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17d0186 【MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス】据置:AA/安定的,A+(劣後) 【三井住友海上火災保険】据置:AA+/安定的,J1+ 【あいおいニッセイ同和損害保険】据置:AA+/安定的,J1+

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17- D- 0186 201 7 年 6 月 1 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

MS &AD イ

株式会社

(証券コード:8725)

【据置】

長期発行体格付 AA 格付の見通し 安定的 債券格付(期限付劣後債) A+

三井住友海上火災保険株式会社

(証券コード:−)

【据置】

長期発行体格付 AA+ 格付の見通し 安定的 国内CP格付 J−1+

同和損害保険株式会社

(証券コード:−)

【据置】

長期発行体格付 AA+ 格付の見通し 安定的 保険金支払能力格付 AA+ 格付の見通し 安定的 国内CP格付 J−1+ ■ 格付事由

(1) MS&A D インシュアランス グループ ホールディングス(MS&A D グループHD)は、国内大手損保グルー プ、MS&A D インシュアランス グループの保険持株会社。三井住友海上火災保険(三井住友海上)、あい おいニッセイ同和損害保険(あいおいニッセイ同和損保)は、グループの損害保険事業を担う中核会社。 グループは三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保のほか、三井ダイレクト損害保険、三井住友海上あ いおい生命保険(MS あいおい生命)、三井住友海上プライマリー生命保険(MS プライマリー生命)など を擁する。三井住友海上は、三井グループ、住友グループを中心とした国内顧客基盤をベースにグローバ ルに保険・金融サービス事業を展開する一方、あいおいニッセイ同和損保はトヨタグループ、日本生命グ ループとのパートナー関係を強みとしている。グループ連結の総資産は約 21 兆円、正味収入保険料は約 3. 4 兆円。16 年に英国ロイズ保険市場を中心に事業展開するA mlin plc(現 MS A mlin)を子会社化するな ど事業ポートフォリオの分散が進展している。

(2) グループの中核会社である三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の格付には、グループ全体の信用力 を反映している。グループの信用力は、国内損保事業において中核 2 社が相互に異なる領域で強みを発揮 している堅固な事業基盤、国内生保事業、海外事業との分散を通じたグループの収益力、財務の健全性な どを評価している。MS&A D グループ HD の格付は、中核会社の格付(三井住友海上、あいおいニッセイ 同和損保:A A +/ 安定的)から 1 ノッチ下としている。傘下子会社の収益力に裏付けられた良好なキャッ シュフローを有している一方、ダブルレバレッジ比率がやや高い水準で推移する見通しであることなどを 勘案し、持株会社の構造劣後性を格付に反映している。

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が徐々に拡大しており、国内生保事業も経済環境に左右されつつも着実にグループへの利益貢献を高めて いる。管理会計ベースのグループコア利益をみると国内損保事業が 7 割強、国内生保事業と海外事業がそ れぞれ 1∼2 割を占める。今後、MS A mlin の貢献などにより海外事業の構成比がさらに拡大する見通しで ある。

(4) 国内損保事業では、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保が国内市場において確固たる地位を築いて いる。2 社合算ベースの 17/ 3 期の正味収入保険料は前期比ほぼ横ばい。主力の自動車保険や新種保険を 中心に増収となった一方、火災保険で商品改定前の駆け込みの反動減がみられた。自動車保険では過年度 の料率改定効果が浸透している。火災保険においては引き続き収支構造に改善の余地があるとみられるも のの、足元では自然災害にかかる発生保険金の減少を主因に損害率は抑制されている。コンバインド・レ シオは 90%台前半と良好な水準を維持している。グループは、商品や事務の共通化、損害サービスシス テムの共同利用などにより事業費率を改善し、国内損保事業の収益性を一段と強化する計画である。リス ク・リターンを踏まえた上で適切な料率・商品改定がなされるか、事業効率化などの成果が継続的に実現 されていくか見守っていく。

(5) 国内生保事業については、MS あいおい生命と MS プライマリー生命が担っている。機能別再編の一環と して、グループの第三分野長期契約の商品供給機能を MS あいおい生命に一元化している一方、MS プラ イマリー生命は金融機関窓販専門の会社として業界トップクラスの事業基盤を有する。マイナス金利政策 の影響により一部の貯蓄系商品に販売停止措置などを講じている。商品、チャネルの特性を踏まえた戦略 により、グループ利益への寄与度を維持・向上させることが課題である。もっとも、業界を取り巻く事業 環境は厳しく、足元の金利低下に伴い商品設計や資産運用において柔軟性を確保することが難しくなって いる。経済価値ベースの企業価値を示す E E V は、経済前提と実績との差異を主因に大きく変動しており、 グループは 17/ 3 期に MSあいおい生命に増資を行った。超低金利環境の影響は短期には限定的とみられ るが、長期化による影響には留意が必要である。商品のリスク・リターンを確保し、新契約価値などの 「営業活動の成果に伴う E E V の増加額」を積み上げ、E E V の増加につなげられるかがポイントとなろう。 (6) グループの海外事業については、海外進出する日系企業に関する事業を三井住友海上に集約しており、あ

いおいニッセイ同和損保はトヨタリテール事業などを担っている。三井住友海上は、これまでアジア事業 を強みとし、現地の生損保会社への投資を積極的に進めてきたが、足元は欧米への M&A 戦略などにより 事業規模を拡大しており、MS A mlin の子会社化により欧州、米州、アジアの地域バランスが改善する見 通しである。MS A mlin については、三井住友海上の既存のロイズ事業、再保険事業と統合することでシ ナジーの拡大を図っている。MS A mlin の業績は 17/ 3 期からグループの連結業績に寄与しており、海外事 業の正味収入保険料は倍増しているものの、海外の自然災害影響などにより最終利益ベースの寄与は依然 小さい。引き続き MS A mlin にかかる PMI の進捗、シナジーの成果などを注視していく。あいおいニッセ イ同和損保では、15 年に英国テレマティクス自動車保険大手の Box Innovation Group L imited(BIG 社)を 子会社化した。BIG 社が持つテレマティクス自動車保険の先進技術とあいおいニッセイ同和損保が有する トヨタグループの顧客基盤を融合することで、得意とする自動車保険分野において商品・サービスの差異 化の成果が出つつある。

(7) グループは「E RM 経営」を機能別再編と並ぶ中期経営計画の柱のひとつと位置付けて推進している。経 済価値ベースの健全性を示す E SR について、グループの保有リスクで構成比の大きい政策株式にかかる 価格変動リスクや国内自然災害などに関するストレステストを踏まえても十分な水準を維持している。グ ループは、課題である政策株式の売却をさらに加速することなどにより資本の質を改善し、E SR の水準を 安定的に維持する方針である。もっとも、タイの大洪水などの大規模自然災害の影響によってここ数年の 収益や財務が影響を受けてきたことなどを踏まえれば、テールイベントを勘案したリスク・リターンの考 え方の浸透が重要である。海外事業を強化していく中、グローバルかつグループ一体的な E RM の整備が より重要性を増している。J C R は E RM の態勢整備と活用状況などを注視していく。

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■ 格付対象

発行体:MS &AD インシュアランス グループ ホールディングス株式会社 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 1 回利払繰延条項・期限前償還 条項付無担保社債(劣後特約付)

700 億円 2016 年 12 月 26 日 2076 年 12 月 25 日 (注 1) A+

第 2 回利払繰延条項・期限前償還 条項付無担保社債(劣後特約付)

300 億円 2016 年 12 月 26 日 2076 年 12 月 25 日 (注 2) A+

第 3 回利払繰延条項・期限前償還 条項付無担保社債(劣後特約付)

500 億円 2017 年 1 月 31 日 2047 年 1 月 31 日 (注 3) A+

(注 1) 2021 年 12 月 26 日まで年 1. 03%。2021 年 12 月 27 日から 2026 年 12 月 26 日までは 6 ヵ月ユーロ円ライボーに 0.87%を加算した率。2026 年 12 月 27 日以降は 6 ヵ月ユーロ円ライボーに 1.87%を加算した率。

(注 2) 2026 年 12 月 26 日まで年 1. 24%。その翌日以降は 6 ヵ月ユーロ円ライボーに 1.92%を加算した率。 (注 3) 2027 年 1 月 31 日まで年 1.18%。その翌日以降は 6 ヵ月ユーロ円ライボーに 1. 92%を加算した率。

発行体:三井住友海上火災保険株式会社 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA+ 安定的

対象 発行限度額 格付

コマーシャルペーパー 3, 000 億円 J - 1+

発行体:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA+ 安定的

保険金支払能力 AA+ 安定的

対象 発行限度額 格付

コマーシャルペーパー 750 億円 J - 1+

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 5 月 30 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三 主任格付アナリスト:宮尾 知浩

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の 種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、 「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年11 月7 日)、「損害保険」(2013 年7 月1 日)、「持株会社の格付方法」 (2015 年 1 月 26 日)、「保険持株会社および傘下子会社の格付け」(2005 年 5 月 31 日)、「ハイブリッド証券の格付 について」(2012 年 9 月 10 日)、「金融機関等が発行する資本商品・T L A C商品の格付方法」(2017 年 4 月 27 日)と して掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) MS&A D インシュアランス グループ ホールディングス株式会社 三井住友海上火災保険株式会社

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

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に当たらないが、J C R では債務不履行の場合と同じ「D」記号を付与することとしている。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。 7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明 8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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