平成 22 年度伊達市経営に関する説明会」発言録
日 時:7月 26 日 午後7時から 場 所:霊山総合支所
出席者:33 名
市 長:(あいさつ)
(別紙 「市長説明要旨」により説明)
財務部長:(別紙 「平成 22 年度予算のポイント」により説明)
市 民: バランスシートを検討したことがあるのか?このことによって、財務の見方が 変わってくる。市民は財務体質が健全なのかどうかが分かる?
財務部長:公会計というもので、新しい財務諸表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産 変動計算書、資金収支計算書)というものが国の指導によりつくようになった。 22 年度において 20 年度決算のバランスシートを公表した。市の会計は、企業会 計とは違った会計処理を行っているため、企業会計的なバランスシートを作って も、理解しにくいところがある。また、資産は合併前の台帳がまだ統一されてい ない。現在、旧町単位の固定資産台帳を一つにする作業を行っている。
正確な数値ではないが、現在、年間減価償却費は約 30 億円程度である。その対 応のために、公共施設等維持整備基金を創設したところである。
市 民: 市税が 53 億円に対して地方交付税は 96 億円、予算規模は 250 億円。企業であ れば倒産である。予算には債権償還が入っており実質使用できる分は少ない。そ のような中で職員一人当たりの経費が、他の合併した市町村と比較してどの程度 の位置にあるのかについても分析する必要がある。
市 長: 市の自主財源については、市税は、固有の財産ではあるが、地方交付税、補助 金は、本来市がもらうべきものであると考えている。
経費削減については、行政評価を導入して、事業効果を検証しながら進めてい る。市は利益だけではなく、市民に対するサービスについても評価して、効果が ない事業は、削減、廃止を行い、経費を効率的に使っている。
人件費については、合併時よりかなり減っている。合併前はそれぞれの町で行 っていた業務を統合して職員数を減らしたり、退職者数に対する新規採用者数を 減らしたり、民間でできるものは民間に委託して、職員数を減らしていく。 市 民: 先程の「予算のポイント」の説明を受けても、貸借対照表や、損益計算書がな
いため、財政状況が理解できない。質問のしようがない。わざと分からないよう にしているのではないかと思ってしまう。市の財産が掌握しきれていないとの説 明であったが、5年も経過している。どうしてそうことになっているのか?理解 できない。
財務部長: バランスシートについては、もう少し分かりやすくするように、勉強して検討 していきたい。
市の財産について、全く把握していないということではない。建物や土地など、 価値があり経営上重要な資産については把握している。旧町単位で、昔の道路や 川(公図上には存在するが地番の記載がない道路、河川、水路)など細かな資産 については、まだ把握していないところがある。未利用資産については、計画的 な処理を行っている。
市 民: 学校の耐震化が必要な施設の実態はどうなっているのか?耐震化が必要かどう かが、統廃合の判断になるのか?
教育部長: 倒壊の恐れがある D ラックは、保原小学校、梁川小学校、伊達東小学校、大田 小学校である。伊達東小学校と大田小学校は耐震化工事を進めている。保原小学 校は今年度から改築工事が始まり、梁川小学校は 27 年度までに改築する計画であ る。木造の体育館は未診断である。
D ランク以外の施設については、C ランクの方から随時耐震化を行っていく。 市 長: 耐震の関係で統廃合するという考えはないわけではない。しかし、小学校は地
域の中心であり、小学校が必要かどうかである。教育的見地からは統合というこ とはある。
市 民: 市には3つの高校があるが、学区制がなくなり、福島の高校へ進学するように なってしまった。市内の高校に特別なクラスを作って、進学率を高めてはどうか? 市 長: 県立高校であり、市でできる事は要望程度である。根本は、どこの学校でも入
学できるということではなく、地域の発展という観点から学区制を定めて、地域 の学校へ入学するような形が良いと思っている。県に要望をしていきたい。 市 民: 中川地区では前回の市議会選挙から投票所が無くなり掛田地区に統合された。
投票所の統合が経費節減ということであれば理解できないわけではないが、最大 の理由は、霊山地域が他の地域より投票所の数が多いということを聞いた。中川 地区と泉原地区とでは、有権者数の差は5から 10 人程度であるにもかかわらず、 泉原地区は小学校があるためにそのままで、中川地区は早くから小学校が掛田地 区に統合になったために、投票所も統合になった。地域の高齢者からは、「選挙 などやっていられない。合併するのではなかった。」との話を聞く。弱者の権利 を奪って不公平のままで経費節減することに対してどのように考えているのか? 今回と前回とで投票率にどのように影響があったのかを知るために、霊山総合
支所長に対して、中川地区の投票率を出してほしいと要望した。しかし、出せな いということであった。この場で出すことを約束してほしい。その後で対策を考 える。
なお、この件は3年ほど前に「市長への手紙」を出したが返事がなかった。 市 長: 投票所をどこまで細かな地区まで設置するかは、経費の関係もある。細かくす
れば、投票率が上がるわけではない。投票率を上げる努力をしなければならな い。その方法の一つとして期日前投票がある。以前より投票できる理由が緩和 された。時間帯も選挙当日は午後6時までなのに対して、期日前投票は午後8 時までである。
霊山地域の投票所の話は、合併以前からあった。 投票率の情報提供については 選挙管理委員会のことで権限外であり、約束できない。「市長への手紙」は、匿 名や、返事不要とあるもの以外は、返事を出すことになっており、調査し回答す る。
市 民: 伊達市、特に霊山に住んでももらうためには、どのような施策を行ってきたの か?霊山には、谷津団地があるが、空きがあるのか?市内に住んだ場合の金銭的 な支援が必要である。
建設部長: 市営の一般住宅は 186 棟 670 戸あるが、現在空きはない。空きが出た場合には リフォームした後に募集を行っている。特定賃貸住宅は 51 戸あるが、現在 19 戸 空きがあり、随時募集を行っている。老朽化している住宅は維持費がかかるため、 借家人が退去した後に解体している。
市 長: 市営住宅を新たに建設する考えはない。民間に任せる。低所得者の支援につい ては、家賃を助成するなどの施策で対応できる。市が不動産業までやらなくても 良いと思っている。他の自治体の例では5年住んで2人以上子供が居て消防団に 入団することを条件で助成しているところもある。市では交流人口を増やして定 住人口につなげていこうと考えている。都会の人に空き家情報を提供したり、グ リーンツーリズム(農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞 在型の余暇活動)の二地域居住で市に住んでもらい、後々定住してもらうような 計画をしていきたい。私のマニフェストに「クラインガルテン( 宿泊型体験農園施 設) 」を造ることを掲げている。クラインガルテンは会津下郷町、丸森町で行って おり、元はドイツ語で直訳すると「小さな庭」という意味で、この地に住むこと になれば良いと思っている。どこに作るかは未定であるが、交流人口から定住人 口に繋げていきたい。
地域づくり支援員の中にも定住を考えてもらえればありがたい。
市 民: 先日の大雨の時、警報が出た時には霊山町内の雨量計が設置されている場所で はあまり降っていなかった。しかし、設置場所以外で集中して降ったところがあ った。このような場合には、被害の予想がつきにくい。被害があっても連絡が取 れないために対策が取れない。今回市で整備する光ケーブルを活用して、簡単な 連絡方法があれば良い。個人情報の問題はあるが、一人暮らし世帯の情報を把握 しておいて、災害の時の安否確認に活用してほしい。
市民生活部長: 7 月6日から7日にかけて集中豪雨が発生した。月舘で最大 50 ミリ、大 石で 40 ミリであった。これまでの経験では、通算 250 ミリが災害が発生するかど
うかの境目であった。今回は想定外であった。当時大雨洪水警報が発令された 20 時 30 分から雨が強くなってきた。その後、土砂災害注意報が発令されたのが 22 時 45 分であり、そのころ土砂崩れが発生したと思われる。情報は支所、消防団各 経由であり災害が発生して情報を収集までの時間差があり、警報が出た時点で対 策をとらないと集中豪雨の対策が間に合わないと考えている。霊山地区はまだ農 協の有線放送があるが、それ以外の地区は廃止になったため、連絡方法がない。 現在は、消防団経由でそれぞれの支団へ無線で連絡している。今後の対応策とし て、防災無線のデジタル化を行う予定である。また、携帯電話を使ったメール通 信も考えている。
一人暮らしの要援護者については、昨年から健康福祉部を中心にデータ収集を 行っている。この中には障がい者や妊婦も含まれている。個人情報の問題が解決 できれば、名簿を消防団、自主防災会、町内会に配布したい。
福祉事務所長: 平成 21 年度から災害時要援護者対策事業で地図を作っている。昨年は民 生委員の協力を得て概略を作った。今年度は、災害時における災害時要援護者の 避難所への誘導についても掲載して、昨年作った地図の精度を高めていきたい。 昨年作ったのは 10 月で 1782 世帯 2333 人、対象者は1万5千人を想定している。 75 歳以上の高齢者が約 1 万人、身体障がい者が 570 人、知的障がい者が 410 人、 精神障がい者が 200 人、要介護・要支援者が 450 人、6 歳未満の乳幼児・妊産婦 が 3600 人を想定している。今年度は、緊急雇用創出事業により臨時職員を雇用し、 住宅地図にデータを連携させる作業を予定している。緊急性があると判断された 場合には、地域に情報を提供し、地域の力を借りながら対策を講じていきたい。 市 民: 広報紙に協働のまちづくりについて掲載されていた。「指針の中で風を起こし
て種を蒔き、畑を作り育て、実りを迎える。」とあるが、畑を作ってから種を蒔 くのが本来の姿なのではないか?
市民生活部長:その点に関して議論はあった。市民会議が考えて作ったものであり、中身を 尊重したものである。22 年度は新たな市民会議のメンバーで具体的な対応をして いく。
市 民: 期日前投票の受付のアルバイトを何度かやったことがある。霊山は他の地域よ り投票所多いため、少なくしてはどうかという話は以前から聞いていた。投票所 が近くにあるかどうかよりも投票しなければならないという意識があるかどうか だと思う。若い人は、近くに投票所にあっても行かないし政治に興味がない。し かし、年寄りは、体が不自由であっても投票する気持ちが強い。期日前投票に来 る人は車椅子を必要としている人や高齢者が多い。また、タクシーで来る人もい る。投票期間は長いため、投票する気持ちがあれば投票場所が遠くても投票に来 れると思う。霊山は期日前投票の投票率が低い。保原が1日 400 人いた時には霊 山は 100 人である。もっと期日前投票を有効に使うべきである。隣近所声を掛け
合って一緒に車で来るとか。
坂ノ上では、140 人の有権者しかいないのに投票所を開設しているのはどうかと 思いながら仕事をしていた。
今回、入場券の裏に期日前投票の申請用紙が印刷されていたが、事前に記入して きた方が少なかった。もっと PR した方が良い。
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