骨粗鬆症の治療薬
a. カルシウム製剤 b. 女性ホルモン製剤
c. 活性型ビタミン D
3製剤 d. ビタミン K
2製剤
e. ビスホスホネート製剤
分類 薬物名 骨密度 椎体
骨折 非椎体
骨折 大腿骨 近位部 カルシウム薬
L-アスパラギン酸
カルシウム C C C C
リン酸水素カルシウム C C C C
女性ホルモン薬
エストリオール C C C C 結合型エストロゲン *1 A A A A エストラジオール A C C C
活性型ビタミンD3薬
アルファカルシドール B B B C カルシトリオール B B B C エルデカルシトール A A B C ビタミンK2薬 メナテトレノン B B B C
*1:骨粗鬆症は保険適用外
骨粗鬆症治療薬の推奨グレード一覧
分類 薬物名 骨密度 椎体骨折 非椎体
骨折 大腿骨 近位部
ビスホスホネート薬
エチドロン酸 A B C C アレンドロン酸 A A A A リセドロン酸 A A A A ミノドロン酸 A A C C
SERM ラロキシフェン A A B C
バゼドキシフェン A A B C カルシトニン薬*2 エルカトニン B B C C サケカルシトニン B B C C 副甲状腺ホルモン薬 テリパラチド
(遺伝子組換え) A A A C その他 イプリフラボン C C C C ナンドロロン C C C C
*2 :疼痛に関して鎮痛作用を有し、疼痛を改善する(グレードA)。
骨粗鬆症治療薬の推奨グレード一覧
薬物 理 由 中止例中の頻度 すべての薬物に共通 治療への無理解
費用負担
他の健康上の問題(低ADL,喫煙など)
薬物への不信 服薬動機の不足 他剤への変更
11% 5 ~12% 2 ~10%
3 ~5% 21% 19% アレンドロネート 胃腸障害
骨格筋に対する作用 服薬の不便さ
48 ~52% 5 ~10%
14% リセドロネート 胃腸障害
その他の副作用
15% 5% ラロキシフェン 血栓
副作用への不安 下肢の不快感 下肢の痙攣 浮腫
30%
6 ~30% 5% 4% 3%
服薬率の低下要因
(Papaioannou A, et al. Drugs Aging 2007)
コンプライアンス良好に 関連する要因
コンプライアンス不良に 関連する要因
新規骨折の発生 既存椎体骨折
定期的な運動の習慣 早発閉経
骨粗鬆症の家族歴 服薬を継続する意思
骨密度や骨代謝マーカーの測定と結果の解説 女性
合併症が少ないこと 施設入所
鎮痛薬の使用
ステロイド薬の使用
痛みの存在 副作用
骨密度を測定していないこと
骨密度の結果を理解していないこと 睡眠導入薬の使用
胃腸障害に対する服薬
ビスホスホネート薬では連日服用が 週1回服用よりも劣る
制酸薬の投与 喫煙
骨粗鬆症治療薬のコンプライアンスに 影響を与える要因
(Berecki-Gisolf J, et al. Menopause 2008)
(Papaioannou A, et al. Drugs Aging 2007)
#1:ビスホスホネート服用者は少なくとも6ヵ月,その他の骨粗鬆症治療薬は1ヵ月間休薬してから測定する。
テリパラチドによる治療については未確立。骨折発生時には24時間以内であれば,骨折の影響は少ない。
#2:長期ビスホスホネート治療予定者は,骨吸収マーカーとBAPあるいはP1NPを測定。
#3:骨吸収マーカーと骨形成マーカーを各1種類測定する。
#4:エルデカルシトールを除く
病態改善効果を評価するためのマーカー
骨代謝マーカー測定#1などによる治療薬の選定
SERM