平成28年度
意匠出願動向調査報告書(概要)
― 地域別意匠登録と意匠関連施策との
関係性に関する調査 ―
平成29年3月
特 許 庁
問い合わせ先
本 編 概 要 第 1 部 第 2 部 第 3 部 第 4 部 第 5 部
概要
第1章 はじめに
第1節 本調査の実施目的
近年、我が国では、大都市部に資本、人材、産業、文化等の経済活動に欠かせない要素 が集中する傾向がみられ、その一方で、地方に目を向けると経済活動が停滞し過疎化や地 域産業の衰退が深刻な課題となっている例も多くみられる。政府は、各地域がそれぞれの 特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるよう、地域の課題に即した経済・産業 活性化のための各種施策を実施しているところであり、特許庁においても、経済・産業活 性化を担う産業財産権制度について、地域の産業の特性や利用者のニーズに対応した施策 立案が求められている。一方でこれまでも、各地域では、デザイン振興施策や意匠登録出 願費用の補助等の施策(以下、意匠関連施策)が行われてきたが、地域の経済・産業や出 願人の知的財産活動に及ぼす影響等については十分な因果関係が検証されていない。
そこで、本調査では、都道府県ごとの意匠登録動向を人口・企業情報・産業規模等の基 礎情報とあわせて調査し、地域の特徴、利用者のニーズ及び課題等を把握した上で、それ らを各地域で実施されている意匠関連施策に関する情報と照らし合わせることによって、 意匠登録動向とそれら施策との関係性について分析を行う。
本調査結果は、特許庁における意匠審査・審判業務のための資料、また、今後特許庁が 地域別の意匠制度の普及・啓発のあり方を検討するための資料として利用するとともに、 我が国企業等が意匠出願戦略を策定するための基礎資料としても利用されることを想定す る。
1. 本調査の内容 (1) 実施概要
本事業は①統計分析、②アンケート調査、③ヒアリング調査の3つの調査を実施し、 これらを踏まえて横断的な傾向を把握した。また、横断的な傾向から明らかになった課 題を解決に向けて第6章では地域における意匠権活用のポイントを整理した。
図表 1-1 調査内容
①統計分析
(第2章)
・47都道府県別意匠登録動向
・47 都道府県別の意匠登録動向と関連が深いと考えられる事項の基礎情報
・特徴的な傾向がみられる都道府県別詳細意匠登録状況
②アンケート調査
(第3章)
・経済産業局・都道府県・市区町村・産業支援機関別の意匠関連施策の実態
③ヒアリング調査
(第4章)
・意匠関連施策を活用した意匠登録事例
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(2) 本調査の実施フロー
調査の全体的なフローは以下のとおりである。統計分析とアンケート調査を並行して 実施し、これらの結果より、ヒアリング調査を実施した。これらを踏まえて総合分析(横 断的な分析)を実施し、その結果を総括として整理した。
図表 0-1-2 調査の実施フロー
①統計分析(第2部)
・特許庁ならびに民間データを組 み合わせてデータベースを作成
・集計・分析
・特徴ある10都道府県を抽出し て、詳細な分析も実施
②アンケート調査(第3部)
・経済産業局・地方公共団体・産 業支援団体266団体程度を対象
・集計・分析
③ヒアリング調査(第4部)
・17企業等ならびに9地方公 共団体を対象
・事例集の作成
⑤総括(第6部)
・意匠制度普及に向けた説明資料の作成
・地域の企業における戦略的出願方法
・国・自治体における今後の施策の在り方に関する情報提供
地域別意匠登録と意匠関連施策の発展に向けた委員会(全3回)
助言
事例抽出
④総合分析(第5部)
・意匠関連施策と意匠登録の関係性の分析
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(3) 本調査に関わる委員会の開催概要
「地域別意匠登録と意匠関連施策の発展に向けた委員会」という名称で全3回開催した。 本委員会は、株式会社意と匠研究所 下川一哉氏に委員長として委嘱し、ほか5名の委 員から構成されている。オブザーバーには特許庁ならびに独立行政法人 工業所有権情 報・研修館より参加いただき、事務局は三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会 社が運営した。
図表 0-1-3 実施体制(敬称略)
【委員長】
株式会社意と匠研究所 代表 下川 一哉
【委員(50音順)】
有限会社ネオデザイン 代表取締役 井上 和世
名古屋市 観光文化交流局文化振興室 国際交流専門員(文化振興) 江坂 恵里子 埼玉県産業技術総合センター 事業化支援室 製品開発担当 主任専門員 影山 和則
みずの永芳特許事務所 所長弁理士 永芳 太郎
九州大学 科学技術イノベーション政策 教育研究センター 助教 長谷川 光一
【オブザーバー】
特許庁 総務部 企画調査課 知財動向班長(課長補佐) 山田 裕介 総務部 企画調査課 意匠動向係長(課長補佐) 安藤 美奈子
審査第一部 意匠課 課長 木本 直美
審査第一部 意匠課 企画調査班長(課長補佐) 藤澤 崇彦 審査第一部 意匠課 企画調査係長 菊地 拓哉 審査第一部 意匠課 意匠分類企画係長 平田 哲也 独立行政法人 工業所有権情報・研修館 知財情報部
部長代理 情報提供担当 小林 佑二
【事務局】
三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱ 副主任研究員 萩原 理史(管理監督者) 主任研究員 肥塚 直人
主任研究員 阿部 剛志 副主任研究員 花輪 永子 研究員 髙原 悠
図表 0-1-4 各会の論点 第1回委員会 (1)本事業の趣旨・調査方法の概要について
(2)アンケート調査票について (3)論点について
第2回委員会 (1)統計調査結果について
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第2節 本調査における用語の定義 1. 「意匠関連施策」とは
本調査においては、意匠の創造・保護・収益化等に関わる施策を「意匠関連施策」と定 義した。具体的な意匠関連の例(図表 0-1-6)をみると、有識者の派遣や補助、それに関 わるセミナー等の教育的事業、表彰等が想定される。また、各フェーズに横断的に関わる 事業としては総合的な情報発信に関わる事業やデータベースによるデザインの管理等も考 えられる。さらに、これらは施策単位でみたときに、別々に行われているとは限らず、複 数に横断する事業(例:専門家の指導を受けて、展示会等に出展する等)も多く実施され ている。こうした状況を踏まえた定義となっている。
図表 0-1-5 意匠創造のサイクル
①研究開発
(創造)
②権利取得
③コスト回収 (保護)
(収益化)
出願
産業財産権 利益
図表 0-1-6 意匠関連施策の例
① 研 究 開 発 ( 創 造 ) に関する施策
・商品開発・販路開拓に向けた商品デザインの企画に係る事業者等への補助金
・商品デザインに関して助言を行う専門家の派遣
・商品デザイン等商品企画・ブランディングに関する研修・セミナーの開催
② 権 利 取 得 ( 保 護 ) に関する施策
・意匠登録出願(国内外含む)への補助金
・意匠登録出願(国内外含む)や模倣品対策に関して助言を行う専門家の派遣
・意匠登録等知的財産権に関する研修・セミナーの開催
③ コ ス ト 回 収 ( 収 益 化)に関する施策
・デザインコンペ等の表彰
・優良デザインの展示会等のイベントの開催や出展支援
・意匠権の活用に関する補助金(模倣品対策に係る補助金等)
・意匠権の活用に関して助言を行う専門家の派遣
・意匠権を活用した事業展開に関する研修・セミナーの開催
④その他 ・ウェブサイトやメールマガジン、SNS等を通じた情報発信
・管轄区域内のデザイナーやデザインに関するデータベースの整備
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2. 「中小企業」とは
中小企業は、中小企業基本法第二条に基づき以下の定義を用いて分類している。業種分 野ごとに分類があり、本調査においては、「東京商工リサーチ」によるデータベース(業 種・資本金・従業員数)と照会して分類した。ただし、同社が保有していない企業は「規 模不明」として定義するとともに、「みなし大企業1」については恣意的な分類になる恐れ があるため、本調査においてはその点は考慮せずに分類した。
図表 0-1-7 中小企業の定義(中小企業基本法第二条より抜粋)
① 製 造 業 と そ の 他 の 業 種 ( 以 下 、 ② ~ ④ の業種を除く)
資本金の 額又は 出資の 総 額が三億 円以下 の会社 並 びに常時 使用す る従業 員の 数が三百人以下の会社及び個人
②卸売業 資本金の 額又は 出資の 総 額が一億 円以下 の会社 並 びに常時 使用す る従業 員の 数が百人以下の会社及び個人
③小売業 資本金の 額又は 出資の 総 額が五千 万円以 下の会 社 並びに常 時使用 する従 業員 の数が百人以下の会社及び個人
④サービス業 資本金の 額又は 出資の 総 額が五千 万円以 下の会 社 並びに常 時使用 する従 業員 の数が五十人以下の会社及び個人
3. その他用語の使い方について
本調査は「意匠出願動向調査」であるが、意匠公報発行までの間は秘匿化されているこ とから、統計分析においては意匠公報発行済みの「意匠登録」を対象に集計している。
また、単に「意匠」と表現する場合にはデザイン全般のことを指し、権利化されたもの を「意匠権」と表現する。ただし、統計分析においては意匠権の登録件数のことを「意匠 登録件数」とした。
加えて、デザイン業務の事業従事者とは、経済産業省特定サービス産業実態調査におけ る、デザイン業の事業従事者のうち、デザイン業に実際に従事している者を指す。
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第2章 統計分析
第1節 統計分析の実施方法
分析対象は、2013 年から 2015 年の間に意匠公報が発行された意匠登録データ 69,976 件を用いた。集計における都道府県は国内居住の筆頭出願人の所在地とした。分析にあた って、出願人の属性・業種を以下のとおり区分した。なお、出願人が外国人の場合でも、 申請上の住所が国内(国内居住の外国人)の場合の登録は集計対象とし、日本人による出 願であっても、申請上の住所が国外の場合は集計対象外としている。
図表 2-1 属性ごとの分類付与手順
特許庁保有
データ 法人格あり
法人格なし 省庁局あるいは都道府県市区町村役所 「⑤国・自治体」に分類
「④個人」 に分類 株式会社有限会社
合同会社等
東京商工リサーチ のデータベースと照会 し、業種、資本金、
従業者数から分類 「②中小企業」
に分類
「①大企業」 に分類
国立大学法人 学校法人等
協同組合等 「⑦協同組合等」に分類
「⑥大学等」 国外居住者に に分類
よる出願を除 いたデータ
「③企業(規模不 明)」に分類
「⑧その他の属 性」に分類 公益財団、宗教法人
等の①~⑦以外
⑤国・自治体以外 独立行政法人
図表 2-2 属性ごとの分類方法
出願人属性分類名 分類方法
① 大企業
株式会社、合名会社、合資会社、合同会社、有限会社のうち、 業種、資本金及び従業員数を元に以下の②の中小企業以外で 大企業に分類される企業を抽出した。
② 中小企業
株式会社、合名会社、合資会社、合同会社、有限会社のうち、 中小企業法第二条に規定された定義に基づいて分類した。
③ 企業(規模不明)
株式会社、合名会社、合資会社、合同会社、有限会社のうち、 業種・資本金・従業員数が不明のため、中小企業又は大企業 の分類が不可能であった企業を抽出した。なお、「みなし大企 業」が含まれる場合もある。
④ 個人
法人格をもたない出願人のうち、国・自治体以外の出願人か ら個人を抽出した。
⑤ 国・自治体
国、都道府県、市区町村に該当するものを抽出した。また、 独立行政法人についても国・自治体に準じた扱いとした。
⑥ 大学等
学校法人を含む、大学、高専等を抽出した。ただし、分析対 象データには高専による意匠登録はなかった。
⑦ 協同組合等 農業協同組合等の、組合に属する団体を抽出した。
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第2節 統計分析
1. 国内居住者による意匠登録件数(各年)
2013年1月から2015年12月の3年間(公報発行年に基づく登録日を基に抽出)に登録 された意匠を年別にみると、意匠登録件数の合計は69,976件で、2013年から2015年にか けて微減している。
図表 2-3 意匠登録件数(各年)
24751
22950
22275
0 5000 10000 15000 20000 25000 30000
2013年 2014年 2015年
(1) 日本意匠分類グループ別(各年)
2013年から2015年までの各年の意匠分類(大分類)別にみると、各年とも最も多いの が「H(電気電子機械器具及び通信機械器具)」で、次いで「F(事務用品及び販売用品)」、
「D(住宅設備用品)」となっている。しかし、もっとも高い割合の「H(電気電子機械器具 及び通信機械器具)」については、毎年減少傾向にあることがわかる。一方で、「D(住宅 設備用品)」や「G(運輸又は運搬機械)」、「K(産業機械器具)」、「M(A~Lに属さないそ の他の基礎製品)」が全体に占める割合が毎年増加傾向にある。
図表 2-4 日本意匠分類グループ(各年)
0.3%
0.3%
0.4% 5.8%
5.9%
5.8% 10.1%
10.0%
10.3%
11.2%
10.5%
11.2% 3.0%
3.3%
2.9% 12.7%
13.2%
12.0%
8.0%
6.6%
8.4%
16.8%
19.2%
16.2%
8.3%
7.9%
8.9%
8.8%
8.3%
9.1%
10.0%
10.4%
10.2% 4.9%
4.4%
4.8%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
合計
2013年
2014年
(n=69976)(n=24751)n=22950)
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2. 出願人属性別の意匠登録動向
(1) 出願人属性別の意匠登録件数(3年間合計)
2013年から2015年の3年間の登録件数は合計69,976件のうち、出願人属性をみると、
「大企業」の割合が最も高く58.1%となっている。次いで、「中小企業(29.3%)」、「個 人(6.5%)」となっている。
図表 2-5 出願人属性別(3年間合計)
大企業, 58.1% 中小企業, 29.3%
企業(規模不 明), 5.7%
個人, 6.5%
国・自治体, 0.1%
大学等, 0.1% 協同組合等, 0.1%
その他の属性, 0.1%
(n=69976)
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(2) 属性別日本意匠分類グループの登録件数
属性ごとに日本意匠分類グループ別の意匠登録件数をみると、登録の多い日本意匠分 類グループの傾向は属性ごとに異なる。「大企業」においては、「H(電気電子機械器具及 び通信機械器具)」が最も高く 22.2%で、次いで「D(住宅設備用品)(12.9%)」、「F(事 務用品及び販売用品)(12.1%)」となっている。「中小企業」では、「F(事務用品及び販 売用品)」が 13.3%で最も高く、次いで「C(生活用品)(13.0%)」、「L(土木建築用品)
(10.9%)」となっている。
また、「大学等」における「J(一般機械器具)(57.3%)」、「協同組合等」における「B(衣 服及び身の回り品)(47.4%)」、「その他」における「J(一般機械器具)(43.6%)」等で、 全体の傾向よりも割合が高くなっている。
図表 2-6 属性別 日本意匠分類グループ(3年間合計)
0.3%
0.1%
0.5%
0.3%
0.7% 5.8%
2.9%
7.5%
13.6%
17.4%
8.2%
1.3%
47.4%
7.4% 10.1%
6.9%
13.0%
17.9%
19.2%
20.4%
2.7%
3.5%
24.5% 11.2%
12.1%
10.3%
11.2%
7.1%
8.0%
0.0%
1.1% 3.0%
1.7%
4.0%
3.4%
9.9%
10.2%
12.0%
3.5%
4.3% 12.7%
12.9%
13.3%
9.3%
11.7%
8.2%
5.3%
12.3%
10.6% 8.0%
11.2%
4.0%
2.9%
2.7%
1.1%
16.8%
22.2%
9.2%
13.4%
6.4%
8.2%
2.7%
3.5%
1.1%
8.3%
7.2%
10.1%
8.6%
7.0%
24.5%
57.3%
43.6% 8.8%
8.7%
9.8%
7.3%
7.2%
2.7%
12.3%
10.0%
10.0%
10.9%
8.3%
7.7%
4.0%
17.5%
6.4% 4.9%
4.0%
7.3%
3.9%
3.0%
8.2%
4.0%
0% 10% 20% 30% 40% 50 % 60% 70% 80% 90% 100%
合計
大企業
中小企業
企業(規模不明)
個人
国・自治体
大学等
協同組合等
その他
(n=69976)(n=40640)(n=20499)(n=3985)(n=4577)(n=49)(n=75)(n=57)(n=94)
A(製造食品及び嗜好品) B(衣服及び身の回り品 ) C(生活用品)
D(住宅設備用品) E(趣味娯楽用品及び運 動競技用品) F(事務用品及び販売用 品)
G(運輸又は運搬機械) H(電気電子機械器具及 び通信機械器 具) J(一般機械器具)
K(産業機械器具) L(土木建築用品) M(A~Lに属さないその 他の基礎製品 )
注釈)グラフ内0.0%の項目については、ラベルの表示を省略。
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3. 出願人居住都道府県別意匠登録件数 (1) 都道府県別意匠登録件数(3年間合計)
2013年から2015年の3年間の出願人居住都道府県別の登録件数をみると、「東京都」 の割合が最も高く37.3%となっている。次いで、「大阪府(20.1%)」、「神奈川県(6.1%)」 となっている。上位4位から 10 位は順に、「愛知県(6.1%)」、「兵庫県(3.5%)」、
「埼玉県(2.4%)」、「岐阜県(2.4%)」、「京都府(2.2%)」、「静岡県(1.9%)」、
「新潟県(1.5%)」となっている。
図表 2-7 都道府県別登録件数(3年間合計)
0 5000 10000 15000 20000 25000 30000
北 海 道
青 森 県
岩 手 県
宮 城 県
秋 田 県
山 形 県
福 島 県
茨 城 県
栃 木 県
群 馬 県
埼 玉 県
千 葉 県
東 京 都
神 奈 川 県
新 潟 県
富 山 県
石 川 県
福 井 県
山 梨 県
長 野 県
岐 阜 県
静 岡 県
愛 知 県
三 重 県
滋 賀 県
京 都 府
大 阪 府
兵 庫 県
奈 良 県
和 歌 山 県
鳥 取 県
島 根 県
岡 山 県
広 島 県
山 口 県
徳 島 県
香 川 県
愛 媛 県
高 知 県
福 岡 県
佐 賀 県
長 崎 県
熊 本 県
大 分 県
宮 崎 県
鹿 児 島 県
沖 縄 県 (n=69976)
(2) 出願人居住都道府県ごとの出願人属性別意匠登録件数
全体では大企業による意匠登録が最も大きな割合を示している中、都道府県を出願人 属性別にみると、大企業による意匠登録が最も多い割合を示している都道府県は、「東京 都(71.8%)」、「神奈川県(69.2%)」、「富山県(66.1%)」、「静岡県(51.8%)」、
「愛知県(54.9%)」、「京都府(61.6%)」、「大阪府(61.8%)」、「島根県(39.6%)」、
「広島県(62.2%)」、「愛媛県(69.2%)」、「佐賀県(61.0%)」の11都道府県となっ ている。また、「千葉県」、「長崎県」、「鹿児島県」、「沖縄県」では個人による意匠 登録割合が最も高い。それ以外の都道府県では中小企業による意匠登録が最も多くなっ ている。
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図表 2-8 出願人居住都道府県ごとの出願人属性別意匠登録件数(3年間合計)
58.1%
35.0%
0.0% 0.0%
8.4% 0.0%
3.4%
13.0%
10.4%
12.7%
24.2%
40.0%
21.0%
71.8%
69.2%
19.7%
66.1%
22.6%
20.6%
32.4%
34.8%
29.3%
38.7%
61.2%
61.8%
67.7%
48.6%
79.1%
44.5%
50.3%
48.2%
40.8%
42.9%
29.4%
20.0%
17.8%
67.2%
24.0%
51.0%
71.2%
42.3%
45.8%
5.7%
3.1%
5.1%
3.9%
2.2%
18.9%
1.4%
9.6%
16.0%
6.6%
8.8%
4.1%
10.6%
4.8%
5.0%
4.4%
1.0%
11.7%
1.0%
11.6%
4.7%
6.5%
21.8%
24.5%
30.3%
20.5%
29.7%
16.2%
23.3%
19.6%
32.5%
25.7%
12.6%
35.1%
3.2%
7.8%
8.2%
8.9%
13.5%
6.3%
13.0%
12.8% 7.1%
3.7% 1.0%
3.9%
0.5%
2.7%
8.9%
1.2%
0.7%
0.8% 2.0%
0.7%
1.0% 0.7%
3.1%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
合計
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
(n=69976)(n=509)(n=98)(n=76)(n=415)(n=37)(n=148)(n=146)(n=163)(n=166)(n=331)(n=1711)(n=639)(n=26087)(n=4289)(n=1060)(n=887)(n=341)(n=709)(n=284)(n=491))
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図表 2-9 出願人居住都道府県ごとの出願人属性別意匠登録件数(3年間合計)(続き)
14.3%
23.3%
61.6%
61.8% 50.0%
4.0%
6.5% 0.0%
39.6%
5.4%
62.2%
11.6%
17.5%
39.6%
69.2%
0.0%
37.6%
61.0%
5.3%
8.5%
2.2%
32.7%
9.1%
1.2%
53.5%
35.6%
26.9%
27.0%
32.6%
73.0%
68.0%
67.0%
35.2%
72.3%
29.2%
44.6%
56.9%
42.5%
16.7%
51.9%
40.4%
22.5%
10.5%
59.5%
56.5%
33.6%
30.3%
34.5%
5.4%
21.7%
5.1%
8.1%
6.5%
3.0%
19.3%
8.5%
2.2%
4.3%
2.7%
11.6%
3.1%
1.9%
4.5%
9.6%
5.8%
2.1%
5.3%
9.8%
10.9%
4.5%
22.7%
9.5%
25.6%
18.9%
6.1%
3.0%
10.9%
14.9%
6.2%
19.1%
19.8%
17.4%
5.8%
32.1%
22.5%
15.8%
9.1%
34.6%
15.9%
13.9%
78.9%
17.6%
28.3%
26.4%
30.3%
52.4%
4.3%
3.3%
2.2%
1.5% 0.6%
0.2%
0.5%
2.7%
6.1%
2.4% 1.2%
4.6%
1.1%
3.8%
0.0% 0.7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
(n=258)(n=180)(n=1549)(n=14065)(n=2457)(n=570)(n=353)(n=94)(n=91)(n=610)(n=895)(n=112)(n=160)(n=374)(n=640)(n=52)(n=938)(n=187)(n=57)(n=153)(n=46)(n=110)(n=66)(n=84)
大企業 中小企業 企業(規模不明) 個人 国・自治体 大学等 協同組合等 その他の属性
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(3) 都道府県別 1出願人あたりの意匠登録件数
都道府県別に、1出願人あたりの意匠登録件数をみると、全国平均では、1出願人あた り7件の意匠登録を行っている。都道府県別にみると、「東京都」、「大阪府」が最も多く、 どちらも平均して1出願人あたり10.0件の意匠登録を行っている。
なお、大企業と中小企業の1出願人あたりの意匠登録件数をみると、大企業では全国で 平均31.0 件、中小企業では平均 4.4 件となっている。大企業と比較すると、中小企業1 件あたりの意匠登録件数は少ない。
図表 2-10 1出願人あたりの意匠登録件数(3年間合計意匠登録件数/出願人)
7.1 2.7 2.6 1.9 4.8 1.4 3.0 1.9 2.3 2.0 2.5 4.9 2.7 10.0 8.6 4.8 9.3 4.0 8.8 3.7 3.1 9.1 5.3 7.0 3.2 2.5 6.5 10.0 5.8 5.3 6.1 3.1 3.0 4.7 5.6 2.2 3.8 4.2 7.9 1.4 3.8 4.0 1.5 2.6 1.4 2.1 2.0 1.8
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
全国
(n=69976) 北海道 (n=509) 青森県
(n=98) 岩手県 (n=76) 宮城県
(n=415) 秋田県 (n=37) 山形県
(n=148) 福島県 (n=146) 茨城県
(n=163) 栃木県 (n=166) 群馬県
(n=331) 埼玉県 (n=1711) 千葉県
(n=639) 東京都 (n=26087) 神奈川県
(n=4289) 新潟県 (n=1060) 富山県
(n=887) 石川県 (n=341) 福井県
(n=709) 山梨県 (n=284) 長野県
(n=491) 岐阜県 (n=1649) 静岡県
(n=1364) 愛知県 (n=4275) 三重県
(n=258) 滋賀県 (n=180) 京都府
(n=1549) 大阪府 (n=14065) 兵庫県
(n=2457) 奈良県 (n=570) 和歌山県
(n=353) 鳥取県 (n=94) 島根県
(n=91) 岡山県 (n=610) 広島県
(n=895) 山口県 (n=112) 徳島県
(n=160) 香川県 (n=374) 愛媛県
(n=640) 高知県 (n=52) 福岡県
(n=938) 佐賀県 (n=187) 長崎県
(n=57) 熊本県 (n=153) 大分県
(n=46) 宮崎県 (n=110) 鹿児島県
(n=66) 沖縄県
(n=84)
件数
注釈)1出願人とは、出願人の氏名・企業名・団体名及び出願時の住所から出願人名を抽出した単位を示す。分 析対象期間に移転し住所に変更があった場合や、複数住所での登録がある場合は、異なる出願人としてカウント する。
注釈)nは意匠登録件数
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4. 意匠登録及び意匠登録動向と関連が深いと考えられる事項の分析
意匠登録動向と関連が深いと考えらえる、各都道府県の人口、総従業者数(全企業、大 企業、中小企業)、デザイン業務の事業従事者数、県内総生産について相関分析を行った。 これらの結果を比較すると、最も相関があるのは、デザイン業務の事業従事者数であった。 デザイン業務の事業従事者数と意匠登録件数をみると、補正 R2 は約 0.96 かつ、有意 F の数値は 7.2E-33 と有意のため、これらの関連性が高いことが分かる。次に、弁理士数に ついても補正R2が約0.94かつ有意Fの数値が2.3E-29と強い相関を示している。
また、意匠登録動向と関連が深いと考えらえる全ての分析において、東京都、神奈川県、 愛知県、大阪府は、回帰直線から外れた数値を示しており、これらの3大都市圏及び周辺 地域は他の都道府県と異なる傾向をもっていることがわかる。
図表 2-11 デザイン業務の事業従事者数あたりの意匠登録件数
2.3 0.8 1.5 1.0 1.6 0.2 2.0 0.8 1.0 1.1 1.1 4.9 2.5 2.0 3.3 3.4 3.5 1.6 7.2 3.3 1.3 6.5 2.3 2.2 2.0 2.7 2.2 3.1 4.0 10.6 3.1 1.4 2.6 1.8 2.7 0.8 2.6 2.7 4.2 1.2 0.8 2.0 1.6 1.3 0.6 1.6 0.8 0.3
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
全国(n=69976) 北海道
(n=509) 青森県 (n=98) 岩手県(n=76) 宮城県
(n=415) 秋田県 (n=37) 山形県
(n=148) 福島県(n=146) 茨城県 (n=163) 栃木県
(n=166) 群馬県 (n=331) 埼玉県
(n=1711) 千葉県 (n=639) 東京都
(n=26087) 神奈川県 (n=4289) 新潟県
(n=1060) 富山県 (n=887) 石川県
(n=341) 福井県 (n=709) 山梨県
(n=284) 長野県 (n=491) 岐阜県
(n=1649) 静岡県 (n=1364) 愛知県
(n=4275) 三重県 (n=258) 滋賀県
(n=180) 京都府 (n=1549) 大阪府
(n=14065) 兵庫県 (n=2457) 奈良県
(n=570) 和歌山県 (n=353) 鳥取県
(n=94) 島根県 (n=91) 岡山県
(n=610) 広島県(n=895) 山口県 (n=112) 徳島県
(n=160) 香川県 (n=374) 愛媛県(n=640) 高知県
(n=52) 福岡県 (n=938) 佐賀県
(n=187) 長崎県(n=57) 熊本県 (n=153) 大分県
(n=46) 宮崎県 (n=110) 鹿児島県
(n=66) 沖縄県(n=84) 意匠登録件数/デザイン業務の事業従事者数
図表 2-12 デザイン業務の事業従事者数と意匠登録件数
東京都
神奈川県 愛知県
大阪府
兵庫県 福岡県
y = 2.0965x + 121.59 R² = 0.959
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 意
匠 登 録 件 数( 3 年 間 合 計)
デザイン業務の事業従事者数
資料)経済産業省「平成 27 年特定サービス産業実態調査-デザイン業 事業従事者数のうち、デザイン業務の 事業従事者数」を元に三菱UFJリサーチ&コンサルティング作成