1
-第3期武蔵野市子どもプラン推進地域協議会(第2回)会議要録
○日 時 平成 25 年3月 19 日(火) 午後7時~午後8時 30 分
○場 所 武蔵野総合体育館3階 大会議室
○出席委員 網野委員、星野委員、宇佐見委員、寺島委員、三木委員、井原委員、小
川委員、和田委員、荒川委員、佐々木委員、飛山委員、白鳥委員
○事 務 局 子ども家庭部長、教育部長 他
1 開会
事務局より資料確認
2 「第三次子どもプラン武蔵野」重点的取組の平成24年度実績見込み及び平成25年度実
施見込みについて
<事務局より資料1について説明、以下の討議が行われた。>
【委 員】重点的取組2の保育園の待機児について、3点質問がある。
1点目、申込者数はどうか。
2点目、今現在での待機児数はどうか。
3点目、待機児について市として傾向を把握しているか。
【事 務 局】1点目について、昨年比 87 名増加で、768 名の申込があった。
2、3点目について、1月時点で不承諾通知を出した人数は、昨年比 40~50
名増加している。内訳は2、3歳が例年より多い 。昨年の3歳の待機児は最
終的には5名であったが、今年は、フルタイムで 働いている人、家庭福祉員
に預けている人、グループ保育(通常 0~2歳対象)を利用している人含め
て、1月時点で 50 名いる。0~2歳の対応に加えて、3歳の待機児への対応
を考慮して認可保育園待機児緊急対策本部を設置した。
【事 務 局】 西部地区のファミリー向けマンションの建設による人口流入、申込率の増加、
さらに境こども園の建設中断により、 入園予定者だった方で、保育園の 申込
をした方もおり、待機児増につながっている。
【委 員】児童館を、桜堤保育園の分館として利用する話もなくなったことを考えると、
こども園の停止の影響は大きい。希望 として述べるが、3歳待機児への対応
としては、既存の保育施設を0~5歳対象とすることを念頭に置いて対策を
進めてもらいたい。
【委 員】境こども園については 児童館と市民会館で保育することになるが、今後の見
通しを話して欲しい。
【事 務 局】入園内定者、地域の方にご心配をおかけしている。
2
-1点目、工事がどこまで終わっているかについての細かい査定について。
2点目、瑕疵担保責任をどう整理するか。
3点目、破産業者が下請けに代金を 払っていないなど、債権債務関係の 整理
について。
工事については、現在 コンクリート 部分や鉄筋に対して養生を行っている。
もうしばらくすると、工事再開、完成の目途についてお話しできると思う。
【委 員】重点的取組7の登下校 の見守り等の 充実について、2月末に発生した、 吉祥
寺における殺人事件の際、下校時には 対応できたが、登校時には一切情報が
なかった。警察の問題もあり難しいのかもしれないが、登校時の対策をお願
いしたい。
【事 務 局】市への情報も朝8 時過ぎであった。 警察にも捜査上の秘密はあるが、今後警
察と連携し、できる範囲で情報提供を求めていく。
【委 員】その件について警察に問い合わせた。第一報については2時過ぎに市にFA
Xし、以降マスメディアには情報を 流したが、不完全な情報という理由で市
には流さなかったとの回答だった。警察の情報提供のあり方には疑問がある。
市として警察に対して情報提供について強く要望して欲しい。
【会 長】こども園や吉祥寺の事件など不測の事態にどう対応していくかが課題である。
【副 会 長】警察と市と学校の間にホットラインがあると良い。
また、境こども園の 建設請負業者 の破産については理由があるのか。 狛江
市では給食の業者が破産して給食の提供ができなくなったことがある。
【事 務 局】子ども協会が指名競争入札を市と 同じ基準で行った。財務体質も判断材料で
あり、最低落札価格も設定されている 。同じ業者が先日完成した八幡町コミ
ュニティセンターも請け負っており、 このような結果は想定できなかった。
一般的に中小建設業者は、震災復興需要による人手の取り合いや、景気動向
で厳しい状況にある。
【委 員】保育園の待機児問題と 同様の問題がいずれ学童クラブにも起こるだろう。桜
野小はじめ、全市的な微増の状況において、学童クラブの定員の弾力化によ
る対応でも吸収しきれない部分が出てくる。小学校の空き教室の有効利用も
理解しているが、空き教室を学童クラブに貸すことも考慮していただければ
ありがたい。
【事 務 局】現在、桜野小では教室が不足しており、教材室や生活科室、PTA室も普通
教室化して対応している。増築工事が 終わり、スペースを貸せるようになれ
ばお知らせするが、今は非常に厳しい 。他の小学校については児童青少年課
を通じて協議いただきたい。
【委 員】井之頭小については既に学童クラブ在籍者が定員を超えている。
【事 務 局】井之頭小は新たに特別支援学級を設置する方向もあり、整理してから検討し
たい。
3
-<事務局より資料2について説明、以下の討議が行われた。>
【事 務 局】資料にない追加事項がある。保育料審議会において、武蔵野市の認可保育園
の保育料が低額なため、平均 10.4%の値上げが答申され改定することとした。
これを受けて、従来規則で定めていた認可保育所の保育料について条例に定
めることとし、あわせて保育料審議会の設置についても条例による必須事項
とした。また、審議会の付帯意見で、 認可外保育所通所者の保育料が認可保
育所通所者に比べてかなり高いので、 特に低所得者に配慮し格差是正を図る
ことが示された。認可外保育所通所者に対する補助制度の改正を現在議会で
審議中である。
【委 員】放射線測定など取り 組んでいただいているが、PM2.5 については、市とし
て基準などを設ける予定はあるのか。
【事 務 局】国で基準を作っているので、それに合わせていく。観測地点については、境
橋の他、近々もう一ヶ所できると聞いている。観測結果は全て東京都環境局
のホームページで公表されている。
【会 長】内容についてはよろしいか。
<委員了承>
4 その他
<事務局より資料3、4、5、6について説明、以下の討議が行われた。>
【委 員】資料3の制度管理システムについて、仕事の内容が確定していないとシステ
ムは作れないと思うが、大枠は決まっているのか。
【事 務 局】制度管理システムについては、支給認定・確認関係システムと、請求審査・
支払関係システムの2種類が想定されているが、 いずれもまだ確定していな
い。国は、遅くとも夏には仕様を固めるつもりで急ピッチで検討を進めてい
る。
【事 務 局】介護保険にも例えたが、要保育認定を行う。短時間保育や長時間保育の給付
をあなたは受けられますよ、といった認定を一人ひとりの子どもについて行
い、実際に通う施設とマッチングして 、施設に対 する給付と一緒に管理する
システムを作るということだと考えている。
【委 員】保護者の働く意志とは 関係なく、 その時点での子どもの要保育の状況を 判断
するということか。
【事 務 局】認定基準を同時進行で作っている。サービス供給量を決めるためにニーズ調
査を行うのだが、その中で 1 年以内に働く意志があるかどうかを問う、とい
うことのようだ。
【会 長】新制度は、家庭と共に 社会全体で 子育てをするという視点が入ったことが特
徴である。ただし、新制度が子どもにとって本当に良いのかどうかが見 えに
くい。いずれにせよ 27 年度施行ということで慌ただしい感はある。
4
-育の一体化と言っているが、そもそも年齢別に子 どもにとってどのような教
育や保育が必要なのか議論がないままに進めていることに疑問がある。 武蔵
野市は既に保育のガイドラインが完成 しており、 今回、保育園関係の委員が
いないことに疑問はあるが、幼児教育振興研究委員会報告書ができあがった。
この二つをうまく利用して中身の充実に努めてほしい。
【事 務 局】間に合わなかった場合については、 想定していない。消費税が段階的に上が
ることで財源となるとされているが、 政権が代わって、幼児教育の無償化プ
ロジェクトが始まることとあわせて考えると、財源について不透明感がある。
また、実質的には実務上なかなか進まないと感じているが、国の示したスケ
ジュールで実施すべく体制を整えていく。
【事 務 局】幼児教育振興研究委員会の構成委員 は現場の実務者ではないが、委員の中に
は保育の専門家も入り、子ども協会の 理事長も委員となっている。今後のプ
ログラム策定については実務者レベル になるので、保育課や保育園関係者、
教育委員会からもメンバーに入っていただきたいと考えている。
【会 長】報告的内容が多かった。今後の協議会での議論の際に参考とする。
<委員了承>
【事 務 局】今後のスケジュールについて、国 の動向にもよるが、次回協議会は5~6月
に開く可能性が高い。また、来年度、 再来年度については、次期子どもプラ
ン武蔵野策定の関係で年5回開催したい。ご協力をお願いしたい。
<退任委員あいさつ>