• 検索結果がありません。

SPI – 同期ポート

ドキュメント内 意外に簡単! (ページ 95-99)

概要

シリアル ペリフェラル インターフェイスはおそらく最もシンプルなシリアル インターフェイス であり、基本的にデータを交換する2つのシフトレジスタ(両端に1つずつ)のみで構成さ れています。I2Cとは対照的に、その主な弱点はより多くのピン/ワイヤを必要とする点で、

バスに接続するデバイスの数が増えると、この数はさらに増えます。

動作原理

SPIインターフェイスをサポートする全てのPIC16F1マイクロコントローラは、マスタおよび スレーブ同期ポート(MSSP)周辺モジュールを介してサポートをします。MSSPモジュール は、コンフィグレーション レジスタとバッファをI2Cインターフェイス(前セクション参照)と共 有しています。

マスタおよびスレーブ動作のサポート(どちらがシリアルクロックSCKを提供するかで区別) に加えて、アクティブ クロックエッジ(立ち上がり/立ち下がり)とクロック極性の順列として考 えられる4つのモード全てをサポートしています。

その対称性により、SPIポートでのデータ転送は送信と受信を同時に行います。

アプリケーション

SPIインターフェイスの用途は、通常同一基板上の近い位置にあるデバイス同士の通信 に限られます。これにはセンサ、ディスプレイ、不揮発性メモリデバイス、無線モジュール、

トランシーバとの通信を含みますが、別のマイクロコントローラとの通信も含みます。

シリアルポートは同期式で、高精度(水晶振動子)オシレータを使う必要がないため、アプ リケーション コストを削減できます。

最大の利点はおそらくデータレートであり、PICマイクロコントローラのクロック速度に制限 される事はありますが、そうでなければ最大20 Mbpsです。

SPIインターフェイスに適したアプリケーションは、MMC/SDカード等のマスストレージ(フ ラッシュ)デバイスです。実際、このようなデバイスは全て最低限の共通インターフェイスと してSPIモードを備えています。

6.2: SPIマスタ/スレーブの接続

制限事項

SPIインターフェイスはデバイスがスリープ中でも動作できます。実際、スレーブモードで 構成した場合、データ受信時にデバイスを復帰させる事ができます。しかし、SPIインター フェイスが外部デバイス(シリアルEEPROMまたはセンサ)とのデータ トランザクションを全 て完了するにはCPUの介入が必要であるため、(現時点では)本当にコアから独立した動 作とは言えません。

SPIとI2C機能は複数のレジスタを共有しているため、どちらかが MSSPモジュールが 使っている場合、もう一方を使う事はできません。従って、アプリケーションでI2CとSPIの 両インターフェイスを必要とする場合、MSSPモジュールを2つ備えたデバイスを選ぶ必 要があります。

MCC が生成する API

MCCはマスタモードとスレーブモードのSPIインターフェイス構成を区別しますが、I2Cの 場合とは異なり、割り込みの使用には対応していません。

生成されるコード(spi.cファイ ルに格納)には以下の2つの主要関数が含まれます SPI_Exchange8bit()SPI_Exchange8bitBuffer()は、一度に1バイトまたは短い バッファのデータを送受信します。オーバーフローとその他のエラー条件をチェックする ための追加情報も含まれます。

外部シリアルEEPROMモデル25LC256 (32 KB)に対するSPIインターフェイスの代表的 な例を以下に示します。

/* Project: SPI Master

* Device: PIC16F1829 */

#include "mcc_generated_files/mcc.h"

// 25LC256 Serial EEPROM commands

#define SEE_WRSR 1 // write status register

#define SEE_WRITE 2 // write command

#define SEE_READ 3 // read command

#define SEE_WDI 4 // write disable

#define SEE_STAT 5 // read status register

#define SEE_WEN 6 // write enable main()

{

uint8_t status, data;

uint16_t address = 1234;

SYSTEM_Initialize();

while( 1) // main loop {

// 1. send a Write Enable command

CSEE_SetLow(); // select the Serial EEPROM SPI2_Exchange8bit( SEE_WEN); // send write enable command CSEE_SetHigh(); // deselect, terminate command

// 2.Check the Serial EEPROM status

CSEE_SetLow(); // select the Serial EEPROM SPI2_Exchange8bit( SEE_STAT); // send a READ STATUS COMMAND status = SPI2_Exchange8bit( 0); // send/receive

CSEE_SetHigh(); // deselect, terminate command // expect status == 2

// 3.Read a byte from EEPROM address

CSEE_SetLow(); // select the Serial EEPROM SPI2_Exchange8bit( SEE_READ); // send a READ STATUS COMMAND SPI2_Exchange8bit( address>>8); // send address MSB

SPI2_Exchange8bit( address); // send address LSB data = SPI2_Exchange8bit( 0); // get data

//...(or more)

CSEE_SetHigh(); // deselect, terminate command } // main loop

} // main

ピン配置

初期のPIC16F1デバイスではMSSPモジュールのピンは固定されており、通常SPIとI2C

のI/O(ポートC、ピンRC0~RC3)が一部重複していました。PPSを備えた最近のデバイス

では、SPIインターフェイスのI/Oを任意のデジタルピンに割り当てする事ができます。

ホームワーク

• SPIモジュールを、非同期モードのEUSARTモジュールと比較してみましょう。

• Microchipアプリケーション ライブラリを参照し、ファイルシステム ライブラリ(レガ

シー エディションではMDDファイルシステム)で、例えばMMC/SDカード上の データにアクセスするためのSPIポートの使用例を確認してみましょう。

• SPIバス上の信号が全て一方向である事を確認します。これにより、電気的絶縁 の必要なシステムの設計がどう簡略化されるかを考察してみましょう。

• Microwireインターフェイスの定義を調べ、PPSモジュールを使ってこのインター

フェイスをサポートする方法を検討してみましょう。

オンライン リソース

『AN1029 - マイクロチップ社製MicrowireシリアルEEPROMデバイスの推奨使用法』

『AN1040 - マイクロチップ社製SPIシリアルEEPROMデバイスの推奨使用法』

『AN1245 - Recommended Usage of SPI Serial SRAM Devices』

『AN767 - Interfacing Microchip’s Fan Speed Controllers to a SPI』

ドキュメント内 意外に簡単! (ページ 95-99)