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SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について

NetBackup for SQL Server は SQL Server AlwaysOn 可用性グループデータベース のバックアップとリストアをサポートします。 サポートされるバージョンと環境については、

『アプリケーションとデータベースエージェントの互換性リスト』を参照してください。

可用性グループのバックアップポリシーを構成して実行する場合は次の点に注意してく ださい。

NetBackup はレガシーバックアップポリシー ([バッチファイルで使用するクライアント

(Clients for use with batch files)]オプションを設定) による AG のバックアップをサ ポートします。 インテリジェントポリシーは現時点では AG バックアップをサポートしま せん。

NetBackup は複数 NIC 環境の AG のバックアップをサポートします。 詳しくは、次

の項を参照してください。

p.176 の 「複数 NIC を備えている場合の SQL Server バックアップの設定について」

を参照してください。

優先レプリカを保護するポリシーまたは AG の特定のノードを保護するポリシーによっ て AG 環境を保護できます。

p.134 の 「SQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護についてSQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護について (レガシーバックアップポリシー)」 を 参照してください。

第 9 章 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護 132 SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について

p.139 の 「SQL Server 可用性グループの特定のノードの保護についてSQL Server 可用性グループの特定のノードの保護について (レガシーバックアップポリシー)」 を 参照してください。

AG が複数の NetBackup ドメインにわたる場合は、バックアップ専用の AG の単一

ノードをバックアップします。 それから自動イメージレプリケーション (A.I.R.) を使用 し、他の NetBackup ドメインにバックアップを複製できます。Veritas では、このシナ リオのバッチファイルで PREFERREDREPLICA キーワードの使用を推奨しません。

p.143 の 「可用性グループが NetBackup ドメインをクロスするときの SQL Server バッ クアップの構成」 を参照してください。

p.139 の 「SQL Server 可用性グループの特定のノードの保護についてSQL Server 可用性グループの特定のノードの保護について (レガシーバックアップポリシー)」 を 参照してください。

AG のバックアップイメージのタイムスタンプは、協定世界時 (UTC) を反映します。

可用性グループのバックアップの制限事項

可用性グループ (AG) のバックアップには次の制限事項があります。

NetBackup は、AG データベースの場合、次の種類のバックアップをサポートしませ

ん。

ファイルグループまたはファイルのスナップショットバックアップ

インスタントリカバリバックアップ

VMware バックアップ

複数の AG にあるデータベースまたは AG データベースと非 AG データベース の両方を含んでいるグループ化されたスナップショットバックアップ

読み取り可能でないセカンダリレプリカのバックアップ

レプリカへのユーザー接続を許可した場合は、NetBackup はそのレプリカのデー タベースのみをバックアップできます。

セカンダリレプリカが優先レプリカである場合にそれが読み取り不可である場合 は、バックアップが失敗します。 セカンダリレプリカが優先レプリカでない場合は、

NetBackup はそのレプリカのバックアップを省略します。

SQL Server ではセカンダリレプリカで次の種類のバックアップをサポートしていません。

完全バックアップ

セカンダリレプリカで完全バックアップが実行される場合、NetBackup は完全バック アップをコピーのみのバックアップに変換します。

差分バックアップ

この種類のバックアップは失敗します。

コピーのみのトランザクションログのバックアップ

第 9 章 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護 133 SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について

この種類のバックアップは失敗します。

SQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護について SQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護について (レガシーバックアップ ポリシー )

この項では、SQL Server の可用性グループ (AG) の優先レプリカを保護する方法につ いて説明します。

優先レプリカを保護するように NetBackup ポリシーを構成する場合は、次の点に注意し てください。

作成したバックアップバッチファイルで、PREFERREDREPLICA TRUEキーワードを使っ て SQL Server のバックアップ使用設定を優先します。 これらの使用設定には、優 先レプリカ、バックアップの優先度、除外されたレプリカが含まれます。 バッチファイ ルの各バックアップ操作にこのキーワードを含めます。

NetBackup では、SQL Server が指定しているとおり、優先レプリカがバックアップさ

れます。 バックアップポリシーに [クライアント (Clients)]リストの AG の各ノードが含 まれている場合は、NetBackup は AG 環境の完全保護のみを実行できます。 さら に、[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストのすべてのバッチファイルがすべ ての AG ノードで存在する必要があります。

AG に関するサポートと制限事項の情報を確認します。

p.132 の 「SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用につ いて」 を参照してください。

メモ: SQL Server 可用性グループを作成した後に、次の構成手順を実行します。

表 9-1 SQL Server 可用性グループの優先レプリカの保護について 説明

処理 手順

アプリケーション/データベースエージェント互換性リスト を参照してください。

サポート対象の SQL Server 構成が存在することを確認 します。

手順 1

p.23 の 「NetBackup サーバーとクライアントの要件 の ための NetBackup サーバーとクライアントの要件」 を参 照してください。

可用性グループの各ノードで、NetBackup クライアント をインストールします。

手順 2

p.188 の 「SQL Server のバックアップとリストアのための NetBackup サービスの設定」 を参照してください。

可用性グループの各ノードで、NetBackup サービスを 構成します。

手順 3

第 9 章 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護 134 SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について

説明 処理

手順

p.135 の 「SQL サーバーの可用性グループの優先レプ リカの自動バックアップポリシーの構成」 を参照してくだ さい。

p.204 の 「新しい SQL Server レガシーポリシーの追加」

を参照してください。

実行する各バックアップ形式のポリシーを作成します。

手順 4

p.136 の 「優先レプリカを保護するポリシーのバッチファ イルの作成」 を参照してください。

p.190 の 「NetBackup for SQL Server でのバッチファイ ルの使用について」 を参照してください。

可用性グループの各ノードで、実行するバックアップの 各形式のバッチファイルを作成します。

手順 5

p.138 の 「優先レプリカを保護するポリシーへのバッチファ イルの追加」 を参照してください。

作成したポリシーにバッチファイルを追加します。

手順 6

p.152 の 「クラスタノード名を含むポリシーの設定 (SQL Server レガシーポリシー)」 を参照してください。

レプリカがフェールオーバークラスターインスタンス (FCI) でホストされている場合、FCI のノード名を含む追加のポ リシーを作成します。

手順 7

SQL サーバーの可用性グループの優先レプリカの自動バックアッ プポリシーの構成

この項では、SQL Server 可用性グループ(AG)の優先レプリカの自動(スケジュール)

バックアップを作成する方法について説明します。 実行する各バックアップ形式のポリ シーを作成します。 たとえば、

スケジュール: 完全バックアップ、毎週実行 バックアップ対象: 完全バックアップのバッチファイル クライアント: ノード A、ノード B、ノード C

ポリシー A

スケジュール: 完全バックアップ、毎日実行

バックアップ対象: 完全差分バックアップのバッチファイル クライアント: ノード A、ノード B、ノード C

ポリシー B

スケジュール: 完全バックアップ、RTO と RPO ごとの実行

バックアップ対象: トランザクションログのバックアップのバッチファイル クライアント: ノード A、ノード B、ノード C

ポリシー C

第 9 章 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護 135 SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について

SQL Server 可用性グループの優先レプリカの自動バックアップポリシーを構成する方 法

1 NetBackup 管理コンソールを開きます。

2 新しいポリシーを作成します。

3 [属性 (Attributes)]タブで、次のように構成します。

[MS-SQL-Server]のポリシー形式を選択します。

ストレージユニットを指定します。

4 [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブで、[バッチファイル で使用するクライアント (Clients for use with batch files)]を選択します。

5 [スケジュール (Schedules)]タブで、[完全バックアップ (Full Backup)]スケジュー ルを追加します。

NetBackup では、Default-Application-Backup というスケジュールも作成されます。

このスケジュールを使って、ポリシーの保持レベルを設定します。 詳しくは

『NetBackup 管理者ガイド』を参照してください。

6 [クライアント (Clients)]タブで、可用性グループの各ノードの名前を追加します。

各ノードの NetBackup のクライアント名を使います。

レプリカがフェールオーバークラスタインスタンス (FCI) でホストされる場合、仮想ク ラスタのインスタンス名を使用します。 この場合、FCI のノード名を含む追加のポリ シーも作成する必要があります。

p.152 の 「クラスタノード名を含むポリシーの設定 (SQL Server レガシーポリシー)」

を参照してください。

7 [OK]をクリックして、ポリシーを保存します。

8 実行するバックアップの各形式 (完全、完全差分、トランザクションログ) のポリシー を作成するには、この手順の 2 から 7 を繰り返します。

バックアップの各形式で別のポリシーが必要です。

9 AG の各ノードで、各ポリシーを使って実行するバックアップの各形式のバッチファ

イルを作成します。

p.136 の 「優先レプリカを保護するポリシーのバッチファイルの作成」 を参照してくだ

さい。

優先レプリカを保護するポリシーのバッチファイルの作成

この項では、可用性グループ(AG)を保護するバックアップポリシーのバッチファイルを作 成する方法について説明します。 これらのバッチファイルでは、NetBackup で SQL Server の優先レプリカを保護するために PREFERREDREPLICA キーワードも使いま す。

第 9 章 高可用性 (HA) 環境での SQL Server の保護 136 SQL Server 可用性グループを保護するための NetBackup の使用について