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第6章第1節 基本計画2008 中央区ホームページ

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(3)

6

基本目標への取組み

第1節 思いやりのある安心できるまちをめざして

第2節 うるおいのある安全で快適なまちをめざして

(4)

基本目標別体系図

<中央区の将来像>

生涯躍動へ 都心再生 ── 個性がいきる ひととまち

① 100万人が住み・働き・楽しめるまち中央区 ② 都心コミュニティが息づくまち中央区 ③ 個性豊かなまち中央区

④ 世界に誇れる風格あるまち中央区

基本目標

3

にぎわいと活力のある 産業のまちづくり にぎわいとふれあいのある 躍動するまち

基本目標

2

うるおいのある安全で

快適なまち

基本目標

1

思いやりのある

安心できるまち

商店街振興 産業振興 観光

いきいきと学び豊かな 個性を育むまちづくり

家庭教育への支援 学校教育 生涯学習・スポーツ

文化の香る交流の まちづくり

コミュニティ 文化振興 住みやすい環境づくり

住宅・住環境 公園・緑地・水辺 消費生活

地球にやさしい 環境づくり

環境保全 循環型社会

都心にふさわしい 都市の基盤づくり

道路・交通 防災・危機管理 地域整備 生涯をいきいきと

暮らすために

保健医療 障害者福祉 高齢者福祉 生活保護・援護 生活衛生

健やかな子どもを 育むために

子育て・青少年健全育成

思いやりとふれあいの あるまちのために

福祉のまちづくり 男女共同参画

(5)

1

思いやりのある

安心できるまちをめざして

1 生涯をいきいきと暮らすために

2 健やかな子どもを育むために

3 思いやりとふれあいのあるまちのために

保健医療

障害者福祉

高齢者福祉

生活保護・援護

生活衛生

子育て・青少年健全育成

(6)

近年の少子化や核家族化の進行により、子育 てに対する不安感や孤立感を持つ保護者が多く なってきており、早急な対応が求められていま す。

また、子どもたちの生活習慣や食習慣の乱れ が大きな問題となっており、その改善策が求め られるとともに、子どもに起こりやすい事故や その原因と防止方法などについて普及・啓発を 図ることも必要となっています。

本区では、子どもたちの健全な育成と育児不 安の解消を図るため、妊娠した段階から、年齢 や対象者の特性に応じた相談や健診などを行っ ています。

一方、医療制度改革により、平成20 (2008) 年 度からは生活習慣病対策としてメタボリックシ ンドロームに着目した特定健康診査・特定保健指 導※1を実施することとなりました。

健康増進の効果を上げるためには、区民の主 体的な取組みと地域全体を巻き込んだ健康づく り活動の展開が大切です。

また、食育に関しては、平成17 (2005) 6

に成立した食育基本法に基づく「中央区食育推 進計画」を平成20 (2008) 年に策定し、具体的な 施策を展開することとしました。

近年、自殺者の増加が社会問題化しているこ とから、生涯を通じた、効果的な「こころの健 康づくり」対策を講じる必要があります。

一方、新型インフルエンザ等による健康危機 の発生に際し、迅速かつ的確な初動対応をとれ るよう、「健康危機管理対策基本指針」と具体的 な対応マニュアルに基づいた地域一体の訓練を 日頃から実施していくことが重要となっていま す。

また、腸管出血性大腸菌O157などの大規模食 中毒や新興感染症の発生、飲料水の汚染および 毒物劇物の事故等による健康被害の発生に備え、 予防対策とともに、発生の際の迅速かつ的確な 拡大防止策や医療の確保対策などをさらに進め る必要があります。

1 生涯をいきいきと暮らすために

(7)

55

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 母と子の健康の確保・増進

妊娠初期から出産後までの途切れることのな い継続的な育児支援システムを確立し、メンタ ルヘルスにも着目した健診や相談を実施してい きます。

また、疾病の予防や早期発見に努め、母と子 の、「こころとからだ」の両面からの健康づくり を促進するとともに、子どもの事故防止対策を 保健所と子ども家庭支援センターなどが連携を 図りながら推進します。

2) 健康増進と療養支援の促進

生涯を通じた健康づくりを推進するため、生 活習慣病予防や健康づくりに関する情報を提供 するとともに、子どものころから健康的な食習 慣を身につけ、食を通じて豊かな人間性をはぐ くむための「食育」にも積極的に取り組みます。 また、メタボリックシンドロームに着目した生 活習慣病対策 (特定健康診査・特定保健指導) の 実施に当たって健診受診を勧めるとともに、受 けやすく分かりやすい健診・相談体制の整備など を進めていきます。さらに、健康づくりに取り 組む区民や団体などへの支援を図ります。

また、生涯を通じたこころの健康づくりを推 進するため、ライフステージに応じた相談や支 援体制を充実します。

がん対策としては、検診の受診を勧めるほか、 がん検診の内容の充実を図るとともに、地域全 体でがんや難病などの在宅療養患者とその家族 を支援する仕組みづくりを進めます。

3) 健康危機管理体制の整備

平常時から「新型インフルエンザ対策行動計 画」などに基づく具体的な体制の整備や、地域 における情報の収集・分析機能を強化し、予防 接種率の向上をはじめ、健康危機の発生を未然 に防止する活動を強化します。

また、健康危機の発生時に迅速かつ的確に対 処できるように、感染症危機管理ネットワーク 会議による消防・警察・地区医師会等との連携 を図るとともに、国・東京都・周辺自治体との 連携を強化し、緊急時対応の訓練を行うなど、 健康危機管理体制の充実を図ります。

2

施策の方向

──────────────────────────

(8)

3

施策の体系

──────────────────────────

母と子の健康の

確保・増進

健康増進と

療養支援の促進

ママとベビーの安心サポートシステム 母親・両親学級の充実 新生児訪問

ママとベビーのはじめて教室 ママのこころの相談

育児不安フォローシステム

ママとベビーの健康応援プログラム 妊婦健診の拡充

子どもの事故防止対策の推進 医療費等の助成

健康づくりの推進

生活習慣病の正しい理解の普及 学校・職場等への健康教育の実施 若年からの生活習慣病対策の推進

生活習慣病予防講演会の実施

ママの健康診断の実施

39歳以下の健康診断の実施

生活習慣改善教室の実施

中・高齢者のライフステージに合わせた健康づくり

特定健康診査・特定保健指導の実施

後期高齢者の健診の実施

生活機能評価の推進

がん対策の充実

生涯を通じたこころの健康づくり

こころの健康についての正しい理解の普及 相談体制の充実

ライフステージに応じた食育の推進

「妊産婦のための食生活指針」の普及・啓発 「授乳・離乳の支援ガイド」の普及・啓発

幼児から小・中学生とその保護者への支援 青年期から高齢者への食と健康講習会の充実

生涯を通じた歯と口の健康づくり

地域における歯と口の健康づくりの推進 歯科検診・相談の充実

かかりつけ歯科医の普及の促進

療養者への支援

公害患者等への支援

在宅療養を支える仕組みづくり

(9)

57

中央区基本計画 2008

1 ママとベビーの健康応援プログラム

安心して出産・子育てができるよう、妊婦健診の公費負担の拡充や受診率向上のための啓発事業の 充実を図るとともに、子どもの事故防止対策を推進します。

2 若年からの生活習慣病対策の推進

若年者の効果的な健康づくりを促進するため、生活習慣病についての普及・啓発を行うとともに、

39歳以下の区民を対象とした健康診断を実施します。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・生活習慣病予防講演会の 実施

・ママの健康診断の実施 ・39歳以下の健康診断の

実施

・生活習慣改善教室の実施

・生活習慣病予防講演会の 実施

・ママの健康診断の実施 ・39歳以下の健康診断の

実施

・生活習慣改善教室の実施

・生活習慣病予防講演会の 実施

・ママの健康診断の実施 ・39歳以下の健康診断の

実施

・生活習慣改善教室の実施

同  左

事業費 62 31 31

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

妊婦健診の実施

・妊婦健診の拡充

・子どもの事故防止対策の 推進

・妊婦健診の拡充

・子どもの事故防止対策の 推進

同  左

事業費 951 477 474

第 1 節

第 1 節

第 1 節

(10)

3 中・高齢者のライフステージに合わせた健康づくり

ライフステージに合わせた健康づくりを促進するため、40歳から74歳の国民健康保険加入者を対象

に内臓脂肪型肥満に着目した特定健康診査・特定保健指導や75歳以上の後期高齢者を対象とした健康 診査を行うとともに、65歳以上を対象に生活機能評価を実施します。

4 感染症予防の推進

感染症危機ネットワーク会議の活用や感染症対応訓練等による感染症対策の強化とともに、新型イ ンフルエンザ対策や定期予防接種率向上対策、エイズ等の予防対策に取り組んでいきます。

※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を切り上げていますので、合計が合わない場合があります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・感染症対策の推進 ・新型インフルエンザ対策

の推進

・定期予防接種率向上対策 の推進

・エイズ等の予防対策の推 進

・感染症対策の強化 ・新型インフルエンザ対策

の推進

・定期予防接種率向上対策 の推進

・エイズ等の予防対策の推 進

・感染症対策の強化 ・新型インフルエンザ対策

の推進

・定期予防接種率向上対策 の推進

・エイズ等の予防対策の推 進

同  左

事業費 1,200 627 573

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・特定健康診査・特定保健 指導の実施

・後期高齢者の健診の実施 ・生活機能評価の推進

・特定健康診査・特定保健 指導の実施

・後期高齢者の健診の実施 ・生活機能評価の推進

同  左

(11)
(12)

中央区における平成20 (2008) 11日現在の

身体障害者手帳所持者は2,726人、愛の手帳所持 者は306人、精神障害者保健福祉手帳所持者は

272人で、定住人口の回復などにより、いずれも 増加傾向にあります。

平成18 (2006) 年4月に障害者自立支援法が施 行され、身体障害・知的障害・精神障害という 障害の種別にかかわらず、障害のある人が必要 とするサービスを、身近な地域で一元的に提供 することとなりました。このため、居住や活動 の場の拡充、経済的な安定を目指す就労支援策 の充実など、地域生活を支援する施策の一層の 充実が求められています。

本区では、これまでも「福祉センター」や知 的障害者生活支援施設「レインボーハウス明石」 を核に、身体障害者や知的障害者のデイサービ スや短期入所事業等を実施してきましたが、障 害者自立支援法の施行を受け、両施設を段階的 に新体系事業へ移行させ、就労支援事業や日中 活動事業などのより一層の充実に努めています。

また、障害のある人の居住の場の確保を図る ため、区立知的障害者グループホーム「フレン ドハウス京橋」の定員を拡大するとともに、知 的障害者や精神障害者の民間グループホーム・ ケアホームに対する支援を行っています。

さらに、障害者自立支援法に基づき、精神障 害も含め、すべての障害者の福祉サービスに関 する相談・支援体制の整備を進めています。

このような取組みにおける障害福祉サービス 等の今後の方向性を明確にするとともに、その 提供体制を整備して円滑なサービスの実施を確 保するため、平成19 (2007) 年3月には、「中央区 障害福祉計画」を策定しました。

今後は、精神障害者に対するサービスの拡充 をはじめ、各種サービスの一層の充実を図ると ともに、障害のある人の経済的な自立と社会参 加を促進する就労支援策等への取組みを強化す るなど、多様なニーズにきめ細かく応え、地域 生活を支援するための仕組みを構築していく必 要があります。

また、障害のある人が地域の中で安心して暮 らせ、すべての人々がお互いの人格と個性を尊 重して支え合う地域社会の実現が求められてい ます。

(13)

61

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 地域生活支援サービスの充実

障害のある人の自立を支援し、安心して暮ら せる地域社会を実現するため、自立支援給付や コミュニケーション支援をはじめとした地域生 活支援事業など、各種福祉サービスの質的な充 実と量的な拡大に努めていきます。特に、精神 障害者に対するサービスの種類を拡充していき ます。

また、障害のある人の地域生活を支援するた め、生活全般にわたるサービスが一体的・総合 的に提供できるよう、ケアマネジメント体制を 充実して相談支援体制の強化を図ります。さら に、障害のある人や障害者福祉に携わる関係者 が連携し、協議を行い、地域の障害者福祉に関 するシステムづくり等を進めるための地域自立 支援協議会を運営するなど、地域生活支援のた めの事業の充実に努めていきます。

2) 社会的自立と社会参加の推進

就労支援事業の利用により、地域生活への移 行が可能な人や家族から独立して地域生活を続 けたい人などが、住み慣れた地域で安心して生 活を送れるよう、民間の知的障害者や精神障害

者のグループホームやケアホームへの支援を行 います。あわせて、民間住宅への入居等におい ても障害のある人が円滑に居住の場を確保でき るよう、支援していきます。

また、障害者の生活の場を広げるため、いつ でも、どこへでも自由に出かけられるよう移動 サービスの充実に努めていきます。

さらに、経済的自立を目指す人の社会参加の 促進を図るため、就労支援事業を一層充実する など就労支援体制の強化や、余暇活動を行う場 の拡充を推進し、社会参加のための支援を継続 的に行っていきます。

3) 地域の理解と交流の推進

障害のある人に対する理解を深め、心のバリ アフリーを実現するため、地域への啓発活動や 学校における福祉教育の充実を図るとともに、 地域福祉の担い手を支援し、心がかよい、支え 合うボランティア活動を促進します。

また、健康福祉まつりなどを通して障害のあ る人と地域の人との交流の機会を広げ、地域ぐ るみの福祉を推進していきます。

2

施策の方向

──────────────────────────

基本目標

障害のある人の自立を支援し安心して暮らせる地域社会の実現

∼ 地域生活と自立に向けて ∼ 施策展開

の方向性

地域における 居住の場

の確保

就労支援 の強化

地域生活を支える サービスの充実

相談支援体制の構築

(14)

3

施策の体系

──────────────────────────

地域生活支援

サービスの充実

社会的自立と

社会参加の推進

地域の理解と

交流の推進

知的障害者生活支援施設「レインボーハウス明石」の運営

権利擁護機関との連携

障害の早期発見・療育・児童デイサービスの充実

住宅整備改善の支援

相談支援体制の充実

地域自立支援協議会の充実

介護給付費等対象サービスの充実

日常生活用具費給付の充実

福祉サービス第三者評価の推進

障害者グループホーム・ケアホームの整備

民間障害者グループホーム・ケアホームへの支援

民間住宅入居時における居住支援

障害者就労支援センターの充実

コミュニケーション支援の充実

移動支援事業の充実

災害要援護者の安全確保

日中・余暇活動の場の充実

身体障害者等通所サービスの利用促進

入院中の精神障害者の地域生活への移行促進

精神障害者自立支援活動拠点への支援

健康福祉まつりの開催

ボランティアの育成および活動事業への助成

地域・学校における啓発活動の推進

(15)

63

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

5 障害者グループホーム・ケアホームの整備

知的障害者グループホーム「フレンドハウス京橋」の一部をケアホームに移行し、中・重度の知的 障害者の受入れが可能な施設として障害の程度に応じた地域生活を支援します。

6 民間障害者グループホーム・ケアホームへの支援

障害者の自立した地域生活を支援するため、社会福祉法人等がグループホームやケアホームを円滑 に運営できるよう助成を行います。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・知的障害者グループホー ム・ケアホームへの支援  1事業所 定員7人 ・精神障害者グループホー

ムへの支援

 1事業所 定員4人

・知的障害者グループホー ム・ケアホームへの支援  2事業所 定員15人 ・精神障害者グループホー

ムへの支援

 1事業所 定員6人

・知的障害者グループホー ム・ケアホームへの支援  2事業所 定員15人 ・精神障害者グループホー

ムへの支援

 1事業所 定員6人

同  左

事業費 97 45 53

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

障害者グループホームの運 営

 定員 6人

障害者グループホーム・ケ アホームの整備・運営  定員 6人

 グループホーム 3人  ケアホーム 3人

障害者グループホーム・ケ アホームの整備・運営  定員 6人

 グループホーム 3人  ケアホーム 3人

障害者グループホーム・ケ アホームの運営

 定員 6人

 グループホーム 3人  ケアホーム 3人

事業費 154 77 77

(16)

7 障害者就労支援センターの充実

障害のある人が仕事への意欲や能力を生かし、身近な地域で安心して働き続けられるよう、就労面 と生活面の支援を一体的に行うことにより、その自立と社会参加を促進します。

8 精神障害者自立支援活動拠点への支援

精神障害者の自立した地域生活を促進するため、民間就労支援事業者の自立支援活動拠点の運営に 対し支援を行うとともに、今後、相談支援等を行う総合的な拠点「地域活動支援センター」となるよ う指導・育成を行います。

※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を切り上げていますので、合計が合わない場合があります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

精神障害者自立支援活動拠 点への支援

精神障害者自立支援活動拠 点への支援

精神障害者自立支援活動拠

点への支援 同  左

事業費 111 56 55

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

区内の障害者を対象に就労 面と生活面の支援

区内の障害者を対象に就労 面と生活面の支援機能の充 実

区内の障害者を対象に就労 面と生活面の支援機能の充 実

同  左

(17)
(18)

全国の65歳以上の高齢者人口は、過去最高の 2,744万人 (平成19年9月15日現在推計) となり、 総人口に占める割合 (高齢化率) も21.5%に達し、 超高齢社会の到来も目前に迫っています。加え て、平成19 (2007) 年度からは、団塊世代が順次

定年退職を迎えることから、地域社会の中での 高齢者の存在感はますます大きくなります。こ うした中、元気な高齢者から介護認定を受けて いる高齢者まで、それぞれの状況に応じた、だ れもが生涯をいきいきと生活できる仕組みを構 築していくことが求められています。

また、高齢者人口の増加とともに、要支援・ 要介護へと進む高齢者の増加が予測されます。 そのため、高齢者一人ひとりが介護予防の重要 性を認識し、主体的に介護予防活動に取り組ん でいけるよう、支援することが重要となってい ます。

本区ではこれまで、高齢者の生きがいづくり と社会参加を進めるため、シニアセンターの生 きがい活動支援室をはじめとする各種生きがい 支援事業や、高齢者クラブの活動支援、憩いや 娯楽の場としての敬老館の運営などを行ってき ました。

また、シルバ−人材センターやシルバーワ− ク中央の運営を補助し、就労を希望する高齢者 の支援施策を展開してきました。

今後、団塊世代の定年退職が本格化し、就労 や地域活動への参加意欲と多様な価値観を持つ

一方、ひとり暮らし高齢者などに対しては、 日常生活をサポートする区の取組みとともに、 民生委員による見守りや「虹のサービス」会員 による家事援助など地域の方々によるサポート が行われてきました。

このような状況の中、さらにひとり暮らしの 高齢者や認知症高齢者の増加も見込まれるため、 地域における見守りや支え合い、権利擁護など の支援体制を確立することが求められています。

また、医療ニーズと介護ニーズを合わせ持つ 要介護高齢者が、可能な限り住み慣れた地域で 暮らし続けられるよう、医師などとの連携によ る専門的な支援体制を、介護保険制度の充実と ともに構築する必要があります。

介護保険サービスの充実に向けて、施設利用 者や家族のニーズに合わせたサービスの提供を 行うとともに、介護サービス事業者への情報提 供や第三者評価の推進などにより、介護保険サ ービスの質の向上についても引き続き取り組ん でいく必要があります。

(19)

67

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 健康づくりと介護予防の推進

高齢者の主体的・継続的な健康づくりを支援 するため、生活習慣病予防対策を推進するとと もに、介護予防事業を中心とする地域支援事業 を推進し、効率的で必要な量に見合う介護予防 プログラムの提供を行います。

また、地域包括支援センター (おとしより相談 センター) を核として、一貫性・連続性のある介

護予防ケアマネジメント体制を整備し、介護予 防プログラムおよび介護予防サービスの利用を 促進します。

2) 生きがい・社会参加の促進

「70歳就労社会」を実現するため、働く意欲 のある高齢者のニーズを適切な機関につなげる 総合相談窓口の設置や他の就労支援機関との連 携を強化し、就労機会の拡充を図るとともに、 高齢者を雇用した企業等に対する奨励金制度や 顕彰制度を創設し、高齢者雇用の確保を図りま す。

また、豊かな知識や経験を持つ高齢者が、地 域活動や子育て支援などの担い手として活躍で きる場と機会の充実を図ります。

高齢者団体への支援として、高齢者クラブへ 参加しやすい環境づくりやクラブの社会貢献活 動の促進などを図るとともに、自主活動グルー プに対する活動や運営の支援も行い、地域にお ける仲間づくり・生きがいづくりを応援します。

敬老館については、これまでのコミュニティ 機能を包含しつつ、「生きがい活動拠点」として 位置づけ、開館時間の延長や自主事業の充実な どを図るとともに、各敬老館がそれぞれ特色を 持った施設となるよう整備を進めます。

3) 生活支援施策の展開

ひとり暮らしの高齢者や認知症高齢者など地 域の援助を必要としている人々に対する支援と して、食事サービスや入院時のヘルパー派遣、 家事トラブルへの出張サービスなどを実施しま す。

また、地域包括支援センター (おとしより相談

センター) を核として、民生委員や町会・自治会、

高齢者クラブなど地域の人々の連携のもと、ひ とり暮らしや認知症の高齢者の生活を支援する ネットワークを活用して、見守り体制の構築を 進めます。

さらに、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯に 対応した生活援助サービスや24時間365日、切 れめのない介護サービスを提供できる基盤を整 備し、地域生活を支えるサービスを促進します。

4) 介護サービスの充実

地域包括支援センター (おとしより相談センタ

ー) を核として、認知症高齢者の早期発見や、地

域全体で認知症高齢者およびその家族を支える 体制を構築します。

また、認知症高齢者が身近な地域で必要な介 護サービスを継続的に利用できるよう、認知症 高齢者グループホームなどの地域密着型サービ スの整備を進め、認知症高齢者に対するケア体 制の確立と整備を図ります。

さらに、医療的なケアを必要とする中・重度 認定者の在宅生活を可能とするため、療養通所 介護や短期入所療養介護など、在宅サービスを 充実し、医療ニーズの高い要介護者へのケア体 制の構築を図ります。

(20)

3

施策の体系

──────────────────────────

健康づくりと

介護予防の推進

生きがい・

社会参加の促進

生活支援施策の

展開

特定健康診査・特定保健指導の実施

介護予防の推進

介護予防の普及・啓発

筋力アップ教室や介護予防サロン「はつらつ」などの 予防教室の実施

介護予防ケアマネジメントの実施

介護予防グループの育成・支援

就労支援の推進

社会参加の仕組みづくり

生きがい活動支援の充実

高齢者クラブ等の活性化

中央区民カレッジ

スポーツ・レクリエーション教室の充実

生きがい活動拠点の整備

高齢者向け民間賃貸住宅の整備誘導

住宅設備改善の支援

高齢者食事サービスの充実

福祉サービス第三者評価の推進

ひとり暮らし高齢者等への支援

介護者交流会の実施

介護サービスの質の向上のための仕組みづくり

通所介護(デイサービス)の実施

(21)

69

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

9 介護予防の推進

高齢者が要介護状態になることを予防し、地域で自立した生活を営めるよう、適切な介護予防プラ ンを作成するとともに、介護予防サロン「はつらつ」や筋力アップ教室などを実施し、身体・運動機 能の向上を応援します。

10 就労支援の推進

「70歳就労社会」の実現に向け、働く意欲のある高齢者のニーズを適切な機関につなげる総合相談 窓口の設置によるワンストップサービスを実施します。また、区の事業の積極的な提供や無料職業相 談所の職業紹介業務の拡大、区内就労機関との連携により就労機会の拡大を図るとともに、高齢者を 雇用した企業等に対する奨励金制度および顕彰制度を創設し、高齢者雇用の確保を図ります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・中央区シルバー人材セン ターの育成

・無料職業相談所の運営支 援

・高齢者雇用促進支援事業 の実施

・中央区シルバー人材セン ターの育成・充実 ・無料職業相談所の運営支

援の充実

・高齢者雇用促進支援事業 の充実

・中央区シルバー人材セン ターの育成・充実 ・無料職業相談所の運営支

援の充実

・高齢者雇用促進支援事業 の充実

同  左

事業費 565 283 282

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・介護予防の普及・啓発 ・介護予防サロン「はつら

つ」の実施

・筋力アップ教室の実施 ・介護予防ケアマネジメン

トの実施

・介護予防グループの育成・ 支援

・介護予防の普及・啓発 ・筋力アップ教室や介護予

防サロン「はつらつ」な どの介護予防教室の実施 ・介護予防ケアマネジメン

トの実施

・介護予防グループの育成・ 支援

・介護予防の普及・啓発 ・筋力アップ教室や介護予

防サロン「はつらつ」な どの介護予防教室の実施 ・介護予防ケアマネジメン

トの実施

・介護予防グループの育成・ 支援

同  左

事業費 253 127 127

(22)

11 社会参加の仕組みづくり

高齢者の生きがいづくりと地域社会への参加を促進するため、元気高齢者人材バンクを設置し、人 材登録者とボランティア活動などの地域ニーズとのコーディネートを行います。

12 高齢者クラブ等の活性化

高齢者クラブのさらなる活性化を促進するため、社会貢献的活動を活動の一環としてできるような 体制づくりを支援するとともに、指導的役割を担う会員を育成する講座の開催やアドバイザーの派遣 を行い、クラブの活動や運営を支援していきます。あわせて自主的活動グループに対する支援につい ても取り組んでいきます。

13 生きがい活動拠点の整備

敬老館をこれまでのコミュニティ機能を包含しつつ、生きがい活動拠点として位置づけ、各敬老館 をそれぞれ特徴を持った施設として整備し、健康増進や生きがい活動、社会参加活動などの場を提供 します。また、生きがい講座や高齢者の自主運営による趣味講座などを開催します。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・指導者育成講座の開催  開催 40回

・アドバイザーの派遣  派遣 100回

・自主的活動グループに対 する支援

・指導者育成講座の開催  開催 20回

・アドバイザーの派遣  派遣 50回

・自主的グループに対する 支援の検討・実施

・指導者育成講座の開催  開催 20回

・アドバイザーの派遣  派遣 50回

・自主的グループに対する 支援

事業費 3 2 2

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ 元気高齢者人材バンクの開設・運営 元気高齢者人材バンクの開設・運営 元気高齢者人材バンクの運

(23)

第 1 節

第 1 節

第 1 節

71

中央区基本計画 2008

14 ひとり暮らし高齢者等への支援

ひとり暮らしや認知症の方をはじめすべての高齢者が、住み慣れた地域で安心して生活が営めるよ う、地域包括支援センター (おとしより相談センター) を活動の核として、民生委員や町会・自治会、 ふれあい福祉委員会、高齢者クラブなどが連携した地域の見守りネットワークを活用し、各地域の見 守り事業を支援します。

15 介護サービスの質の向上のための仕組みづくり

介護サービスの改善・質の向上を図るための事業者の自主的な運営組織による取組みを支援すると ともに、身近な相談相手となる介護相談員を介護保険施設へ派遣し、利用者の疑問や不安を解消しま す。

16 認知症高齢者グループホームの整備

認知症の進行を遅らせ問題行動の出現を抑制するとともに、家族の介護負担を軽減するため、認知 症高齢者が共同で家庭的な生活を送ることができる認知症高齢者グループホームを、民間活力などの 活用も図りながら整備します。

※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を切り上げていますので、合計が合わない場合があります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

認知症高齢者グループホー ム 2カ所

認知症高齢者グループホー ムの整備

 2カ所

認知症高齢者グループホー ムの整備

 1カ所

同  左

事業費 320 320 −

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・介護保険サービス事業者 連絡協議会運営の支援 ・介護相談員の派遣

・介護保険サービス事業者 連絡協議会運営の支援 ・介護相談員の派遣

・介護保健サービス事業者 連絡協議会運営の支援 ・介護相談員の派遣

同  左

事業費 11 6 6

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ 地域見守り事業の支援 地域見守り事業の支援 同  左

(24)

国内の景気は全体として回復しつつあるとさ れていますが、平成20 (2008) 年1月1日現在の中 央区内の被保護世帯は675世帯、被保護人員は

775人となり、増加傾向にあります。

また、高齢化が進む中で、被保護世帯におい て も 高 齢 者 世 帯 の 比 率 は 高 ま る 傾 向 に あ り 、

55%と半数を超えているのが現状です。

一方、区内のホームレスは、おおむね200人前 後で推移しています。

本区ではこれまで生活困窮者に対し、相談・ 助言・指導を行い、その程度に応じ、生活扶助、 医療扶助など生活保護法に基づく8種の扶助を実 施するとともに、各種の法外援護も行ってきま した。

大都市特有の社会問題といえるホームレス問 題は、一部の区だけでなく、東京都23区が共同 して取り組む必要があります。このため、東京 都と特別区は共同事業として、「自立支援システ ム」を構築し、ホームレスの自立支援・社会復 帰に向けた取組みを行っています。

このような状況を踏まえ、区においても、生 活保護とホームレスの相談窓口の強化を図って います。

また、東京都と特別区ではホームレスに対す る取組みとして、平成16 (2004) 年から「ホーム

レス地域生活移行支援事業」を実施し、平成18 (2006) 年度から平成19 (2007) 年度にかけて、区 内における隅田川テラスを対象に事業を展開し ました。これにあわせて、平成19 (2007) 年度に

本区独自事業として「就労訓練事業」を実施し、 ホームレスの地域生活への移行を支援しました。

生活困窮者の生活の安定を図るためには、対 象世帯を保護し、自立を支援するという基本的 視点に立って、保護・援護を総合的に推進する ことが必要です。このためには、引き続き国や 東京都に対して制度のより一層の改善を要請す るとともに、区においても生活相談や就労相談 の充実を図りながら、他の施策との連携や活用 を図っていくことが求められています。

(25)

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中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 生活の安定

大都市の特性を考慮した保護基準や自立支援 のあり方など、生活保護制度のより一層の改善 を国などに要請します。

また、生活困窮者の福祉を増進するため、各 種法外援護事業を推進していきます。

さらに、従来から実施している応急小口資金 の貸付については、貸付限度額の見直しなどを 行い、より利用しやすい事業へと改善していき ます。

2) 自立の促進

被保護者の就労による自立や日常生活および 社会生活における自立を促進するため、「生活保 護受給者等就労支援事業」をはじめとする既存 事業への参加促進を図るとともに、個々の状況 に応じた自立を支援する新たな個別支援プログ ラムを整備していきます。

また、低所得の区民に対し、生業資金※2の貸 付を行い、生活の安定を図っていきます。

3) ホームレス対策

国や東京都と連携を図りながら、就労や住宅、 福祉、保健・医療など総合的な支援に取り組ん でいきます。

また、現在、都区共同事業として実施してい る「路上生活者対策事業」の各事業を積極的に 活用し、ホームレスの自立支援を図っていきま す。

2

施策の方向

──────────────────────────

※ 2[生業資金]

(26)

3

施策の体系

──────────────────────────

生活の安定

自立の促進

ホームレス対策

生活保護基準改善の促進

法外援護施策

夏期・歳末見舞金の支給

学童服・運動衣購入費の支給

夏季健全育成費の支給

入浴券の支給

中学校卒業者自立援助金の支給

応急小口資金の貸付の充実

行旅病人の救護

相談・指導の充実

生業資金の貸付

緊急一時保護事業

自立支援事業

(27)
(28)

中央区には、飲食店、喫茶店等の食品衛生関 係施設、理・美容所、劇場、公衆浴場、ホテル、 プールなどの環境衛生関係施設および特定建築 物※3、そして診療所、薬局等の医療提供施設など が多数存在しています。

区では、区民などの健康や食生活の安全を守 るため、こうした施設の衛生水準などの維持向 上を図り、健康被害の未然防止に努めています。 また、区民の健康で快適な居住環境を確保す るため、小規模給水施設※4などの衛生管理や、 ねずみ・衛生害虫の防除などの住居衛生の向上 にも取り組んでいます。

とりわけ本区においては、銀座や日本橋など 日本を代表する商業地域を抱え、多数の人々が 利用する特定建築物が数多くあることから、今 後もその衛生管理の検査指導を充実させていく ことが必要です。

同時に、多数の飲食店などの食品衛生関係施 設についても、食品衛生上の監視指導を徹底し ていく必要があります。

一方、区民など消費者に対しては、広報紙な どによる食に関する情報の提供に加え、区民、 営業者および行政などによる情報や意見の交換

(リスクコミュニケーション) を通じて、食の安全 を確保するための正しい知識の普及・啓発を推 進していく必要があります。

医療面においては、医療法や薬事法等の改正 により、医療に関する選択の支援や医療の安全 確保に関する事項などが盛り込まれ、より積極 的な行政対応が求められていることから、区民 と医療機関の信頼関係の構築や医療情報の充実 など、良質な医療を確保するための対策に努め ていく必要があります。

また、公衆衛生面においては、自家風呂所有 率が95%を超えているものの、区内では公衆浴

場を必要としている人も多くいます。さらに、 近年では地域コミュニティの場として欠くこと のできないものであるとの区民の声も多く、健 康増進の面からもその意義が見直され、公衆浴 場の確保が求められています。

加えて、近年増加している犬や猫などのペッ トに関しては、一部でマナーが守られないこと や飼い主のいない猫の問題が地域で起きている ことから、現在、本区では、区民や関係団体等 の幅広い参画を得て「動物との共生推進員制度」 を実施しています。今後ともこの制度の活用等 により、中央区にふさわしい「人と動物との調 和のとれた共生社会」の実現に向けた取組みが 求められています。

(29)

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中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 環境衛生の向上

公衆浴場などの衛生管理を徹底するなど、レ ジオネラ症※5の発生防止に向けた監視指導や、 特定建築物に関する検査指導の充実に努めてい きます。

また、今後とも飲料水の安全確保のため、給 水設備の適正管理や水質検査の普及・啓発を進 め、衛生指導を充実していきます。

さらに、ねずみによる被害の相談に応じるた め、講習会や個別相談会の実施などにより、防 除対策等の普及・啓発を行います。

公衆浴場については、経営の安定化を支援す るとともに、再開発に合わせた整備や誘致、公 設民営方式の活用などにより、公衆浴場の確保 に努め、区民の健康増進と公衆衛生の向上を図 ります。

2) 食品衛生の向上

食生活の安全を確保するため、区民の意見を 取り入れた「食品衛生監視指導計画」を策定し、 営業者による自主管理を促進していきます。

また、区民、営業者および行政などによる情 報や意見の交換 (リスクコミュニケーション) を 通じて、食の安全を確保するための正しい知識 の普及・啓発の充実を図っていきます。あわせ て、本区は日本の食品流通の中心地であること から、国や東京都と連携を密にしながら、食品 衛生の監視指導の徹底を図ります。

3) 医事・薬事の安全対策

診療所などにおける医療の質と安全に関する 管理体制の確保を図るため、監視指導を強化し ていきます。

また、区民 (患者) からの医療に関する苦情相 談に適切に対応し、区民と診療所などの信頼関 係の構築を支援するとともに、医療機関等を適 切に選択できるよう、医療に関する情報提供を 推進します。

さらに、医薬品販売業に対する管理状況や毒 物・劇物を取り扱う施設の管理状況に対する監 視指導を充実し、安全の確保を図っていきます。

4) 動物愛護の推進

「動物との共生推進員制度」を通じ、地域ぐ るみでのペットの適正飼育の普及・啓発や飼い 主のいない猫対策に取り組んでいきます。

また、犬の登録率などを向上させるため、区 内動物病院に事務の代行を委託し、登録窓口を 拡充することで、手続きしやすい環境の整備を 行います。

さらに、区内に開業している獣医師やペット ショップなどの協力を得て、ペットの防災対策 などに取り組むとともに、動物の飼養が困難と なった高齢者の支援策を検討していきます。

2

施策の方向

──────────────────────────

※ 5[レジオネラ症]

レジオネラ属菌で汚染された公衆浴場、旅館などの入浴施設の浴槽水などを吸い込むことで起こる病気。全国的 に集団感染事故が報告されている。入浴施設の衛生管理を徹底することで予防できる。

(30)

3

施策の体系

──────────────────────────

環境衛生の向上

食品衛生の向上

医事・薬事の

安全対策

動物愛護の推進

環境衛生関係施設の監視指導

特定建築物の検査指導

小規模給水施設の衛生指導と水質検査

ねずみ・衛生害虫の防除と相談

公衆浴場の整備

食品衛生関係施設の監視指導

食品衛生に関する正しい知識の普及・啓発と意見交換

営業者による自主衛生管理の推進

有害食品・違反食品の排除と公表および 自主回収報告に対する指導

診療所および歯科診療所等の監視指導

薬局および医薬品販売事業等の監視指導

医療機関・薬局に関する情報の提供と医療安全対策

毒物劇物販売業・業務上取扱者の監視指導

狂犬病予防

動物との共生推進員制度

ペットの適正飼育の普及・啓発

飼い主のいない猫対策

(31)

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中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

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17 公衆浴場の整備

区民の健康増進と公衆衛生の向上を図るため、新たに区民ニーズを反映した多機能な公衆浴場を整 備します。

※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を切り上げていますので、合計が合わない場合があります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ (新規) 1カ所 設計 1カ所

事業費 1,010 − 1,010

(32)

人口の増加が続く中央区では、特に子育て世 帯の新規転入人口が大幅に増えています。これ に伴って、0歳から9歳の子どもが増加している ことから、保育所や学童保育で待機児童が発生 するとともに、保護者の就労形態の多様化によ り、延長保育や夜間・休日保育などのさまざま な保育に関する需要が増大しています。

また、離婚などによるひとり親家庭は増加傾 向にあり、特に母子家庭においては、経済的、 社会的、精神的に不安定な状態に置かれること があり、自立が困難なケースも少なからず存在 します。

このため、次代を担う子どもたちが、健やか に育ち、また保護者などが安心して子育てがで きるよう、関係機関が連携して地域全体で子育 て支援を推進していくことが必要となっていま す。

本区では、これまで保育所の新設や改築によ る待機児童の解消を図るとともに、保育時間の 延長や病後児保育、緊急一時保育など、保育サ ービスの充実に努めてきました。

また、平成19 (2007) 年9月に子育て支援の拠 点施設として「子ども家庭支援センター」を設 置し、子どもと家庭に関するあらゆる相談に応

今後も待機児童解消に向けた保育所のさらな る整備や誘致による定員の拡大、多様な保育ニ ーズを踏まえた保育内容の充実、また身近な場 所での子育て支援サービスの展開が強く求めら れています。

ひとり親家庭に対しては、自立支援教育訓練 給付金の支給などを行い、自立支援の充実を図 ってきましたが、今後、安定した就業につなが る支援をより充実していくことが重要となって います。

青少年を取り巻く環境については、少子化・ 核家族化などの影響から、家庭や地域社会にお ける人間関係が希薄になりがちだと言われてい ます。

また、子どもが被害者・加害者となる事件が 全国的に多発し、犯罪に巻き込まれる背景には、 社会体験や自然体験を通じた人とのかかわりが 不足し、精神的なゆとりや豊かさ、たくましさ などを身につけにくい状況に加え、急速な情報 社会の進展によるインターネット上の有害情報※6 の氾濫などが指摘されています。

そのため、青少年が主体的な判断力や行動力 を養い、社会性を身につけることができるよう、 地域一体となった総合的な健全育成活動を推進

2 健やかな子どもを育むために

(33)

81

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

1) 保育・育成環境の充実

区立保育所の新設や改築など、入所定数の拡 大を図るとともに、民間認可保育所・認証保育 所の誘致や家庭福祉員の増員、さらには再開発 の動向に合わせて、民間活力も活用しながら保 育施設の整備を進め、「保育園待機児ゼロ」を目 指します。

また、保育所における保育時間の延長など保 育内容の充実を図ることに加え、保護者や子ど もが置かれるさまざまな状況に応じて必要とな る一時的な保育サービスなどを充実します。

さらに、保護者の就労の有無や形態等に関わ りなく、就学前の子どもが一貫した教育・保育 が受けられるよう、幼稚園と保育所の交流や連 携を深めるとともに、双方の機能を合わせ持つ 認定こども園の整備を推進します。

地域においては、子育て支援・保育サービス の効果的・効率的な提供と質の向上を目指し、 「子ども家庭支援センター」およびそのサテライ

ト施設としての児童館の育児支援事業の充実を 図るとともに、児童相談所や民生・児童委員、 ボランティア団体など関係機関と連携しながら、 地域全体で子育てを支援していくネットワーク を構築します。

さらに、子育て世帯が安心して子育てに取り 組めるよう、経済的負担の軽減を継続して行っ ていきます。

2) 活動の場・機会の充実

地域において子どもが自主的に参加し、自由 に遊び、安全に過ごすことができる児童館の整 備を進め、役割や運営方法など、そのあり方を 見直し、子育てや中・高校生等の健全育成のニ ーズに応じた新たな展開を図っていきます。

加えて、子どもが地域社会の中で健やかには ぐくまれる環境づくりとして、小学校等の既存 施設を活用しながら、PTAをはじめとする地 域の人々の協力や支援を得て、安全に安心して 過ごせる「子どもの居場所づくり」を進めてい きます。

また、異なる地域や年齢の子どもたちの交流 が行えるよう、地域やPTAの協力により子ど もフェスティバル等を開催するとともに、地域 における青少年の健全育成への支援等を進めて いきます。

さらに、少年リーダーの養成などにより、青 少年が野外活動やレクリエーションなどの集団 活動を通じて自主性や社会性を身につける機会 を充実させるとともに、地域活動やボランティ ア活動への参加を促進します。

3) 健全育成活動の推進

青少年がより良い環境の中で健やかに成長で きるよう、パソコンや携帯電話使用時のインタ ーネット上の有害情報を除去するフィルタリン グ※7の普及・啓発をはじめ、大人が責任を持っ て青少年を保護し育成するため、総合的かつ効 果的な健全育成活動を地域・家庭と区の協働で 推進していきます。

4) ひとり親家庭の自立支援

ひとり親家庭の安定的な雇用と経済的自立を 支援するため、自立支援教育訓練給付金などの 支給をはじめ、安定した就業につながる技能の 習得に向けた支援の充実を図ります。あわせて、 関係機関との連携を密にしてひとり親家庭に対 する相談や情報提供を行います。

2

施策の方向

──────────────────────────

※ 7[フィルタリング]

(34)

3

施策の体系

──────────────────────────

保育・育成環境の

充実

活動の場・

機会の充実

健全育成活動の

区立保育所の新設 区立保育所の改築

私立認可保育所に対する助成 認証保育所に対する助成 認定こども園の整備

認可外保育施設保育料の助成 保育内容の充実

延長保育(スポット利用制度)の充実 発達促進保育の実施

保育園における食育の推進 保育所・幼稚園における交流の推進

子ども家庭支援センターを核としたネットワークの充実 児童館と連携した相談事業の充実

要保護児童対策地域協議会の運営 虐待防止マニュアルの作成・配付 「あかちゃん天国」の充実

児童館の整備

子どもの事故防止対策    平日準夜間小児初期救急診療 児童館の新たな展開

福祉サービス第三者評価の推進 児童手当

子ども医療費助成 出産支援

子どもの居場所づくりの推進 学校施設等の多様な活用 青少年活動の場の整備 児童館運営への子どもの参画 都市間スポーツ交流の推進

文化・レクリエーション等の事業の展開 学習・スポーツ参加機会の充実 子どもフェスティバル

総合的・体系的な青少年施策の推進 情報提供活動の推進

(35)

83

中央区基本計画 2008

第 1 節

第 1 節

第 1 節

18 区立保育所の新設

人口の増加や核家族化の進行等に伴い、引き続き増加傾向にある保育所入所待機児童の早期解消を 図るため、認可保育所を新設します。

19 区立保育所の改築

保育環境の一層の充実を図るとともに、地域の保育需要に応えるため、既存保育所を改築します。

20 私立認可保育所に対する助成

保育需要に応え保育所入所待機児童を解消するため、既存の私立認可保育所の運営費等の助成に加 え、新たに区独自の補助制度を創設して認可保育所を誘致します。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

2カ所 (計 4カ所) 新規 2カ所 (計 3カ所) 新規 1カ所 (計 4カ所) 新規 1カ所

事業費 3,589 1,540 2,050

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

1カ所(工事) 4園 2園 2園

事業費 3,284 2,098 1,186

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ 2園 2園 ─

事業費 608 608 ─

(36)

21 認証保育所に対する助成

保育所入所待機児童を解消するとともに、多様な保育サービスを提供し、子育て環境の充実を図る ため、認証保育所を誘致します。

22 認定こども園の整備

多様な保育ニーズに応えるため、幼稚園と保育所の機能を合わせ持つ私立認定こども園に対し助成 を行います。また、今後の児童・園児数の推移を見極めながら小学校の改築などの機会をとらえ、認 定こども園の整備を推進します。

23 保育内容の充実

子育て世帯の就労形態等の多様化に対応するため、延長保育のスポット利用制度の利用枠の拡大を 図るとともに、発達促進保育や食育を推進して保育内容を充実します。また、保育所と幼稚園の連携 や交流を深め、総合的な子育て支援の充実を図ります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・延長保育の実施 (スポット利用制度) ・発達促進保育の実施

(モデル実施)

・延長保育の実施 (スポット利用制度の利 用枠拡大)

・発達促進保育の実施

・延長保育の実施 (スポット利用制度の利 用枠拡大)

・発達促進保育の実施

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ ・助成  1カ所 ・整備   1園 助成  1カ所 ・助成継続  1カ所 ・整備     1園

事業費 433 147 287

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

11カ所 (計 20カ所) 新規 9カ所 (計 16カ所) 新規 5カ所 (計 20カ所) 新規 4カ所

(37)

第 1 節

第 1 節

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85

中央区基本計画 2008

24 子ども家庭支援センターを核としたネットワークの充実

子ども家庭支援センターを核として、児童相談所、民生・児童委員、ボランティア団体など関係機 関と連携を図りながら、子どもと家庭を支援する総合的なネットワークの充実を図ります。

25 「あかちゃん天国」の充実

親子のふれあいと交流の場を提供するとともに、子育てに関する情報提供や育児に必要な助言を行 う子育て交流サロン「あかちゃん天国」を拡充して、地域における子育て環境の充実を図ります。

26 児童館の整備

児童の健全育成と子育て支援の充実を図るため、児童館の役割や運営方法などそのあり方について 検討を行い、ニーズに応じた児童館の改築や新設の整備を進めます。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

─ ・改築 3館 ・新設 1館 ・改築 2館 ・新設 1館 改築 1館

事業費 5,103 4,372 731

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

「あかちゃん天国」の実施

 4カ所 「あかちゃん天国」の拡充

「あかちゃん天国」の拡充

 新規 1カ所 「あかちゃん天国」の拡充

事業費 279 140 140

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

・児童館と連携した相談事 業の実施

・要保護児童対策地域協議 会の運営

・児童館と連携した相談事 業の充実

・要保護児童対策地域協議 会の運営

・児童虐待防止マニュアル の作成・配付

・児童館と連携した相談事 業の充実

・要保護児童対策地域協議 会の運営

・児童虐待防止マニュアル の作成・配付

同  左

(38)

27 子どもの居場所づくりの推進

子どもが安心して安全に過ごすことができる子どもの居場所「プレディ」を「学童クラブ」との統 合を視野に入れながら拡大を図っていきます。

※ 各表の計数は、原則として表示単位未満を切り上げていますので、合計が合わない場合があります。

(単位:百万円)

現  況 事業目標 事 業 計 画

前期(20∼24年度) 後期(25∼29年度)

  居場所づくりの推進

   小学校 6校 居場所づくりの推進

  居場所づくりの推進

   新規 小学校1校 居場所づくりの推進

事業費 1,255 628 628

(39)

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