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第2次21世紀矢板市総合計画 基本構想

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第2次21世紀矢板市総合計画

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第2次21世紀矢板市総合計画 基本構想

第1章 矢板市の現状と将来展望 1

第1節 矢板市の特性 1

1 豊かな自然があるまち 1

2 市民力が盛んなまち 1 3 教育に力を入れるまち 1 4 産業が盛んなまち 2 5 交通機能が充実したまち 2

第2節 現状と将来の展望 3

1 市民協働の推進 3

2 少子高齢化への対応 3 3 環境保全に対する一層の取組 3 4 産業構造変化への対応 4 5 安全な都市空間整備の推進 4 第2章 人口フレーム 5 1 定住人口 5 2 交流人口 5 第3章 矢板市の将来像 6 第1節 めざす矢板市の姿 6 第2節 まちづくりの基本方針 7 1 人をつくる 7

2 環境を創る 7 3 暮らしを造る 7 第3節 まちづくりの基本姿勢 8 1 行財政改革を推進します 8 2 市民と行政が一体となって進めます 8 3 開かれた行政経営を行います 8 4 国、県、近隣市町との連携を強化します 8

第4節 まちづくりの重点項目 8 1 教育を大切にする矢板市 8 2 安心して暮らせる矢板市 9 3 自立する矢板市 9

第4章 将来都市構造 10 第1節 整備方針 10 第2節 将来都市構造 11

1 土地利用 11 2 都市機能拠点 12

(3)

第2 次 2 1 世紀 矢 板 市 総合 計 画 [基 本 構 想 ]の 策 定 に つい て

は じめ に

矢 板 市 は 、 昭 和 3 3 年 1 1 月 1 日 、 全 国 5 3 0 番 目 、 栃 木 県 で 1 1 番 目 の 市 と し て 誕 生 し 、 平 成 2 0 年 に は 市 制 施 行 5 0 周 年 を 迎 え ま し た 。 美 し い 高 原 山 に い だ か れ 、 豊 か な 自 然 と 長 い 歴 史 ・ 文 化 を 大 切 に し な が ら 、 栃 木 県 北 部 の 拠 点 都 市 と し て 、 す べ て の 市 民 が い き い き と 暮 ら せ る ま ち づ く りに継続的に取り組んできました。

今 後 、 わ が 国 は 本 格 的 な 人 口 減 少 化 社 会 へ 転 換 し て い き ま す 。 少 子 ・ 超 高 齢 化 の 進 行 な ど を は じ め 、 ま ち づ く り に 対 す る あ ら た な 課 題 へ 的 確 に 対 応 し な が ら 、 市 勢 の 持 続 的 発 展 に よ り 、 未 来 に 夢 と 希 望 の も て る ま ち づ く り を め ざ す た め 、 そ の 指 針 で あ る 「 第 2 次 2 1 世 紀 総 合 計 画 」 を 策 定 し て います。計画の構成は下記のとおり3部で構成します。

計 画の 構成

○ [基本構 想]

市政を総合的・計画的に運営するための基本となるもので、目指すまちづくりの将来像と方向 性を明らかにします。

計画期間は、平成23年度∼平成32年度までの10年間とします。

○ [基本計 画]

「 基 本 構 想 」 に 掲 げ る ま ち づ く り の 将 来 像 を 実 現 す る た め 、 計 画 期 間 内 に 取 り 組 む 施 策 の 体 系 と基本的な内容を明らかにします。

計 画 期 間 は 、 前 期 計 画 を 平 成 2 7 年 度 ま で の 5 ヶ 年 間 と し ま す 。 な お 、 社 会 情 勢 の 変 化 な ど が生じた際は、計画期間内においても必要に応じて見直しを行います。

○ [実 施計画 ]

「 基 本 計 画 」 で 定 め る 施 策 の 体 系 と 基 本 的 な 内 容 に 基 づ き 、 取 り 組 む 事 業 の 具 体 的 な 内 容 を 定 めます。なお、毎年度更新することから、本書と別構成といたします。

計画期間は平成27年度までの5ヶ年間とし、毎年度策定(更新)を行います。

策 定経 緯の概 要

「市民アンケート調査( 平成 21 年 8 月実施:18 歳以上の市民 3, 000 人対象) 」による市政に対する 市民の要望調査、公募市民等を中心とした「策定検討委員会(平成 21 年 10 月設置、平成 22 年 9 月 現在 12 回開催)」によるまちづくりに関する検討、市内関係団体の代表者等で組織する「総合計画 策定懇談会」からの意見聴取、パブリックコメント(平成 22 年 6 月実施)などを経て、平成22 年 9 月 2 4 日 に 「 基 本 構 想 」 を 策 定 い た し ま し た 。 こ の 「 基 本 構 想 」 に 基 づ き 、 平 成 2 3 年 3 月 を 目 標に「基本計画」及び「実施計画」を策定していきます。

[ 基本 構想] の構 成

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[第1章 計画策定にあたって] 趣旨・構成・目標年次など [第2章 矢板市の概要] 位置・地勢・気象など

[第3章 市民の意識調査] 平成21年度実施結果

 *今回策定したのは、この「基本構想」の部分です。

 [第1節 矢板市の特性 ](P 1∼) [第2節 現状と将来の展望] (P 3∼)

①豊かな自然があるまち ①市民協働の推進

②市民力が盛んなまち ② 少子高齢化への対応

③教育に力を入れるまち ③ 環境保全に対する一層の取組

④産業が盛んなまち ④ 産業構造変化への対応

⑤交通機能が充実したまち ⑤ 安全な都市空間整備の推進

H27 H32

① [定住人口] 37,000人 38,500人

② [交流人口]

第1節 [めざす矢板市の姿] (P 6)

[将来像]

『「人」 いきいき 「水・風・緑」きらきら 「暮らし」のびのび つつじの郷・やいた』   (現計画 : 人・郷土・産業が調和した つつじの郷・やいた) 

第3節 [まちづくりの基本姿勢] (P 8)

第2節

 ①行財政改革を推進します ①「人」[すべての市民がいきいきと輝くまちづくり] 個

 いつまでも健康でいきいきしているまちづくり 別

 ②市民と行政が一体となって進めます  一人ひとりの笑顔が輝くまちづくり 施

②「環境」[「水と空気と大地」がきらめくまちづくり] 策

 ③開かれた行政経営を行います  豊かな自然を大切にするまちづくり

③「暮らし」[安心・安全で活力に満ちたまちづくり]

 ④国・県・近隣市町との連携を強化します  安心・安全で快適に暮らせるまちづくり

 活力と活気にあふれるまちづくり

第4節 [まちづくりの重点項目] (P 8∼)

第1節

①[教育を大切にする矢板市]

  市民力の向上 重

  教育重視のまちづくり 点

②[安心して暮らせる矢板市] 事

  子育て、医療環境の充実と高齢者の生きがいづくり 業

③[自立する矢板市]

  公共交通機能の拡充による市勢発展

  矢板の特性を活かした産業の活性化

第1節 整備方針 第2節 将来都市構造

○新市街地ゾーンの整備推進  ①土地利用

  片岡駅周辺整備、新市街地民間開発誘導  ②都市機能拠点

○公共施設の機能拡充  ③都市軸

  都市間交流軸(道路。鉄道)の強化 等

第2次21世紀矢板市総合計画 (構成案)

はじめに

[将来像]に向かって、まちづくりに取り組 む「基本的な姿勢(進め方)」を定める

 「将来像」実現に向けて、各政策分野の

「基本的な方針」を定める

第1部 基本構想

第1 章 矢板市の現状と将来展望

第2章 人口フレームの設定( P5 )

積極的な受入

第3章  矢板市の将来像

 矢板市は、美しい高原山にいだかれて、豊かな自然の恵みを、日々の暮らしに感じることのでき

る、すばらしいまちです。

 将来にわたりこの豊かな自然を大切にしながら、矢板のよさを活かして、未来に夢と希望がもてる

矢板市を築いていきます。

第2部 基本計画 第2節 [まちづくりの基本方針] (P 7)

第4章  将来都市構造( 土地利用計画) ( P1 0 ∼)

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第2次21世紀矢板市総合計画

第 1 部 基本構想

[第 1 章

矢 板 市 の 現 状 と 将 来 展 望 ]

[第1節 矢板市の特性]

矢板市のよいところ(特性)を見つめ直し、それらを活かしていきながらこれか

らのまちづくりを進めます。

①豊かな自然があるまち

矢板 市 を見 守る よ うに 雄大 に そび える 高 原山 。そ の 広大 な山 裾 は、 幾筋 も の清 流や 豊

かな 緑、 山 の幸 など 数 々の 動植 物 をは ぐく み 、春 の新 緑 やレ ンゲ ツ ツジ 、清 涼 感の ある

夏の 木陰 、 秋の 紅葉 、 そし て冬 の 雪景 色な ど 、四 季を 通 じて 様々 な 表情 を見 せ てく れま

す。 その ふ もと には 広 大な 田園 風 景が 広が り 、昔 なが ら の棚 田や リ ンゴ の果 樹 園が 点在

する など 、 市民 の暮 ら しの なか に 、豊 かな 自 然が とけ 込 み、 住む 人 に潤 いと 安 らぎ をあ

たえてくれるまちです。

②市民力が盛んなまち

矢板市は 、鎌倉時代 の領主塩谷 朝業が築い た川崎城( 現在は城跡 公園)をは じめ、木

幡神 社や 寺 山観 音寺 な ど、 歴史 的 文化 施設 が 数多 く現 存 する こと も あり 、こ れ らを 敬い

大切 にす る 心か ら、 様 々な 伝統 や 文化 が継 承 され てい ま す。 近年 は 、自 らの 手 でま ちづ

くり を考 え 実践 しよ う とす る意 識 から 、真 夏 の「 高原 山 トラ イア ス ロン 大会 」 や、 秋の

風物詩となった「花火大会」、そして冬の「駅前イルミネーション」などが市民の手によ

り開催されています。

ま た、 本 市の 将来 に つい て意 見 を交 わす 「 矢板 武塾 」 や、 市民 が 記者 とな り 地域 の良

いと ころ を 発見 ・発 掘 し、 発信 す る「 市民 力 かわ ら版 」 の発 行な ど 、市 民の 力 が発 揮さ

れているまちです。

③教育に力を入れるまち

市民活動 の活性化や 社会参加の 機会充実を 図るため、 生涯学習館 やシルバー 大学校北

校を 中心 と して 、そ の 周辺 の区 域 を「 生涯 学 習ゾ ーン 」 とし て、 ふ るさ と創 年 大学 やス

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2

設けて、人づくりに努めています。

小中 学 校に おい て は、 豊か な 心の 育成 や 学び の連 続 性な ど特 色 ある 教育 活 動の 充実 を

目指 して 、 家庭 、学 校 、地 域が 一 体と なっ て 取り 組ん で いま す。 特 に、 泉地 区 では 小中

一貫 教育 制 度に より 、 小中 の連 携 を深 めた 教 育活 動を 展 開し てい ま す。 また 、 市内 3高

等学 校で は 、各 校と も 独自 の教 育 活動 が行 わ れ、 平成 2 4年 度か ら 矢板 東高 等 学校 に中

高一貫教育校が設置されるなど、多様な教育の実現に力を入れているまちです。

④産業が盛んなまち

農 業に お いて は、 肥 沃な 大地 と 豊か な水 資 源を 利用 し た稲 作が 盛 んで す。 近 年は 、生

産性の維持向上を図るため、新規就農者の支援や集団営農化の推進に取り組んでいます。

また 、林 業 にお いて は 、木 材需 要 の変 革に 対 応す るた め 、加 工法 の 工夫 など に 力を 入れ

てい ます 。 両分 野と も 、多 様化 す る消 費者 ニ ーズ に合 わ せて 、特 色 ある 地域 ブ ラン ド商

品の 開発 や 東京 圏へ の PR など 販 路拡 大に 取 り組 む一 方 、都 市と の 交流 のた め の情 報発

信の 場と し て「 道の 駅 やい た」 を 活用 して い ます 。工 業 にお いて は 、矢 板工 業 団地 に国

内有数の大手電機企業が立地しています。市内には関連企業も数多くあり、「モノづくり

のま ち」 と して の牽 引 役に もな っ てい ます 。 また 、商 業 にお いて は 、矢 板駅 東 地区 や市

街地近郊において大型店舗の進出が見られるなど、各種産業が盛んなまちです。

⑤交通機能が充実したまち

本市は、東京圏から約100kmのところに位置し、東北自動車道や国道4号、JR東

北本 線な ど 本州 交通 網 の大 動脈 が 市内 を縦 貫 して いま す 。本 市周 辺 には 、日 光 国立 公園

や、 鬼怒 川 ・塩 原温 泉 、那 須高 原 など がす べ て車 で約 1 時間 程度 の とこ ろに 位 置し てい

ることから、行楽時には多数の人が本市を訪れています。

この 交 通機 能を さ らに 高め る ため 、国 道 4号 をは じ めと する 幹 線道 路の バ イパ ス整 備

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3

[第2節 現状と将来の展望]

矢板市を取り巻く国内外の社会環境について、現在の状況と将来を見通し、これ

か ら 必 要 と さ れ る 課 題 を 明 ら か に し て 、 そ れ ら に 対 応 す る ま ち づ く り を 行 い ま す 。

①市民協働の推進

行政 に求めら れ る社会的 ニ ーズが多 様 化・複雑 化 している 中 、国の地 方 分権改革 が進

められ てお り、市 民・ 企業・ 各種 団体等 との パート ナー シップに よ る行政分 野 の支援 が

重要と なり ます。 また 、国と 地方 の役割 を見 直し、 地域 のことは 地 域自らの 手 で行う た

めの制 度改 革が進 めら れてい ます 。これ まで にも、 市民 ボランテ ィ アや企業 の 社会貢 献

などの自発的な活動が行われていますが、今後さらに、市民、行政ともに「自主・自立」

そして「互助」に対する意識の変革が必要とされます。

②少子高齢化への対応

日本の総人口は、平成18年をピークに減少に転じ、本格的な人口減少時代となりま

した。出生率の低下により少子高齢化が進行し、高齢社会から超高齢社会へと移行して

います。これにより、行政の各施策において様々な影響が生じ、これまでの取組を改め

て見直し、対応していく必要があります。

本市においても、平成10年を境に人口が減少傾向となり、出生率も県平均値より下

回るなど、少子高齢化が進行していますが、核家族化が進むことにより、世帯数は増加

しています。高齢者の方々が、いつまでも元気に生きがいをもって暮らすことのできる

地域社会にしていくことや、地域の人々がいつでも明るく助け合いながら暮らせる社会

にすること、そして地域で若い世代が安心して子どもを産み育てることができる社会に

することが必要とされます。

③環境保全に対する一層の取組

地球規模で自然環境を守っていく取組が進められています。温室効果ガスの排出量抑

制対策を世界的な取組として進めるための協議の場が持たれるなど、循環型社会の構 築

が必要となっています。

本市は、雄大な高原山をはじめ緑豊かな大地や清流など、優れた自然環境を有してい

ます。平成21年12月には「環境都市」として、この豊かな自然と共生しながら、市

民・事業者・行政が一体となって、より一層の良好な環境の創造と保全に取り組むこと 、

そして、地球温暖化防止に向けた循環型のまちづくりを積極的に取り組むことを、広 く

宣言しました。将来に向け、あらゆる分野において、自然環境への配慮を基本理念とし

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4

④産業構造変化への対応

農林業においては、輸入品目の増加、従事者の高齢化や担い手の減少、耕作地や植林

地 の 荒 廃 な ど に よ り 生 産 力 の 低 下 が 進 む 一 方 、 消 費 者 の ニ ー ズ は 多 様 化 し 国 内 自 給 率 が

低下しています。工業においては、先進国間の経済競争に加え、新興国の台頭等により、

国 内 企 業 は 輸 出 産 業 を 中 心 に 厳 し い 状 況 が 続 き 、 企 業 の 海 外 転 出 や 国 内 工 場 の 集 約 に よ

る 空 洞 化 、 雇 用 形 態 の 不 安 定 化 な ど を 招 い て い ま す 。 商 業 に お い て は 、 大 型 店 間 の 低 価

格 競 争 に 加 え 、 特 に イ ン タ ー ネ ッ ト の 普 及 に よ る 宅 配 ・ 通 販 型 購 入 の 増 加 な ど に よ り 、

購買形態が大きく変化しています。

本 市 に お い て も 、 農 林 業 の 担 い 手 育 成 支 援 や 地 域 ブ ラ ン ド 創 設 に よ る 競 争 力 の 向 上 、

新 た な 企 業 の 誘 致 、 地 域 商 業 へ の 支 援 な ど に 取 り 組 ん で い ま す が 、 国 内 外 の 産 業 構 造 の

変 化 や 環 境 へ の 配 慮 な ど 新 た な 課 題 に 対 応 し な が ら 、 よ り 競 争 力 の 高 い 産 業 基 盤 を 確 立

することが必要とされます。

⑤安全な都市空間整備の推進

国 内 に お い て は 、 こ れ ま で の 大 型 建 設 事 業 を 中 心 と し た 社 会 基 盤 の 整 備 に よ り 、 道 路

網 や 住 宅 地 の 開 発 が 進 め ら れ て き ま し た 。 人 口 減 少 化 時 代 に 入 り 、 量 の み を 追 求 す る 時

代から、地震や風水害など安全面にも配慮した質の高い整備が必要となります。

本 市 で も 、 主 に 土 地 区 画 整 理 事 業 を 重 点 的 に 推 進 し て き た 結 果 、 特 に 市 街 地 の 一 部 で

は 基 盤 整 備 が 進 展 し ま し た が 、 市 民 生 活 の 利 便 性 向 上 と 健 全 な 市 勢 発 展 の た め に は 、 適

正 な 規 模 の 市 街 地 を 創 設 す る と と も に 、 都 市 内 や 地 域 間 交 流 の 手 段 で あ る 道 路 網 の 整 備

が 必 要 で す 。 ま た 、 市 民 生 活 の 安 全 確 保 の た め 、 特 に 公 共 施 設 の 災 害 対 策 を 強 化 す る 必

要 が あ り ま す 。 そ の た め 、 長 期 的 な 展 望 に 基 づ き 計 画 的 な 市 街 地 の 整 備 や 公 共 施 設 の 安

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5

[ 第 2 章

人 口 フ レ ー ム ]

10年後の矢板市がめざす将来像において、まちづくりの基本となる人口フレー

ムを次のように設定します。

①定住人口

本市では、積極的な定住基盤の整備促進により、新住宅地の確保や主要幹線道路の整

備が進んでいます。今後は、これら主要幹線道路周辺部の適切な市街化促進を図 る とと

もに、子育て環境の充実、就労場所の確保や都市との交流などによる人口の増加を図 り、

平成32年度の計画人口フレームを38, 500人に設定します。

H

22( 1. 1)

H27

H32

総 人 口

35, 848 人

37, 000 人

38, 500 人

13, 049 世帯

14, 500世帯

16, 400世帯

年少人口 4, 753 人 ( 13. 3%) 4, 5 88 人( 12. 4%) 4, 42 8人 ( 11. 5%) ( 0∼ 14 歳)

生 産年 齢 人口 23, 164 人 ( 64. 6%) 2 2, 86 6人 ( 61. 8%) 22 , 6 76 人( 58. 9%) ( 15∼ 64 歳 )

高齢人口 7, 931 人( 22. 1%) 9, 546 人( 25. 8%) 11, 39 6人 ( 29. 6%) ( 65 歳以上 )

②交流人口

本 市 は 、 東 京 圏 か ら 約 1 0 0 k m の と こ ろ に 位 置 し 、 東 北 自 動 車 道 を は じ め と す る 交

通 機 能 が 充 実 し て い ま す 。 市 内 に は 、 八 方 ヶ 原 や 県 民 の 森 な ど 自 然 豊 か な 憩 い の 場 所 が

多 数 あ り 、 ま た 、 多 く の 人 が 訪 れ る 日 光 国 立 公 園 や 那 須 高 原 な ど の 観 光 地 に も 近 く 、 恵

ま れ た 立 地 条 件 に あ り ま す 。 こ の 特 性 を 活 か し 、 本 市 の 情 報 発 信 を し て い く こ と に よ っ

て、より多くの人々が訪れ、にぎわいをもたらすことができます。「道の駅やいた」を拠

点として、これらの人々と積極的な交流を図りながら、市の活性化を図っていきます。

ま た 、 国 内 で は 、 団 塊 の 世 代 が 定 年 後 の 生 活 拠 点 を 首 都 圏 に 維 持 し つ つ 、 一 定 期 間 を

別 の と こ ろ で 暮 ら す 「 二 地 域 居 住 型 」 ス タ イ ル が 定 着 す る な ど 、 生 活 様 式 も 多 様 化 し て

います。本市では、これら交流型生活者の受け入れも図っていきます。

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[第 3 章

矢 板 市 の 将 来 像 ]

[第1節 めざす矢板市の姿]

矢 板 市 は 、 美 し い 高 原 山 に い だ か れ て 、 豊 か な 自 然 の 恵 み を 日 々 の 暮 ら し に 感 じ

ることのできる、すばらしいまちです。

将 来 に わ た り こ の 豊 か な 自 然 を 大 切 に し な が ら 、 矢 板 の よ さ を 活 か し て 、 未 来 に

夢と希望がもてる矢板市を築いていきます。

[矢板市の将来像]

「人」いきいき 「水・風・緑」きらきら 「暮らし」のびのび

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7

[第2節 まちづくりの基本方針]

「矢板市の将来像」

実現に向けて、

まちづくりの基本的な方針

(施策の基本方針)

を、

次のとおり定めます。

①「人をつ くる」

[ 「人」

いきいき ]

すべて の市民がい きいきと輝 くまちづく り

[ いつまで も健康でい きいきして いるまちづ くり(保健 医療、福祉 、子育て) ]

○ 市民同士が助け合いながら安心して、子どもを産み育てることができるまちを

めざします。

○ すべての市民が、いつまでも健康でいきいきと生活できるまちをめざします。

[ 一人ひとりの笑顔が 輝くまちづ くり(生涯 学習、学校 教育、文化 、スポーツ )]

○ 未来を担う子どもたちが、健やかでたくましく成長できるまちをめざします。

○ すべての市民がいつまでも、生きがいを持って社会に参加できるまちをめざします。

②「環境を 創る」

[ 「水・風・緑」

きらきら ]

「水と 空気と大地 」がきらめ くまちづく り

[豊かな自 然を大切に するまちづ くり(環境 保全、水資 源)]

○ 水や空気や緑豊かな大地を大切にして、省資源で循環型のまちをめざします。

③「暮らし を造る」

[ 「暮らし」

のびのび ]

安心・安全 で活力に満 ちたまちづ くり

[安心・安 全で快適に 暮らせるま ちづくり( 定住基盤の 整備)]

○ すべての市民が、安心・安全で快適にゆとりをもって暮らせるまちをめざします。

[活力と 活気にあふ れるまちづ くり(産業 振興)]

○ 自然環境と調和した循環型社会に向けた、産業が盛んなまちをめざします。

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[第3節 まちづくりの基本姿勢]

「矢板市の将来像」実現のため、まちづくりに取り組む基本的な姿勢(施策の進め

方)について、行財政改革を柱として、次のとおり定めます。

① 行財政改革を推進 します (行財政健 全化)

安 定 し た 市 政 を 運 営 す る た め 、 引 き 続 き 計 画 的 な 行 財 政 改 革 に 取 り 組 み 、 財 政 基 盤 の

強化を図ります。

② 市民と行政が一 体となって 進めます ( 市民協働)

ま ち づ く り は 市 民 が 自 ら 行 い 、 市 民 の 手 に よ り 切 り 拓 く こ と を 目 指 し 、 市 政 に 市 民 の

意 向 が 反 映 し や す い 組 織 、 し く み を 作 る と と も に 、 市 民 の 主 体 的 な ま ち づ く り へ の 取 組

や活動を支援します。

③ 開かれた行政経営 を行います (まちづくり過程 の公開)

市 民 に わ か り や す く ま ち づ く り を 進 め て い く た め 、 ま ち づ く り 過 程 の 説 明 や 情 報 の 公

開を積極的に行うとともに、成果重視の行政運営を行います。

④ 国、県、近隣市 町との連携 を強化しま す (広域連携、権 限移譲)

効 率 的 な 行 政 運 営 を 図 る た め 、 国 県 及 び 近 隣 市 町 等 と の 広 域 的 な 連 携 ・ 交 流 ・ 事 務 協

働 等 の 取 組 を 進 め る と と も に 、 矢 板 ら し い ま ち づ く り を 進 め る た め 、 権 限 の 移 譲 を 積 極

的に受け入れます。

[第4節 まちづくりの重点項目]

「矢板市の将来像」実現に向けて、特に重点的に取り組む項目を次のとおり定めま

す。

① 教育を大切にする矢板市

[市民力の 向上]

地方分権の進展とともに、地域が主体性を持って自らの創意工夫と責任によりまちづ

くりを行う時代となりました。施策の計画立案から実践まで、市民が主体的に取り組む

ことのできるしくみや体制づくりを整えていきます。さらに、市民がまちづくりのため

の様々な知識や手法を習得したり、市民同士でまちづくりについての意見交換ができる

(13)

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[教育重視 のまちづく り]

活力ある矢板市をつくり維持していくためには、次世代を担う人づくりが不可欠です。

子 ど も た ち の 生 き る 力 を は ぐ く む た め に 、 一 人 ひ と り の 持 つ 能 力 や 個 性 を 最 大 限 に 伸ば

す と と も に 、 自 ら 考 え 行 動 で き る 力 を 身 に つ け る 教 育 の 充 実 に 努 め ま す 。 ま た 、 ふ るさ

と に 対 す る 誇 り や 愛 着 、 周 囲 の 人 や 自 然 環 境 に 対 す る 思 い や り を 持 っ て ま ち づ く り を考

え行動できる人づくりに取り組んでいきます。

② 安心して暮らせる矢板市

[子育て、 医療の充実 と高齢者の 生きがいづ くり]

市 民 が 、 心 豊 か に 日 々 の 暮 ら し を 送 る た め に 、 住 む 場 所 と 働 く 機 会 が 確 保 さ れ て い る

だ け で な く 、 安 心 し て 子 ど も を 産 み 育 て る こ と が で き 、 そ し て 生 涯 を 健 康 で 、 生 き が い

を 持 っ て 暮 ら す こ と の で き る 社 会 に す る こ と 、 ま た 行 政 区 な ど の 枠 組 み に と ら わ れ ず 、

世代を超えた連携やお互いに助け合える社会づくりに取り組んでいきます。

③ 自立する矢板市

[公共交通 機能の拡充 ]

本 市 は 、 東 京 圏 か ら の ア ク セ ス も 良 く 、 J R 東 北 本 線 の 駅 や 東 北 自 動 車 道 の イ ン タ ー

チ ェ ン ジ な ど の 公 共 交 通 機 能 を 有 し て い ま す 。 市 民 生 活 と 企 業 活 動 の 利 便 性 向 上 と と も

に 、 近 隣 市 町 や 東 京 圏 等 と の 交 流 に よ る 市 勢 発 展 の た め 、 こ れ ら の 機 能 の さ ら な る 拡 充

に取り組んでいきます。

[矢板の特 色を活かし た産業の活 性化]

本市は、雄大な高原山をはじめとする豊かな自然を愛し、大切にする心を「環境都市 」

の 基 本 理 念 と し て 、 新 た な 時 代 に 即 し た 循 環 型 都 市 の 構 築 に 取 り 組 ん で い ま す 。 こ の 豊

か な 自 然 環 境 を 資 源 と し て と ら え 、 本 市 の 特 色 を 活 か し た 農 林 業 と 商 工 業 の 連 携 強 化 を

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10

第 4 章

将 来 都 市 構 造 ]

[第1節 整備方針]

○ 都市マス タープラン(平成12年策定)に基づき、計画的な市街 地整備を推 進した結果 、

新たな定住 基盤、幹線 道路の整備 が促進され ました。

[これまでの都市マスタープランに基づく基盤整備]

市街地整備事業 : 矢板駅東第二地区及び木幡土地区画整理事業地区 約60ha

つつじが丘住宅団地 約10ha

幹線道路整備事業 : 国道4号片岡バイパス、主要地方道矢板那須線バイパス

都市計画道路片岡西通り、都市計画道路木幡通り など

○ 人 口 フ レ ー ム の 将 来 計 画 人 口 に 対 し 適 切 な 都 市 構 造 と す る た め 、 整 備 の 完 了 し た 幹 線

道 路 を 有 効 に 活 用 し 、 主 に 幹 線 道 路 周 辺 部 の 市 街 化 を 推 進 す る と と も に 、 市 民 の 利 便 性

向上を図る ため、既存 公共施設の 機能拡充の ための整備 を推進しま す。

[新市街地 ゾーンの整 備促進]

・片岡駅西地区市街地整備の推進により、駅周辺の利便性を向上します。

・都市マスタープランの活用などにより、民間開発を適切に誘導します。

[公共施設 の機能拡充 ]

・都市間交流軸(道路)の強化

国道4号の4車線化整備や、( 仮称) 北部バイパス早期事業化の要望等を進めます。

東北自動車道の6車線化整備や、新規インターチェンジの設置検討等を進めます。

主要地方道矢板那須線のバイパス整備促進や、泉地区の歩道設置等を進めます。

都市計画道路公園通り(国道461号)の整備促進等を進めます。

・都市間交流軸(鉄道)の強化

片岡駅東西自由連絡通路及び橋上駅化の整備を推進します。

矢板駅橋上駅化の早期実施を図ります。

・地域交流軸(道路)の強化

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[第2節 将来都市構造]

①土地利用

既成市街地ゾーン

現 在、 都市計 画法 に基づ く「 用途地 域」 が定め られ ている地 域 です。市 街 地とし て

機能的 な土 地利用 を行 うため 、建 築物の 用途 ・容積 率・ 建ぺい 率な どのル ール を定め

ていま す。 また、 道路 や公園 、駅 前広場 や駐 輪場、 公共 下水道 など の施設 を優 先的に

整備し、市民生活の利便性の向上を図っています。地域内には、「商業・業務・工 業機

能」や「交通機能」の拠点を有しています。

矢板地区、 片岡地区、 南産業団地 約700ha

新市街地ゾーン

既成市街地の隣接部において、計画的に市街化への転換を図っていく地域です。主

に、整備が完了した主要幹線道路の周辺部において、自然環境に調和したゆとりある

市街地を形成していきます。計画的な転換を図るため、都市計画法に基づく「地区計

画制度」や「開発許可制度」を適正に活用するとともに、必要に応じ「用途地域」の

指定を行います。

「道の駅やいた」を核とする「農業振興」及び「観光・交流拠点」を有しています 。

北部生活拠点ゾーン

泉地区の集落周辺の地域です。地域住民の利便性・安全性向上を図るとともに、「自

然・歴史・文化多目的交流ゾーン」の主要拠点として、周辺の観光・交流拠点と一帯

となり、観光や都市との交流などを図るための拠点地域として活用します。

自然環境保全ゾーン

県民の森や八方ヶ原周辺部の森林地帯です。美しい自然環境を大切に保全しながら、

観光・交流のための主要拠点として、機能の増進を図っていきます。

自然・歴史・文化多目的交流ゾーン

県民の 森や八方 ヶ 原、小学 校 跡地を活 用 した郷土 資 料館など の 「観光交 流 拠点」や

泉地区の集落地域である「北部生活拠点ゾーン」、民間の歴史・文化施設などを含む矢

板市北 部一 帯の区 域を 、観光 ・交 流・体 験な ど多目 的に 活用す るゾ ーンと しま す。市

民はも とよ り市外 から 訪れる 人た ちの憩 いの 場所と して 、積極 的な 活用を 図っ ていき

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②都市機能拠点

商業・業務拠点

既 成 市 街 地 内 の J R 駅 周 辺 部 や 主 要 幹 線 道 路 周 辺 部 に お い て 、 既 成 商 店 街 や 大規 模

な 店 舗 ・ 事 務 所 、 行 政 機 関 が 集 中 し て い る と こ ろ を 「 商 業 ・ 業 務 拠 点 」 と し ま す 。 既

成 拠 点 の 機 能 増 進 を 図 る と と も に 、 片 岡 駅 西 地 区 や 矢 板 地 区 の 新 市 街 地 ゾ ー ン の 整 備

を推進し、新たな機能の拡充を図っていきます。

工業拠点

早 川 町 地 区 の 「 矢 板 工 業 団 地 」 及 び こ ぶ し 台 地 区 の 「 矢 板 南 産 業 団 地 」 を 「 工業 拠

点 」 と し て 、 立 地 企 業 の 活 動 支 援 を 行 う と と も に 、 周 辺 道 路 の 整 備 な ど 、 地 区 内 の 利

便性向上を図っていきます。

交通拠点

JR矢板駅、片岡駅及び東北自動車道の矢板インターチェンジ周辺部を「交通拠点」

とします。公共交通機能の利便性向上のため、積極的な整備推進を図るとともに、よ

り一層の機能拡充のため、新規施設の設置を検討します。

観光・交流拠点

主要地方道矢板那須線バイパス沿道に新設する「道の駅やいた」を観光・交 流拠 点

として北部の「自然・歴史・文化多目的交流ゾーン」と連携を図るとともに、本市の

産業活性化のために情報を発信する場として、積極的に活用します。

ま た 、 県 民 の 森 や 八 方 ヶ 原 な ど を 観 光 の 中 心 拠 点 と す る と と も に 、 小 学 校 の 統 廃合

による学校跡地などを積極的に活用し、さらなる活性化を図っていきます。

③都市軸

広域都市間交流軸

東京 圏や東北、北陸地方との連携・交流を図るためのもので、東北自動車道や国 道 4

号などで構成します。

地域都市間交流軸

主に 県都宇都宮市や近隣市町との連携・交流を図るためのもので、JR東北本線、国

道461号、主要地方道矢板那須線、主要地方道塩谷喜連川線などで構成します。

市街地形成軸

市街 地内の利便性向上を図る道路で、都市計画道路木幡通りや(仮称)片岡駅周辺道

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参照

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