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緑化重点地区・保全配慮地区 その2 緑の基本計画|宇都宮市公式Webサイト

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(1)

第2章 緑化重点地区 2 緑化重点地区計画

上河内中里周辺地区

地区の緑をとりまく現況と課題

【都市公園等】

・都市公園は,上河内中央公園が地区中央部に存在していますが,平成21年現在では都 市緑地を含めて 2 箇所のみとなっています。

・土地区画整理事業により,公園整備,新規住宅地整備による緑が生み出されています。

既存公園,新規整備公園ともに,市民にとって使いやすく魅力ある空間として活 用し,園内を緑化していくための方策が求められます。

【その他】

・地区東側には,地域住民の交流の場である上河内地域自治センターや小中学校など,公 共施設が集積し,上河内生涯学習センター敷地内のサクラなど地域に親しまれる緑も存 在しています。

・地区西側の中里原地区は「宇都宮市景観計画」に基づく景観形成推進地区に指定され, 緑化の基準が設けられるなど,潤いある景観形成のための取組が進められています。ま た,地区計画による住民主体の宅地内緑化も誘導されています。

地区東側では,公共施設における緑化や,地域の特徴にもなっている樹木の保全 により,地域の拠点にふさわしい景観づくりを進めることが必要です。地区西側に おいては,土地区画整理事業と連携した緑化に加え,景観計画や地区計画等の制度 を活用した,住民主体の緑のまちづくりを進めていくことが求められます。

地区の基本方針

多くの公共施設が立地し,地域の中心機能を果たしてきた本地区は,新たな居住空間の 形成等により,さらに,機能の向上が進められていくなかで,今後も地域住民が集い,憩 う場としての良好な環境づくりや,周辺の緑豊かな田園・山林風景と調和した統一感のあ る緑化を進めます。

このために,土地区画整理事業による新たなまちづくりを契機とし,計画的に新規公園 の整備を進めるとともに,ゆとりある居住環境の形成に向けて,住居周辺の緑化を誘導し ていきます。また,公共施設周辺において,地域の緑化のモデルとなるよう,積極的に緑 化を進めます。

オ.

.上

上河

河内

内中

中里

里周

周辺

辺地

地区

第2章  緑化重点地区      2 緑化重点地区計画

(2)

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

地域がつくり,地域に

愛される公園づくり (No.2-11)

公園の新規整備の際には住民との意見交換を通し て地域が求める公園を整備するとともに,整備後に は 公 園 愛 護 会 に よ る 維 持 管 理 を 進 め る 。 ま た , 老 朽 化 し た 既 存 公 園 で も 同 様 に , 新 た な 地 域 ニ ー ズ を踏まえながら,幅広い利用に対応した公園へと再 整備を行う。

◎ ○ ○ ◎

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

公共施設緑化の推 進と維持・管理体制 の確立 (No.3-1)

公共施設等の既存の緑を今後も保全していく。さら に,屋上,壁面,外構などを植栽や花壇・プランター の設置な どによって緑化を進めるとともに,協働に よる維持・管理体制を確立する。

≪具体的な取組例≫

・上河内地域自治センターを始めとする公共施設での緑 化を推進する。

○ ◎

学校の緑化と維持・ 管理 (No.3-4)

校 内 の 大 き く な っ た 樹 木 や , 学 校 周 辺 の 緑 を 地 域 住民等との協働によって適正に維持管理していく。

≪具体的な取組例≫

・ 上 河 内 中 学 校 や 上 河 内 中 央 小 学 校 に お い て , 地 域 住 民等との協働による緑化を推進する。

◎ ◎ ◎

地域特性に配慮した 樹木の植栽

(No.3-6)

街路樹の選定は,地域の意見も配慮しな がらそれ ぞ れ の 道 路 整 備 計 画 の 中 で 地 域 の 特 色 や 季 節 を 感じさせるような樹木を選定していく。

○ ○ ○ ◎

住宅地における緑 化 (No.3-12)

住宅地内の既存の樹木・樹林の保全とともに,宇都 宮市景観計画や地区計画,緑地協定制度を活用し た緑化を進める。

≪具体的な取組例≫

・ 中 里 原 地 区 に お い て 指 定 さ れ て い る 景 観 形 成 推 進 地 区 ( 宇 都 宮市 景観 計 画 ) や地 区計 画 を 活 用 し, 緑 化 を 進 める。

(3)

第2章 緑化重点地区 2 緑化重点地区計画

【上河内中里周辺地区の取組イメージ図】

住宅地における緑化 地域がつくり,地域に

愛される公園づくり

地 域 特 性 に 配 慮 し た

樹木の植栽

学校の緑化と

維持・管理 公共施設の緑化の推進と

維持・管理体制の確立

第2章  緑化重点地区      2 緑化重点地区計画

(4)

【参考:上河内中里周辺地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約42ha

・用途地域:大部分が第1種住居地域及び 第1種中高層住居専用地域

b.緑の現況(H20 調査結果)

・緑被率 56.5%(右図参照) ・緑地率 25.5%

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・街区公園:上河内中央公園 ・都市緑地:中里原権現山緑地 ○地域制緑地

・地域森林計画対象民有林:西側丘陵部の山林一部

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 2 0.05

うち住区基幹公園 1 0.04

d.主な公共・公益施設等

○公共施設

上河内地域自治センター,上河内図書館,上河内体育館,上河内運動場 上河内民俗資料館,上河内生涯学習センター

○教育施設

上河内中央小学校,上河内中学校,ゆずのこ保育園 ○道路

主要地方道 藤原宇都宮線,国道293号 ○その他

上河内郵便局

上河内・中里周辺地区の緑被率

10.7%

1.8% 0.0%

44.1% 43.5%

樹林地

農耕地

地被類

その他

緑被なし

56.5%

(5)

第2章 緑化重点地区 2 緑化重点地区計画

インターパーク地区

地区の緑をとりまく現況と課題

【都市公園等】

・近隣公園であるインターパーク中央公園や街区公園であるインターパークひかり公園, 琴平塚古墳公園など,整備後 5 年以下の新しい公園が多くあります。

・地区南部には調整池がビオトープ機能も持つ場所として整備されており,周囲には植栽 や散策路が整備されています。

地区内の公園を,市民にとって使いやすく魅力ある空間として活用し,緑化して いくとともに,近隣公園や調整池等,レクリエーション拠点の機能向上が求められ ます。

【道路】

・商業施設周辺には,2 本の都市計画道路が整備されており,北関東自動車道からのダイ レクトアクセス道路も連結しています。

・住宅地内には歩行者専用道路も整備されています。

多くの来訪者の目に入りやすい商業施設周辺では良好な街並み形成に配慮した 街路樹の維持管理,住宅地においては歩行者の目を楽しませる沿道の緑化を進める ことが必要です。

【その他】

・地区の大部分が工業地域となっていますが,現在は,大型商業施設が立ち並び,市内外 から多くの人々が訪れる場となっています。

・北側は住宅系地域となっており,地区計画による宅地内緑化が誘導され,生垣や庭木な ど,住居周辺の緑の多い,潤いある街並みが形成されています。

大型商業施設では,オープンスペースの確保や緑化により潤いある景観づくりを 進めるとともに,住宅地においては地区計画等を活用し,住民主体の緑のまちづく りを進めていくことが求められます。

地区の基本方針

大規模商業施設が集中するとともに,広域交通の結節点でもある本地区は,賑わいの形 成とともに市内外に向けて本市の緑のまちづくりをアピールでき,さらに居住空間として の良好な環境が形成されるよう,景観や快適性に配慮した緑化を進めます。

このために,商業施設周辺の駐車場や駐輪場等のオープンスペースの緑化や,住宅地で の市民協働による緑化の取組を展開していきます。また,近隣公園を緑の拠点として,地 域内の公園が住民にとって使いやすい,憩いやレクリエーションの場となるよう,活用を 進めます。

カ.

ンタ

ター

ーパ

パー

ーク

ク地

地区

第2章  緑化重点地区      2 緑化重点地区計画

(6)

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

地域がつくり,地域 に愛される公園づく り (No.2-11)

自治会や愛護会など地域による維持管理活動を促

進・支援する。 ◎ ○ ◎

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

街路樹の適正な維持 管理 (No.3-8)

信号機や標識等の視認性の確保に配慮しながら, 樹種に合わせ,美しい樹形形成につながる街路樹 の 維 持 管 理 を 進 め る 。 ま た , 寿 命 を 迎 え た 桜 や 枯 死した街路樹等は,倒木により周辺への影響が考 えられることから,植え替えによる対処など問題の 解決につなげる。

○ ○ ○ ◎

商業・業務施設等に

おける緑化

(No.3-11)

宇都宮市景観計画における方針や基準との連携

などにより,大規模商業施設などの民間施設の

緑化を促進する。また,地区計画や総合設計制

度等の活用によるオープンスペースの確保と緑

化を推進する。

≪具体的な取組例≫

・ 大 規 模 商 業 施 設 周 辺 や , 駐 車 場 ・ 駐 輪 場 に お い て, 緑 化を進める。

○ ○ ◎ ◎

住宅地における緑化 (No.3-12)

住宅地内の生垣などによる緑化や,自治会と連携 した花いっぱい活動などによる緑化に取り組む。

≪具体的な取組例≫

・地区計画による緑の保全や緑化の誘導を進める。 ・住宅地における生垣設置等による緑化を進める。

◎ ◎ ◎

【インターパーク地区の取組イメージ図】

商業・業務施設等における緑化 地域がつくり,地域に

愛される公園づくり

街路樹の適正な維持管理

住宅地における緑化

(7)

第2章 緑化重点地区 2 緑化重点地区計画

【インターパーク地区の取組イメージ図】

商業・業務施設等における緑化 地域がつくり,地域に

愛される公園づくり

街路樹の適正な維持管理

住宅地における緑化

第2章  緑化重点地区      2 緑化重点地区計画

(8)

【参考:インターパーク地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約114ha ・用途地域:

主に工業地域,

準工業地域及び第1種低層住居専用地域

b.緑の現況(H20 調査結果)

・緑被率 7.7%(右図参照) ・緑地率 4.0%

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・近隣公園:インターパーク中央公園 ・街区公園:琴平塚古墳公園など

・都市緑地:インターパーク 1 号緑地など

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 7 4.21

うち住区基幹公園 5 4.13

d.主な公共・公益施設等

○商業施設

大規模商業施設群,インターパークショッピングビレッジ ○道路

北関東自動車道宇都宮上三川インターチェンジ

4 . 4 %

9 2 . 3 % 0 . 1 % 0 . 1 %

3 . 1 %

樹林地 農耕地 地被類 その他 緑被なし

インターパーク地区の緑被率

7.7%

(9)

第3章 保全配慮地区 1 保全配慮地区の設定

ア.八幡山(北)風致地区 イ.豊郷台・文化の森地区

エ.大谷公園周辺地区

ウ.鶴田地区

保全配慮地区の設定

(1)

設定方針

「保全配慮地区」は,全体構想で定めた「緑の将来像」の実現に向けて,特に緑地の保全 に重点的に配慮を加え,市民・企業・学校・行政の協働による緑地保全の取組に対する市民 の意識醸成を促す先導的役割を担う地区です。この地区においては,それぞれの地区の現状 や課題に応じた取組を優先的に進め,その効果を市域全体にアピールすることで市民意識の 向上を図っていきます。

「緑の将来像」において,郊外部のまとまった山地・田園地帯に加え,市街化区域の周辺 を「保全ゾーン」に位置づけています。これらのうち,緑の少ない市街化区域内やその周辺 に位置することから保全の必要性が高いものや,地域の拠点のうち,緑を含めた良好な景観 の保全が必要なものなどを,以下のⅠ~Ⅲの視点から抽出し,「保全配慮地区」として 4 箇所 を設定しました。

【抽出の視点】

Ⅰ.「市街地縁辺緑保全ゾーン」のうち,「市街地へ冷涼な大気を送る風の道」を形成する

必要性の高い地区

Ⅱ.市街化区域内で,豊かな生態系を有するまとまった緑が存在し,緑の減少を抑える必

要性の高い地区

Ⅲ.「観光交流拠点」に位置づけ,緑の保全を通して自然景観などを活かした観光エリア形

成を進める必要性の高い地区

なお,これらの地区のほか,今後の樹林地調査や自然環境基礎調査の結果などを踏まえ, 必要に応じて地区の追加を予定しています。

第3章

保全配慮地区

市域全域の緑の将来像図からの保全配慮地区の選出

Ⅰに該当

ア.八幡山(北)風致地区

イ.豊郷台・文化の森地区

Ⅱに該当

ウ.鶴田地区

Ⅲに該当

エ.大谷公園周辺地区 【保全配慮地区】

市街化区域内における緑のまとまりから見た 保全配慮地区の選出(ウ)

ウ.鶴田地区

第3章  保全配慮地区

(10)

【保全配慮地区の位置図】

ウ.鶴田地区 ア.八幡山(北)風致地区

エ.大谷公園周辺地区

(11)

第3章 保全配慮地区 1 保全配慮地区の設定

八幡山(北)風致地区は,八幡山風致地区の北側区域の約239haの範囲です。市街地に 隣接しつつ豊かな自然環境とともに緑の多い低層の住宅地が形成されている地区です。

本地区は,北部丘陵からつながる 楔

くさび

状の緑が市街地に入り込む丘陵地を中心とした区域 であり,都心部への「風の道」を形成していくためにも,緑の連続性を維持することが重 要です。戸祭山緑地を始めとして,地区内の緑において,部分的に保全や維持管理に向け た取組が継続されています。より一層これらの取組を推進していくとともに,同様の取組 を他地域へ波及させていくために,本地区を「保全配慮地区」に設定します。

豊郷台・文化の森地区は,宇都宮市の外縁部を一周する宇都宮環状道路と一級河川であ る田川に挟まれた丘陵地に位置し,約281haの範囲です。豊かな自然環境の中に住宅地や うつのみや文化の森内の宇都宮美術館や帝京大学宇都宮キャンパス等の施設が整備された 本市を代表する芸術文化・教育エリアとなっています。

本地区は,北部丘陵からつながる 楔

くさび

状の緑の一部を形成し,他地域と比べて緑被率・緑 地率ともに比較的高い状況となっていることから,都心部への「風の道」を形成していく ためにも,緑の連続性を維持することが重要です。また,本地区を訪れる人々へ豊かな自 然環境が保全されていることをアピールすることが可能であることから,本地区を「保全 配慮地区」に設定します。

鶴田地区は,JRA競走馬総合研究所の敷地や鶴田沼緑地,羽黒山神社から鶴田沼に連な る丘陵地から構成された区域で,約116haの範囲です。市街化区域内にありながら,豊か な里山環境・歴史的環境が残されている地区です。

本地区は,市街地における貴重な樹林地が残されており,緑被率は50%,緑地率が30% と市街化区域の他地域と比べ,緑豊かな状況が維持されてきており,多様な生物の生育・ 生息地でもあることからも,保全の必要性が高いといえるため,本地区を「保全配慮地区」 に設定します。

大谷公園周辺地区は全域が市街化調整区域であり,緑の多い空間が維持され,大谷地域 の観光資源や宇都宮市農林公園等,地域固有の環境を活かした観光・交流施設が点在する 本市の観光拠点の区域で,約2,780haの範囲です。大谷地域においては,総合的な振興策 が検討されており,地域住民や関係機関と一体となって大谷地域の活性化に向けた取組も 進められています。

本地区は,その大部分が緑で覆われ,その豊かな自然環境が観光資源として活かされて いることも踏まえ,今後も緑の保全や創出により,本市を代表する観光拠点にふさわしい 魅力あふれる空間づくりにつなげていく必要性が高いため,本地区を「保全配慮地区」に 設定します。

*本地区の区域は,「第2次宇都宮市都市計画マスタープラン」における「大谷公園周辺地域」に倣う

ものであり,地区の区域線については,現時点では厳密に定めたものではありません。

(2)

各保全配慮地区設定の考え方

ア.八幡山(北)風致地区

イ.豊郷台・文化の森地区

ウ.鶴田地区

エ.大谷公園周辺地区

第3章  保全配慮地区

(12)

保全配慮地区計画

八幡山(北)風致地区

地区の緑をとりまく現況と課題

【樹林地】

・戸祭山緑地は,全体が樹木で覆われた小高い丘となっています。これまで公有地化を進 めてきましたが,一部民有地も残っています。

・長岡樹林地は,敷地の多くが民有地です。コナラ林のほか,中央部の水源や湿地にはハ ンノキ林,下流には谷津田や小川が見られ,貴重な里山環境が形成されています。 ・これらの緑地では,市民ボランティアによる保全活動が展開され,良好な自然環境の維

持につながっています。

・長岡最終処分場跡地では,平成 20 年度より「もったいないの森 長岡」植樹事業を実 施しており,市民参加による森の再生に取り組んでいます。

里山・樹林地において,生物多様性にも配慮した保全対策を拡大していくととも に,その拡大に向けて多くの市民からの協力を得ていくことが必要です。

【都市公園等】

・総合公園である長岡公園は,地区の代表的な公園となっており,長岡樹林地や,「もっ たいないの森 長岡」植樹事業の実施地と隣接する場所に位置しています。

周辺樹林地との緑の連続性に配慮しながら,市民ニーズに対応した機能的で魅力 ある公園づくりが求められます。

【その他】

・これらの住宅地では風致地区や緑地協定といった各種制度が活用され,緑の多い住環境 が維持されてきました。緑地協定の締結から20年近く経過した場所もあります。

緑地協定によって今後も良好な街並み景観が維持されるよう,制度への住民の理 解を得ていくとともに,地区全体の緑のまとまりを残すためにも住宅周辺の緑の保 全・緑化に取り組むことが必要です。

(13)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

地区の基本方針

豊かな樹林地の間に住宅地が形成されている本地区では,緑の連続性の維持のため,保 全に加え,緑の創出も図ります。また,市街地に隣接している立地特性を踏まえ,市民が 気軽に里山環境にふれあい,緑の保全に関して理解を深める場として活用していきます。

このために,戸祭山緑地や長岡樹林地において市民や企業等と連携しながら,各緑地・ 公園の環境特性や生物多様性にも配慮した保全・活用を進めるとともに,住宅地において も,緑の質と量の維持に取り組んでいきます。

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑を守り,引き継ぐ』

(緑地保全)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

里山・樹林地の保全・

活用 (No.1-14)

北部の丘陵地において,緑の適切な維持管理に

加え,風致地区,保全契約緑地等の新規指定に

より,里山や樹林地などの緑の保全・活用を進

める。

○ ○ ◎

生態系や景観に配慮 した豊かな森づくり

(No.1-16)

「潜在自然植生」の概念に基づく「もったいな

いの森 長岡」植樹事業により,その土地本来

の自然環境を再生する。また,市民・団体と協

力しながら植樹用の苗木をドングリから育成・

植樹し,「森づくり」を通した「人づくり」につ

なげる。

◎ ◎ ○ ◎

里山・樹林地の管

理・育成につながる

市民・企業との連携

強化 (No.1-17)

北部の丘陵地において,(財)グリーントラスト

うつのみやと連携しながら,貴重な生物の生育・ 生息地,優れた自然景観の維持に向け,市民と

の協働による維持・管理活動を進める。

◎ ○ ○ ◎

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

花と緑がいっぱいの

公園づくり (No.2-4)

長岡公園と,「もったいないの森 長岡」植樹事

業との連携・ネットワーク化による自然とのふ

れあい性の向上を進める。

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

住宅地における緑 化 (No.3-12)

住宅地内の既存の樹木・樹林の保全とともに,

緑のカーテンや花壇の充実などの身近な場所で

気軽に行える緑化,緑地協定の締結など,地域

ぐるみでの緑化を進める。

◎ ◎ ◎

(

)

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(14)

【八幡山(北)風致地区の取組イメージ図】

里山・樹林地の保全・活用 里山・樹林地の管理・育成に

つながる市民・企業との連携

強化 生 態 系 や 景 観 に 配 慮 し た

豊かな森づくり

花 と 緑 が い っ ぱ い の

公園づくり

住宅地に

おける緑化

住宅地に

おける緑化 住宅地に

(15)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

【参考:八幡山(北)風致地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約239ha

・用途地域等:大部分が第1種低層住居専用 地域及び市街化調整区域

b.緑の現況(H20 調査結果)

・緑被率 63.6%(右図参照) ・緑地率 100.0%

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・総合公園:長岡公園

・街区公園:戸祭台1号児童公園,長岡横堀児童公園など ・緑地:戸祭台1号緑地,戸祭グリーンヒル2号緑地など ○地域制緑地

・風致地区:八幡山(北)風致地区(地区全体) ・地域森林計画対象民有林(住宅地外縁部) ・緑地協定(7箇所)

・保全契約緑地:長岡樹林地,戸祭山緑地

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 32 29.54

うち住区基幹公園 15 3.42

d.主な公共・公益施設等

○公共施設

宇都宮市戸祭配水場,宇都宮市斎場跡地 ○教育施設

さくら幼稚園,八幡台幼稚園 ○商業施設

豊郷台ショッピングセンターミュゼ ○寺・神社

浅間神社,甲子神社,仏舎利塔 ○指定文化財

大塚古墳,戸祭山緑地のトウキョウサンショウウオ個体群及びその生息地 ○道路

競輪場通り ○その他

JA栃木電算センター

八幡山(北)風致地区の緑被率

5 2 . 4 %

1 . 0 % 3 . 5 % 6 . 7 %

3 6 . 4 %

樹林地 農耕地 地被類 その他 緑被なし

63.6%

( ※ 端 数 処 理 の た め , 内 訳 の 合 計 が 100%とならない場合がある)

(

)

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(16)

今後も,中心市街地に冷涼な大気が流れ込む「風の道」を形成するまとまりのあ る緑として維持していく必要があります。また,地域資源と緑を一体的に保全して いく必要があります。

大規模公園においては公園内の豊かな自然環境の保全や,市民が自然とふれあえ る場としての活用が求められます。小規模公園においては,市民ニーズに合った魅 力ある空間としての活用を進める必要があります。

公共公益施設など,拠点となる施設においては潤いある景観形成につながるよう,周 辺の緑化を進める必要があります。住宅団地においては緑地協定によって今後も良好な 街並み景観が維持されるよう,制度への住民の理解を得ていくとともに,地区全体の緑 のまとまりを残すためにも緑の保全・緑化に取り組むことが必要です。

豊郷・・・

地区の緑をとりまく現況と課題

【樹林地】

・地区西側の樹林地の大部分が地域森林計画対象民有林として保全が図られています。 ・南西部の樹林地内には瓦塚古墳等の歴史資源も存在しています。

【都市公園等】

・総合公園であるうつのみや文化の森があり,地区内の代表的な公園となっています。 ・近隣公園である豊郷台中央公園が存在し,ひだまり児童公園やみはらし公園等,地区内

に街区公園が点在しています。

・うつのみや文化の森では,自然環境モニタリング調査が定期的に実施されており,自然 観察会や環境教育活動も展開されています。

【その他】

・宇都宮美術館や帝京大学宇都宮キャンパス等の規模の大きな教育・文化施設が樹林地の 間に整備されています。

・大部分が住居系地域であり,大規模な住宅団地が広がっています。これら住宅団地では 緑地協定や地区計画による事業者・住民主体の緑化により,緑豊かな街並みが形成され ています。

地区の基本方針

市街地及びその近郊における貴重な自然環境は,緑地協定等の各種制度によって豊富な 緑が維持されてきました。今後も,都心部への「風の道」としてまとまりある緑が維持さ れ,市内の代表的な芸術・文化エリアとして,訪れる人にとって心地よい空間となるよう, 緑の保全を進めます。

このために,公共施設や住宅周辺において,緑化に取り組むとともに,樹林地や公園等 において,市民協働による緑の保全・維持管理活動を充実させ,保全・創出されてきた緑 の維持に取り組んでいきます。

(17)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑を守り,引き継ぐ』

(緑地保全)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

里山・樹林地の保全・

活用 (No.1-14)

北部の丘陵地において,うつのみや文化の森等の 適切な管理に加え,風致地区,保全契約緑地等の 新 規 指 定 に よ り , 里 山 や 樹 林 地 な ど の 緑 の 保 全 ・ 活用を進める。

≪具体的な取組例≫

・うつのみや文化の森や瓦塚古墳群などにおける市民, 学校,行政の協働による緑地保全や維持管理を進め る。

○ ○ ◎

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

自然と共生する公園

づくり (No.2-2)

うつのみや文化の森において,敷地内の生息生物 に配慮した整備・管理を進めるとともに,自然観察 会等を実施し,自然とふれあうことのできる身近な 場所として活用する。

○ ◎ ◎

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

住宅地における緑化 (No.3-12)

住 宅 地 内 の 既 存 の 樹 木 ・ 樹 林 の 保 全 と と も に , 緑 のカーテンや花壇の充実などの身近な場所で気軽 に 行 え る 緑 化 , 緑 地 協 定 の 締 結 な ど , 地 域 ぐ る み での緑化を進める。

≪具体的な取組例≫

・緑地協定制度や地区計画を活用し,住宅地の緑化を進 める。

◎ ◎ ◎

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(18)

【豊郷台・文化の森地区の取組イメージ図】

自然と共生する公園づくり

里山・樹林地の保全

(19)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

【参考:豊郷台・文化の森地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約281ha ・用途地域等:

大部分が第1種低層住居専用地域 及び第1種住居地域,市街化調整区域

b.緑の現況(H20 調査結果)

・緑被率 66.9%(右図参照) ・緑地率 70.2%

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・総合公園:うつのみや文化の森 ・近隣公園:豊郷台中央公園

・街区公園:ひだまり児童公園,はらっぱ公園など ・都市緑地:とよさと野鳥の森緑地など

○地域制緑地

・地域森林計画対象民有林(北部の樹林地) ・緑地協定 1ヶ所

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 12 39.36

うち住区基幹公園 8 4.38

d.主な公共・公益施設等

○公共施設

宇都宮美術館 ○教育施設

帝京大学宇都宮キャンパス ○寺・神社

インマヌエル宇都宮キリスト教会,高神社,琴平神社 ○指定文化財

瓦塚古墳,谷口山古墳

豊郷台・文化の森地区の緑被率

5 1 . 7 %

3 . 9 % 3 . 8 % 7 .5 %

3 3 . 1 % 樹林地

農耕地

地被類

その他

緑被なし

66.9%

( ※ 端 数 処 理 の た め , 内 訳 の 合 計 が 100%とならない場合がある)

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(20)

地区の緑をとりまく現況と課題

【樹林地】

・地区内のうち,30.9haが鶴田沼緑地として都市計画緑地に指定されています。 ・鶴田沼緑地では,公有地化を進めるとともに,市民協働による保全活動が進められてい

ます。また,「とちぎの元気な森づくり県民税」による森づくり体験活動,整備が行わ れています。

今後も,貴重な樹林地として緑の担保性を高めていくとともに,市街地における 市民の緑とのふれあい空間として整備し,活用していくことが必要です。

【都市公園等】

・どんぐり児童公園,北原4号児童公園等の小規模な街区公園が点在しています。 既存公園を,市民にとって使いやすく魅力ある空間として活用し,緑化を進めて

いくための方策が求められます。

【その他】

・羽黒山神社,JRA競走馬総合研究所等のまとまった緑地が残されています。

・大部分が住居系地域となっており,鶴田沼緑地の周辺には戸建ての家屋が立ち並んでい ます。

周辺の豊かな樹林地とともに,緑の一体性が維持されるよう,施設内の緑の保全 や緑化に取り組むことが必要です。

地区の基本方針

市街化区域内に残された貴重な里山環境が存在する本地区は,多様な生物の生育・生息 場所として,また市民が気軽にふれあえる里山環境として保全・活用をしていきます。

このために,鶴田沼緑地において市民協働による維持管理や体験活動の充実を進めると ともに,周辺のJRA競走馬総合研究所,羽黒山神社等の保全により,緑の連続性を維持し, 地区全体で一体性のある緑の保全を進めます。

(21)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑を守り,引き継ぐ』

(緑地保全)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

ダム湖や池沼と周辺

緑地の一体的な保全 と活用 (No.1-7)

鶴田沼において,景観や生態系にも配慮した保全 や,水辺とのふれあいの場としての活用を進める。 鶴田沼では,レクリエーションの場としての整備・維 持管理を進める。

○ ◎

里山・樹林地の保全・ 活用 (No.1-14)

地域で形成されてきた里山や樹林地などの緑の保 全・活用を進める。

○ ○ ◎

屋敷林や社寺林の保 全 (No.1-15)

地域の特徴となる屋敷林や社寺林等を,地域の風 土 ・ 文 化 を 物 語 る 資 源 や 地 域 に 親 し ま れ る 景 観 資 源として保全する。

≪具体的な取組例≫

・羽黒山神社の社寺林を保全する。

◎ ○ ○ ◎

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

自然と共生する公園 づくり (No.2-2)

鶴田沼緑地において,敷地内の生息生物に配慮し た整備・管理を進めるとともに,自然観察会等を実 施し,自然とふれあうことのできる身近な場所として 活用する。

○ ◎ ◎

地域がつくり,地域に 愛される公園づくり

(No.2-11)

老朽化した既存公園において,新たな地域ニーズ を踏まえながら,幅広い利用に対応した公園へと再 整備や,愛護会による管理を進める。

◎ ○ ◎

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

公共施設緑化の推進 と維持・管理体制の

確立 (No.3-1)

広大な芝地が残されている JRA 競走馬総合研究

所 等 の 公 共 施 設 に お い て は そ の 自 然 環 境 の 保 全 に配慮する。

≪具体的な取組例≫

・JRA競走馬総合研究所敷地内の緑地を保全する。

◎ ◎

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(22)

【鶴田地区の取組イメージ図】

池沼と周辺緑地の一体的な保全と活用 自然と共生する公園づくり

公 共 施 設 緑 化 の 推 進 と

維持・管理体制の確立

屋敷林や社寺林の保全

(23)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

( ※ 端 数 処 理 の た め , 内 訳 の 合 計 が 100%とならない場合がある) 【参考:鶴田地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約116ha ・用途地域:

大部分が第1種低層住居専用地域及び 第1種住居地域

b.緑の現況(H20 調査結果)

・緑被率 55.4%(右図参照) ・緑地率 30.0%

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・街区公園:砥上北原公園,北原4号児童公園など ○地域制緑地

・保全契約緑地:鶴田沼緑地

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 10 0.26

うち住区基幹公園 10 0.26

b.主な公共・公益施設等

○公共施設

JRA競走馬総合研究所,競走馬理化学研究所 ○教育施設

明保小学校,まこと幼稚園 ○寺・神社

羽黒山神社 ○指定文化財

ハッチョウトンボ及びその生息地 ○道路

主要地方道 宇都宮鹿沼線(鹿沼街道)

鶴田地区の緑被率

3 1 . 4 %

4 . 9 %

1 7 . 5 % 1 . 5 %

4 4 . 6 %

樹林地 農耕地 地被類 その他 緑被なし

55.4%

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(24)

大谷公園周辺地区

地区の緑をとりまく現況と課題

【樹林地】

・地区の広範囲に森林が広がっており,古賀志山や多気山等,北西部地域を代表する山が 位置しています。

・森林の大半が宇都宮県立自然公園に指定されており,その一部は宇都宮市森林公園とし ても保全・活用されています。

観光・レクリエーションの場にもなっている森林部を,今後も適切に保全してい くとともに,来訪者を受け入れる場として活用していくことが必要です。

【都市公園等】

・大谷地域には,自然岩による独特の自然景観を活かした大谷公園や大谷景観公園など, 規模の大きな公園が集中しており,観光地となっています。

・近隣の大谷寺と大谷石採掘跡は,財団法人古都保存財団など,10の団体で構成する「美 しい日本の歴史的風土100選実行委員会」による「美しい日本の歴史的風土100選」 の準100選に選ばれています。

・宇都宮市農林公園ろまんちっく村は,農業体験や農産物の直売の場として多くの人々が 訪れる交流の場となっています。

拠点となる公園において,それぞれの特色を活かしながら,多くの人が訪れ,楽 しむことのできる場として,緑化やレクリエーション機能向上を進めていく必要が あります。

【道路】

・大谷景観公園や多気山入り口などの街路沿いにおいて,市民団体により,アジサイの植 栽や下草刈りなどが行われています。

観光資源周辺の道路沿いを中心に,緑化によって来訪者を迎え入れるのにふさわ しい,賑わいのある景観づくりを地域とともに進めることが求められます。

【河川】

・地区内には,本市の代表的な河川でもある姿川のほか,赤川等の河川が貫流しています。 ・姿川の水源として赤川ダム,栗谷沢ダム等のダム湖があり,様々な生物の生息地にもな

っています。

河川や水源のダム湖において,生物の生育・生息環境にも配慮しながら保全して いく必要があります。

(25)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

地区の基本方針

本市を代表する観光資源が多く分布する本地区では,豊かな自然環境や地域性のある公 園・緑地など,地域固有の自然を生かした魅力ある観光交流拠点の形成のため,今後も豊 富で多様な緑を活かし,さらなる観光振興につなげていきます。

このため,歴史性や豊かな自然環境を有する多気山を中心に,山林の保全と適切な維持 管理を進めるとともに,大谷景観公園周辺の地域固有の自然・歴史・農とのふれあい空間 としての魅力向上,道路や施設周辺の緑の保全・緑化により,本市を代表する観光拠点と してふさわしい魅力ある景観形成を進めます。

取り組むべき施策

※施策の見方は計画巻末(P.238)を参照

『緑を守り,引き継ぐ』

(緑地保全)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

郊外の山地や丘陵地 などの森林の管理・

保全 (No.1-1)

山 林 部 の 森 林 機 能 維 持 や 自 然 環 境 保 全 に 取 り 組

む。 ◎ ○ ○ ◎

歴史・文化資源の, 周辺の緑との一体的

な保全 (No.1-3)

大谷街道などの歴史ある道路沿いにおいて,緑を 適切に維持管理し,次世代に残すべき財産として 継承する。

≪具体的な取組例≫

・多気山や大谷石奇岩群における,つる草除去や下草 刈りなどの市民協働による維持管理を進める。

○ ◎ ◎

ダム湖と周辺緑地の

一体的な保全と活用 (No.1-7)

ダム湖において,生態系にも配慮した保全・維持管 理活動を進める。

≪具体的な取組例≫

・赤川ダム,栗谷沢ダム等のダム湖において,緑の保全 を進める。

◎ ○

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(26)

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

体験型公園づくり (No.2-3)

宇都宮市農林公園ろまんちっく村において,地域農 産物による食と農とのふれあい,農作業体験など, 都市と農村の交流拠点としての機能を充実させる。

○ ◎

花と緑がいっぱいの 公園づくり (No.2-4)

既存の公園において,園内の特徴のある樹木を活 かした維持管理・活用を進める。

○ ○ ○ ○ ◎

歴史的・文化的資源 を活用した公園づくり

(No.2-5)

大谷景観公園において,その歴史の発信に向けた 機能充実を進めるとともに,花による魅力ある景観 形成を進める。

○ ◎ ◎

多気城跡において,歴史・文化的背景を踏まえた 保全・活用を,市民と協働により進める。

○ ◎

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

施策名 内容

実施主体

(

)

(

)

フラワーロードを目指 した花壇等の設置と

植栽帯の整備

(No.3-7)

大谷景観公園や多気山入り口などにおける,主要 な道路沿いの植栽や管理などを市民協働により進 めていく。

≪具体的な取組例≫

・多気山参道や地域の歩道へのアジサイや山つつじの 植栽など,景観に配慮した市民協働による四季折々の 緑化を進める。

(27)

第3章 保全配慮地区 2 保全配慮地区計画

【大谷公園周辺地区の取組イメージ図】 *区域線はおおむねの位置を示している。

ダ ム 湖 と 周 辺 緑 地 の 一 体 的 な

保全と活用

体験型公園づくり

花 と 緑 が い っ ぱ い

の公園づくり

フラワーロードを目指した花壇

等の設置と植栽帯の整備 歴史・文化資源の,周辺の

緑との一体的な保全

郊 外 の 山 地 や 丘 陵 地 な ど

の森林の管理・保全

歴史的・文化的資源を

活用した公園づくり

第3章  保全配慮地区      2 保全配慮地区計画

(28)

【参考:大谷公園周辺地区に関するデータ】

a.面積及び都市計画上の位置づけ

・総面積 約2,780ha(参考面積) ・全域 市街化調整区域

b.緑被の現況(H20 調査結果)

・緑被率 81.8%(参考値,右図参照) ・緑地率 73.7%(参考値)

c.主な都市公園・地域制緑地(H20 調査結果)

○都市公園

・広場公園:大谷景観公園

・近隣公園:大谷公園,石野森公園

・街区公園:田野町児童公園,宝木のぞみ公園等 ・都市緑地:宝木ニュータウン西緑地等

○地域制緑地

・宇都宮県立自然公園(西側の山林の大部分) ・地域森林計画対象民有林,保安林

都市公園の箇所数と面積(H21)

箇所数 面積(ha)

都市公園全体 11 5.4

うち住区基幹公園 6 3.3

d.主な公共・公益施設等

○公共施設

城山地区市民センター,国本地区市民センター ○教育施設

国本中学校,国本中央小学校,国本西小学校,城山中央小学校, 城山幼稚園,あおば幼稚園

○寺・神社

岩尾稲荷神社,立岩神社,金刀比羅神社,日吉神社 ○指定文化財

大谷の奇岩群 御止山 越路岩,ムカシトンボ及びその生息地,多気山持宝院社叢 ○道路

主要地方道 宇都宮今市線(大谷街道),主要地方道 大沢宇都宮線(新里街道), 国道 293 号

○その他

栃木県総合射撃場,大谷資料館,大谷磨崖仏,平和観音

JA 全農とちぎ種苗総合センター,鶴カントリー倶楽部宇都宮コース, レイクランドカントリークラブ,ケントスゴルフクラブ

大谷公園周辺地区の緑被率

4 9 . 5 %

2 3 . 5 % 1 . 8 %

7 . 0 % 1 8 . 2 %

樹林地 農耕地 地被類 その他 緑被なし

81.8%

参照

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