実ノード上でNIが起動
実ノードのハードディスクへディスクイメージ書き込み
実ノードの再起動
実ノード用シナリオの配布
実ノード用シナリオの実行(仮想機械の設定と起動)
スイッチの設定
仮想機械用シナリオの配布
仮想機械用シナリオの実行 実ノードの起動
図 7.8: SpringOS/VMの処理手順
SpringOS/VMではSpringOSの手順に追加し、ホストOSの制御が 必要となるため、ノードの設定・制御も2重になる。
管理用スイッチ
実ノード1
実ノード2
実験用スイッチ
実験トポロジ
ネットワークインターフェース
管理ネットワーク
仮想機械群
仮想機械群
図 7.9: 仮想機械を用いた実験トポロジ
本実験では、2台の実ノード上でそれぞれ3台、合計6台の仮想機械 を動作させている。仮想機械のネットワークインターフェースは実 ノードのネットワークインターフェースを通じて外部のネットワーク に接続される。
ナリオを実ノードに送信し、仮想機械を起動し、仮想機械上でScenario Slaveが起 動後に仮想機械用のシナリオを送信する。
7.6.2 仮想機械を利用した場合のネットワーク構成
前述のとおりSpringOSは大規模実証環境に管理用と実験用のネットワークが 別々に用意されていることを想定している。同様に仮想機械も管理用および実験 用のネットワークに接続することとする。仮想機械を利用した簡単な実験トポロ ジを図 7.9に示す。図中の破線で示された長方形が実ノードであり、その中の実 線の長方形が仮想機械を示す。実ノードと仮想機械にはそれぞれネットワークイ ンターフェースが用意されている。ネットワークインターフェースの物理的な接 続を破線で、仮想的な接続を実線で示した。VMwareのvmnet-bridgeを用いれば、
仮想機械のネットワークインターフェースを、実ノードのネットワークインター フェースが接続されているネットワークに接続されているようにみせることがで きる。この機能を用い、仮想機械の各ネットワークインターフェースを実ノード が接続されているネットワークに接続する。
7.6.3 資源管理
ERMのデータベースには実ノードの情報が1台ずつ記述されている。仮想機械 の情報については専用の記述方法を用意し、同じデータベースで管理することと した。仮想機械を扱うため、これらの情報に加え実ノードで起動し得る仮想機械 の識別子を付加した。この識別子は、実ノードの設計上動作させることができる 最大台数分を記述した。
SpringOSはIPアドレスの設定などのためにネットワークインターフェースの
MACアドレスを必要とする。VMwareは、MACアドレスは指定された範囲内であ れば自由に指定でき、VMwareの設定ファイルに記述することで、そのMACアド レスを利用できる。この機能を利用し、まえもってMACアドレスを決定し、ERM のデータベースに追加した。
管理ネットワークに接続されている実ノードのネットワークインターフェースに は、DHCPdにMACアドレスとIPアドレスが設定されており、起動時にそのIP アドレスが自動設定される。仮想機械の管理ネットワークに接続されているネット ワークインターフェースにも同様に常に同じIPアドレスを設定するため、DHCPd に仮想機械で用いるMACアドレスとIPアドレスの設定を行った。
7.6.4 ノード割り当て
動作させるアプリケーションソフトウェアの負荷を考慮することにより、1台の 実ノード上で動作させる仮想機械の台数を変更するため、実験実行者が実験の設 定記述に、実ノード上で起動する仮想機械の数を指定することとした。ノード割 り当て時には、実験実行者が指定した多重度と必要な仮想機械の総数から、必要 な実ノード数を計算し、その値に予備ノード数を追加しERMに実ノードの割り当 てを要求する。ERMはこの情報にもとづき実ノードを検索し、実験実行者が指定
した多重度で仮想機械を起動できる実ノードが必要数存在すれば、その実ノード を割り当てる。
7.6.5 実ノード上での仮想機械のための設定
ERMにより割り当てられた実ノードへのソフトウェアの導入の終了後、実ノー ド上では仮想機械のための設定を行うためのシナリオが実行される。このシナリ オの主な役割は、vmnet-bridgeの起動、VMwareの設定ファイルの生成、VMware の起動である。
vmnet-bridge の起動 設定記述にしたがい、仮想機械の各ネットワークインター フェースと、実ノードのネットワークインターフェースの対応を調査し、そ の結果をもとにvmnet-bridgeを起動する。
VMware設定ファイル生成 VMwareの設定ファイルはテキスト形式であり、簡 単に編集できる。すべての仮想機械に共通した設定部分をまえもって用意し ておき、このファイルに各仮想機械独自の設定を追加する。各仮想機械に独 立な設定には、各ネットワークインターフェースのMACアドレスおよび接 続形式、およびディスクイメージのファイルなどが指定される。
実験トポロジの構築 実ノードのネットワークインターフェースが収容されている スイッチのVLANなどを設定し、実験トポロジを生成する。
VMwareの実行 設定ファイルで指定された数のVMwareを起動する。
すべてのネットワークインターフェースはvmnet-bridgeの機能を用いて、実ノー ドが接続されているネットワークに接続する。また、設定ファイルにしたがい、
VMwareのディスクイメージをダウンロードする。
7.6.6 シナリオの実行
以上の手順により実ノード上で仮想機械が起動し、実験トポロジが構築される。
この仮想機械上で起動するkuroyuri slaveとkuroyuri masterが通信を行うことで、