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行政視察報告書

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Academic year: 2018

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行 政 視 察 等 報 告 書

平成25年11月26日

長野市議会議長 高 野 正 晴 様

報告者氏名(代表)

農林業振興対策特別委員会 委員長 岡 田 荘 史

この度、行政視察をしましたので、その概要について下記のとおり報告いたします。

1 視察区分 農林業振興対策特別委員会行政視察

2 視察者氏名 岡田 荘史、山本 晴信、田中 清隆、望月 義寿、池田 清、 原田 誠之、手塚 秀樹

3 随 行 者 書記 中條 努

4 視察期間 平成25年11月6日(水)

5 視察先及び視察事項

視 察 先 視察日時 視 察 事 項

長野県安曇野市

11月6日(水) 午前10時

・安曇野市農業農村振興基本条例 の制定経過 と概 要について

・条例制定に係る市民アンケートの実施について

・農業 ・農村振興基本計画及び 農業・ 農村振興計 画の策定状況と内容について

(2)

2 6 調査概要

月日

視 察 地

(市町村名等)

考 察

(所感、課題、提言等) 11/6

(水)

安曇野市 【安曇野市農業農村振興基本条例の制定経過と概要について】

[内容]

1 「 安曇野市農業農村振興基本条例 」(以下「基本条例」とい う。)は、平成25年3月に制定されている。

2 基本条例の制定に至る経過は、平成17年の合併後の市議会で 基本条例の制定を求める質問が多かったこと、平成20年3月に 策定されたマスタープラン「第1次安曇野市総合計画」の中で 将 来 都市 像 につ い て 「 北 ア ル プス に 育 ま れ とも に 響 き 合 う 田園産業都市 安曇野」としたこと等による。

3 条例制定前の 平成24 年3月 には、「安曇野市農業 ・ 農村振興 基本計画」(以下「 基本計画 」という 。)、 また平成 24年 12月 に は 、 ア ク ショ ン プラ ンで あ る「 安 曇野 市農 業 ・ 農 村振 興 計 画」(以下「振興計画」という。)が策定されている。

※振興計画(アクションプラン)の概要

目的:農業を取り巻く諸課題に対処するため、数値目標を定 めて検証を行いつつ、農業を取り巻く課題の解決と活 性化を目指す。

戦略:農業で「稼ぐ」、田園を「守る」、安曇野に「生きる」 計画期間:平成24年度から28年度まで(5年間)

点検評価:計画推進委員会による点検評価、見直し、改善 4 基本条例の検討は、基本計画及び振興計画との整合を図りな

がら、これらの計画の策定と同時に進められた。

5 基本条例の制定に当たっては、県内自治体の動向を踏まえつ つ、農家及び市民へのアンケート調査を実施する一方、策定委 員会を立ち上げ、基本計画及び振興計画の策定を踏まえて基本 条例の制定に至っている。

6 基本条例の規定により、計画推進委員会が組織され、毎年度 計画の検討、点検評価を行っている。計画推進委員会は、審議 会としての機能を有している。

[課題等]

1 基本 条例の検討過 程に おいて 、農家 及び市 民を対 象とし たア ン ケ ート調 査を行って いる。 特に 、市民 アンケ ートにつ いては 、 農 業 委 員 会 選 挙 人 名 簿 に 登 載 の な い 20歳 以 上 の 市 民 2,500人 を 無 作 為 に抽出 して いるが 、本市 と安 曇野市 の人口 規模を考 えた場 合 、 対象市民をどの程度にすべきか本市として検討が必要と考える。 2 安曇 野市で は市長 の指 示に基 づき基 本条例 の検討 を開始して い

る が、本 市の場合、 議員提 案に よる条 例化を 目指して いるた め 、 理事者との調整をどのように図るかの検討が必要と考える。

【条例制定に係る市民アンケートの実施について】

[内容]

1 安曇野市では、基本条例、基本計画、振興計画を制定する過 程で、農家及び市民を対象にした2回のアンケート調査を行っ ている。

(3)

3

2 いずれのアンケート調査も、専門のコンサルタントを活用し ており、3年間で1,500万円程度の委託費を拠出している。

内 訳 は 、 平 成 22 年度 に 策定 プ ロセ ス の設 計 、 基本 資 料 の 収 集、農業者・生産者団体等へのアンケート調査などに対して約 246万円、 平成23年度に 市民 アンケート調査の実施、 策定委員 会等の 運営支援 などに 対して約997 万円、さらに平成 24年度に は、 策定委員会等 の運営支援などに 対して約 246万円 となって いる。

3 農家アンケートについては、農業委員会選挙人名簿登載者か ら6,567人を抽出し実施しており、回答率は87.2%である。 4 市民アンケートについては、市民課の協力を得ながら20歳以

上の 市民 2,500人を抽出 し 実施して おり、回答率は 38.4 %であ る。

5 市民アンケートの結果を条例に生かすためには、的確な分析 が必要である。

[課題等]

1 安曇野市は、アンケート調査を含む条例制定業務に係る費用 を3 年間 で 1,500万円程度拠出している 。一方 、本市 では議員 提案により条例化を目指していることから、条例制定に関する 予算をどのように計上していくかの検討が必要である。また、 担当部局である農林部との問題意識の共有が必要と考える。 2 農家及び市民へのアンケート調査の対象者数をどのように設

定するか検討しなければならない。

3 設問の内容は、条例の方向性も見据えた慎重な設定が求めら れる。

【 農 業 ・ 農村 振興 基 本計 画及 び 農 業・ 農 村振 興計 画 の 策 定状 況 と内容について】

[内容]

1 農業・農村振興基本計画について

(1) 基本計画の策定に当たっては、農家アンケートを実施する と ともに、 基本計 画策定委 員会 を 13回 に わ たっ て 開催して いる。

(2) 策定委員会委員は、20人で構成され、関係諸団体等から選 任されている。他に2人のオブザーバーを選任している。 (3) また、市関係部局職員12人で構成する調査部会では行政面

の検討を行っている。

(4) 基本計画の 中では、「稼 ぐ」、「 守る 」、「生 きる」 という 3 つの柱により構成される振興戦略の中で、各種戦略と振興方 針を定めている。

2 農業・農村振興計画について

(1) 振興計画は、基本計画を受けて策定されたアクションプラ ンであり、テーマごとに実施施策と数値目標が定められてい る。

(2) 振興計画に定める実施施策の取組状況と目標達成状況は、 毎 年 、 点検 評 価 を 行 っ て 公 表 し 、 必 要 に 応 じ て 計 画 の 見 直 し 、 改 善 を 図 る こと と して い る。 点 検 評 価 の 内容 に つ い て は、市議会への報告は行っていない。

(4)

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(3) 振興計画の推進に当たっては、農業再生協議会等との連携 を図りつつ、PDCAサイクルにより継続的な改善を図って いくこととしている。

[課題等]

1 基本計画、振興計画それぞれの策定委員会委員の構成を見る と 、 流通 関係 の 商工 業者や 消費 者の 代 表 者 が 少 な いよう に 思 わ れる 。 多様 な 意見 を均等 に聴 取 する ために は 、 委員構 成 の 検討が必要と考える。

2 振興計画の実施に当たっては、項目数が多く多岐にわたるた め実施施策の内容によっては、予算面での配慮が難しいことも 考 え られ る 。 ま た 、 こ のこ と が直 接 評価 にも つな が るこ と か ら、実施年数、予算的配慮、実施事業の検討等について慎重な 対応が求められる。

3 振興計画の実施内容に即した国等の事業の動向に関する継続 的な検討が必要と考える。

4 振興計画の数値設定については、基礎データの収集、分析を 踏まえた対応が求められる。また、振興計画に基づく目標数値 等の確認が可能であることが必要と考える。

参照

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