息 11,336,831 △ 1,309,434 89.6 12,646,265 13,904,498
減価償却費 371,229,178 △ 7,822,893 97.9 379,052,071 373,203,959
動力費 39,040,087 △ 5,123,705 88.4 44,163,792 49,525,460
修繕費 33,653,330 △ 9,753,030 77.5 43,406,360 31,753,264
薬品費 788,700 62,700 108.6 726,000 591,360
受水費 405,595,590 △ 12,407,279 97.0 418,002,869 414,059,945
資産減耗費 216,388 84,105 163.6 132,283 105,652
材料費 0 0 ― 0 0
委託料 187,242,709 608,586 100.3 186,634,123 173,683,153
その他 39,550,889 △ 1,653,297 96.0 41,204,186 29,495,271
計 1,161,179,990 △ 37,256,431 96.9 1,198,436,421 1,173,164,829 事業費総額の6.2%を占める人件費は、7,252万6,288円で、前年度と比較して 5万7,816円(0.1%)増加している。
(ウ)業務の概要
業務実績の3箇年度の状況は、次のとおりである。
年度 平成28年度
項目 前年度比較増減
行政区域内人口(人) 81,151 605 80,546 80,089
年度末給水人口(人) 81,149 605 80,544 80,087
年度末給水戸数(戸) 39,598 572 39,026 38,498
給水人口 総人口
配水能力(㎥/日) 35,000 0 35,000 35,000
年間給水量(㎥) 8,972,670 △ 107,320 9,079,990 8,992,100
年間有収水量(㎥) 8,826,528 36,959 8,789,569 8,679,647 県水(㎥) 6,565,160 △ 200,830 6,765,990 6,702,168
井戸水(㎥) 2,407,510 93,510 2,314,000 2,289,932
県水割合 井戸水割合
(%) (%)
県水単価(円) 66.72 0.00 66.72 66.72
一日最大給水量(㎥) 26,610 △ 480 27,090 26,710
一日平均給水量(㎥) 24,583 △ 226 24,809 24,636
1日平均給水量
配水能力 年間有収水量
年間給水量 1日平均給水量
1日最大給水量
1日最大給水量
配水能力
職員数(人) 12 △ 1 13 12+再任用1
給水人口は81,149人で、前年度と比較して605人(0.8%)、給水戸数は39,598戸 で、572戸(1.5%)の増加となっている。
平成27年度 平成26年度 備考
普及率(%) 100.0 0.0 100.0 100.0
内
訳
73.2 26.8 △ 1.3 1.3 74.5 25.5 74.5 25.5
施設利用率(%) 70.2 △ 0.7 70.9 70.4
有収率(%) 98.4 1.6 96.8 96.5
負荷率(%) 92.4 0.8 91.6 92.2
最大稼働率(%) 76.0 △ 1.4 77.4 76.3
-円 円 円
円 円 円
円 円 円
年間有収水量は8,826,528㎥で、前年度と比較して36,959㎥(0.4%)の増加とな っている。
年間給水量に対する年間有収水量(料金の対象となった水量)の割合である有 収率は98.4%で、前年度と比較して1.6ポイント増加している。
施設利用率は70.2%で、前年度と比較して0.7ポイント減少している。 最大稼働率は76.0%で、前年度と比較して1.4ポイント減少している。
(エ)労働生産性
損益勘定支弁職員9人の1人当たりの労働生産性は、給水人口で9,017人、有収 水量で980,725㎥、営業収益で1億2,822万7,168円となり、前年度と比較して 1,443万9,776円増加している。
なお、営業収益は、受託工事収益を含まない数値である。
職員給与費対営業収益率は6.3%となり、前年度と比較して0.1ポイント減少し ている。
(オ)供給単価と給水原価の状況
有収水率1㎥当たりの供給単価と給水原価の状況は、次のとおりである。
年度 項目
供給単価 113.25 113.19 113.15
給水原価 111.53 114.68 133.81
差 額 1.72 △ 1.49 △ 20.66
財政状況
ア 資産、負債及び資本
資産、負債及び資本の3箇年度を比較すると、別表 比較貸借対照表のとおりであ
る。
(ア) 資産
資産合計は109億6,999万1,307円で、前年度と比較して3億6,111万3,818円 (3.4%)増加している。これは主に、有形固定資産の建設仮勘定が2億9,363万 8,000円(92.5%)減少したものの、有形固定資産の構築物が8億2,894万2,426円 (12.6%)増加したことによるものである。
(イ) 負債
負債合計は44億222万6,882円で、前年度と比較して1億8,716万3,146円(4.4%) 増加している。これは主に、流動負債の未払金が3億1,313万7,857円(99.1%)増 加したことによるものである。
(ウ) 資本
資本合計は65億6,776万4,425円で、前年度と比較して1億7,395万672円(2.7%) 増加している。これは、剰余金が9,832万2,496円(12.4%)減少したものの、資 本金が2億7,227万3,168円(4.9%)増加したことによるものである。
平成28年度 平成27年度 平成26年度
-= ×
= ×
= ×
= ×
イ 財務分析
財務分析比率は、次のとおりである。
単位:%
28年度 27年度
比率 前年度比較増減 比率
固定資産構成比率 81.0 2.6 78.4
自己資本構成比率 91.0 △ 2.5 93.5
固定資産対長期資本比率 87.0 5.3 81.7
流動比率 274.5 △ 260.2 534.7
当座比率 273.6 △ 247.5 521.1
営業利益対営業収益比率 0.5 4.6 △ 4.1
(ア) 固定資産構成比率
総資産中に占める固定資産の割合を示すもので、比率が高いほど資本が固定 化傾向にあるといえる。
固定資産
固定資産構成比率 100
総資産
(イ) 自己資本構成比率
総資本(負債及び資本)に占める資本の割合を示すもので、比率が高いほど 経営の安全性は大きいものといえる。
資本金+剰余金+繰延収益
自己資本構成比率 100
負債+資本
(ウ) 固定資産対長期資本比率(固定長期適合率)
固定資産がどの程度長期資本(資本金+剰余金+固定負債)によって調達さ れているかを示すものであり、100%以下かつ低いことが望ましい。
固定資産
固定資産対長期資本比率 100
固定負債+資本金+繰延収益+剰余金
(エ) 流動比率
1年以内に現金化できる資産と支払わなければならない負債を比較するもの で、企業の支払能力を判断する指標の一つである。流動性を確保するためには、 流動資産が流動負債の2倍以上あることが望ましいとされている。
流動資産
流動比率 100
流動負債 項目
-= ×
= ×
(オ) 当座比率
流動資産のうち、現金預金及び容易に現金化しうる未収金などの当座資産と 流動負債を対比させたもので、企業の支払能力を判断する指標の一つで、 100%以上が望ましいとされている。
現金預金+未収金
当座比率 100
流動負債
(カ) 営業利益対営業収益比率
営業収益100円に対する営業利益の割合を示すもので、比率の高いほど良好 であるといえる。
営業利益
営業利益対営業収益比率 100
営業収益
-- 9 -3 むすび
平成 28 年度の決算審査の結果は以上のとおりであるが、結びに審査執行における意見を 次のとおり申し述べる。
平成 28 年度の水道事業会計業務は、給水戸数で 572 戸、1.47%、給水人口で 605 人、0.75%、 また、年間有収水量で 3 万 6,959 ㎥、0.42%と、微増ながらいずれも前年度と比較して増 加となっているが、年間給水量は 10 万 7,320 ㎥、1.18%の減少となっている。
しかしながら、東日本大震災の影響から全体的な節水基調により給水量及び有収水量が、 給水人口増にもかかわらず伸び悩んだ傾向も一段落し、区画整理の進捗に合わせた世帯数 の増加に伴い、微量ながら水使用量の増加が望める状況になったと考えられる。
給水原価と供給単価に目を向けると、平成 28 度の供給単価は 113 円 25 銭で、前年度 113 円 19銭と比較して6銭上がり、給水原価は 111円53銭で前年度114円68 銭より3 円15 銭下がり、供給単価が給水原価を1円72銭上回ったことに伴い、料金回収率も昨年度の 98.7%から 101.6%とプラスに転じ、逆ザヤの状態は解消された。
これは、無効水の減少により、有収率が向上したことが、収益性の向上につながったも のと判断される。
平成 28 年度収益的収支全体では、当期純利益は前年度に比して 3,852 万 2,600 円増の 1 億 7,395 万 672 円となっている。
次に、資本的収入は、2,217 万 6,685 円で、前年度に比較して、1,979 万 5,357 円の大幅 な増収となっている。これは、前年度に予定していた中央第二谷中土地区画整理事業にお ける配水管新設工事が区画整理事業の遅れから平成28年度の執行になったことによるも のである。
一方、資本的支出は、9 億 9,276 万 1,159 円で、前年度に比べて、4 億 4,526 万 959 円の 増加となっている。これは、継続事業として、第 8 次拡張事業南浄水場第3配水池建設事 業 6 億 6,899 万 5,200 円が執行されたことによるものである。
なお、この資本的収支の不足額 9 億 7,058 万 4,474 円は、当年度分消費税及び地方消費 税資本的収支調整額 6,892 万 1,124 円、減債積立金 3,391 万 9,487 円及び過年度分損益勘 定留保資金 8 億 6,774 万 3,863 円で補填している。
収納対策では、口座利用者やコンビニ収納の利用者は高い水準を示し、全体としては、 効果的な徴収の取組により収納率の向上が図られているが、今後も引き続き収納対策の強 化に努められたい。
平成 28 年度の企業経営上の財務分析では、営業利益対営業収益比率について改善が見ら れ、固定資産構成比率、自己資本構成比率、固定資産対長期資本比率、流動比率、当座比 率の分析指標も良好な比率であり、引き続き他会計や企業債に依存しない安定的な経営状 況を示している。
- 10 -の節減と効率的な経営が求められる。
このようなことから、水道事業経営の根幹である水道料金については、事業の持続可能 性を確保しつつ、安定した水道事業の経営を今後も持続するため、県水の単価の動向を注 視しながら、十分検討されるようお願いしたい。
年 度
対前年 対前年
科 目 度 比 度 比
1,149,064,713 99.0 97.0 1,184,921,232 98.9 103.1 1,148,947,078 97.9
原水及び浄水費 547,985,217 47.2 94.4 580,729,412 48.5 101.4 572,776,839 48.8
配水及び給水費 91,622,617 7.9 108.3 84,563,929 7.1 123.3 68,565,594 5.8
費
受託工事費 630,000 0.1 137.0 460,000 0.0 25.0 1,838,600 0.2
業務費 102,489,585 8.8 102.2 100,319,426 8.4 100.8 99,566,708 8.5
用
総係費 34,891,728 3.0 88.0 39,664,111 3.3 120.6 32,889,726 2.8
減価償却費 371,229,178 32.0 97.9 379,052,071 31.6 101.6 373,203,959 31.8
の
資産減耗費 216,388 0.0 163.6 132,283 0.0 125.2 105,652 0.0
部
12,089,059 1.0 91.5 13,209,626 1.1 92.2 14,330,603 1.2
支払利息及び 企業債取扱諸費
雑支出 752,228 0.1 133.5 563,361 0.0 132.2 426,105 0.0
26,218 0.0 8.6 305,563 0.0 3.1 9,887,148 0.9
過年度損益修正損 26,218 0.0 8.6 305,563 0.0 13.3 2,298,692 0.2
その他特別損失 ― ― ― ― ― 皆減 7,588,456 0.7
1,161,179,990 100.0 96.9 1,198,436,421 100.0 102.2 1,173,164,829 100.0
別表(1)
比 較 損 益
借 方
平成28年度 平成27年度 平成26年度
営業費用
営業外費用
特別損失
事 業 費
平成28年度 平成27年度 平成26年度
金 額 金 額 金 額
金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比
11,336,831 0.9 89.6 12,646,265 1.1 91.0 13,904,498 1.2
純 利 益
173,950,672 135,428,072 111,662,233
- 年 度
対前年 対前年
度 比 度 比
1,154,762,445 86.5 101.4 1,138,396,907 85.3 104.5 1,089,519,289 84.8
給水収益 999,632,363 74.9 100.5 994,903,052 74.6 101.3 982,088,685 76.4
収
受託工事収益 717,930 0.0 137.3 522,990 0.0 25.0 2,091,852 0.2
その他の営業収益 154,412,152 11.6 108.0 142,970,865 10.7 135.7 105,338,752 8.2
益
180,347,133 13.5 92.3 195,462,543 14.7 100.1 195,193,396 15.2
受取利息及び 配当金 の
雑収益 1,773,925 0.1 105.0 1,689,868 0.2 85.4 1,978,399 0.2
長期前受金戻入 176,111,124 13.2 92.9 189,662,187 14.2 99.7 190,218,801 14.8
部
21,084 0.0 418.1 5,043 0.0 4.4 114,377 0.0
過年度損益修正益 21,084 0.0 418.1 5,043 0.0 4.4 114,377 0.0
1,335,130,662 100.0 100.1 1,333,864,493 100.0 103.8 1,284,827,062 100.0
計 算 書
(単位:円、%)
貸 方
平成28年度 平成27年度 平成26年度
科 目
営業収益
営業外収益
特別利益
事 業 収 益
金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比
2,462,084 0.2 59.9 4,110,488 0.3 137.2 2,996,196 0.2
-13-別表(2)
年 度
対前年 対前年 科 目
度 比 度 比
8,881,578,162 81.0 106.8 8,319,237,335 78.4 103.3 8,050,168,630 77.9
8,880,529,862 81.0 106.8 8,318,189,035 78.4 103.3 8,049,120,330 77.9
土地 56,760,465 0.5 100.0 56,760,465 0.5 133.8 42,416,485 0.4
建物 441,043,182 4.0 97.0 454,715,632 4.3 97.1 468,398,156 4.5
資 構築物 7,389,231,697 67.4 112.6 6,560,289,271 61.8 101.0 6,495,942,357 62.9
機械及び装置 969,339,313 8.9 104.4 928,630,462 8.8 92.9 999,333,127 9.7 車両及び
産 運搬具 工具器具及び 備品
の 建設仮勘定 23,739,000 0.2 7.5 317,377,000 3.0 744.8 42,614,000 0.4
1,048,300 0.0 100.0 1,048,300 0.0 100.0 1,048,300 0.0
部 電話加入権 1,048,300 0.0 100.0 1,048,300 0.0 100.0 1,048,300 0.0
2,088,413,145 19.0 91.2 2,289,640,154 21.6 100.3 2,283,207,236 22.1
現金預金 2,025,953,266 18.4 91.9 2,204,744,720 20.8 98.4 2,240,919,839 21.7
未収金 55,096,659 0.5 208.8 26,389,494 0.2 75.7 34,871,087 0.3
貯蔵品 7,363,220 0.1 95.6 7,705,940 0.1 103.9 7,416,310 0.1
前払金 ― ― 皆減 50,800,000 0.5 皆増 ― ―
10,969,991,307 100.0 103.4 10,608,877,489 100.0 102.7 10,333,375,866 100.0
比 較 貸 借
借 方
平成28年度 平成27年度 平成26年度
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
流動資産
資 産 合 計
金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比
140,905 0.0 100.0 140,905 0.0 100.0 140,905 0.0
275,300 0.0 100.0 275,300 0.0 100.0 275,300 0.0
-14- 年 度
対前年 対前年
度 比 度 比
222,743,482 2.0 86.3 258,026,482 2.4 88.4 291,945,969 2.8
負
債
760,713,930 6.9 177.7 428,199,190 4.0 182.0 235,291,049 2.3
企業債 35,283,000 0.3 104.0 33,919,487 0.3 104.0 32,610,053 0.3
未払金 629,238,106 5.7 199.1 316,100,249 3.0 241.2 131,037,475 1.3
の
引当金 10,168,000 0.1 109.0 9,326,000 0.1 105.3 8,857,000 0.1
その他
部 流動負債
3,418,769,470 31.2 96.9 3,528,838,064 33.3 99.5 3,547,753,167 34.3
4,402,226,882 40.1 104.4 4,215,063,736 39.7 103.4 4,074,990,185 39.4
資
5,875,715,065 53.6 104.9 5,603,441,897 52.8 627.4 893,189,905 8.7
本 692,049,360 6.3 87.6 790,371,856 7.5 14.7 5,365,195,776 51.9
の 利益剰余金 692,049,360 6.3 87.6 790,371,856 7.5 14.7 5,365,195,776 51.9
部 6,567,764,425 59.9 102.7 6,393,813,753 60.3 102.2 6,258,385,681 60.6
負債資本合計 10,969,991,307 100.0 103.4 10,608,877,489 100.0 102.7 10,333,375,866 100.0
対 照 表
(単位:円、%)
貸 方
平成28年度 平成27年度 平成26年度
科 目
固定負債
流動負債
繰延収益
負 債 合 計
資本金
剰余金
資 本 合 計
金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比
企業債 222,743,482 2.0 86.3 258,026,482 2.4 88.4 291,945,969 2.8
86,024,824 0.8 124.9 68,853,454 0.6 109.7 62,786,521 0.6
長期前受金 3,418,769,470 31.2 96.9 3,528,838,064 33.3 99.5 3,547,753,167 34.3