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第2章 福島市の現状 「ふくしまし健康づくりプラン2018」の策定を進めています 福島市

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(1)

第2章

福島市の現状

(2)
(3)

第1節

福島市のすがた

2章 福 島 市 の現 状

本市は、福島県中通り地方の北部に位置し、明治40年の市制施行から平成20年まで数度の合併 を経て767.72k㎡の広大な市域を有しています。

西は吾妻連峰、東はなだらかな丘陵状の里山の阿武隈高地に囲まれた福島盆地の中に開け、中 心部には、緑豊かな信夫山があります。また、荒川、松川、摺上川などの河川が阿武隈川に注い でいます。

那須火山帯に属している奥羽山脈があるため、飯坂、土湯、高湯をはじめ多種多様な効能を持 つ、いで湯や秘湯が数多くあります。

交通網についてみると、東北新幹線が縦貫し、さらに山形新幹線の起点となっており、主要道 路も東北縦貫自動車道をはじめ国道などが東西南北に延びており、さらには東北中央道の整備も 進み、東北圏と首都圏、太平洋と日本海を結ぶ交通の結節点として重要な位置を占めています。

市内には福島大学などの教育機関があり教育環境に恵まれています。また、福島県立医科大学 や総合病院などがあり医療機能も充実しています。

本市は、県都として県内の政治・経済・教育・文化を牽引し、農業・工業・商業・観光などの 産業がバランスよく発展した都市です。

(4)

第2節

市民の健康動向

2章 福 島 市 の 現 状

1

人口動態

(1)総人口と年齢構成別人口の推移

本市の人口は29万人で推移しています。平成29年10月1日現在の0~14歳までの年少人口 は 11.5%、15 ~ 64 歳 の 生 産 年 齢 人 口 は 59.2% と 減 少 傾 向 に あ り、65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は 29.3%と高く、増加傾向にあります。

(図表1)人口動態

~平成12年以降、29万人台の人口で推移しています~

(図表2)年齢階級別人口割合の推移

~年少人口、生産年齢人口の割合が減少、高齢者人口の割合は増加~

資料:総務省統計局(国勢調査)、平成29年のみ「福島県の推計人口」平成29年10月1日現在 福島県企画調整部統計課

資料:総務省統計局(国勢調査) 区 分

1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 平成29年

総 人 口

人 人 人 人 人 人 人 人

270,762 277,528 285,754 291,121 290,869 292,590 294,247 291,013

年 少 人 口

(22.2) (19.4) (17.7) (17.3) (14.7) (13.6) (11.9) (11.5) 60,051 53,704 50,510 50,481 42,688 39,736 34,412 32,972

生 産 年 齢 人 口

(67.6) (68.1) (67.2) (65.9) (64.7) (61.7) (60.4) (59.2) 183,142 188,874 192,165 191,820 188,241 180,618 175,079 169,595

老 年 人 口

(10.2) (12.3) (15.1) (17.9) (20.6) (23.5) (27.7) (29.3) 27,566 34,074 43,256 52,071 59,911 68,621 80,252 83,942

後期高齢者

(3.8) (4.7) (5.5) (6.9) (9.6) (12.0) (13.9) (14.8) 10,268 13,146 15,774 20,034 27,986 35,013 40,357 42,525

年 少 人 口

32.8 28.4 26.3 26.3 22.7 22.0 19.7 19.4

老 年 人 口

15.0 18.0 22.5 27.2 31.8 38.0 45.8 49.5

従 属 人 口 指 数

(5)

(2)平均寿命と健康寿命

本市の男性の 平均寿 命は80.3 歳で県・国と比べ長く、65 歳の健康寿命を指す「お達者度」 は 17.39 年 で 国 よ り や や 短 く 県 よ り 長 く な っ て い ま す。女 性 の 平 均 寿 命 は 86.1 歳、「お 達 者 度」は20.47年で、どちらも国より短く県より長い状況です。健康な期間が65歳時の平均余命 に占める割合は男性は全国よりやや短く県と同じ、女性は国、県よりも長い状況です。

(図表4)主要死因別死亡数の割合

(平成27年)

~悪性新生物・心疾患・脳血管疾患で半数以上を占めています~

(図表3)平均寿命と健康寿命

~65歳健康寿命は男性17.39歳、女性20.47歳~

(3)主要死因別死亡数

平成27年の死因のうち、悪性新生物で死亡する人の割合は26.2%、心疾患が18.0%、脳血 管疾患が10.1%で、3疾患で54.3%を占めています。

資料:厚生労働省 人口動態調査の調査票情報

男 性 女 性

福島市 福島県 全国 福島市 福島県 全国 平均寿命(歳) 80.30 78.84 79.59 86.10 86.05 86.35 65歳平均余命(年)

19.06 18.65 19.08 23.86 23.79 23.97 「お達者度」(年) 17.39 17.01 17.45 20.47 20.35 20.55 介護を要する期間(年) 1.67 1.65 1.64 3.39 3.44 3.42

健康な期間が 65歳時の平均余命に

占める割合(%)

91.2 91.2 91.4 85.8 85.5 85.7

資料:平均寿命

・福島市(厚生労働省「平成22年市区町村別生命表」) ・福島県、全国(厚生労働省「平成22年都道府県別生命表」)

65歳平均余命、お達者度、介護を要する期間、健康な期間が65歳時の平均余命に占める割合 ・平成25年 福島県市町村別「お達者度」

(6)

(4)年代別死因順位

年 代 別 の 死 因 順 位 を み る と、0 ~ 5 歳 で は「染 色 体 異 常」、6 ~ 19 歳 で は「先 天 奇 形」

「自 殺」「そ の 他 の 外 因」、20 ~ 39 歳 で は「自 殺」、40 ~ 64 歳 と 65 歳 以 上 で は「悪 性 新

生物」がそれぞれ第1位となっています。

年代 第1位 第2位 第3位 第4位 第5位

乳幼児期 0~5歳

染色体異常 (40.0%)

その他 (60.0%)

― ― ―

学童思春期 6~19歳

先天奇形 自殺 その他の外因

(各33.3%)

― ― ― ―

青年期 20~39歳

自殺 (35.7%)

心疾患 (10.7%)

不慮の事故 交通事故

(7.1%)

悪性新生物 くも膜下出血 肝臓疾患

(各3.6%)

壮年期 40~64歳

悪性新生物 (40.5%)

心疾患 (23.4%)

脳血管疾患 (6.2%)

自殺 (5.8%)

不慮の事故 (3.3%)

高齢期 65歳以上

悪性新生物 (25.1%)

心疾患 (17.6%)

脳血管疾患 (10.5%)

肺炎 (8.3%)

老衰 (8.1%)

悪性新生物 (26.2%)

心疾患 (18.0%)

脳血管疾患 (10.1%)

肺炎 (7.6%)

老衰 (7.3%)

(図表5)年代別死亡順位(平成27年)

~壮年期、高齢期では悪性新生物が1位~

(7)

(5)部位別がん死亡率

部 位 別が ん死 亡率 では 男 性、女 性と も第1 位は「気管 支・肺 が ん」で、男 性の 第2 位 は「胃 が ん」、女 性 は「結 腸 が ん」、男 性 の 第 3 位 は「結 腸 が ん」、女 性 は「胃 が ん」と な っ て い ま す。

こ の 5 年 で は、男 性 は「胃 が ん」「結 腸 が ん」が 増 加 し、「膵 が ん」「結 腸 お よ び 直 腸 が ん」「肝及び肝内胆管がん」などが減少しています。女性は「気管支・肺がん」「子宮がん」 「白血病」が増加し、「結腸および直腸がん」「肝および肝内胆管がん」などが減少していま す。

(図表6)部位別がん死亡率(平成27年

人口10万対)

~男女とも「気管支・肺がん」が第1位~

【男性】

【女性】

(8)

(6)自殺死亡率

自殺

死亡率は国、県よりも低い状況にあります。平成17年以降、減少する傾向にありま すが、平成25年以降はほぼ横ばい状態です。

(図表7)自殺死亡率の推移(国・県・市

人口10万対)

~国・県同様減少傾向だが、平成25年以降横ばい~

(9)

(7)標準化死亡比(SMR)

年齢構成の異なる地域間の死亡状況を比較するために用いられる標準化死亡比(SMR)によ ると、本市の急性心筋梗塞の標準化死亡比は男性 2.37、女性 2.04で県北や全国平均より高い状況 です。脳梗塞も、男性 1.23、女性 1.28と県北や国より高い状況にあります。

標準化死亡比:年齢構成の異なる地域間の死亡状況を比較するために所定の計算式により算出したもの。全国平均を1として おり、1より大きい場合は全国平均より死亡率が高く、1より小さい場合は死亡率が低い。

資料:福島県県北保健福祉事務所 県北地域診断シート(平成23年~27年 平成28年度作成版)

【男性】

【女性】

(図表8)標準化死亡比(SMR)

(10)

乳幼児期の状況

(1)出生数・出生率

本市の出生数は2,000人程度で推移していま す。出生率は国に比べ低い状況ですが東日本

大震災以降は回復傾向にあります。

(図表9)出生数

~出生数は約2,000人~

(2)合計特殊出生率

本市の合計特殊出生率は1.4程度で推移しています。県に比べ低い状況ですが、ゆるやかに

上がってきています。

(図表11)合計特殊出生率

~国同様1.4台で推移~

平成17年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

市 出生数 2,531人 2,402人 2,151人 1,941人 2,203人 2,186人 2,213人

(図表10)出生率(人口千対)

~東日本大震災以降、回復傾向~

資料:福島県保健福祉部 保健統計の概況

(11)

(3)乳幼児健康診査実施状況

当市では母子保健法に基づき、4か月児・10 か月児・1歳6か月児・3歳6か月児健康

診査を実施しています。すべての健康診査で90%以上の受診率となっています。集団健康

診査の未受診者に対しては、ハガキによる受診勧奨をし、その後も未受診の場合は家庭訪

問を行い、全数の状況把握を行っています。

(図表12)乳幼児健康診査概況

~90%以上の受診率~

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

4か月児健診 96.3% 98.9% 98.8% 97.6% 97.8% 98.4%

10か月児健診 90.5% 91.0% 89.3% 89.8% 91.0% 92.3%

1歳6か月児健診 96.8% 98.2% 96.8% 97.6% 97.7% 98.3%

3歳6か月児健診 94.9% 96.3% 96.5% 97.6% 97.1% 97.0%

(12)

(4)むし歯の状況

1 歳 6 か 月 児 も、3 歳6 か 月 児 も 経 年 的 に 見る と、む し 歯 有 病 率 は減 少 は し て い る も の

の、国と比べ ると、3歳 6か月児 のむし 歯有病 率は、かな り高い 状況 にありま す。むし 歯

有病率は、平成28年度の1歳6か月児健診のむし歯有病率は0.90%ですが、3歳6か月児健

診では25.3%と、1歳6か月児よりも大幅に増加しています。

朝7時前に起きる子どもの割合は、1歳6か月児、3歳6か月児ともに以前より増加し

ています。しかし、21時前に寝る子どもの割合は、1歳6か月児では増加していますが、

3歳6か月児では減少しています。

資料:福島市乳幼児健康診査

(図表13)乳幼児健康診査におけるむし歯の状況

~3歳6か月児はむし歯が多い~

(5)生活習慣

①生活リズム

(図表14)7時前に起きる子どもの割合

~1歳6か月児 、3歳6か月児 ともに増加~

(図表15)21時前に寝る子どもの割合

~3歳6か月児は減少~

資料:国立保健医療科学院、福島県保健統計の概況、1歳6か月児及び3歳6か月児歯科健康診査

表の「-」は未発表につきデータが得られないもの

資料:福島市乳幼児健康診査

区 分 17年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度

一人平均むし歯本数(本) 0.11 0.07 0.03 0.04 0.07 0.03 0.02

むし歯有病率 (%) 3.7 2.9 1.3 1.2 1.3 0.95 0.90

一人平均むし歯本数(本) 0.13 0.09 0.09 0.07 0.07 0.07 -

むし歯有病率 (%) 4.31 3.02 3.04 2.49 2.22 2.07 -

一人平均むし歯本数(本) 0.09 0.06 0.06 0.05 0.05 ー -

むし歯有病率 (%) 3.07 2.17 2.08 1.9 1.8 ー -

一人平均むし歯本数(本) 1.8 1.4 1.2 1.1 0.96 0.89 0.98

むし歯有病率 (%) 39.9 31.9 30.5 27.4 26.53 24.1 25.3

一人平均むし歯本数(本) 1.97 1.29 1.26 1.14 1.08 0.99 -

むし歯有病率 (%) 41.1 30.47 30.12 27.4 25.73 24.8 -

一人平均むし歯本数(本) 1.14 0.74 0.68 0.63 0.62 ー -

(13)

②食生活

ほとんど毎日甘い物を食べる習慣がある子どもの割合は1歳6か月児では減少していま

すが、1歳6か月児では横ばいです。ほとんど毎日甘味飲料を飲む習慣がある子どもの割

合は、平成17 年度から平成23年度は大きく減少しましたが、平成28年度はゆるやかな減

少にとどまりました。

資料:福島市乳幼児健康診査

(図表16) ほとんど毎日甘い物を食べる習慣のある子どもの割合

~1歳6か月児は減少、3歳6か月児は横ばい~

(図表17)ほとんど毎日甘い飲み物を飲む習慣のある子どもの割合

~平成23年度から平成28年度は1歳6か月児はゆるやかな減少~

(14)

学童思春期の状況

(1)肥満傾向

学校保健統計調査によると、本市の肥満傾向児の出現率は県より低い傾向、国より高い傾

向にあります。

(図表18)肥満傾向児の出現率

~国よりも高い傾向~

資料:学校保健統計調査(平成28年度)

*市:全数集計(n=20,424) 県:抽出集計(n=9,723) 国:抽出集計(n=496,320)

(2)むし歯被患率

学校保健統計調査によると、本市のむし歯被患率は県とほぼ同じ傾向、国より高い傾向

にあります。

資料:学校保健統計調査(平成28年度)

*市:全数集計(n=20,228) 県:抽出集計(n=38,568) 国:抽出集計(n=2,224,493)

(15)

(3)生活習慣

①栄養・食生活

「ほとんど毎日3食、食べる」「朝食を毎日食べる」児童・生徒の割合は、ともに、学年が上

がるごとに低くなっており、高校生が最も低い状況です。

「甘い物をほとんど毎日食べる」児童・生徒の割合は、小学生・中学生・高校生のすべて

で以前より増加しています。

(図表20)ほとんど毎日3食、食べる児童・生徒の割合

(図表21)朝食をほとんど毎日食べる児童・生徒の割合

~高校生が最も低いが、平成23年度よりわずかに増加~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(「福島市民の健康と生活習慣調査」についてはp112~を参照)

資料:福島市民の健康と生活習慣調査 0

0

(16)

(図表22)甘い物(あめ、チョコレート、アイスなど)をほとんど毎日食べる児童・生徒の割合

~小学生・中学生・高校生いずれも平成23年度より増加~

(図表23)甘味飲料(ジュース、スポーツ飲料、乳酸飲料、缶コーヒーなど)を

ほとんど毎日飲む児童・生徒の割合

~小学生・中学生・高校生いずれも平成23年度より増加~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(17)

(図表24)体育の授業以外で、運動をしている児童・生徒の割合

~平成23年度より回復する傾向~

②身体活動・運動

平成23年度に原子力災害の影響で減少したと考えられる、体育の授業以外で運動している児

童・生徒の割合は、回復する傾向にあります。

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

③ストレス

ストレスを「とても感じている」「多少感じている」生徒は学年が上がるほど増えていま

す。「とても感じている」と答えた割合は平成17年度、23年度から減少しています。

(18)

(図表26)喫煙経験のある児童・生徒の割合

~経年的には減少~

(図表27)飲酒経験のある児童・生徒の割合

~経年的には減少~

④喫煙

喫煙経験のある児童 生徒の割合は、学年が上がるほど減少傾向に ありますが、まだ0%

ではありません。

⑤飲酒

飲酒経験のある児童生徒の割合は減少傾向にありますが、まだ0%ではありません。

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

※平成17年度、23年度は「吸ったことがある」「時々吸う」「よく吸う」と答えた者を合算した割合。

平成28年度は「吸ったことがある」と答えた者の割合。

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

※平成17年度、23年度は「飲んだことがある」「時々飲む」「よく飲む」と答えた者を合算した割合。

(19)

青年期・壮年期の状況

(1)肥満

20 歳 代 で10.9%、30 歳 代 で 21.9%、40 歳 代 で 28.0%、50 歳 代 で 29.1%、60 ~ 64 歳 で 28.5%(男女計)が肥満(BMI25以上)で、その割合は30歳代から50歳代にかけて増加して おり、特に男性の増加が目立ちます。

壮年期のメタボリックシンドローム

※1

該当者・予備群の割合は28.1%で、県より低く、国

より高い状況です。

(図表28)肥満の人の割合(BMI25以上)

~50歳代の男性の約3人に1人は肥満傾向~

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査

(図表29)メタボリックシンドロームの該当者・予備群の割合~国より高い状況~

資料:市:福島市国保年金課 平成27年度国保特定健診実施報告

県・国:厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導・メタボリックシンドロームの

状況(都道府県別一覧)」より平成27年度市町村国保のデータを集計

資料:福島市国保年金課 平成28年度特定健康診査

青年期 壮年期

(%) (歳)

BMI(体格指数):体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出する。成人の肥満度を判定する。 【基準値】18.5~24.9がふつう、18.4以下がやせ、25.0以上が肥満

※1メタボリックシンドローム:

(20)

(2)栄養・食生活

1日3食食べる人の割合は、年齢が上がるほど増加しています。野菜を毎日食べる人の割 合も青年期、壮年期ともに増加しました。また、甘い物をほとんど毎日食べている人の割合 も青年期、壮年期ともに増加しています。

(図表30)一日3食食べる人の割合

~年齢が上がるほど高い傾向~

(図表31)ほとんど毎日緑黄色野菜を食べる人の割合

~緑黄色野菜を食べる人は増加~

(%)

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査

(%) 0

(21)

(図表32)甘い物をほとんど毎日食べる人の割合

~青年期・壮年期ともに増加~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(22)

(3)運動習慣

運動習慣のある人の割合は青年期、壮年期ともに増加しており、特にほとんど毎日運動す る人は平成23年度より青年期、壮年期ともに増加しています。

(図表33)週に2回以上運動する人の割合

~運動習慣のある人は増加~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(4)ストレス

ストレスを感じている人の割合は、年々増加し、特に青年期の割合が高い状況にあります。

(図表34)ストレスをとても感じている人の割合

~ストレスを感じている人は増加~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査 (%)

(23)

(5)喫煙

20歳以上の市民の

たばこを吸う人の割合は、国や県に比べ低い状況にあります。また、 現在たばこを吸っている人のうち、62.7%の人が「たばこをやめたい」と思っています。

(図表35)たばこを吸う人の割合

~男女とも国や県より低い状況です~

(図表36)禁煙の意思

~たばこを吸っている人のうち、約6割の人が「禁煙したい」~

資料:市:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査(年齢20歳以上)

県:平成28年国民生活基礎調査(年齢20歳以上)

国:平成28年国民健康・栄養調査(年齢20歳以上)

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査 注)20~84歳の現在喫煙している者で集計

(24)

(6)飲酒

お酒をほとんど毎日飲む人の割合は、青年期・壮年期ともに減少傾向にあります。

ほ と ん ど 毎 日 飲 む 人 の う ち、適 正 飲 酒 を 超 え る 1 合 以 上 を 飲 ん で い る 人 の 割 合 は、青 年 期 で 73.0%、壮年期で76.2%でした。

(図表37)ほとんど毎日、お酒を飲む人の割合

~ほとんど毎日、お酒を飲む人は減少しています~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査)

(図表38)ほとんど毎日、お酒を飲む人の一日平均飲酒量

~ほとんど毎日飲む人のうち、7割以上が毎日1合以上飲酒~

(%)

(25)

(7)歯の健康

一日3回以上歯みがきをする人は、平成23年度に増加しましたが、平成28 年度では青年 期・壮年期ともに減少し、約3割となっています。

(図表39)一日3回以上歯みがきをする人の割合

~一日3回以上歯みがきをする人は減りました~

資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(8)がん

がん検診受診率は、「肺がん」「大腸がん」「乳がん」はわずかに上昇しています。「胃がん」 「子宮頸がん」と「前立腺がん」は横ばいで経過しています。

精検受診率は「胃がん」「乳がん」「子宮頸がん」は平成27年度の結果では90%を超えています が、「大腸がん」の精検受診率は低い状況が続いています。

(図表40)がん検診受診率

~肺がん・大腸がん・乳がんの受診率はわずかに上昇しています~

資料:福島市市民検診

胃・大腸・肺がん検診は40歳~/子宮頸がん検診は20歳~/前立腺がん検診は55~74歳で算出 (%)

0

0

(%)

(26)

(図表41)がん検診精検受診率

~胃がん・乳がん・子宮頸がんの精検受診率は90%を超えています~

資料:福島市市民検診

(%)

0

~ ~

(27)

高齢期の状況

(1)高齢化率の推移

本市の高齢化率は全国平均より若干高く、県より低い状況で推移しています。本市でも全国

同様、高齢化が急速に進んでいます。

(図表42)高齢化率の推移~4人に1人が高齢者~

(2)要介護(要支援)認定者数の状況

要介護認定者数は年々増加し、高齢者人口に対する要介護(要支援を含む)認定者数率も増加す

る傾向にあります。

(図表43)要介護認定者数の推移~高齢者の約5人に1人が要介護認定を受けています~

資料:福島市市民課 住民基本台帳(各年10月1日現在)

区分/年度 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年

第1号被保険者数(65歳以上)①(人) 70,212 72,711 74,806 76,771 78,646

要介護認定者数②(人) 13,425 14,322 15,306 15,705 15,960

要支援1 1,817 1,978 1,986 1,954 1,881

要支援2 1,823 1,941 2,213 2,185 2,162

要介護1 2,383 2,703 3,120 3,211 3,288

要介護2 2,553 2,675 2,761 2,875 2,962

要介護3 1,739 1,831 1,934 2,054 2,149

要介護4 1,632 1,677 1,686 1,759 1,896

要介護5 1,478 1,517 1,606 1,667 1,622

要介護認定者率(②/①)% 19.1% 19.7% 20.5% 20.5% 20.3%

0

資料:福島市長寿福祉課 (各年10月1日現在)

(28)

(3)寝たきり高齢者の状況

平成28年度高齢者調査結果によると寝たきり高齢者は922人でした。その原因の第1位は脳血

管疾患です。

(図表44)寝たきり高齢者の原因

~男女ともに脳血管疾患が一番多く、男性は4割、女性は3割を占めてます~

(29)

(4)栄養

高齢者の 低栄養の 基準 とされる BMI 20 以下 の割合は 18.2% で、平成 23 年度よ りわず か

に減少しました。

(図表45)低栄養(BMI20以下)の高齢者の割合(65~84歳)

~低栄養高齢者は18.2%~

(図表46)80~84歳で20本以上自分の歯がある人の割合

~男女ともに増加しています~

(5)歯の健康

食品の咀嚼が容易であるとされている残存歯数が20 本以上ある80~84 歳の割合は、男性

40.7%、女性37.5%で平成23年度より増加しています。

資料:福島市民の健康と生活調査

(30)

(6)社会参加

何らかの地域活動に参加している人の割合は、年代が上がるごとに増加しています。65~

84歳の高齢者が一番高く38.3%となっています。

(図表47)地域活動に参加している人の割合

~高齢者の約4割は地域活動に参加しています~

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査

(31)

医療の状況

(1)医療機関の状況

本市の医療機関施設数は、平成17年度より病院数は減少し、一般診療所・歯科診療所は増 加 し て い ま す。病 床 数 で は、病 院 で 383 床、一 般 診 療 所 で 321 床 の 減 少 が 見 ら れ ま す。今 後、地域医療構想に基づく機能分化と病床削減が進められます。

(図表48)医療施設数・病床数の推移

~病院数・病床数は減少、一般診療所・歯科診療所施設数は増加しています~

(図表49)国民健康保険医療費の推移

~1人当たりの医療費は年々増えています~ 資料:福島県県北保健福祉事務所業務概要

資料:「福島市の国保」より

(2)国民健康保険医療費の状況

本市の平成28年度の国民健康保険加入者の医療費は203.7億円となっています。1人当た り医療費は322,711円で年々増加しています。

内訳をみると、生活習慣病(がん、高血圧症、糖尿病など)に対する医療費は、医療費全 体の38.4%を占めています。

年度

施設数 病床数

病院 一般診療所 歯科診療所 病院 一般診療所

17 24 260 132 4734 638

20 21 278 139 4444 461

23 21 279 145 4436 455

26 21 274 146 4413 415

27 21 268 142 4413 352

(32)

(図表50)主な生活習慣病に対する医療費の割合(平成28年度)

~生活習慣病にかかった医療費は全体の4割弱~

(33)

放射線健康管理の状況

(1)市内の空間線量率の推移

原 子 力 災 害 に よ り 放 出 さ れ た 放 射 性 物 質 は、本 市 で は 特 に 平 成 23 年 3 月 15 日 夜 半 の 雨 に

よって地表に落下し、土壌等を広く汚染したとみられます。

※1

その後の計画的な除染等を経て、市内の空間線量率は減少し、平成29年3月測定の市内各 地区の平均空間線量率は0.21マイクロシーベルト/時で、「福島市ふるさと除染実施計画< 第2版再改訂>」の将来目標にあげられている、空間線量率0.23マイクロシーベルト/時を下

回 っ て い ま す 。

※2

こ の 数 値 を 平 成 23 年 6 月 測 定 時 と 比 較 す る と、84.2% の 減 少 と な っ て い ま

す。

※1 「福島市ふるさと除染実施計画<第2版再改訂>」p.1より

※2 〃 p.5より

資料:福島市 環境課 放射線モニタリングセンター

(図表51)市内各地区の空間線量率の推移

~平成23年6月から市内各地区平均でマイナス84.2%の減少~

地区

①平成23年6月測定

(マイクロシーベルト/時)

②平成29年3月測定

(マイクロシーベルト/時)

増減率(①-②間) (%)

中央 1.59 0.17 -89.30

渡利 2.23 0.29 -87.00

杉妻 1.17 0.13 -88.90

蓬莱 1.55 0.18 -88.40

清水 1.80 0.17 -90.60

東部 1.60 0.26 -83.80

大波 2.24 0.40 -82.10

北信 1.43 0.21 -85.30

吉井田 1.19 0.16 -86.60

西 0.63 0.13 -79.40

土湯温泉町 0.26 0.06 -76.90

信陵 1.63 0.23 -85.90

立子山 1.76 0.30 -83.00

飯坂 1.05 0.24 -77.10

茂庭 0.33 0.10 -69.70

松川 1.16 0.24 -79.30

信夫 0.91 0.17 -81.30

吾妻 1.15 0.17 -85.20

飯野 1.58 0.28 -82.30

(34)

(2)外部被ばく・内部被ばく検査

原 子 力 災 害 に よ る 放 射 能 汚 染 を 踏 ま え、平 成 23 年 12 月 に 福 島 市 健 康 管 理 実 施 計 画 を 策 定、外部被ばく・内部被ばくの検査を実施しています。

①個人線量計(ガラスバッジ)による外部被ばく検査

平成28年度3か月間測定した3,062人のうち、年間積算線量の推計値で1mSv未満は99.1% となっています。平成23年度から平成28年度までの結果については、福島市放射能対策ア ドバ イザーや市医 師会の医 師等で構成さ れた「福島市健 康管理検討委員 会から、『将 来、 放射線によるがんの増加などの可能性は少ない』と判断される」との見解を得ています。

資料:放射線健康管理課

※平成23年度は妊婦も含む。

(図表52)中学生以下の3か月間追加被ばく線量平均値年次推移

~平成23年度以降、減少を続けています~

②ホールボディカウンタによる内部被ばく検査

平成29年3月末現在、受検者全員(延べ153,328人)の預託実効線量

※3

は1mSv未満となっ

て い ま す。平 成 23 年 度 か ら こ れ ま で の 結 果 に つ い て は、福 島 市 健 康 管 理 検 討 委 員 会 よ り 「健康に影響を与えるような数値ではない」との見解を得ています。

※3 預託実効線量:成人では50年間、こどもでは70歳までに体内から受ける内部被ばく線量

(35)

(3)東日本大震災後の生活習慣の変化

東日本大震災後の市民の生活習慣の変化を、平成23年度と平成28年度を比べてみると、 健 康 の 3 本 柱 で あ る「栄 養」「運 動」「休 養」の 全 て に お い て、「東 日 本 大 震 災 前」と 比 べ て「現 在」が 良 く なっ た(「か なり 良 く なっ た」「多 少良 く な った」)と 答 えた 人 の 割 合が増加しています。

(図表53)「東日本大震災前」と「現在」を比べ、生活習慣が良くなった人の割合

~震災後5年を経て、生活習慣が良くなっている方が増加しています~

【栄養・運動・休養の生活習慣で

「かなり良くなった」「多少良くなった」と答えた人の割合(18~84歳)】

【飲酒・喫煙の生活習慣を「やめた」「減った」と答えた人の割合(18~84歳)】

資料:福島市民の健康と生活習慣調査 資料:福島市民の健康と生活習慣調査

(%)

(36)

(4)健康への放射線の影響の不安

健 康 へ の 放 射 線 の 影 響 の 不 安 を、原 子 力 災 害 が 起 き た 直 後 と 平 成 28 年 度 で 比 べ る と、 「た く さん」「非 常 に」不 安 を 感じ てい た 人の割 合 は 減り、「全 くない」と 答え る 人の 割 合 は 増 加 し て い ま す。特 に 中 学・高 校 生 は 約 半 数 が 不 安 は「全 く な い」と 答 え て い ま す が、18~84歳では半数以上が「いくらか」以上の不安を感じています。

(図表54)健康への放射線の影響について不安を感じている割合

(原子力災害直後と平成28年度の比較)

~強く不安を感じていた割合は原子力災害後5年を経て減少していますが、

18歳以上の市民は、現在も半数以上の人が何らかの不安を感じています~

資料:平成28年度福島市民の健康と生活習慣調査

(5)放射線に関する知りたいこと

中 学 生・高 校 生 で は「放 射 線 に つ い て 知 り た い こ と が あ る」と 答 え た 人 の 割 合 は 25.5% で、「ない」という人は73.3%でした。

(図表55)放射線に関する知りたいことの有無

~知りたいことがある中高生は25.5%~

参照

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