NIは、多くのアプリケーション用にケーブルとアクセサリを提供してい ます。しかし、独自のケーブルを開発したい場合は、最良の結果を出すた めに以下のガイドラインに従ってください。
• AI信号には、差動入力の各AIペアにシールドされたツイストペアワ イヤを使用してください。各信号ペアのシールドをソースで接地基準 に接続します。
• アナログラインをデジタルラインと別々に経路設定します。
• ケーブルシールドを使用する場合は、ケーブルのアナログとデジタル セクションに別々のシールドを使います。これに従わない場合は、遷 移中のデジタル信号からアナログ信号にノイズカプリングが生じます。
DAQデバイスに使用するコネクタについての詳細は、ni.com/jp/info
でrdspmbと入力して表示される技術サポートデータベースのドキュメン
ト「Specifications and Manufacturers for Board Mating
Connectors」を参照してください。
ソフトウェアでデバイスをプログラミングする
ナショナルインスツルメンツの測定デバイスには、LabVIEWまたは
LabWindows/CVIなど、アプリケーションソフトウェアから呼び出すこ
とができるVIや関数の豊富なライブラリであるNI-DAQドライバソフト ウェアが同梱されており、NIの測定デバイスの機能をすべてプログラム することができます。ドライバソフトウェアには、デバイス用のアプリ ケーションを作成するためのVI、関数、クラス、属性、プロパティのラ イブラリであるアプリケーションプログラミングインタフェース(API) が含まれています。
USB-621x デバイスはNI-DAQmxドライバを使用します。NI-DAQmxに
はプログラミングサンプルのコレクションが含まれており、アプリケー ション開発を手がける際に役立ちます。サンプルコードを変更し、アプリ ケーションに保存することができます。サンプルコードを使用して、新し いアプリケーションを開発したり、サンプルコードを既存のアプリケー ションに追加することができます。
LabVIEW、LabWindows/CVI、Measurement Studio、Visual Basic、
およびANSI Cサンプルのドキュメントを検索するには、ni.com/jp/
infoでjpggdtと入力して表示される技術サポートデータベースドキュ
メント、「NI-DAQmxのサンプルコードはどこにありますか?」を参照し
てください。
その他のサンプルについては、ni.com/zoneを参照してください。
表 2-1は、各NI USB-621x デバイスでサポートされている最も古い
NI-DAQmxのバージョンを示します。
表 2-1 NI USB-621x のNI-DAQmxソフトウェアサポート
デバイス
サポートされている NI-DAQmxのバージョン
USB-6210/6211/6215/6218ネジ留め式端子 NI-DAQmx 8.3以降
USB-6212/6216ネジ留め式端子 NI-DAQmx 8.6以降
USB-6212/6216マスターミネーション NI-DAQmx 8.7.1以降
USB-6212/6216/6218 BNC NI-DAQmx 8.9以降
コネクタと LED の情報 3
「I/Oコネクタ信号の説明」および「+5 V電源」のセクションには、
NI USB-621x コネクタ情報が記載されています。「PWR/ACT LED表示器」
のセクションには、NI USB-621x PWR/ACT LEDについての情報が記載さ れています。デバイスI/Oコネクタのピン配列は、付録 Aの「デバイス 特有の情報」を参照してください。信号ラベルの貼付については、
第 1章「はじめに」の「信号ラベルをUSB-621x に貼付する」のセクショ ンを参照してください。
I/O コネクタ信号の説明
表 3-1は、I/Oコネクタで使用可能な信号を説明しています。すべての信 号をすべてのデバイスで使用できるわけではありません。
表 3-1 I/Oコネクタ信号
信号名 基準 方向 説明
AI GND — — アナログ入力グランド—これらの端子は、RSEモードでのシングルエ
ンドAI測定の基準点、および差動測定のバイアス電流リターンポイン トです。AI GND、AO GND、D GNDの3つの接地基準は、すべてデ バイス上で接続されています。
AI <0..31> 条件に よって異 なる
入力 アナログ入力チャンネル0~31—シングルエンド測定では、各信号は アナログ入力電圧チャンネルです。RSEモードでは、AI GNDはこれら の信号の基準です。NRSEモードでは、各AI <0..31>信号の基準はAI
SENSEになります。
差動測定で差動アナログ入力チャンネル0を構成する場合、AI 0は正極 入力、AI 8は負極入力となります。同様に、以下の信号ペアも差動入力 チャンネルを形成します。
<AI 1, AI 9>、<AI 2, AI 10>、<AI 3, AI 11>、<AI 4, AI 12>、
<AI 5, AI 13>、<AI 6, AI 14>、<AI 7, AI 15>、<AI 16, AI 24>、
<AI 17, AI 25>、<AI 18, AI 26>、<AI 19, AI 27>、<AI 20, AI 28>、<AI 21, AI 29>、<AI 22, AI 30>、<AI 23, AI 31>
AI SENSE — 入力 アナログ入力センス—NRSEモードでは、各AI <0..31>信号の基準が
AI SENSEになります。
AO <0..1> AO GND 出力 アナログ出力チャンネル0~1—これらの端子はAOチャンネル0~
1の電圧出力を供給します。
AO GND — — アナログ出力グランド—AO GNDはAO <0..1>の基準です。AI GND、
AO GND、D GNDの3つの接地基準は、すべてデバイス上で接続され
ています。
D GND — — デジタルグランド—D GNDは、PFI <0..15>/P0/P1および+5 Vの基準
です。AI GND、AO GND、D GNDの3つの接地基準は、すべてデバ イス上で接続されています。
+5 V D GND 入力また
は出力 +5 V電源—これらの端子は、デジタル出力の外部電源として使用でき る+5 V電源を提供します。
PFI <0..3>、
PFI <8..11>/P0.<0..7> D GND 入力 (USB-6210/6211/6215/6218デバイス)プログラム可能な機能的イン タフェース(PFI)またはスタティックデジタル入力チャンネル 0~7—各PFI端子は、AI、AOまたはカウンタ/タイマ入力に外部 ソースを提供する入力端子として使用できます。
また、これらの端子をスタティックデジタル入力ラインとして使用でき ます。
PFI <4..7>、
PFI <12..15>/P1.<0..7> D GND 出力 (USB-6210/6211/6215/6218デバイス)プログラム可能な機能的イン タフェース(PFI)またはスタティックデジタル出力チャンネル0~ 7—各PFI端子に、さまざまな内部AI、AOまたはカウンタ/タイマ出 力を割り当てることができます。
また、これらの端子をスタティックデジタル出力ラインとして使用でき ます。
P0.<0..15>* D GND 入力また
は出力
(USB-6212/6216デバイス) Port 0デジタルI/Oチャンネル 0~15—各信号を入力または出力として個別に構成できます。
PFI <0..7>/P1.<0..7>、
PFI <8..15>/P2.<0..7> D GND 入力また は出力
(USB-6212/6216デバイス)プログラム可能な機能的インタフェース
(PFI)またはデジタルI/Oチャンネル0~7およびチャンネル 8~15—これらの各端子をPFI端子またはデジタルI/O端子として個 別に構成できます。
PFI入力として、各端子をAI、AO、DI、DOタイミング信号またはカ ウンタ/タイマ入力に外部ソースを供給することに使用できます。
PFI出力として構成する場合、さまざまな内部AI、AO、DI、または DOタイミング信号を各PFI端子に経路設定し、外部出力させることが できます。カウンタ/タイマ出力を各PFI端子に経路設定し、外部出力 させることもできます。
ポート1またはポート2デジタルI/O信号として構成する場合、各信 号を入力または出力として個別に構成することができます。
ユーザ — — (USB-621x BNCデバイス)ユーザ定義チャンネル—USER BNCコネク
タは、希望するデジタルまたはタイミングI/OでBNCコネクタの使用 を可能にします。USER BNCコネクタは、USERネジ留め式端子に内部 で経路設定されています。USER信号についての詳細は、ご使用の USB-621x BNC デバイスで付録 A、「デバイス特有の情報」のUSERセ クションで参照してください。
接続なし — — 接続なし—これらの端子に信号を接続しないでください。
* USB-6212/6216 BNC/マスターミネーションデバイスには、P0.<0..7>の8つのデジタルI/Oラインがあります。
表 3-1 I/Oコネクタ信号(続き)
信号名 基準 方向 説明
+5 V 電源
I/Oコネクタ上の+5 V端子は、出力または入力のいずれにも使用できま す。両端子は、USB-621x 上で内部接続されています。
出力としての +5 V 電源
USB-621x デバイスはバスから電源が供給されているため、+5 V端子およ
びデジタル出力から引き込み可能な合計電流の制限値は50 mAです。
USB-621x は合計電流を監視し、50 mAの制限値を超えると、すべてのデ
ジタル出力および+5 V端子の電圧を下げます。
入力としての +5 V 電源
デジタル出力で駆動する必要のある高電流負荷がある場合、外部の+5 V 電源を+5 V端子に接続することによって50 mAの内部制限を超えるこ とができます。これらの端子は低電流および過電流から保護されており、
短絡状態から保護するヒューズが付いています。1USB-621x デバイスに複 数の+5 V端子がある場合、外部電源を1つの端子に接続し、他の端子は 電源として使用できます。
USB シャーシグランド
(USB-621x BNCデバイス)EMCに適合するには、USB-621x BNCデバイ スのシャーシを必ずシャーシグランド経由でアースに接続してください。
ワイヤは、最長1.5 m(5 ft)の長さでAWG 16以上の銅線である必要が あります。施設の電力システムのアースにワイヤを取り付けてください。
アース接続についての詳細は、ni.com/jp/infoでearthgroundと入力 して表示される技術サポートデータベースのドキュメント「Earth Grounding for Test and Measurement Devices」(英語)を参照して ください。
1 USB-621x ネジ留め式端子/BNCデバイスには、350 mAのセルフリセットヒューズがあります。USB-621x マスターミネーショ ンデバイスには、750 mAのユーザによる交換が可能なソケット付ヒューズが装備されています。ソケット付ヒューズの交換 については、「USBデバイスヒューズ交換」のセクションを参照してください。