行 政 視 察 等 報 告 書
平成25年3月25日
長野市議会議長 祢 津 栄 喜 様
報告者氏名(代表)
観光戦略特別委員会委員長 寺 澤 和 男 ○印
この度、行政視察をしましたので、その概要について下記のとおり報告いたします。
記
1 視 察 区 分 観光戦略特別委員会行政視察
2 視察者氏名 寺澤和男、宮崎治夫、小泉一真、竹内重也、近藤満里、三井経光、 倉野立人(1/30、1/31)、金沢敦志、小林義和
3 随 行 者 書記 飽田学
4 視 察 期 間 平成25年1月30日(水)~ 平成25年2月1日(金)
5 視察先及び視察事項
視 察 先 視察日時 視 察 事 項
田 辺 市 熊 野 ツ ー リ ズ ムビューロー
(和歌山県田辺市)
1月30日(水) 午後3時15分
ビューローについて
・設立趣旨について
・プロモーション事業について
・インバウンド事業について
・着地型旅行業について 大阪府
堺市
1月31日(木) 午後1時
堺市文化観光再生戦略プランについて
大阪府 大阪市
2月1日(金) 午前9時30分
・観光振興にかかる基礎調査について
・大阪集客プラン支援事業について
~ 大阪へ 行 こう! 大阪 で遊 ぼう! アイデアプ ラン支援事業~
6 調査概要 月日
視 察 地
(市町村名等)
考 察
(所感、課題、提言等) 1/30
(水)
田 辺市熊 野 ツ ー リ ズムビ ュー ロ ー ( 和歌 山県 田 辺市)
※ 松坂志 津子 商 工 観光部 観光 振 興課長同行
熊野古道の人気が高まり外国人観光客が増加、熊野古道を軸に 南紀エリアの隣接との連携着地型旅行商品事業を展開している。 旅 行 業第 2 種 を 取 得 し 世界 を 視野 に 入 れ た本 物 の 観 光地 作 り と 、「行政」 と「民間 」がバランスを保ち 、意識の共有 と協働を 進めている。
熊野古道を中心に、古道ウォークを国内外へ情報発信を積極的 に展開し、行政や観光担当者の視察受入にも取り込んでいる。
☆担当の説明を受ける☆
☆紀伊田辺駅前の案内看板等も整備☆
商品の販売は、インターネットサイトへの掲載が中心で、予約 の8割が海外。また、熊野古道がパワースポットとして認知され ており、女性のグループや一人旅が多くなっている。
観光コンベンションビューローの「真の役割」について考える 機会を得た。観光コンベンションビューローは、行政が出資する 機関においては、成果主義であり、いかにリスクを避けるかに終 始しがちである。しかし田辺市の当ビューローは、あえて民間事 業者が手を出しにくい「ハイリスク・ローリターン」の部分を積 極的に担い、大きな成果を上げている。世界遺産という「絶対的 な観光資源」を有しながら、それにあぐらをかくことなく、誘客 と新たな観光客の獲得を目指して不断の努力を重ねる姿勢には、 当ビューローの積極的な姿勢が表われていた。
本市は「善光寺」の御利益にすがり、不断の努力を重ねている とは言い難く、田辺市の当ビューローに学ぶことが多かった。
観光コンベンションビューローが駅前に事務所を構え、受入れ 対策とともに誘客と販売戦略を構築していく新たな展開が考察で きた。
1/31
(木)
大阪府 堺市
※ 松坂志 津子 商 工 観光部 観光 振 興課長同行
政令指定都市移行に合わせ、観光振興を通じて、堺市の知名度 向上、都市イメージの改善、地域活性化等が重要な政策課題にな った。そこで、堺市が有する歴史伝統・文化資源を有効活用した 観光振興施策 としてビジター数 を 3,800万人とする 目標 を 掲げて いる。
堺市は、大阪府の中央部に位置し、古墳時代には仁徳天皇陵を 初め 100数基から成る百舌鳥古墳群を有する。高層庁舎の展望フ ロアからは古墳群を望むことができ、その眺望は見事なものであ る。また、同フロアでのボランティアガイドの説明も素晴らしい 案内であった。
観光ボランティアガイドのきめ細やかな対応が、様々なメディ アに載り観光客への情報提供として、歴史文化を体験できる仕組 み作りが有効な手段であることが考察できた。
☆担当者の説明受ける☆
観光事業を展開するには、市域のもつ「観光資源」を明らかに することと同時に、様々な視点で分析を重ね「整理」した上で、 来ていただくお客様に分かりやすく、メリハリのあるメニューと して案内すること、その上で、民間感覚を生かし、ボランティア などのパワーを引き出しながら、市全体の魅力創出につなげてい くことの重要性を再認識した。
本市においても、様々な観光資源が、それらが体系だって来て い た だく お客 様 に 案 内さ れて いる とは 言 い 難 く 、 堺 市 の よう な
「再検証」も必要と感じた。善光寺をメーンに掲げつつ、周辺の 観光資源を再検証するなどし、改めて全体を見つめ直す機会を設 けることが、新たな魅力創出につながると実感した。
堺市の担当者の説明を受け、市庁舎展望から仁徳天皇陵を望ん だ際に、案内ボランティアと接することができたことは良かった が、全体的には何か物足りなさを感じた。
☆全容は、空からでないと分からないほどの大きな古墳☆
2/1
(金)
大阪府 大阪市
※ 松坂志 津子 商 工 観光部 観光 振 興課長同行
今話題の大阪市。臨時議会最終日の慌ただしい中で視察を受け 入れていただいた。大阪へ 行こう! 大阪で 遊ぼう! アイ デアプラン募集の説明では、大阪への集客力を高め、宿泊や周遊 を促進する事業提案を広く民間企業や団体から募集しており、海 外からの応募もあったとのこと。
西成区にある簡易宿泊所は外国人に受け入れられ、日本人客も 増えているとのことから、橋下市長の肝いりで、西成区を核とし た観光客増加又は観光客の利便性向上に寄与する事業をテーマと した取組を展開する。
☆担当者の説明を受ける☆
大阪の観光戦略及び大阪都市魅力創造戦略は、とても興味のあ るお話であった。都構想を推進する中で、府のトップと市のトッ プが連携し、大阪観光局を設置。その運営は民間事業とする形態 で 、 経営 トッ プは 民 間人 を 起 用 す る発 想 。 ま た 、 市 の 担 当職 員 は、府と市の両サイドからの辞令受ける任用制度は何とも斬新な 発想であった。さらに、ベイエリアにはカジノを作るなどの構想 もあるようで、目の離せない大阪観光戦略イメージであった。
本市としては、新幹線金沢延伸に向けて、関西からのお客様は 最大のターゲットと位置付け、様々な地域団体と連携し、商品づ く り や誘 客販 売戦 略 を作 り 上 げて いか な けれ ば な ら ない こと か ら、大阪観光局の構想は、これからの新たな観光戦略の最先端の なることが考察できた。
一方で、大阪城の話や、大阪を中心に観光地へ近隣の京都・奈 良 ・ 東京 へと 観光 戦 略 と 言 っ ても 、別 に 戦略 なし と 感 じ た 。 ま た、訪問市が大き過ぎ、市長と行政との一体感に追い綱なしと感 じた。視察と言っても市へ行くだけでは、コピーをもらった方が と思う点もあり、現地調査も取り入れた方が良かった。観光とい う 以上 「これだ」 と 言う 特異な 市があったら と思 う 。「さすが」 と感じることが重要である。