平成14年度 第1回浦安市文化財審議会会議要旨
1 開催日時 平成14年4月17日(水) 13:30∼16:00
2 開催場所 浦安市郷土博物館 集会室
3 出 席 者
(委 員) 泉澤委員長、相馬副委員長、西脇委員、吉野委員、丸山委員、 宇田川委員、岩下委員
(事務局) 村井教育長、佐久間生涯学習部長、山田生涯学習次長、 河野館長、本山主査、井口学芸員(記)
※ 黒田生涯学習課長は、所用のため欠席した。
4 議 題
(1)平成13年度事業報告および平成14年度事業計画
(2)「収蔵品展」の視察
5 会議経過
議事に先立って、4月1日より博物館に転入してきた河野館長、野村主 任用務員、および4月16日∼8月31日まで育児休業の林主任学芸員の 代替として郷土博物館で勤務することになった非常勤職員中村氏の紹介後、 泉澤委員長、村井教育長があいさつを行い、議事に移った。
(1)平成13年度事業報告および平成14年度事業計画
事務局より、平成13年度事業報告および平成14年度事業計画の提案を 行った。その際に委員から出された主な意見および事務局の回答は、次の通 りである。
《平成13年度事業報告》
○ 1年目は物珍しさもあって大盛況だった。2年目以降は、勝負の年にな ってくる。もやいの会の力も大きかったので、もやいの会の力をどう持 続できるのか考えた方がよい。
・昨年度は、もやいの会の協力が大きく、15万人近くの人が博物館に来 館した。この数字は、もやいの会の協力なしには達成できなかった。博 物館の活動に生きがいを見つけたボランティアもいるので、より魅力的 な活動の場を提供するなどして、もやいの会の力を継続していきたい。
○ 博物館の大きなイベントについては、自治会の掲示板などにのせるなど 宣伝をしたほうがよい。
・今までは、博物館だよりや広報うらやすなどにイベント情報を掲載して きたが、より多くの人に博物館の活動を周知していただくためにも、自 治会の掲示板などにも掲載することを考えていく。
○ 博物館の事故状況について教えていただきたい。
・ 人のケガとしては、文化財住宅の階段から落ちたり、博物館玄関前のモ ニュメントに頭をぶつけたり、ベカ舟から落ちたりするなどの事故があ ったが、ケガ人を病院につれていくなど対応が早く、幸い小さな事故で すんでいる。また、博物館2階から1階ホールにガラスが落ちたり、屋 外展示風呂屋のガラスが割れたりするなどしたが、ケガ人はいなかった。 その対応としては、ガラスにフィルムを張るなどの対応を考えている。
《平成14年度の事業計画について》
○ 今年度の企画展の計画について、教えていただきたい。
・今年度は、昨年度生活道具展で「火」に関する展示を行ったのに引き続 き、今年度は「水」に関する生活道具展を開催する。昨年度行った「海 苔」についても調査を続け、その成果を企画展として展示を行う予定で ある。また、浦安は漁業だけではなく、農業従事者も多かったので、「農 業」をテーマにしたもの、船に関すること、長屋に関することを計画し ている。テーマが広がれば、ボランティアの幅も広がり、共同研究とい う形もできる。ただ、どのテーマも道具等を並べるだけではなく、本館 の基本コンセプトに合わせたものにするので、調査や準備には時間がか かる。
○ 企画展は博物館の大きなPRの場である。学芸員がもやいの会や他の研 究者などとうまく協力できれば、よりよい企画展になってくる。
○ 企画展は、学校教育との連携も考えた展示にするとおもしろいと思う。 体験学習とからませて行えば、企画展の効果も大きくなるはずである。 ○ 社会福祉協議会には、多くのお年寄達が集まるので、社会福祉協議会に 博物館の宣伝(チラシを置くなど)をするのもよいと思う。今まで博物 館に来たことのない人が新たなボランティアになるなど、博物館に協力 してくれる人が増えるはずである。
○ 博物館だよりなどに「お話だけでも結構ですので、ご協力お願いします。」 など一筆いれれば、今まで博物館にあまり来たことのなかったボランテ ィアも博物館に来やすい環境になるはずである。
○ 舟大工保存会や投網保存会など文化団体の代表が集まって、博物館への 協力体制などについて話し合うことも必要であると思う。
○ 和船(木造船)を製造している現場を見学できる博物館はそうはないは ずである。このこともPRの一つになってくるので、実際和船を製造し ている博物館はないか調査をしてほしい。
《史跡表示板について》
○ 文化財・史跡の検証などは、今後も継続的に行うべきである。
○ 史跡表示板を一度にすべてを直すのは難しいと思うので、破損の激しい ものなど、優先順位を考えて直すべきである。
○ 前回検証した浦安小学校について、関東大震災後「市内の各寺院などで 勉強した。」ことを確認したが、「創立 80 周年記念特集」に記載されてい るので参考にしてほしい。
・市内文化財・史跡の検証について、理解を図っていくためにも、今年度 も継続して行う。
《旧浜野医院について》
○ 旧浜野医院について、話がどれくらい進捗しているか報告いただきたい。
・旧浜野医院の所有権が市に譲渡されたが、現在文化財住宅としての活用 が難しい状況である。旧浜野医院は文化財住宅としてではなく、何かし ら建物が利用できる形で保存を考えている。
○ 文化財住宅として活用されないにしても、永く後世に建物を残していく ことを考えたほうがよい。
○ 医院としての形を逸脱するのはよくない。できるだけ医療文化施設とし ての形を残したほうがよい。
《旧大塚家住宅の県指定について》
事務局より、市指定有形文化財旧大塚家住宅が県指定有形文化財に認定 されたことを報告した。なお、それに伴って、4月24日(水)に認定証 が交付される予定であることを伝えた。
(2)「収蔵品展」の視察
博物館2階企画展示室で開催されている企画展示「収蔵品展−浦安の宝 はみんなの宝−」を視察いただいた。その際に委員から出された意見は、 次の通りである。
○ 「描かれた浦安」のコーナーは、昔の浦安の様子がわかるよい展示であ る。
○ 「描かれた浦安」の川口勝氏絵画で、当代島(善福寺)の山門が昭和1 7年に2階建になっているが、この頃の山門は2階建ではなかった。 ○ 県指定や市指定の文化財を展示していたのに目をひかれた。指定文化財
も収蔵庫に眠らせておくのではなく、このような形で公開するのが望ま しい。
○ 行商の展示も浦安の特徴を表しているよい展示である。
○ これから収蔵資料はどんどん増えてくるので、新収蔵品として公開して いったほうがよい。毎年開催すると大変なので、何年かに1回の周期で よいので、開催したほうがよい。
以上で平成14年度第1回文化財審議会は閉会した。なお、次回の審議会に ついては6月19日(水)に開催する予定である。