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アップデートの管理

本章では、アップデートの使用方法と設定方法について説明します。

本章で説明する内容には、次の項目が含まれます。

・ 134 ページの「アップデートについて」

・ 135 ページの「アップデートサーバについて」

・ 136 ページの「アップデート可能なコンポーネント」

・ 137 ページの「手動アップデート」

134

アップデートについて

Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス  (以下、ビジネスセキュリティサービ ス) では、最新コンポーネントへ容易にアップグレードできるように、アクティブなビジネスセ キュリティクライアントが最新コンポーネントを自動的にトレンドマイクロのアップデートサーバ から取得しています。 その後、このアクティブなビジネスセキュリティクライアントから、すべて のオフラインのビジネスセキュリティクライアントがアップデートを受け取ります。 初期設定では、

自動アップデートは 1 時間ごとに実行されます。

コンポーネントのアップデートについてトレンドマイクロの推奨設定を使用することにより、中小 企業のビジネス環境が適切に保護されます。 必要に応じて、[コンピュータ] →グループを選択→

[その他] → [今すぐアップデート] の順にクリックすることで、グループ内のすべてのコンピュータ にいつでも手動アップデートを実行できます。

オフラインのビジネスセキュリティクライアント

アクティブでないすべてのビジネスセキュリティサービスクライアントを、オフラインのビジネス セキュリティクライアントといいます。 オフラインのビジネスセキュリティクライアントは、アク ティブなビジネスセキュリティクライアントによってアップデートされます。

アクティブなビジネスセキュリティクライアント

アクティブなビジネスセキュリティクライアントは、ビジネスセキュリティサービスサーバと企業 内のすべてのビジネスセキュリティサービスクライアントとの間の窓口として機能します。 

アクティブなビジネスセキュリティクライアントは、次の処理を実行します。

・ ビジネスセキュリティサービスサーバとの通信

・ 他のクライアントへのアップデートおよびパターンファイルの配信

アクティブなビジネスセキュリティクライアントは、定期的にトレンドマイクロのアップデート サーバ  (TMAU) にアクセスして、コンポーネントやパターンファイルのアップデートがあるかどう か確認します。 アップデートがある場合はダウンロードを開始し、オフラインのビジネスセキュリ ティクライアントにアップデートを通知します。 オフラインのビジネスセキュリティクライアント には、アクティブなビジネスセキュリティクライアントからアップデートをダウンロードするため の、0 秒〜 15 分間のランダムな時間が割り当てられます。 これにより、アクティブなビジネスセ キュリティクライアントのシステムリソースの使用率が極端に大きくなることはありません。

アップデートの管理

135 社内のビジネスセキュリティサービスクライアントは、アクティブなビジネスセキュリティクライ アントの選出アルゴリズムを使用して、1 つのクライアントをアクティブなビジネスセキュリティ クライアントとして選出します。 現在のアクティブなビジネスセキュリティクライアントをホスト するコンピュータが使用できなくなると、ただちに、その他すべてのビジネスセキュリティクライ アントから新しいアクティブなビジネスセキュリティクライアントが選出されます。

アップデートサーバについて

アップデートは、多くのトレンドマイクロ製品に共通の機能です。トレンドマイクロのアップデー ト用サーバに接続すると、最新のウイルスパターンファイル、検索エンジン、およびプログラム ファイルなどをインターネット経由でダウンロードできます。ネットワークサービスが中断された り、OS の再起動が要求されることはありません。

ネットワーク内の 1 つのアクティブなビジネスセキュリティクライアントが、アップデートサーバ からアップデートを受信します。 ネットワーク内のその他すべてのビジネスセキュリティクライア ント  (オフラインのビジネスセキュリティクライアント) は、このアクティブなビジネスセキュリ ティクライアントからアップデートを受け取ります。

パターンファイルの差分アップデート 

アップデートでは、パターンファイルの差分アップデートが可能です。パターンファイル全体を毎 回ダウンロードする代わりに、ファイルの新しい部分だけをダウンロードして既存のパターンファ イルに付加できます。 このような効率的なアップデート方法によって、ウイルス対策ソフトウェア のアップデートに必要な帯域幅が大幅に削減されています。

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アップデート可能なコンポーネント

最新の脅威からクライアントを保護するには、ビジネスセキュリティクライアントのコンポーネン トを最新にアップデートしてください。

ビジネスセキュリティサービスコンポーネントは自動的にアップデートされますが、手動でアップ デートすることもできます。 137 ページの「手動アップデート」を参照してください。

表12-1. アップデート可能なコンポーネント

コンポーネント サブコンポーネント

ウイルス対策 ウイルスパターンファイル ウイルス検索エンジン  (32 ビット) ウイルス検索エンジン  (64 ビット) ウイルスクリーンナップテンプレート ウイルスクリーンナップエンジン  (32 ビット) ウイルスクリーンナップエンジン  (64 ビット) IntelliTrap 除外パターンファイル

IntelliTrap パターンファイル

フィードバックエンジン  (32 ビット) フィードバックエンジン  (64 ビット) スマートスキャンパターンファイル

スマートスキャンエージェントパターンファイル スパイウェア対策 スパイウェア検索エンジン  (32 ビット)

スパイウェア検索エンジン  (64 ビット) スパイウェアパターンファイル スパイウェア監視パターンファイル Web レピュテーション URL フィルタエンジン  (32 ビット) URL フィルタエンジン  (64 ビット)

挙動監視 挙動監視ドライバ

挙動監視コアサービス

ポリシー施行パターンファイル デジタル署名パターンファイル 挙動監視制御パターンファイル 挙動監視検出パターンファイル 大規模感染予防 脆弱性診断パターンファイル

アップデートの管理

137 各コンポーネントの詳細については、20 ページの「コンポーネント」を参照してください。

初期設定のアップデート時刻

ネットワーク内のアクティブなビジネスセキュリティクライアントの初期設定では、必要に応じて コンポーネントのアップデートがチェックされ、次のような場合にトレンドマイクロのアップデー トサーバからアップデートがダウンロードされます。

・ はじめて製品をインストールする場合は、ビジネスセキュリティクライアントのすべてのコン ポーネントがただちにアップデートされます。

・ ビジネスセキュリティクライアントでは、2 時間ごとに自動アップデートが実行されます。

コンポーネントのアップデートについてトレンドマイクロの推奨設定を使用することにより、中小 企業のビジネス環境が適切に保護されます。必要に応じて、手動アップデートを実行できます。

手動アップデート

手順: [コンピュータ]→グループを選択→[その他][今すぐアップデート] アクティブなビジネスセキュリティクライアントは、ビジネスセキュリティサービスからのコマン ドを定期的に確認します。 その中に「今すぐアップデート」が含まれている場合、アクティブなビ ジネスセキュリティクライアントはトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダ ウンロードして、オフラインのビジネスセキュリティクライアントにアップデートを通知します。

ネットワークウイルス ファイアウォールパターンファイル ファイアウォールドライバ  (32 ビット) ファイアウォールドライバ  (64 ビット) TDI ドライバ  (32 ビット)

TDI ドライバ  (64 ビット) WFP ドライバ  (32 ビット) WFP ドライバ  (64 ビット)

表12-1. アップデート可能なコンポーネント (続き)

コンポーネント サブコンポーネント

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