Oracle® Property Managerは、不動産費用の分析と管理、支払および請求プロセスの改善、賃貸借契
約の管理、および移動、追加、変更の管理に必要なツールを備えた、完璧な不動産管理ソリューショ ンです。Oracle Property Managerはお客様のビジネスを E-Businessに転換する連携アプリケーショ ン・セット、Oracle E-Business Suiteの一部を構成しています。
不動産データと不動産管理プロセスを 自動化
不動産管理のコストはビジネス経費の中でもとりわ け高い値を占めていますが、管理データとプロセスを 自動化すればするほど経費を節減できます。Oracle
Property Managerでは、建物、フロア、スイート、個々
の事務所など、管理対象となるすべての空間の属性を 正確に定義することで、不動産データを自動化できま す。また、定義した空間に従業員やコスト・センター、
運営部隊などのエンティティを割り当て、空間の使用 状況を追跡できます。
Oracle Property Manager はデータをすばやく正確に自 動化するための機能を備えています。
管理対象の空間を正確に定義
Oracle Property Managerでは、不動産について次のよ うな正確な記録ができます。
• 不動産名と所在地(所在する地域名および事業所地 区名を含む)
• 不動産の重要な機能と属性
• フロア、スイート、事務所(必要なだけ正確に定義 可能)
• 建物ごとおよび定義した空間単位ごとの最大収容 人数および最適収容人数、賃貸または賃借が可能な 面積
• 不動産担当者の名前、電話番号、住所
管理対象の空間を正確に定義します。
CAD との統合によるデータ交換と グラフィック表現
不動産コストを管理するには、不動産保有物を正確に 表 す 整 理 統 合 さ れ た イ メ ー ジ が 必 要 に な り ま す。
Oracle Property Managerでは、CAD(コンピュータ支援 設計)図面内のデータを自動的にアップロードできる ため、地域や使用状況の情報を適切なProperty Manager ウィンドウに表示できます。オラクル・パートナ会社 製のCADアプリケーションを使用すれば、フロア計 画を仮想的に参照し、作業部隊その他の経営部隊の ニーズに応じて空間を組織的に割り当てることがで きます。不動産定義の自動化によってデータ入力の時 間が減り、管理コストも軽減します。
空間の割当てと使用状況の管理
新しい従業員にとって必要な空間の割当てや、既存の 従 業 員 へ の 再 割 当 て が わ ず か な 時 間 で 行 え ま す。
Oracle Property Managerはこのような作業を合理化す ると同時に、定義した空間ごとに収容人数、空き状況 および割当て面積を追跡します。施設管理者や空間計 画担当者は、作業場をわざわざ訪れなくても自分達の デスクトップPCからこれらの情報にアクセスできる ため、空間管理のコストが大幅に減少します。また、
Oracle Property Managerは Human Resourcesと統合し ているため、Property ManagerのユーザーはHRの従 業員 デー タを 利用 でき ます。し たがっ て、Property
Manager内の従業員割当てデータが常に最新で広範囲
にわたることが保証されます。
空間に対するチャージバック
部門およびコスト・センターが保有する面積に基づい て、空間の使用料金請求を保有元の部門やコスト・セ ンターに自動生成します。空間に対するチャージバッ クによって各部門が空間を効率的に使用するよう注 意を促します。その結果、不動産物件の整理統合が可 能になり、企業の利益増大に多大な効果をもたらしま す。
空間の使用状況レポート
Oracle Property Manager に付属しているさまざまなレ ポートを使用して、空間をより効率的に管理し、将来 の不動産のニーズを計画します。保有物件レポート、
使用状況レポートおよび占有レポートにより、誰が空 間を使用しているのか、使用状況は良好か、将来の発 展に備えて計画する必要があるか、などを把握できま す。
不動産ごとのキャッシュ・フロー
Oracle Cash Managementで不動産を総勘定元帳の副勘 定科目として設定し、個々の不動産の経費と収益を追 跡できます。このため、不動産に関するキャッシュ・
フローや所得、収益性などの重要な財務情報にアクセ スできま す。Oracle Cash Management の強力な予測 ツールを使用すれば、現在の財務データの計算だけで なく、将来のキャッシュ・フローの計画も可能です。
より円滑な賃貸借契約管理
すでに所有している不動産情報を巧みに管理するこ と で、よ り 円 滑 な ビ ジ ネ ス を 構 築 し ま す。Oracle
Property Managerの賃貸借契約ワークベンチを使用す
れば、重要な契約条件や条文をリース契約から抜粋で き、それらを組織化した後ですばやく簡単に参照でき ます。契約マイルストンを設定すれば、処置を講ずる 必 要 の あ る 主 要 な 契 約 イ ベ ン ト を 追 跡 で き ま す。
Oracle Workflow を使用し、自動警告機能により、処
置を講じなければならない最終期限を担当者に通知 できます。また、Property Managerでは契約履歴の保
守も行えます。これらの履歴記録は契約の交渉または 再交渉の際に役立つ重要な情報源になります。
賃貸借契約情報の抜粋
Oracle Property Managerを使用して賃貸借契約情報を 抜粋するときは、契約の交渉条件と不動産管理上の責 任を管理します。賃貸借契約情報を抜粋し、名前や番 号、重要な日付などを記録し監視することで、契約の 本質的な部分に注目できます。必要ならば、オリジナ ルの契約文書のコピーをOracle Property Manager内の 契約記録に添付できます。また、自由に活用できるメ モ領域もあり、個々の契約記録に付記する全般的な情 報を入力できます。
地主または借主のサービスを初めから定義しておく ことで、貴重な時間や労力を節約できます。賃貸借契 約に関与している個々の人物の連絡先情報も保存で きます。これらの情報を利用すれば、不動産に関して サービスを提供している特定の責任者を識別でき、
サービスに関わる問題をより迅速に解決するのに役 立ちます。
不動産に対して購入した保険の追跡も行えます。保険 の種類、契約価額、保険期間はもちろん、保険証券ご との法的な最低限度額も記録されます。個々の賃貸借 契約に関与するサービス、担当者、保険証券などが総 合的に記録されるため、戦略の計画および開発のため の情報源がさらに増えます。
Oracle Property Managerの強力な賃貸借契約管理ツー ルで実行できる作業は、不動産管理だけにとどまりま せん。土地、設備、サービスの契約交渉など、不動産 管理以外の業務でもこれらのツールを効果的に活用 できます。
権限、オプション、責務
賃貸借契約には、更新や更新前解約、家屋の拡張など の オ プ シ ョ ン が 含 ま れ る こ と が あ り ま す。Oracle
Property Managerでは、日付、責任者、オプション行
使時に講ずるべき処置のタイプなど、すべての条文の あらゆる詳細部分を簡単に記録できます。これらの記 録はすばやく参照して問合せできるため、契約に伴う トラブルも容易に解決できます。
貸借契約ワークベンチ・ウィンドウではオプションの監視も可能です。
マイルストンとワークフロー
マイルストンとは契約有効期間中に発生する重要な イベントのことです。これらのマイルストンは賃貸借 契約の解約やオプションなどの任意の契約条文に関 連付けることができます。オプション・マイルストン を作成すると、処置を講ずるべき時期や、処置を担当 する組織内の人物、オプションの実施時期などが通知 されます。
Oracle Property ManagerはOracle Workflowと統合して いるため、組織内の指定した人物にすべてのマイルス トンを自動通知するように設定できます。通知は電子 メールを通じて行え、通知の頻度や、処置を講ずる前 の予告日数を指定できます。
マイルストンは、賃貸借契約およびオプションの満了 日、保険条件、支払満期など、あらゆる主要な契約イ ベントに対して作成できます。また、特定の企業に とって重要なマイルストン・イベントをいくつでも追 加して定義できます。このような備忘録的な機能を利 用することで、オプションを継続的に監視でき、重要 な日付を決して忘れないため、資金の節約につながり ます。マイルストンが発生したときはいつでもこの自 動警告システムによって通知されるため、不動産の管 理作業から開放され、契約交渉や不動産戦略に関する 業務に専念することができます。
賃貸借契約履歴
Oracle Property Manager で記録した賃貸借契約情報に は簡単に追加が行えます。追加は、データ入力の誤り を訂正できる編集形式か、または賃貸借契約自身の修 正 時 に 契 約 情 報 に 追 加 す る 修 正 形 式 で 行 え ま す。
Oracle Property Manager は、賃貸借契約記録に加えた あらゆる変更について、変更の履歴、変更事由、およ び変更日を詳細に追跡します。これらの情報によって 現在の契約交渉に役立つ過去の交渉履歴が提供され ます。また、これらの情報は将来の不動産ニーズを満 たすための更なる計画ツールとしても活用できます。
支払および請求の自動化
Oracle Property Manager の洗練された取引システムを 使用して、財務業務を合理化します。まず、支払条件 および請求条件の入力、保存、承認を行うプロセスか ら 始 め ま す。条 件 が 承 認 さ れ る と、Oracle Property
Manager はマウスクリックで選択した賃貸借契約ご
とに支払および請求の定期的スケジュールを自動生 成します。これらのスケジュールは会計期間ごとに確 認でき、期日になった時点で承認できます。したがっ て、支払および請求のプロセスの処理が早くなりま す。
PayablesおよびReceivablesとの連携
不動産管理システムと会計アプリケーションの統合 に よ り さ ら に 効 率 が 高 ま り ま す。Oracle Property
Managerは期日どおりの支払および請求を支援し、不
動産管理システムと会計アプリケーションとの間で 情報を同期化します。請求番号はOracle Payablesおよ
び Receivables により自動生成されるため、製品間で
の取引の流れがシームレスになり、より密接な連携が
図られます。財務プロセスの各手順ごとに取引記録の 詳細を取得して確認することで、取引前に発生したあ らゆる疑問点を解決できます。このような連携によ り、不動産管理者から空間計画担当者、賃貸借契約管 理者、財務アナリストなど、不動産空間を使用し必要 とするすべての人にいたるまで、不動産業務に携わる 組織内のあらゆる当事者どうしでコミュニケーショ ンの改善が図れます。また、Oracle Financials と連携 して実装することで管理コストが大幅に減少し、その 結果、データの自動化と統合の効果がただちに利益に 現れます。
GAAPへの準拠
Oracle Property Managerでは、FASB 13に準拠して按 分処理する必要のある支払または請求の項目を柔軟 に指定できます。承認がなされると、Property Manager はただちに支払および請求の流れを GAAP(Generally Accepted Accounting Principles)に準拠するように平準 化します。
リース契約が修正されてもProperty Managerは請求を 再び正確に平準化するため、常に GAAP への準拠が 保証されます。Oracle Property Managerを使用すれば、
高コストのリース会計計算に要する時間や経費が節 約され、不動産管理部門と会計部門とのコミュニケー ションが円滑になります。
グローバルな機会の利用
Oracle Property Managerは国際的なビジネス業務をサ ポートしており、世界規模の運営管理を支援します。
Oracle Property Managerはユーロを含むあらゆる通貨 での決済をサポートしており、欧州通貨統合 (EMU) 加盟国をはじめ世界各国でのビジネス業務の発展を 支援します。複数通貨での賃貸借契約支払を追跡で き、選択した通貨で支払を買掛金システムにエクス ポートできます。
特定諸国で使用されている正確な住所形式によって 世界中の所在地を記録することにより、世界中に展開 している事業所および契約者との間のコミュニケー ション時間を短縮します。業務を運営している各国ま たは各地域ごとに、ISO コードと VATメンバー・ス テ ー ト・コ ー ド を す ば や く 検 索 で き ま す。Oracle
Property Managerは複数の言語に翻訳されている独創
的なアプリケーションです。
より的確な意思決定
より的確な意思決定を、よりタイムリーに下すのに必 要な情報を提供します。Oracle Property Manager は、
問合せ画面と標準レポートの総合的なセットを備え ており、これらを利用すれば不動産管理のコストが軽 減され、企業の不動産価値が高まります。レポート・
ツールの使用により、財務明細書内の明細に対する将 来の最小賃貸責務の決定、あるいは空間利用状況の効 率など、あらゆる分析が可能になります。