避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 に 関 す る 提 言 書
朝 霞 市 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 検 討 部 会
は じ め に
本 提 言 書 は 、 朝 霞 市 防 災 会 議 の も と に 、 災 害 時 の 避 難 行 動 に 支 援 を 要 す る 者 へ の 対 策 の あ り 方 に つ い て 専 門 的 に 検 討 す る た め に 設 置 さ れ た 「 朝 霞 市 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 検 討 部 会 」 に お け る 検 討 の 経 過 と 結 果 に つ い て 報 告 す る も の で す 。
近 年 、 大 地 震 や 、 異 常 気 象 に 伴 う 風 水 害 な ど に よ り 、 被 害 が 多 く 発 生 し て い ま す 。 特 に 地 震 に あ っ て は 、 平 成 7 年 1 月 に 発 生 し た 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 や 、 ま だ 記 憶 に も 新 し い 平 成 19 年 7 月 の 中 越 沖 地 震 及 び 平 成 23 年 3 月 の 東 日 本 大 震 災 な ど に 見 舞 わ れ 、 甚 大 な 被 害 を
被 っ て き ま し た 。 そ し て 、 こ れ ら の 災 害 を 通 じ て 、 災 害 で は 高 齢 者 等 の 要 援 護 者 が 犠 牲 と
な る 場 合 が 多 い こ と が 知 ら れ る よ う に な っ て き ま し た 。
こ う し た こ と を 教 訓 に 、国 は さ ま ざ ま な 対 策 を 講 じ 、平 成 17年 に は「 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン 」 を 作 成 し 、 災 害 時 に 避 難 支 援 が 必 要 な 方 々 を 災 害 時 要 援 護 者 と し て 、 そ の 情 報 を 平 常 時 に 収 集 ・ 共 有 し て お く た め の 災 害 時 要 援 護 者 名 簿 の 作 成 等 に 関 す る 取 組 方 針 を 示 し ま し た 。
そ の よ う な 中 で 起 こ っ た 平 成 23 年 の 東 日 本 大 震 災 で も 、 多 く の 要 援 護 者 が 犠 牲 と な っ た こ と か ら 、 国 は 災 害 対 策 基 本 法 を 改 正 し て 、 大 規 模 災 害 で の 高 齢 者 や 障 害 の あ る 人 等 に 対 す る 避 難 行 動 の 支 援 を 明 文 化 し ま し た 。さ ら に 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン も 全 面 的 に 改 訂 し 、 「 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 行 動 支 援 に 関 す る 取 組 指 針 」 を 作 成 し 、 そ の 中 で 、 災 害 時 に 特 に 配 慮 を 要 す る 方 々 を 要 配 慮 者 、 災 害 発 生 直 後 の 避 難 等 に 特 に 支 援 を 要 す る 方 々 を 避 難 行 動 要 支 援 者 と 定 め て 、 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 作 成 な ど を 自 治 体 の 義 務 と し ま し た 。
こ の よ う な 法 改 正 等 に 合 わ せ 、 朝 霞 市 ら し い 取 組 み が で き る よ う 、 本 年 5 月 に 市 内 の 防 災 、 消 防 、 福 祉 、 自 治 会 等 の 各 分 野 で 活 躍 さ れ て い る 方 が 部 会 員 と し て 集 ま り 、 そ れ ぞ れ の 経 験 や 知 見 な ど を 積 極 的 に 発 表 し て い た だ く 意 見 交 換 が ス タ ー ト し ま し た 。
避 難 行 動 時 の 支 援 に と ど ま ら ず 、 避 難 所 生 活 や 復 興 期 に お け る 支 援 等 も 含 め た 、 長 い 期 間 を 見 据 え た 視 点 で 活 発 な 意 見 交 換 を 積 み 重 ね 、 そ の 結 果 を こ う し て 提 言 書 と し て ま と め る こ と が で き ま し た の は 、 経 験 豊 富 な 各 部 会 員 の 皆 様 方 の 積 極 的 な ご 議 論 が あ っ た か ら こ そ と 、 部 会 長 と し て 感 謝 に 絶 え ま せ ん 。
本 提 言 書 は 、 朝 霞 市 の 特 性 を 始 め 、 国 の 指 針 や 他 の 先 進 自 治 体 の 事 例 な ど を 盛 り 込 ん だ も の で す 。 本 書 で の 提 言 が 、 朝 霞 市 の 地 域 防 災 計 画 に 反 映 さ れ る と と も に 、 ひ い て は 、 朝 霞 市 の 防 災 ・ 減 災 体 制 の 充 実 ・ 強 化 の 一 助 に な る こ と を 願 っ て お り ま す 。
平 成27 年10 月22 日
朝 霞 市 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 検 討 部 会
目
次
は じ め に
1 . 検 討 方 針 ... 1
( 1 ) 現 状 の 地 域 防 災 計 画 ... 1
( 2 ) 防 災 法 制 の 動 向 ... 1
( 3 ) 専 門 部 会 の 設 置 趣 旨 ... 1
( 4 ) 組 織 体 系 ... 2
( 5 ) 用 語 の 説 明 ... 2
2 . 検 討 経 過 ... 3
( 1 ) 委 員 の 構 成 ... 3
( 2 ) 開 催 状 況 ... 4
3 . 検 討 結 果 ... 5
( 1 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 対 象 ... 6
( 2 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 情 報 ... 7
( 3 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 更 新 ... 8
( 4 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 平 常 時 の 活 用 ... 8
( 5 ) 災 害 時 の 安 否 確 認 情 報 の 集 約 ... 9
( 6 ) 避 難 所 で の 支 援 ... 9
( 7 ) 福 祉 避 難 所 の 整 備 ... 10
( 8 ) 避 難 支 援 等 関 係 者 ... 10
( 9 ) 支 援 体 制 の 整 備 ... 11
【 参 考 資 料 】 ... 12
1 . 検 討 方 針
( 1 ) 現 状 の 地 域 防 災 計 画
現 行 の 朝 霞 市 地 域 防 災 計 画 は 、 平 成 20 年 度 に 全 面 改 訂 を 行 っ た が 、 そ の 後 、 平 成 23 年 3月 11日 に 発 生 し た 東 日 本 大 震 災 に お い て 初 め て 経 験 し た 帰 宅 困 難 者 や 放 射 性 物 質 へ の 対
応 等 を 踏 ま え 、 平 成 24 年 度 に 一 部 改 正 を 行 っ た 。
ま た 、 国 や 県 に お い て は 、 災 害 対 策 基 本 法 を 始 め と す る 防 災 関 係 法 令 の 大 幅 改 正 、 首 都 直 下 地 震 等 の 被 害 想 定 の 見 直 し 、 防 災 基 本 計 画 等 の 改 訂 を 行 っ て き た 。
こ う し た 状 況 の 変 化 に 対 応 す べ く 、本 市 で は 平 成 26 年 度 か ら の 2年 間 を 作 業 期 間 と し て 地 域 防 災 計 画 の 改 訂 作 業 を 行 っ て い る 。 そ の 中 で 、 市 直 下 を 震 源 と す る 地 震 被 害 予 測 調 査 を 実 施 す る と と も に 、 平 成 26 年 6 月 25 日 に 熊 谷 地 方 気 象 台 か ら 「 埼 玉 県 記 録 的 短 時 間 大 雨 情 報 」が 発 表 さ れ た 集 中 豪 雨 に よ り 市 内 で 被 害 が 発 生 し た ほ か 、過 去 経 験 の 少 な い 竜 巻 、 大 雪 等 の 被 害 が 県 内 に 発 生 し た こ と を 勘 案 し 、 現 行 の 地 域 防 災 計 画 を 検 証 す る と と も に 、 地 震 や 風 水 害 の 複 合 災 害 の 発 生 を 考 慮 す る こ と で 、 更 な る 、 防 災 ・ 減 災 対 策 及 び 自 助 ・ 共 助 ・ 公 助 の 取 組 み を 推 進 で き る よ う に 内 容 を 検 討 し つ つ 全 面 改 訂 を 行 う も の で あ る 。
な お 、 朝 霞 市 地 域 防 災 計 画 の 改 訂 に 当 た っ て は 、 庁 内 の 各 課 で 作 成 ・ 運 用 し て い る 既 存 の 対 策 マ ニ ュ ア ル を よ り 実 効 性 の 高 い も の に 見 直 し を 行 う ほ か 、 本 部 会 と 女 性 視 点 の 防 災 対 策 検 討 部 会 の 二 つ の 専 門 部 会 を 設 置 し て 、 よ り 専 門 的 な 内 容 に つ い て 検 討 す る こ と と な っ た 。
( 2 ) 防 災 法 制 の 動 向
近 年 の 風 水 害 や 地 震 で は 、高 齢 者 等 が 犠 牲 と な る 場 合 が 多 い こ と か ら 、平 成 17年 に 国 は 「 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン 」( 以 下 「 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン 」 と い う 。) を 作 成 し た 。 そ の 中 で 、 災 害 時 に 避 難 支 援 が 必 要 な 方 々 を 災 害 時 要 援 護 者 ( ま た は 「 要 援 護 者 」。)と し 、要 援 護 者 の 情 報 を 平 常 時 に 収 集・共 有 し て お く た め 、災 害 時 要 援 護 者 名 簿( ま た は 「 要 援 護 者 名 簿 」。) の 作 成 等 に 関 す る 取 組 方 針 が 示 さ れ た 。
平 成 23 年 の 東 日 本 大 震 災 で は 、 多 く の 要 援 護 者 が 犠 牲 と な っ た た め 、 災 害 対 策 基 本 法 が 改 正 さ れ 、 大 規 模 災 害 で の 高 齢 者 や 障 害 者 等 に 対 す る 避 難 行 動 の 支 援 が 明 文 化 さ れ た 。
そ こ で 、国 は 避 難 支 援 ガ イ ド ラ イ ン を 全 面 的 に 改 訂 し 、「 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 行 動 支 援 に 関 す る 取 組 指 針 」 を 作 成 し た 。 そ の 中 で 、 災 害 時 に 特 に 配 慮 を 要 す る 方 々 を 要 配 慮 者 と し 、 そ の う ち 、 災 害 発 生 直 後 の 避 難 等 に 特 に 支 援 を 要 す る 方 々 を 避 難 行 動 要 支 援 者 ( ま た は 「 要 支 援 者 」。) と し て 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 ( ま た は 「 要 支 援 者 名 簿 」。) の 作 成 等 が 定 め ら れ た 。
こ れ を 受 け て 本 市 で は 、 平 成 27 年 度 第 1 回 朝 霞 市 地 域 防 災 計 画 策 定 庁 内 検 討 委 員 会 で 、 要 配 慮 者 を 高 齢 者 、 障 害 の あ る 人 及 び 児 童 、 妊 産 婦 、 乳 幼 児 、 ア レ ル ギ ー 等 の 慢 性 疾 患 を 有 す る 者 、 外 国 人 等 と し 、 そ の う ち 避 難 行 動 要 支 援 者 を 高 齢 者 、 障 害 の あ る 人 、 難 病 患 者 等 と す る 方 向 性 が 示 さ れ た 。 本 部 会 に お い て も こ れ ら の 動 向 に 沿 っ て 検 討 を 進 め る こ と と し た 。
( 3 ) 専 門 部 会 の 設 置 趣 旨
2
( 4 ) 組 織 体 系
本 専 門 部 会 は 、 朝 霞 市 防 災 会 議 か ら 任 命 さ れ 、 専 門 的 な 検 討 を 行 う も の で あ る 。
( 5 ) 用 語 の 説 明
現 行 の 用 語 ◇ 要 配 慮 者
災 害 時 に 限 定 せ ず 一 般 に 配 慮 を 要 す る 者( 高 齢 者 、障 害 児 者 、 妊 産 婦 、 乳 幼 児 、 ア レ ル ギ ー 等 の 慢 性 疾 患 を 有 す る 者 、 外 国 人 等 ) で あ る 。( 右 の 図 を 参 照 の こ と 。 以 下 同 様 。)
◇ 避 難 行 動 要 支 援 者 ( 要 支 援 者 )
要 配 慮 者 の う ち 、災 害 時 に 自 ら 避 難 す る こ と が 困 難 な 在 宅 者 で あ っ て 、そ の 円 滑 か つ 迅 速 な 避 難 の 確 保 を 図 る た め に 特 に 支 援 を 必 要 と す る 者 で あ る 。
◇ 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 ( 要 支 援 者 名 簿 )
災 害 対 策 基 本 法 の 改 正 に よ り 従 前 の 災 害 時 要 援 護 者 台 帳 ( 後 述 あ り 。) を 改 め て 、 新 た に 作 成 さ れ る こ と と な っ た 。 氏 名 、住 所 、連 絡 先 、避 難 支 援 を 要 す る 理 由 等 が 掲 載 さ れ る 。
◇ 避 難 支 援 等 関 係 者 ( 支 援 者 )
自 治 会 ・ 町 内 会 、 自 主 防 災 組 織 、 消 防 団 、 民 生 委 員 、 社 会 福 祉 協 議 会 、 そ の 他 の 避 難 支 援 等 の 実 施 に 携 わ る 関 係 者 で あ る 。
法 改 正 前 の 用 語 ◇ 災 害 時 要 援 護 者 ( 要 援 護 者 )
災 害 時 に 必 要 な 情 報 を 迅 速 か つ 的 確 に 把 握 し 、 自 ら を 守 る た め に 安 全 な 場 所 に 避 難 す る な ど の 一 連 の 行 動 を と る の に 支 援 を 要 す る 者 で あ る 。災 害 時 要 援 護 者 は 平 成 25年 の 災 害 対 策 基 本 法 の 改 正 に よ り 、 既 述 の 要 配 慮 者 と 避 難 行 動 要 支 援 者 に 変 更 さ れ て い る 。
◇ 災 害 時 要 援 護 者 台 帳 ( 要 援 護 者 台 帳 )
避 難 所 関 連 の 用 語
◇ 避 難 所
自 宅 等 を 被 災 さ れ た 方 々 が 避 難 生 活 を 送 る た め の 施 設 で あ る 。
◇ 福 祉 避 難 所
避 難 生 活 を 余 儀 な く さ れ た 要 配 慮 者 が 、 介 護 等 の 専 門 的 な 支 援 を 受 け な が ら 避 難 生 活 を 送 る た め の 施 設 で あ る 。
◇ 福 祉 避 難 室
避 難 所 内 に お い て 、 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 の た め に 確 保 す る 部 屋 で あ る 。
そ の 他 の 用 語 ◇ 事 業 継 続 計 画
民 間 企 業 は 大 地 震 等 の 不 測 の 事 態 が 発 生 し た 場 合 で も 、 企 業 を 存 続 さ せ る た め に 主 要 業 務 の 継 続 や 早 期 復 旧 を 図 る た め の 対 策 を 立 て て お り 、 こ れ を 事 業 継 続 計 画 ( B C P ) と 呼 ぶ 。
2 . 検 討 経 過
( 1 ) 委 員 の 構 成
役 職 氏 名 団 体 名 備 考
部 会 長 浅 野 幸 子
早 稲 田 大 学 「 地 域 社 会 と 危 機 管 理 研 究 所 」 招 聘 研 究 員
「 減 災 と 男 女 共 同 参 画 研 修 推 進 セ ン タ ー 」 共 同 代 表
部 会 員 橋 本 芳 博 朝 霞 市 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会
防 災 会 議 委 員
朝霞市民生委員児童委員協議会長
部 会 員 浅 川 俊 夫 朝 霞 市 自 主 防 災 組 織 連 絡 会 議
防 災 会 議 委 員
朝 霞 市 自 主 防 災 組 織 連 絡 会 議 会 長
部 会 員 坂 本 小 奈 朝 霞 市 障 害 者 団 体 協 議 会 会 長
部 会 員 獅子倉 欣治 朝 霞 市 消 防 団 副 団 長
部 会 員 三 吉 正 徳 朝 霞 市 社 会 福 祉 協 議 会 常 務 理 事 兼 事 務 局 長
部 会 員 菅 田 恵 子 朝 霞 市 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 朝 光 苑 施 設 長
部 会 員 猪 股 敏 裕 朝 霞 市 福 祉 部 部 次 長
部 会 員 目 崎 康 浩 朝 霞 市 健 康 づ く り 部 部 次 長
部 会 員 益 田 智 美 朝 霞 市 市 民 環 境 部 地 域 づ く り 支 援 課 課 長
4 ( 2 ) 開 催 状 況
回 数 日 時 議 事
第 1回
平 成27年5月 11日 ( 月 )
9時 30分 ~11時 45分 市 役 所 別 館 5 階 502会 議 室
① 検 討 部 会 の 設 置 趣 旨 に つ い て
② 朝 霞 市 の 状 況
③ 災 害 時 に お け る 避 難 行 動 要 支 援 者 等 の 支 援
対 策 の 課 題 等 に つ い て
④ 今 後 の ス ケ ジ ュ ー ル に つ い て
第 2回
平 成27年6月 3日 ( 水 )
13時 30分 ~15時 45分 市 役 所 本 館 4 階 401会 議 室
① 第 1回 検 討 部 会 で 抽 出 し た 課 題 等 に つ い て ② 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 に つ い て の 検 討
③ 課 題 等 に 関 す る 基 本 方 針 ( 方 向 性 ) の 検 討
第 3回
平 成27年7月 6日 ( 月 )
13時 30分 ~15時 30分
保 健 セ ン タ ー 2 階 会 議 室
① 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 作 成 の 基 本 方 針 等
に つ い て
② 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 計 画 ( 個 別 計
画 ) の 作 成 の 基 本 方 針 に つ い て
③ 避 難 行 動 要 支 援 者 へ の 支 援 の あ り 方 等 に つ
い て
第 4回
平 成27年8月 5日 ( 水 )
13時 30分 ~15時 30分
朝 霞 市 産 業 文 化 セ ン タ ー 2 階
研 修 室 1
① 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 検 討 部 会 提 言 書( 案 )
3 . 検 討 結 果
避 難 所 に つ い て
( 5 ) 災 害 時 の 安 否 確 認 情 報 の 集 約
( 6 ) 避 難 所 で の 支 援
( 7 ) 福 祉 避 難 所 の 整 備 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 に つ い て
( 1 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 対 象
( 2 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 情 報
( 3 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 更 新
( 4 )避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 平 常 時 の 活 用
支 援 に つ い て
( 8 ) 避 難 支 援 等 関 係 者
6
( 1 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 対 象
【 現 状 ・ 課 題 】
平 成23年 の 東 日 本 大 震 災 で は 、被 災 地 全 体 の 死 者 数 は15,786人( 平 成24年 版 警 察 白 書 よ り 。 以 下 本 項 に お い て 同 じ 。) で 、 そ の う ち 65歳 以 上 の 高 齢 者 の 死 者 数 は 8,606人 に の ぼ り 、 約 6 割 を 占 め た 。ま た 障 害 の あ る 人 の 被 災 状 況 は 平 成24年 度 障 害 者 白 書 に よ れ ば 、67,509人 中1,388 人 が 亡 く な り 、 被 災 住 民 全 体 で の 比 率 の2倍 に 当 た る 約 2% と な っ た 。
こ う し た 高 齢 者 や 障 害 の あ る 人 等 の い わ ゆ る 災 害 弱 者 に 被 害 が 集 中 し た こ と を 教 訓 と し て 災
害 対 策 基 本 法 が 改 正 さ れ 、 要 支 援 者 名 簿 の 作 成 が 市 町 村 に 義 務 付 け ら れ た 。
一 方 、 本 市 で は 平 成22年 に 災 害 時 要 援 護 者 登 録 制 度 実 施 要 綱 ( 以 下 「 要 綱 」 と い う 。) を 施 行 し 、 要 援 護 者 名 簿 を 作 成 し た 。 こ の 要 綱 で は 高 齢 者 の 対 象 を 65 歳 以 上 と し た が 、65 歳 か ら
74歳 ま で の 方 の 要 介 護 認 定 率 は 3.8%( 平 成 25年 度 )で あ り 、避 難 支 援 が 必 要 と 考 え ら れ る 方 は 少 な い の が 実 状 で あ っ た 。 ま た 、 障 害 の あ る 方 は1級 か ら 4級 ま で の 障 害 者 手 帳 所 持 者 、 療 育 手 帳 の 等 級 ○A及 び A、精 神 障 害 者 手 帳 の 等 級1級 及 び 2級 を 対 象 と し た た め 、避 難 支 援 が 必 要 で あ っ て も 障 害 等 級 が 低 い 方 は 対 象 と な り に く か っ た 。
《 提 言 》
1 対 象 者 の 改 正
(1) 高 齢 者 は 75 歳 以 上 を 対 象 と す る こ と と し て 年 齢 に よ る 基 準 は 引 き 上 げ る が 、 要 介 護 度 に よ る 基 準 を 引 き 下 げ て 要 介 護 1 以 上 と す る 。
(2) 障 害 の あ る 方 に つ い て は 、 障 害 等 級 と は 別 に 障 害 支 援 区 分 に よ る 基 準 を 新 た に 活 用 し 、 障 害 等 級 が 低 い 方 も 対 象 と な る よ う に す る 。
災 害 時 要 援 護 者 の 対 象 者 ( 現 行 )
① 65 歳 以 上 の 者 の み で 構 成 す る 世 帯 に 属 す る も の
② 要 介 護 認 定 を 受 け て い る 者 で 、 主 治 医 意 見 書 に お け る 認 知 症 高 齢 者 の 日 常 生 活 自 立 度 が Ⅳ 又 はMの も の
③ 要 介 護 認 定 を 受 け て い る 者 で 、 主 治 医 意 見 書 に お け る 障 害 高 齢 者 の 日 常 生 活 自 立 度 がC1又 はC2の も の
④ 身 体 障 害 者 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 の 程 度 が1 級 か ら3 級 の も の 及 び
4 級 で 種 別 が 第 一 種 の も の
⑤ 療 育 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 程 度 の 等 級 が ○A 又 はA の も の
⑥ 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 の 程 度 が1 級 又 は2 級 の も の
⑦ 難 病 に 係 る 医 療 費 の 助 成 を 受 け て い る 者 ⑧ 前 各 号 に 掲 げ る 者 の ほ か 、 特 に 市 長 が 必 要
と 認 め た も の
避 難 行 動 要 支 援 者 の 対 象 者 ( 改 正 案 )
① 75 歳 以 上 の 者 の み で 構 成 す る 世 帯 に 属 す る も の
② 要 介 護 1 以 上 の 認 定 を 受 け て い る 者
③ 身 体 障 害 者 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 の 程 度 が 1 級 か ら 3 級 の も の 及 び 4 級 で 種 別 が 第 一 種 の も の
④ 療 育 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 程 度 の 等 級 が ○A又 はA の も の
⑤ 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 の 交 付 を 受 け て い る 者 で 、 そ の 障 害 の 程 度 が1級 又 は2級 の も の
⑥ 難 病 に 係 る 医 療 費 の 助 成 を 受 け て い る 者 ⑦ 障 害 支 援 区 分 の 認 定 を 受 け て い る 者
( 2 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 情 報
【 現 状 ・ 課 題 】
本 市 が 要 援 護 者 名 簿 を 作 成 し た 平 成 22年 度 当 時 、避 難 支 援 等 関 係 者( 以 下「 支 援 者 」と い う 。) に 配 付 す る 名 簿 に は 、 要 介 護 度 や 障 害 等 級 等 の 詳 し い 情 報 に つ い て も 掲 載 す る 予 定 で あ っ た 。
し か し 、 支 援 者 で あ る 自 治 会 ・ 町 内 会 か ら 、 個 人 情 報 の 管 理 責 任 に 対 す る 意 見 が 出 た た め 、 実
際 に は 詳 し い 情 報 を 掲 載 し な い 名 簿 を 配 付 し た 。 ま た 、 避 難 支 援 を 行 う に は 、 車 イ ス を 使 用 し
て い る 等 の 情 報 を 収 集 し て お き 、 支 援 に 要 す る 人 数 や 、 搬 送 の 方 法 等 に つ い て あ ら か じ め 考 え
て お く 必 要 が あ る 。 さ ら に 、 支 援 に 必 要 な 情 報 は 、 平 常 時 に 必 要 な も の と 、 初 動 の 安 否 確 認 に
必 要 な も の 、 そ の 後 の 避 難 生 活 ケ ア に 必 要 な も の と で 異 な る た め 、 要 支 援 者 名 簿 を 作 成 す る 際
に は 情 報 の 掲 載 方 法 に つ い て 工 夫 す る 必 要 が あ る 。
次 に 、 支 援 者 が 避 難 支 援 の 緊 急 度 を 理 解 す る た め 、 同 居 家 族 の 有 無 等 に つ い て 把 握 し て お く
必 要 が あ る 。 し か し 、 現 行 の 災 害 時 要 援 護 者 台 帳 に は(1)氏 名 、(2)住 所 、(3)年 齢 、(4)性 別 、
(5)電 話 番 号 等 の 連 絡 先 、(6)現 在 の 身 体 等 の 状 態 、(7)緊 急 連 絡 先 、(8)自 治 会 、 町 内 会 名 の み の 記 載 で あ る た め 、 家 族 状 況 に つ い て は 新 た に 調 査 を す る 必 要 が あ る 。 ま た 、 発 災 の 時 間 帯 等
に よ っ て は 要 支 援 者 が 一 人 と な る 場 合 や 、 家 族 も 高 齢 者 の み と な る 場 合 も あ る こ と に 注 意 が 必
要 で あ る 。 さ ら に 、 高 齢 者 や 障 害 の あ る 人 に よ っ て は 、 日 中 デ イ サ ー ビ ス 施 設 等 の 通 所 施 設 に
い る こ と も 考 え ら れ 、 支 援 者 が 要 支 援 者 の い な い 住 所 に 駆 け つ け て し ま う こ と が 懸 念 さ れ る 。
ま た 、 要 支 援 者 名 簿 に 要 介 護 度 や 障 害 等 級 等 の 情 報 を 載 せ る 際 に は 、 個 人 情 報 の 提 供 に つ い
て 同 意 す る 意 思 を 確 認 す る 必 要 が あ る 。 本 市 で は 、 対 象 者 全 員 に 名 簿 登 録 に つ い て の 書 類 を 送
り 、 返 信 書 類 で 同 意 の 意 思 を 確 認 で き た 場 合 の み 名 簿 に 記 載 し て い る 。 し か し 、 対 象 者 の 中 に
は 返 信 し な い 方 や で き な い 方 も い る と 考 え ら れ 、 返 事 が な い 方 へ の 対 策 が 求 め ら れ る 。
《 提 言 》
1 要 支 援 者 名 簿 へ の 掲 載 情 報
(1) 名 簿 に 載 せ る 情 報 は 、 支 援 者 側 の 活 用 の し や す さ 等 を 考 慮 し て 決 め る 。
(2) 要 支 援 者 名 簿 に は 要 介 護 度 や 障 害 等 級 等 の 情 報 も 記 載 す る 。
(3) 要 支 援 者 の 状 態 を 把 握 す る た め 、 個 別 調 査 や 、 要 介 護 度 、 障 害 支 援 区 分 の 認 定 を 受 け る 際 に 行 わ れ る 調 査 結 果 の 使 用 に つ い て 検 討 す る 。 ま た 、 こ の 情 報 は 災 害 発 生 直 後 の 安 否 確 認 に 必 要 と な る の で 、 要 支 援 者 名 簿 に も 載 せ ら れ る よ う 工 夫 す る 。
(4) 要 支 援 者 の 状 況 を 把 握 す る た め 、 個 人 情 報 の 提 供 に つ い て 同 意 を 得 る 際 に 同 居 家 族 の 有 無 等 に つ い て 調 査 を 行 い 、 そ の 結 果 を 要 支 援 者 名 簿 に 記 載 す る 。 な お 、 同 居 家 族 が い る 場 合 に は 、 避 難 支 援 の 要 否 を 確 認 す る 。
(5) 避 難 支 援 を 効 果 的 に 行 う た め 、 デ イ ケ ア 等 の 通 所 施 設 利 用 者 の 情 報 把 握 に つ い て も 検 討 す る 。
(6) 家 族 状 況 等 も 含 め た 要 支 援 者 の 状 況 に 応 じ て 支 援 の 優 先 度 を 決 め 、 要 支 援 者 名 簿 に 記 載 す る こ と も 検 討 す る 。
2 情 報 提 供 の 同 意
(1) 個 人 情 報 の 提 供 に 「 同 意 す る 」 「 同 意 し な い 」 に か か わ ら ず 、 確 認 書 類 は す べ て 回 収 す る こ と に 努 め 、 返 事 が な い 方 に つ い て は 民 生 委 員 児 童 委 員 や 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー の 職 員 が 訪 問 す る 等 の 対 策 を 検 討 す る 。
3 大 規 模 災 害 時 以 外 で の 活 用
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( 3 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 更 新
【 課 題 】
要 支 援 者 の 状 態 は 常 に 変 化 し 得 る こ と か ら 、 要 支 援 者 の 把 握 に 努 め 、 要 支 援 者 名 簿 の 情 報 を
常 に 最 新 に 保 つ こ と が 求 め ら れ る 。
他 の 自 治 体 で は 、 複 数 の 課 が 管 理 す る 要 支 援 者 名 簿 の 情 報 を 、 情 報 管 理 シ ス テ ム で 一 元 管 理
し て い る 事 例 も あ り 、 本 市 で も 、 更 新 頻 度 を 増 や す 等 、 で き る 限 り 最 新 の 状 態 に 保 つ 取 組 み が
求 め ら れ る 。
《 提 言 》
1 更 新 頻 度
(1) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 は 毎 年 度 更 新 す る 。
(2) 情 報 管 理 シ ス テ ム を 導 入 し 一 元 管 理 す る 等 、 更 新 事 務 の 効 率 化 を 検 討 す る 。
( 4 ) 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 平 常 時 の 活 用
【 現 状 ・ 課 題 】
東 日 本 大 震 災 で は 、 要 援 護 者 と 支 援 者 の 間 で 避 難 支 援 に 関 す る 事 前 の 調 整 を 十 分 に 行 っ て い
な か っ た た め 、 一 緒 に 避 難 す る よ う 要 援 護 者 に 理 解 し て も ら う の に 時 間 が か か り 、 犠 牲 と な る
ケ ー ス が あ っ た 。
本 市 で は 事 前 に お 互 い の 意 思 を 確 認 で き る よ う 要 綱 の 中 に「 名 簿 の 配 付 を 受 け た 関 係 機 関 は 、
そ れ を 防 災 訓 練 等 に 活 用 す る こ と が で き る 」 と し て い る が 、 要 援 護 者 名 簿 を 活 用 し た 避 難 訓 練
等 は 行 わ れ て い な い の が 現 状 で あ る 。 ま た 、 他 の 自 治 体 で は 要 支 援 者 名 簿 の 登 録 者 に 避 難 訓 練
へ の 参 加 を 呼 び か け 、 要 支 援 者 と 協 力 し て 搬 送 訓 練 や 安 否 確 認 訓 練 等 を 行 っ た 事 例 が あ る 。
《 提 言 》
1 訓 練 の 実 施
(1) 要 支 援 者 自 身 も 参 加 す る 搬 送 訓 練 や 、 安 否 確 認 訓 練 等 の 防 災 訓 練 を 実 施 す る 。
( 5 ) 災 害 時 の 安 否 確 認 情 報 の 集 約
【 現 状 】
本 市 で は 、 避 難 行 動 要 支 援 者 の 安 否 確 認 を 、 自 治 会 ・ 町 内 会 、 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会 等 の
支 援 者 が 中 心 と な っ て 行 い 、そ の 結 果 を 市 災 害 対 策 本 部( 以 下「 災 害 対 策 本 部 」と い う 。)の 福
祉 班 が と り ま と め る 。
一 方 、 他 の 自 治 体 で は 全 庁 の 地 理 情 報 シ ス テ ム ( G I S ) を 導 入 し 、 安 否 確 認 結 果 を 避 難 所
と な る 小 ・ 中 学 校 の P C か ら 災 害 対 策 本 部 に 報 告 す る 方 法 を 取 り 入 れ て い る 事 例 も あ る 。
《 提 言 》
1 情 報 集 約 ・ 活 用 方 法
(1) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 安 否 確 認 結 果 の 集 約 と 、 情 報 共 有 ・ 活 用 の 方 法 に つ い て 今 後 検 討 す る 。
(2) 避 難 所 を 被 災 者 支 援 の 拠 点 と し て 位 置 付 け 、 各 避 難 所 や 災 害 対 策 本 部 ( 本 庁 等 ) を 結 ぶ 安 否 確 認 情 報 の 共 有 方 法 を 検 討 す る 。 共 有 方 法 の 例 : 全 庁 G I S の 導 入
(3) 要 配 慮 者 の 避 難 生 活 期 の 状 況 把 握 や 、 支 援 体 制 の 構 築 に 、 集 約 し た 安 否 確 認 情 報 を 活 用 で き る よ う 検 討 す る 。
( 6 ) 避 難 所 で の 支 援
【 現 状 ・ 課 題 】
東 日 本 大 震 災 で は 、 避 難 所 の 環 境 改 善 や 支 援 が 不 十 分 だ っ た こ と か ら 、 高 齢 者 を 中 心 に 体 調
を 崩 し た り 命 を 落 と す ケ ー ス ( 震 災 関 連 死 ) も 発 生 し た 。 多 様 な 生 活 課 題 に 対 す る 配 慮 や 専 門
支 援 も 不 十 分 で 、 障 害 者 や 乳 幼 児 を 抱 え た 人 た ち が 、 避 難 所 を 出 て 行 か ざ る を 得 な い ケ ー ス も
少 な く な か っ た 。
《 提 言 》
1 受 入 体 制 の 整 備
(1) 避 難 所 に は 高 齢 者 や 障 害 の あ る 人 等 の 要 配 慮 者 も 受 け 入 れ る こ と と し 、 高 齢 者 や 障 害 の あ る 人 、 乳 幼 児 の い る 世 帯 等 の 特 性 に 配 慮 し た 福 祉 避 難 室 用 の ス ペ ー ス を 設 け る 。
( 例 ) ・ 間 仕 切 り で 囲 っ た 静 か な 部 屋 ・ ベ ッ ド コ ー ナ ー ・ 授 乳 室 ・ 育 児 室 等
(2) 障 害 の あ る 人 は 障 害 の 種 類 に よ っ て 必 要 と す る 支 援 が 異 な る が 、 一 般 の 避 難 所 で も 生 活 で き る よ う 、 国 の 調 査 結 果 や ガ イ ド ラ イ ン 等 を 参 考 に 、 支 援 策 を 検 討 す る 。
(3) ケ ア マ ネ ジ ャ ー 等 の 介 護 サ ー ビ ス 事 業 者 と 災 害 時 に お け る 支 援 に 関 す る 協 定 を 締 結 し 、 避 難 所 で 専 門 的 な 支 援 の で き る 人 材 を 確 保 す る よ う 努 め る 。
(4) 避 難 所 の マ ネ ジ メ ン ト が で き る 人 材 の 確 保 に つ い て 検 討 す る 。
(5) 在 宅 避 難 を 選 択 し た 方 や 余 儀 な く さ れ た 方 等 へ の 支 援 に つ い て 検 討 す る 。
2 避 難 所 運 営 マ ニ ュ ア ル の 修 正
(1) 福 祉 避 難 室 用 の ス ペ ー ス の 設 置 方 法 や 利 用 対 象 者 の 基 準 、 福 祉 避 難 所 の 運 営 者 と の 連 携 等 に つ い て 検 討 し 、 そ の 結 果 を 避 難 所 運 営 マ ニ ュ ア ル に 反 映 す る 。
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( 7 ) 福 祉 避 難 所 の 整 備
【 現 状 ・ 課 題 】
東 日 本 大 震 災 で は 福 祉 避 難 所 が 不 足 し 、 専 門 的 な 支 援 を 十 分 に 提 供 で き な か っ た 。 本 市 で は
福 祉 避 難 所 に 指 定 し た 施 設 は 3 箇 所 あ る が 、 必 要 数 の 確 保 に つ い て は 確 認 さ れ て い な い 状 況 で
あ る 。
ま た 、 福 祉 避 難 所 と な る 施 設 の 事 業 者 と し て は 、 災 害 発 生 直 後 の 職 員 が 参 集 で き る か 不 明 な
た め 、 人 員 の 確 保 が 大 き な 課 題 と な っ て い る 。 さ ら に 、 福 祉 避 難 所 は 避 難 所 か ら 一 部 の 要 配 慮
者 を 受 け 入 れ る こ と に な る が 、 施 設 を 生 活 の 場 と し て い る 入 所 者 が い る た め 、 受 入 人 数 の 調 整
が 必 要 と な る 。 な お 、 要 配 慮 者 を 受 け 入 れ た 際 に 必 要 と な る 食 料 や 生 活 用 品 、 介 護 用 品 や 資 機
材 等 の 備 蓄 や 調 達 方 法 に つ い て も 検 討 し な け れ ば な ら な い 。
ま た 、 福 祉 避 難 所 が 被 災 す る 恐 れ も あ る た め 、 災 害 時 の 体 制 に つ い て 整 備 す る 必 要 が あ る 。
そ の 際 、 入 所 者 を 抱 え た ま ま 避 難 所 か ら 要 配 慮 者 の 受 入 れ を 実 施 す る の に 一 定 の 日 数 が か か る
こ と 等 、 様 々 な 課 題 に つ い て 考 慮 す る 必 要 が あ る 。
《 提 言 》
1 受 入 体 制 の 整 備
(1) 福 祉 避 難 所 の 数 は 、 台 帳 に 記 載 さ れ て い る 要 介 護 度 や 障 害 等 級 等 か ら 専 門 的 な 支 援 を 必 要 と す る 人 数 を 算 定 し 、 そ の 人 数 を も と に 設 定 す る 。
(2) 福 祉 事 業 者 に 協 力 を 依 頼 し 、 福 祉 避 難 所 設 置 に 関 す る 協 定 を 締 結 し 、 福 祉 避 難 所 の 必 要 数 の 確 保 に 努 め る 。
(3) 福 祉 避 難 所 と し て 指 定 す る 施 設 は 、 入 所 施 設 だ け で な く 、 通 所 施 設 も 含 め る こ と が で き な い か 検 討 す る 。
(4) ケ ア マ ネ ジ ャ ー 等 の 介 護 サ ー ビ ス 事 業 者 と 災 害 時 に お け る 支 援 に 関 す る 協 定 を 締 結 し 、 福 祉 避 難 所 で 専 門 的 な 支 援 の で き る 人 材 の 確 保 や 、 介 護 用 品 ・ 資 機 材 等 の 確 保 に 努 め る 。
(5) 避 難 所 に 避 難 し た 要 配 慮 者 を 、 避 難 所 内 の 福 祉 避 難 用 の ス ペ ー ス 、 福 祉 避 難 所 、 又 は 医 療 機 関 等 に 振 り 分 け る た め の 判 断 基 準 ( 例 : 避 難 所 ト リ ア ー ジ ) の 導 入 を 検 討 す る 。
2 事 業 継 続 計 画 策 定 の 推 進
(1) 市 は 福 祉 避 難 所 と な る 福 祉 施 設 に 対 し 、 福 祉 避 難 所 の 開 設 ・ 受 け 入 れ を 含 め た 災 害 時 の 事 業 継 続 計 画 の 策 定 を 支 援 し 、 計 画 の 策 定 等 に 関 し て 福 祉 避 難 所 同 士 が 協 力 し 合 え る 環 境 を 整 備 す る 。
( 8 ) 避 難 支 援 等 関 係 者
【 課 題 】
避 難 支 援 は 、 一 人 の 要 支 援 者 に 対 し て 複 数 の 支 援 者 が 相 互 に 補 完 し 合 い な が ら 行 う こ と が 必
須 で あ る 。 他 の 自 治 体 で は 支 援 者 を 特 定 の 個 人 と す る 事 例 も あ る が 、 発 災 し た 時 間 等 に よ り 仕
事 等 で そ の 地 域 に い な か っ た 場 合 、 誰 も 要 支 援 者 を 支 援 で き な い と い う 事 態 が 懸 念 さ れ る 。
《 提 言 》
1 支 援 者 の 対 象
( 9 ) 支 援 体 制 の 整 備
【 現 状 ・ 課 題 】
自 治 会 ・ 町 内 会 及 び そ れ が 母 体 と な る 自 主 防 災 組 織 は 、 避 難 支 援 で は 中 心 的 な 役 割 を 担 う こ
と と な る が 、自 治 会 等 の 加 入 率 の 低 下( 昭 和55 年 以 降 年 々 減 少 し 平 成26年 度 に は 47.1% と な っ て い る 。)に 見 ら れ る よ う に 課 題 を 抱 え て い る 。マ ン シ ョ ン 住 民 の 自 治 会 等 加 入 率 は 一 層 低 く 、
地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ に お い て 避 難 行 動 要 支 援 者 と 支 援 者 の 関 係 を ど の よ う に 築 い て い く の か 、 対
応 策 の 検 討 は 急 務 と な っ て い る 。
自 治 会 ・ 町 内 会 や 自 主 防 災 組 織 の ほ か に も 、 消 防 団 の 各 分 団 や 民 生 委 員 児 童 委 員 、 防 災 ボ ラ
ン テ ィ ア 団 体 等 と い っ た 地 域 防 災 の 担 い 手 が そ れ ぞ れ 活 動 し て い る が 、 災 害 発 生 時 に 避 難 行 動
要 支 援 者 名 簿 を 活 用 し た 避 難 支 援 を 効 果 的 に 行 う た め に は 、 こ う し た 団 体 間 の 連 携 が 不 可 欠 で
あ る 。
ま た 、 避 難 生 活 で の ケ ア に つ い て は 、 保 健 師 ・ 看 護 師 ・ 介 護 福 祉 士 ・ ホ ー ム ヘ ル パ ー ・ 保 育
士 等 に よ る 支 援 が 必 要 と な る こ と か ら 、 こ う し た 専 門 職 の 確 保 が 重 要 と な る 。
日 常 の 防 犯 や 社 会 福 祉 施 策 の 一 環 と し て 、 地 域 に お け る 高 齢 者 の 見 守 り 活 動 と 災 害 時 に お け
る 要 支 援 者 の 支 援 活 動 を 一 体 化 さ せ て い る 他 の 自 治 体 で の 事 例 も 参 考 に 、 市 民 に 対 し 避 難 行 動
要 支 援 者 対 策 の 啓 発 を 図 る こ と や 、 災 害 時 の 庁 内 の 連 携 体 制 を 強 化 す る こ と 等 が 求 め ら れ る 。
《 提 言 》
1 要 支 援 者 対 策 の 取 組 み に お け る 目 標
(1) 住 民 同 士 が地 域 の 中 で 「 顔 の 見 え る 関 係 」 を 築 け る 環 境 を 整 備 し 、 地 域 を ま と め る 人 材 を 育 て 、“ わ が ま ち ”意 識 を 持 っ た 市 民 が 増 え る こ と を 、避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 の 取
組 み に お け る 目 標 と す る 。
2 支 援 体 制 の 整 備
(1) 「 地 域 防 災 担 い 手 ネ ッ ト ワ ー ク 」 の 構 築 に 努 め る 。 自 治 会 ・ 町 内 会 、 自 主 防 災 組 織 、 消 防 団 各 分 団 、 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会 等 を 核 と し 、 そ の 他 に 通 所 施 設 も 含 め た 福 祉
事 業 者 や 社 会 福 祉 協 議 会 、 障 害 者 団 体 等 の 協 力 も 得 て 、 さ ら に 中 高 生 や 大 学 生 等 に も
参 加 し て も ら え る よ う 、 日 頃 か ら 地 域 の 中 で 連 携 し あ え る 環 境 の 整 備 を 進 め る 。
(2) マ ン シ ョ ン 住 民 へ の 支 援 を 行 う 管 理 組 合 を 、地 域 防 災 の 担 い 手 と す る こ と を 検 討 す る 。
(3) 避 難 行 動要 支 援 者 と 支 援 者 の 信 頼 関 係 を 築 く た め 、 高 齢 者 等 の サ ロ ン 活 動 や 老 人 ク ラ ブ 活 動 等 を 充 実 さ せ る 等 の 、 地 域 福 祉 の 分 野 に お け る 防 災 の 取 組 み を 推 進 す る 。
(4) 保 健 師 等 の 専 門 的 な 支 援 の で き る 人 材 が 、 災 害 時 に お け る 活 動 等 に つ い て 意 見 交 換 で き る よ う な 体 制 の 整 備 を 検 討 す る 。
3 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 の 広 報
(1) 支 援 者 が 高 齢 者 等 の サ ロ ン 活 動 や 老 人 ク ラ ブ 活 動 等 の 場 を 訪 問 し 、 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 等 に つ い て 広 報 ・ 周 知 活 動 を 行 う 。
4 防 犯 や 社 会 福 祉 と の 連 携
(1) 地 域 に お け る 高 齢 者 等 の 見 守 り 活 動 と 災 害 時 に お け る 要 支 援 者 の 支 援 活 動 を 一 体 化 さ せ て 、 防 災 や 防 犯 、 社 会 福 祉 を 担 う 者 が 連 携 し て コ ミ ュ ニ テ ィ 対 策 を 推 進 す る 。
5 庁 内 の 体 制
【 参 考 資 料 】
避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 に 関 す る 提 言 書
平 成
27
年
10
月
朝 霞 市 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 検 討 部 会
事 務 局 朝 霞 市 危 機 管 理 室
福 祉 部 障 害 福 祉 課