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人参養栄湯が婦人科癌の術後の自覚症状の改善、日常生活レベルの向上に及ぼす影響を評価する

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Academic year: 2018

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(1)

漢方治療エビデンスレポート

日本東洋医学会EBM委員会エビデンスレポート/診療ガイドライン タスクフォース

2.

(

癌の術後、抗癌剤の不特定な副作用

)

文献

水野正彦, 吉川裕之, 武谷雄二, ほか. 婦人科癌治療後の全身状態改善・体力回復に対する

人 参 養 栄 湯 の 臨 床 評 価 - 非 投 与 群 と の 臨 床 比 較 試 験 -. 産 科 と 婦 人 科 1993; 60:

1533-45.医中誌 Web ID: 1994139265 MOL, MOL-Lib

1. 目的

人参養栄湯が婦人科癌の術後の自覚症状の改善、日常生活レベルの向上に及ぼす影響 を評価する

2. 研究デザイン

ランダム化比較試験 (RCT)

3. セッティング

東京大学医学部付属病院、国立病院医療センター他、21施設

4. 参加者

婦人科癌 (子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌など) のうち、初回治療または再発治療が全て

終了してから 1 ヶ月以上経過している患者で、食欲不振、疲労倦怠感、体力の低下、

手足の冷え、手足の痺れ、ねあせ、立ちくらみの症状など (調査項目における自覚症状

1) を1つ以上有する外来患者で、年齢が15〜75歳まで、P・Sが2以下、癌の再発を認

めない患者。

5. 介入

Arm 1: カネボウ (現クラシエ) 人参養栄湯エキス細粒1回2.5g、1日3回7.5g内服、12

週間 46名

Arm 2: 非投与、12週間 44名

6. 主なアウトカム評価項目

自覚症状を項目別に改善度検定し、有効性を判定

7. 主な結果

全般改善度は投与群の方が有意に優れた有効性を示した。層別解析の結果は手術のみ の群では有意差が無いが、化学療法、放射線療法を施行している群では有意に優れた

有効性を示した。

8. 結論

人参養栄湯は婦人科癌治療後の疲労倦怠感などの自覚症状改善、日常生活の低下に対 して優れた有用性が期待できる。

9. 漢方的考察

なし

10. 論文中の安全性評価

記載なし

11. Abstractorのコメント

本論文は人参養栄湯が婦人科癌の術後の自覚症状の改善、日常生活レベルの向上に及 ぼす影響を評価したものである。婦人科癌治療後の疲労倦怠感などの自覚症状改善、 日常生活の低下は患者にとって大きな問題であるので、このような形で研究報告がな

されることは非常に大切なことであると思われる。今後、予後についても検討がなさ れれば興味深い。

12. Abstractor and date

中田英之 2009.1.1 , 2010.6.1

参照

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