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第12回会議要録(平成24年3月7日開催) 第1期 小学生の放課後施策推進協議会の会議要録について|武蔵野市公式ホームページ

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全文

(1)

小学生の放課後施策推進協議会 第 12 回

会議要録

○ 日 時 平成 24 年 3 月 7 日(水) 午後7時~9時

○ 場 所 武蔵野スイングホール 10 階 スカイルーム

○ 出席委員 西郷委員長、松田副委員長、井澤委員、髙橋委員、小出委員、

栃折委員、山田委員、飯田委員、河村委員、竹内委員、松田(多)委員、 青木委員、萱場委員

○ オブザーバー 子ども家庭課長、子ども家庭支援センター担当課長、児童青少年課長、 (事務局) 桜堤児童館長、子ども協会職員、

学童主任指導員2名、地域子ども館館長2名 他

開会

【事務局】

これより第 12 回小学生の放課後施策推進協議会を開催する。

資料1~6の確認

【委員長】

次第に基づき、報告事項からお願いしたい。

報告

(1)平成 23 年度学童クラブ土曜試行開所の利用状況と地域子ども館あそべえの土曜日の来館

状況について

≪事務局より資料1・2について説明≫

【委員長】

資料1・2について質問はあるか。

【委員】

人数が多いクラブがいくつかある。記憶が定かではないが、厚生労働省の方で、大規模学 童を抑制するために、確か「70 名以上の所は分割しなさい。そうでなければ補助金を出しま

せん。」という様な話があったと思うが、そのあたりの対策は考えているのか。 【事務局】

確かに、70 名を超える学童クラブは望ましくないので補助金を出さないという話はあった

が、現段階では補助金を切るというところまでいっていない。だから補助金としては継続し ている。ただ、育成にあたって、あまり児童数が増える事は望ましくないので、対策が取れ

(2)

【委員】

桜野こどもクラブは旧育成室を使う。三小こどもクラブは体育館の別室及びあそべえの 2

階等になっていたと思うが、これらは継続されるのか。また、境南はどうするのか。 【事務局】

桜野こどもクラブに関しては、おっしゃるとおり、旧育成室を改修して2か所で育成する。

三小こどもクラブに関しては、現在も2か所で育成していて今後も従前のとおりやっていき たい。ただ、境南こどもクラブに関しては、場所がないというのが実情で、現段階では従来

の育成室で対応していきたいと考えている。 【委員長】

境南こどもクラブには、お邪魔したことがないが、広いのか。何か区切りとかユニットケ

アではないが、工夫はされているのか。 【事務局】

広いが、やはり児童数が多いので真ん中に間仕切りが入るようになっている。

【委員】

育成指針の中に学童保育の一人当たりの床面積が 1.65 ㎡と書かれているが、それは大丈

夫なのか。

【事務局】

現状の申込み人数では大丈夫である。ただ、これがあまりにも増えると正直厳しい。

【委員】

その場合は、どうするのか。

【事務局】

待機児を出さない選択肢を取るのか、1.65 を厳守するという選択肢を取るのかという事に なると思う。児童青少年課としては、基本的には待機児を出さないという考え方である。

【委員】

では、次回協議会で結果がどうなったかを知らせて欲しい。 【委員長】

報告に関しては、以上とさせていただく。

議事

(1)第4回・第5回専門部会検討内容の報告、議論 【委員長】

第4回・第5回の専門部会で、それぞれ討議してもらったが、その討議の結果について報 告してもらい、それについての質問・意見をもらい、最終的にまとめをしていくという段取

りにしなければならないわけで、その第1回目の作業になる。

(3)

【副委員長】

≪資料3これからのあそべえ(仮称)~あそべえ専門部会での取りまとめ骨子~について

説明≫ 【委員長】

あそべえ部会の骨子について何か質問・意見等あるか。

【委員】

学童クラブとの運営主体の一体化という記載があったが、一方で資料6の方では、あそべ

え・学童だけではなく、他の事業とも連携という様な事が読み取れるが、あそべえに関して は、その様な保育園・こども園(仮称)等との「縦連携・横連携」ということについては、

討議されてないという認識でいいのか。

【副委員長】

その部分に関しては、専門部会の中でも議論されていたところではある。ただ、一番関心

が高いのが「学童とあそべえの関係」であったので、他の事業との連携については、特に表

記はしていない。 【委員】

第5回のあそべえ専門部会では、理念から目標・方針までが集中的に議論された。ここを

大事にするのは当然のことだが、これをするために具体的なソフト面・ハード面が変わって いかなければいけないと思う。変わっていこうという意思は感じられるが、具体的にどこを

どうバージョンアップするのかという記述があまりないと思う。例えば、私は第5回のあそ べえ専門部会で、資料3の2ページ目の「位置づけや意義の確認」のところに「校庭早朝開

放」「日曜開放」「図書室開放」とあるが、「~開放」というのは全部やめて、「ひとつのあそ

べえ」にしたらどうかと提案した。それがいいかどうかは分からないが、この様に何か変わ った感がなければ、この骨子を読んでも「今までと変わってない」と感じてしまうのではな

いか。だから、もう少し一歩切り込んだ形の骨子にならないだろうか。

【副委員長】

今のご指摘は全くその通りで、専門部会での議論のエネルギーというのが凄くあり、本当

にバージョンアップしようという事でのコンセンサスが非常に高かった。ところが文章にお

としていく際に、今話があった部分も、本当はそういう趣旨もかなり含んでいるが、「位置

づけや意義を再確認する」というような表現になってしまった。だから、表現としてインパ

クトのあるものを作っていく必要性を感じるので、もう一段、言葉も含めて整理をしたいと 私も思う。

ひとつ付け加えると、あそべえの場合、子どもたちもそうだが、この事業に関わるスタッ フ・地域の方・保護者の方等、皆さんが関わって、満足感を得ながら、ひとつに合わさって

いかなければいけないという様な検討をする上でのバックボーンがあったと思う。一方で、

子どもたちがどんな活動をしているのかというところで出てくるのが「体験」、直接的な「出

会い」、「ふれあい」である。例えば本物の職人芸に触れるような体験等を、子どもたちが自

(4)

ものを具体化していく時の切り口はどこにあるのかということは、おそらくもう一段次のと ころで議論される事になると思うし、今回は、いわばその前提となるところについて取りま

とめることになると思う。 【委員】

あそべえの代表者会議が先日行われ、その中で、日曜開放の位置づけが議論になり、その

中で日曜開放は、あそべえと切り離して、例えば「0~18歳の枠の中で」部活が休みの中 高生が来て色々なスポーツを教えてくれたり、別事業として異年齢交流等、中高生の居場所

まで含めた発展系という形で、あそべえの可能性を広げる形で事業展開ができないかどうか という話が出た。

【委員長】

何が新しい軸などが見える様な形にしていかなければいけないという話だったと思う。 私の期待を5つあげる。

新しい軸になり得る事だろうと思うが、(資料3の1ページ目)

○ 目標(大人の立場か、子どもの立場か)、これは書き方だけの問題ではなく、あそべえの運 営について、子ども主体で運営するのかという、運営の軸が変わるのではないかと感じて

いる。当然大人も運営に参加するが、子どもが、ただの利用者ではなくて主体的に運営に

関わるには、どんな仕組みで実現されていくのかというところが、ひとつ新しい方向に向 けた軸ではないかと思っている。

○ 年齢対象の幅を広げたという事は、結構大きなステップアップの様にも思えた。ただ、そ れ以外の世代との関係をどうするのか、という部分はもう少し考えた方がいいのではない

か。

○ 自由来所型の全児童対策が、今までの「地域子ども館あそべえ」だったと思う。だが、我々 の使命は、最後のまとめ方のところに関わるが、あそべえの新しいバージョンと学童クラ

ブの新しいバージョンの両方が一体となったバージョンを考えていくことなのか、そうで

はなくて、新しい武蔵野型の子ども施設を作っていくという発想で作っていくのか、そこ が問われているのではないか。自由来所型の全児童対策は、これまでのもの。全児童対策

という言葉は、全ての地域の子どもに対しての対策という事なので、全てが入ると言って いるものの、実は全ては入っていない。要は、全ての子どもたちが遊ぶ遊び場を提供する

というところまでで、資料3の「あるべき方向性」の所に書かれている「相談」・「地域と

の関わり」というのは、実は全児童対策のところでは、あまり表現されていない部分なの

で、全児童対策と言いながら、「相談」・「地域」が入っているという事は、少し枠を外れよ

うとしている気配を感じたので3点目で挙げさせてもらった。

○ 「児童館機能」と書いてある。児童館を否定するつもりはない。私も以前、児童館の職員

をしていたこともある。しかし、児童館は活動の歴史は古いうえ、様々なしがらみもある。

ある程度、活動のスタイルというものもある。例えば、「 館やかた論争」という極めて長い歴史

のある論争で、建物の中で活動するのが児童館で、地域との連携もするし、関係機関とも

(5)

はある。武蔵野がどうだったかは存じ上げないが、児童館の機能を新しい子ども施設に付

与させるという様な言い方ではない方が、私はいいと思う。「新しい武蔵野版の子ども施設

を作る。」という様な、今までの活動を踏まえながらも、それを総合してよりバージョンア

ップできるもの、隣の市や区に児童館はあるわけだが、あそべえでは、今ある児童館を目

指すのかという事を皆さんと共に考えたいと思う。

○ 私は福祉の世界の人間なので話すのだが、「コミュニティワーク」は、最重点ではないか。 それも武蔵野型というのなら、地域の方々をどう支援していく為の職員がいてもいいと思

う。もちろん、子どもの為にもいるのだが、現在、様々な武蔵野市内の子ども青少年関係 の団体や活動があるわけで、それらの総合事務局(地域事務局)みたいなところまで、考

えていってもいいのではないか。それを担う様な職員の質ぐらいまで話をしてもいいので

はないか。

職員のところについては、資料に書かれているようなことを実現するには、それぞれ質が

高いという事は当然だが、具体的に、どんな資格を想定して、どんな専門性を持った職員の 集団を作っていくかというのは、今回は無理かもしれないが、もう少し具体的に今後、考え

ていった方がいいと思った。

基本的な方向性には私も賛成だが、小さな芽はたくさん出ているが、その芽をどう整理し ていくのかというところが、残された我々の課題だ。小さな芽を踏まえて、我々が目指すの

が、あそべえと学童クラブの改善なのか、武蔵野型の新しい施設を目指すのか、どこまで今 回我々が言えるか分からないが、そんなことを求める姿勢だけは打ち出していった方がいい

と思う。

【副委員長】

5点でまとめていただき、我々も分かり易かった。

本当に、武蔵野の新しい子どもの施設という考え方は、あそべえだけをバージョンアップ

する訳ではなく、子どもたちにとっての新しい放課後のあり方についての考え方を示してい ただいたので、この議論を引き継いで、まとめへと結び付けていければと思う。

【委員】

地域との連携という問題が、必ず出てくるが、「地域というのはやめませんか」という発

言もしたのだが、やめようと思ってやめられる問題ではないし、地域との関わりは、必ず必

要な事だと思う。東北の震災の時も地域との関わり合いは非常に話題になったテーマだと思 っているので、そういう面では非常に地域との関わり合いは必要だと思う。しかし、現状の

武蔵野市の地域と、実際の子ども施設との関わり合いがうまくいくのか疑問に思う。 だから「一度やめてみたら」が私のいつもの言葉なのだが、その時に私が提案したのは、企

画運営会議のところから発展した話で、「地域の連絡協議会の様なものを作ったらどうか」

というものである。現状、青少協の地区委員会がその役割をになっていると思うのだが、そ ういうものではなくて、何かを決める組織ではなくて、ただ報告し合うだけの連絡協議会と

(6)

が「地域の嫁と地域の姑」という言い方を聞くのだが、それ自体が間違っているのではない か。そうではなくて、純粋に地域として子どもたちにどう関わっていくかという議論をしな

くてはいけないのに、その時点で縦の関係になってしまっているという事自体が、これから 先、そういう時代では無くなっていくのではないかと思う。だから、既存のものを潰そうと

いう事ではなく、縦の関係ではなく、完全な横だけの関係である連絡協議会の様なものが、

「地域と関わりのある」というひとつのキーワードの担い手になるようにいけばいいのかと 思い発言をした。

【委員】

自分も子育てが終わって、少し別な目で子どもたちの事を見ているのだが、やはり年齢の

幅があったほうがいいと思うし、決して皆さんに押し付けていることはないと思う。凄く、

かたくなに頭の中で描いているものがあるのかと思いながら、今お聞きしていた。

大体、子どもをめぐる環境には、高齢者も、ミドル層も、若い層もいるので、むしろ違う

経験値のある人を入れて、子どもたちに対してもっと広い眼で見られるような組織があれば

いいのではないか。 【委員】

「地域」というと、今まで20年・30年と担っていただいていた世代の方を思い浮かべ

てしまいがちだが、あそべえ部会の中では、「地域」は「親育ちの場でもある。」という話も

出た。多世代が絡むという事は大変いいことなのだが、実際これまでの担い手は若干上の世

代で、あそべえが入ってきて、いい感じに若い世代と混ざり合ってきているが、あそべえが バージョンアップすることで、もう一段進化した「親育ちの場」になるのではないか。

【委員】

誤解されている部分があると思われるので、青少協の地区委員会について説明する。青少 協の地区委員会は決定する場でもあるが、主な役割としては色々な団体の報告の場である。

その中で、地域連携の輪をつないでいっている場である。誤解の無いよう、お願いしたい。

先程から出ている「嫁・姑」という言葉は、確かに出ている。それは、変な意味ではなく て、親の異年齢交流を通して、うまくやっていっているという意味合いで使われている。

方針の中にも「多様な価値観に出会わせるために」とあるが、これは子どもから見た場合 だと思うが、多世代の親同士の交流も大切だと思う。青少協に限らず、地域を幅広く見てい

ただいて、青少協に関わっていない方たちも、たくさんいるので、そういう方たちとの交流

も図れるようにできればと思っている。 【委員】

骨子を読んでいて感じたことは、色々なマンパワーを入れての「あそべえ」だと感じた。 小さなことにこだわると、色々な問題が出てくると思うが、子どもを皆で見守るという事が

一番大切な事だと思う。あそべえは、この子どもを見守る人たちをどの様に活用するかが、

(7)

【委員長】

おっしゃるとおりである。地域ごとに違いはあるかもしれない。また、様々な世代の方た

ちが、関わるという事は大切な事である。しかし、問題点もあるはずだ。武蔵野の事をいう 訳ではないが、一般的に青少協等は、事業体になってしまっているところがほとんどである。

それなので、様々な行事をやる事で終わってしまって、一体何のためにやっているのかが見

えなくなっているところが確かにある。意見交換をしているが、意見交換の目的が見えてこ ない。今までの団体の運営に限界があるのだとすれば、その限界を取り除いていくような何

か新しいアクションができればと思っていて、そのアクションをするきっかけとして、「ス ーパーあそべえ」が機能していくと、武蔵野の今まで培ってきた様々な活動が活きるし、新

しい人たちの力も活きると思っている。私の立場から言うと、まさに「コミュニティワーク」

である。地域の人と共に、地域の活動を作り変えていくというところが「コミュニティワー ク」のひとつの役割である。

【委員長】

≪資料4これからの学童クラブ~学童クラブ専門部会での取りまとめ骨子~について

説明≫

補足・質問・意見等はあるか。 【委員】

資料2ページの2(開所日・開所時間)についてだが、普段の開所時間が変わりそうな書 き方なので、もう少し書き方を考えていただきたい。

4(機能)のところだが、言葉が難しいという話があった「預かり機能」が一番重要だと

いう事になった。保護者にとって、子どもがどこにいるか把握されている場所という事が、 安心につながるので、どの様な言葉を使うかは考えていただき、しっかり明記してもらいた

い。

6(職員体制)についてだが、育成の連続性には2つの視点があるという話だった。ひと つは、職員が長く勤める事による「長期」での育成の連続性。もうひとつは、1週間の中で、

スタッフがコロコロ変わると、昨日何が起きたか、ケンカの原因は何だったのか等、見えづ らい部分が出てしまうというところの「日々の」育成の連続性というところで、なんとかこ

の2つが確保できないかという事を話した。

7(育成計画等)の中の「共通認識」だが、地域連携も含めて考えた時には、絶対必要だ という意見も出た。やはり、ひとりひとりの育ちをしっかりと見るという視点が必要という

事になると、共通認識を、紙に書くという事が目的ではないが、何かしらの記録というもの があったほうがいいのではないかというところまでは多少踏み込んでもいいのではないか

という話だった。この部分は委員の皆さんの共通認識というよりは、私の個人的な思いであ

(8)

【委員長】

「預かり機能」というのを書くか書かないかというのは、基本認識に関わる事である。「預

かり」とは、いったい何なのかという中身をしっかり整理しておかないといけないと思う。 「預かり機能」とは具体的に、どういう役割・機能を表現しているのかというところが、は

っきりしたら、議論になると思うが、ただ単純に「預かり」という言葉を入れる事で、議論

を終息させようとは思っていないので、趣旨はよく分かるが、それは引き続き相談をしてい きたいと思う。

【委員】

あそべえの目指すものとかなり同一なところがあると感じた。

もう1点は、「委託の仕方」のところの表記の方法が子どもの発達の連続性を考えると、

少し気になった。 【委員】

5(職員)の研修のところにある「SD」とは、何の略なのか?

【委員長】

「Self Development」の略で、自己啓発・自己研修の事である。

【委員】

・ 「監護」という言葉が出てきているが、どうなのか。 ・ 「預かる」という言葉も出てきているが、どうなのか。

・ あそべえの雇用の部分の書き方と学童の雇用の部分の書き方が違う。このあたりは、 どの様に修正していくのか。この後に出てくる資料6(運営基盤の強化等)に大きく

関わってくると思うが、子ども協会に向かっての職員体制の議論がもう少し必要なの

ではないだろうか。

・ あそべえ、学童の骨子が似ているが、それぞれニーズの違いがあることが大前提にき

ちんと分けて考えなければならない。その中で、職員体制をきちんと考えていく必要

があるだろうと思う。 【委員】

事業の意義のところで「監護に欠けた児童の育成」、「保護者の支援」という視点の話があ

ったと思うが、「保護者の支援」が抜けていると思う。また、それが、あそべえとの違いな

のではないか。

【副委員長】

今の部分の「監護」、「預かり」はいちばん肝になると思う。確かに「監護」、「預かり」と

いう文言の意味合いは、非常に難しいと思う。もう少しフラットに、あそべえに子どもが行 っている状態と、仕事をしていて学童に子どもが行っている状態というのは、子どもを直接

見ていないというところでは同じだが、仕事に行っていて学童に子どもを預かってもらって

いる時には、基本的に距離もあるし、物理的に子どもに何かあった時に駆けつけることがで きない等、具体的に子どもに何か起こった時に、子供を誰が見てくれているのかという事が

(9)

が違うのか、丁寧に考えていくと、ニーズが違うというところが、よりはっきりしてくるの だと思う。

一方で、あそべえから見ると、「監護に欠ける児童」という意味は非常によく分かるが、 逆に言うと、仕事をしていない保護者は、家庭で責任を持たなければならないという裏返っ

たプレッシャーがあって、むしろ家庭教育、家庭で子どもを育てるといった時に、ひとりで

がんばらなくてはいけないという事が、現在非常に厳しくなってきていて、仕事をしていな くても、基本的には子どもを育てるという事が、繋がりや、広がりの中でなければ厳しい社

会になっているというのが現状である。という訳で、このあたりは丁寧に考えていく必要が

あるので、そのことを通して「あそべえのバージョンアップ」、「学童のバージョンアップ」、

武蔵野の新しい「子どもを育てる施設」なのかというところが見えてくるのではないだろう

か。 【委員】

個人的には、「あそべえ」、「学童」とは別に、新しい武蔵野方式の放課後施設ができれば

いいと思っている。ただ、現状をそこまで飛躍させるのはどうかと思っていて、何故かとい うと、あそべえは、これからもっと飛躍してバージョンアップしていけるが、学童クラブは、

現状がどうなのかといったら、当たり前の事が当たり前に行なわれていない。だから、いき

なり武蔵野方式に行くのではなく、まずは、「当たり前の学童クラブにしましょう」という のが、私の願いである。それができると、今の学童クラブのバージョンアップという事にな

るかもしれない。もう少し、武蔵野市の学童クラブが成熟して、きちんとした武蔵野市の学 童クラブになった時点で、あらためて学童クラブとあそべえを加味した、新しい武蔵野方式

の放課後施設が考えられるべきであって、今の学童クラブをそこにステップアップさせるの

は少し危険だと思う。 【委員長】

学童クラブの話を色々としていくと、地域との関わりの話、相談の機能の話等が出てきて、

あそべえの今後の話と重なる部分が確かにある。ですから、単純に学童の現状をより良くす る事だけを考えていていいのかという思いが私には強くある。ただ、現在の学童の体制とか

内容が弱いというところが確かにあるので、そこは、きちんと強化できる方向を提案してい く事は大事である。このような議論は中期的な展望を持ってやっていかないと、こういった

改革はうまくいかないと思うので、皆さんと協議していきたいと思う。

今、色々と意見をいただいたので、それも踏まえながら最終の作業はするのだが、我々が 与えられた検討課題として「土曜開所」がある。土曜開所の試行についての検証について、

議論したい。

≪委員長より資料5(学童クラブ土曜開所試行の検証)について説明≫

本日は時間がないので、期日が迫っている資料5のⅣ(平成24年度の試行実施にあたっ

(10)

【委員】

資料5のⅣの③(補助職員の過配)の部分だが、できれば過配職員ではなく、職員を配置

して欲しい。さらに、職員の平日の代休に関しては、きちんとした職員を代わりに配置して 欲しい。全指導員の人数の中に3名いるフリーの指導員の人数を柔軟化することをお願いし

たい。

【委員長】

それについては、やらないという提案だ。それをやってしまうと試行ではなく、改善を始

めてしまう。それを前提に何かあるか。 【委員】

そうであれば、24年度の試行実施ではやらないが、骨子の方に戻ってしまうが、職員体

制のところに、土曜日の職員体制はこうあるべきだという事が記載されていて、初めて骨子 が、学童クラブのバージョンアップに繋がってくると思うので、是非、骨子の所に入れてい

ただきたい。

【委員長】

それは、検討に値することだと思う。

【委員】

取りまとめ骨子の方で、開所日を月曜日から土曜日までを基本とすると出しているので、 資料5の職員体制の方でも、月曜日から土曜日は勤務日になるので、現状とは違う形になっ

ているので、そのあたりも記載した方がいいと思う。 【委員長】

ただ、学童クラブ専門部会の取りまとめは夢なので、「そうなればいいな」という事で、

なるかどうかは分からない。そこは、我々の夢を書くという事になると思う。 【委員】

現状、市の他の施設でも、開所日=職員の勤務時間という事ではなく、開所日は月曜日か

ら土曜日で、職員は任命権者が割り振った5日間という決め方をしている。ですから、月土 開所=月土勤務という事ではない。オペレーションのひとつのまわし方があるという事は、

ご理解いただきたい。 【委員長】

その部分については、少し議論が必要だと思う。

バージョンアップの部分はよろしいか。 <委員了承>

【委員長】

次に、資料6(連携の推進による小学生の放課後施策の質の向上と運営基盤の強化(骨子

(11)

【事務局】

本日は、資料6(連携の推進による小学生の放課後施策の質の向上と運営基盤の強化(骨

子案))について説明する時間が無いので、この内容について、まず見ていただきたい。事 務局としては、資料6に肉付けをして、次回協議会時に資料として再度提示させていただく

かたちをとりたい。

【委員長】

このことについて、何か質問等あるか。

【委員】

資料6の1(連携の推進による小学生の放課後施策の質及びサービスの向上)に関しては、

概ね理解できる。しかし、2の「運営基盤の強化」のところで、あたかも、もともとお金が

無いので、「こういう事はできない」というガードを高くしている印象があるが、それは必 要ないのではないか。気持ちは分かるが、それを言ったら何もできないと思う。思いとして

言えば、全ての学童・あそべえの職員の方は、子ども協会で正職員になるべきだと思う。学

童クラブの指導員は特に、理想的な職員像が骨子の中に出ていたが、そのあたりも踏まえて、 あそべえスタッフと共に正職員になっていくのが当然だと思う。それが一番の学童クラブと

あそべえのバージョンアップにつながっていくと思うので、是非そのようにして欲しい。た

だ、一言だけ言わせてもらうと、今の職員・スタッフが、全員そのまま右から左にいく事は 反対である。あくまでも資格要件も満たしたうえで、採用試験を受けてもらう。当然落ちる

方もいると思う。その上での正職員化を望んでいる。ゆえにそういった理想を持っているの であるから、それを理想としながらもお金が無いからといって、この様な文章はやめてもら

いたいと思う。

【事務局】

あそべえも学童クラブも財政的な状況で、予算がどれだけ増やせるかは非常に難しい問題

である。リアルな状況の中で、財政視点というのは欠かすべきではないと私は思う。

【委員長】

皆さんの思いの方が、私は大事だと思う。ただ、思いが通るかどうかは分からない。

今の部分に関しては、まだ議論する時間はあるので、先送りしてもいいか。 <委員了承>

【委員長】

まとめ方だが、技術的な話で申し訳ないが、2つ提案がある。

1. あそべえの報告と学童クラブの報告の位置があって、基本的には、全ての子どもたち への支援を行っていくうえでは、学童クラブ利用者・利用児に対しては、特別なケアを

行なっているという事になるので、やはり「あそべえ」が先で、「学童クラブ」が2番目

(12)

2. 土曜開所の試行の検証についてだが、もともとのものでは、ひとつの報告書の中に、 全部入れこむ事になっていた。しかし、そうしてしまうと、現状の検証の話と夢の話が

混在してしまい、読む側が混乱してしまうので、夢の話は夢の話として、現状の検証の 話は現状の分析としてまとめる。ただ相互に関連はあるものの、報告書としては、2つ

の報告書としてまとめる形にしたいと思うがいかがか。

<委員了承>

【委員長】

次回、第13回協議会の日程は、3月26日(月)19時より、かたらいの道 市民スペ

ースという事に予定されているが、その次の第14回の日程も調整したいと思う。

【事務局】

日程調整だが、前回の協議会の時に4月の皆さんの都合をお聞きしていた4月17日(火) または4月18日(水)のどちらかでいかがか。

<各委員の日程の確認>

【委員長】

第14回協議会は4月17日(火)19時からということでお願いします。

(日程は、その後4月18日(水)19時からに変更)

以上で第12回協議会を終了する。

参照

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