1 第 51 回情報公開・個人情報保護審査会議事要旨
1 開催日時 平成 21 年2月3日(木) 午後2時 00 分∼午後3時 20 分
2 開催場所 浦安市中央公民館第1会議室
3 出 席 者
( 委 員) 髙木会長、飯田委員、向後委員、上甲委員 ( 事務局) 工藤総務部次長、長野総務課長、金子、浦田 ( 実施機関) 大塚防災課長、関口 ※ 議題( 2)
4 委員の委嘱等
各委員への委嘱状の交付 会長及び副会長の選任
5 議 題
( 1) 諮問第 13 号∼諮問第 16 号
・浦安市児童育成クラブ本部運営委員会と株式会社○ ○ との委託契約に関する文書(諮問 第 13 号)他2件(諮問第 14 号及び第 16 号)の不開示決定に対する異議申立て
・「地区児童育成クラブの元指導員の不審行動について」と題された文書の訂正却下に対 する異議申立て(諮問第 15 号)
以上4件について異議申立手続を併合して行う。
( 2) 仮称浦安市災害対策基本条例の制定に伴う災害時要援護者の個人情報の取扱いに関する 意見について
6 配布資料
(事前に送付したもの)
・答申書(案)
・仮称浦安市災害対策基本条例の制定に伴う災害時要援護者の個人情報の取扱いに関する意見 についての資料
(当日配布)
・第49回浦安市情報公開・個人情報保護審査会議事要旨
・第50回浦安市情報公開・個人情報保護審査会議事要旨
7 会議経過
(1) 委員の委嘱等
2 委嘱状を各委員に交付した後、会長・副会長の互選を行う。
髙木委員が会長に、飯田委員が副会長に選任される。
( 2) 諮問第 13 号∼諮問第 16 号の審議
・答申書(案)については、事前に各委員へ送付しており、その内容について委員に意見 を求めた。
・次の2点について修正を加えることになり、会長及び事務局で修正案を作成し、各委員 の確認を求めた後、答申することとなった。
・諮問第 13 号の答申書(案)P4の最後の行から始まる出資等法人の情報公開の趣旨につ いての記載部分は、「児童育成クラブの本部運営委員会が出資等法人に当たらないのは、 明らかとしても、児童育成クラブ事業に関して市が相当額を支出しているので、条例第 24 条等の趣旨は同事業についても尊重され、同条項等が準用されるべきと考えられる。 同事業について調べると一応措置は講じられているので問題はない。」というような文 章表現に改めたほうがよいと思う。
・諮問第 16 号の答申書(案)「1 条例第 11 条第2項(不存在を理由とする不開示決 定)の該当性について」の最後の部分(P4)については「得ないものである」から「得 ないと判断するものである」とする。
( 3) 仮称浦安市災害対策基本条例の制定に伴う災害時要援護者の個人情報の取扱いに関する 意見について
・実施機関から「仮称浦安市災害対策基本条例」に災害時要援護者に係る個人情報の利用 及び提供について規定することとした背景等を説明する。質問及び意見の概要は以下の とおり。
(問) 避難支援をお願いしたいと考えているのは、自治防災組織や民生委員等とあるが 民生委員等の等に想定しているのは?
(答) いま考えているのは、市の内部と消防署・消防団
(問) 自主防災組織の設置状況及びその機能は?
(答) 自治会単位で 76 組織、全市的になってきている。地域での支援ということで一 番迅速な対応ができると考えている。
(問) 災害時要援護者とは
(答) 身体障害や視覚障害のある方、介護認定を受けている方、高齢者一人世帯などの 災害発生時に特に援護、配慮が必要な高齢者、障害者等。これらの援護が必要になり そうな方を調査して名簿登録をして、避難支援プランを作っていく。詳細については 市の規則で定める。その検討を現在進めている。
(問) 要援護者リストにはどのような個人情報が。
(答) 氏名、住所、生年月日、性別、連絡先、身体の状況という項目を現在考えている。
(問) 民生委員には守秘義務があるが、自主防災組織の場合、情報の管理、個人情報の
3 保護という意味で、心配ではないか。
(答) 自主防災組織とは覚書や協定書で管理上の部分をしっかりしていかなければなら ないと考えている。
【意見】 災害が起きてから個人情報を出すということではないだろうということで、事 前提供をするということの必要性は高いと思うが、自主防災組織への情報提供を考え た場合、情報管理を慎重にというか、他に漏れたりしないように手立てを十分に考え ていただく必要があると思う。もちろん自主防災組織への提供は、その地域の人の情 報に限られる訳ですよね。
【意見】 趣旨はよく理解できる。実際に条例、規則ができたら、それから、個人情報の リスト項目が定まったら、見せていただきたい。そうしないと提供する情報が何で、 過剰か、足りないかということがわからない。すぐにということではなく、後々でも いい。
(問) データ更新はどのくらいの期間で考えているのか。
(答) 他市の状況を見ると、年に1回とか、半年に1回とかとなっている。
本市では、各担当課からのデータを突合するとなると年3回か4回程度となるが、 それに実際に調査してということになると年1回程度になるのではと考えている。
【意見のまとめ】
条例、規則で定義を定める際には、安易なものにならないようにきちんと定義するこ と、それから、情報の外部提供をする場合には、他の用途に使われないように、漏えい されないように、必要な措置をきちんと考えた上で行うことをお願いする。