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∼統合会計∼

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Financials ∼

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Oracle E-Business Suite 11

i



• ORACLE ASSETS

• ORACLE CASH MANAGEMENT

• ORACLE FINANCIAL INTELLIGENCE

• ORACLE GENERAL LEDGER

• ORACLE GLOBAL ACCOUNTING ENGINE

• ORACLE GLOBAL FINANCIAL APPLICATIONS

• ORACLE GLOBAL CONSOLIDATION SYSTEM

• ORACLE GLOBAL INTERCOMPANY SYSTEM

• ORACLE MULTIPLE REPORTING

CURRENCIES

• ORACLE FINANCIAL ANALYZER

• ORACLE PROPERTY MANAGER

• ORACLE PAYABLES

• ORACLE RECEIVABLES

• ORACLE INTERNET TIME

• ORACLE e-TRAVEL

• ORACLE TREASURY

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ORACLE ASSETS

Oracle Assets® は、正確な財産および設備在庫の保守と最適な会計戦略および税務戦略を保証する、

総合的な資産管理ソリューションです。Oracle Assets は、お客様のビジネスを E-Business に転換す る連携アプリケーション・セット、Oracle E-Business Suite の一部を構成しています。

グローバルな機会の利用

Oracle Assets は国際的なビジネス業務をサポートして おり、世界規模の運営管理を支援します。Oracle Assets はユーロによる資産の会計および取引をサポートし ており、欧州通貨統合 (EMU) 加盟諸国におけるビジ ネス業務を支援します。複数レポート通貨機能を利用 したレポート台帳の作成により、固定資産取引に関す る表示とレポートが複数の通貨で行えます。 台帳別セキュリティ機能を使用すると、減価償却台帳 からのデータ・アクセスを保護できます。また、企業 内部の国際的な部門、地域、国または組織エンティ ティごとに、資産セキュリティの階層を柔軟に作成で きます。 業務運営を行うすべての地域について、税務に必要な 計算とレポートをサポートします。柔軟なフォーミュ ラを使用して償却計算をカスタマイズすることで、あ らゆる諸国および産業における法定の償却条件に準 拠します。また、税務台帳内で建設仮勘定資産を管理 することにより、ヨーロッパやラテン・アメリカのレ ポート条件にも対応します。 あらゆる諸国のあらゆる産業における法定の償却条件に準拠します。

企業の収益性の追求

Oracle Assets は従来の管理機能を合理化することで、 コストの減少とサービス・レベルの増加を実現しま す。プログラミング済みのロジックではなく償却ルー ルを使用しているため、企業の特定のニーズにあわせ て Oracle Assets をカスタマイズできます。財務および 税務のレポートに必要な条件を満たすように、償却 ルール、減価償却台帳および財務情報を定義します。 固定資産管理者は管理上の作業から解放され、より付 加価値的な活動に専念して企業の戦略遂行に貢献で きます。「What if」方式の償却分析機能を使用して、 既存の資産および将来の資産に対する最適な償却戦 略を選択します。資産をシステムに追加する前に、 「What if」方式の償却シナリオをシミュレートします。 Oracle Assets により、税制上の特典を最大限に活用で き、必要以上の納税を回避できます。独立した台帳を いくつでも定義できるため、税務当局ごとに異なる償 却戦略を選択できます。また、一度に複数の台帳につ いて税の減価償却を予測し、企業にとって最適な税務 方式を選択することも可能です。 企業の収益性はその生産性から生まれます。Oracle Assets は社内効率の向上において重要な役割を果たし ま す。一 括 追 加 イ ン タ フ ェ ー ス を 使 用 し、Oracle

Payables、Oracle Projects または Oracle 以外のフィーダ・

システムからの情報に基づいて資産を作成します。資 産ワークベンチ・ウィンドウでは、摘要詳細、割当、 請求書、リースなどの情報による資産の検索から、財 務、割当その他の詳細情報の再確認、購買および除・ 売却資産の再確認にいたるまで、さまざまな取引を処

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理します。また、Oracle Application Desktop Integrator の 強力な機能を利用すると、各種の定型レポートを作成 して直接インターネットに発行できます。 資産のグループに対して追加、振替、変更、再区分、 再評価および除・売却を実行できる柔軟な選択条件を 使用して取引を実行すれば、さらに生産性を高めるこ とができます。Asset Maintenance の継続記録機能を利 用して、修理およびサービス・スケジュールのほか、 保守関連の情報を効率的に、かつ組織的に管理しま す。保守作業の手配を担当する従業員に警告を通知す るには、インターネットを利用した電子メール警告を 設定します。資産保守情報を使用すれば、調達支払お よび資産管理の戦略が合理化されます。 適切な時点で、または特定の間隔で資産保守が行われるように計画します。 Oracle Assets を使用すると、貸借対照表に対応した資 産棚卸を簡単に管理できます。柔軟な事業所コードを 活用して資材の所在地をすばやく特定でき、特定の事 業所にどの資産があるのかを把握できます。実地棚卸 インタフェースでは固定資産の実地棚卸を定期的に 実施できます。資産棚卸の消込、不明資産に関するレ ポート、是正管理処理などが行えます。また Oracle Assets は、固定資産管理者に追加、振替、除・売却そ の他の変更を通知するレポートを備えており、タイム リーで正確な資産棚卸データを保証します。さらに、 資産の損失または損傷についてその保険額を継続記 録することでリスクを効率的に管理でき、万一損失や 損傷が発生した場合でもタイムリーで正確な保険請 求が行えます。リスク管理プロセスを合理化すること で、資産の総所有コストが減少します。 資産の保険額その他の関連する保険詳細を管理します。

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重要な情報に簡単にアクセスできるため、生産性が飛 躍的に向上します。Oracle Assets には機能豊富なグラ フィカル・ユーザー・インタフェースがあり、初心者 にも覚えやすく、パワー・ユーザーのためにアクセラ レータも備えています。直観的なウィンドウ表示、マ ウス動作、アイコン、組込みのドリルダウンなどの機 能により、取引や問合せが自然に、かつ速やかにフ ロー処理されます。

台帳の完了の高速化

Oracle Assets は減価償却のプロセスを簡素化します。 会 計 期 間 以 内 な ら ば 償 却 を 複 数 回 実 行 で き ま す。 Financial Inquiry を使用すると、ほかの会計情報を使 用して償却の結果を検証できます。個々の資産取引を 表示するには Oracle Assets の T 字勘定フォーマットを 使用します。

Oracle General Ledger のドリルダウン機能を利用すれ

ば、資産関連の仕訳入力について、関連する補助簿の 詳細を表示できます。直前の資産変更も、償却をロー ルバックして必要な訂正をOracle Assetsに加えるだけ で簡単に行えます。受入未請求の資産についても、期 末の償却計算前に追加できるようになりました。この ような先取的な減価償却管理プロセスにより、期末の 完了プロセスを速めることが可能になります。 改善されたプロセス処理機能により、減価償却をタイ ムリーに、かつ効率的に完了できるようになります。 減価償却プログラムは相互検証ルールを使用して資 産の有効性を確認し、有効な勘定科目を使用してすべ ての資産を処理します。減価償却ログ・ファイルを利 用すれば解決を必要とする例外を確認、分析でき、す べての未処理資産について再度減価償却を実行でき ます。

高度なビジネス戦略を実現

競争の激しい今日のビジネス環境において、企業の合 併や買収はとりわけ重要なビジネス戦略です。Oracle Assetsは、資産控除を短期税年度を単位として計算し、 米国の Revenue Procedures( 収入手続き ) で規定されて いる Simplified Method( 簡易方式 ) に基づく法定の償 却条件に準拠します。フォーミュラ・ベースの償却に より、税率表ではなく柔軟なフォーミュラを定義して 短期税年度内の償却費用を計算できます。さまざまな 合併や買収から取得した資産を同じ税務台帳に追加 できるため、データを整理統合する必要はありませ ん。 急速に変化する企業組織にとって、資産の効率的な管 理は必要不可欠な業務です。Oracle Assets は建設仮勘 定のプロジェクトを開始から完了まで管理します。建 設プロジェクトのライフサイクル中に発生する必要 経費を継続記録し、建設完了時にそれらを資産として 計上できます。 資本的支出を予測し、償却経費を計画して、資本計画 に関連するほかのソース情報を継続記録します。資産 の所在地、所有者および分類情報を更新するには、拡 張された一括振替機能を使用します。新しい上下範囲 指定機能を利用すると、任意の経費勘定セグメントに ついて、企業間、コスト・センター間、またはその他 の組織エンティティ間で資産を振替できます。 償却戦略を計画するときは、「What if」方式の機能を 利用してさまざまな減価償却シナリオの結果を確認 します。既存の資産や Oracle Assets にまだ追加してい ない資産についてこれらのシナリオを分析し、最適化 できます。一括再区分の機能を使用すれば、償却戦略 に適合するように減価償却パラメータをいつでも変 更できます。

Oracle E-Business Suite

−トータル・

ソリューション

インターネット対応の Oracle E-Business Suite は、ビ ジネス・スタイルを変革する統合ソリューションで す。オラクルの提供する包括的な完全統合ソリュー シ ョ ン は、お 客 様 の デ マ ン ド チ ェ ー ン、サ プ ラ イ チェーンおよび社内業務をオンラインで結びます。今 や世界規模で普及しているインターネットと、完全な グローバル化を達成したオラクル製品を統合すれば、 世界中のあらゆる場所で、お客様のビジネスを一貫し て最適に運営できます。さらに、企業のイントラネッ トや Web を利用することで、コストがかからず使い 勝手のよいシステムの実現が可能になります。 オラクルは、グローバル・コンサルティング、教育、 サポート・サービスのプロバイダとして、完全な E-Business ソリューションを提供します。 OracleE-Business Suite は、企業のビジネス・モデルを E-Business へと進化させます。

主な機能

お客様のビジネスを支援する柔軟性 • ニーズを満たす構成 会計フレックスフィールド カテゴリ・フレックスフィールド 資産キー・フレックスフィールド 事業所フレックスフィールド 付加フレックスフィールド • 資産カテゴリ別の償却ルールの定義 • 資産採番方法の選択 • 独自の減価償却カレンダの定義 • 個々のユーザーや作業グループごとに独自のデー タ表示設計が可能 • ユーザーがドラッグ&ドロップで設定可能なフォ ルダ • 主要なアプリケーションとの連携 General Ledger Accounts Payable Projects

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Applications Desktop Integrator (ADI) 資産棚卸 • 次のカテゴリで資産を継続記録 : 資産番号 資産摘要 現品票番号 シリアル番号 事業所 従業員 リース 保証 発注 請求書 • 経費品目、土地などの非減価償却資産の継続記録 • 現品票管理の使用 • 従属資産の定義 • 資産保証の定義 • リース資産および無形資産の継続記録 • FASB13 ガイドラインに準拠した資産計上および運 用中のリースの継続記録 • 資産の修理またはサービスのためのスケジュール の記録と管理 • さ ま ざま な 期間 ご とに 発 生す る 資産 管理 の スケ ジューリング • 電子メール警告の設定と従業員への資産管理イベ ントの通知 • 資産の管理履歴の記録 • 資産の保険金額の継続記録と損失または損傷に伴 うリスクの管理 • 実地棚卸の実施 • 棚卸原データのロード • 原データと既存データとの比較 • 差異の消込 • 代替リース体系の分析と最適なリース戦略の選択 • リース資産の償却スケジュールの表示 • 短期税年度資産の継続記録 • パージ : 過去の会計年度のアーカイブ アーカイブ・データの復元 資産取引 • 資産継続記録情報によるオンラインでの問合せ • 現在または過去の会計期間に対するオンラインで の資産追加 • 一括追加を使用したフィーダ・システムからの資産 入力 • 償却または費用の修正 : 取得価額 償却方法 耐用年数、償却率、生産能力 残存価額 過去の開始日の指定による財務修正の償却 • 資産グループの償却情報の変更 • 資産の振替 : 一部または全部 現在または過去の会計期間 • 会社間 一括振替の使用 • 資産の除・売却 : 取得価額別または数量別 一部または全部 現在または過去の会計期間 一括除・売却の使用 再稼働 振替に伴う売上代金と撤去費用あり 従属資産の表示 損益計算 資産交換あり • 再評価の実行 • 勘定科目を General Ledger に転記する前に資産取引 の勘定科目明細を表示 • 勘定科目をグラフィカルなT 字勘定フォーマットで 表示 • ある資産カテゴリから別の資産カテゴリへの資産 グループの再分類 • 実地棚卸を定期的に実施し、資産バー・コードをス キャンして、差異の生じた恒久の資産記録と比較し て消込 • 資産取引を複数のレポート通貨で継続記録 減価償却 • ユーザー定義可能なルール・ベースの償却の使用 • 案分規則および除・売却規則の定義 • 次の償却方法から選択 : 指定期間内での案分 逓減残高 年間合計 生産高比例 ACRSおよびMACRS 定率 減額 ボーナス償却 • 償却経費の見積の実行 •「What if」方式の減価償却分析を実行し、基礎とな る 資 産デ ー タを 変 更せ ず に各 種の シ ナリ オ をシ ミュレート • 未計画の償却経費額の入力 • 減価償却限度額の範囲内で残存価額を上回る減価 償却の実行 • 指定の期間内で減価償却を何度でも実行 • 減価償却をロールバックして直前の会計変更を組 み込んでから再度減価償却を実行

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• 柔軟なフォーミュラを使用して償却計算をカスタ マイズ • 合併や買収に起因する短期税年度会計をサポート •「What if」方式の減価償却分析を実行し、各種の償 却方法をシミュレートして将来の資産を推定 減価償却台帳 • ビジネス・ニーズに応じた減価償却台帳の定義 • 台帳ごとに異なる通貨またはカレンダの使用 • 減価償却台帳をいくつでも使用可能 • 複数の会計帳簿の使用 • 減価償却台帳によるデータ・アクセスの保護 • 資産セキュリティの柔軟な階層の作成 • 減価償却台帳を特定の職責に連結してアクセスを 制御 • 複数のレポート通貨による台帳の管理 税務会計 • 資産取引を税務台帳にコピー • 次のような独立した税務データを管理 : 取得価額 減価償却 残存価額 償却方法 案分規則 • 過去の会計年度の税減価償却引当金の修正 • 事業供用開始日別のデフォルトの償却ルールの設 定 • 減価償却原価限度額および減価償却費用限度額 • 投資税額控除 • 繰延償却 • 修正後当期利益 (ACE) • 税務台帳内での建設仮勘定資産の管理 資本的支出 • 建設仮勘定プロジェクトの管理 • 資産購買予算の定義 : 複数予算 スプレッドシートのアップロード 予算対実績比レポート レポート • 例による問合せ • 標準レポートの発行の使用 • 次の標準レポートを提供 : 消込レポート 取引レポート 職責レポート 税務レポート 予算レポート • すべてのレポートのオンライン表示

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ORACLE CASH MANAGEMENT

Oracle® Cash Management は、現金とその流動性を企業規模で管理するソリューションです。 Oracle Cash Management は、お客様のビジネスを E-Business に転換する統合アプリケーション・セッ

ト、Oracle E-Business Suite の一部を構成しています。

キャッシュ・フローをグローバルに予測

資金の流れを正確に予測することは世界規模の業務で 最も大切なことであり、資金の効果的な利用や債務超過 リスクの軽減につながります。Oracle Cash Management で

は、運用中のシステムからの予想されるキャッシュ・フ ローに直接アクセスできます。資金に関する企業全体の 需要や通貨変動に伴う危機をすばやく分析できるため、 生産資源としての資金の流動性と最適な利用が保証さ れます。

Oracle Cash Management は、多種多様の組織を超えて、

あらゆる通貨での複数期間に渡る予測をサポートし ます。再利用可能なテンプレートを定義して簡単に資 金予測を生成できます。資金予測テンプレートはスプ レッドシートに似ており、各行にはキャッシュ・フ ロ ーの ソ ー スと 選 択条 件 値が 定 義 され、各 列 には General Ledger 内での期間または日数による予測期間 が定義されています。ビジネス・カレンダを指定し、 予測される資金移動日を必要に応じて次の業務日ま で自動的にロール・フォワードすることもできます。

Oracle Cash Management は、オーダーや請求書などの

将来の取引、あるいは支払や入金など過去の取引に基 づいて予測を行います。Oracle Payables の支払および Oracle Receivables の入金データを使用して、金額や残 高が利用できる日付を記録し、より正確な短期予測を 実現できます。 再利用可能なテンプレートを定義して簡単に資金予測を生成できます。

銀行勘定調整の合理化

資金を管理する上できわめて重要なのが、銀行勘定の タイムリーな調整です。Oracle Cash Management は総 合的な銀行勘定調整機能を備えており、資金残高の正 確な管理、例外の特定と解決、銀行の誤りの管理、不 正行為の監視などが行えます。銀行勘定調整の自動化 により、監査部門や財務部門における管理のための時 間とコストが大幅に減少します。

Oracle Cash Management では、銀行取引明細書につい

て自動または手動による記録と調整を行い、ルールや 許容範囲レベルを使用してシステム取引との比較を 行います。インポートの検証や調整に関するエラーが あればオンラインで再確認して訂正できます。また、 訂正中の明細書の明細を、誤りのある明細書の明細に 照らし合わせて自動的に調整でき、銀行エラーの訂正 を確認する監査追跡を実行できます。さらに、銀行の 明細書残高と Oracle General Ledger 内の現金勘定とを 比較する使いやすい調整レポートも付属しています。 過去の銀行取引明細書のアーカイブおよびパージも 可能です。

Oracle Cash Management は そ の 調 整 機 能 に 関 し て Oracle Payables および Oracle Receivables との連携が拡

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Oracle Payables および Oracle Receivables は、資金の決 済、銀行の手数料および外国通貨の変動に関する調整 会計入力を生成します。取引の決済を調整前に行え ば、常に最新の資金残高を維持できます。また Oracle Cash Management では、拒否された入金を自動的に取 り消す処理、利子や銀行手数料など銀行側が開始した 活動を記録など、その他取引を作成する処理により、 さらにワークフローが合理化されます。

企業規模のキャッシュ・サイクルの管理

Oracle Cash Management は企業規模のキャッシュ・サ

イク ルを 管理す るた めのオ ープ ンな連 携ソ リュー ションです。他の Oracle E-Business Suite とのシーム レスな連携に加え、Oracle Cash Management のオープ ン・インタフェースによって外部システムとも容易に 連携できるため、企業のイントラネットを経由してグ ローバルな資金情報にタイムリーにアクセスできま す。

資金 予測 を準 備する とき は、Oracle General Ledger、

Oracle Receivables、Oracle Order Management、Oracle Payables、Oracle Payroll、Oracle Projects、Oracle Purchasing、 Oracle Sales および Oracle Treasury からのキャッシュ・

フローを予測できます。予測オープン・インタフェー スにより、外部システムからのキャッシュ・フローを 予測することも可能です。予測オープン・インタフェー スの分散データベース・サポートを利用すれば、ロー カルとリモートの両方のデータベースからの関連取引 情報を組み合わせて予測を生成できます。 銀行取引明細書の調整は、Oracle PayablesおよびOracle Payroll 内の支払、Oracle Receivables 内の入金、そして Oracle General Ledger 内の仕訳を使用して行えます。

調整オープン・インタフェースを利用すると他のシス テムからの支払および入金データを使用して調整す ることもできます。調整オープン・インタフェースは 拡張可能であり、社外取引の調整に対して独自のロ ジックを実行できます。

Oracle E-Business Suite

−トータル・

ソリューション

インターネット対応の Oracle E-Business Suite は、ビ ジネス・スタイルを変革する統合ソリューションで す。オラクルの提供する包括的な完全統合ソリュー シ ョ ン は、お 客 様 の デ マ ン ド チ ェ ー ン、サ プ ラ イ チェーンおよび社内業務をオンラインで結びます。今 や世界規模で普及しているインターネットと、完全な グローバル化を達成した Oracle 製品を統合すれば、世 界中のあらゆる場所で、お客様のビジネスを一貫して 最適に運営できます。さらに、企業のイントラネット や Web を利用することで、コストがかからず使い勝 手のよいシステムの実現が可能になります。 オラクルは、グローバル・コンサルティング、教育、 サポート・サービスのプロバイダとして、完全な E-Business ソリューションを供します。

Oracle E-Business Suite は、企業のビジネス・モデルを E-Business へと進化させます。

主な機能

キャッシュ・フローの予測

• Oracle E-Business Suite からのキャッシュ・フローの

予測 • 外部システム上のローカルとリモート両方のデー タベースからのキャッシュ・フローの予測 • 他のソースからの予想されるキャッシュ・フローの 入力 • 次の資金予測テンプレートの定義 : 予測期間 ソースごとの選択条件 ビジネス・カレンダ • 組織全体にわたる予測 • あらゆる通貨での資金予測の生成 • 通貨変動に伴うリスクの分析 問合せとレポート • 問合せを実行して資金予測と調整活動を再確認 • 標準レポートの実行 : 資金予測の再確認 銀行取引明細書の分析 • 調整に利用できる取引の特定 決済済取引の再確認 銀行の残高とGeneral Ledgerの残高との比較 銀行取引明細書の文書番号の監査 銀行勘定調整 • 銀行取引明細書の自動または手動記録 • 銀行取引明細書オープン・インタフェース・データ のオンライン訂正 • 銀行取引明細書の自動または手動調整

• Oracle E-Business Suiteおよび外部システム内の支払

および入金データを使用した調整

• 訂正中の明細書の明細を誤りのある明細書の明細

に照らし合わせて調整

• Oracle Payables および Oracle Receivables との連携の

拡張 調整前の支払および入金の決済 銀行側が開始した活動を記録するためにその他 取引を自動作成 調整会計入力の自動生成 為替差損益の自動記録 NSFまたは拒否された入金の自動取消 • ニーズに応じたカスタマイズ : 調整許容範囲レベル 調整処理オプション 例外処理ルール • アーカイブおよびパージ : 銀行取引明細書テーブル

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銀行取引明細書オープン・インタフェース・テー ブル

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ORACLE FINANCIAL INTELLIGENCE

Oracle® Financial Intelligence は、財務情報を戦略的に有効活用できるように使いやすい Web 形式で

提供します。Financial Intelligence は、Oracle® Business Intelligence Systems(BIS) により提供される分 析アプリケーションの一部を構成しています。BIS は、お客様のビジネスを E-Business に転換する 連携アプリケーション・セット、Oracle E-Business Suite の一部を構成しています

円滑なビジネスの構築

財務情報は、企業内の管理職にとって、ビジネスニー ズを把握するために必要不可欠なものです。今日普及 しているパッケージ化アプリケーションでは、トラン ザクション・レベルのデータは提供されていますが、 ビジネス・パフォーマンスを測定するための手段は提 供されていません。また、管理部門による従来のデー タ収集方法は非常に効率が悪く、好機を逸する原因と もなっています。

Oracle Financial Intelligence は、日常業務のプロセスを

継続的に改善する、E-business Suite 対応の組込み型意 思決定支援システムです。このシステムでは、使いや すい組込みインテリジェンス・レポートおよび Oracle Discoverer ワークブックを使用して、情報にアクセス できます。ユーザーは、Discoverer に組み込まれてい るエンド・ユーザー・レイヤーを使用して既存のワー クブックを容易に修正または拡張したり、あるいは新 し い ワ ー ク ブ ッ ク を 作 成 し た り で き ま す。Oracle Financial Intelligence は財務情報を企業内のユーザー に提供し、より的確な意思決定が迅速に図られるよう 支援します。

Oracle Financial Intelligence は、適切なレポート・ソ

リューションに対して適切なツールを提供します。

Discoverer、組込みの Oracle Web Reports および Oracle Report Manager を通じてデータにアクセスできます。

Oracle Discoverer

Oracle Discoverer はデータの問合せおよび分析を行う

レポート・ツールで、アドホック検索とレポート作成 が可能です。Oracle Discoverer では、Oracle Discoverer ワ ークブ ック を作 成す るた めの ベー スと して End

User Layer(EUL)が使用されます。EULにより財務デー

タから付加価値情報を引き出すことが可能になりま す。詳細レベル情報にまで簡単にドリル・ダウンで き、組込みの Financial Intelligence ワークブックを使 用して財務データを詳細に特定できます。また、新し いビジネスエリア、および新しいワークブックを作成 するためのベースとして既存の EUL を使用すること もできます。 Discovererのワークブックにより管理者はデータを細かく分割できます。

Oracle Web Reports

Oracle Web Reports は、標準のブラウザを使用してデー

タを複数レベルで表示するもので、要約レポートから 詳細情報にま でドリル・ダウンでき ます。Financial Intelligence のレポートにより、財務データ情報の迅速 な配信を簡単に行うことができ、より的確でタイム リーな意思決定を下せるようになります。これらの組 込みレポートには重要なパフォーマンス測定の分析 結果が含まれており、これを利用して重要なパフォー マンス規準と KPI(Key Performance Indicator: 主要指標 ) とを比較し、戦略目標に対する進捗状況を監視できま す。

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請求および支払用レポート

Oracle Report Manager

Oracle Report Manager は、従来の書面レポートに代

わって Web ブラウザからアクセス可能なセルフサー ビス型のレポートを提供する、インターネット対応の レポート・ツールです。Report Manager は、すべての 財務諸表、標準および非定型の各レポートをデータ ベースに発行し、集中管理された安全なセルフサービ ス型レポートのレポジトリを提供します。このレポジ

トリには BIS (Business Intelligence System) の個人用 ホームページからただちにアクセスでき、一度に何千 人もの加入者に情報が発信されます。このような画期 的なレポート配布システムにより、企業全体で紙ベー スのレポートを発行する必要性がなくなり、コストが 削減されます。また、従来よりも簡単かつタイムリー に情報にアクセスできるため、より的確なビジネス上 の意思決定が可能になります。 Report Manager

財務上の収益性

管理者は、ボタンをクリックするだけで企業全体の収 益、支出および利潤の情報等を追跡できるようになり ました。主要な財務データのすべての分析結果を 1 ページで表示でき、補足情報にもシームレスにドリ ル・ダウンできます。企業のパフォーマンスを分析し て把握するために、収益性情報を細かく分割できま す。パフォーマンス規準を設け、収益を継続的に監視 する際に役立てることもできます。実際の収益率が目 標のパフォーマンスを満たしていない場合は、現在の 業務状況を警告する個人的な通知を自動的に発信す るような設定も可能です。

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アナリスト要約用レポート

キャッシュ・フロー

Financial Intelligence により、買掛金および売掛金情報 を管理者に配信する方法が変わります。出金の流れ は、仕入先からの請求および支払の情報と、従業員の 経費情報を積極的に監視することで追跡できます。 入金の流れは回収インディケータを監視することで 分析でき、回収に問題のあるワースト20の顧客を個々 のインディケータごとにドリル・ダウンすることによ り、回収問題の原因を特定できます。顧客をドリル・ ダウンして詳細を特定し、請求書および受領書を多次 元分析することで、顧客の支払履歴の詳細がわかりま す。 このほか、買掛金取引高および日単位売上未回収に対 してパフォーマンス規準を設け、回収リスクに備えて 事前に管理することも可能です。実際の買掛金取引高 および日単位売上未回収が目標のパフォーマンスを 満たしていない場合は、現在の回収上の問題を警告す る個人的な通知を自動的に発信するような設定も可 能です。 回収インディケータ用レポート

キャッシュ・ポジション

キャッシュ・フロー、キャッシュ・ポジションおよび 正味ポジションをインターネット・ブラウザから監視 し、より的確な借入および投資の決定に役立てること ができます。通貨変動によるリスクを軽減するため に、日常の外国為替レートを追跡できます。利用方針 の限度を、会社、競合他社、日常の清算、国、通貨お よび取引者ごとに分析することで、自社の契約リスク をより適切に管理できます。 キャッシュ・フロー分析用Discovererワークブック

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資産管理

Oracle Financial Intelligence では、管理者はボタンをク

リックするだけで企業全体の資産状況を追跡できま す。コスト・センター間での資産の移動を容易に追跡 でき、最適な資産の利用を支援します。さまざまな資 産区分による固定資産の分配を分析でき、将来の償却 費用も簡単に計画できます。 資産償却用レポート

プロジェクト

Financial Intelligence により、プロジェクト情報の管理 方法が変わります。企業内のすべてのプロジェクトの コスト、収益、予算および利潤を監視することで、プ ロジェクトの完全なライフサイクルを管理します。プ ロジェクトのコストを複数の予算タイプと比較すれ ば、プロジェクトが目標圏内にあるかどうかを判断で きます。プロジェクトを従業員別に分析し、人的資源 が有効に活用されているか確認できます。このほか、 プロジェクトの詳細情報を顧客別に細かく分割する ことで、最上層のクライアントとの顧客関係をより適 切に管理できます。 利潤分析用Discoverワークブック

Oracle E-Business Suite

−トータル・

ソリューション

インターネット対応の Oracle E-Business Suite は、ビ ジネス・スタイルを変革する統合ソリューションで す。オラクルの提供する包括的な完全統合ソリュー シ ョ ン は、お 客 様 の デ マ ン ド チ ェ ー ン、サ プ ラ イ チェーンおよび社内業務をオンラインで結びます。今 や世界規模で普及しているインターネットと、完全な グローバル化を達成した Oracle 製品を統合すれば、世 界中のあらゆる場所で、お客様のビジネスを一貫して 最適に運営できます。さらに、企業のイントラネット や Web を利用することで、コストがかからず使い勝 手のよいシステムの実現が可能になります。 オラクルは、グローバル・コンサルティング、教育、 サポート・サービスのプロバイダとして、完全な E-Business ソリューションを提供します。

Oracle E-Business Suite は、企業のビジネス・モデルを E-Business へと進化させます。

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主な機能

• 主要なモジュールとの連携 General Ledger Assets Projects Payables Receivables Cash Management Treasury ビジネス・インテリジェンス・システム • 管理目標達成のための事前定義の KPI(Key Perfor-mance Indicator: 主要指標 ) • 許容範囲外の生産パフォーマンス値に対するOracle Workflow による通知および応答システム • 通 知、KPI、オ ラ ク ル への 問 合 せ、ト レ ンド、メ ニューへのリンク、関連レポート、お気に入りなど にアクセスできる個人用ホームページ • Discoverer 内で使用するビジネス・ビューのための セキュリティと、顧客フレックスフィールドを捕捉 するビュー・ジェネレータ 財務上の収益性 • GL 分析ワークブックを使用して総勘定元帳データ を細かく分割 収益分析ワークシート 経費分析ワークシート 利潤分析ワークシート 限界利益分析ワークシート 流動比率分析ワークシート • アナリスト要約を表示して主要な財務データの要 約を表示 • 限界利益を会社別その他の要素別に分析 • 流動比率を定期的に追跡 • 1 株当り利益と希薄後普通株式 1 株当り利益の比較 • 経費情報をトップ・レベルで表示し詳細情報にドリ ル・ダウン • 利潤の管理 • 収益データの監視と個人用通知の受信 キャッシュ・フロー • 主要な回収インディケータを表示し詳細情報にド リル・ダウン • 取引先の活動の分析 • 仕入先、請求および支払の活動の確認 • 従業員の経費情報の追跡 • 受領および値引情報の分析 受領要約ワークシート 値引要約ワークシート 請求および修正情報の分析 請求要約ワークシート 修正要約ワークシート キャッシュ・ポジション • 予測される入出金の監視 • 正味ポジションの取引タイプ別分析 • 計画済キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フロー要約ワークシート キャッシュ・フロー詳細ワークシート • 利用限度の監視 資産管理 • 資産償却を年度別に分析 • 資産職責をコスト・センター別に監視 • 資産償却をカテゴリ別に分析 • 資産の原価分配を分析 プロジェクト • プロジェクトのパフォーマンスの監視 • プロジェクトの利潤の分析 期間累計(Period-To-Date)およびプロジェクト累 計(Inception-To-Date)による利潤分析 プロジェクト累計別予実分析 • プロジェクトの収益の分析 • プロジェクトのコストの分析

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ORACLE GENERAL LEDGER

Oracle® General Ledger は、グローバルなデータ管理を実現する包括的な財務管理ソリューションで

す。企業全体の財務管理、データの収集、情報へのアクセスおよび財務レポートの生成を飛躍的に 向上させます。

Oracle General Ledger は、お客様のビジネスを E-Business に転換する連携アプリケーション・セッ

ト、Oracle E-Business Suite の一部を構成しています。

スマートなビジネスの構築

優れた柔軟性

Oracle General Ledger は、会計処理を管理し、効率化

するために柔軟な機能を提供します。Oracle General Ledger には多様な勘定体系と会計カレンダが組み込 まれているので、Oracle ソフトウェア製品を使用しな がら企業のベスト・プラクティスを継続的に実践でき ます。 また、柔軟な設計によって、カスタム・データの収集 やユーザー・インタフェースの適応といった企業独自 のニーズに対応します。 統合された単一の元帳

Oracle General Ledger のアーキテクチャは、データの

完全性、監査能力および管理を保証します。実績、予 算、要約、外貨、統計、平均の各残高など、すべての 会計残高は、単一の貸借勘定元帳(balanced ledger)で 同時に保守できます。また、Oracle の高度な転記処理 によって、仕訳、詳細残高、要約残高が自動的に同期 化されます。さらに、一度の転記処理ですべての残高 タイプが同時に更新され、正確なレポートが即時に生 成されます。 直感的なユーザー・インタフェースとワークベンチ方式

Oracle General Ledger のグラフィカル・ユーザー・イ

ンタフェースは、豊富な機能を持ちながらも操作は簡 単で、上級ユーザー向けの機能も組み込まれていま す。直感的なウィンドウ表示、マウス操作、アイコ ン、ビルトイン・ドリルダウン機能によって、取引や 照会を速やかに実行できます。 フォルダ・ツールを使用することで、ニーズに合わせてワークベンチをカスタマ イズできます。

Oracle General Ledger は、ワークベンチ方式をアプリ

ケーション全体に拡張することで、スマートなビジネ スの構築を支援します。オラクル・ワークベンチは、 ユーザーの習熟期間を短縮し、問題の調査、解決能力 や日常業務の生産性を向上させます。どのオラクル・ ワークベンチでも、フォルダ・ツールによるデフォル ト・クエリーの指定、柔軟なフォーマットによる会計 情報の表示、適切な処理の選択と実行などが可能で す。 柔軟な仕訳機能

Oracle General Ledger は、定型、逆仕訳、統計、外貨、

スケルトン、配賦仕訳など、幅広い仕訳機能をサポー トします。また、全仕訳データについて、勘定科目の 組合せ、バッチ合計、仕訳合計などが仕訳入力時にオ ンラインで即時検証されるので、バッチ処理の実行前 に、入力データを迅速に訂正できます。この利点に よって、バッチ処理時にデータが検証されるシステム にありがちなデータ訂正サイクルの反復が不要にな るので、生産性と作業効率が向上します。

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また、ステップダウン配賦 (step-down allocations) およ び並列配賦をサポートする自動配賦セットが用意さ れています。 自動配賦ワークベンチを使用すれば、組織の複数レベルを通じて、収益、費用、 その他の会計金額を自動的に配賦できます。 ステップダウン配賦セットは、特定順序の配賦仕訳の グループで、各仕訳は先行の配賦仕訳の結果に依存し ています。並列配賦セットは、同一セット中の仕訳が 互いに独立している点でステップダウン配賦とは異 なります。

Oracle General Ledger では、指定したスケジュールに

従って仕訳処理を自動的に実行できます。パラメータ として、残高を収集する日時までの相対期間など、増 分値を指定した場合でも、正しい日時に仕訳または逆 仕訳が生成されます。

グラフィカルで効率的なビジネス・フロー

Oracle General Ledger には、プロセス・ナビゲータに

よるビジネス・フローが組み込まれているので、共通 ビジネス・プロセスのワークフローを管理できます。 サポートされているプロセスとしては、補助元帳取引 のインポート、再評価、変換、期間のクローズなどが あります。 たとえば、クローズ・プロセスでは、グラフィカルに 表 示 さ れ た プ ロ セ ス か ら General Ledger の 必 要 な フォームへ直接アクセスできるので、クローズを自動 化し、効率化することが可能です。 クローズ・プロセスのビジネス・フローは、クローズの効率を継続的に評価、管 理するために有効な管理ツールです。 高度な予算作成機能

Oracle General Ledger は、トップダウン、ボトムアッ

プおよびミドルアウト方式の強力な予算作成機能を 備えています。予算のバージョンは必要に応じていく つでも定義可能で、それぞれの予算は、無認可のアク セスを防ぐため、パスワードで保護されています。予 算の入力方法には、スプレッドシートまたは Oracle Financial Analyzer からのアップロードや、算式を利用 した金額の自動生成などがあります。また、予算ルー ルを使用して、金額や予算仕訳も簡単に入力できま す。 オンライン照会

Oracle E-Business Suite は、オンラインによるさまざま

な照会および分析機能を提供します。Oracle General

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残高から詳細残高や仕訳明細にドリルダウンできま す。また、勘定データを分析するために、基礎となる 補助元帳取引の詳細画面へドリルダウンすることも 可能です。この補助元帳取引には、Oracle Receivables、

Oracle Payables、Oracle Projects、Oracle Assets、Oracle Purchasing、Oracle Inventory お よ び Oracle Work in Process の取引が含まれます。 ドリル処理時は、T 字勘定フォーマットまたは要約活 動フォーマットで勘定データを表示できます。T 字勘 定フォーマットでは、会計分析を容易にするために、 要約および詳細会計情報がT字勘定でグラフィカルに 表示されます。要約活動フォーマットでは、試算表の レイアウトで勘定データが表示されます。 グラフィカルな階層エディタ

Oracle General Ledger では、グラフィカルな勘定科目

階層エディタを使用して、勘定科目階層の作成、保 守、シミュレーション、表示、印刷などをドラッグ& ドロップ操作で実行できます。コスト・センター、勘 定科目、生産ラインなどのビジネス・エンティティを ドラッグ&ドロップするだけで積上体系内の新しい 位置に移動できるので、複雑な組織の再編成も簡単に 行えます。 勘定科目階層エディタ 階層の作成、表示、モデル化、シミュレーション 勘定科目階層エディタには、期間別のレポート作成機 能、および互いに独立した複数の階層に対して同一の 財務データをレポートする機能があります。また、さ まざまな側面から企業を表現する階層を容易に作成 できるように、多くの機能が組み込まれています。 作成した階層へのリファレンスを保存しておけば、対 象の階層を選択するだけでレポートを実行できます。 柔軟な一括勘定科目保守

Oracle General Ledger の一括保守機能を使用すれば、

勘定体系の大量修正や財務諸表の改訂を自動的に実 行できます。一括保守では、複数の勘定体系が複製ま たは組み合わされて、関連残高が改訂されます。ま た、新旧の勘定体系、残高および取引間のリンクが維 持されるので、会計情報の完全性が保証されます。こ のため、改訂された残高からオリジナルのソースだけ でなく補助元帳取引にもドリルダウンできます。この 他にも、既存部門の体系に基づいて新規部門などの新 しい会計エンティティを迅速に作成することが可能 です。

グローバルな機会の利用

広範な外貨機能

Oracle General Ledger は、単一の元帳で複数通貨を完

全にサポートするグローバルな会計ソリューション です。多様な勘定体系フォーマットおよび統合された 元帳アーキテクチャにより、一般に認知されている会 計原則に準拠して、通貨換算、再評価、再設定、変換 を実行できます。

Oracle General Ledger では、複数通貨金額を残高レベ

ルで追跡できるほか、多通貨報告 (MRC) 機能もサポー トしています。MRC を使用すると、任意の数の代替 通貨を指定して詳細レベルで取引を表示し、レポート を作成できます。また、あらゆる残高タイプの取引に ついて、正確なレポート作成、分析およびオンライン 照会を他の通貨建てで容易に実行することが可能で す。 さらに、再評価仕訳入力を自動的に変換することで、 MRC 機能を使用する企業向けに SFAS52 で規定され た再評価と再設定の要件に正確に対応できます。

Oracle General Ledger は、欧州通貨連合 (EMU) に対応

した機能をサポートします。これにより、取引の入力 や照会、残高レポートの作成を EURO 通貨で実行で

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きます。また、自国通貨から EURO 通貨への会計処 理を円滑に移行できます。

会社間会計

Oracle General Ledger の グローバル企 業間システム (GIS) は、会社間会計の貸借バランスを保つことで、 会社間の取引プロセスと調整プロセスを効率化しま す。GIS は、グローバル企業に 1 つの統合管理された 環境を提供し、会社間取引の勘定調整を容易にしま す。この会社間取引は、複数のアプリケーション・イ ンスタンス間でも実行可能です。今日では、グローバ ルなビジネス経営を強化するために共有サービス・セ ンターを設立する企業が増えています。GIS の柔軟な 機能は共有サービス・センターにも適用できるので、 規模の経済性を利用し、複雑さを軽くするとともに、 一貫したビジネス・プラクティスを実践できます。 柔軟な連結処理 グローバル企業では、要約会計情報を重視する従来の 考え方を打破するような連結システムが求められて います。最適な会計システムは、要約会計情報だけで なく、詳細な戦略的情報を提供できる必要がありま す。そのためには、どんな観点からでも詳細なレベル でビジネスの要素を連結する連結ソリューションが 必要となります。グローバル連結システム (GCS) は、 こうしたニーズに応える柔軟性を備えた、ニーズ主導 の連結ソリューションです。 オラクルでは、顧客企業が連結処理についてそれぞれ 独自のニーズを持つことを認識しています。運用中の 会計システムと直接統合された連結システムを望む 企業もあれば、スタンドアローンの連結ソリューショ ンを望む企業もあります。GCS は、両方のニーズに 対応するよう設計されています。 グローバル企業は、どちらのニーズを持つ場合でも、 世界中の事業所からさまざまな財務システム(Oracle および Oracle 以外のモジュールの両方を含む)の情 報を集計できる連結ソリューションを求めています。 GCS は、複数ソースに対応した連結ソリューション で、直接統合とスタンドアローンのどちらの形でイン プリメントされても複数ソースの情報を集計できる という独自の特長を持っています。

企業収益性の向上

柔軟なカスタム・レポートおよび アドホック・レポートの作成 急速に変化する今日のビジネス環境において、グロー バル企業には、最新情報への即時アクセスは勿論、そ うした情報を複数のシナリオにより柔軟に分析する 能力が求められています。財務諸表生成プログラム (FSG)を使用すれば、自由度の高いレポート作成機 能によって、必要なときに必要な情報を入手できま す。FSG では、レポートの定義は容易で、すべての ユーザー・レベルをサポートしています。そのため、 財務担当責任者が業務全体の視点から連結情報を参 照する一方で、財務アナリストが単一のエンティティ を分析することが可能です。FSG のレポート作成機能 により、主要な財務情報を入手する能力が高まるの で、絶え間なく変化する企業競争の環境で組織の運営 を強化できます。 FSG では、レポート要素を相互に交換して再利用でき るので、既存の行と列を組み合わせてまったく新しい レポートを短時間で作成できます。レポートを一から 作成する必要がないので、新規レポートを定義するた びに生産性が向上します。たとえば、損益計算書の単 一の行セットを再利用して、6ヶ月ごとの損益計算書 や実績と予算を対比させた損益計算書を事業単位別 に作成できます。 アドホック・レポート作成機能でも、同様に交換可能 な要素を利用するので、必要な財務情報を迅速に入手 できます。分析するシナリオに従って既存の行と列を 組み合わせることで、レポートを即座に定義し、実行 できます。 また、レポート定義はデータベース間で転送できるの で、アジアにある子会社で定義したレポートをヨー ロッパの子会社で実行するといったことが可能です。 このレポート定義の転送と交換可能なレポート要素 を利用すれば、世界規模でベスト・プラクティスを実 現できます。たとえば、全社的に標準化したレポート を定義して、適切なサービス・センターおよび事業単 位に自動的に配信することができます。 デスクトップの統合

Applications Desktop Integrator (ADI) は、Oracle General Ledger の機能をデスクトップに拡張します。ADI は、

スプレッドシートの使い易さと Oracle General Ledger の強力な機能を結合することにより、会計サイクルの あらゆる段階でデスクトップの統合を実現します。 ADI を使用すると、予算の作成、取引の記録、レポー トの実行と発行、財務諸表の分析などをすべてデスク トップ環境から実行できます。また、作成したレポー トを Web ページに発行することも可能です。 OLAPの統合

Oracle General Ledger は、オラクルのオンライン分析

処理(OLAP)アプリケーションである Oracle Financial

Analyzer (OFA)と直接統合されているので、データ の追加入力や勘定科目の保守を行うことなく、総勘定 元帳に格納された情報の識別や分析、モデル、予算、 予測、レポートの作成を容易に実行できます。Oracle General Ledger にはリレーショナル・データ・モデル (取引処理と事前定義レポートに最適)が採用されて いますが、Oracle Financial Analyzer では多次元デー タ・モデル(オンライン分析に最適)が採用されてい ます。両者間の情報フローは自動化されているため、 会計残高の保守と レポート作成には Oracle General

Ledger を、財務データの分析には Oracle Financial

Ana-lyzer を使用するというように、業務に応じて両者の

最適な機能を活用できます。また、OFA で作成した 予算を Oracle General Ledger に書き戻すことも可能で す。

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Oracle E-Business Suite

−トータル・

ソリューション

インターネット対応の Oracle E-Business Suite は、ビ ジネス・スタイルを変革する統合ソリューションで す。オラクルの提供する包括的な完全統合ソリュー シ ョ ン は、お 客 様 の デ マ ン ド チ ェ ー ン、サ プ ラ イ チェーンおよび社内業務をオンラインで結びます。今 や世界規模で普及しているインターネットと、完全な グローバル化を達成した Oracle 製品を統合すれば、世 界中のあらゆる場所で、お客様のビジネスを一貫して 最適に運営できます。さらに、企業のイントラネット や Web を利用することで、コストがかからず使い勝 手のよいシステムの実現が可能になります。 オラクルは、グローバル・コンサルティング、教育、 サポート・サービスのプロバイダとして、完全な E-Business ソリューションを提供します。 Oracle E-BusinessSuite は、企業のビジネス・モデルを E-Business へと進化させます。

主な機能

勘定体系 • 勘定体系をオンラインで定義 • 勘定体系のカスタマイズ : • 最大 30 のセグメントと最大 25 文字 / セグメント、 貸借集計セグメント、従属セグメント、数値セグメ ント、英数字セグメント、ユーザー・プロンプト、 勘定科目別名略称 • 複数組織の定義 : 任意の数の組織体系、任意の数のレベル、簡単な 再編成、複数階層の積上げ • ドラッグ&ドロップ方式のグラフィカル・インタ フェースによる勘定科目階層の作成と保守 • 要約勘定の作成 • 統計勘定の作成 • 仮勘定の作成 • 会計カレンダの定義 : 最大366期間、不特定の期間数、調整期間、複数 カレンダ • 付加フレックスフィールドを使用してプログラミ ングなしでカスタムのデータ・フィールドを追加 仕訳入力 • オラクル社のシステムおよび従来のフィーダ・シス テムからデータをインポート ・複数通貨を正確に換算 ・仕訳貸借集計を自動的に実行 ・選択した仕訳入力の転記前承認を要求 ・会計期間の管理 : 複数期間のオープン、期間の再オープン、期間 の永久クローズ • 予定時刻またはリアルタイムに自動転記 • 逆仕訳の自動生成 • 期間ごとに見積(“ソフト”)クローズを自動的に実 行 単一会計帳簿を使用した会社間会計

• 借勘定(due to)/ 貸勘定(due from)を細かく指定

して企業間の貸借集計を自動的に実行 複数会計帳簿を使用した会社間会計 • グローバル企業間システムを使用して複数会計帳 簿間および複数インスタンス間の企業間取引をオ ンラインで入力および追跡管理 • 貸借集計された企業間取引を自動生成 • GIS オープン・インタフェースを使用して大量の企 業間取引をインポート • ワークフロー通知を使用して送信者および受信者 に取引ステータスを通知 • 企業間取引のレポートを作成して調整を支援 原価会計 • 配賦の実行 : 実績残高、予算残高、予算引当残高 • 定型仕訳および配賦仕訳の自動生成 • 統計ベースの原価会計を実行 • 算式ベースの原価会計を実行 : 任意の数のファクタ、統計ファクタ、固定金額 ファクタ、期間累計ファクタ、任意の数のネスト 予算作成 • オンラインで予算を保守および共有 • 予算管理の設定 : 詳細および要約勘定、重要度、許容範囲と上書 き、柔軟な時間間隔 • 予算のコピーと変更 • 標準ルールによる予算の入力 • 予算金額の配賦 • 予算算式の利用 • 自動計算の実行 • スプレッドシートから予算をアップロード • Oracle Financial Analyzer で作成した予算を Oracle

General Ledger に自動的に書き戻し 多通貨会計 • 為替レートを自動的にアップロード • 複数レートの保守 : 日次、期末、履歴、加重平均 • 任意の通貨による取引と残高の入力およびレポー ト • 仕訳および残高の通貨を自動的に換算 • 会計帳簿間で為替レートを共有 • 実績および予算残高を変換 • 一般に認知されている会計原則(GAAP)に準拠 • 為替差損益を記録 • 未実現為替差損益を計算 • 再設定および再評価を実行

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複数のレポート通貨 • 複数の代替レポート通貨で取引レベル情報を自動 的に保守 • 必要な数のレポート通貨を定義 • 取 引 レベ ル で複 数 通貨 を 自動 的 に表 示お よ びレ ポート • すべての補助元帳取引を基本通貨および各レポー ト通貨に換算 EURO - 単一通貨ソリューション • EURO および EMU 通貨間の固定通貨関係を保証 • 関連為替レートを自動的に算出 • EURO で取引を入力 • EURO および自国通貨でレポートを作成 • EMU 加盟国の会計通貨から EURO への円滑な移行 デスクトップの統合 • デスクトップ環境から会計サイクル全体を実行 : 予算の作成、仕訳の入力、財務レポートの定義、 レポートの実行/監視/発行、レポート金額から のドリルダウン 連結処理 • 多様な連結ニーズに対応 : レポート専用連結、データ転送連結 • 連結処理の効率化 • 取引データを子会社から親会社に転送 : 要約残高、詳細残高 • 業間残高を自動的に除外 ・包括的な連結体系をグラフィカルに表示 ・複数の連結レベル間でドリル : 連結エンティティ、要約残高、詳細残高、換算後 残高、オリジナルの仕訳入力、補助元帳取引 財務照会および財務レポート作成 • アドホック・レポートの実行 • レポートを定義して複数の用途で利用 : 貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー、 費用分析 • スプレッドシートを使用して運用レポートを実行 : レポート定義の作成、財務諸表の実行と監視、結 果の参照 • 例外レポートの作成 • 標準レポートの実行 : 試算表、総勘定元帳、勘定分析、仕訳分析 • スプレッドシートまたは Web ページにレポートを 自動発行 • ドリルダウン照会の実行 : 要約勘定、詳細勘定、仕訳入力、買掛/未払金請 求書と売掛/未収金請求書、引当可能残高、差額 の計算 • 会計処理を実行するOracleの補助元帳から取引詳細 へドリルダウン

• Oracle Financial Analyzer との統合

高度な多次元分析、モバイル用の非接続オプショ ン、分散型の予測および予算の作成

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ORACLE GLOBAL ACCOUNTING ENGINE

Oracle® Global Accounting Engine は、グローバルな会計業務を、効率、収益性、および管理面から

改善する総合的なソリューションです。Oracle Global Accounting Engine は、お客様のビジネスを

E-Business に転換する連携アプリケーション・セット、Oracle E-Business Suite の一部を構成しています。

補助簿アーキテクチャ

Oracle Global Accounting Engine は、グローバルなアプ

リケーション市場の会計および財務監査のニーズに 応えるアーキテクチャ・コンポーネントです。会計取 引を General Ledger へのインタフェースである補助簿 管理システムではなく、補助簿の中で直接記録できる ようにすることで、ヨーロッパ諸国の業務にも対応し ています。 法定要件への準拠

Oracle Global Accounting Engine は、補助簿入力および

会計残高、日常の補助簿、必要な財務レポート、そし て総合的な監査を網羅する複数の会計上の法的要件 に準拠しています。これらはすべて会計ルールを利用 する共通の会計アーキテクチャを通じて提供されま す。

Oracle Global Accounting Engineは完璧な補助簿会計シ

ステムを備えており、個々の取引は必要に応じてを補 助簿に計上するか、または補助簿の仕訳領収プログラ ムから入力します。会計情報は、要約、日単位要約ま た は 詳 細 に よ る 完 全 な 監 査 追 跡 を 付 け て General

Ledger に 転 記 で き ま す。Oracle Global Accounting

Engine は管理会計のための残高を保持しており、会計

入力を過去の期間からアーカイブまたはパージする こともできます。

Oracle Global Accounting Engine は、Accounts Payable、 Accounts Receivable および Inventory からの会計処理

を、ビジネス会計ルールに応じて変換します。Oracle

Global Accounting Engine には多数の国および方法に

対応したさまざまなルール・セットが提供されてお り、IASC、CNC、Codice Civil など、個々の会計帳簿 ごとに正しい会計方法を選択できます。

Oracle Global Accounting Engine には、最適な会計業務

に応じて設計された法定会計レポートが付属してい ます。これらのレポートを使用することで、補助簿お よ び General Ledger の 勘 定 の 対 称 性 が 保 証 さ れ、

Accounts Payable、Accounts Receivable、Inventory、 General Ledger などの Oracle E-Business Suite 製品全体

でも同様の対称性が保証されます。レポートにはすべ てページ繰越、運用合計、借方欄、貸方欄、純勘定お よび全会計キーが含まれています。

Oracle Global Accounting Engineでは法的機関および会

計機関に対応した監査追跡が行えます。これにより、

General Ledger で原文書を使用して勘定明細からオン

ラインで消込を行ったり、General Ledger で補助簿内 の 原 取 引 を 使 用 し て 残 高 を ま と め た り で き ま す。

Oracle Global Accounting Engine を 使 用 す る こ と で、 General Ledger から該当する補助簿内の原取引にまで

すばやくドリル・ダウンできます。 台帳の完了の高速化

Oracle Global Accounting Engineでは次の処理が実現し

ます。

• 転記の同期化

• General Ledger と補助簿間での消込を容易にする組

込みの管理勘定

Oracle Global Accounting Engine を使用し、補助簿デー

タを監視して General Ledger に転記できます。仕訳転 記は、関連するすべての会計帳簿に対してアプリケー ションごとに一度に発行されます。取引を勘定区分に 即 座 に 転 記 す る こ と も、あ る い は General Ledger、

Journal Import および Post Journals に転記することも可

能です。1 回の転記発行で、General Ledger 内の最後 の転記が完了するまで、関連するすべての会計帳簿が 処理されます。

Oracle Global Accounting Engineは管理勘定を使用して

います。このため、General Ledger と補助簿の残高が 常に一致し、かつ監査されることが保証されます。管 理勘定は Receivables、Payables または Inventory 内に ある、消込可能な貸借対照表の勘定科目です。Oracle

Global Accounting Engine による管理と処理を可能に

するために、通常の勘定を管理勘定として設定できま す。管理勘定は社外の監査者が勘定入力を検証する際 に便利です。 会計期間をクローズせずに、最新の残高を自動的に作 成したり消込レポートを実行したりできます。補助簿 日常仕訳帳、勘定別仕入先補助簿、会計フレックス フィールド別仕入先残高、会計フレックスフィールド 別総勘定元帳などの法定のレポートを印刷できます。

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付属のドリル・ダウン機能を利用すると消込を高速かつ正確に実行できます。

管理コストの軽減

Oracle Global Accounting Engine で は、General Ledger

への転記の同期化、国ごとの法定要件への準拠、およ び補助簿全体にわたる手段の共通化が保証されてい ます。勘定残高を従来よりも簡単に消込でき、補助簿 全体にわたる会計レポートのデザインや機能も一貫 しています。 GLへの転記の同期化

Oracle Global Accounting Engine では、関連するすべて

の会計帳簿について、複数レポート通貨を使用した場 合でも 1 回の発行で General Ledger への転記が行えま す。

国ごとの法定要件への準拠

Oracle Global Accounting Engine を使用すると、法的に

有効な会計上の必要条件を満たすように、より柔軟に 対応できます。Oracle Global Accounting Engine には国 別または会計方法別に異なるルール・セットが提供さ れています。ニーズや会計方法に適したルール・セッ トを選択するだけで、Oracle Global Accounting Engine がアクティブ化されます。また、イタリア語版 Receiv-ables 対応ルールなどのルール・セットも別途付属し ている他、フランス、ドイツ、ギリシャなどで使用で きる Receivables 対応の標準ルールも付属しています。 さらに、永久および非永久の Inventory 会計ルール・ セットもあります。 法定の会計レポート

Oracle Global Accounting Engine では、さまざまな製品

全体で同一の法定レポート・セットを発行できます。

Oracle Global Accounting Engine の 補 助 簿 は General

Ledger と同期化されるため、データの一様性が確保さ れます。レポート形式は最適な会計業務に対応するよ うに設計されています。これらのレポートを利用すれ ば、General Ledger と補助簿間で 2 つのレポートだけ を使用して完全な分析が可能になり、会計業務の効率 が向上します。

Oracle E-Business Suite

−トータル・

ソリューション

インターネット対応の Oracle E-Business Suite は、ビ ジネス・スタイルを変革する統合ソリューションで す。オラクルの提供する包括的な完全統合ソリュー シ ョ ン は、お 客 様 の デ マ ン ド チ ェ ー ン、サ プ ラ イ チェーンおよび社内業務をオンラインで結びます。今 や世界規模で普及しているインターネットと、完全な グローバル化を達成した Oracle 製品を統合すれば、世 界中のあらゆる場所で、お客様のビジネスを一貫して 最適に運営できます。さらに、企業のイントラネット や Web を利用することで、コストがかからず使い勝 手のよいシステムの実現が可能になります。 オラクルは、グローバル・コンサルティング、教育、 サポート・サービスのプロバイダとして、完全な E-Business ソリューションを提供します。

Oracle E-Business Suite は、企業のビジネス・モデルを E-Business へと進化させます。

主な機能

お客様のビジネスを支援する柔軟性 • 個 々 のユ ー ザー や ワー ク グル ープ ご とに 独 自の データ表示設計が可能 ユ ー ザ ー がド ラ ッ グ & ド ロ ッ プ で 設 定 可能 な フォルダ • ニーズに応じた構成 会計フレックスフィールド 付加フレックスフィールド

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• 主要なアプリケーションとの連携 General Ledger Assets Cash Management Payables Receivables Projects Purchasing Order Management Inventory Cost Management Work in Process Manufacturing Project Manufacturing MRC 会計入力 • 修正の入力 (Journal Voucher) • 会計入力の表示 • 取引の転記 • 補助簿勘定残高の表示 レポート • 補助簿日常仕訳帳 • 勘定別補助簿残高 • 会計フレックスフィールド別補助簿残高 • 勘定別補助簿 • 会計フレックスフィールド別補助簿 • 未変換のイベント その他の機能 • 単独の残高計算 • 補助簿のアーカイブおよびパージ お問合わせ • サポート対象国の一覧については弊社担当者まで お問合わせください。

参照

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